JP3876741B2 - プロトコル変換方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロトコル変換方法、及びプロトコル変換装置に関し、特に、IPv4ネットワークに存在するIPv4端末とIPv6ネットワークに存在するMobileIPv6端末が相互通信を行う際に好適なプロトコル変換方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット・プロトコル(IP)の普及に伴い、個々のIP機器を識別するためのIPアドレスの枯渇が大きな問題になっている。さらに、これからはパーソナル・コンンピュータ(PC)以外の様々な機器のインターネット接続の増加により、このアドレス枯渇問題は加速度的に進むと考えられる。このため、広大なアドレス空間(アドレス幅128bit)を持ち、さらにはセキュリティや優先制御、自動構成等の高度な機能を持つ次世代IP標準である「IPv6(Internet Protocol version 6)」への移行の必要性が高まっている。
【0003】
しかし、現在のIP標準であるIPv4からIPv6への具体的な移行方法を考えると、既存のIPv4ネットワークを一度にIPv6に対応させるには、ルータ等の構成機器の入れ替えやソフトウェア交換・追加による機能拡張が必要となる。このため、多大なコストが必要となる。また、稼働中の機器交換や機能拡張には、運用面でのリスクが要求される。そのため、従来のIPv4網に大きな影響を与えず、段階的にIPv6への移行を進めていかなければならない。この時、IPv4網とIPv6網が共存することになる移行過渡期には、両網の相互通信を可能とする技術が必要となる。
【0004】
IPv4の通信機能しか持たない機器とIPv6の通信機能しか持たない機器が通信するためには、中継経路のどこかでIPv4パケットとIPv6パケットの変換が必要となる。この変換を行うのがIPv4/IPv6変換装置である。
【0005】
IPv6端末とIPv4端末はそれぞれ128bitのIPv6アドレスと32bitのIPv4アドレスを持ち、そのアドレスによって各端末を識別する。しかし、両者のアドレス体系は異なるため、それぞれのアドレスを識別することはできない。そのため、図1に示すようにIPv6端末とIPv4端末が通信する際には、IPv4/IPv6変換装置が、IPv6端末に対して一時的な仮想IPv4アドレスを、IPv4端末に対して一時的な仮想IPv6アドレスを割り当てる必要がある。このときIPv4/IPv6変換装置が割り当てる仮想アドレスは、IPv4/IPv6変換装置があらかじめプールしているアドレスを用いる。また、IPv6アドレスの下位32bitにはIPv4アドレスを埋め込むことができるため、IPv4アドレスが埋め込まれたIPv6アドレスを、IPv4端末の一時的な仮想IPv6アドレスとすることが可能である。図1は、例えば、アドレス管理テーブル60により、IPv6端末Aには、一時的な仮想IPv4アドレス(192.168.0.1)が割当てられていることを示している。
【0006】
公知例として、IETF(Internet Engineering Task Force)の「Network Address Translation - Protocol Translation(NAT-PT)」(RFC(Request For Comment)2766)がある。
【0007】
ところで、携帯型の通信機能を有するPCは、いわゆるモバイルコンピューティング環境において、移動先のネットワークに接続してサービスを受けることができるようになってきた。現在、IPv6の規格に基づいて、ノードとしての端末装置(PCやPDA等)の通信の手法として、MobileIPv6等が提案されている。
【0008】
このMobileIPv6において、図2に示すように端末は、ホームアドレスおよび気付アドレス(Care-of address)という二つのIPアドレスを持つ。気付アドレスは、端末の移動に伴い、接続中のサブネットワークに対応して変化する。ホームアドレスは、移動に関わらず、一定であって変化しない。また、ホームエージェントは、付帯する記憶部において、ホームアドレスと気付アドレスとを対応付けしたアドレス管理テーブルを記憶している。このホームエージェントは、移動したMobileIPv6端末から新たな気付アドレスを含むパケットを受信して、そのアドレス管理テーブルを更新する。
【0009】
MobileIPv6に対応した端末(以後、「MobileIPv6端末」と称する)に対して通信を行いたいが、そのMobileIPv6端末の気付アドレスが不明の場合、そのMobileIPv6端末のホームアドレスに対してパケットを送信する。MobileIPv6では、ホームエージェントが、ホームアドレスに対して送信されたパケットを受信し、そのホームアドレスに対応したMobileIPv6端末の気付アドレスへパケットを転送することにより、通信を行うことが可能となっている。
【0010】
なお、以上説明したようなMobileIPv6端末の通信に関する技術が特開2001−268129号公報に記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
MobileIPv6端末と、IPv4端末との間におけるパケット通信を考える。図3のブロック図に示すように、MobileIPv6ネットワーク(第一のネットワーク)に対して、移動しうるMobileIPv6端末10が接続されるとともに、ホームエージェント20が接続されている。一方、IPv4ネットワーク(第二のネットワーク)に対して、IPv4端末30が接続されている。これらMobileIPv6ネットワークとIPv4ネットワークの間はIPv4/IPv6変換装置40を介して接続される。
【0012】
ここで、IPv6パケットにおけるデータに付帯するメッセージヘッダのフォーマットを図4に示す。図4のヘッダにおいては、プロトコルバージョン、優先度を認識して区別するためのトラフィッククラス等が配置されている。加えて、ヘッダには、パケットを送信した端末のアドレスである送信元アドレス、パケットを受信する端末のアドレスである送信先アドレス、およびオプションである拡張ヘッダが配置される。また、MobileIPv6パケットのメッセージヘッダのフォーマットは、図5に示すように、図4のIPv6パケットと同様であるが、拡張ヘッダ内にホームアドレスが含まれる。
【0013】
MobileIPv6端末10に電源が投入され、後に移動した場合を説明する。図5のブロック図に示すように、電源が投入されて起動したMobileIPv6端末10は、ホームアドレス及び気付アドレスをホームエージェント20に通知する(図中、S10→S20)。ホームエージェント20は、図2に示すようなアドレス管理テーブル21に、通知されたホームアドレス22及び気付アドレス23を登録する(S30)。また、ホームエージェント20は、確認応答パケットをMobileIPv6端末10へ応答する(S40)。その後、MobileIPv6端末10が移動すると(S50)、変化しないホームアドレス22と、移動後の新たな気付アドレス23をアドレス管理テーブルに登録するとともに、確認応答パケットをMobileIPv6端末10へ応答する(S70)。
【0014】
以上のようにホームアドレス22及び気付アドレス23をホームエージェント20に通知するMobileIPv6端末10と、IPv4端末30との間のIPv4/IPv6変換装置40を介したパケット通信処理について、具体的に説明する。
【0015】
先ず、MobileIPv6端末10からIPv4端末30へパケットを送信する場合について、図7を参照して説明する。図7に示すように、MobileIPv6端末10は、気付アドレスが2100::1の値を有するとともに、ホームアドレスが2000::1の値を有する。IPv4端末30は、アドレスが10.0.0.1の値を有する。IPv4/IPv6変換装置40のアドレス管理テーブルには、IPv4アドレスとIPv6アドレスの対応が保持されている。この変換テーブルの作成は、IETFのRFC2766にも記載されているが、動的な場合も静的な場合もありえる。
【0016】
移動前のMobileIPv6端末10は、パケットの送信元アドレスを自己の気付アドレスの値(2100::1)とし、このとき、パケットのIPv6の拡張ヘッダには、MobileIPv6端末10自身のホームアドレスの値(2000::1)を格納して、IPv6ネットワークに送信する(S110)。IPv4/IPv6変換装置40は、IPv6ネットワークからパケットを受信し、アドレス管理テーブルを用いることにより、送信元アドレスを、対応する仮想IPv4アドレス(192.168.0.1)に変換してIPv4ネットワークに送信する(S120)。IPv4端末30では、送信元のアドレスの値を192.168.0.1と認識する。そして、パケット通信の最中に、MobileIPv6端末10が別のネットワークに移動した結果、移動後に気付アドレスが変化し、2200::1の値になったとする(S130)。すると、このMobileIPv6端末10は、移動後の気付アドレスを送信元アドレスに使用したパケットをIPv4端末30へ向けて送信する(S140)。IPv4/IPv6変換装置40は、移動前の気付アドレスに対応したIPv4アドレスとは別のアドレスを、移動後の気付アドレスに対応づけて変換を行う(S150)。IPv4端末30では、送信元のアドレスの値を192.168.0.2と認識する。
【0017】
このため、IPv4端末30が受信するパケットの送信元アドレスが、MobileIPv6端末10の移動前と移動後とで相違するため、IPv4端末30は、受信したパケットが同一の送信元からの通信であると認識できなくなり、継続したパケット通信を続行することができない。すなわち、送信元であるMobileIPv6端末10が移動した場合、IPv4端末30は、移動前とは異なる移動後のアドレスを使用したパケットを受信できず、パケット損失が生じるという課題がある。
【0018】
本発明の目的は、MobileIPv6端末とIPv4端末との間のパケット通信において、MobileIPv6端末の移動の有無に関わらず、パケット通信の中断を格段に減らすことである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明に係るプロトコル変換では、モバイルIPv6端末が接続されたIPv6ネットワークとIPv4端末が接続されたIPv4ネットワークとが変換装置を介して接続されたネットワークシステムにおいて、変換装置にモバイルIPv6端末のホームアドレスと、このモバイルIPv6端末の仮想IPv4アドレスとの第1の対応関係を保持する。そして、モバイルIPv6端末は、パケットの送信元として気付アドレス、拡張ヘッダにホームアドレスを指定して、このパケットを前記IPv6ネットワークに送信した場合、変換装置は、当該パケットの送信元を、当該パケットのホームアドレスに第1の対応関係により対応付けられた仮想IPv4アドレスに書換えて、IPv4ネットワークに送信する。
【0020】
また、モバイルIPv6端末が移動して気付アドレスが変更された場合、モバイルIPv6端末は、パケットの送信元として変更後の気付アドレス、拡張ヘッダに移動前と同一のホームアドレスを指定して、このパケットをIPv6ネットワークに送信する。
【0021】
さらに、変換装置にモバイルIPv6端末のホームアドレスと、このモバイルIPv6端末の気付アドレスとの第2の対応関係を保持する。そして、モバイルIPv4端末は、仮想IPv4アドレスをパケットの送信先として、パケットをIPv4ネットワークに送信した場合、変換装置は、このパケットの送信先を、第1の対応関係により仮想IPv4アドレスを対応するホームアドレスに変換し、第2の対応関係によりこのホームアドレスを対応する気付アドレスに変換して、送信先を変換後の気付アドレスに書換えて、このパケットをIPv6ネットワークに送信する。
【0022】
【発明の実施の形態】
(1)第1の実施の形態
本発明の第一の実施の形態につき、図3及び図8乃至図12を参照にして説明する。先ず、本発明の実施の形態に係るプロトコル変換装置の構成について説明する。プロトコル変換装置は、具体例としては図3に示すような、プロトコル変換装置としての機能を有するIPv4/IPv6変換装置40である。図3に示すように、ホームエージェント20、MobileIPv6端末(第一の端末装置)10、IPv4端末(第二の端末装置)30、及びIPv4/IPv6変換装置(プロトコル変換装置)40のネットワークにおける接続関係は、発明が解決しようとする課題の欄で説明した場合と同様である。このプロトコル変換装置たるIPv4/IPv6変換装置40の内部構成の一例につき、図8のブロック図を参照にして説明する。同図に示すように、IPv4/IPv6変換装置40は、その動作全体を統括する全体制御部51と、MobileIPv6端末10とネットワーク経由で接続するための単数又は複数のインタフェース54、55と、IPv4端末30と接続するための単数又は複数のインタフェース56、57と、アドレス管理テーブル60を記憶する記憶装置(アドレス管理記憶手段)59と、アドレス管理テーブル60を管理するアドレス管理テーブル管理部58と、パケット変換処理部61とで構成される。全体制御部51は、互いに制御通信路で結ばれた演算装置52と記憶装置53で構成される。図8に示すように、前述した各部51乃至61は、適宜、互いに制御通信路及びデータ通信路で結ばれる。また、アドレス管理テーブル60の構成例は、前述した図1に示す通りである。
【0023】
前述した構成のIPv4/IPv6変換装置40を介した、MobileIPv6端末10とIPv4端末30との間の通信処理について説明する。なお、ホームエージェント20、MobileIPv6端末10、及びIPv4端末30の通信機能については、発明の背景の欄で説明した通りである。ホームエージェント20は、MobileIPv6端末10のホームアドレス宛に対応する経路情報をネットワークに報知(アナウンス)する。
【0024】
先ず、MobileIPv6端末10からIPv4端末30へパケットを送信する場合について、図9を参照にして説明する。同図に示すように、MobileIPv6端末10は、気付アドレスが2100::1の値を有するとともに、ホームアドレスが2000::1の値を有する。一方、IPv4端末30は、アドレスが10.0.0.1の値を有する。移動前のMobileIPv6端末10は、パケットを送信するに際し、パケットの送信元のアドレスを自己の気付アドレスの値(2100::1)とし、また、パケットのIPv6の拡張ヘッダには、MobileIPv6端末10自身のホームアドレスの値(2000::1)を格納して、IPv6ネットワークに送信する(S210)。
【0025】
IPv4/IPv6変換装置40は、IPv6ネットワークからパケットを受信し、アドレス管理テーブルを用いることにより、送信元アドレスを、パケットの拡張ヘッダ内のホームアドレスに対応する仮想IPv4アドレスに変換してIPv4ネットワークに送信する(S220)。IPv4端末30では、送信元のアドレスの値を192.168.0.1と認識する。そして、パケット通信の最中に、MobileIPv6端末10が別のネットワークに移動した結果、移動後に気付アドレスが変化し、2200::1の値になったとする(S230)。すると、このMobileIPv6端末10は、移動後の気付アドレスを送信元アドレスに使用したパケットをIPv4端末30へ向けて送信する。このパケットのIPv6の拡張ヘッダには、MobileIPv6端末10自身のホームアドレスの値(2000::1)が格納されている(S240)。IPv4/IPv6変換装置40は、IPv6ネットワークからパケットを受信し、アドレス管理テーブルを用いることにより、送信元アドレスを、パケットの拡張ヘッダ内のホームアドレスに対応する仮想IPv4アドレスに変換してIPv4ネットワークに送信する(S250)。IPv4端末30では、送信元のアドレスの値を192.168.0.1と認識する。つまり、MobileIPv6端末10が移動して、気付アドレスが変化したとしても、IPv4端末30が受信するIPv4パケットの送信元のアドレスは変化しない。
【0026】
したがって、MobileIPv6端末10が移動して、気付アドレスが変化したとしても、IPv4端末30が受信するパケットが同一の送信元からの通信であると認識でき、継続したパケット通信を続行することができる。
【0027】
図10にIPv4/IPv6変換装置40の処理のフローチャートを示す。以下に、図10のフローチャートの流れを、図9に示した例を参考に説明する。
【0028】
IPv4/IPv6変換装置40は、MobileIPv6端末10が送信したIPv6パケット(101)を受信すると、IPv6オプションヘッダにホームアドレスの情報があるか否かを判定する(102→103)。ホームアドレスの情報がない場合には(103:NO)、送信元アドレスを用いて、アドレス管理テーブルを検索する(105→106)。反対に、受信したパケットにホームアドレスの情報がある場合には(103:YES)、IPv4/IPv6変換装置40は、パケットの拡張ヘッダのホームアドレスと同一のホームアドレスを持つレコードを図9のアドレス管理テーブルで検索する(104→106)。これらの検索動作は、全体制御部51の制御の元で記憶装置59内のアドレス管理テーブル60を参照することで実行される。
【0029】
アドレス管理テーブルの検索の結果、合致するレコードがある場合(図中、106:YES「エントリにマッチ」)、合致したレコード中のIPv4アドレスの値を保持する(108)。
【0030】
反対に、検索の結果、合致するレコードがない場合(図中、106:NO)、仮想IPv4アドレスを新たに割り当ててアドレス管理フィールドに新規レコードを追加し、このIPv4アドレスを保持する(107)。この追加動作は、全体制御部51の制御の元、アドレス管理テーブル管理部を通じて記憶装置59内のアドレス管理テーブル60を更新することで実行される。
【0031】
次に、IPv4/IPv6変換装置40は、宛先アドレスをアドレス管理テーブルで検索し、合致するレコードがある場合(図中、109:YES「エントリにマッチ」)、合致したレコード中のIPv4アドレスを宛先アドレス、図中、107または108で保持したIPv4アドレスを送信元アドレスとするIPv4パケットに変換し(110)、IPv4端末30へ送信する(112)。この送信されたパケットをIPv4端末30は受信する(114)。なお、宛先のIPv6アドレスにIPv4アドレスが埋め込まれている形式の場合は、図中、109において、アドレス管理テーブルを検索せずに、対応する(マッチする)IPv4アドレスを求めることが可能である。
【0032】
また、合致するレコードがない場合(図中、109:NO)、IPv4/IPv6変換装置40は、パケットの送信元端末に対し、ICMPv6(Internet Control Messaging Protocol for the Internet Protocol Version 6)エラー(宛先到達不能)を返す(111)。ICMPv6エラーはRFC2463(Page:6, 7)で公知されている。このICMPv6エラーのパケットをMobileIPv6端末10は受信する(113)。
【0033】
IPv4端末30は、受信したパケットのヘッダに格納されている各アドレスを自己の記憶部に保持している。つまり、IPv4端末30では、送信元のアドレスが、MobileIPv6端末10のホームアドレスに対応したIPv4アドレスとして保持されることとなる。そして、パケット通信の最中に、MobileIPv6端末10が別のネットワークに移動した結果、パケットの送信元アドレスとなる気付アドレスが変化したとしても、IPv4/IPv6変換装置40が、パケットの送信元のアドレスをホームアドレスに対応したIPv4アドレスの値で書き換える(変換)動作を実行する。そのため、IPv4端末30が受信するIPv4パケットの送信元のアドレスは変化しない。したがって、同一の送信元からのパケット通信であると認識し、中断することなく継続したパケット通信を続行することができ、パケット損失は生じない。
【0034】
一方、IPv4端末30からMobileIPv6端末10へパケットを送信する場合について、図11を参照にして説明する。同図に示すように、MobileIPv6端末10は、気付アドレスが2100::1の値を有するとともに、ホームアドレスが2000::1の値を有する。一方、IPv4端末30は、アドレスが10.0.0.1の値を有する。IPv4端末30は、DNSにより、通信相手のMobileIPv6端末10のホームアドレスであるIPv6アドレスを解決しており、IPv4/IPv6変換装置40は、そのMobileIPv6端末10のアドレスに対応するIPv4アドレスを、IPv4端末30に通知し、その対応をアドレス管理テーブルに記録してあるものとする。
【0035】
IPv4端末30は、パケットを送信するに際し、パケットの送信元のアドレスを自己のアドレスの値(10.0.0.1)とするとともに、宛先のアドレスを送信先のMobileIPv6端末10のホームアドレスの値(2000::1)に対応した仮想IPv4アドレスとし、IPv4ネットワークに送信する(S310)。
【0036】
IPv4/IPv6変換装置40は、IPv4ネットワークからパケットを受信し、アドレス管理テーブルを用いることにより、宛先アドレスを、通信相手のMobileIPv6端末10のホームアドレスに変換してIPv6ネットワークに送信する(S320)。
【0037】
ホームエージェント20が、ホームアドレスに対して送信されたパケットを受信し、そのホームアドレスに対応したMobileIPv6端末の気付アドレスへパケットを転送することにより、通信を行うことが可能となっている(S330)。
【0038】
そして、パケット通信の最中に、MobileIPv6端末10が別のネットワークに移動した結果、移動後に気付アドレスが変化し、2200::1の値になったとする(S340)。すると、このMobileIPv6端末10は、移動後の気付アドレスをホームエージェント20に登録する(S350)。IPv4端末30は、MobileIPv6端末10の移動後も、送信先のMobileIPv6端末10のホームアドレスの値に対応した仮想IPv4アドレスへ向けてパケットを送信する(S360)。
【0039】
IPv4/IPv6変換装置40は、IPv4ネットワークからパケットを受信し、アドレス管理テーブルを用いることにより、送信元アドレスを、通信相手のMobileIPv6端末10のホームアドレスに変換してIPv6ネットワークに送信する(S370)。
【0040】
ホームエージェント20が、ホームアドレスに対して送信されたパケットを受信し、そのホームアドレスに対応したMobileIPv6端末の気付アドレスへパケットを転送することにより、通信を行うことが可能となっている(S380)。
【0041】
したがって、MobileIPv6端末10が移動して、気付アドレスが変化したとしても、IPv4端末30が送信するパケットは、MobileIPv6端末10に到達することができ、継続したパケット通信を続行することができる。
【0042】
図12にIPv4/IPv6変換装置40の処理のフローチャートを示す。以下に、図12のフローチャートの流れを、図11に示した例を参考に説明する。
【0043】
IPv4/IPv6変換装置40は、IPv4端末30が送信したIPv4パケット(201)を受信すると、パケットの宛先アドレスと同一のIPv4アドレスを持つレコードをアドレス管理テーブルで検索する(202→203)。この検索動作は、全体制御部51の制御の元で記憶装置59内のアドレス管理テーブル60を参照することで実行される。
【0044】
検索の結果、合致するレコードがあると(図中、203:YES「エントリにマッチ」)、合致したレコード中のIPv6アドレスの値を保持する(204)。
【0045】
次に、IPv4/IPv6変換装置40は、送信元アドレスと同一のIPv4アドレスを持つレコードをアドレス管理テーブルで検索し、合致するレコードがある場合(図中、205:YES「エントリにマッチ」)、合致したレコード中のIPv6アドレスを送信元アドレス、図中、204で保持したIPv6アドレスを宛先アドレスとするIPv6パケットに変換し(206)、MobileIPv6端末10へパケットを送信する(207)。この検索動作は、全体制御部51の制御の元で記憶装置59内のアドレス管理テーブル60を参照することで実行される。この送信されたパケットをMobileIPv6端末10は受信する(209)。なお、送信元のIPv4アドレスをIPv6アドレスに埋め込む形式を使用する場合は、図中、205において、アドレス管理テーブルを検索せずに、対応する(マッチする)IPv6アドレスを求めることが可能である。
【0046】
また、合致するレコードがない場合(図中、203:NO、および、205:NO)、IPv4/IPv6変換装置40は、パケットの送信元端末に対し、ICMP(Internet Control Messaging Protocol)エラー(宛先到達不能)を返す(208)。ICMPエラーはRFC792(Page:4, 5)で公知されている。このICMPエラーのパケットをIPv4端末30は受信する(210)。
【0047】
すなわち、MobileIPv6端末10移動の有無に関わらず、IPv4端末30がMobileIPv6端末10へ通信を行う場合、ホームアドレスに対応する仮想IPv4アドレスを宛先としてパケットを送信する。これに対し、MobileIPv6端末10がIPv4端末30へ応答する際、移動後に気付アドレスが変化しても、IPv4/IPv6変換装置40が、アドレス管理テーブルを参照し、ホームアドレスに対応する仮想IPv4アドレスで送信元アドレスを書き換える。このため、IPv4端末30は、送信先の端末から応答パケットが発信されていると認識することができ、通信を継続することができる。
(2)第2の実施の形態
さらに、本発明の第二の実施の形態につき、図13乃至図16を参照して説明する。IPv4/IPv6変換装置40内部のアドレス管理テーブルの構成において、IPv6フィールドを追加し、これを気付アドレスフィールドとする。その他の構成は前記の実施の形態と同様である。
【0048】
先ず、MobileIPv6端末10からIPv4端末30へパケットを送信する場合について、図13を参照にして説明する。
【0049】
移動前のMobileIPv6端末10は、パケットの送信元アドレスを自己の気付アドレスの値(2100::1)とし、このとき、パケットのIPv6の拡張ヘッダには、MobileIPv6端末10自身のホームアドレスの値(2000::1)を格納して、IPv6ネットワークに送信する(S410)。IPv4/IPv6変換装置40は、IPv6ネットワークからMobileIPv6パケットを受信すると、ヘッダ内のホームアドレスをアドレス管理テーブルのIPv6フィールドから検索し、合致するレコードの気付アドレスフィールドを、ヘッダ内の送信元アドレスで更新する(S420)。そして、IPv4/IPv6変換装置40は、パケットの送信元アドレスを、合致するレコードのIPv4アドレスフィールドの値に変換してIPv4ネットワークに送信する(S430)。そして、パケット通信の最中に、MobileIPv6端末10が別のネットワークに移動した結果、移動後に気付アドレスが変化し、2200::1の値になったとする(S440)。すると、このMobileIPv6端末10は、移動後の気付アドレスを送信元アドレスに使用したパケットをIPv4端末30へ向けて送信する(S450)。このパケットのIPv6の拡張ヘッダには、MobileIPv6端末10自身のホームアドレスの値(2000::1)が格納されている。IPv4/IPv6変換装置40は、IPv6ネットワークからパケットを受信し、アドレス管理テーブル内の気付アドレスの更新を行い(S460)、アドレス管理テーブルを用いることにより、送信元アドレスを、パケットの拡張ヘッダ内のホームアドレスに対応する仮想IPv4アドレスに変換してIPv4ネットワークに送信する(S470)。したがって、MobileIPv6端末10が移動して、気付アドレスが変化しても、IPv4端末30が受信するパケットの送信元アドレスは変化せず、さらに、IPv4/IPv6変換装置40は、MobileIPv6端末10のホームアドレスと気付アドレスの対応を記憶することが可能である。
【0050】
図14にIPv4/IPv6変換装置40の処理のフローチャートを示す。以下に、図14のフローチャートの流れを、図13に示した例を参考に説明する。
【0051】
IPv4/IPv6変換装置40は、MobileIPv6端末10が送信したIPv6パケット(301)を受信すると、IPv6オプションヘッダにホームアドレスの情報があるか否かを判定する(302→303)。ホームアドレスの情報がない場合には(303:NO)、送信元アドレスを用いて、アドレス管理テーブルを検索する(305→106)。反対に、受信したパケットにホームアドレスの情報がある場合には(303:YES)、IPv4/IPv6変換装置40は、パケットの拡張ヘッダのホームアドレスと同一のホームアドレスを持つレコードを図13のアドレス管理テーブルで検索する(304→306)。これらの検索動作は、全体制御部51の制御の元で記憶装置59内のアドレス管理テーブル60を参照することで実行される。
【0052】
アドレス管理テーブルの検索の結果、合致するレコードがある場合(図中、106:YES「エントリにマッチ」)、合致したレコード中のIPv4アドレスの値を保持する(308)。
【0053】
反対に、検索の結果、合致するレコードがない場合(図中、306:NO)、仮想IPv4アドレスを新たに割り当ててアドレス管理フィールドに新規レコードを追加し、そのレコードが合致したレコードとみなし、このIPv4アドレスを保持する(307)。この追加動作は、全体制御部51の制御の元、アドレス管理テーブル管理部を通じて記憶装置59内のアドレス管理テーブル60を更新することで実行される。
次に、IPv4/IPv6変換装置40は、宛先アドレスの値で、合致したレコードの気付アドレスフィールドの更新を行う。
【0054】
さらに、IPv4/IPv6変換装置40は、宛先アドレスをアドレス管理テーブルで検索し、合致するレコードがある場合(図中、310:YES「エントリにマッチ」)、合致したレコード中のIPv4アドレスを宛先アドレス、図中、307または308で保持したIPv4アドレスを送信元アドレスとするIPv4パケットに変換し(311)、IPv4端末30へ送信する(313)。この送信されたパケットをIPv4端末30は受信する(315)。なお、宛先のIPv6アドレスにIPv4アドレスが埋め込まれている形式の場合は、図中、310において、アドレス管理テーブルを検索せずに、対応する(マッチする)IPv4アドレスを求めることが可能である。
【0055】
また、合致するレコードがない場合(図中、310:NO)、IPv4/IPv6変換装置40は、パケットの送信元端末に対し、ICMPv6エラー(宛先到達不能)を返す(312)。このICMPv6エラーのパケットをMobileIPv6端末10は受信する(314)。
【0056】
一方、IPv4端末30からMobileIPv6端末10へパケットを送信する場合について、図15を参照にして説明する。
【0057】
IPv4端末30は、パケットを送信するに際し、パケットの送信元のアドレスを自己のアドレスの値(10.0.0.1)とするとともに、宛先のアドレスを送信先のMobileIPv6端末10のホームアドレスの値(2000::1)に対応した仮想IPv4アドレスとし、IPv4ネットワークに送信する(S510)。
【0058】
IPv4/IPv6変換装置40は、IPv4ネットワークからパケットを受信し、アドレス管理テーブルを用いることにより、宛先アドレスを、通信相手のMobileIPv6端末10の気付アドレスに変換してIPv6ネットワークに送信する(S520)。
【0059】
IPv4/IPv6変換装置40が送信したパケットは、ホームエージェント20を経由する必要がなく、最適な経路でMobileIPv6端末10へと届けられる。
【0060】
図16にIPv4/IPv6変換装置40の処理のフローチャートを示す。以下に、図16のフローチャートの流れを、図15に示した例を参考に説明する。
【0061】
IPv4/IPv6変換装置40は、IPv4端末30が送信したIPv4パケット(401)を受信すると、パケットの宛先アドレスと同一のIPv4アドレスを持つレコードをアドレス管理テーブルで検索する(402→403)。この検索動作は、全体制御部51の制御の元で記憶装置59内のアドレス管理テーブル60を参照することで実行される。
【0062】
検索の結果、合致するレコードがあると(図中、403:YES「エントリにマッチ」)、合致したレコード中の気付アドレスの値を保持する(404)。
【0063】
次に、IPv4/IPv6変換装置40は、送信元アドレスと同一のIPv4アドレスを持つレコードをアドレス管理テーブルで検索し、合致するレコードがある場合(図中、205:YES「エントリにマッチ」)、合致したレコード中のIPv6アドレスを送信元アドレス、図中、204で保持したIPv6アドレスを宛先アドレスとするIPv6パケットに変換し(406)、MobileIPv6端末10へパケットを送信する(407)。この検索動作は、全体制御部51の制御の元で記憶装置59内のアドレス管理テーブル60を参照することで実行される。この送信されたパケットをMobileIPv6端末10は受信する(409)。なお、送信元のIPv4アドレスをIPv6アドレスに埋め込む形式を使用する場合は、図中、405において、アドレス管理テーブルを検索せずに、対応する(マッチする)IPv6アドレスを求めることが可能である。
【0064】
また、合致するレコードがない場合(図中、403:NO、および、405:NO)、IPv4/IPv6変換装置40は、パケットの送信元端末に対し、ICMPエラー(宛先到達不能)を返す(408)。このICMPエラーのパケットをIPv4端末30は受信する(410)。
【0065】
したがって、IPv4/IPv6変換装置40が出力したパケットは、ホームエージェント20を経由する必要がなく、最適な経路でMobileIPv6端末10へと届けられる。
【0066】
【発明の効果】
MobileIPv6端末とIPv4端末との間のパケット通信において、MobileIPv6端末の移動の有無に関わらず、パケット通信の中断を格段に減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IPv4/IPv6トランスレータの動作を説明する図である。
【図2】MobileIPv6による通信を説明する図である。
【図3】IPv4/IPv6変換装置を含むネットワークの構成を説明する図である。
【図4】IPv6ヘッダのフォーマットを説明する図である。
【図5】MobileIPv6パケットの構成を説明する図である。
【図6】MobileIPv6端末からホームエージェントへのアドレス通知を説明する図である。
【図7】従来のIPv6/IPv4トランスレータによるパケット変換処理を説明する図である。
【図8】本発明装置の構成を説明する図である。
【図9】第一の実施の形態におけるパケット変換処理(MobileIPv6端末からIPv4端末の場合)を説明する図である。
【図10】第一の実施の形態におけるパケット変換処理(MobileIPv6端末からIPv4端末の場合)のフローチャート例を説明する図である。
【図11】第一の実施の形態におけるパケット変換処理(IPv6端末からMobileIPv6端末の場合)を説明する図である。
【図12】第一の実施の形態におけるパケット変換処理(IPv4端末からMobileIPv6端末の場合)のフローチャート例を説明する図である。
【図13】第二の実施の形態におけるパケット変換処理(MobileIPv6端末からIPv4端末の場合)を説明する図である。
【図14】第二の実施の形態におけるパケット変換処理(MobileIPv6端末からIPv4端末の場合)のフローチャート例を説明する図である。
【図15】第二の実施の形態におけるパケット変換処理(IPv6端末からMobileIPv6端末の場合)を説明する図である。
【図16】第二の実施の形態におけるパケット変換処理(IPv4端末からMobileIPv6端末の場合)のフローチャート例を説明する図である。
【符号の説明】
10:MobileIPv6端末、30:IPv4端末、40:IPv4/IPv6変換装置、60:アドレス管理テーブル。

Claims (4)

  1. モバイルIPv6端末が接続されたIPv6ネットワークとIPv4端末が接続されたIPv4ネットワークとが変換装置を介して接続されたネットワークシステムにおけるプロトコル変換方法であって、
    前記変換装置に前記モバイルIPv6端末のホームアドレスと、当該モバイルIPv6端末の仮想IPv4アドレスとの第1の対応関係を保持し、
    前記モバイルIPv6端末は、パケットの送信元として気付アドレス、拡張ヘッダにホームアドレスを指定して、当該パケットを前記IPv6ネットワークに送信し、
    前記変換装置は、当該パケットの送信元を、当該パケットのホームアドレスに前記第1の対応関係により対応付けられた仮想IPv4アドレスに書換えて、前記IPv4ネットワークに送信することを特徴とするプロトコル変換方法。
  2. 前記モバイルIPv6端末が移動して前記気付アドレスが変更された場合において、前記モバイルIPv6端末は、パケットの送信元として変更後の気付アドレス、拡張ヘッダに移動前と同一のホームアドレスを指定して、当該パケットを前記IPv6ネットワークに送信することを特徴とする請求項1に記載のプロトコル変換方法。
  3. 前記変換装置に前記モバイルIPv6端末のホームアドレスと、当該モバイルIPv6端末の気付アドレスとの第2の対応関係を保持し、
    前記 IPv4 端末は、仮想IPv4アドレスをパケットの送信先として、当該パケットを前記IPv4ネットワークに送信し、
    前記変換装置は、当該パケットの送信先を、第1の対応関係により当該仮想IPv4アドレスを対応するホームアドレスに変換し、第2の対応関係により当該ホームアドレスを対応する気付アドレスに変換して、送信先を当該変換後の気付アドレスに書換えて、当該パケットを前記IPv6ネットワークに送信することを特徴とする請求項1に記載のプロトコル変換方法。
  4. モバイルIPv6端末が接続されたIPv6ネットワークとIPv4端末が接続されたIPv4ネットワークとが接続可能なプロトコル変換装置であって、
    前記モバイルIPv6端末のホームアドレスと、当該モバイルIPv6端末の仮想IPv4アドレスとの対応関係の保持手段と
    前記モバイルIPv6端末が、パケットの送信元として気付アドレス、拡張ヘッダにホームアドレスを指定して、当該パケットを前記IPv6ネットワークに送信したことに応じて、当該パケットの送信元を、当該パケットのホームアドレスに前記第1の対応関係により対応付けられた仮想IPv4アドレスに書換えて、前記IPv4ネットワークに送信する手段とを備えたことを特徴とするプロトコル変換装置。
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