JP3873903B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、発光素子を有する表示装置に関するものであり、各種機器に装着されて運転状態等を表示するための表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
発光ダイオードに代表される発光素子を搭載した表示装置は、空気調和機に代表されるように各種機器において運転等の状態を示す表示部に用いられる。近年、機器の高密度化やデザイン性の向上から表示装置は、小型化や構造の複雑化を要求されている。
【0003】
その中で機器の機構やデザイン上の制約から、機器の表示部と表示基板上の発光素子の発光部との距離が離れざるを得ない場合がある。この場合、表示部に発光素子の光が全て導かれず、十分な明るさが得られない。この解決の一手段として、導光板を介して発光素子の光を離れた表示部に導く方法がある。
【0004】
この方法では、表示基板上に半田付けされた発光素子の光源からの光が漏れなく導光板に導かれるよう、発光素子と導光板の光軸を極力合わせる必要がある。そのためには表示基板上に発光素子を正確な位置で実装し、双方の位置関係を正確に決定することが臨まれる。
【0005】
発光素子と表示基板、そして導光板で構成される表示装置として、図4のような構成が考えられる。同図に示すように、発光素子Aにおける発光部1と導光板2の光軸9を合わせるために、発光素子Aの発光部1の表示基板3上における位置を正確に決定する必要がある。従来の位置決め方法としては、図5(a)に示すように、表示基板3上において発光素子発光部側のリード線4を短くし、発光部1の可動範囲を狭め、光軸9を固定する。
【0006】
しかしこのような構成では、発光素子の光軸が表示基板に対し略垂直方向に固定されてしまい、表示基板3と表示部8との間にスペースを必要とするという設計上の課題が生じる。
【0007】
一方図5(b)に示すように、表示基板3の発光素子発光部側において発光素子のリード線4を約90度折り曲げたことにより、発光素子の光軸9と表示基板3を平行にすると表示部8の取り付け面と表示基板3との間のスペースを小さくすることができる。即ち、図5において表示基板3と表示部8の距離L1は距離L2より大となる。
【0008】
以上から、発光素子が表示基板に対し略垂直方向に固定された状態では、機器のデザインに制約を与えてしまう。即ち、任意の方向に光軸を設定するには、表示基板の発光素子発光部側においてリード線を折り曲げて、表示基板面に対する発光素子Aの取付けによるスペースを小さくすることが製品の小型化などの面で有効であるである。
【0009】
この要求を満たすべく、従来の技術として表示基板上に発光素子の位置を固定するための保持装置を設けることにより、発光素子のリード線を折り曲げた状態で発光素子の光軸を固定させることにより光軸を任意の方向に設定した発明が開示されている(特許文献1)。
【0010】
【特許文献1】
特開平8−191192号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、保持装置を増設しなければならずコストや組立工数の増加につながってしまう。さらには、発光素子のリード線を表示基板と平行な方向に折り曲げた状態で半田付けを行う際に実装機械を用いることが困難であるため、発光素子を人の手によって実装するいわゆる手実装が行われているが、発光素子の光源と導光板の光軸を合わせるために、目視による位置決めとなるために、定規等の治具を用いて位置決めしても、工数増や組立精度低下につながってしまう可能性がある。
【0012】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、表示装置の表示基板において発光素子発光部側のリード線を有する発光素子を手実装によって、導光板と発光素子の光軸を合わせる位置決めを行うことができる、低コスト、低工数かつ組立精度の高い表示装置を提供するものである。
【0013】
【発明を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために本発明の表示装置は、発光素子発光部に設けてある突起部と、表示基板上の発光素子発光部が設置される場所に空けられた突起部の一部または全部を差し込むことが可能な位置決め用孔を有するものである。
【0014】
そしてこの位置決め孔に発光素子の突起部を差し込むことにより発光素子の発光部の位置を固定し、表示基板に対し平行な発光素子のリード線を表示基板上の半田付け用孔の場所で折り曲げる。そして、半田付け用孔にリード線を差し込み半田面で半田付けを行う。これにより発光素子の表示基板上における正確な位置決めが可能となる。発光素子が表示基板上に正確に位置決めされたことにより導光板と発光素子の光軸が合い、表示部に対して極力光漏れの少ない表示装置が構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本願発明の請求項1に係る表示装置は、発光部と突起部とリード線を有する発光素子と、この発光素子のリード線を差し込み溶接する孔と突起部が嵌合して位置決めされる第一の溝部とを有する表示基板とを有して構成されることを特徴とする。そして、この構成により、表示装置の組立時において、発光素子の突起部が第一の溝部に嵌合して位置決めされるため、簡単な構成で発光素子の光軸を所定の方向に固定することができ、組立精度が向上する。
【0016】
また本願発明の請求項2に係る表示装置は、発光部と突起部とリード線を有する発光素子と、この発光素子の前記リード線を差し込み溶接する孔と突起部が嵌合して位置決めされる第一の溝部とを有する表示基板と、この表示基板と直接的または間接的に固定されて発光素子の発光を所定の場所に誘導する導光部を有して構成されることを特徴とする。そしてこの構成により、発光素子の発する光を導光部により誘導して、設計上の表示装置において配置部位の自由度を向上させることができるとともに、発光素子の光をより正確に導光部に誘導することができる。
【0017】
また本願発明の請求項3に係る表示装置は、請求項1または2に記載の表示装置において、第一の溝部と連通して、発光素子の略光軸方向に発光部の位置決めを行う第二の溝部を有することを特徴とする。これにより、表示装置の組立時において突起部だけでなく発光部も利用して発光素子の位置決めができるので、より正確に光軸を固定することができ好適である。
【0018】
また本願発明の請求項4に係る表示装置は、発光素子を表示基板の据え付け面上方から付勢して、突起部を第一の溝部に嵌合させる付勢手段を有することを特徴とする。組立時には少なくとも突起部を第一の溝に嵌合させて位置決めを行い、次いで発光素子のリード線を屈曲させて、発光素子を所定の姿勢に構成するが、リード線の復元力で所望の姿勢からずれることを未然に防止するために付勢手段を用いるとよい。この付勢手段は、別部品で構成しても、表示手段の保護用カバーの一部に構成して設けても、可動の蓋に構成して設けてもよく、要するに発光素子の一部に接して付勢し、突起部が第一の溝から浮いたりするのを防止できればよい。
【0019】
以下に、本願発明の実施の形態について、図表を参照しながら説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、本願発明における実施の形態1における表示装置の構成模式図であり、発光素子には発光ダイオード(以下LEDと記す)が用いられている。
【0021】
図1(a)に示すように、LED(A)は略砲弾型の発光部1と、発光部と中心線を同じくし半径が大である円筒型の突起部6を発光部1に連続して有し、更には通電を発光部に導くとともに基板に対して固定するためのリード線4を有して構成されている。表示基板3上においてLEDは、光軸9と表示基板3の面が略平行になるように設計されている。表示基板3は、突起部6を嵌め込むに位置固定をする発光素子突起部位置決め溝7と、発光素子のリード線を差し込む発光素子リード線の半田付け用貫通孔5とが構成されている。発光素子突起部位置決め溝7はLEDの光軸9に対して略垂直につば状に形成された突起部6が嵌め込まれるよう、半田付け用貫通孔5の近傍においてやはりLEDの光軸9に対して略垂直の長穴状に形成されている。
【0022】
そして、表示装置の組立時には、まずLED(A)のリード線4を半田付け用貫通孔5に差し込み、次いで発光素子突起部位置決め溝7にLEDの突起部6が嵌合するようにしてリード線4を折り曲げ、LEDの発光部1の位置を固定した上で、リード線4の長さを調整し、半田面に半田付けを行っている。これによりLEDは表示基板3上に正確に位置決めされ、LEDの光を漏れなく導光板に導くことが可能となる。表示部8の輝度は、設計どおりに均一となることを容易にしている。
【0023】
また、図1(a)および(b)に示すようにLEDの発光部1の表示基板3に近い面側が位置決めされやすいように発光素子発光部位置決め溝12を発光素子突起部位置決め溝7と連続して設けている。
【0024】
発光素子突起部位置決め溝7および発光素子発光部位置決め溝12は、表示基板を貫通する孔であっても、掘り込まれた溝形状をしていてもよい。要するに突起部6と嵌合して位置決めできればよい。
【0025】
更には図1(b)および(c)に示すように付勢部材13を設けてLEDが発光素子突起部位置決め溝7や発光素子発光部位置決め溝12により確実に嵌るようにしても好適である。この付勢部材13はLEDを付勢する接触部13aを有しており、表示基板に対して固定するためには、爪13bなどを用いて固定するようにすればよい。
【0026】
(実施の形態2)
次に実施の形態2について図2を用いて説明する。図2は本願発明の表示装置を搭載した空気調和機の室内機の側面構成模式図を示す。同図において、表示基板3は本体前面枠10に一体に設けられた表示基板据付部10aに備え付けられており、LEDの光は空気調和機の前面パネル11に取り付けられた導光板2により前面パネル11の表示部8へ導かれている。
【0027】
導光板2は例えばアクリルやポリカーボネイト、PETなどの材料で構成されており、前面パネル11に固定されており、更に前面パネル11は回動可能な嵌着部(図示せず)により相互に位置決めされている。
【0028】
このような構成の場合にでも、LED(A)は表示基板3、前面枠10、前面パネル11を介して導光板2と位置的に固定されているので、極力光軸を合わせて発光し、より多くの光を表示部8に導くことができるものである。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本願発明によれば、発光素子を表示基板上に手実装する際に、位置を正確に決めることができ、発光素子の光軸を固定するための土台を必要とせず、また定規等治具を用いて位置決めさせる作業を省くことが可能となり、コストや工数の削減が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本願発明の実施の形態1における表示装置の組立斜視構成図
(b)本願発明の実施の形態1における表面の形態に係る表示装置の側方構成模式図
(c)本願発明の実施の形態1における付勢部材の構成を示す模式図
【図2】本願発明の実施の形態2における表示装置を空気調和機に用いた場合の側方構成模式図
【図3】従来の技術に係る表示装置の構成模式図
【図4】(a)従来の導光板を用いた表示装置の構成模式図
(b)従来の導光板を用いた他の表示装置の構成模式図
【符号の説明】
A 発光素子
1 発光素子発光部
2 導光板
3 表示基板
4 リード線
5 発光素子リード線の半田付け用貫通孔
6 発光素子突起部
7 発光素子突起部位置決め溝(第一の溝部)
8 表示部
9 発光素子の光軸
10 空気調和機室内機の前面枠
11 空気調和機室内機の前面パネル
12 発光素子発光部位置決め溝(第二の溝部)
13 付勢部材
Claims (4)
- 発光部と突起部とリード線を有する発光素子と、この発光素子の前記リード線を差し込み溶接する孔と前記突起部が嵌合して位置決めされる第一の溝部とを有する表示基板とを有して構成されることを特徴とする表示装置。
- 発光部と突起部とリード線を有する発光素子と、この発光素子の前記リード線を差し込み溶接する孔と前記突起部が嵌合して位置決めされる第一の溝部とを有する表示基板と、この表示基板と直接的または間接的に固定されて発光素子の発光を所定の場所に誘導する導光部を有して構成されることを特徴とする表示装置。
- 第一の溝部と連通して、発光素子の略光軸方向に発光部の位置決めを行う第二の溝部を有することを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の表示装置。
- 発光素子を表示基板の据え付け面上方から付勢して、突起部を第一の溝部に嵌合させる付勢手段を有することを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の表示装置。
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