JP3876910B2 - 面発光半導体レーザの製造方法および電子素子の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、面発光半導体レーザの製造方法および電子素子の製造方法に関する。
近年、光通信用レーザとして、垂直共振器型面発光レーザ(Vertical Cavity Surface
Emitting Laser:VCSEL)が注目されている。この面発光レーザは、活性層の上下をn型反射層とp型反射層とで挟んだ構造を有し、これらのn型反射層およびp型反射層としては通常、半導体多層膜からなる分布ブラッグ反射鏡(Distributed Bragg Reflector:DBR)が用いられる。
一般に、面発光レーザの構造としては、ポスト型メサ構造と呼ばれるものが用いられる(例えば、特許文献1)。このポスト型メサ構造の面発光レーザの一例を図15に示す。図15に示すように、この面発光レーザを製造するには、n型GaAs基板101上にn型DBR層102、下部クラッド層103、活性層104、上部クラッド層105、p型AlAs層106、p型DBR層107およびp型GaAsコンタクト層108を順次成長させた後、下部クラッド層103、活性層104、上部クラッド層105、p型AlAs層106、p型DBR層107およびp型GaAsコンタクト層108をリソグラフィーおよびドライエッチングにより基板表面に対して垂直方向に異方性エッチングして直径30μm程度の円柱状メサ形状に加工する。次に、p型AlAs層106を外周から選択酸化することにより酸化層109をリング状に形成し、活性層104に電流を高効率に注入するための電流狭窄構造を形成する。次に、メサ上部にリング状のp側電極110を形成するとともに、n型GaAs基板101の裏面にn側電極111を形成する。p側電極110の開口の部分が光出射窓となる。この面発光レーザでは、p側電極110とn側電極111との間に電圧を印加して活性層104に電流を注入することで、n型DBR層102とp型DBR層107との間でレーザ共振が生じ、基板表面に垂直方向にレーザ光が取り出される。この面発光レーザでは、電流狭窄径(p型AlAs層106の直径)が15μmφ程度であれば、その直下の活性層104には電流が均一に効率よく注入されるため、効率のよいレーザ発振が可能である。
特開2001−210908号公報
さて、このような面発光レーザにおいて、発振する横モードの制御は、重要な課題である。通常、実用化されている面発光レーザのビーム遠視野像(Far Field Pattern :FFP) は、2個以上のピークを持つ多モードのパターンになりやすいことが知られている。一方、通信などへの応用でレーザビームをファイバーとレンズ結合させるためには、やはり単峰性のガウス(Gaussian)分布形状のビーム(一般的にいうところのシングル横モードのビーム)が光学設計の観点から必要とされる。
ところで、図16に示すように、上記のポスト型メサ構造の面発光レーザにおいて、特に単峰性のシングル横モードを選択発振させる場合、一般に、p型AlAs層106の電流狭窄径を小さくしていく方法が採られる。すなわち、狭窄径の大きさと励振されるモードの数とは概略比例しており、電流注入領域をある程度絞れば、自ずと狭い面積に励起される単一のモードを出力光として得ることが可能である。しかし、この方法を用いると、狭窄径は4μmφ以下と極めて小さくすることが必要(非特許文献1等を参照)であるため、電流狭窄構造をウェハー上で制御性よく、均一に作製するには許容幅が狭く、面発光レーザの製造歩留まりが極めて悪化する。また、通常の面発光レーザと比べても一桁小さい面積のp型AlAs層106の領域に絞って電流を流すため、素子抵抗が高く(通常100Ω以上)、出力、効率とも低い。そして、インピーダンス不整合の結果、本来通信に必要な高周波駆動も困難となる。また、シングルモード性が出力依存性を持っていることや、高周波駆動時の劣化傾向(モード競合など)が見られるなど、高周波駆動の光伝送に適用するのは困難と考えられる。
M. Grabherr et al. IEEE. Photon. Tech. Lett Vol.9 No.10 p.1304
特許文献2には、n型GaAs基板上にn型GaAlAs光ガイド層、活性層およびp型GaAlAs光ガイド層を順次成長させ、p型GaAlAs光ガイド層上に円形の回折格子を形成し、その上にn型GaAlAs電流ブロック層を成長させ、このn型GaAlAs電流ブロック層に窓を形成し、さらにその上にp型GaAlAs光ガイド層を成長させた面発光半導体レーザ装置が提案されている。しかし、この特許文献2では、リソグラフィーおよびエッチングにより回折格子を形成しており、酸化により出射窓部に屈折率分布を作り込むこの発明とは別異の技術である。
特開平9−246660号公報
この発明が解決しようとする課題は、シングル横モード様の単峰性ビームでのレーザ発振が可能な面発光半導体レーザを容易にしかも高い歩留まりで製造することができる面発光半導体レーザの製造方法を提供することにある。
この発明が解決しようとする他の課題は、トランジスタなどの電子素子の素子分離を容易に行うことができる電子素子の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った。その概要を説明すると次のとおりである。
本発明者らが種々実験を行って得た知見によれば、面発光レーザの発振横モードに関しては、電流狭窄径のみならず、発光最表面となるメサ上表面の光学的な状態、詳細には、その付近の屈折率分布が極めて大きな影響力を持っており、屈折率や形状のわずかな変化にも鋭敏にモードが反映する結果が得られた。そこで、さまざまな状態のメサ上面表面形状を作製し、それと発振モードとの関係を調べた結果、メサ上面の半導体表面の形状だけでなく、その直上の電極の構造にさえ大きく影響を受けていることを突き止めた。さらにその過程で、図1Aに示す半導体−電極の形状においてシングル横モード様の単峰性ビームでの発振が安定に得られることを見出した。図1Aにおいて、符号1はDBR層、2はコンタクト層、3は絶縁層、4は電極を示す。この仕組みは以下のように考えられる。まず、この構造は、コンタクト層2、絶縁層3および電極4の3要素で構成されている。この構造を光学要素的に分解すると、まず一つは、窓開けエッチングでリング状に残ったコンタクト層2、および絶縁層窓開けエッチングでメサ上に同じくリング状に残った絶縁層3が階段状の形状をなしており、屈折率分布としては、ちょうど図1Bに示す凹レンズ5の状態を形成している。もう一つは、メサ中心付近には、例えば金(Au)からなる電極4で構成した、上記のコンタクト層2の窓内径より小さいアパーチャ構造6が形成されていることであり、これは、金の複素屈折率(例えば、波長0.85μmの光に対して屈折率の実部は0.2、虚部(吸収係数)は5.6である)を介して、図1Bに示す凸レンズ7と吸収性開口、すなわちアパーチャ構造6とを合成した屈折率分布構造と等価となっている。とすると、上記の凹レンズ5構造と併せて、複合光学系をなしていることになる。しかも、面発光レーザの共振器に接してこれらの構造が配置された結果、この構造が共振器構造の一部として機能する。このとき、図1Bに示すように、酸化狭窄アパーチャ構造8によってある程度選択されたレーザ共振モードのうち、高次のモードは出射角が広いため、凹レンズ5構造で散乱、吸収性開口で吸収、凸レンズ7でさらに収束という過程を経て、共振器内の共振条件として取り込まれ、酸化狭窄アパーチャ構造8との組み合わせの作用で、ほぼ一つのモードが強制的に選択され、シングル横モードでの発振に至ると考えられる。
本発明者らは上記の考察に基づいてさらに検討を重ねた結果、上記の効果のより一層の向上を図るために、光出射面そのものに凹レンズ様の屈折率分布を形成することで、発振光のモードそのものに効果を与え、高次モードを抑制し、シングルモード化を図ることを考えた。そして、光出射面に凹レンズ様の屈折率分布を形成するためには、光出射面を光照射を行いながら酸化性雰囲気、特に水蒸気雰囲気に晒して酸化することが有効であることを見出した。
すなわち、例えばGaAs系VCSEL(波長850nm)やGaInNAs系VCSEL(波長1300nm)などでは光出射面にAlGaAsが用いられるが、このAlGaAsは空気などの雰囲気の酸素を取り込み、自然酸化することが知られている。特にAl組成が高い場合はこの酸化が顕著で、VCSELの電流狭窄に用いられている酸化も、その機構は同じである。また、雰囲気中水分を介して酸化しやすいことや、温度が高い場合に酸化反応が進行することも、よく知られている。一方、面発光レーザに限らず、半導体デバイスの出荷前には、高温下で通電状態にし、一定時間保持することでその後の特性が安定化する、いわゆるバーンインが有効であることは、よく知られた事実である。
面発光レーザにおいて、このバーンインを高湿雰囲気で実施することにより光出射面に、シングルモードの実現に最適な形で酸化層を形成することができる。つまり、面発光レーザに通電した場合、電流を調整して単峰性のビーム形状にすることは可能である。この単峰性のビーム形状で出力光を取り出しながら高湿雰囲気環境に面発光レーザを晒すと、光出射面のAlGaAsが酸化することは容易に予想されるが、このとき、出射されている光によって酸化反応が促進され、光の強いところがより多くの酸素と結合し、酸化の深さも深くなることを実験的に見出した。これはEDX分析で容易に分析することができる。これは、光を触媒のように介して進んだ反応であり、再現性も良好である。この反応の結果、光出射面には、中心に行くほど屈折率の低い凹レンズ様の屈折率分布が形成され、発振している光の波面に直接影響を与える状態となる。この酸化の度合いや形状を決定する要因は、雰囲気温度、湿度(水蒸気)、光出射面の組成(Al組成)、基板温度、通電電流、光強度分布などである。実際にバーンイン実験を行った結果、AlGaAs表面は光強度分布に沿う形で酸化することが確認された。
この発明は、以上の検討に基づいて案出されたものである。
すなわち、上記課題を解決するために、第1の発明は、
第1の反射層と、
上記第1の反射層上の活性層と、
上記活性層上の第2の反射層とを有し、
上記第2の反射層から出力光を取り出す面発光半導体レーザにおいて、
上記第2の反射層上に、所定の屈折率分布を有する酸化層を有する
ことを特徴とするものである。
第2の発明は、
第1の反射層と、
上記第1の反射層上の活性層と、
上記活性層上の第2の反射層とを有し、
上記第2の反射層から出力光を取り出す面発光半導体レーザの製造方法において、
所定の強度分布を有する光を上記第2の反射層上の光出射面に照射しながらこの光出射面を酸化性雰囲気に晒して酸化を行うことによりこの光出射面に上記所定の強度分布にしたがった屈折率分布を有する酸化層を形成するようにした
ことを特徴とするものである。
第1および第2の発明において、酸化層は所定の屈折率分布を有するが、この所定の屈折率分布は、酸化層の厚さ(深さ)および/または組成(密度)の分布により得られる。この所定の屈折率分布は、典型的には、凹レンズ様の屈折率分布である。酸化層は、光を照射しながら酸化を行うことにより必要な屈折率分布が得られる限り、基本的にはどのようなものであってもよいが、典型的にはAl酸化層である。また、この酸化層は、典型的には、Alを含む化合物半導体層、特にAlを含むIII−V族化合物半導体層である。Alを含むIII−V族化合物半導体層は、具体的には例えばAlGaAs層やAlGaInP層などであり、特にAl組成をxとした場合、0<x<1、好適には0.3<x<0.9である。
酸化層を形成するためには、典型的には、第2の反射層から所定の強度分布を有する出力光を取り出しながら酸化を行うが、外部から所定の強度分布を有する光を照射しながら酸化を行うことによっても同様な効果が得られる。この酸化は、好適には、水蒸気雰囲気中で所定の強度分布を有する光を照射することにより行い、その水蒸気雰囲気としては、好適には、60℃以上の温度でかつ60%以上の湿度の水蒸気雰囲気が用いられる。典型的には、第2の反射層の最上部にAlを含む化合物半導体層を形成し、所定の強度分布を有する光を照射しながらこのAlを含む化合物半導体層の酸化を行うことにより酸化層を形成する。酸化層を形成した後には、その後の酸化の進行を抑制し、この状態の安定化を図るために、好適には、CVD法などにより成膜されるSiNx 膜や塗布法などにより成膜される有機膜などの保護膜を形成して酸化層を覆うようにする。この酸化層の形成は、好適にはウェハの状態で行われる。
第1の反射層および第2の反射層は、典型的には半導体多層膜(DBR)からなり、一方はn型、他方はp型である。また、活性層および第2の反射層は、典型的には円柱形状、すなわちメサ型ポスト構造を有する。さらに、典型的には、第2の反射層上に円形の開口を有するコンタクト層を有し、このコンタクト層の開口の内部の第2の反射層上に上記の酸化層を有し、また、これらのコンタクト層および第2の反射層にまたがって、コンタクト層の開口の直径よりも小さい直径の円形の開口を有する電極を有し、この電極の開口の内部の第2の反射層上に酸化層を有し、また、コンタクト層とその電極との間に絶縁層を有する。これらは、図1を参照して説明した構造である。
第3の発明は、
Alを含む化合物半導体層を有する電子素子の製造方法において、
外部から所定の強度分布を有する光を上記Alを含む化合物半導体層の素子分離領域となる部分の表面に照射しながらこの表面を酸化性雰囲気に晒して酸化を行うことにより上記Alを含む化合物半導体層に上記所定の強度分布にしたがった形状を有する酸化層を形成するようにした
ことを特徴とするものである。
ここで、Alを含む化合物半導体層に酸化層を所望の深さに形成することにより、素子分離を行うことができる。このAlを含む化合物半導体層は、典型的には、Alを含むIII−V族化合物半導体層である。電子素子は、典型的には、トランジスタなどの半導体素子である。
第3の発明においては、その性質に反しない限り、第1および第2の発明に関連して説明したことが成立する。
上述のように構成されたこの発明においては、所定の強度分布を有する光を照射しながら酸化を行うことにより、その強度分布に応じて光を触媒とした酸化が進行する結果、第2の反射層上に、所定の屈折率分布を有する酸化層を形成することができる。
この発明によれば、酸化層の屈折率分布を凹レンズ様の屈折率分布にすることにより、レーザ発振の際に高次モードを抑制することができ、シングルモードでの発振が可能になる。このため、シングル横モード様の単峰性ビームでのレーザ発振が可能な面発光半導体レーザを得ることができる。また、光を照射しながら酸化性雰囲気に晒すだけで目的とする屈折率分布を有する酸化層を形成することができ、シングル横モードでの発振のために電流狭窄径を極端に小さくする必要がないため、そのような面発光半導体レーザを容易にしかも高い歩留まりで製造することができる。さらに、電子素子においては、この酸化層により電子素子の素子分離を容易に行うことができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図において、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
図2はこの発明の一実施形態による面発光半導体レーザを示す断面図、図3はこの面発光半導体レーザのメサポスト部の平面図、図4はこの面発光半導体レーザの光出射部の近傍の拡大断面図である。
図2〜図4に示すように、この面発光半導体レーザにおいては、例えば、n型GaAs基板のようなn型半導体基板11上にn型DBR層12、下部クラッド層13、発光層である活性層14、上部クラッド層15、電流狭窄層16、p型DBR層17およびp型コンタクト層18が順次積層されている。
n型DBR層12は、n型AlAs層12aとn型GaAs層12bとを交互に積層した半導体多層膜からなり、例えばこれらの層を35周期積層した総厚4μm程度のものである。下部クラッド層13は例えばAlx Ga1-x Asからなり、例えばx=0.3である。活性層14は例えばGaAsからなる。上部クラッド層15は例えばAly Ga1-y Asからなり、例えばy=0.3である。電流狭窄層16は、円形のp型AlAs層16aの周囲がリング状のAl酸化層16bに囲まれた構造を有し、p型AlAs層16aが電流が流れる部分となる。p型AlAs層16aの直径は例えば12μm程度である。p型AlAs層16aおよびAl酸化層16bの厚さは例えば30nm程度である。p型DBR層17は、p型Alz Ga1-z As層17aとp型Alw Ga1-w As層17b(ただし、z>w、0<z,w<1)とを交互に積層した半導体多層膜からなり、例えばこれらの層を25周期積層した総厚3μm程度のものであり、例えばz=0.9、w=0.1である。電流狭窄層16は、このp型DBR層17の最下層のp型Alz Ga1-z As層17aに代えて設けられたものである。p型コンタクト層18は、例えば、厚さが150nm程度で不純物濃度が5×1018cm-3のp型GaAsからなる。
n型DBR層12の最上層のn型AlAs層12b、下部クラッド層13、活性層14、上部クラッド層15、電流狭窄層16、p型DBR層17およびp型コンタクト層18は全体として円柱状の形状を有し、ポスト型メサ構造を有する。このメサ部の直径は例えば30〜40μm程度である。p型コンタクト層18はその中央部に円形の開口18aを有し、リング状の形状を有する。この開口18aの直径は例えば20μm程度である。
上記のメサ部およびこのメサ部以外の部分のn型DBR層12の表面を覆うように例えばSiO2 膜やSiNx 膜のような絶縁膜19が設けられている。この絶縁膜19の厚さは例えば300nm程度である。この絶縁膜19にはp型コンタクト層18の開口18aと一致した位置にこれと同じ径の開口19aが設けられているとともに、この開口19aの外側にリング状の開口19bが設けられている。そして、この開口19bを介してp型コンタクト層18とオーミックコンタクトしてp側電極20が設けられている。このp側電極20は、例えば、Ti/Pt/Au積層膜からなり、総厚は500nm程度である。このp側電極20はその中央部に円形の開口20aを有し、リング状の形状を有する。このp側電極20の開口20aの径はp型コンタクト層18の開口18aの径より小さく、例えば14μm程度である。
ここで、上記のp型コンタクト層18、絶縁膜19およびp側電極20からなる構造は図1を参照して説明した構造と実質的に同様な構造である。
p側電極20の開口20aの内部のp型DBR層17の最上層のp型Alw Ga1-w As層17bにはAl酸化層21が円形の形状に形成されている(図3参照)。ここで、この最上層のp型Alw Ga1-w As層17bは例えば厚さが60nm程度に選ばれ、wは0.3≦w≦0.9に選ばれている。このAl酸化層21はその外周部から中心部にかけて厚さが増加して中心部で最大の厚さとなっており、平凸レンズ形状を有する。このAl酸化層21の中心部の厚さは例えば10nm程度である。また、このAl酸化層21は、その厚さの増加に加えて、その外周部から中心部にかけてAl−O結合の密度が増加しており、中心部で最大の密度になっている。Al酸化層21の密度はp型Alw Ga1-w As層17bの密度より小さいため、このAl酸化層21の厚さの分布あるいはAl−O結合の密度の分布に対応して、このAl酸化層21の屈折率はその外周部から中心部に向かって減少し、中心部で最小の屈折率となっており、凹レンズ様の屈折率分布を有する。このAl酸化層21上には、このAl酸化層21を覆うように例えばSiNx 膜や有機膜などからなる保護膜22が形成されている。
一方、n型半導体基板11の裏面にはn側電極2がオーミックコンタクトして設けられている。このn側電極23は例えばAuGe/Ni/Au積層膜からなる。
次に、上述のように構成された面発光半導体レーザの製造方法について説明する。
図5に示すように、まず、n型半導体基板11上に、例えば有機金属化学気相成長(MOCVD)法により、n型DBR層12、下部クラッド層13、活性層14、上部クラッド層15、p型AlAs層24、p型DBR層17およびp型コンタクト層18を順次成長させる。
次に、p型コンタクト層18上に例えばプラズマCVD法により例えばSiNx 膜(図示せず)を形成し、さらにその上にリソグラフィーにより円形のレジストパターン(図示せず)を形成した後、このレジストパターンをマスクとして例えばCF4 をエッチングガスに用いた反応性イオンエッチング(RIE)法によりSiNx 膜をエッチングする。こうして円形のSiNx 膜が形成される。
次に、こうして形成された円形のSiNx 膜をエッチングマスクとして用いて例えば塩素系のガスをエッチングガスに用いたRIE法により、n型DBR層12の最上層のn型AlAs層12bまで、基板表面に対して垂直方向に異方性エッチングする。これによって、図6に示すように、n型DBR層12の最上層のn型AlAs層12b、下部クラッド層13、活性層14、上部クラッド層15、p型AlAs層24、p型DBR層17およびp型コンタクト層18がポスト型メサ状に加工される。
次に、こうして形成されたメサ部を水蒸気雰囲気中において例えば400℃の温度で約25分間加熱して、p型AlAs層24の外周部のみをリング状に選択的に酸化する。これによって、図7に示すように、リング状のAl酸化層16bに円形のp型AlAs層16aが囲まれた電流狭窄層16が形成される。
次に、エッチングマスクとして用いた上記のSiNx 膜を例えばRIE法によりエッチング除去した後、図8に示すように、メサ部およびこのメサ部以外の部分のn型DBR層12の表面に例えばプラズマCVD法により例えばSiO2 膜やSiNx 膜などからなる絶縁膜19を形成する。次に、この絶縁膜19のうちのメサポスト部上の中央部をエッチング除去して円形の開口19aを形成した後、この絶縁膜19をエッチングマスクとしてp型コンタクト層18をエッチングすることにより開口18aを形成する。この後、絶縁膜19のうちのこの開口18aの外側の部分をリング状にエッチング除去して開口19bを形成する。
次に、図9に示すように、全面にTi/Pt/Au積層膜を真空蒸着法などにより形成してp側電極20を形成した後、このp側電極20をエッチングにより所定形状にパターニングして開口20aを形成する。
次に、必要に応じて、n型半導体基板11を裏面側から所定の厚さに研磨した後、このn型半導体基板11の裏面にAuGe/Ni/Au積層膜を真空蒸着法などにより形成してn側電極23を形成する。
次に、図10に示すように、上記のようにして製造された面発光半導体レーザのp側電極20とn側電極2との間にしきい値電流以上の電流を注入することによりレーザ発振を行わせ、その際単峰性のビーム形状が得られるように注入電流を調整してp側電極20の開口20aからレーザ光を取り出す。そして、こうして単峰性のビーム形状のレーザ光を取り出した状態で面発光半導体レーザを高温高湿雰囲気に晒す。具体的には、例えば、温度を60℃以上、湿度を60%以上とする。すると、出射窓の表面に露出しているp型Alw Ga1-w As層17bが酸化されるが、この酸化はレーザ光の強度分布に応じて進行し、強度が強い所ほど速く酸化が進行することになり、酸化の程度はレーザ光の強度分布にしたがった分布となる。こうして、図4に示すように、平凸レンズ形状のAl酸化21が形成され、それによってこのAl酸化21の部分に凹レンズ様の屈折率分布が得られる。光出力は、通常は数mWあれば酸化が進行するのに十分である。
次に、Al酸化21上にCVD法や塗布法などにより保護膜22を形成する。
この後、上記のようにして得られたレーザウェハをチップ化する。
以上のようにして、目的とする面発光半導体レーザが製造される。
図11Aに上記の方法により出射窓にAl酸化21を形成した面発光半導体レーザのメサ部の走査型電子顕微鏡(SEM)写真を、図11Bにこの面発光半導体レーザの出射窓近傍のSEM写真を、図11Cにこの出射窓部の酸素分布を示す。ただし、Al酸化21の形成は、温度85℃、湿度85%の高温高湿雰囲気において面発光半導体レーザに3mAの電流で10時間通電処理することにより行った。また、出射窓の表面に露出しているp型Alw Ga1-w As層17bのwは0.5である。図11Cに示すように、p側電極20の開口20aの中心ほど白くなっており、これはAl酸化層21中の酸素の濃度が中心ほど高くなっていることに対応している。
図12に上記の方法により出射窓にAl酸化21を形成した面発光半導体レーザの高温高湿雰囲気での通電処理、すなわちバーンインを行う前後のFFPH(FFPのH波)(光出力は1mW)の測定結果を示す。ただし、Al酸化21の形成は、温度85℃、湿度85%の高温高湿雰囲気において面発光半導体レーザに5mAの電流で5時間通電処理することにより行った。また、出射窓の表面に露出しているp型Alw Ga1-w As層17bのwは0.5である。図12において、横軸は出射窓の中心に立てた法線方向を基準(0°)とし、この法線方向から測った角度、縦軸は光の強度を示す。図12より、バーンイン後のFFPの半値幅はバーンイン前に比べて約30%以上狭小化していることが分かる。
以上のように、この一実施形態によれば、図1を参照して説明した構造と同様な構造の採用に加えて、光出射面(光出射窓)にAl酸化層21を形成して凹レンズ様の屈折率分布を形成していることにより、レーザ発振に際し、高次モードを極めて有効に抑制することができ、シングル横モードでの発振を安定に実現することができる。この面発光半導体レーザは、電流狭窄径、すなわちp型AlAs層16aの直径をあまり小さくしないで済むため、電流狭窄構造をウェハー上で制御性よく、均一に作製することができ、面発光半導体レーザの製造歩留まりの向上を図ることができるとともに、素子抵抗を低くすることができ、出力、効率の向上を図ることができる。このため、インピーダンス整合がとりやすくなる結果、通信に必要な高周波駆動も容易となる。
次に、この発明の他の一実施形態によるHEMTの製造方法について説明する。
この一実施形態においては、図13Aに示すように、まず、半絶縁性GaAs基板51上に、例えばMOCVD法などにより、電子走行層としてのアンドープGaAs層52および電子供給層としてのn型AlGaAs層53を順次成長させた後、n型AlGaAs層53上にゲート電極54、ソース電極55およびドレイン電極56を形成する。アンドープGaAs層52とn型AlGaAs層53とのヘテロ接合界面の近傍のアンドープGaAs層52には2次元電子ガス(2DEG)57が存在する。
次に、図13Bに示すように、外部からn型AlGaAs層53の素子分離領域となる部分の表面にレーザ光58を照射しながらこのn型AlGaAs層53の表面を例えば水蒸気雰囲気のような酸化性雰囲気に晒すことにより酸化を行い、酸化層59を形成する。この酸化層59はアンドープGaAs層52に達する深さに形成し、このアンドープGaAs層52とn型AlGaAs層53とのヘテロ接合界面の近傍のアンドープGaAs層52に存在する2次元電子ガス57が酸化層59により完全に分離されるようにする。こうして、この酸化層59により素子分離が行われる。
この第2の実施形態によれば、酸化性雰囲気中でレーザ光を選択的に照射することによりHEMTの素子分離を容易に行うことができる。
以上、この発明の実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施形態において挙げた数値、材料、構造、形状、基板、プロセスなどはあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、これらと異なる数値、材料、構造、形状、基板、プロセスなどを用いてもよい。
例えば、上記のp型AlAs層24の選択酸化によるAl酸化層16bの形成は例えば次のような方法により行ってもよい。
すなわち、p型AlAs層24の選択酸化によるAl酸化層16bの形成は、一般に、エッチングによりポスト型メサ構造を形成した後、ウェハを水蒸気中で300〜500℃程度の温度で加熱することにより行っている。しかしながら、この選択酸化工程以降の工程でウェハが選択酸化工程と同程度の温度(300〜500℃)に加熱されると、Al組成の高いp型AlAs層24の未酸化部の酸化が進むことがある。この酸化狭窄形状、面積は面発光半導体レーザの特性に大きく影響するため、この酸化の進行は抑制する必要がある。この選択酸化後の熱工程での酸化の進行を抑制するためには、選択酸化工程の条件パラメータを反応律速となるように規定すればよい。このように反応律速の条件で上記の選択酸化を行うことによりAl酸化層16bの形成による酸化狭窄のウェハ面内均一性の向上を図ることができる。この方法をより具体的に説明すると、次のとおりである。
上記の選択酸化工程での条件パラメータには、水蒸気の供給量と酸化温度(基板温度)とがある。酸化温度を固定すると、図14に示すように、水蒸気の供給量に比例して酸化速度は増加し、ある供給量を超えると飽和する関係になる。比例する領域では酸化反応は水蒸気の供給律速であり、飽和する領域では反応律速になる。ここで、反応律速とは、水蒸気を酸化反応に必要な量以上供給することで、酸化速度が反応の速度に依存する状態を意味する。水蒸気量が少ない場合は、酸化速度が水蒸気量に依存するため、供給律速と呼ぶ。
反応律速と供給律速とは次のように説明することもできる。図14に示すように、酸化速度は水蒸気供給量に対して比例増加する領域と飽和する領域とに分かれる。ある酸化温度において、酸化層が限界速度で酸化反応をするのに必要な水蒸気量と実際に供給される水蒸気量とを比較すると、
(1)(反応に必要な水蒸気量)>(水蒸気供給量)
(2)(反応に必要な水蒸気量)≦(水蒸気供給量)
の2つの状態が存在する。酸化反応のパラメータは水蒸気量と熱(酸化温度)であるとすると、(1)の場合、酸化速度の限界は水蒸気量によって制限されており、(2)の場合は熱により制限されていると考えることができる。そこで、(1)の場合を水蒸気の供給律速とし、(2)の場合を反応律速と呼ぶ。
具体例を挙げると、基板温度を450℃、キャリアガス(N2 )流量が11slmのとき、水蒸気供給量が0.38g/minからその3倍の1.14g/minになっても酸化速度はほとんど変わらなかった。このように水蒸気供給量が変化しても酸化速度が変化しない領域が存在する。この領域を反応律速と呼び、上記条件の場合には少なくとも水蒸気供給量が0.38g/min以上の場合、反応律速にすることができる。
上記の供給律速領域で酸化するとその後の加熱工程での酸化の進行が起こるのに対し、反応律速の領域で酸化を行うと、ほとんど進行しないことが分かった。これより、反応律速条件での酸化により、意図しない酸化の進行を抑制することが可能である。酸化の進行抑制により、特性の経時変化を抑制することができる。また、反応律速での酸化反応では基板温度が均一であれば、水蒸気の供給量に多少の変動があっても反応速度は変わらないため、ウェハ面内での酸化速度の均一性の向上を図ることができる。
面発光半導体レーザ以外にも、Alを含む層を水蒸気を使って酸化させる工程を含むデバイスでは同様の効果を得ることができる。
面発光半導体レーザをシングルモードで発振させるための構造を説明するための略線図である。 この発明の一実施形態による面発光半導体レーザを示す断面図である。 この発明の一実施形態による面発光半導体レーザのメサ部の平面図である。 この発明の一実施形態による面発光半導体レーザの光出射部の近傍を拡大して示す断面図である。 この発明の一実施形態による面発光半導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。 この発明の一実施形態による面発光半導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。 この発明の一実施形態による面発光半導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。 この発明の一実施形態による面発光半導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。 この発明の一実施形態による面発光半導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。 この発明の一実施形態による面発光半導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。 この発明の一実施形態による面発光半導体レーザの製造方法により製造された面発光半導体レーザの光出射部の近傍のSEM像および酸素分布を示す図面代用写真である。 この発明の一実施形態による面発光半導体レーザの製造方法により製造された面発光半導体レーザのFFPの測定結果を示す図面代用写真である。 この発明の他の一実施形態によるHEMTの製造方法を説明するための断面図である。 電流狭窄層の形成方法を説明するための略線図である。 従来のメサ型ポスト構造の面発光レーザを示す断面図である。 従来のメサ型ポスト構造の面発光レーザを示す断面図である。
符号の説明
11…n型半導体基板、12…n型DBR層、13…下部クラッド層、14…活性層、15…上部クラッド層、16…電流狭窄層、17…p型DBR層、18…p型コンタクト層、18a…開口、19…絶縁膜、19a、19b…開口、20…p側電極、20a…開口、21…Al酸化層、22…保護膜、23…n側電極

Claims (14)

  1. 第1の反射層と、
    上記第1の反射層上の活性層と、
    上記活性層上の第2の反射層とを有し、
    上記第2の反射層から出力光を取り出す面発光半導体レーザの製造方法において、
    所定の強度分布を有する光を上記第2の反射層上の光出射面に照射しながらこの光出射面を酸化性雰囲気に晒して酸化を行うことによりこの光出射面に上記所定の強度分布にしたがった屈折率分布を有する酸化層を形成するようにした
    ことを特徴とする面発光半導体レーザの製造方法。
  2. 上記所定の強度分布を有する光は上記出力光であることを特徴とする請求項1記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  3. 外部から上記所定の強度分布を有する光を上記第2の反射層上の上記光出射面に照射しながら上記酸化を行うことを特徴とする請求項1記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  4. 水蒸気雰囲気中で上記所定の強度分布を有する光を上記第2の反射層上の上記光出射面に照射しながら上記酸化を行うことを特徴とする請求項1記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  5. 60℃以上の温度でかつ60%以上の湿度の水蒸気雰囲気中で上記所定の強度分布を有する光を上記第2の反射層上の上記光出射面に照射しながら上記酸化を行うことを特徴とする請求項1記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  6. 上記所定の強度分布を有する光は単峰性のビーム形状を有することを特徴とする請求項1記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  7. 上記屈折率分布は上記酸化層の厚さおよび/または組成の分布により得られていることを特徴とする請求項記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  8. 上記屈折率分布は凹レンズ様の屈折率分布であることを特徴とする請求項記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  9. 上記酸化層はAl酸化層であることを特徴とする請求項1記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  10. 上記第2の反射層の最上部にAlを含む化合物半導体層を形成し、上記所定の強度分布を有する光を照射しながらこのAlを含む化合物半導体層の酸化を行うことにより上記酸化層を形成することを特徴とする請求項1記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  11. 上記Alを含む化合物半導体層はAlを含むIII−V族化合物半導体層であることを特徴とする請求項10記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  12. 上記Alを含むIII−V族化合物半導体層はAlGaAs層またはAlGaInP層であることを特徴とする請求項11記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  13. 上記酸化層を形成した後、上記酸化層を覆うように保護膜を形成することを特徴とする請求項1記載の面発光半導体レーザの製造方法。
  14. Alを含む化合物半導体層を有する電子素子の製造方法において、
    外部から所定の強度分布を有する光を上記Alを含む化合物半導体層の素子分離領域となる部分の表面に照射しながらこの表面を酸化性雰囲気に晒して酸化を行うことにより上記Alを含む化合物半導体層に上記所定の強度分布にしたがった形状を有する酸化層を形成するようにした
    ことを特徴とする電子素子の製造方法。
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