JP3876927B2 - 抗菌洗浄組成物に関する改善 - Google Patents
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Description
本発明は、抗菌洗浄組成物および該組成物による表面の処理法に関する。
発明の背景
硬質表面洗浄組成物は、一般に、1種以上の界面活性剤および所望により1種以上の衛生試薬を含む。
典型的には、該洗浄組成物で使用される界面活性剤は、陰イオン、非イオン、両性および陽イオン界面活性剤から選択される。非イオン界面活性剤は、油汚れに対して有効であり、発泡性が容易に制御できることから、ごく一般的に使用される。これらの界面活性剤のうち、非イオン界面活性剤は、殺菌活性が低いことが報告されているが、ある種の陰イオン、陽イオンおよび両性界面活性剤は、例えばpHおよび濃度の特定の条件下では、殺菌活性を示す。しかし、界面活性剤の殺菌活性は、2、3の有名な例外を除いて低く、一般には別の衛生試薬が組成物に添加される。
典型的な衛生試薬としては、強酸、アルカリ、フェノールならびに過酸および次亜ハロゲン酸塩などの酸化剤が挙げられる。これらの典型的な例は次亜塩素酸塩であるが、これらは、一般に反応性が高い物質であり、この反応性は、短い貯蔵寿命、毒性、腐食性および刺激性の1つ以上によって示される。一般に、これらの反応性成分は、組成物中において比較的高レベルを必要とする。化学的反応性が小さい他の衛生試薬、例えば2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル(IRGASAN〔登録商標〕として市販されている。)は、比較的低濃度で有効であるが、より簡単な物質と比べて高価であり、その活性スペクトルに関して特異的である可能性がある。安息香酸、サリチル酸およびソルビン酸などの多くの有機酸は、化粧品およびいくつかの食品では保存剤として知られているが、これらの保存剤は、一般に、上記した化学的反応性のある衛生試薬と比べると、同じレベルで使用した場合の抗菌活性が低い。
同様の組成物は、硬質表面洗浄の分野以外で公知である。例えば、EP 0331489(PARKE DAVIS PTY.)は、界面活性剤および抗菌剤を含む、アクネを治療するための組成物を開示している。実施例では、その発明を、特定の界面活性剤と特定の抗菌剤との組み合わせに言及することによって説明している。DE 3518929(Hans-Joachim Gobel)は、同定はされているが、その組成物は示されていない市販の洗髪用組成物およびサリチル酸を含む、ふけを処理するための組成物を開示している。RO 64162(MIRAJ, 1974)は、10〜30重量%のエタノール、水、0.5〜3重量%のサリチル酸、0.5〜3重量%の脂肪酸アルコイルベタインアミドおよび0.1〜1重量%のウンデシレン酸モノエタノールアミドを含むふけ防止ローションを開示している。該組成物におけるサリチル酸は、死んだ皮膚組織の脱落を生じさせる角質溶解剤として存在すると考えられる。
硬質表面洗浄では、しばしば、表面の消毒を必要とする。「消毒剤」は、約0.5重量%のレベルで使用したときの特定の培養物における生きた微生物の数の減少が100,000倍以上である衛生試薬であると理解することができる。これは一般に、「log 5殺菌」として知られる。上記した有機酸のうち、サリチル酸は一般に、一般の細菌に対する最も有効な抗菌剤としてみなされるが、その活性は、実際の濃度では、消毒剤に必要とされる活性にほど遠い。
いくつかの界面活性剤は、ある種の衛生試薬の効果を与えることが見いだされた。DE 3619375(Henkel)は、アルキルポリグリコシド(APG)界面活性剤が衛生に関してアルコールおよび有機酸とともに共働効果を示すことを開示している。実施例では、APGおよび有機酸(サリチル酸など)を含む組成物が開示されている。これらの組成物は、かなり酸性のpH、一般にはpH3以下で使用される。
界面活性剤および衛生試薬の他に、硬質表面洗浄組成物にポリマーを混入することが知られている。
US 3679592(1972)は、界面活性剤および1〜10重量%、特に4重量%の膜形成成分を含む、アルカリ性の洗浄・汚れ防止組成物を開示している。GB 1528592(1978)は、アルカリ性の床洗浄組成物を開示している。US 4252665(1979)は、分子量が実質的に100,000以上である「洗浄性促進」アクリルコポリマーを陰イオン界面活性剤と組み合わせて含む、水性アルカリ性の硬質表面洗浄組成物(pH9〜12)を開示している。
US 07/297807は、EP 0467472 A2(Colgate Palmolive)に記載されているように、硬質表面洗浄用の混合非イオン界面活性剤系に陽イオンポリマーであるポリ−〔β(メチルジエチル−アンモニウム)エチル−メタクリレート〕の15〜20%水溶液を2.3%混入すると、以前に汚れて洗浄したセラミックタイルのその後の再洗浄〔の容易性がかなり改善されることを例証している〕。これらの陽イオンポリマーは、一般的なアクリルおよびメタクリルポリマーよりもかなり高価であり、第四窒素を含む陽イオン物質の環境上の許容性に関していくつかの疑問が投げかけられている。
US 4678596は、5〜60%の非イオン界面活性剤(実施例は15%)、好ましくは分子量が1,000〜50,000である2重量%の陰イオンポリ(メタ)アクリル酸ポリマーを含む、PH7.5〜10のHDWおよびMDW用の洗浄補助組成物に関する。そのpHは、組成物の安定性により制限される(pH7.0では不安定である。引例の表4を参照)。
US 4657690は、非イオン(約5%)およびポリ(メタ)アクリル酸(陰イオンポリマー)を含む、髪および皮膚用の洗浄発泡組成物(pH範囲は4.5〜7.7)に関する。陰イオンポリマーと非イオン界面活性剤との重量比は0.1:1より大きく、実施例は、0.5〜5%のポリマーおよび0.5〜7%の非イオンを有し、最も低い比は0.2:1である。
EP 0379256(Colgate 1989)は、混合系の非イオン界面活性剤、有機酸および酸安定消毒剤(第四窒素をベースとする物質が実施例では使用されている)を含む、安定な酸性消毒液体洗浄組成物に関する。その明細書には、ポリマーが汚れ放出剤として存在し得ることが記されている。
発明の簡単な説明
本発明者らは、アルコキシル化アルコール界面活性剤とある種の有機酸およびアルコールとの間に顕著な共働作用が示されることを確認した。アルコキシル化アルコール界面活性剤は、組成物の適切なpHでは抗菌性が低いと考えられる。ポリマーの存在下では、その共働作用が保持され、利用されて、有効な洗浄剤であり、かつ有効な抗菌剤である製品が得られる。理解されるように、有効な洗浄および抗菌活性は共に、衛生目的用の硬質表面洗浄組成物において必要とされる。該組成物では、細菌集団の再感染および再増殖を阻止するために細菌を高い確率で殺し、かつ汚れを除去することができることが重要であるからである。
従って、本発明の第一の発明は、
a)製品に対して1〜30重量%のアルコキシル化非イオン界面活性剤、
b)全界面活性剤の50重量%未満である陰イオン界面活性剤、および
c)製品に対して0.005〜5重量%である、平均分子量が1000000未満である水溶性陰イオンポリマーを含みポリマー:エトキシル化非イオン界面活性剤の比が0.1:1以下であるpH2〜7の消毒(殺菌)用組成物において、さらに、
d)製品に対して0.01〜15重量%である、安息香酸誘導体、ジカルボン酸、C1〜C6アルカノールおよびそれらの混合物から成る群から選択される抗菌剤
を含むことを特徴とする組成物に関する。
本発明の第二の発明は、
a)製品に対して1〜30重量%のアルコキシ化非イオン界面活性剤、
b)全界面活性剤の50重量%未満である陰イオン界面活性剤、
c)製品に対して0.005〜5重量%である、平均分子量が〔1000000未満である水溶性陰イオンポリマーを含み、ここでポリマー:非イオン界面活性剤の比は0.1:1以下〕であり〔、および
d)製品に対して0.1〜15重量%である、安息香酸誘導体、ジカルボン酸、C1〜C6アルカノールおよびそれらの混合物から成る群から選択される抗菌剤〕
を含むpH2〜7の組成物で表面を処理する工程を含む、非生体表面の消毒法を提供する。
本発明の第二の発明は、
a)製品に対して1〜30重量%のアルコキシ化非イオン界面活性剤、
b)全界面活性剤の50重量%未満である陰イオン界面活性剤、
c)製品に対して0.005〜5重量%である、平均分子量が1000000未満である水溶性陰イオンポリマー(ここでポリマー:非イオン界面活性剤の比が0.1:1以下である)、および
d)製品に対して0.1〜15重量%である、安息香酸誘導体、ジカルボン酸、C1〜C6アルカノールおよびそれらの混合物から成る群から選択される抗菌剤
を含むpH2〜7の組成物で表面を処理する工程を含む、非生体表面の消毒法を提供する。
以下でさらに詳細に説明するように、本発明の特に言いたい利点は、非イオンに富み、陰イオンの少ない界面活性剤系がポリマーと相互作用して改善された洗浄性を付与し、かつ抗菌剤と相互作用して共働的抗菌作用を生じることができるということである。すなわち、効果的な抗菌性および改善された汚れ除去という重要な特徴が共に、比較的単純で、従ってコスト的にも有効な組成物によって得られる。
発明の詳細な説明
本発明がさらに理解できるように、以下に好ましい特徴および材料に関して記載する。
非イオン界面活性剤
本発明の組成物には非イオン性のアルコキシル化界面活性剤を存在させる。これらの界面活性剤は、洗浄性を改善し、後に付着した汚れの除去を助けるためのポリマーとの共働的相互作用および組成物の消毒性能を改善するための抗菌剤との共働的相互作用に関わると考えられる。
適する非イオン洗剤活性化合物は、親水性である酸化アルキレン基と脂肪族またはアルキル芳香族であり得る有機疎水性化合物との縮合によって得られる化合物として広く記載される。特定の疎水性基と縮合する親水性またはポリオキシアルキレンラジカルの長さは、親水性および疎水性要素の間に望ましいバランスを有する水溶性化合物が得られるよう容易に調整することができる。
特定の例としては、直鎖または分岐鎖で炭素数8〜22の脂肪族アルコールと酸化エチレンとの縮合物質(ココナツアルコール1モルにつき3〜10モルの酸化エチレンを有するココナツ油酸化エチレン縮合物など);アルキル基の炭素数が6〜12であるアルキルフェノールと、アルキルフェノール1モルにつき3〜10モルの酸化エチレンとの縮合物が挙げられる。
好ましいアルコキシル化アルコール非イオン界面活性剤は、鎖長がC9〜C11であり、EO値が少なくとも3であるが10未満であるエトキシル化アルコールである。特に好ましい非イオン界面活性剤は、C10アルコールと3〜8モルの酸化エチレンとの縮合物質を含む。好ましいエトキシル化アルコールの計算によるHLBは10〜16である。5モルのエトキシル化を有するC9-11アルコールである′IMBENTIN 91-35 OFA′(商標、Kolb AG製)は、本発明の組成物において適する非イオン界面活性剤であることが分かった。
本発明の組成物で使用する非イオン洗剤活性成分の量は、非濃縮製品の場合、一般には0.1〜30重量%、好ましくは1〜20重量%、最も好ましくは3〜10重量%である。濃縮製品には10〜20重量%の非イオン界面活性剤が存在するが、噴霧に適した希釈製品には、0.1〜5重量%の非イオン界面活性剤が存在する。
抗菌剤
上記したように、本発明の組成物で使用する抗菌剤は、安息香酸誘導体、ジカルボン酸、C1〜C6アルカノールおよびそれらの混合物である。
組成物における抗菌剤の典型的な量は0.01〜8%の範囲であり、通常の組成物に対しては0.05〜4重量%、特に約2%の量が好ましく、いわゆる「濃縮」製品にはその濃度の2〜4倍までの濃度で存在する。通常の製品および濃縮製品は共に、そのままで使用することができるが、これらは、使用者が使用前に希釈するのが普通である。噴霧用製品の場合は、使用前に希釈することはめったになく、抗菌剤の濃度は0.05〜0.5重量%の範囲である。
一般に、製品がどんな場合であっても、非イオン界面活性剤と抗菌剤との比は、好ましくは50:1〜>1:1、より好ましくは30:1>1:1の範囲である。すなわち、抗菌剤に対して過剰の非イオン界面活性剤が存在する。
安息香酸誘導体の中で好ましい抗菌剤はサリチル酸である。これは、安息香酸よりも良好な衛生結果を与え、ソルビン酸と比較して非常に顕著な改善を示す。
別の安息香酸誘導体は、少なくとも2つのヒドロキシル基が存在し、少なくとも1つのヒドロキシル基がカルボン酸基に対してオルト位であるポリヒドロキシルカルボン酸である。残りのヒドロキシル基は、残りのオルト位、パラ位またはメタ位に存在し得る。ポリヒドロキシルカルボン酸は、モノヒドロキシル酸誘導体(サリチル酸)と同様の共働効果を示すが、刺激性が少ないと考えられる。
非イオン界面活性剤の存在下では、3〜6位がメチル化されたサリチル酸誘導体が、サリチル酸によって得られる以上の抗菌作用を示すことが確認された。これは、グラム陽性菌および酵母の場合は特にそうである。
好ましいアルキル置換オルト−ヒドロキシ芳香族カルボン酸は、一般式:
R1−C6H3(OH)(COOH)
[式中、R1はC1-12アルキルであり、ヒドロキシル基はベンン環構造上のカルボキシル基に対してオルト位である。]である。
好ましくは、アルキル置換オルト−ヒドロキシ芳香族カルボン酸のカルボキシル基に関して3、4または5−位が置換されている。アルキル基の好ましい鎖長はC1〜C6であり、メチルで置換された酸が特に好ましい。特に好ましい酸は、2−ヒドロキシ5−メチル安息香酸、2−ヒドロキシ4−メチル安息香酸および2−ヒドロキシ3−メチル安息香酸である。
ジカルボン酸の中では、コハク酸が好ましい。
アルカノールの中では、C2〜C5アルコールが好ましい。これらには、エタノールおよびイソプロパノールが含まれる。イソプロパノールが特に効果的であることが見いだされており、アルカノールの中で特に好ましい。
ポリマー
本発明において、陰イオンポリマーは、負の電荷を有するポリマーまたはプロトン化した形態の同様のポリマーである。ポリマー混合物を使用することもできる。なお、陰イオンポリマーの有益な効果は、陰イオン界面活性剤の存在によってかなり低下する。この理由、および下記に詳論する理由のため、組成物における陰イオン界面活性剤の量は最小にすべきである。
本発明の態様における好ましいポリマーは、アクリルもしくはメタクリル酸または無水マレイン酸のポリマー、あるいは、それらの1種以上または他のモノマーとのコポリマーである。特に適するポリマーとしては、ポリアクリル酸、無水ポリマレイン酸ならびに上記のいずれかとエチレン、スチレンおよびメチルビニルエーテルとのコポリマーが挙げられる。
最も好ましいポリマーは、無水マレイン酸コポリマー、好ましくはスチレン、アクリル酸、メチルビニルエーテルおよびエチレンとのコポリマーである。好ましくは、ポリマーの分子量が少なくとも5000、より好ましくは少なくとも50,000、最も好ましくは100,000以上である。分子量が増加すると、ポリマーの洗浄効果は低下する。′VERSICOL E11′(登録商標)(Allied Colloids製)が適するポリマーであることが見いだされた。
典型的には、組成物は、製品に対して少なくとも0.01重量%のポリマーを含む。好ましくは、ポリマーの量が0.05〜5.0重量%であり、その量では、再汚れ防止効果が特に著しくなる。より好ましくは、0.1〜3.0重量%のポリマーを存在させる。ポリマーの量をより高くしても、通常の希釈係数ではさらに意義のある利点は得られず、一方、組成物のコストは増加することが確認された。しかし、使用前に希釈される非常に濃縮した製品の場合は、最初のポリマーレベルを5重量%と高くすることができる。
少量成分および所望成分
本発明の組成物は、洗浄性能を助け、製品の物理的および化学的安定性を保持する、他の少量の必須でない成分を含むことができる。
例えば、該組成物は、洗浄ビルダーを含むことができる。一般に、ビルダーを使用する場合、好ましくは組成物の0.1〜25重量%である。
所望により、組成物は、1種以上の両性界面活性剤、好ましくはベタイン、またはアミン−オキシドおよびアルキル−アミノ−グリシネートなどの他の界面活性剤を含むことができる。ベタインは、コスト、低毒性(特に、アミン−オキシドと比較して)および広い利用可能性の理由から好ましい。両性界面活性剤は、抗菌効果に関していくつかの他の有機酸とわずかに共働効果を示す。
本発明の組成物における典型的なベタインは、アミド−アルキルベタイン、特に、好ましくは炭素数8〜18の脂肪族アルキルラジカルを有し、好ましくは直鎖を有するアミド−プロピルベタインである。これらのベタインは、比較的低レベルのニトロソアミン前駆体を含むと考えられるので好ましいが、アルキルベタインなどの他のベタインを本発明の組成物に使用することもできる。
両性界面活性剤の典型的レベルは0.01〜8%の範囲であり、通常の組成物に対しては1〜5重量%、特に約2%のレベルが好ましく、いわゆる濃縮製品では、その濃度の4倍まで存在する。非イオン界面活性剤の場合と同様に、噴霧用製品ではより低いレベルすなわち約0.05〜1%を使用し、濃縮物では、より高いレベル、すなわち典型的には約4%を使用する。一般に、ベタインと芳香族カルボン酸との比は1:3〜3:1の範囲であり、重量に基づくレベルはほぼ等しいのが好ましい。
エチレンジアミン四酢酸、アミノポリホスホネート(DEQUESTRシリーズのものなど)およびリン酸塩などの金属イオン封鎖剤、ならびに種々の他の多官能性有機酸および塩も所望により使用することができる。金属イオン封鎖剤の存在によって組成物の衛生上の性能が改善されると考えられる。
クエン酸塩は、組成物のpHを希釈時に3〜5に維持する緩衝液として機能するので好ましい。クエン酸塩の典型的な量は0.5〜5%の範囲であり、濃縮物ではより高い5〜10%の量が使用され、噴霧用製品ではより低い0.1〜1%の量が使用され得る。クエン酸は、pHをこの範囲で維持するのに適する他の緩衝剤で置き換えることもできる。クエン酸はまた、コスト/重量的に最も効果的な酸であると考えられるので、環境上の理由および残渣がないことに対しても好ましい。
向水性物質は、有用な任意成分である。ヒドロトロープを使用すると、陰イオン界面活性剤を添加する必要なく、組成物の曇り点を上げることができると考えられる。陰イオン界面活性剤およびベタインを共に存在させることは、これらの界面活性剤が両性界面活性剤と相互作用して、両性界面活性剤と有機酸との共働的衛生活性を阻害する複合体を形成するので、組成物には有害であると考えられる。好ましくは、本発明の組成物は、ベタインを存在させる場合は、陰イオン界面活性剤を含めないか、低レベルの陰イオン界面活性剤、すなわち存在する界面活性剤の全量の50%未満、好ましくはその製品のベタインの量の50%未満の陰イオン界面活性剤を含める。陰イオン界面活性剤は、その量が存在する全界面活性剤の50重量%以下である場合は、本発明のアルコールエトキシレートをベースとする組成物と相溶性があるが、その量は、ポリマーとの相互作用の点から最小にすべきである。好ましくは、陰イオン界面活性剤の量は、組成物の全界面活性剤含量の30%以下、より好ましくは界面活性剤含量の10%以下である。陰イオン界面活性剤をほとんど、または全く含まない組成物を作ることも可能である。
適するヒドロトロープとしては、アルカリ金属トルエンスルホン酸塩、尿素、アルカリ金属キシレンおよびクメンスルホン酸塩、ポリグリコール、>20EOエトキシル化アルコール、短鎖(好ましくはC2〜C5)アルコールおよびグリコールが挙げられる。これらのヒドロトロープのうち好ましいのは、スルホン酸塩、特にクメン、キシレンおよびトルエンスルホン酸塩である。
ヒドロトロープの典型的な量は、スルホン酸塩の場合は0〜5%の範囲である。尿素およびアルコールは相対的により高レベルを必要とする。ヒドロトロープは、希釈された噴霧用製品の場合は必ずしも必要ではないが、EOがより低いか、より長鎖のアルキルエトキシレートを使用する場合、または曇り点をかなり上げる必要がある場合は必要であると考えられる。5重量%のC9〜C11 8EOエトキシル化アルコール、2%のサリチル酸塩、3.5%のクエン酸塩および0.3重量%の香料を含む物質の場合は、50℃以上の曇り点を達成するために、各々、3.4、2.1および1.1重量%のナトリウムトルエン−、ナトリウムキシレン−およびナトリウムクメン−スルホン酸塩が必要であった。クメンスルホン酸塩が最も好ましいヒドロトロープである。
本発明の組成物は、すでに挙げた成分の他に、溶媒、着色剤、蛍光増白剤、汚れ懸濁剤、洗浄性酵素、相溶性漂白剤、ゲル調節剤、凍結−解凍安定剤、さらに別の抗菌剤、香料および乳濁剤などの他の種々の所望成分を含むこともできる。
pH
好ましくは、組成物のpHは3.0〜4.5である。pHが4.5以上の場合は、組成物の衛生上の利点が低下し、pHが3.0以下の場合は、表面に損傷が生じる可能性がある。使用時の好ましいpH範囲は3.2〜4.0である。最も好ましいpHは約3.5である。pHが3.0未満である組成物は、エナメル表面を損傷する。
pHが4.5以上である組成物は、微生物を殺す力が低下する。硬水地域で得られる典型的な水の場合は、本発明の製品を3.3g/lで添加してpHを4.0以下に下げるのに、3.5%のレベルのクエン酸塩で十分である。本発明の製品によって示される、洗浄および抗菌の共働効果の達成には、組成物の比較的低いpHが重要であると考えられる。
本発明に係る最も好ましい組成物は、少量物質を除いて、下記成分を含む。
一般的用途の製品の場合:
a)C8〜C14アルキルラジカルおよび5〜10のエトキシル化値を有する、3〜10重量%のエトキシル化アルコール非イオン界面活性剤、
b)環上のさらに別の各置換基がH−およびHO−を含む群から選択される、1〜4重量%の安息香酸誘導体、
c)0.1〜3重量%である、アクリル酸またはメタクリル酸または無水マレイン酸のポリマー、あるいは上記の1種以上または他のモノマーとのコポリマー、ならびに
d)0〜5重量%のアルカリ金属スルホン酸塩ヒドロトロープ。
濃縮製品の場合:
a)C8〜C14アルキルラジカルおよび5〜10のエトキシル化値を有する、10〜20重量%のエトキシル化アルコール非イオン界面活性剤、
b)環上のさらに別の各置換基がH−およびHO−を含む群から選択される、2〜8重量%の安息香酸誘導体、
c)0.1〜3重量%である、アクリル酸またはメタクリル酸または無水マレイン酸のポリマー、あるいは上記の1種以上または他のモノマーとのコポリマー、ならびに
d)0〜5重量%のアルカリ金属スルホン酸塩ヒドロトロープ。
噴霧用製品の場合:
a)C8〜C14アルキルラジカルおよび5〜10のエトキシル化値を有する、1〜5重量%のエトキシル化アルコール非イオン界面活性剤、
b)環上のさらに別の各置換基がH−およびHO−を含む群から選択される、0.05〜1重量%の安息香酸誘導体、
c)0.1〜1重量%である、アクリル酸またはメタクリル酸または無水マレイン酸のポリマー、あるいは上記の1種以上または他のモノマーとのコポリマー、ならびに
d)0〜2重量%のアルカリ金属スルホン酸塩ヒドロトロープ。
実施例
下記の細菌菌株を懸濁試験で使用した。
緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)ATCC 15442
スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)NCTC 6538
微生物を斜面から取り出し、栄養培養基(細菌)またはSabouraud−デキストロース液(酵母)中、37℃(細菌)または28℃(酵母)で一定に攪拌しながら24時間培養した。細胞を遠心分離(10分、4100rpm)により回収し、1/4の強度のリンガー緩衝液に再懸濁して、109〜1010cfus/mlの懸濁物を得た。
試験溶液は、滅菌蒸留水で新しく調製し、pHを適宜調整した。十分な細菌懸濁物を各試験溶液に添加して、最終濃度を108細菌/mlとした。5分接触させた後、試験溶液の1mlを無菌的に9mlの不活性化液(pH7.2のリン酸塩緩衝液における3%(w/v)Tween 80(商標)、0.3%(w/v)レシチン、0.1%(w/v)細菌ペプトン)に添加し、次いで、1/4の強度のリンガー緩衝液で順次希釈した。生きている生物を、栄養またはトリプトン−大豆ペプトンアガー(細菌)および麦芽エキスアガー(酵母)において、37℃(細菌)または28℃(酵母)で48時間培養することにより測定した。
表1.2は、非イオン界面活性剤とサリチル酸との間のS. aureusに対するpH4での選択的共働効果を示す。表中の成分は、下記表1.1において確認される。′Versicol E11′(Allied Colloids製)は、製品のpHではポリアクリル酸ポリマーである。
実験は、表1.1に挙げた成分の1種以上を存在させて行った。結果を下記表1.2に示す。組成物は、ポリマーが存在するため、あまり粘稠ではなかった。
表1.2から、組成物における共働的衛生効果は、非イオン界面活性剤および例示した抗菌性の芳香族有機酸の両方の存在によることが分かる。また、ヒドロトロープであるトルエンスルホン酸ナトリウムおよびポリマーの存在は、組成物の衛生効果に対してあまり有害な影響を及ぼさないことも分かる。
下記表2.1には、さらに別の消毒組成物を示し、Ps. aeruginosaに対して達成されたLog殺菌を記載する。Ps. aeruginosaは、グラム陰性菌であり、他の多くの細菌よりも殺菌しにくいと考えられる。
この一連の実施例では、8種類の組成物を96ウェル(8×12)マイクロタイタープレートで、「欧州懸濁試験」に関連する試験を使用して一度に試験した。
1mlの組成物を標準的硬度(17度ドイツ硬度)の水14mlに希釈した。5mlの希釈溶液を4mlの蒸留水に添加し、製品の270μlをマイクロタイタープレートの一つのウェルに入れた。これを、このプレートで試験する残り7種類の組成物に対して繰り返した。8ウェルに30μlの細菌懸濁物をマルチピペットを使用して同時に接種し、振とうした。5分(+/−5秒)接触させた後、30μlのサンプルを270μlの不活性化液(実施例1および2で使用したものと同じ)にマルチピペットを使用して移し、混合した。5分(+/−1分)後、30μlのサンプルをマルチピペットを使用して270μlのリンガー溶液に順次希釈し、混合した。TVCを、塗り広げ培養法(10μl(3回)をTSA上にプレーティングし、30℃で24時間インキュベートする)によって測定した。
Dobanol 91-8(界面活性剤として)、トルエンスルホン酸ナトリウム(ヒドロトロープとして:50℃の曇り点にする)、サリチル酸、ポリマー、クエン酸(pH3.5にする)、青色染料および市販の2種類の香料の一つを含む組成物に対する結果を下記表2.1に示す。
表2.1から、ヒドロトロープ、ポリマー、香料および染料の存在は、Log 5の殺菌より良好であった組成物のLog殺菌に対して有害な影響をあまり及ぼさないことが分かる。
表3.1および3.2は、本発明に係るさらに別の一連の組成物の結果を示す。非イオン界面活性剤は、IMBENTIN 91-35 OFA(商標、Kolb AG製)であった。両性界面活性剤は、EMPIGEN BB(商標、Albright and Wilson製)であった。ポリアクリレートは、VERSICOL E11(商標)であった。実施例Aは、一般的用途に適する製品であり、実施例Bは濃縮製品であり、実施例Cは噴霧用製品である。
苛性ソーダを添加し、指示したpHにした。製品は、水を使用して100重量%にした。製品の性能は、上記した欧州懸濁試験の方法を使用して評価した。広い範囲の微生物に対する結果を、組成物3A、3Bおよび3Cに対して下記表3.2に示す。
上記結果から、本発明の組成物は、種々の条件下での広範囲の微生物に対して効果的であることが分かる。
表4.1は、組成物の曇り点と存在するヒドロトロープの量および種類との間の関係を示す。組成物は、7%のDobanol 91-5(商標)、2%のEmpigen BB(商標)、0.5%のVersicol(商標)E11ポリマー、2%のサリチル酸塩、3.5%のクエン酸を含み、香料は含めなかった。
これらの結果から、安息香酸誘導体を存在させると、曇り点が徐々に下がり、室温で曇った物質が得られる点まで下がることが分かる。しかし、この欠点は、ヒドロトロープを添加することによって除くことができる。
Claims (12)
- a)製品に対して0.1〜30重量%のエトキシル化非イオン界面活性剤、
b)全界面活性剤の50重量%未満の陰イオン界面活性剤、および
c)平均分子量が1000000未満である、製品に対して0.005〜5重量%の水溶性陰イオンポリマーを含み、ポリマー:エトキシル化非イオン界面活性剤の比が0.1:1以下であるpH2〜7の硬質表面洗浄剤組成物において、さらに、
d)製品に対して0.01〜15重量%の、安息香酸誘導体、C1〜C6アルカノールおよびそれらの混合物から選択される抗菌剤
を含むことを特徴とする組成物。 - 鎖長がC8〜C14であり、1分子につき4〜10個のエトキシ基を有するエトキシル化アルコールを含む、請求項1に記載の組成物。
- 0.01〜8重量%の安息香酸誘導体を含む、請求項1に記載の組成物。
- 非イオン界面活性剤と抗菌剤との重量比が50:1〜>1:1の範囲にある、請求項1に記載の組成物。
- サリチル酸を含む、請求項1に記載の組成物。
- 0.01〜8重量%の両性界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。
- 両性界面活性剤がベタインを含む、請求項6に記載の組成物。
- pHが3.5〜4.0である、請求項1に記載の組成物。
- 前記ポリマーが、アクリル酸、メタクリル酸または無水マレイン酸のポリマー、或いはそれらの1種以上または他のモノマーとのコポリマーから選択される、請求項1に記載の組成物。
- 前記ポリマーが、100000以上の分子量を有する、請求項1に記載の組成物。
- 前記ポリマーの量が0.05〜5重量%である、請求項1に記載の組成物。
- 非生体表面を請求項1に記載の組成物で処理する工程を含む、非生体表面を消毒する方法。
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