JP3874900B2 - 半導体装置の熱処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置、特に不揮発性メモリであるフラッシュEEPROMの製造装置に係り、詳しくは、そのランプ加熱による熱処理炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術としては、例えば、第35回 VLSI FORUM 「極薄酸化膜の新しい形成法と信頼性」(1994年2月25日(株)プレスジャーナル主催)に開示されるものがあった。
【0003】
上記文献に示されるメモリのトンネル酸化膜は、浮遊ゲートの電荷を保持するための絶縁膜として機能している。
【0004】
一般に、従来のメモリのトンネル酸化膜は書き込みの際、電荷が貫通することと、消去時トンネル電流にて電荷を引き込むため、膜厚は80〜120Åと極薄膜で、高い信頼性が必要とされており、上記文献に開示されているように、酸化膜の窒化による酸窒化膜が使用されている。
【0005】
図10はかかる従来のメモリのトンネル酸窒化膜の製造工程図であり、各図は製造段階で得られた構造体の断面を概略的に示している。
【0006】
(1)まず、図10(a)に示すように、基板100の表面にLOCOS技術を用いて分離酸化膜101を形成し、アクティブ領域102を形成する。
【0007】
(2)次に、図10(b)に示すように、アクティブ領域102に酸化膜103を急速熱処理酸化法(RTO)により形成する。
【0008】
(3)次に、その酸化膜103を、図10(c)に示すように、急速熱処理窒化法(RTN)により窒化し、酸窒化膜104を形成する。また、一般に窒化においてNH3 雰囲気が用いられることから、膜の信頼性向上を目的として酸窒化膜104の脱水素の処理として、N2 O雰囲気で急速熱処理酸窒化法(RTON)による再酸化処理を行っている。
【0009】
(4)次に、図10(d)に示すように、酸窒化膜104上に浮遊ゲート105と層間絶縁膜106及び制御ゲート107を形成し、ソース領域108とドレイン領域109を形成する。
【0010】
このようにして、フラッシュEEPROMのセルトランジスタを形成することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のメモリのトンネル酸窒化膜の製造方法では、ウエハ間、つまり処理毎の成膜膜厚がばらつき、再現性に問題点があり、技術的に満足できるものは得られなかった。
【0012】
その膜厚の再現性について実験したデータをもとに詳細に説明する。
【0013】
従来の製造装置による急速熱処理酸化法(RTO)+急速熱処理窒化法(RTN)+急速熱処理酸窒化法(RTON)による3ステップ処理のシーケンス例を図11に示す。温度シーケンスは急速加熱仕様である。
【0014】
まず、ウエハを搬入すると、チャンバーに流していたN2 ガスを止め、チャンバー内を真空ポンプで、1E−1Torr以下の真空度まで引く。
【0015】
次に、O2 ガスを流して大気圧まで戻し、ランプ加熱により50〜200℃/秒のレートで昇温させ、1000〜1100℃で所定膜厚の酸化膜を生成する。
【0016】
次に、ランプを切り600℃以下まで降温させ、再度真空ポンプで、1E−1Torr以下まで真空を引き、O2 ガスを除去し、NH3 ガスを流して大気圧まで戻す。
【0017】
次に、ランプ加熱により酸化工程と同様にウエハ温度を昇温させ、窒化工程を完了させる。
【0018】
次に、酸化工程と同様に真空ポンプにてNH3 ガスを除去し、N2 Oガスを流し大気圧まで戻し、酸化工程と同様にウエハを昇温させ、再酸化処理を完了させ、3ステップ処理でのトンネル酸窒化膜の生成が終了する。
【0019】
まず、最初の酸化工程であるRTOの再現性、つまり、繰り返し精度の実験結果を図12に示す。この図において、縦軸は酸化膜厚(Å)、横軸は処理枚数を示している。
【0020】
この図に示すように、25枚連続してRTO(1100℃×40秒)で処理すると1枚目では、119.8Åであったものが、10枚目で121.0Å、15枚目で120.6Å、25枚目では123.6Åと、膜厚が3.2%厚くなっており、ロット処理において問題となっていた。ここでは図示しないが、RTO+RTN+RTONの3ステップ処理においても、最初のRTOのステップで膜厚の増加が見られることから、トンネル膜として大きな問題であった。
【0021】
酸窒化膜をトンネル酸化膜として機能させると、トンネル電流は近似的に電界の二乗に比例し、電界は膜厚に反比例するから、膜厚の増加はトンネル電流を二次の関係で減少させるため、ウエハ間の膜厚差は少ない程良く、一般に3σで±3Å程度がデバイスの動作上の限界であり、従来の酸窒化成膜炉は、その限界を越えていた。
【0022】
この膜厚の増加の原因について、図13を用いて説明する。
【0023】
図13は従来の赤外線放射温度計の断面図であり、枝管300と赤外線放射温度計本体401の気密を取るためのOリング402と、測温赤外線を取り出す窓ガラス403と、その気密のためのOリング404および、赤外線光学系405と赤外線検出器406で構成されている。
【0024】
膜厚の増加がみられた際、窓ガラス403を見ると表面に僅かな「曇り」があり、またOリング402を点検すると枝管300に融着していた。そのため、窓ガラス403の表面にあった「曇り」はOリング402が融けた際の「煙」が付着したと判定した。その後、窓ガラス403の表面を拭き取り、装置を作動させたが、200〜300枚程度処理すると、ガス切り替えの真空ステップにおいて、真空引き時間の増加がみられ、到達真空度も一桁悪化し、再度Oリング402を点検すると、クラックが入っており、微小リークが発生していることが判明した。
【0025】
このOリング402の融着の原因について、図14と図15を用いて説明する。
【0026】
図14に示すように、枝管300は内径10mm、外径15mmの石英製のパイプで、Oリング402は枝管300の付け根より100mmの位置に気密のため固定されている。
【0027】
また、加熱炉について見ると、図15に示すように、石英ガラス製チャンバー200には反射鏡201を具備したハロゲンランプ202が、十数本から数十本上下に対向して取り付けられている。チャンバー200内にはウエハを支持するウエハトレイ203とウエハ204があり、ハロゲンランプ202により、ウエハ温度1200℃程度まで昇温可能な構造であり、チャンバー200の下面には測温のための枝管300と、その先端には赤外線放射温度計600が具備されており、ウエハ204の測温を行っている。
【0028】
また、赤外線放射温度計600の測温信号はランプ電力制御器500に送られ、ハロゲンランプ202をクローズドループ制御しており、ウエハ204の温度を設定値に制御している。
【0029】
更に、チャンバー200には排気管205及び真空バルブとAPC(自動真空度制御器)206と、ターボ分子ポンプ207及びロータリーポンプ208によってチャンバー200内の真空引きを行っている。
【0030】
また、チャンバー200にはガス導入口209及びバルブ210〜214により、各種ガスの導入が可能となっている。
【0031】
したがって、枝管300の付け根(チャンバー200との接合部分)の温度は加熱処理時、最高で600℃程度に加熱されており、Oリング402の融着が熱伝導によるものであるか否かを検討する。
【0032】
枝管300の断面積は約1cm2 であり、石英の熱伝導率は0.00339cal・℃/cm・sと言われており、仮に5cmの距離を熱伝導するとして、温度差は一端が600℃で、Oリングがシリコンゴム製であり、耐熱300℃とし、その差を300℃とすると、0.00339×300/5=0.20となり、0.2calの熱が伝導する。
【0033】
一方、空気中への熱伝導での伝導距離は、対流が引き起こす境界相の厚さであり、秒速1cmの対流の場合、ほぼ1cmであり、また、空気の伝導率は0.0000682cal・℃/cm・sであり、同様に枝管300の5cmの距離の熱伝導は、0.0000682×(300/2)×4.7(表側の表面積)×5で近似させることができ、伝導熱量は0.24cal/sである。なお、温度差300℃を2で割っているのは、表面より熱放散しているため、枝管300の付け根では600℃であるが、伝導するとその温度は低下し、5cmの距離の熱伝導でのシリコンゴムの耐熱性の300℃と仮定したので、近似的に半分としたためである。
【0034】
この近似計算によると、5cmの距離の熱伝導でも、表面からの熱放散(熱伝導)量の方が多く、この熱処理炉では10cmであり、かつ、シリコンゴムの耐熱性は300℃であることから、融着の原因を熱伝導では説明することができない。
【0035】
しかし、チャンバー200には、加熱用のハロゲンランプ202が具備されており、その加熱容量は約2KW/cm2 であり、熱量換算すると、10.75cal/s・cm2 であり、ウエハ204を100〜200℃/sの昇温速度で1200℃程度まで加熱できるエネルギー密度であり、伝導熱量の50倍以上である。
【0036】
また、加熱ランプのスペクトル波長は0.5〜3μmであり、枝管300は石英製であるところから、透過しやすく輻射熱エネルギーは容易に枝管300を伝達することができ、また、閉ざされた空間であるためエネルギー密度の低下も少ないと考えられ、枝管300の表面に固定されているOリング402の表面が加熱溶融したと判断することができる。つまり、Oリング402融着の原因とした。
【0037】
このランプ輻射熱の伝達を防止する方法として、枝管300の材質を不透明化することも考えられるが、石英ガラスと同等の熱膨張係数の材質はなく、たとえあったとしても、枝管300が途中で輻射熱エネルギーを吸収し高温化するため、枝管300の一端を具備している赤外線放射温度計600に輻射し、測温誤差が生じることから、単純なガラス材変更では済まない技術的な問題があった。
【0038】
本発明は、上記問題点を除去し、赤外線放射温度計への無用な輻射を無くし、測温を正確に行うことができる半導体装置の熱処理装置を提供することを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕半導体装置の熱処理装置において、チャンバーと、このチャンバーから延びる枝管と、この枝管に接続される赤外線放射温度計本体と、前記枝管の赤外線放射温度計本体との接続部に配置されるOリングとを具備する半導体装置の熱処理装置において、前記Oリングが接触する枝管外周面の位置より前記赤外線放射温度計と反対側の位置の枝管外周面に溝を形成し、この溝により前記枝管を伝達する輻射熱エネルギーを前記Oリングに与えない方向に反射させるOリングの熱遮蔽手段を具備するようにしたものである。
【0040】
〔2〕上記〔1〕記載の半導体装置の熱処理装置において、前記Oリングの熱遮蔽手段は、前記溝が輻射熱エネルギーの透過面と斜面を有し、この斜面により前記枝管を伝達する輻射熱エネルギーが主に前記枝管の内周方向に向かうように構成したものである。
【0041】
〔3〕上記〔1〕記載の半導体装置の熱処理装置において、前記Oリングの熱遮蔽手段は、前記溝が輻射熱エネルギーの透過面と斜面を有し、この斜面により、前記枝管を伝達する輻射熱エネルギーが主に該枝管の外周方向に向かうように構成したものである。
【0042】
〔4〕上記〔1〕記載の半導体装置の熱処理装置において、前記Oリングの熱遮蔽手段は、前記溝が輻射熱エネルギーの透過面と斜面を有し、この斜面により、前記枝管を伝達する輻射熱エネルギーが前記枝管の内周及び外周方向に向かうようにするとともに、前記枝管の内周に向かう輻射熱エネルギーを透過する前記溝とは異なる複数の溝を形成するようにしたものである。
【0043】
〔5〕上記〔1〕記載の半導体装置の熱処理装置において、前記Oリングの熱遮蔽手段は、前記溝とは別に前記枝管の内周面に形成された溝を前記外周面に形成された溝と交互に配置するようにしたものである。
【0044】
〔6〕上記〔2〕記載の半導体装置の熱処理装置において、前記溝の前記チャンバー側の斜面と前記枝管の外周面が形成する角度が135°以上の斜面を有するようにしたものである。
【0045】
〔7〕上記〔4〕記載の半導体装置の熱処理装置において、前記溝とは異なる複数の溝の前記枝管の内周面に対する角度が135°以上の斜面を有するようにしたものである。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0047】
まず、発明の第1実施例について説明する。
【0048】
この実施例によれば、赤外線放射温度計を取り付けるための石英製枝管において、その枝管の途中に設けられるシールのためのOリングの位置よりチャンバー側枝管外周面に、臨界角より深い溝を形成し、更に、この溝の温度計側の面を枝管外周面に対する角度が135°(鈍角)以上である斜面を形成した構造に改善したものである。
【0049】
図1は本発明の第1実施例を示す半導体不揮発性メモリを製造するランプ加熱による熱処理炉の赤外線放射温度計を取り付ける石英製枝管の断面図、図2は図1のA部拡大断面図、図3は本発明の第1実施例を示す光の反射と屈折の説明図である。従来例と同じ部分については同じ符号を付して、それらの説明は省略する。
【0050】
図1に示すように、放射温度計本体601には枝管310とOリング402が配置されており、放射温度計本体601と気密が保たれている。枝管310には、Oリング402の位置よりチャンバー側に臨界角より深い透過面312と斜面313が形成された溝311が設けられている。そのため、図2に示すように、枝管310を伝達してきた輻射熱エネルギー301は透過面312を透過し、斜面313に達する。
【0051】
この斜面313での光線の反射と屈折について、図1乃至図3を用いて詳細に説明する。
【0052】
これらの図に示すように、枝管310に形成される溝311の斜面313に対し、輻射熱エネルギー301である入射光314の入射角θ2 は、斜面313が枝管310の外周面に対する角度θ1 が135°(鈍角)の場合、45°となり、斜面313では、入射光314は反射光315と屈折光317に分かれ、反射光315の強度は5%以下であり、大部分は屈折光317となる。ここで、屈折角θ4 は、スネル(Snell)の法則によって決定され、波長2.2μmでの石英の屈折率1.43では29.6°となる。なお、角度θ3 は反射角である。
【0053】
本発明の第1実施例の効果を確認するために、RTO(1100℃×30秒)を100枚処理後、Oリング402の点検を実施したが、枝管310との融着は見られなかった。溝311の斜面313での屈折角は29.6°であるため、枝管310の外周表面近傍を伝達した輻射熱エネルギー301は斜面313で屈折し、外周面に対し15.4°の角度で内周側に屈折光317として伝達する。
【0054】
このため、Oリング402への輻射熱エネルギーは伝達されることはない。例え、伝達できても僅かな量でしかない。
【0055】
また、輻射熱エネルギー301を、枝管310の途中で吸収したわけではないため、放射温度計への無用な輻射が無く、測温誤差が発生する恐れもない。
【0056】
更に、枝管310を伝達し、最下面より輻射する輻射熱エネルギーの波長スペクトルは0.5〜3μmであり、通常の測温赤外線波長である4〜10μmと重複していないため、測温誤差が生じることはない。
【0057】
次に、本発明の第2実施例について説明する。
【0058】
この第2実施例は、赤外線放射温度計を取り付けるため、石英製枝管において、その枝管の途中でシールのためのOリングの位置よりチャンバー側に、臨界角より深い溝を形成し、その溝のチャンバー側の斜面と枝管外周面が形成する角度θ6 (図5)が135°(鈍角)以上の構造に改善したものである。
【0059】
図4は本発明の第2実施例を示す半導体不揮発性メモリを製造するランプ加熱による熱処理炉の赤外線放射温度計を取り付ける石英製枝管の断面図、図5は図4のB部拡大断面図である。従来例と同じ部分は同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
【0060】
図4に示すように、放射温度計本体601には枝管320とOリング402が同様に具備されており、放射温度計本体601と気密が保たれている。枝管320には、Oリング402の位置よりチャンバー側に臨界角より深い溝を形成し、その溝は、図5に示すように、チャンバー側の斜面321と枝管外周面に対する角度を、135°(鈍角)以上としているため、枝管320を伝達してきた輻射熱エネルギー301と、斜面321が形成する入射角は45°以上となる。波長2.2μmでの石英ガラスの屈折率が1.43であり、臨界角が44.4°であるため、入射角が臨界角より大きく、枝管320に伝達されたエネルギーは斜面321で全反射され、枝管320の内周側に伝達される。
【0061】
このように構成したので、第2実施例によれば、第1実施例と同様の効果があるとともに、以下に示す効果も有する。
【0062】
屈折率の大きい媒質から屈折率の小さい媒質間での全反射を用いているため、輻射熱エネルギーの遮断がより完璧になり、また、反射させる斜面をチャンバー側に形成したため、Oリングにより近接して斜面を形成できることとなり、より浅い溝に小面積の断面で効果が得られる特徴を有する。
【0063】
次に、本発明の第3実施例について説明する。
【0064】
第3実施例は、赤外線放射温度計を取り付けるため、石英製枝管において、その枝管の途中でシールのためのOリングの位置よりチャンバー側の外周面に溝を形成し、更に溝の温度計側の面を枝管外周面に対する角度が、170°(鈍角)以上である斜面を形成し、その溝に対向しない位置の内周面に溝を形成し、同様に斜面を形成した構造に改善したものである。
【0065】
図6は本発明の第3実施例を示す半導体不揮発性メモリを製造するランプ加熱による熱処理炉の赤外線放射温度計を取り付ける石英製枝管の断面図であり、従来例と同じ部分はそのままの番号を用いて、それらの説明は省略する。
【0066】
図6に示すように、放射温度計本体601には枝管330とOリング402が同様に具備されており、放射温度計本体601と気密が保たれている。枝管330には、枝管330の途中でシールのためのOリングの位置よりチャンバー側の外周面に溝を形成し、更に、溝の温度計側の面を枝管外周面に対する角度が170°(鈍角)以上である斜面を形成し、その溝に対向しない位置の内周面に溝を形成し、同様に斜面を形成した構造としているため、枝管330を伝達してきた輻射熱エネルギー301は透過面331を透過し、斜面332に達する。
【0067】
斜面332での光線の反射と屈折について、図7を用いて詳細に説明する。
【0068】
ここで、斜面332に対し、輻射熱エネルギー301である入射光333の入射角θ7 は、斜面332が枝管330の外周面に対する角度が170°(鈍角)以上の場合、80°となり、斜面332では入射光333は反射光335と屈折光337に分かれ、反射角θ8 の反射光335の強度は40%程度となり、残り分は屈折光337となる。ここで、屈折角θ9 は、スネル(Snell)の法則によって決定され、波長2.2μmでの石英の屈折率1.43では43.53°となる。
【0069】
この反射率の計算は、Fresnelの公式にスネルの法則より求めた入射角と屈折角をもとに計算したが、式について若干説明する。透過率ΤはTH (光のベクトルが入射面に平行な成分)とTV (光のベクトルが入射面に垂直な成分)の二つの透過率の平均値で表すことができ、おのおの透過率は下記に示す式が知られている(引用文献「光学の原理I」東海大学出版会 67頁 (35)式)。
【0070】
H =sin2θi・sin2θt/sin2 (θi+θt)・cos2 (θi−
θt)
V =sin2θi・sin2θt/sin2 (θi+θt)
ここで、θiは入射角で80°を、また、θtは、屈折角(透過角)で43.53°を当てはめると、TH ≒0.72、TV ≒0.47が各々求められ、T≒0.595、つまり透過率は0.6であり、反射率0.4が求められる。
【0071】
第3実施例によれば、第1実施例と同様の効果があるとともに、以下に示す効果も有する。
【0072】
屈折率の小さい媒質から屈折率の大きい媒質間での大入射角の反射を用いているため、臨界角は無く、波長2.2〜3μmの輻射熱エネルギーも減衰できる効果があり、また、外周側と内周側に形成し枝管の軸上より投影すると重複しているため、輻射熱エネルギー減衰のための斜面の形成箇所に自由度がある特徴も有する。
【0073】
次に、本発明の第4実施例について説明する。
【0074】
第4実施例は、赤外線放射温度計を取り付けるため、石英製枝管において、その枝管の途中でシールのためのOリングの位置よりチャンバー側で枝外周部に溝を形成し、更に溝のチャンバー側の斜面は枝管外周面に対する角度が135°(鈍角)以上の斜面を形成し、その溝と対向しない位置の内周面に溝を形成し、同様に斜面を形成した構造に改善したものである。
【0075】
図8は本発明の第4実施例を示す半導体不揮発性メモリを製造するランプ加熱による熱処理炉の赤外線放射温度計を取り付ける石英製枝管の断面図であり、従来例と同じ部分はそのままの番号を用いて、それらの説明は省略する。
【0076】
この図において、放射温度計本体601には枝管340とOリング402が同様に具備されており、放射温度計本体601と気密が保たれている。
【0077】
枝管340には、Oリングの位置よりチャンバー側に溝を形成し、更に溝のチャンバー側の斜面341は、枝管340外周面に対する角度が135°(鈍角)以上の斜面を形成しているため、枝管340を伝達してきた輻射熱エネルギー301と斜面341が形成する入射角は45°以上となる。
【0078】
ここで、鈍角が135°の場合、波長2.2μmでの石英ガラスの屈折率が1.43であり、臨界角は44.4°となるため、入射角は臨界角より大きく、枝管340に伝達されたエネルギーは斜面341で全反射され、枝管340の内周側に伝達される。また、同様に、枝管340の内周面に形成した斜面342は同様に全反射し、外周側に伝達される。
【0079】
第4実施例によれば、第1実施例と同様の効果があるとともに、以下に示す効果も有する。
【0080】
屈折率の大きい媒質から屈折率の小さい媒質間での全反射を用いているため、輻射熱エネルギー301の遮断がより完璧である。また、全反射させる二つの斜面341,342は枝管340の軸方向での投影にて重複させているため、ほぼ完全に枝管340を伝達する輻射熱エネルギーを遮断することができ、斜面の形成箇所に自由度がある特徴も有する。
【0081】
次に、本発明の第5実施例について説明する。
【0082】
第5実施例は、赤外線放射温度計を取り付けるため、石英製枝管において、その枝管の途中でシールのためのOリングの位置よりチャンバー側の外周面に溝を形成し、更に、この溝の温度計側の面を枝管外周面に対する角度が170°(鈍角)以上である斜面を形成し、その斜面により作られる屈折光の到達枝管内周面に、屈折光が透過できる断面を形成したものであり、また、枝管外周面の溝に対向しない位置の内周面に溝を形成し、同様に鈍角170°の斜面とその斜面が作る屈折光を透過する断面を形成した構造に改善したものである。
【0083】
図9は本発明の第5実施例を示す半導体不揮発性メモリを製造するランプ加熱による熱処理炉の赤外線放射温度計を取り付ける石英製枝管の断面図であり、従来例と同じ部分はそのままの番号を用いて、それらの説明は省略する。
【0084】
図9に示すように、放射温度計本体601には枝管350とOリング402が同様に具備されており、放射温度計本体601と気密が保たれている。
【0085】
枝管350には、枝管の途中でシールのためのOリングの位置よりチャンバー側の外周面に溝を形成し、更に溝の温度計側の面を枝管外周面に対する角度が170°(鈍角)以上である斜面352を形成している。そのため、輻射熱エネルギー301は透過面351を透過し、斜面352に達する。
【0086】
斜面352での光線の反射と屈折については第3実施例にて詳細に説明したので省略するが、斜面352に対し輻射熱エネルギー301である入射光の入射角は、斜面352が枝管350の外周面に対する角度が170°の場合、80°となり、斜面352では、入射光が反射光359と屈折光360に分かれ、反射光359の強度は40%程度となり、残り分は屈折光360となる。
【0087】
ここで、屈折角はスネル(Snell)の法則によって決定され、波長2.2μmでの石英の屈折率1.43では43.53°となる。そのため、屈折光360は枝管内周面に対し、33.53°の角度で伝達する。伝達した屈折光360は、枝管内周面に対する角度が135°(鈍角)以上を持った斜面353を複数形成した断面群354に達し、その斜面353に対し入射角が11°程度であるため透過する。
【0088】
同様に、枝管350の枝管内周側の輻射熱エネルギー301は透過面355を透過し、入射角80°で斜面356に達し、反射光361と屈折光362に分離し、屈折光362は枝管外周面に形成した断面群358の斜面357を透過する。
【0089】
第5実施例によれば、第1実施例と同様の効果があるとともに、以下に示す効果も有する。
【0090】
屈折率の小さい媒質から屈折率の大きい媒質間での大入射角の反射を用いているため、臨界角は無く、波長2.2〜3μmの輻射熱エネルギーも遮断できる効果があり、また、外周側と内周側に形成し枝管の軸上より投影すると重複しているため、輻射熱エネルギー遮断のための斜面の形成箇所に自由度がある特徴も有する。
【0091】
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0092】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0093】
(A)枝管を伝達する輻射熱エネルギーをOリングに与えない方向に反射させることができるため、Oリングの枝管との融着を防止することができる。
【0094】
(B)枝管に形成される溝の斜面での屈折角は29.6°であるため、枝管の外周表面近傍を伝達した輻射熱エネルギーは斜面で屈折し、外周面に対し15.4°の角度で内周側に屈折光として伝達する。このため、Oリングへ輻射熱エネルギーは伝達されることがない。
【0095】
また、輻射熱エネルギーを枝管の途中で吸収するわけではないため、放射温度計への無用な輻射が無く、測温誤差も発生しない。
【0096】
また、枝管を伝達し最下面より輻射する輻射熱エネルギーの波長スペクトルは0.5〜3μmであり、通常の測温赤外線波長である4〜10μmと重複していないため、測温誤差は生じない。
【0097】
(C)屈折率の大きい媒質から屈折率の小さい媒質間での全反射を用いているため、輻射熱エネルギーの遮断がより完璧であり、また反射させる斜面をチャンバー側に形成したので、Oリングに、より近接して斜面を形成できることになり、より浅い溝に小面積の断面で効果を得ることができる。
【0098】
(D)屈折率の小さい媒質から屈折率の大きい媒質間での大入射角の反射を用いているため、臨界角は無く、波長2.2〜3μmの輻射熱エネルギーも減衰できる。また、外周側と内周側に形成し枝管の軸上より投影すると重複しているため、輻射熱エネルギー減衰のための斜面の形成箇所に自由度がある。
【0099】
(E)屈折率の大きい媒質から屈折率の小さい媒質間での全反射を用いているため、輻射熱エネルギーの遮断がより完璧である。また、全反射させる二つの斜面は枝管の軸方向での投影にて重複させているため、ほぼ完全に枝管を伝達する輻射熱エネルギーを遮断でき、斜面の形成箇所に自由度がある。
【0100】
(F)屈折率の小さい媒質から屈折率の大きい媒質間での大入射角の反射を用いているため、臨界角は無く、波長2.2〜3μmの輻射熱エネルギーも遮断できる。また、外周側と内周側に形成し枝管の軸上より投影すると重複しているため、輻射熱エネルギー遮断のための斜面の形成箇所に自由度がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す半導体不揮発性メモリを製造するランプ加熱による熱処理炉の赤外線放射温度計を取り付ける石英製枝管の断面図である。
【図2】 図1のA部拡大断面図である。
【図3】 本発明の第1実施例を示す光の反射と屈折の説明図である。
【図4】 本発明の第2実施例を示す半導体不揮発性メモリを製造するランプ加熱による熱処理炉の赤外線放射温度計を取り付ける石英製枝管の断面図である。
【図5】 図4のB部拡大断面図である。
【図6】 本発明の第3実施例を示す半導体不揮発性メモリを製造するランプ加熱による熱処理炉の赤外線放射温度計を取り付ける石英製枝管の断面図である。
【図7】 本発明の第3実施例を示す光の反射と屈折の説明図である。
【図8】 本発明の第4実施例を示す半導体不揮発性メモリを製造するランプ加熱による熱処理炉の赤外線放射温度計を取り付ける石英製枝管の断面図である。
【図9】 本発明の第5実施例を示す半導体不揮発性メモリを製造するランプ加熱による熱処理炉の赤外線放射温度計を取り付ける石英製枝管の断面図である。
【図10】 従来のメモリのトンネル酸窒化膜の製造工程図である。
【図11】 従来の半導体不揮発性メモリの酸窒化膜の形成工程の3ステップ処理シーケンス例を示す図である。
【図12】 従来の酸化(RTO)工程の繰り返し精度の実験結果を示す図である。
【図13】 従来の赤外線放射温度計の断面図である。
【図14】 従来の赤外線放射温度計の枝管の断面図である。
【図15】 従来の半導体不揮発性メモリを製造するランプ加熱による熱処理炉の構成図である。
【符号の説明】
301 輻射熱エネルギー
310,320,330,340,350 枝管
311 溝
312,331,351,355 透過面
313,321,332,341,342,352,353,356,357 斜面
314,333 入射光
315,335,359,361 反射光
317,337,360,362 屈折光
354,358 断面群
402 Oリング
601 放射温度計本体

Claims (7)

  1. チャンバーと、該チャンバーから延びる枝管と、該枝管に接続される赤外線放射温度計本体と、前記枝管の赤外線放射温度計本体との接続部に配置されるOリングとを具備する半導体装置の熱処理装置において、
    前記Oリングが接触する枝管外周面の位置より前記赤外線放射温度計と反対側の位置の枝管外周面に溝を形成し、該溝により前記枝管を伝達する輻射熱エネルギーを前記Oリングに与えない方向に反射させるOリングの熱遮蔽手段を具備することを特徴とする半導体装置の熱処理装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置の熱処理装置において、前記Oリングの熱遮蔽手段は、前記溝が輻射熱エネルギーの透過面と斜面を有し、該斜面により前記枝管を伝達する輻射熱エネルギーが主に前記枝管の内周方向に向かうように構成することを特徴とする半導体装置の熱処理装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置の熱処理装置において、前記Oリングの熱遮蔽手段は、前記溝が輻射熱エネルギーの透過面と斜面を有し、該斜面により、前記枝管を伝達する輻射熱エネルギーが主に該枝管の外周方向に向かうように構成したことを特徴とする半導体装置の熱処理装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置の熱処理装置において、前記Oリングの熱遮蔽手段は、前記溝が輻射熱エネルギーの透過面と斜面を有し、該斜面により、前記枝管を伝達する輻射熱エネルギーが前記枝管の内周及び外周方向に向かうようにするとともに、前記枝管の内周に向かう輻射熱エネルギーを透過する前記溝とは異なる複数の溝を形成することを特徴とする半導体装置の熱処理装置。
  5. 請求項1記載の半導体装置の熱処理装置において、前記Oリングの熱遮蔽手段は、前記溝とは別に前記枝管の内周面に形成された溝を前記外周面に形成された溝と交互に配置することを特徴とする半導体装置の熱処理装置。
  6. 請求項2記載の半導体装置の熱処理装置において、前記溝の前記チャンバー側の斜面と前記枝管の外周面が形成する角度が135°以上の斜面を有することを特徴とする半導体装置の熱処理装置。
  7. 請求項4記載の半導体装置の熱処理装置において、前記溝とは異なる複数の溝の前記枝管の内周面に対する角度が135°以上の斜面を有することを特徴とする半導体装置の熱処理装置。
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