JP3875324B2 - マット洗浄機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車の床用マット、玄関マットなどを水洗いするためのマット洗浄機に係り、特に、洗浄後のマットの水分を絞り取る機構に改良を施したマット洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車の床用マット等の水洗いを行うマット洗浄機が、ガソリンスタンド等において広く使用されている。この種のマット洗浄機は、送りローラによって内部に送り込まれたマットを、回転するブラシローラによって水洗いするものである。このようなマット洗浄機には、一般的に、水洗いの後、マットに付着した水分を絞り取るための絞りローラが設けられている。この絞りローラは、マットを上下から挟持するローラによって構成されているが、水分を絞り取る目的を有するものであるため、上下から強く圧着させた状態で回転させる必要がある。従って、絞りローラは強力な圧着ばね等によって、互いに圧着する方向に常に付勢しておかなければならない。しかし、作業が終わって絞りローラを停止させた後にも、そのまま圧着状態を維持させてこれを放置しておくと、ローラが変形するおそれがある。特に、冬季には、ローラに付着した洗浄水が凍り、上下のローラが破損したり、始動が困難になるという問題がある。
【0003】
これに対処するため、通常のマット洗浄機においては、ON・OFF用の操作レバーの力で、絞りローラの圧着作業とこれを開離する作業とを行っていた。すなわち、操作レバーを倒してスイッチをONにすると、送りローラ、ブラシローラ及び絞りローラが回転を始めるとともに、ばねの力が上下の絞りローラに加わり、絞りローラが互いに圧着される。そして、操作レバーを戻してスイッチをOFFにすると、ばねの力に抗して絞りローラが離れる。このように、スイッチのON・OFF操作と絞りローラの圧着・開離操作を同期させることにより、絞りローラの変形を防止することができる。
【0004】
また、ブラシローラによって洗浄中のマットには、給水管を介して供給される洗浄用の水が噴射されるが、この洗浄水の供給・停止を行うためのバルブ操作は、通常、上記操作レバーによって行う構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のようなマット洗浄機の一例には、以下のような改良すべき点があった。すなわち、マットに付着した洗浄水を効果的に絞り取るためには、上下の絞りローラの圧着力を非常に大きくする必要がある。このため、絞りローラを圧着するばねは力の大きいものを用いなければならず、これに逆らって絞りローラを完全に開離させるために要求される操作力も非常に大きくなる。従って、力の弱い操作者は、操作レバーを完全に上下させることが困難となり、スイッチは切れても、絞りローラが圧着した状態に放置されたり、スイッチが入っても、絞りローラが圧着されない状態になるという可能性が高くなる。特に、最近では、ガソリンスタンドの従業員として女性も多く、軽い力で操作ができるマット洗浄機の方が望ましいといえるが、上記のような構成では、そのような要請に沿わない。
【0006】
但し、操作レバーの駆動力は、梃の力を利用して伝える構造のものが大半であるため、操作レバーを長くすることにより操作に要する力をある程度軽減させることはできる。しかし、このように操作レバーを長くすると、マット洗浄機全体が大型化するという問題がある。
【0007】
また、従来は、上記のように、スイッチのON・OFF操作、絞りローラの圧着・開離操作、洗浄水の供給・停止のバルブ操作を一つの操作レバーで行っていた。しかし、洗浄水の水量調節のためのバルブ操作は、以下の理由により、別のレバーによって行う必要があった。すなわち、絞りローラの圧着・開離のためには、操作レバーをON位置またはOFF位置にまで完全に倒す必要がある。ところが、水量調節の場合には、所望の水量に応じてレバーを中間で止める等の作業が必要となるため、上記の一つの操作レバーによって水量調節を行う構成とすることは困難となる。従って、従来のマット洗浄機には、ON・OFF用と水量調節用の2本のレバーが必要となるとともに、洗浄水の供給・停止用と水量調節用の2つのバルブが給水管上に必要となるため、部品点数が増大していた。
【0008】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために開発されたものであり、その主たる目的は、駆動源の作動・停止操作と絞りローラの圧着・開離操作とを、軽い力で同期させて行うことができるマット洗浄機を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、駆動源の作動・停止操作、絞りローラの圧着・開離操作、洗浄液の供給・停止操作、洗浄液量の調節操作を、単一の操作レバーで行うことができるマット洗浄機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、挿入されたマットを移送する送り機構と、前記送り機構によって取り込まれたマットを洗浄液により洗浄する洗浄機構と、前記洗浄機構によって洗浄されたマットから洗浄液を絞り取る絞り機構と、前記送り機構、前記洗浄機構及び前記絞り機構を駆動源の動力により駆動する駆動機構と、前記駆動源の作動・停止を操作する操作機構とを有するマット洗浄機において、以下のような技術的特徴を有する。
【0011】
すなわち、請求項1記載の発明は、前記絞り機構は、前記駆動源によって回転し、マットを挟持可能に設けられた二つの絞りローラを有し、少なくとも一方の絞りローラが、他方の絞りローラと接離する方向に移動可能に設けられ、移動可能な絞りローラを他方の絞りローラに圧着する圧着手段を備え、可動に設けられた一方の絞りローラの近傍には、当該絞りローラから独立して移動可能な開離用カムが設けられ、前記開離用カムが設けられた絞りローラと異なる絞りローラには、これと同期して回転可能な回転カムが設けられ、前記開離用カムは、前記駆動源の停止時に前記回転カムに当接し、前記圧着手段の圧着力に抗して前記絞りローラを開離させる当接位置と、前記駆動源の作動時に前記回転カムから外れ、前記絞りローラが互いに圧着される解除位置との間を移動可能に設けられ、前記操作機構による前記駆動源の運転・停止操作に連動して、前記開離用カムを前記当接位置と前記解除位置との間で移動させるリンク機構を備えたことを特徴とする。
【0012】
以上のような請求項1記載の発明では、駆動源の作動時には、送り機構によって取り込まれたマットが、洗浄機構によって洗浄された後、回転する二つの絞りローラによって挟持される。この作動時には、開離用カムが回転カムから外れた解除位置にあるので、圧着手段によって絞りローラが互いに圧着されている。従って、二つの絞りローラによって洗浄液が十分に絞り取られる。そして、操作機構によって駆動源の作動を停止すると、開離用カムが、リンク機構によって当接位置側に移動して回転カムに当接する。すると、回転カムの惰性の回転力によって、開離用カム及び一方の絞りローラに圧着手段の圧着力に抗する力が働き、二つの絞りローラが開離した状態で停止する。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のマット洗浄機において、前記開離用カムを、前記解除位置側に常時付勢する復帰手段を有することを特徴とする。
【0014】
以上のような請求項2記載の発明では、復帰手段によって、開離用カムが解除位置側に常時付勢されているので、停止状態から駆動源の運転を開始して、開離用カムと回転カムとの当接が外れると、開離用カムが自動的に解除位置に復帰する。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のマット洗浄機において、前記操作機構は、前記駆動源のスイッチと、移動又は回動により周縁部が前記スイッチに接離して前記スイッチを投入・遮断するスイッチカムと、回動可能に且つ前記スイッチカムと連動可能に設けられた操作レバーとを有し、前記操作レバーの回動中には、前記スイッチの投入が維持され、前記操作レバーが一方の回動端に達したときにのみ前記スイッチが遮断されるように、前記スイッチカムの周縁部が形成されていることを特徴とする。
【0016】
以上のような請求項3記載の発明では、操作レバーを投入方向に回動すると、スイッチカムによって駆動源のスイッチが投入され、マット洗浄機が作動する。この作動状態から操作レバーを遮断方向に回動させると、回動中には、スイッチカムによってスイッチが投入状態に維持される。そして、操作レバーを回動端にまで回動させたときに、スイッチカムによってスイッチが遮断される。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のマット洗浄機において、前記洗浄機構は、洗浄中のマットに洗浄液を噴射する噴射手段と、前記噴射手段に洗浄液を供給する接続配管と、前記接続配管内を流れる液量を調節するバルブとを有し、前記バルブの調節機構に前記操作レバーが連結されていることを特徴とする。
【0018】
以上のような請求項4記載の発明では、バルブに操作レバーが連結されているので、作動中に噴射される液量を操作レバーの回動量によって調節することができる。そして、操作レバーが一方の回動端に達しない限り、スイッチの投入状態が維持されているので、操作レバーの回動量を変化させても作動状態は維持される。
【0019】
【発明の実施の形態】
請求項1〜4記載の発明に対応する一つの実施の形態を、図面に従って以下に説明する。なお、請求項1記載の駆動源はモータ、請求項2記載の復帰手段はワイヤ、プーリ及び復帰ばね、請求項4記載の噴射手段はノズル、接続配管は配管及び給水パイプとする。
【0020】
(1)実施の形態の構成
本実施の形態の構成を図1〜13に従って以下に説明する。
【0021】
▲1▼マット送り機構及びマット洗浄機構
まず、マットをマット洗浄機内部に取り込むマット送り機構と、マットを洗浄するマット洗浄機構を以下に説明する。すなわち、図1に示すように、マット洗浄機のフレーム1の前面には、上下にガイドを有するマット挿入口1aが設けられている。フレーム1の内部におけるマット挿入口1aの後方には、図2に示すように、固定送りローラ2と、この固定送りローラ2に接離可能な可動送りローラ3とが設けられている。可動送りローラ3の軸3aは、ブラケット4に取り付けられるとともに、フレーム1に形成されたガイド孔1bに沿って、上下に移動可能に設けられている。ブラケット4は、その一端の軸4aを支点としてフレーム1に回動自在に取り付けられ、その他端とフレーム1下部との間には、ばね5が設けられている。このばね5によって、可動送りローラ3は固定送りローラ2に圧着する方向に常に付勢されている。なお、図5に示すように、フレーム1の反対側面にも、可動送りローラ3及び固定送りローラ2に対応する箇所に、ブラケット4及びばね5が同様の構成で設けられている。
【0022】
これらの送りローラ2,3の後方には、図2に示すように、マットを上下から支持して洗浄するブラシローラ6a,6bが設けられている。そして、送りローラ2,3の近傍と、ブラシローラ6bの近傍には、マットに洗浄水を噴射するノズル7,7が設けられ、これらのノズル7,7は、配管7a,7aを介して給水パイプ8に接続されている。この給水パイプ8には、操作レバー21の操作によって開閉し、水量調節可能なバルブ9が設けられている。
【0023】
▲2▼マット絞り機構
次に、洗浄されたマットの水分を絞り取るマット絞り機構の構成を説明する。すなわち、図2に示すように、ブラシローラ6a,6bの後方には、フレーム1に支持された固定絞りローラ11と、この固定絞りローラ11に対して接離可能に配設された可動絞りローラ12とが設けられている。可動絞りローラ12の軸12aは、フレーム1に形成された軸受け穴1cによって、上下動可能に支持されている。また、可動絞りローラ12は、圧着レバー14によって下方に付勢されている。つまり、圧着レバー14は、一端が軸14aを支点としてフレーム1に回動自在に取り付けられ、その他端とフレーム1の下部との間に、圧着ばね15が設けられている。従って、この圧着ばね15によって圧着レバー14が下方に回動する方向に付勢され、可動絞りローラ12が固定絞りローラ11に圧着する方向に常に付勢されている。
【0024】
また、固定絞りローラ11には、これと同軸で一体に回転する扇形の回転カム16が設けられている。可動絞りローラ12の支軸には、これと同軸で可動絞りローラ12から独立して自由に回転可能な扇形の開離用カム17が設けられている。さらに、可動絞りローラ12の支軸には、これと同軸で、可動絞りローラ12及び開離用カム17から独立して回転可能な付勢プレート13が設けられている。
【0025】
付勢プレート13と操作レバー21との間には、以下のようなリンク機構が設けられている。すなわち、付勢プレート13の一端には、付勢リンク18の一端が回動可能に連結されている。この付勢リンク18の他端には長孔18aが形成され、この長孔18aにはフレーム1に設けられた軸18bが挿通されている。従って、付勢リンク18は軸18bを支点として回動可能に、かつ長孔18aの長さ分だけスライド移動可能に設けられている。
【0026】
付勢リンク18の長孔18aが設けられた端部側には、回動リンク19が設けられている。この回動リンク19は、フレーム1に回動可能に設けられ、その一端の押圧部19aが付勢リンク18の端部に接離可能に設けられている。回動リンク19の他端には、スライドリンク20の一端が回動可能に設けられている。スライドリンク20の他端は、操作レバー21に固定された操作プレート21aに回動可能に設けられている。スライドリンク20は、操作レバー21の操作によって前後にスライド移動可能に設けられている。さらに、フレーム1におけるスライドリンク20の下方には、上部に磁石を配設した保着部29が設けられている。
【0027】
また、付勢プレート13と開離用カム17とは、圧着レバー14に設けられたストッパ14bによって、その回動が一回転分に規制されている。開離用カム17の端部には、開離用カム17が図中反時計回りに一回転したときに、ストッパ14bが入り込む切欠部17aが形成されている。また、開離用カム17における切欠部17aの近傍には、付勢プレート13の端部に当接する当接部17bが形成されている。
【0028】
そして、開離用カム17の軸には、ワイヤ22の一端が締結された締結部17cが設けられている。このワイヤ22の他端は、フレーム1の上部に設けられたプーリ25を介して、フレーム1の下部に設けられた復帰ばね24に接続されている。従って、開離用カム17は、常に、可動絞りローラ12の回転方向とは逆方向に回動するように付勢されている。
【0029】
なお、図5に示すように、フレーム1の反対側面における可動絞りローラ12及び固定絞りローラ11に対応する箇所にも、軸受け穴1c、圧着レバー14、圧着ばね15、回転カム16、開離用カム17、付勢プレート13、付勢リンク18、プーリ25、ワイヤ22及び復帰ばね24が同様の構成により設けられている。
【0030】
▲3▼駆動機構
以上のマット洗浄機構及びマット絞り機構を駆動するための駆動機構を、以下に説明する。すなわち、図3に示すように、フレーム1の図2と同一側面側においては、固定送りローラ2、ブラシローラ6a,6b、固定絞りローラ11の端部に、これらのローラを駆動するための駆動ギア30が設けられている。そして、フレーム1の側面における上部側には、大ギア31及び小ギア32が、同軸にかつ同期して回転可能に設けられている。この大ギア31とブラシローラ6a,6bの駆動ギア30とは、チェーン33によって連結されている。また、小ギア32と固定送りローラ2及び固定絞りローラ11の駆動ギア30とは、チェーン34によって連結されている。
【0031】
一方、図4に示すように、フレーム1の底部にはモータ35が配設され、その回転軸35aが、図2及び図3と反対側面において露出している。このモータ35の回転軸35aは、ベルト36を介して大プーリ37を回転駆動可能な構成となっている。この大プーリ37は、下段のブラシローラ6bと同軸に、かつ回動によりブラシローラ6bを駆動可能となるように設けられている。
【0032】
また、図5に示すように、可動絞りローラ12には、図2及び図3の側面と同様の構成により、付勢プレート13及び付勢リンク18が設けられている。この付勢リンク18の長孔18a側の端部には、スイッチプレート26の押圧部26aが接離可能に設けられている。このスイッチプレート26は、図1の側面における回動リンク19と同軸に、かつ同期して回動するように設けられ、部分円状のスイッチカム26bを有している。スイッチプレート26の上方には、配電盤27を介してモータ35に接続されたスイッチ28が設けられている。
【0033】
このスイッチ28には、その下部にローラを有するノブ28aが突出し、ローラがスイッチカム26bの円弧状部分に当接している場合にはスイッチ28がON、円弧状部分から外れている場合にはスイッチ28がOFFとなるように構成されている。なお、スイッチカム26bの円弧状部分は、図2及び図5に示すように、操作レバー21を完全に押し下げたときにのみノブ28aが外れ、スイッチ28がOFFとなる長さに設定されている。
【0034】
(2)実施の形態の作用
以上のような構成を有する本実施の形態の作用を、「運転時」、「運転時における洗浄水量の調節」、「停止時」及び「再起動時」に分けて説明する。
【0035】
▲1▼運転時
マット洗浄機構の運転時には、図6に示すように、操作レバー21は押し上げられた状態にあり、スライドリンク20が保着部29上部の磁石に保着されることによって、各部材の角度が保持されている。スライドリンク20に連結された回動リンク19は、図中時計回りに回動した状態にあり、その押圧部19aは付勢リンク18から開離している。このとき、付勢リンク18の端部に連結された付勢プレート13は、開離用カム17の当接部17bに当接しているが、開離用カム17は復帰ばね24によって付勢されているので、開離用カム17とともにストッパ14bの図中左側に当接している。従って、図10に示すように、固定絞りローラ11とともに回転する回転カム16は、開離用カム17に接触することがなく、圧着ばね15の付勢力は可動絞りローラ12にそのまま加わる。このため、上下の絞りローラ11,12が両カムに妨げられることなく圧着している。
【0036】
一方、図8に示すように、スイッチ28のノブ28aは、スイッチカム26bの円弧状部分に当接しているので、スイッチ28はONの状態となっていて、モータ35の回転軸35aが回転している。従って、図4に示したベルト36を介して大プーリ37が回転し、下部のブラシローラ6bが回転する。すると、図3に示したチェーン33及び駆動ギア30を介して上部のブラシローラ6a及び大ギア31が回転する。さらに、大ギア31の回転とともに小ギア32が回転し、チェーン34及び駆動ギア30を介して固定送りローラ2及び固定絞りローラ11が回転する。
【0037】
また、スイッチプレート26の押圧部26aは、付勢リンク18から開離している。このとき、付勢リンク18の端部に連結された付勢プレート13は、開離用カム17の当接部17bに当接しているが、開離用カム17は復帰ばね24によって付勢されているので、開離用カム17とともにストッパ14bの図中右側に当接している。従って、回転カム16は開離用カム17に接触しておらず、上記のように上下の絞りローラ11,12の圧着状態が維持されている。なお、このとき、操作レバー21は押し上げられているので、バルブ9が開いた状態となり、ノズル7,7から洗浄水が噴射している。
【0038】
このような状態で挿入口1aからマットを挿入すれば、マットはノズル7,7から洗浄水を噴射されながら、固定送りローラ2及び可動送りローラ3に狭持されて内部に取り込まれ、ブラシローラ6a,6bを通って洗浄される。さらに、このマットは、圧着状態にある固定絞りローラ11及び可動絞りローラ12に挟持されて水分を絞り取られた後、マット洗浄機の外部に排出される。
【0039】
▲2▼運転時における洗浄水量の調節
運転中の洗浄水量の調節は、操作レバー21を操作することによって行う。すなわち、図7に示すように、操作レバー21を完全に上げたり完全に下げたりすることなく、その間で上下動させることによってバルブ9の開閉を制御する。すると、バルブ9の開閉の度合いによって、洗浄水の噴射量が調節される。このとき、スライドリンク20は、保着部29から開離した状態にあるので、微調整を行うことができる。
【0040】
なお、このように、操作レバー21の上下動によって水量調節を行ったとしても、操作レバー21を完全に下に押し下げない限り、図8、図9に示すように、スイッチプレート26におけるスイッチカム26bの円弧状部分に、スイッチ28のノブ28aが当接していて、スイッチ28はONのままである。従って、水量調節のために、操作レバー21を上記のように途中の角度で上下動させても、スイッチ28のONの状態が維持される。
【0041】
▲3▼停止時
以上のような運転状態にあるマット洗浄機のレバー21を、図中下方に回動させると、図7及び図2に示すように、操作プレート21a及びスライドリンク20を介して回動リンク19が図中反時計回りに回動し、スライドリンク20が保着部29上部の磁石に保着されることによって、その角度が保持される。一方、図9及び図5に示すように、回動リンク19と同軸のスイッチプレート26が、図中時計回りに回動するので、スイッチ28のノブ28aがスイッチカム26bの円弧状部分から外れてモータ35のスイッチ28がOFFの状態となる。
【0042】
同時に、回動リンク19及びスイッチプレート26の押圧部19a,26aが、付勢リンク18を押圧し、この付勢リンク18が付勢プレート13を回動させる。付勢プレート13は開離用カム17の当接部17bに当接しているので、図11に示すように、開離用カム17も回動し、その外周が回転カム16の回転軌道に入り込む。このため、図12、図13に示すように、スイッチ28がOFFとなった後の惰性で回動している回転カム16の周辺が、開離用カム17の周辺に接触し、回転カム16の惰性の回転力で開離用カム17が押し上げられる。すると、開離用カム17と同軸に設けられた可動絞りローラ12が、圧着ばね15の付勢力に抗して固定絞りローラ11と離れる方向に移動する。その結果、固定絞りローラ11と可動絞りローラ12との圧着が離れた状態で停止する。
【0043】
▲4▼再起動時
以上のような停止状態から再びマット洗浄機を起動させる場合には、操作レバー21を上方に回動させる。すると、図7及び図6に示すように、操作プレート21a及びスライドリンク20を介して回動リンク19が図中時計回りに回動して押圧部19aが付勢リンク18から離れ、スライドリンク20が保着部29上部の磁石に保着されることによって、その角度が保持される。一方、図9及び図8に示すように、回動リンク19と同軸のスイッチプレート26は、図中反時計回りに回動するので、スイッチ28のノブ28aがスイッチカム26bの円弧状部分に当接してモータ35のスイッチ28がONの状態となる。
【0044】
モータ35が作動すると、上記の運転時において説明したように、固定絞りローラ11が回転し、これと一体に回転カム16も回転する。すると、図14に示すように、回転カム16に接触している開離用カム17も回転する。両カム16,17が回転を続けると、開離用カム17の切欠部17aに、ストッパ14bが入り込む位置に達して、開離用カム17から回転カム16が離れる。その結果、可動絞りローラ12は、圧着レバー14及び圧着ばね15の付勢力によって下方に押圧され、固定絞りローラ11に圧着するので、従動回転を開始する。
【0045】
そして、回転カム16とのかみ合いが外れた開離用カム17は、プーリ25を介してワイヤ22を引っ張る復帰ばね24によって付勢されているので、可動絞りローラ12の回転方向とは逆方向に回動し、図9に示す元の位置にまで引き戻される。この後、開離用カム17の後方の縁がストッパ14bに当たり、開離用カム17の位置決めがなされる。
【0046】
(3)実施の形態の効果
以上のような本実施の形態の効果は、以下の通りである。すなわち、運転停止時や運転開始時の操作レバー21の操作においては、可動絞りローラ12を圧着するための強力な圧着ばね15に抗する力は必要ない。そして、操作レバー21の操作後には、開離用カム17と回転カム16との働きによって、可動絞りローラ12と固定絞りローラ11とは自動的に開離・圧着する。従って、力の弱い操作者であっても、操作レバーを完全に戻すことができ、スイッチがOFFとなった後に絞りローラ11,12が圧着した状態に放置されたり、スイッチがONとなっても絞りローラ11,12が圧着されない状態になる可能性がなくなる。
【0047】
また、操作レバー21を長くしなくとも、操作に要する力を軽減させることができるので、マット洗浄機全体が大型化することもない。
【0048】
さらに、スイッチのON・OFF操作、絞りローラの圧着・開離操作、洗浄水の供給・停止のバルブ操作、洗浄水の水量調節のためのバルブ操作を一つの操作レバー21によって行うことができるとともに、給水管上に設けるバルブ9は一つでよいので、部品点数が少なく、製造コストの節約になる。
【0049】
(4)その他の実施の形態
なお、本発明は以上のような実施の形態に限定されるものではなく、各部材の配置、大きさ、形状、材質等は適宜変更可能である。
【0050】
例えば、図16に示すような一つの実施の形態も構成可能である。すなわち、可動絞りローラ12の近傍に、楔形の開離用カム38を、そのスライド移動により可動絞りローラ12の軸に接離可能に設ける。この開離用カム38は、レバー操作により可動絞りローラ12の軸に接する方向に付勢可能に設けられるとともに、復帰ばね等により可動絞りローラ12から離れる方向に付勢されている。そして、この開離用カム38には、その移動位置によって回転カム16に当接する突起38aが形成されている。
【0051】
このような構成の実施の形態の作用効果は以下の通りである。すなわち、運転時においては、復帰ばねの付勢力によって、開離用カム38が可動絞りローラ12から離れている。従って、可動絞りローラ12は固定絞りローラ11に圧着されている。次に、運転停止時には、停止のためのレバー操作と連動させて、開離用カム38を可動絞りローラ12側に移動させる。すると、惰性で回転する回転カム16が、開離用カム38の突起38aに当接するので、開離用カム38が可動絞りローラ12の軸に当接する方向にさらに移動する。そして、開離用カム38の傾斜縁によって、可動絞りローラ12が押し上げられ、可動絞りローラ12と固定絞りローラ11とが開離するとともに、固定絞りローラ11及び回転カム16が停止する。再起同時には、回転カム16がその回転により突起38aから外れ、開離用カム38は、復帰ばねによって可動絞りローラ12から離れ、可動絞りローラ12は固定絞りローラ11に圧着する。
【0052】
以上のように、絞りローラを開離させるための開離用カムは、可動絞りローラと同軸である必要はない。基本的に、固定絞りローラと連動する回転カムと離れて設けられていて、OFF状態にするために操作レバーを下方に回動させたときに、この回転カムとの接触によって可動絞りローラを持ち上げることができるものであれば、どのような構造でも良い。可動絞りローラの軸に操作レバーを取り付け、これに開離用カムを設けても良い。
【0053】
また、開離用カムの形状は扇形に限定されない。回転カムと接触しない非接触部と、回転カムと接触する接触部とを有し、接触した後は可動絞りローラを固定絞りローラから開離させる方向に移動させるものであれば、楕円形、長方形などその他の形状であってもよい。このカムの周面は、徐々にカムの半径が大きくなるような形状にすることもできる。
【0054】
また、上記実施の形態における各ローラの従動側と駆動側の上下関係は、逆にすることも可能である。そして、可動絞りローラを付勢する手段は、その軸に直接スプリングを付けて引っ張るものであってもよい。
【0055】
また、開離用カム17の切欠部17aは、開離用カム17が可動絞りローラ12を持ち上げる位置まで回転したときに、ストッパー14bと開離用カム17の前方の縁とが接触することを避けるために設けられたものである。従って、ストッパー14bの位置を変えたり、開離用カム17にストッパー14bに当てるための突起を設けることなどにより、開離用カム17の前方の縁がストッパー14bに当たらないようにした場合には、このような切欠部17aは不要である。
【0056】
また、マットをフレーム内に取り込む送り機構や、マットを洗浄する洗浄機構は、他の公知の機構であればどのような構造のものであってもよい。洗浄に使用する洗浄液も、単なる水に限定するものではなく、洗剤等を混合させることも可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上のような本発明によれば、駆動源の運転・停止操作と絞りローラの圧着・開離操作とを軽い力で同期させて行うことが可能なマット洗浄機を提供することができる。
【0058】
また、本発明によれば、駆動源の運転・停止操作、絞りローラの圧着・開離操作、洗浄液の供給・停止操作、洗浄液量の調節操作を、単一の操作レバーで行うことが可能なマット洗浄機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマット洗浄機の一つの実施の形態を示す正面側斜視図である。
【図2】図1の実施の形態の一部透視右側面図である。
【図3】図1の実施の形態の右側面図である。
【図4】図1の実施の形態の左側面図である。
【図5】図1の実施の形態の一部透視左側面図である。
【図6】図1の実施の形態の運転時におけるリンク機構を示す側面図である。
【図7】図1の実施の形態の操作レバーの操作途中におけるリンク機構を示す側面図である。
【図8】図1の実施の形態の運転時におけるスイッチプレートを示す側面図である。
【図9】図1の実施の形態の操作レバーの操作途中におけるスイッチプレートを示す側面図である。
【図10】図1の実施の形態の運転時における開離用カム及び回転カムを示す側面図である。
【図11】図1の実施の形態の運転停止操作開始時の開離用カム及び回転カムを示す側面図である。
【図12】図1の実施の形態の運転停止時の開離用カム及び回転カムを示す側面図である。
【図13】図1の実施の形態の絞りローラの回転停止時の開離用カム及び回転カムを示す側面図である。
【図14】図1の実施の形態の再起動操作開始時の開離用カム及び回転カムを示す側面図である。
【図15】図1の実施の形態の再起動時の開離用カムの復帰を示す側面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態における開離用カム及び回転カムを示す側面図である。
【符号の説明】
1…フレーム
1a…マット挿入口
1b…ガイド孔
1c…軸受け穴
2…固定送りローラ
3…可動送りローラ
3a,4a,12a,14a,18b…軸
4…ブラケット
5…ばね
6a,6b…ブラシローラ
7…ノズル
7a,7b…配管
8…給水パイプ
9…バルブ
11…固定絞りローラ
12…可動絞りローラ
13…付勢プレート
14…圧着レバー
15…圧着ばね
16…回転カム
17,38…開離用カム
17a…切欠部
17b…当接部
17c…締結部
18…付勢リンク
18a…長孔
19…回動リンク
19a,26a…押圧部
20…スライドリンク
21…操作レバー
22…ワイヤ
24…復帰ばね
25…プーリ
26…スイッチプレート
27…配電盤
28…スイッチ
29…保着部
30…駆動ギア
31…大ギア
32…小ギア
33,34…チェーン
35…モータ
35a…回転軸
36…ベルト
37…大プーリ
38a…突起
Claims (4)
- 挿入されたマットを移送する送り機構と、前記送り機構によって取り込まれたマットを洗浄液により洗浄する洗浄機構と、前記洗浄機構によって洗浄されたマットから洗浄液を絞り取る絞り機構と、前記送り機構、前記洗浄機構及び前記絞り機構を駆動源の動力により駆動する駆動機構と、前記駆動源の作動・停止を操作する操作機構とを有するマット洗浄機において、
前記絞り機構は、前記駆動源によって回転し、マットを挟持可能に設けられた二つの絞りローラを有し、
少なくとも一方の絞りローラが、他方の絞りローラと接離する方向に移動可能に設けられ、
移動可能な絞りローラを他方の絞りローラに圧着する圧着手段を備え、
可動に設けられた一方の絞りローラの近傍には、当該絞りローラから独立して移動可能な開離用カムが設けられ、
前記開離用カムが設けられた絞りローラと異なる絞りローラには、これと同期して回転可能な回転カムが設けられ、
前記開離用カムは、前記駆動源の停止時に前記回転カムに当接し、前記圧着手段の圧着力に抗して前記絞りローラを開離させる当接位置と、前記駆動源の作動時に前記回転カムから外れ、前記絞りローラが互いに圧着される解除位置との間を移動可能に設けられ、
前記操作機構による前記駆動源の運転・停止操作に連動して、前記開離用カムを前記当接位置と前記解除位置との間で移動させるリンク機構を備えたことを特徴とするマット洗浄機。 - 前記開離用カムを、前記解除位置側に常時付勢する復帰手段を有することを特徴とする請求項1記載のマット洗浄機。
- 前記操作機構は、前記駆動源のスイッチと、移動又は回動により周縁部が前記スイッチに接離して前記スイッチを投入・遮断するスイッチカムと、回動可能に且つ前記スイッチカムと連動可能に設けられた操作レバーとを有し、
前記操作レバーの回動中には、前記スイッチの投入が維持され、前記操作レバーが一方の回動端に達したときにのみ前記スイッチが遮断されるように、前記スイッチカムの周縁部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマット洗浄機。 - 前記洗浄機構は、洗浄中のマットに洗浄液を噴射する噴射手段と、前記噴射手段に洗浄液を供給する接続配管と、前記接続配管内を流れる液量を調節するバルブとを有し、
前記バルブの調節機構に前記操作レバーが連結されていることを特徴とする請求項3記載のマット洗浄機。
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JP28232696A JP3875324B2 (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | マット洗浄機 |
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-
1996
- 1996-10-24 JP JP28232696A patent/JP3875324B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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