JP3873957B2 - エンジンのバランサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンのバランサ装置に関し、エンジンの振動騒音対策の技術分野に属する。
一般に、自動車用等のエンジンにおいて振動や騒音の発生を抑制するために備えられるバランサ装置は、それぞれウエイト部を有する1対のバランサ軸がクランク軸と平行に配置されてケース部材に回転自在に支持され、該ケース部材がクランク軸を回転自在に支持するエンジンブロック(例えばシリンダブロック、ロアブロック、ベアリングキャップ、ベアリングフレーム等、エンジン本体を構成する1群の部材の集合体をいう)の下部に取り付けられた構成である。そして、クランク軸の一端部(例えばエンジン本体の前側の端部)に設けられた駆動スプロケットと、1対のバランサ軸のうちの一方のバランサ軸(第1バランサ軸)の一端部に設けられた従動スプロケットとにエンドレスチェーンが巻き掛けられ、かつ両バランサ軸に設けられた連動ギヤ同士が噛み合わされて、クランク軸の回転により1対のバランサ軸が相互に逆方向に連動回転する。このバランサ軸の回転によるウエイト部の振れ回りで生じる上下方向の起振力が、エンジンの各気筒内の爆発で生じる上下方向の起振力を相殺して、エンジンの振動及びそれに伴う騒音が低減される。
その場合に、特許文献1によれば、ウエイト部はバランサ軸上において軸方向に前後1対設けられ、また連動ギヤは前側のウエイト部の前方に設けられて、上記ウエイト部間に形成された後側ジャーナル部と、上記連動ギヤの直前方に形成された前側ジャーナル部とが、ケース部材に設けられた前後の軸受部でそれぞれ軸受けされることにより、バランサ軸がケース部材に回転自在に支持されている。
特開2001−74104号公報(図2、図3)
ところで、バランサ装置によるエンジンの振動騒音低減効果を確かなものとするために、バランサ軸のウエイト部はエンジンの軸方向の中間部(例えば直列4気筒エンジンの場合は第2気筒及び第3気筒に相当する位置)に配置される。一方、エンドレスチェーンの巻き掛けを良好・確実なものとするために、第1バランサ軸の従動スプロケットはクランク軸の駆動スプロケットと横並びに整列する位置に配置され、その結果、従動スプロケットはエンジンの軸方向の一端部(例えばエンジン本体の前側の端部)に配置される。したがって、従動スプロケットが取り付けられる第1バランサ軸は従動スプロケットが取り付けられない第2バランサ軸よりも上記一端部側で長く延長され、該軸延長部に従動スプロケットが取り付けられる。そして、この従動スプロケットにはエンドレスチェーンの張力が作用するから、第1バランサ軸をこの従動スプロケットの近傍において回転自在に支持しないと、該第1バランサ軸が上記軸延長部で撓んで従動スプロケットが振動し、かえってバランサ装置に起因する振動及び騒音が発生する可能性がある。
そこで、ケース部材にも上記一端部側で長く延びるケース延長部を形成し、該ケース延長部に第2の軸受部を設けて、従動スプロケットが取り付けられる第1バランサ軸の軸延長部を、上記ケース延長部の第2の軸受部によって、上記従動スプロケットの近傍で回転自在に支持することが考えられる。そうすれば、第1バランサ軸が軸延長部で撓んで従動スプロケットが振動し、かえってバランサ装置に起因する振動や騒音が発生する、というような不具合を回避することができる。
ただし、この場合は、上記ケース部材のケース延長部をエンジンブロックに固定することが、第1バランサ軸の軸延長部の支持がより強固になって好ましい。そして、その際、重要なことは、クランク軸ひいては駆動スプロケットと第1バランサ軸ひいては従動スプロケットとの軸間距離を所定の距離に保つこと、及び駆動スプロケットと従動スプロケットとを横並びに整列させることである。そうしないと、前述したように、エンドレスチェーンの巻き掛けが良好・確実なものとならず、そのためにまた振動や騒音の問題が発生してしまう。
しかし、例えば、エンジンブロックの側面に支持ブラケットを取り付け、該支持ブラケットにケース延長部の先端部をボルト等の締結具で締結することによって、ケース部材のケース延長部をエンジンブロックに固定するようにした場合には、次のような不具合が生じ得る。すなわち、クランク軸ひいては駆動スプロケットと第1バランサ軸ひいては従動スプロケットとの軸間距離については、ブラケット側の締結部とケース延長部側の締結部(先端部)との上下方向の位置を合わせることで容易に調整可能であるが、駆動スプロケットと従動スプロケットとを横並びに整列させることについては、ブラケット側の締結部とケース延長部側の締結部(先端部)とをバランサ軸やクランク軸の軸方向に位置合わせしなければならない。ところが、この位置合わせが、エンジンブロックの側面の軸方向の位置に精度が出難く、ひいては支持ブラケットの締結部の軸方向の位置に精度が出難く、またケース延長部の締結部(先端部)の軸方向の位置に精度が出難いから、容易なことではないのである。
そして、例えば、ブラケット側の締結部とケース延長部側の締結部(先端部)との間に軸方向に隙間が空いたり、逆にブラケット側の締結部とケース延長部側の締結部(先端部)とが軸方向に突き当たったりすると、締結具による締め付けに伴い、両締結部の位置が変位して、支持ブラケット及びケース延長部に撓みや歪みが生じ、その結果、従動スプロケットが駆動スプロケットに対して近づいたり遠ざかったりし、あるいは従動スプロケットが駆動スプロケットに対して傾いたりして、チェーンが良好・確実に巻き掛けられなくなってしまう。
本発明は、1対のバランサ軸のうちの一方のバランサ軸に従動スプロケットが取り付けられた構成のエンジンのバランサ装置における上記のような不具合に対処するもので、上記一方のバランサ軸を従動スプロケットの近傍において回転自在に支持するケース延長部を正確に位置決めしてエンジンブロックに固定することを課題とする。以下、その他の課題を含め、本発明を詳しく説明する。
すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、それぞれウエイト部を有して連動回転する第1、第2のバランサ軸と、クランク軸を支持するエンジンブロックの下部に取り付けられて上記バランサ軸を支持するケース部材とを有し、上記クランク軸の一端部に取り付けられた駆動側回転体と上記第1バランサ軸の一端部に取り付けられた従動側回転体とに巻掛伝動部材が巻き掛けられた構成のエンジンのバランサ装置であって、上記第1バランサ軸は、第2バランサ軸よりも上記一端部側で長く延びる軸延長部を有し、該軸延長部に上記従動側回転体が取り付けられていると共に、上記ケース部材は、同じく上記一端部側で長く延びるケース延長部を有し、該ケース延長部に上記第1バランサ軸を上記従動側回転体の近傍で軸受けする軸受部が設けられ、かつ、上記エンジンブロックにおける上記一端部側の側面に支持ブラケットが取り付けられて、該支持ブラケットに該支持ブラケットをバランサ軸の軸方向に相対移動自在に貫通する貫通部材が設けられ、該貫通部材に上記ケース延長部の先端部が締結されることにより上記ケース延長部が上記支持ブラケットに支持されていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、エンジンブロックは、クランク軸の上半部を支持するシリンダブロックと、該シリンダブロックの下部に取り付けられてクランク軸の下半部を支持するベアリングキャップとを含み、ケース部材は、上記ベアリングキャップの下方に位置して上記シリンダブロックの下部に取り付けられ、上記支持ブラケットは、上記ベアリングキャップの側面に取り付けられていることを特徴とする。
次に、請求項3に記載の発明は、上記請求項1又は2に記載の発明において、支持ブラケットは、巻掛伝動部材のガイド部を有していることを特徴とする。
次に、請求項4に記載の発明は、上記請求項1から3のいずれかに記載の発明において、支持ブラケットは、板金製であることを特徴とする。
まず、上記請求項1に記載の発明によれば、エンジンブロックにおける一端部側の側面に支持ブラケットを取り付け、該支持ブラケットに該支持ブラケットをバランサ軸の軸方向に相対移動自在に貫通する貫通部材を設けて、該貫通部材にケース延長部の先端部を締結することにより、上記ケース延長部を上記支持ブラケットに支持するようにしたから、たとえ、支持ブラケット側の締結部とケース延長部側の締結部(先端部)とが軸方向に位置ずれを起こしていても、その位置ずれは、貫通部材の支持ブラケットに対する軸方向の移動で吸収されて、支持ブラケット及びケース延長部に撓みや歪みが生じることがなくなる。その結果、駆動スプロケットと従動スプロケットとの軸間距離が変動したり、従動スプロケットが駆動スプロケットに対して傾いたりせず、チェーンが良好・確実に巻き掛けられる。
つまり、ケース延長部に設けた第2の軸受部で第1バランサ軸の従動側回転体近傍の支持強度を高めつつ、エンジンブロックの側面ひいては支持ブラケットの締結部と、ケース部材のケース延長部の締結部(先端部)との、軸方向の位置精度のバラツキに伴う締結変位を解消し、その結果、安定した第1バランサ軸の支持が実現することになる。
次に、上記請求項2に記載の発明によれば、互いに締結され合うケース部材と支持ブラケットとが、相異なる部材、すなわちシリンダブロックとベアリングキャップにそれぞれ取り付けられているから、支持ブラケット側の締結部とケース延長部側の締結部(先端部)とが軸方向に位置ずれを起こす確立がより大きくなる。したがって、その位置ずれを貫通部材の支持ブラケットに対する軸方向の移動で吸収することの作用効果がより増大し、より顕著になる。
次に、上記請求項3に記載の発明によれば、支持ブラケットは、ケース延長部のエンジンブロックへの固定機能と、巻掛伝動部材のガイド機能とを兼ね備えるから、当該バランサ装置の部品数及び部品コストの削減、及び支持ブラケットの取付作業性の向上が図られる。
次に、上記請求項4に記載の発明によれば、支持ブラケットは板金製であるから、該ブラケットひいてはエンジンの軽量化が図られる。以下、発明を実施するための最良の形態を通して、本発明をさらに詳しく説明する。
本実施の形態においては、本発明は、図1に示すエンジン1に適用されている。このエンジン1は、直列4気筒のレシプロエンジンである。図1は、同エンジン1の本体を前側(チェーンカバーのある側)から見たものである(ただしチェーンカバーは除去してある)。このエンジン1の本体を構成するエンジンブロック2は、シリンダヘッド3が上部に取り付けられるシリンダブロック4と、該シリンダブロック4の下部に取り付けられるベアリングフレーム5とを含む。ベアリングフレーム5は、複数のベアリングキャップを相互連結して単一の部材に一体化したもので、シリンダブロック4と協働してクランク軸6を回転自在に支持する。その場合に、シリンダブロック4はクランク軸6の上半部を支持し、ベアリングフレーム5はクランク軸6の下半部を支持する。シリンダブロック4の最下面には、オイルを貯留するオイルパン7が取り付けられている。
このエンジン1のバランサ装置10は、左右1対のバランサ軸11,12を回転自在に支持するケース部材13を有する。ケース部材13は、上記ベアリングフレーム5やオイルパン7と同様、シリンダブロック4の下部に取り付けられている。特に、ケース部材13は、オイルパン7と同様、シリンダブロック4の最下面に取り付けられている。
次に、図2は、上記シリンダブロック4の下部にベアリングフレーム5及びバランサ装置10のケース部材13がそれぞれ取り付けられている様子を前側から見た部分拡大図である(ただしクランク軸6や後述するスプロケット15,16,19、エンドレスチェーン17や支持ブラケット51、あるいはオイルポンプ18等は除去してある)。図2に示すように、ケース部材13は、シリンダブロック4に直接結合固定されるアッパケース13Uと、該アッパケース13Uに下方から対接するロアケース13Lとを含む。両ケース13U,13Lはいずれもアルミ合金製であり、複数のボルト13B…13Bで結合されている。そして、ケース部材13は、ベアリングフレーム5を跨いだ状態で、上記オイルパン7内に配設されている。
ベアリングフレーム5は、クランク軸6を挟んで左右で軸方向に列状配置された複数のボルト8…8により、シリンダブロック4の下部に締結されている。また、ケース部材13は、ベアリングフレーム5を挟んで左右で前後に配置された複数のボルト14…14により、シリンダブロック4の最下面に締結されている。
図1に戻り、クランク軸6の前端部(エンジン本体の前側の端部)には駆動スプロケット15が取り付けられ、左右1対のバランサ軸11,12のうちの第1バランサ軸11の前端部には従動スプロケット16が取り付けられて、これらのスプロケット15,16間にエンドレスチェーン17が巻き掛けられている。また、シリンダブロック4の前側面にはオイルポンプ18が配設され、該オイルポンプ18の駆動軸に取り付けられた従動スプロケット19にも上記エンドレスチェーン17が巻き掛けられている。
次に、図3は、上記ケース部材13の上半部を構成するアッパケース13Uの下面図(すなわちロアケース13Lとの合せ面図)、図4は、上記ケース部材13の下半部を構成するロアケース13Lの上面図(すなわちアッパケース13Uとの合せ面図)、図5は、上記アッパケース13Uに、左右1対のバランサ軸11,12を収容する作業の初期段階を示す上記図3と類似の下面図、図6は、上記アッパケース13Uに、左右1対のバランサ軸11,12を収容する作業の終期段階を示す上記図5と類似の下面図、図7は、上記バランサ軸11,12が収容されたアッパケース13Uにロアケース13Lを対接させ、ボルト13B…13Bで結合した状態のケース部材13の上記図6と類似の下面図、図8は、上記図2のア−ア線に沿う部分縦断面図(ただしクランク軸6やスプロケット15,16,19、エンドレスチェーン17や支持ブラケット51等は取り付けてある)、及び、図9は、上記図8の要部拡大図であって、ベアリングフレーム5の前側面に取り付けた支持ブラケット51に、ケース部材13のケース延長部41の先端部を支持する様子を示すものである。
図6に示すように、第1、第2のバランサ軸11,12は、それぞれクランク軸6と平行に延びるように配置され、前後1対のウエイト部21,22と、前側のウエイト部21よりも前端部側に配置された回転伝達用の連動ギヤ23とを有して、該連動ギヤ23同士の噛み合いにより、相互に逆方向R,Rに等速度で連動回転する。バランサ軸11,12は、前後1対のウエイト部21,22間に後側のジャーナル部24を有し、また連動ギヤ23の直前方に前側のジャーナル部25を有している。図8に示すように、ウエイト部21,22は、バランサ軸11,12の軸心から径方向に膨出する、180°を超えない角度の扇形に成形されている。
第1バランサ軸11は、第2バランサ軸12よりも前端部側で長く延びる軸延長部26を有し、図7に示すように、該軸延長部26に従動スプロケット16が取り付けられている。より詳しくは、図8に示すように、第1バランサ軸11の軸延長部26の先端部は、エンジンブロック2の前端面(あるいは該エンジンブロック2を構成するシリンダブロック4やベアリングフレーム5の前端面)より前方に突出し、その先端部に従動スプロケット16が取り付けられている。また、クランク軸6の前端部もエンジンブロック2の前端面(あるいは該エンジンブロック2を構成するシリンダブロック4やベアリングフレーム5の前端面)より前方に突出し、その先端部に駆動スプロケット15が取り付けられている。
図8に示すように、第1バランサ軸11の従動スプロケット16とクランク軸6の駆動スプロケット15、さらにオイルポンプ18の従動スプロケット19は、相互にクランク軸6やバランサ軸11,12の軸方向に横並びに整列し、エンドレスチェーン17が良好・確実に巻き掛けられている。また、バランサ軸11,12のウエイト部21,22はエンジン1の軸方向の中間部(本実施形態では第2気筒及び第3気筒に相当する位置)に配置され、バランサ装置10によるエンジン1の振動騒音低減効果が確かなものとされている。
図8に示すように、ケース部材13は、バランサ軸11,12を上記ウエイト部21,22及び連動ギヤ23の近傍で軸受けする第1の軸受部31を有する。第1の軸受部31は、上記前側のジャーナル部25,25を軸受けする前側の軸受部32と、上記後側のジャーナル部24,24を軸受けする後側の軸受部33とを含む。
図8に示すように、ケース部材13は、第1バランサ軸11と同様、前端部側で長く延びるケース延長部41を有し、該ケース延長部41に(より詳しくは、該ケース延長部41の先端部に)、第1バランサ軸11を、軸延長部26に取り付けられた従動スプロケット16の近傍で(すなわち軸延長部ジャーナル部150(図5や図9参照)で)軸受けする第2の軸受部34が設けられている。
ここで、図2及び図3に示すように、アッパケース13Uとロアケース13Lとのうちアッパケース13Uのほうに、上記ケース延長部41及び第2軸受部34が設けられている。
また、図3及び図4に示すように、第1軸受部31(32,33)は、アッパケース13Uとロアケース13Lとの両方に設けられた半割部分(半円形の凹部)32U,33U:32L,33L同士の対接で形成された孔で構成され、図2に示すように、第2軸受部34は、アッパケース13Uのケース延長部41にはじめから一体に設けられた孔で構成されている。
図8に示すように、ケース部材13は、バランサ軸11,12のウエイト部21,22を外部に露出させない密閉構造とされている。したがって、ウエイト部21,22が回転時にオイルパン7内のオイルを撹拌して泡立て、泡がオイルストレーナ(図示せず)で吸入されて、キャビテーションを引き起こす心配がなくなる。
また、図6に示すように、バランサ軸11,12の後端部11a,12aは拡径されて、ケース部材13の後端面を隙間なく閉じているから、オイルパン7内の不要なオイルがケース部材13内に混入することが抑制される。
図1に示すように、エンジンブロック2における一端部側の側面(エンジンブロック2の前端面)に支持ブラケット51が取り付けられている。より具体的には、図8に示すように、支持ブラケット51は、ベアリングフレーム5の前端面に取り付けられている。図1に示すように、支持ブラケット51は、3つのボルト52,53,54により、ベアリングフレーム5に締結されている。図2に示すように、ベアリングフレーム5の前端面には、上記3つのボルト52,53,54が螺合される3つの座(浮き座)62,63,64が設けられている。
図9に示すように、支持ブラケット51に、該支持ブラケット51をクランク軸6やバランサ軸11,12の軸方向Aに相対移動自在に貫通する貫通部材(カラー部材)71が設けられている。そして、該貫通部材71に、ケース延長部41の先端部がボルト72で締結されることによって、上記ケース延長部41が支持ブラケット51に支持されている。すなわち、図2及び図9に示すように、上記ケース延長部41の先端部には、上記ボルト72が螺合するネジ孔72aが設けられている。
図1に示すように、支持ブラケット51は、エンドレスチェーン17のガイド部75,76を有している。すなわち、支持ブラケット51は、チェーンガイドを兼ねている。エンドレスチェーン17は、クランク軸6の駆動スプロケット15と、バランサ軸11の従動スプロケット16と、オイルポンプ18の従動スプロケット19とに亘って巻き掛けられているが、支持ブラケット51は、そのうちの2つのスプロケット15,19間のチェーン走行部にテンションをかけるテンショナ77と、別の2つのスプロケット19,16:16,15間のチェーン走行部のチェーン17の振れを抑制するガイド部75,76とを有している。
ここで、支持ブラケット51は、図9に示すように、板金製(薄い板金製)である。
また、図6に示すように、連動ギヤ23,23はヘリカルギヤで構成されている。そして、図4及び図8に示すように、アッパケース13U及びロアケース13Lのうち、ケース延長部41及び第2軸受部34が設けられていないロアケース13Lにのみ、上記ヘリカルギヤ23,23の回転でバランサ軸11,12に作用するスラスト力を受け止める凸部(壁部又はスラスト規制部)78が設けられている。
一方、図3に示すように、ケース部材13に設けられた第1、第2軸受部31,34にそれぞれ潤滑油を供給する潤滑油路90が該ケース部材13を構成する壁部の内部に形成されている。すなわち、アッパケース13Uの一部が後方に延び(ケース後方延長部91)、その先端部に上方に開口するオイル導入口92が形成されている。オイル導入口92は、アッパケース13Uがシリンダブロック4の下面に結合されたときに、該シリンダブロック4の下面で開口するオイル供給口(図示せず)に連通する。オイル導入口92は、上記後方延長部91に内設された縦通路93に通じている。
上記後方延長部91には横通路94が内設されている。横通路94は、上記縦通路93の下端部から後側軸受部33の近傍まで至っている。横通路94の終端部は縦通路95に接続し、縦通路95は下方に延びて、アッパケース13Uにおけるロアケース13Lとの合せ面に開口している。
上記縦通路95の上下方向の途中から前方に水平に延びて前側軸受部32の近傍まで至る水平通路96が設けられている。水平通路96の終端部は縦通路97に接続し、縦通路97は下方に延びて、アッパケース13Uにおけるロアケース13Lとの合せ面に開口している。
そして、いずれの縦通路95,97の下方開口部からも、該開口部に連続して、アッパケース13Uにおけるロアケース13Lとの合せ面、及び第1軸受部31の半割部分32U,33Uを走る上側凹溝98U,99Uが形成されている。同様に、図4に示すように、ロアケース13Lにおいても、アッパケース13Uとの合せ面、及び第1軸受部31の半割部分32L,33Lを走る下側凹溝98L,99Lが形成されている。その場合に、図3及び図4に示すように、凹溝98U,99U:98L,99Lは、ケース結合用ボルト13B…13Bの挿通孔の周囲を巡っている。そして、アッパケース13Uとロアケース13Lとの対接時に、上下の凹溝98U,99U:98L,99L同士が対接することにより、第1軸受部31に潤滑油を安定・確実に供給する潤滑油路90が完成する。
また、図3及び図8に示すように、アッパケース13Uにおける前側凹溝99Uの半割部分32Uの途中から上方に延びる中間通路100が設けられている。中間通路100の上端部は、ケース延長部41に水平に内設された延長潤滑通路101の始端部に連通している。延長潤滑通路101は前方に延び、ケース延長部41の先端部において上下に延びる縦通路102に接続している。そして、縦通路102は、図8に示すように、第2軸受部34の孔の内面に開口し、これにより、該第2軸受部34に潤滑油を安定・確実に供給する潤滑油路90が完成する。
次に、このバランサ装置10の作用を説明する。エンジン1の運転中は、クランク軸6の回転がチェーン17を介して第1バランサ軸11に伝達され、さらに連動ギヤ23,23を介して第2バランサ軸12に伝達される。その結果、第1バランサ軸11と第2バランサ軸12とが相互に逆方向R,R(図6参照)にクランク軸6と連動して回転する。このバランサ軸11,12の回転によるウエイト部21,22の振れ回りで生じる上下方向の起振力が、エンジン1の各気筒内の爆発で生じる上下方向の起振力を打ち消して、エンジン1の振動及びそれに伴う騒音が低減される。なお、本実施形態のような4気筒エンジンでは、一般に、2次の起振力が問題となるため、バランサ軸11,12はクランク軸6の2倍の速度で回転し、エンジン1の2次の起振力を打ち消すようになされている。
次に、このバランサ装置10において、バランサ軸11,12をケース部材13に収容する作業を説明する。まず、図5に示すように、1対のバランサ軸11,12のウエイト部21,22の回転位相を一致させて、連動ギヤ23,23を噛み合わせる。次に、この状態で、アッパケース13Uとロアケース13Lとを対接させる前に、アッパケース13Uにおける第1軸受部31の半割部分32U,33Uの上に1対のバランサ軸11,12を載置する。
このとき、第1バランサ軸11の軸延長部26の先端部は、アッパケース13Uのケース延長部41の孔状の第2軸受部34の直後方にある。また、連動ギヤ23,23は、アッパケース13Uに形成されたギヤ非干渉空間120(図8参照)の最後部にある。一方、ウエイト部21,22は、反アッパケース13側に膨出している(図8参照)。これにより、ウエイト部21,22に阻害されずに、バランサ軸11,12は安定に水平を保ってアッパケース13Uにおける第1軸受部31の半割部分32U,33Uの上に載置される。
そして、この状態で、図5の矢印Bのように、1対のバランサ軸11,12を前方に水平移動(ストローク)させる。これにより、図6に示すように、第1バランサ軸11の軸延長部ジャーナル部150を第2軸受部34の孔に挿通し、該軸延長部ジャーナル部150を第2軸受部34で支持すると共に、両バランサ軸11,12の前側ジャーナル部25,25及び後側ジャーナル部24,24をそれぞれアッパケース13Uにおける第1軸受部31の半割部分32U,33Uの上に載置する。
そして、この状態で、アッパケース13Uにロアケース13Lを対接させることによりケース部材13を完成すると共に、第1軸受部31を孔状とし、該第1軸受部31(すなわち前側軸受部32及び後側軸受部33)でバランサ軸11,12の前側ジャーナル部25及び後側ジャーナル部24を支持する。
このとき、図6に示すように、連動ギヤ23,23は、アッパケース13Uに形成されたギヤ非干渉空間120(図8参照)の最前部に位置する。ここで、ウエイト部21,22の軸方向の位置や、従動スプロケット16の軸方向の位置、あるいは第1バランサ軸11の先端部の軸方向の位置等は、予め定められているから、もし、第1軸受部31の前側軸受部32をケース部材13と一体の孔形状にすると、バランサ軸11,12の前方への水平ストローク距離が長くなり、その分、連動ギヤ23,23の位置、ないし前側軸受部32の位置が軸方向に前方移動して、結局、ケース部材13が前方に長く膨出することになる。
これに対し、本実施形態では、最前方の第2軸受部34だけをケース部材13と一体の孔形状とし、それ以外の第1軸受部31(32,33)を半割形状としたから、バランサ軸11,12の前方への水平ストローク距離が短くなり、その結果、図6に長さLで示すように、連動ギヤ23,23の水平移動を阻害しないためのギヤ非干渉空間120が軸方向に短くなって、ケース部材13のコンパクト化が図られる。
なお、図6に矢印Cで示すように、第2バランサ軸12の先端部には、最終的に、位置決めプレート110がセットされる。ただし、このエンジン1の使用時には位置決めプレート110は取り外される。
次に、このバランサ装置10において、ケース部材13のケース延長部41の先端部をエンジンブロック2側に支持する構成を説明する。前述したように、ケース延長部41の先端部にはネジ孔72aが形成されている(図9参照)。そして、このネジ孔72aを介して、上記ケース延長部41がエンジンブロック2に固定されている。すなわち、前述したように、本実施形態に係るエンジンブロック2は、シリンダブロック4とベアリングフレーム5とを含む。そしてバランサ装置10のケース部材13はシリンダブロック4の下部に組み付けられている。一方、上記ケース延長部41をエンジンブロック2に固定するための支持ブラケット51が、3つの浮き座62〜64において、ボルト52〜54により、上記ベアリングフレーム5の前端面に組み付けられ固定されている。そして、ケース延長部41の先端部を上記支持ブラケット51にボルト72で結合することにより、ケース延長部41をエンジンブロック2側に固定している。つまり、支持ブラケット51と、ケース部材13ないしケース延長部41とは、シリンダブロック4とベアリングフレーム5という2つの部材を間に経由して組み付けられている。よって、支持ブラケット51の締結面と、ケース延長部41の先端部の締結面とが正確に一致することは困難である。
そこで、本実施形態では、図9に示すように、カラー部材71を支持ブラケット51に嵌め込むようにした。カラー部材71は支持ブラケット51に対して軸方向Aに相対移動自在である。そして、締結用ボルト72は、上記カラー部材71を挿通してケース部材13の先端部に締め付けられている。その結果、ケース延長部41とカラー部材71とは一体化しているが、ケース延長部41は支持ブラケット51に直接連結されていない。よって、もし、ケース延長部41が支持ブラケット51に対して位置ずれを起こしていても、そのずれは、カラー部材71が支持ブラケット51に対して軸方向Aに移動することにより吸収される。図9に符号aで示すように、カラー部材71は、上記位置ずれの吸収に充分なように、板金製の支持ブラケット51の厚みより長い筒部を有している。
以上説明したように、本実施形態では、エンジンブロック2における前端面に支持ブラケット51を取り付け、該支持ブラケット51に、該ブラケット51をバランサ軸11,12の軸方向Aに相対移動自在に貫通するカラー部材71を設けて、該カラー部材71にケース延長部41の先端部を締結することにより、上記ケース延長部41を上記支持ブラケット51に支持するようにしたから、たとえ、支持ブラケット51側の締結部とケース延長部41側の締結部(先端部)とが軸方向Aに位置ずれを起こしていても、その位置ずれは、カラー部材71の支持ブラケット51に対する軸方向Aの移動で吸収されて、支持ブラケット51及びケース延長部41に撓みや歪みが生じることがなくなる。その結果、駆動スプロケット15と従動スプロケット16との軸間距離が変動したり、従動スプロケット16が駆動スプロケット15に対して傾いたりせず、エンドレスチェーン17が良好・確実に巻き掛けられる。
つまり、ケース延長部41に設けた第2軸受部34により、第1バランサ軸11における従動スプロケット16の近傍の(軸延長部ジャーナル部150の近傍の)支持強度を高めつつ、エンジンブロック2の前端面ひいては支持ブラケット51の締結部と、ケース部材13のケース延長部41の締結部(先端部)との、軸方向Aの位置精度のバラツキに伴う締結変位を解消し、その結果、安定した第1バランサ軸11の支持が実現することになる。
次に、互いに締結され合うケース部材13と支持ブラケット51とが、相異なる部材、すなわちシリンダブロック4とベアリングフレーム5にそれぞれ取り付けられているから、支持ブラケット51側の締結部とケース延長部41側の締結部(先端部)とが軸方向に位置ずれを起こす確立がより大きくなる。したがって、その位置ずれをカラー部材71の支持ブラケット51に対する軸方向Aの移動によって吸収することの作用効果がより増大し、より顕著に好ましい結果が得られる。
次に、上記支持ブラケット51は、ケース延長部41のエンジンブロック2への固定機能と、エンドレスチェーン17のガイド機能とを兼ね備えるから、バランサ装置10の部品数及び部品コストの削減、及び支持ブラケット51の取付作業性の向上が図られる。
次に、上記支持ブラケット51を板金製としたから、該ブラケット51ひいてはエンジン1全体の軽量化が図られる。
以上説明した実施形態は、本発明を実施するための最良の形態ではあるが、特許請求の範囲を逸脱しない限り、なお種々の変更が可能なことはいうまでもない。
本発明によれば、第1バランサ軸を従動スプロケットの近傍において回転自在に支持するケース延長部を正確に位置決めしてエンジンブロックに固定することが可能となり、その結果、エンドレスチェーンの巻き掛けが良好・確実なものとなって、振動や騒音の問題が解消される。本発明は、エンジンのバランサ装置の技術分野において幅広い産業上の利用可能性を有する。
本発明を実施するための最良の形態に係るエンジンの本体を、チェーンカバーを除去したうえで、前側から見た図である。 上記エンジン本体のシリンダブロックの下部にベアリングフレーム及びバランサ装置のケース部材がそれぞれ取り付けられている様子を同じく前側から見た部分拡大図である(ただしクランク軸やスプロケット、エンドレスチェーンや支持ブラケット、あるいはオイルポンプ等は除去してある)。 上記ケース部材の上半部を構成するアッパケースの下面(ロアケースとの合せ面)図であって、上記図2の矢印イ方向に見たものである。 上記ケース部材の下半部を構成するロアケースの上面(アッパケースとの合せ面)図であって、上記図2の矢印ウ方向に見たものである。 上記アッパケースにバランサ軸を収容する作業の初期段階を示す上記図3と類似の下面図である。 上記アッパケースにバランサ軸を収容する作業の終期段階を示す上記図5と類似の下面図である。 上記バランサ軸が収容されたアッパケースにロアケースを対接させボルトで結合したケース部材の上記図6と類似の下面図である。 上記図2のア−ア線に沿う部分縦断面図である(ただしクランク軸やスプロケット、エンドレスチェーンや支持ブラケット等は取り付けてある)。 上記図8の要部拡大図であって、ベアリングフレームの前側面に取り付けた支持ブラケットに、ケース部材のケース延長部の先端部を支持する様子を示すものである。
符号の説明
1 エンジン
2 エンジンブロック
4 シリンダブロック
5 ベアリングフレーム
6 クランク軸
7 オイルパン
10 バランサ装置
11 第1バランサ軸
12 第2バランサ軸
13 ケース部材
13U アッパケース
13L ロアケース
15 駆動スプロケット
16 従動スプロケット
17 エンドレスチェーン
18 オイルポンプ
21 前側ウエイト部
22 後側ウエイト部
23 連動ギヤ
24 後側ジャーナル部
25 前側ジャーナル部
26 軸延長部
31 第1軸受部
32 前側軸受部
33 後側軸受部
32U,33U:32L,33L 第1軸受部の半割部分
34 第2軸受部
41 ケース延長部
51 支持ブラケット
52,53,54 ボルト
62,63,64 座
71 貫通部材(カラー部材)
72 ボルト
72a ネジ孔
75,76 ガイド部
77 テンショナ
78 スラスト規制部
90 潤滑油路
92 オイル導入口
98U,99U 上側凹溝
98L,99L 下側凹溝
150 軸延長部ジャーナル部

Claims (4)

  1. それぞれウエイト部を有して連動回転する第1、第2のバランサ軸と、クランク軸を支持するエンジンブロックの下部に取り付けられて上記バランサ軸を支持するケース部材とを有し、上記クランク軸の一端部に取り付けられた駆動側回転体と上記第1バランサ軸の一端部に取り付けられた従動側回転体とに巻掛伝動部材が巻き掛けられた構成のエンジンのバランサ装置であって、
    上記第1バランサ軸は、第2バランサ軸よりも上記一端部側で長く延びる軸延長部を有し、該軸延長部に上記従動側回転体が取り付けられていると共に、
    上記ケース部材は、同じく上記一端部側で長く延びるケース延長部を有し、該ケース延長部に上記第1バランサ軸を上記従動側回転体の近傍で軸受けする軸受部が設けられ、かつ、
    上記エンジンブロックにおける上記一端部側の側面に支持ブラケットが取り付けられて、該支持ブラケットに該支持ブラケットをバランサ軸の軸方向に相対移動自在に貫通する貫通部材が設けられ、該貫通部材に上記ケース延長部の先端部が締結されることにより上記ケース延長部が上記支持ブラケットに支持されていることを特徴とするエンジンのバランサ装置。
  2. エンジンブロックは、クランク軸の上半部を支持するシリンダブロックと、該シリンダブロックの下部に取り付けられてクランク軸の下半部を支持するベアリングキャップとを含み、
    ケース部材は、上記ベアリングキャップの下方に位置して上記シリンダブロックの下部に取り付けられ、
    上記支持ブラケットは、上記ベアリングキャップの側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのバランサ装置。
  3. 支持ブラケットは、巻掛伝動部材のガイド部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンのバランサ装置。
  4. 支持ブラケットは、板金製であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のエンジンのバランサ装置。
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