JP3873649B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の図柄列において複数の図柄を変動表示しうる図柄表示装置を備えたパチンコ機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の一種として、複数種類の図柄等を、予め定められた配列で変動表示するための特別図柄表示装置を備えたパチンコ機が知られている。
【0003】
この種のパチンコ機では、表示装置での変動表示停止時の表示図柄(停止図柄)に応じて、リーチ状態を経た後に遊技者に有利な状態となる「特別遊技状態」、リーチ状態を経た後に特別遊技状態とはならない「外れリーチ状態」、又は、リーチ状態を経ず、かつ、特別遊技状態ともならない「外れ状態」が発生させられる。停止図柄には、特別遊技状態を発生させるための特別遊技図柄(大当たり図柄)、外れリーチを発生させるための外れリーチ図柄、及び、外れ状態を発生させるための外れ図柄がある。
【0004】
前記のようなパチンコ機では、遊技者の操作に応じて変化する遊技状況が、所定の条件を満たすこと(例えば、遊技球が作動口に入賞すること等)によって、特別図柄表示装置において、図柄の変動表示が開始される。また、上記特別遊技図柄、外れリーチ図柄、及び、外れ図柄の中から、遊技状況に応じた停止図柄が選択され、その選択された停止図柄で前記変動表示が停止させられる。そして、大当たり図柄で停止した場合には、特別変動入賞装置が遊技者にとって有利な状態(大当たり状態)となるように切換えられる。より詳しくは、大入賞口が開放される等によって、遊技者は大量の景品球を獲得することが可能となる。
【0005】
ところで、上記大当たり図柄、又は外れリーチ図柄にて図柄が最終的停止する場合には、リーチ状態を経ることとなる。リーチ状態とは、例えば左・中・右と3つの図柄列がある場合において左・右図柄列の図柄がそれぞれ「7」、「7」で停止しており、かつ、中図柄列が未だ変動しているような状態をいう。この状態下で、もしも中図柄列の図柄が「7」で停止すると、上述した特別遊技状態が発生する。従って、このようなリーチ状態の間、遊技者は、図柄が大当たり図柄で停止することを願って、わくわくどきどきしながら遊技を行うこととなる。
【0006】
また近年、上記のようなリーチ状態における演出効果を高めるべく、多種多様なリーチパターンが採用されるようになってきている。例えば、図柄がスクロール変動するタイプのパチンコ機にあって、「ノーマルリーチ」と称されるリーチパターンにおいては、スクロール変動中の図柄が何ら特段の変化を起こすことなくそのまま停止する。また、「スーパーリーチ」と称されるリーチパターンにおいては、表示される図柄がフラッシュしたり、コマ送り状態で変動したり、拡大されて変動したり、図柄が高速又は低速で変動したり、或いは種々のキャラクタが種々の動作を行う等、表示装置上において、「ノーマルリーチ」とは異なる何らかの演出が行われる。
【0007】
一般に、「ノーマルリーチ」よりも「スーパーリーチ」の方が大当たり状態が発生させられる期待値が高く設定されている。このため、遊技者は、リーチ状態の中でも、「ノーマルリーチ」よりもむしろ「スーパーリーチ」が出現することを期待するとともに、もし「スーパーリーチ」が出現した場合には、大当たり状態が発生することを期待感をもって切望する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来技術においては、次に記すような課題があった。すなわち、上記リーチ状態を経た後、変動図柄(上記例では中図柄列の図柄)が最終的に外れ図柄(上記例では「7」以外の図柄)で停止した場合、その時点で大当たり状態が発生しないことが確定してしまい、そのことを理解した遊技者は、その時点でがっかりとしてしまう。
【0009】
また、上記例では、リーチ状態を経た後に大当たり状態が発生するか否かが、最終的に中図柄列の図柄が大当たり図柄で停止するか否かのみによって決定される。そのため、遊技内容が単調になりがちとなる場合があり、さらなる面白味の追求が要求されていた。
【0010】
さらに、上記従来技術では、左・中・右の3つの図柄列があれば、例えば左・右の図柄列が同一の図柄で停止した段階で、リーチ状態が発生する。つまり、いつも同じ時期にリーチ状態が発生するため、遊技内容の単調化に拍車がかけられてしまうおそれがあった。
【0011】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数の図柄列において複数の図柄を変動表示しうる図柄表示装置を備えたパチンコ機等の遊技機において、興趣の飛躍的な向上を図ることのできる遊技機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、第1の発明においては、第1の図柄列と前記第1の図柄列とは別の第2の図柄列とにおいてそれぞれ図柄を変動表示しうる図柄表示装置と、遊技球が入賞可能な作動口と、遊技球の前記作動口への入賞を検出する球検出手段と、所定時間毎に乱数値が更新される乱数カウンタと、前記球検出手段により遊技球の前記作動口への入賞が検出されたときの前記乱数カウンタの乱数値が、当たり値か否かを判定する当たり判定処理手段と、前記球検出手段により遊技球の前記作動口への入賞が検出された場合に、前記図柄表示装置の前記各図柄列における図柄の変動表示を行い、その後、第1の図柄列の変動表示を停止させる処理を実行し、さらにその後、第2の図柄列の変動表示を停止させる処理を実行する表示制御手段と、前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値であると判定された場合に、前記両図柄列の図柄の変動表示停止後、大入賞口を開放して遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、前記当たり判定処理手段による判定結果に応じて、停止表示する図柄を決定する図柄決定手段と、前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値であると判定された場合に、前記特別遊技状態終了後の遊技モードとして、通常遊技モード、及び、当該通常遊技モードよりも遊技者に有利な特殊遊技モードのうちいずれかを決定するモード決定手段とを備えた遊技機において、
前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値であると判定され、かつ、前記モード決定手段により特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードに決定された場合には、前記図柄決定手段は、第1の図柄列にて停止表示される図柄として、第1の特定の図柄を決定するとともに、第2の図柄列にて停止表示される図柄として、特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードであることを示す図柄を決定し、
前記表示制御手段は、前記第1の図柄列にて前記第1の特定の図柄を停止表示した上で、前記第2の図柄列にて特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードであることを示す図柄を停止表示する処理を実行し、
前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値であると判定され、かつ、前記モード決定手段により特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードに決定された場合には、前記図柄決定手段は、第1の図柄列にて停止表示される図柄として、第1の特定の図柄、又は、第2の特定の図柄を決定するとともに、第2の図柄列にて停止表示される図柄として、特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードであることを示す図柄を決定し、
前記表示制御手段は、前記第1の図柄列にて前記第1の特定の図柄又は第2の特定の図柄を停止表示した上で、前記第2の図柄列にて特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードであることを示す図柄を停止表示する処理を実行し、
前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値でないと判定された場合には、前記図柄決定手段は、第1の図柄列にて停止表示される図柄として、予め定められた複数の外れ図柄のうちいずれかの外れ図柄、又は、第2の特定の図柄を決定するとともに、第2の図柄列にて停止表示される図柄として、予め定められた複数の外れ図柄のうちいずれかの外れ図柄を決定し、
前記表示制御手段は、前記第1の図柄列にて前記外れ図柄又は第2の特定の図柄を停止表示した上で、前記第2の図柄列にて外れ図柄を停止表示する処理を実行することで、
前記第1の図柄列にて第1の特定の図柄が停止表示された場合には、前記第2の図柄列にて、特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードである特別遊技状態発生を示す図柄か、又は、特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードである特別遊技状態発生を示す図柄のうち、いずれかが停止表示され、
前記第1の図柄列にて第2の特定の図柄が停止表示された場合には、前記第1の特定の図柄が停止表示されたときとは異なる外れ図柄が配置された前記第2の図柄列にて、特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードである特別遊技状態発生を示す図柄か、又は、外れ図柄が停止表示されることをその要旨としている。
【0013】
(作用)
上記遊技機によれば、柄表示装置において、第1の図柄列と前記第1の図柄列とは別の第2の図柄列とにおいてそれぞれ図柄が変動表示される。球検出手段により遊技球の作動口への入賞が検出されたときの乱数カウンタの乱数値が、当たり値か否かが当たり判定処理手段によって判定される。また、球検出手段により遊技球の作動口への入賞が検出された場合に、表示制御手段によって、図柄表示装置の各図柄列における図柄の変動表示が行われ、その後、第1の図柄列の変動表示を停止させる処理が実行され、さらにその後、第2の図柄列の変動表示を停止させる処理が実行される。当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値であると判定された場合に、特別遊技状態発生手段により、両図柄列の図柄の変動表示停止後、大入賞口が開放されて遊技者に有利な特別遊技状態が発生させられる。また、当たり判定処理手段による判定結果に応じて、図柄決定手段では、停止表示する図柄が決定される。さらに、当たり判定処理手段によって乱数値が当たり値であると判定された場合に、モード決定手段によって、特別遊技状態終了後の遊技モードとして、通常遊技モード、及び、当該通常遊技モードよりも遊技者に有利な特殊遊技モードのうちいずれかが決定される。
かかる遊技機において、前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値であると判定され、かつ、前記モード決定手段により特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードに決定された場合には、前記図柄決定手段は、第1の図柄列にて停止表示される図柄として、第1の特定の図柄を決定するとともに、第2の図柄列にて停止表示される図柄として、特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードであることを示す図柄を決定する。そして、前記表示制御手段は、前記第1の図柄列にて前記第1の特定の図柄を停止表示した上で、前記第2の図柄列にて特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードであることを示す図柄を停止表示する処理を実行する。
また、前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値であると判定され、かつ、前記モード決定手段により特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードに決定された場合には、前記図柄決定手段は、第1の図柄列にて停止表示される図柄として、第1の特定の図柄、又は、第2の特定の図柄を決定するとともに、第2の図柄列にて停止表示される図柄として、特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードであることを示す図柄を決定する。そして、前記表示制御手段は、前記第1の図柄列にて前記第1の特定の図柄又は第2の特定の図柄を停止表示した上で、前記第2の図柄列にて特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードであることを示す図柄を停止表示する処理を実行する。
さらに、前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値でないと判定された場合には、前記図柄決定手段は、第1の図柄列にて停止表示される図柄として、予め定められた複数の外れ図柄のうちいずれかの外れ図柄、又は、第2の特定の図柄を決定するとともに、第2の図柄列にて停止表示される図柄として、予め定められた複数の外れ図柄のうちいずれかの外れ図柄を決定する。そして、前記表示制御手段は、前記第1の図柄列にて前記外れ図柄又は第2の特定の図柄を停止表示した上で、前記第2の図柄列にて外れ図柄を停止表示する処理を実行する。
従って、前記第1の図柄列にて第1の特定の図柄が停止表示された場合には、前記第2の図柄列にて、特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードである特別遊技状態発生を示す図柄か、又は、特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードである特別遊技状態発生を示す図柄のうち、いずれかが停止表示され、
前記第1の図柄列にて第2の特定の図柄が停止表示された場合には、前記第2の図柄列にて、特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードである特別遊技状態発生を示す図柄か、又は、外れ図柄が停止表示される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)を具体化した一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1に示すように、パチンコ機1の遊技盤2には、作動口3及び大入賞口4が設けられている。作動口3は、遊技球5の通路を備えており、その通路入口には羽根6が開閉可能に支持されている。大入賞口4の奥には、シーソー7が設けられており、その右側にはVゾーン8が、左側には入賞通路9が設けられている(左右逆でもよい)。そして、大入賞口4に入賞した遊技球5は、シーソー7上を転がって、Vゾーン8又は入賞通路9のいずれか一方を通って図示しない入賞球処理装置の方へと導かれる。また、大入賞口4の前には、シャッタ11が設けられている。このシャッタ11は、大入賞口4の側部に設けられた大入賞口用ソレノイド12により作動させられ、大入賞口4を開閉する。詳しくは、当該ソレノイド12が励磁状態となることにより、シャッタ11が略水平に傾き、これにより大入賞口4が開かれる。また、ソレノイド12が非励磁状態となることにより、シャッタ11が略垂直状態となり、これにより大入賞口4は閉鎖される。
【0018】
前記大入賞口4の一側部には、シーソー用ソレノイド10が設けられている。シーソー用ソレノイド10は通常、非励磁状態となっており、この状態においては、遊技球5がVゾーン8を通過するようにシーソー7を傾けている。また、シーソー用ソレノイド10が励磁状態となることにより、シーソー7は、遊技球5が入賞通路9を通過するように傾動させられる。本実施の形態では、シャッタ11が開状態において、遊技球5が1つでもVゾーン8を通過した場合には、シーソー用ソレノイド10が励磁される。そして、シャッタ11が閉じられることにより、シーソー用ソレノイド10が非励磁状態となる。
【0019】
遊技盤2の中央部分には、特別図柄表示装置13が組込まれている。この特別図柄表示装置13は、液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示部13aを備えており、ここに複数の図柄列が表示される。図2に示すように、本実施の形態では、これらの図柄列として左図柄列14、中図柄列15及び右図柄列16(これら14〜16は第1の図柄列を構成する)、並びに、第2の図柄列としての第4図柄列40の合計4つの図柄列が表示される。左・右・中図柄列14〜16は、表示部13aの下部において、横方向に3つ並んだ状態で表示される。また、第4図柄列40は、表示部13aの右上部において、左・右・中図柄列14〜16とは離間した位置に表示される。
【0020】
本実施の形態では、第1の図柄列のうち左・右図柄列14,16は、それぞれ複数個の図柄17A〜17Hによって構成されている。各図柄17A〜17Hは、それぞれ「1」〜「8」の数字と、「はちまき」、「金魚」、「太鼓」、「おかめ」、「獅子」等の絵との組み合わせによって構成され、これらの図柄17A〜17Hは順に配列されている。これらの図柄17A〜17Hは、特別遊技図柄としての大当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかになり得る。また、中図柄列15は、複数種類で複数個の図柄17A〜17Kによって構成されている。数字の付された前記図柄17A〜17Hは、大当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかになり得る。また、図柄17I及び17Kはそれぞれ「風車」、「とうもろこし」の絵によって構成されており、当該図柄17I及び17Kは、外れ図柄にのみなりうる。さらに、図柄17Jは、「おみくじ」の絵によって構成されており、当該図柄17Jは、大当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかになり得る。
【0021】
併せて、第4図柄列40は、複数個の図柄E1,E2,E3又は図柄EO1,EO2,EO3又は図柄EZ1,EZ2,EZ3によって構成されている。図4に示すように、図柄E1,E2,E3は、それぞれ「大吉」、「牛の絵」、「竜の絵」の付された絵馬の絵によって構成されている。また、図5(a)に示すように、図柄EO1,EO2,EO3は、上記各絵馬の絵と、「超大当たり」、「はずれ」、「はずれ」の各文字との組み合わせによって構成されている。さらに、図5(b)に示すように、図柄EZ1,EZ2,EZ3は、上記各絵馬の絵と、「超大当たり」、「大当たり」、「大当たり」の各文字との組み合わせによって構成されている。
【0022】
右・中・左の各図柄列14〜16においては、各図柄17A〜17Kが同領域内でスクロールすることにより変動表示される。また、第4図柄列40においては、各図柄E1,E2,E3(又は図柄EO1,EO2,EO3又は図柄EZ1,EZ2,EZ3)が同領域内で仮想の軸を中心に回転することにより変動表示される。
【0023】
本実施の形態では、図2に示すように、基本的には、前記表示部13a下部の1本の横ラインによって大当たりラインが構成されている(1ラインと称される)。つまり、第1の図柄列14〜16に1つずつの図柄17A〜17Kが表示される態様となっている。また、図7(c)に示すように、左右の図柄列14,16が同一の図柄で停止し、かつ、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jで停止した場合には、前記横ライン及び第4図柄列40によって大当たりラインが構成される。
【0024】
また、図1に示すように、特別図柄表示装置13の上部には普通図柄表示装置51が併設されている。普通図柄表示装置51は、発光ダイオード(LED)よりなる4つの保留ランプ52と、普通図柄表示部たるLEDよりなる7セグ表示部53とを有している。
【0025】
さらに、前記特別図柄表示装置13の左右両側方には一対の通過ゲート54が配設されている。同通過ゲート54を遊技球5が通過すると前記普通図柄表示装置51が作動する。本実施の形態では、普通図柄表示装置51は、「0」から「9」までの数字を可変表示して7セグ表示部53にセグメント表示させ、その数字が所定値(本実施の形態では「7」)で停止した場合に、作動口3の羽根6を所定秒数開放させる。この開放により、作動口3への入賞が比較的容易なものとなる。普通図柄表示装置51は、遊技球5の通過ゲート54の通過回数を4回まで記憶することができ、保留ランプ52でその保留数を表示する。従って、4つの保留ランプ52が点灯している状態で遊技球5が通過ゲート54を通過しても保留球としてカウントされず、保留ランプ52が点灯している限り、遊技球5が通過ゲート54を通過しなくとも保留数に応じた回数だけ普通図柄表示装置51は作動するようになっている。
【0026】
特別図柄表示装置13の表示部13aでは、各図柄列14〜16及び第4図柄40の図柄変動(スクロール変動及び回転変動)が、遊技球5の作動口3への入賞に基づいて開始させられる。また、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選択され、これが停止図柄として設定される。停止図柄とは、各図柄列14〜16,40が図柄変動を停止したときに表示される図柄である。本実施の形態では、図柄変動は、左図柄列14、右図柄列16、中図柄列15、第4図柄列40の順に停止させられるが、これはあくまでも1例にすぎず、別の順序で停止させられるようにしてもよい。
【0027】
大当たり図柄は、リーチ状態を経た後、遊技者に有利な特別遊技状態としての大当たり状態を発生させるための図柄である。詳しくは、図6(a)及び図7(c)に示すように、全ての図柄列14〜16,40の変動が停止させられたとき、表示されている図柄17A〜17H,17J,EO1,EZ1〜EZ3の組合せが、予め定められた大当たりの組合せとなる場合がある。すなわち、第1には、同一種類の図柄17A〜17Hが基本的な大当たりラインに沿って並んだときに、同一図柄17A〜17Hの組合せ(例えば、図6(a)では「7」、「7」、「7」の図柄17Gとなる場合がある。この組合せを構成する図柄が「大当たり図柄(ゾロ目の大当たり図柄)」(=第1の特定の図柄)である(ちなみに、この場合には第4図柄列40の図柄の種類は問わない)。また、第2には、上述したように、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jの場合であって、かつ、第4図柄40が「大吉・超大当たり」の図柄EO1で停止する場合(=第2の特定の図柄)がある。このような組み合わせを構成する図柄も本実施の形態においては「大当たり図柄(おみくじの大当たり図柄)」である。大当たりの組合せが成立すると、特別電動役物が作動し(大入賞口4が開かれ)、遊技者にとって有利な大当たり状態が発生させられる。すなわち、より多くの景品球を獲得することが可能となる。
【0028】
また、例えば図8(a)〜(d)に示すように、リーチ状態とは、大当たり直前の状態をいう。リーチ状態には、まず、右図柄列16の図柄17A〜17Hが、基本的な大当たりライン上において左図柄列14の停止図柄と同一種類の図柄17A〜17Hで停止する状態が挙げられる(第1のリーチ状態)。図7(a)〜(d)に示す例では、基本的な大当たりラインで停止している左・右両図柄列14,16の図柄17A〜17Hが共に「7」の付された図柄17Gとなっている。さらに、本実施の形態では、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jの場合であって、第4図柄40が「大吉・超大当たり」の図柄EO1で停止する場合にも大当たりとなることから、図7(a)に示すように、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jの場合であって、第4図柄40が変動中である場合も、リーチ状態(第2のリーチ状態)に含まれる。
【0029】
上記のリーチ状態には、中図柄列15の図柄変動が、左・右両図柄列14,16の停止図柄と同一種類の図柄(ゾロ目の大当たり図柄)で停止して大当たり状態になるもの以外にも、異なる種類の図柄(これを「外れリーチ図柄」という)で停止して、大当たり状態とならないもの(以下、「外れリーチ状態」という)が含まれる。さらには、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jの場合であって、第4図柄40が「牛の絵・はずれ」又は「竜の絵・はずれ」で停止して、大当たり状態とならないものも含まれる(これも「外れリーチ状態」を構成する)。
【0030】
上記リーチ状態においては、種々のリーチパターンが設定されている。まず、左・右図柄列14,16の図柄17A〜17Hが停止して中図柄列15の図柄17A〜17Kが変動状態(第1のリーチ状態)であるときのリーチパターンとしては、「ノーマルリーチ」、「風神リーチ」、「福の神リーチ」、「みこしリーチ」、「貧乏神リーチ」、「貧乏神2段階リーチ」等の種々のリーチパターンが設定されている。これらリーチパターンのうち、「ノーマルリーチ」「貧乏神リーチ」以外のリーチパターンは、いわゆる「スーパーリーチ」と称されるものである。「スーパーリーチ」の動作が開始された場合には、「ノーマルリーチ」の場合に比べて、大当たり状態が発生する期待値(大当たり期待値)が高くなるようになっている。また、「スーパーリーチ」においても、各リーチパターンによって大当たり期待値が異なったものとなっている。
【0031】
また、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jでそれぞれ停止して、第4図柄40の図柄EO1〜EO3が変動中(第2のリーチ状態)であるときのリーチパターン(おみくじリーチパターン)としては、「ノーマルリーチ」、「女の子リーチ」、「反転リーチ」等の種々のリーチパターンが設定されている。これらリーチパターンのうち、「ノーマルリーチ」以外のリーチパターンは、いわゆる「スーパーリーチ」と称されるものである。「スーパーリーチ」の動作が開始された場合には、「ノーマルリーチ」の場合に比べて、大当たり状態が発生する(「大吉・超大当たり」の図柄EO1で停止する)期待値(大当たり期待値)が高くなるようになっている。
【0032】
なお、中図柄列15の図柄変動が、左・右両図柄列14,16の停止図柄と同一種類の図柄(ゾロ目の大当たり図柄)で停止して大当たり状態の発生が確定した場合であっても、第4図柄40の図柄変動及び上記リーチ演出(おみくじリーチパターンによる演出)が行われるようになっている。これは、第4図柄40の図柄EO1〜EO3又はEZ1〜EZ3の停止態様に応じて遊技モードが決定されることに起因している。本実施の形態における遊技モードとしては、大当たり確率が300分の1程度の通常モードと、通常モードよりも大当たり確率の高い(60分の1程度)確率変動モード(以下「確変モード」と称する)とが用意されている。そして、第4図柄40の図柄EO1〜EO3又はEZ1〜EZ3の停止態様に応じて次回の遊技において確変モードが付与されるか否かが決定されるのである。
【0033】
すなわち、左・中・右の図柄列14〜16の図柄17A〜17Kが外れ図柄で停止した場合には、中図柄列15の変動停止後、すぐに第4図柄列40の図柄変動も停止させられる。このときには、図4に示すように、単なる絵馬の絵の付された図柄E1〜E3のいずれかで第4図柄列40の図柄変動が停止させられる。
【0034】
また、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jでそれぞれ停止した場合には、第4図柄40において、それまでの図柄E1〜E3に代わって図柄EO1〜EO3が変動表示させられる(図5(a)参照)。そして、この場合には第2のリーチ状態が発生していることとなり、第4図柄列40の図柄変動が停止したときに、「牛の絵・はずれ」又は「竜の絵・はずれ」の図柄EO2,EO3で停止した場合には、大当たり状態は発生せずに外れ状態となる。これに対し、第4図柄列40の図柄変動が停止したときに、「大吉・超大当たり」の図柄EO1で停止した場合には、大当たり状態が発生するとともに、大当たり状態終了後、次回の遊技に際し確変モードが付与される。
【0035】
一方、中図柄列15の図柄変動が、左・右両図柄列14,16の停止図柄と同一種類の図柄(ゾロ目の大当たり図柄)で停止して大当たり状態の発生が確定した場合においては、それまでの図柄E1〜E3に代わって第4図柄40において、図柄EZ1〜EZ3が変動表示させられる(図5(b)参照)。そして、この場合にも上記リーチ演出が行われ(遊技モード決定演出)、第4図柄列40の図柄変動が停止した場合に、「大吉・超大当たり」の図柄EZ1で停止した場合には、大当たり状態が発生するとともに、大当たり状態終了後、次回の遊技に際し確変モードが付与される。これに対し、第4図柄列40の図柄変動が停止した場合に、「牛の絵・大当たり」又は「竜の絵・大当たり」の図柄EZ2,EZ3で停止した場合には、大当たり状態が発生するのみで、大当たり状態終了後、次回の遊技に際しては通常モードが付与される(確変モードが付与されない)。つまり、ゾロ目の大当たり図柄で停止した場合には、第4図柄列40において、確変モードが付与されるか否かの抽選表示が行われるのである。
【0036】
このように、本実施の形態では、第1の図柄列14〜16の各図柄17A〜17Kの停止態様に応じて、第4図柄列40の図柄E1〜E3,EO1〜EO3,EZ1〜EZ3の意味内容がそれぞれ異なっている。特に、第1の図柄列14〜16において、ゾロ目の図柄17A〜17Hで停止した場合には、第4図柄列40の図柄EZ1〜EZ3は、確変モードが付与されるか否かの決定表示を示唆するものとなる。また、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jでそれぞれ停止した場合には、第4図柄40の図柄EO1〜EO3は、大当たり状態(確変モード付与を伴う)の発生の有無の決定表示を示唆するものとなる。
【0037】
また、ゾロ目で大当たり状態が発生する場合と、中図柄列15に「おみくじ」の図柄17Jが停止して大当たり状態が発生する場合とでは、リーチ状態の発生時期が異なっているといえる。より詳しくは、前者の場合には、左・右の図柄列14,16において同一の図柄17A〜17Hが停止した場合にリーチ状態が発生するのに対し、後者の場合には、さらに、中図柄列15において、「おみくじ」の図柄17Jが停止した場合にリーチ状態が発生することとなる。
【0038】
さて、遊技球5の作動口3への入賞に基づいて各図柄列14〜16の図柄変動が開始させられることはすでに説明したが、この変動表示中にさらに遊技球5が作動口3に入賞した場合には、通過ゲート54を通過した場合と同様、その分の変動表示は、現在行われている変動表示の終了後に行われる。つまり、変動表示が待機(保留)される。この保留される変動表示の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められている。本実施の形態では保留最大回数が4回に設定されているが、これに限られるものではない。
【0039】
図1に示すように、特別図柄表示装置13において、表示部13aの上方には、発光ダイオード(LED)からなる保留ランプ18a,18b,18c,18dが組み込まれている。当該保留ランプ18a〜18dの数は、前述した保留最大回数と同じ(この場合4個)である。保留ランプ18a〜18dは、変動表示の保留毎に点灯させられ、その保留に対応した変動表示の実行に伴い消灯させられる。
【0040】
なお、このほかにも、パチンコ機1の複数箇所には、遊技効果を高めるための他の各種ランプや電飾部材が取付けられている。これらの電飾部材等は、遊技の進行に応じて点灯状態(消灯、点灯、点滅等)が変えられる。さらに、パチンコ機1には、遊技の進行に応じて効果音を発生する図示しないスピーカが設けられている。
【0041】
遊技者の操作に応じて変化するパチンコ機1の遊技状態を検出するべく、本実施の形態では、遊技盤2には、スルースイッチ20、作動口用スイッチ21、Vゾーン用スイッチ22及びカウントスイッチ23等がそれぞれ取付けられている。スルースイッチ20は、遊技球の通過ゲート54の通過を検出し、作動口用スイッチ21は、遊技球5の作動口3への入賞を検出する。また、Vゾーン用スイッチ22は遊技球5の大入賞口4のうちのVゾーン8への入賞を検出し、カウントスイッチ23は、遊技球5の大入賞口4への入賞を検出する。
【0042】
本実施の形態では、各スイッチ20〜23の検出結果に基づきソレノイド10,12、特別図柄表示装置13、各保留ランプ18a〜18d、普通図柄表示装置51(7セグ表示部53及び保留ランプ52)、羽根6等をそれぞれ駆動制御するために制御装置24が設けられている。制御装置24は、読み出し専用メモリ(ROM)、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えている。これらの制御部品は基板に対し交換可能に取着されている。ROMは所定の制御プログラムや初期データを予め記憶しており、CPUはROMの制御プログラム等に従って各種演算処理を実行する。RAMは、CPUによる演算結果を、図10に示す図柄乱数バッファ31〜38、図11に示す図柄乱数エリア41(i)〜46(i)、図12に示す停止図柄エリア47〜50等に一時的に記憶する。
【0043】
図10に示すように、図柄乱数バッファは、左・中・右の3つの外れ図柄乱数バッファ31,32,33と、第4図柄列40に関する第4外れ図柄乱数バッファ34と、左・中・右の3つの外れリーチ図柄乱数バッファ35,36,37と、第4外れリーチ図柄乱数バッファ38とによって構成されている。図11に示すように、図柄乱数エリアは、5つの内部乱数エリア41(i)と、5つの外れリーチ乱数エリア42(i)と、5つの第4外れ図柄乱数エリア43(i)と、5つの左外れ図柄乱数エリア44(i)と、5つの中外れ図柄乱数エリア45(i)と、5つの右外れ図柄乱数エリア46(i)とによって構成されている。iは、5つずつ存在する各図柄乱数エリアを区別するためのものであり、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」の値をとる。iの各値は、保留されている変動表示の回数に対応している。また、図12に示すように、停止図柄エリアは、左・中・右の各停止図柄乱数エリア47,48,49及び第4停止図柄乱数エリア50によって構成されている。
【0044】
ところで、本実施の形態では、パチンコ機1の電源投入時においては、遊技モードとして、通常モードに設定される。また、その後は、大当たり遊技状態となった際に、確変モード又は通常モードのいずれかが選択されて、次回の大当たり遊技状態が発生するまでの間、当該選択されたモードが実行される。
【0045】
なお、一般的に、確変モードの概念としては、(1)7セグ表示部53に「7」が表示される確率を通常時に比べて高め、作動口3の羽根6を開放させる機会を増やすこと、(2)7セグ表示部53における数字の変動時間を短くすること、(3)羽根6の開放時間を長くすること(及び/又は入賞個数を多くすること)、(4)特別図柄表示装置13の表示部13aの図柄の変動時間を短くすること、(5)大当たり期待値が通常モードに比べて高くなること等が挙げられるが、本実施の形態における確変モードにおいては、これら(1)〜(5)の全てが実行される。
【0046】
次に、前記のように構成されたパチンコ機1の作用及び効果について説明する。図14〜図20のフローチャートは、制御装置24によって実行される各種ルーチンを示している。これらのルーチンの処理は、カウンタ群及び入賞判定フラグFE等に基づいて実行される。カウンタ群は、ラウンドカウンタCR、保留カウンタCH、入賞カウンタCE、内部乱数カウンタCI、外れリーチ乱数カウンタCO、大当たり図柄乱数カウンタCB、左・中・右の各図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDR、第4図柄乱数カウンタCD4、リーチ種別決定カウンタCV、第4図柄リーチ種別決定カウンタCV4等よりなっている。
【0047】
なお、ラウンドカウンタCRは、ラウンド回数をカウントするためのものであり、入賞カウンタCEは大入賞口4への遊技球5の入賞個数をカウントするためのものである。また、保留カウンタCHは変動表示の保留回数をカウントするためのものであり、「0」,「1」,「2」,「3」,「4」の値を順にとる。これらの値は、前述した図柄乱数エリア41(i)〜46(i)の「(i)」に対応している。従って、CH=0は、保留されていない状態を意味する。
【0048】
図13(a)に示すように、内部乱数カウンタCIは、特別図柄表示装置13での大当たり状態を決定するためのものである。また、外れリーチ乱数カウンタCOは外れリーチ状態時の表示を行うか否かを決定するためのものである。さらに、大当たり図柄乱数カウンタCBは、大当たり図柄を決定するためのものである。なお、本実施の形態における大当たり図柄の種類としては、左・中・右の図柄列14〜16の図柄17A〜17Hがゾロ目で、かつ、第4図柄列40が「大吉・超大当たり」の図柄EZ1である場合(8種類)、左・中・右の図柄列14〜16の図柄17A〜17Hがゾロ目で、かつ、第4図柄列40が「牛の絵・大当たり」又は「竜の絵・大当たり」の図柄EZ2,EZ3である場合(16種類)、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jで、かつ、第4図柄列40が「大吉・超大当たり」の図柄EO1である場合(8種類)の合計32通りの大当たり図柄がある。
【0049】
これらのカウンタCI,CO,CBはそれぞれ所定時間(例えば「2ms」)毎に値を所定範囲内で更新する。各値は、所定の条件に従って乱数として読み出される。また、各カウンタCI,CO,CBは、各値がそれぞれ特定の値になった場合に、初期値に戻すようになっている。
【0050】
左・中・右の各図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDRは、左・中・右図柄列14〜16での停止図柄等を決定するためのものであり、第4図柄乱数カウンタCD4は、第4図柄列40での停止図柄等を決定するためのものである。左図柄乱数カウンタCDLは、所定時間(例えば「2ms」)毎に値を所定範囲内で更新し、特定の値になると初期値に戻す。中図柄乱数カウンタCDCは、左図柄乱数カウンタCDLが一巡する毎に値を所定範囲内で更新し、特定の値になると初期値に戻す。右図柄乱数カウンタCDRは、中図柄乱数カウンタCDCが一巡する毎に値を所定範囲内で更新し、特定の値になると初期値に戻す。さらに、第4図柄乱数カウンタCD4は、右図柄乱数カウンタCDRが一巡する毎に値を所定範囲内で更新し、特定の値になると初期値に戻す。
【0051】
また、図13(b)及び図9(a)に示すリーチ種別決定カウンタCVは、上述した複数種類のリーチパターンのうちの1つを選択するために用いられるものであり、例えば左図柄乱数カウンタCDLが一巡する毎に値(乱数値)を更新し、特定の値になると初期値に戻す。ただし、各リーチパターンには重み付けがなされており、各リーチパターンの選択される確率は個々に異なったものとなっている。また、本実施の形態においては、大当たりとなる場合(大当たり時)と、外れとなる場合(外れリーチ時)とで各リーチパターンの選択される確率は個々に異なったものとなっている。
【0052】
さらに、図13(b)及び図9(b)に示す第4図柄リーチ種別決定カウンタCV4は、上述した3種類のおみくじリーチパターンのうちの1つを選択するために用いられるものであり、例えば左図柄乱数カウンタCDLが一巡する毎に値(乱数値)を更新し、特定の値になると初期値に戻す。ただし、これらの各リーチパターンにも重み付けがなされており、各リーチパターンの選択される確率は個々に異なったものとなっている。同様に、大当たりとなる場合(大当たり時)と、外れとなる場合(外れリーチ時)とで各リーチパターンの選択される確率は個々に異なったものとなっている。
【0053】
なお、入賞判定フラグFEは、Vゾーンへの入賞の有無を判定するために用いられるものである。同フラグFEは、入賞なしの場合に「0」に設定され、入賞ありの場合に「1」に設定される。
【0054】
さて、図14のフローチャートは、上述した各カウンタCI,CO,CB,CDL,CDC,CDR,CD4,CV,CV4の更新後に、図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDR,CD4の値(乱数)の組合せを分別し(振分け)、その振分けられた値を対応する図柄乱数バッファ31〜38に格納するための「乱数振分けルーチン」を示している。このルーチンは、パチンコ機1の電源投入後、所定時間(2ms)毎に実行される。このルーチンが開始されると、制御装置24はまずステップS1において、内部乱数カウンタCI、外れリーチ乱数カウンタCO、大当たり図柄乱数カウンタCBにそれぞれ「1」を加算する(更新する)。
【0055】
また、ステップS2において、左図柄乱数カウンタCDLに「1」を加算する。また、中・右図柄乱数カウンタCDC,CDRに関しては、それぞれ左・中図柄乱数カウンタCDL,CDCの値に応じて更新処理を行い、第4図柄乱数カウンタCD4に関しては、右図柄乱数カウンタCDRの値に応じて更新処理を行う。詳しくは、左図柄乱数カウンタCDLが初期値に戻されるタイミングであれば中図柄乱数カウンタCDCに「1」を加算し、それ以外のタイミングであれば同カウンタCDCの値を維持する。また、中図柄乱数カウンタCDCが初期値に戻されるタイミングであれば右図柄乱数カウンタCDRに「1」を加算し、それ以外のタイミングであれば同カウンタCDRの値を維持する。さらに、右図柄乱数カウンタCDRが初期値に戻されるタイミングであれば第4図柄乱数カウンタCD4に「1」を加算し、それ以外のタイミングであれば同カウンタCD4の値を維持する。
【0056】
次に、ステップS3において、制御装置24は、リーチ種別決定カウンタCV、第4図柄リーチ種別決定カウンタCV4をそれぞれ更新する。
【0057】
次に、ステップS4において、左・右図柄乱数カウンタCDL,CDRの値の組合せが、同一図柄の組み合わせであるか否かを判定する。そして、この条件が満たされていない場合(左・右図柄乱数カウンタCDL,CDRの値の組合せが同一図柄の組み合わせでない場合)には、ステップS5において各図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDR,CD4の値を、対応する外れ図柄乱数バッファ31,32,33,34に格納する。ここで、対応する外れ図柄乱数バッファ31〜34とは、具体的には左図柄乱数カウンタCDLに関しては左外れ図柄乱数バッファ31を指し、中図柄乱数カウンタCDCに関しては中外れ図柄乱数バッファ32を指し、右図柄乱数カウンタCDRに関しては右外れ図柄乱数バッファ33を指し、第4図柄乱数カウンタCD4に関しては第4右外れ図柄乱数バッファ34を指すものとする(後述するステップS9に関しても同様)。そして、制御装置24は、ステップS5の処理を実行した後、その後の処理を一旦終了する。
【0058】
一方、前記ステップS4の条件が満たされている場合(左・右図柄乱数カウンタCDL,CDRの値の組合せが同一図柄の組み合わせの場合)には、ステップS6において、中図柄乱数カウンタCDCの値が右図柄乱数カウンタCDR(又は左図柄乱数カウンタCDL)の値の組合せが同一図柄の組み合わせであるか否かを判定する。そして、同一図柄の組み合わせの場合、いずれの処理をも行うことなく、「乱数振分けルーチン」を終了する。この場合とは、各図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDRの値の組合せが、外れ図柄、外れリーチ図柄のいずれの組合せでもない場合、すなわち、大当たり図柄(ゾロ目の大当たり図柄)の組合せの場合である。
【0059】
また、上記ステップS6で否定判定された場合には、制御装置24はステップS7において、中図柄乱数カウンタCDCの値が「おみくじ」の図柄17Jに相当するものであるか否かを判定する。このステップS7で肯定判定された場合には、続くステップS8において、第4図柄乱数カウンタCD4の値が「大吉・超大当たり」の図柄EO1に相当する値であるか否かを判定する。そして、ステップS8で肯定判定された場合には、いずれの処理をも行うことなく、「乱数振分けルーチン」を終了する。この場合とは、各図柄乱数カウンタCDL,CDRの値の組合せが、同一図柄の組み合わせであり、中図柄乱数カウンタCDCの値が「おみくじ」の図柄17Jに相当するものであり、かつ、第4図柄乱数カウンタCD4の値が「大吉・超大当たり」の図柄EO1に相当する値である場合、すなわち、大当たり図柄(おみくじの大当たり図柄)の組合せの場合である。
【0060】
一方、ステップS7で否定判定された場合、又はステップS8で否定判定された場合には、ステップS9へ移行する。ステップS9において、制御装置24は、各図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDR,CD4の値を、対応する外れリーチ図柄乱数バッファ35,36,37,38に格納し、その後の処理を一旦終了する。
【0061】
このように、「乱数振分けルーチン」では、所定時間毎に4つの図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDR,CD4の値の組合せがチェックされる。そして、外れ図柄の組合せの場合には、外れ図柄乱数バッファ31〜34に乱数が格納され、外れリーチ図柄の場合には、外れリーチ図柄乱数バッファ35〜38に乱数が格納される。また、大当たり図柄の組合せの場合には、乱数はどの図柄乱数バッファ31〜38にも格納されない。
【0062】
次に、図15のフローチャートに示す「格納処理ルーチン」について説明する。このルーチンの主な機能は、遊技球5が作動口3に入賞する毎に、乱数カウンタCI,CO,CDL,CDC,CDR,CD4の値を図柄乱数エリア41(i)〜46(i)に格納することである。
【0063】
当該「格納処理ルーチン」が開始されると、制御装置24は、ステップS10において、作動口用スイッチ21の検出結果に基づき、遊技球5が作動口3に入賞したか否かを判定する。そして、この判定条件が満たされていない場合には、その後の処理を一旦終了し、満たされている場合には、ステップS11において、保留カウンタCHの値が最大保留回数(この場合「4」)よりも小さいか否かを判定する。
【0064】
保留カウンタCHの値が最大保留回数よりも小さい場合には、ステップS12において、保留カウンタCHに「1」を加算する。また、続くステップS13において、制御装置24は対応する保留ランプ(18aから18dのうちの1つ)を点灯させ、ステップS14へ移行する。一方、前記ステップS11の判定条件が満たされていない場合には、前述したステップS12以降の処理を行うことなくその後の処理を一旦終了する。従って、図柄変動表示は、4回までしか保留されず、それ以上の入賞があっても作動口入賞の保留は記憶されない。
【0065】
ステップS14において、制御装置24は、内部乱数カウンタCIの値を内部乱数エリア41(i)に格納する。また、次のステップS15において、外れリーチ乱数カウンタCOの値を、外れリーチ乱数エリア42(i)に格納する。さらに、ステップS16において、制御装置24は、左・中・右・第4の各外れ図柄乱数バッファ31〜34の値(CDL,CDC,CDR,CD4)を、対応する左・中・右・第4の各外れ図柄乱数エリア43(i)〜46(i)に格納し、その後の処理を一旦終了する。
【0066】
このように、「格納処理ルーチン」においては、乱数カウンタCI,CO,CD4,CDL,CDC,CDRの値が各図柄乱数エリア41(i)〜46(i)に格納される。なお、ステップS14〜ステップS16では、例えばステップS12での更新後の保留カウンタCHの値が「3」であれば、内部乱数エリア41(i=3)、外れリーチ乱数エリア42(i=3)、第4外れ図柄乱数エリア43(i=3)、左外れ図柄乱数エリア44(i=3)、中外れ図柄乱数エリア45(i=3)、右外れ図柄乱数エリア46(i=3)が、今回制御周期での格納場所となる。
【0067】
次に、図16、図17のフローチャートに示す「特別電動役物制御ルーチン」について説明する。このルーチンは、前述した「乱数振分けルーチン」、「格納処理ルーチン」等の演算結果を用いて特別電動役物や、特別図柄表示装置13等を制御するためのものであり、パチンコ機1の電源投入後、所定時間毎に実行される。
【0068】
この「特別電動役物制御ルーチン」が開始されると、制御装置24はまずステップS20において、保留カウンタCHの値が「0」でないか否かを判定する。そして、否定判定された場合、つまり、保留カウンタCHの値が「0」の場合には、その後の処理を一旦終了する。これに対し、前記判定条件が満たされている(CH=1,2,3,4)場合には、ステップS30において、「i」を「0」に設定し、次のステップS40において保留カウンタCHが「i」と同一でないか否かを判定する。
【0069】
そして、この判定条件が満たされている場合(CH≠i)には、ステップS50において、内部乱数エリア41(i+1)、外れリーチ乱数エリア42(i+1)、外れ図柄乱数エリア43(i+1)〜46(i+1)の各データを、1つ前のエリア41(i)〜46(i)にそれぞれシフトする。次いで、ステップS60において、制御装置24は、「i」に「1」を加算し、ステップS40へ戻る。
【0070】
一方、ステップS40の判定条件が満たされない場合(CH=i)には、ステップS70へ移行し、保留ランプ18a〜18dのうち前記保留カウンタCHに対応するものを消灯させる。また、次のステップS80において保留カウンタCHから「1」を減算する。
【0071】
次に、制御装置24は、ステップS90において、図柄の変動開始処理を実行する。詳しくは、図18の「変動開始処理ルーチン」に示すように、ステップS901において、内部乱数カウンタCIの値が大当たり値であるか否かを判定する。そして、内部乱数カウンタCIの値が大当たり値の場合には、ステップS902において、大当たり値に対応する大当たり図柄を停止図柄としてメモリに記憶する。その後、ステップS905へ移行する。
【0072】
一方、ステップS901における判定条件が満たされていないと、ステップS903において、外れリーチ乱数カウンタCOの値が予め定められた外れリーチ値と同じであるか否かを判定する。そして、外れリーチ乱数カウンタCOの値が外れリーチ値と同一である場合には、ステップS904において、外れリーチ値に対応する図柄(外れリーチ図柄)を停止図柄としてメモリに記憶し、ステップS905へ移行する。
【0073】
また、ステップS903の判定条件が満たされていない場合には、ステップS906において、ステップS16での外れ図柄を停止図柄としてメモリに記憶し、ステップS907へ移行する。
【0074】
さて、ステップS902又はステップS904から移行して、ステップS905においては、リーチパターンを取得する。すなわち、上述した「ノーマルリーチ」、「風神リーチ」、「福の神リーチ」、「貧乏神リーチ」、「貧乏神2段階リーチ」の種々のリーチパターンのうちのいずれかをリーチ種別決定カウンタCVに基づいて決定する。また、上述した「ノーマルリーチ」、「女の子リーチ」、「反転リーチ」の種々のリーチパターンのうちのいずれかを第4図柄リーチ種別決定カウンタCV4に基づいて決定する。
【0075】
そして、ステップS905又はステップS906から移行して、ステップS907においては、特別図柄表示装置13の図柄変動を開始させ、「変動開始処理ルーチン」を終了する。
【0076】
さて、上記のように、ステップS90(「変動開始処理ルーチン」)の処理を実行した後、制御装置24は、図16のステップS110において、左右両図柄列14,16(中図柄列15以外)における図柄17A〜17Hを、前記ステップS902,S904,S906のいずれかの処理で記憶した停止図柄に差替える。また、差替え後の図柄17A〜17Hが左右両図柄列14,16にて表示されるよう図柄変動を停止させる。
【0077】
次に、ステップS120において、制御装置24は、リーチ動作処理を行う。より詳しくは、図19の「リーチ動作処理ルーチン」に示すように、ステップS1201において、ステップS905で取得したリーチパターンが、「ノーマルリーチ」でないか否かを判定する。そして、否定判定された場合(「ノーマルリーチ」の場合)には、当該ノーマルリーチ動作処理を行う。この場合においては、例えば背景画面の色をそれまでとは異ならせるとともに、単に中図柄列15の図柄17A〜17Kを低速でスクロール変動させる等の処理が行われる。
【0078】
また、ステップS1201で肯定判定された場合には、ステップS1203に移行する。ステップS1203においては、ステップS905で取得したリーチパターンが、「風神リーチ」でないか否かを判定する。そして、否定判定された場合(「風神リーチ」の場合)には、ステップS1204において、当該風神リーチ動作処理を行う。この場合においては、図8(a)に示すように、表示部13aに袋を持った風神のキャラクタを表示するとともに、当該風神が袋の中に図柄17A〜17Kを順に吸引させるかの如く見せる等の処理が行われる。
【0079】
また、ステップS1203で肯定判定された場合には、ステップS1205に移行する。ステップS1205において、制御装置24はステップS905で取得したリーチパターンが、「福の神リーチ」でないか否かを判定する。そして、否定判定された場合(「福の神リーチ」の場合)には、ステップS1206において、当該福の神リーチ動作処理を行う。この場合においては、図8(b)に示すように、表示部13aに小槌を持った福の神のキャラクタを表示するとともに、当該福の神が小槌を振り下ろすが如く見せ、その振り下ろしに対応して図柄17A〜17Kを切換表示する等の処理が行われる。
【0080】
さて、前記ステップS1205で肯定判定された場合には、ステップS1207に移行する。ステップS1207においては、ステップS905で取得したリーチパターンが、「みこしリーチ」でないか否かを判定する。そして、否定判定された場合(「みこしリーチ」の場合)には、ステップS1208において、当該みこしリーチ動作処理を行う。この場合においては、図8(c)に示すように、表示部13aに複数の担ぎ手及び御輿を表示するとともに、担ぎ手の御輿を揺らす動作とともに、御輿の観音扉から図柄17A〜17Kが順に飛び出てくるかの如く見せる等の処理が行われる。
【0081】
また、前記ステップS1207で肯定判定された場合には、ステップS1209に移行する。ステップS1209においては、ステップS905で取得したリーチパターンが、「貧乏神リーチ」でないか否かを判定する。そして、否定判定された場合(「貧乏神リーチ」の場合)には、ステップS1210において、当該貧乏神リーチ動作処理を行う。この場合においては、図8(d)に示すように、表示部13aに貧乏神のキャラクタを表示するとともに、中図柄列15の図柄17A〜17Kをスクロール変動させる等の処理が行われる。
【0082】
一方、前記ステップS1209で肯定判定された場合には、ステップS1211に移行する。ステップS1211においては、ステップS905で取得したリーチパターンが、「貧乏神2段階リーチ」でないか否かを判定する。そして、ここで否定判定された場合(「貧乏神2段階リーチ」の場合)には、ステップS1212において、貧乏神2段階リーチ動作処理を行う。この場合においては、途中まで、上述した貧乏神リーチと同等の処理が行われるとともに、ある時点から、別のキャラクタ(例えば風神、福の神等)が配置表示される。そして、上述したスーパーリーチ(風神リーチ又は福の神リーチ)へと発展させ、以降、上記各スーパーリーチと同様の処理が行われる。
【0083】
さて、前記ステップS1211で肯定判定された場合には、いずれのリーチ動作処理をも行うことなく、当該「リーチ動作処理ルーチン」を一旦終了する。また、ステップS1202,1204,1206,1208,1210,1212の各リーチ処理動作処理を実行した後においても、当該「リーチ動作処理ルーチン」を一旦終了する。
【0084】
上記のように、ステップS120(「リーチ動作処理ルーチン」)の処理を実行した後、制御装置24は、ステップS130(図16参照)において、中図柄列15での図柄変動を停止させる。
【0085】
続いて、制御装置24は、ステップS140において、第4図柄列40についてのリーチ動作処理を実行する。詳しくは、図20の「第4図柄リーチ動作処理ルーチン」に示すように、制御装置24は、まずステップS1401において、左・中・右の図柄列14〜16が同一の図柄(ゾロ目)で停止しているか否かを判定する。そして、ゾロ目で停止している場合には、ステップS1402において、第4図柄列40に表示される図柄をそれまでの図柄E1〜E3に代えて、「大吉・超大当たり」、「牛の絵・大当たり」、「竜の絵・大当たり」の図柄EZ1〜EZ3に設定し、変動表示させる。
【0086】
また、左・中・右の図柄列14〜16が同一の図柄(ゾロ目)で停止していない場合には、ステップS1403において、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jでそれぞれ停止している(いわゆるおみくじリーチ状態である)か否かを判定する。そして、おみくじリーチ状態の場合には、ステップS1404において、第4図柄列40に表示される図柄をそれまでの図柄E1〜E3に代えて、「大吉・超大当たり」、「牛の絵・はずれ」、「竜の絵・はずれ」の図柄EO1〜EO3に設定し、変動表示させる。
【0087】
一方、ステップS1403において否定判定された場合には、何らの処理をも行うことなく、本ルーチンを一旦終了する。
【0088】
さて、ステップS1402又はステップS1404から移行して、ステップS1405において、制御装置24は、ステップS905で取得した第4図柄列40についてのリーチパターンが、「ノーマルリーチ」でないか否かを判定する。そして、ここで否定判定された場合(「ノーマルリーチ」の場合)には、ステップS1406において、ノーマルリーチ動作処理を行う。この場合においては、遊技者が視認できるような速度で、第4図柄列40における図柄EO1〜EO3(又はEZ1〜EZ3)を徐々に拡大させながら回転表示させる(図5(a),(b)参照)。そして、その後の処理を一旦終了する。
【0089】
また、ステップS1405で肯定判定された場合には、ステップS1407へ移行する。ステップS1407において、制御装置24は、ステップS905で取得した第4図柄列40についてのリーチパターンが、「女の子リーチ」でないか否かを判定する。そして、ここで否定判定された場合(「女の子リーチ」の場合)には、ステップS1406において、女の子リーチ動作処理を行う。この場合においては、遊技者が視認できない程度に高速で、第4図柄列40における図柄EO1〜EO3(又はEZ1〜EZ3)を徐々に拡大させながら回転表示させるとともに、表示部13aに女の子を表示し、第4図柄列40の図柄EO1〜EO3(又はEZ1〜EZ3)に向けて、該図柄の回転動作を停止させるべく、ボールを投げつけるかの如く表示を行う(図7(a),(b)参照)。そして、その後の処理を一旦終了する。
【0090】
また、ステップS1407で肯定判定された場合には、ステップS1409へ移行する。ステップS1409において、制御装置24は、ステップS905で取得した第4図柄列40についてのリーチパターンが、「反転リーチ」であるものとして、当該反転リーチ動作処理を行う。この場合においては、遊技者が視認できるような速度で、第4図柄列40における図柄EO1〜EO3(又はEZ1〜EZ3)を徐々に拡大させながら回転表示させるとともに、ある時点に至った後、現在表示されている図柄と、それよりも1つ前に表示されていた図柄とを交互に反転表示する。詳しくは、既に選択された図柄EO1〜EO3(又はEZ1〜EZ3)と、その前又は後の図柄とを交互に反転させる。そして、その後の処理を一旦終了する。
【0091】
さて、上記第4図柄列40についてのリーチ動作処理ルーチンを実行した後、制御装置24は、次に、ステップS150において、第4図柄列40の図柄E1〜E3(又はEO1〜EO3又はEZ1〜EZ3)の変動を停止させる。より詳しくは、上記ステップS1403で否定判定されたような場合(第4図柄列40に関するリーチ動作が事実上行われなかった場合)には、中図柄列15の図柄停止後すぐに第4図柄列40の図柄E1〜E3の変動を停止させる(図2参照)。また、第4図柄列40に関するリーチ動作が行われた場合には、例えば図7(c),(d)に示すように、第4図柄列40の図柄EO1〜EO3又はEZ1〜EZ3を最大限に拡大させた状態で、変動を停止させる。なお、上記「女の子リーチ」の場合には、投げつけられたボールが第4図柄列40の図柄に当たったときにピタッと変動が停止させられる。
【0092】
次に、ステップS160において、制御装置24は、左・中・右・第4の各図柄列14〜16,40の各図柄の組合せが大当たりの組合せであるか否かを判定する。なお、この際には、停止図柄の差替えが正しく行われたか否かの確認も行われる。そして、この判定条件が満たされていない場合には、「特別電動役物制御ルーチン」を終了する。また、図柄の組合せが大当たりの組合せである場合には、ステップS170において、ラウンドカウンタCRを「0」にクリヤする。また、これとともに、図6(b),(c)に示すように、超大当たり・大当たりの報知表示を行う。
【0093】
次に、制御装置24は、制御装置24は、ステップS180(図17参照)において、入賞カウンタCEを「0」にクリヤするとともに、入賞判定フラグFEを「0」に設定する。また、続くステップS190においては、ラウンドカウンタCRを「1」ずつインクリメントする。さらに、ステップS200において、制御装置24は、表示部13aに表示されるラウンド数をラウンドカウンタCRに基づいて更新して表示するとともに、その他の表示事項(例えばカウント数)を初期化(「0」に初期化)して表示する。
【0094】
さらに、ステップS210において、制御装置24は、大入賞口用ソレノイド12を励磁させる。すると、シャッタ11が倒れて略水平状態となり、大入賞口4が開放される。この開放により、遊技球5のVゾーン8及び入賞通路9への入賞が可能となる。
【0095】
次に、ステップS220において、制御装置24は、入賞カウンタCEの値が予め定められた所定値CEmaxよりも小さいか否かを判定する。そして、この判定条件が満たされている場合には、ステップS230において、未だ大入賞口4の閉鎖予定時期が到来していないか否かを判定する。この閉鎖予定時期が到来していない場合には、処理をステップS220へ戻す。その結果、大入賞口4の開放開始後に所定値CEmax個よりも多くの遊技球5が入賞するか、閉鎖予定時期が到来するかしない限りは、大入賞口4が開放され続ける。これに対し、ステップS220又はステップS230のいずれか一方が満たされていないと、ステップS240において、制御装置24は、大入賞口用ソレノイド12を消磁する。すると、シャッタ11が起こされて略垂直状態となり、大入賞口4が閉鎖される。
【0096】
続いて、ステップS240において、制御装置24は、ラウンドカウンタCRの値が予め定められた所定値CRmaxよりも小さいか否かを判定する。そして、ラウンドカウンタCRの値が所定値CRmax未満の場合には、続くステップS260において入賞判定フラグFEが「1」であるか否かを判定する。入賞判定フラグFEが「1」の場合には、処理をステップS180へと戻す。従って、一旦大当たり遊技状態が発生すると、遊技球5がVゾーン8に入賞することによる継続条件が、所定値CRmax回数満たされるまでは、大入賞口4が開閉のサイクルを繰り返す。例えば所定値CEmaxが「10」に設定され、大入賞口4の開放時間が「約29.5秒」に設定され、所定値CRmaxが「16」に設定されている場合には、大入賞口4の開放後、(1)遊技球5が大入賞口4へ10個入賞すること、(2)約29.5秒が経過すること、のいずれか一方の条件が満たされた時点で大入賞口4が閉鎖される。この大入賞口4の開閉のサイクルが遊技球5のVゾーン8への入賞を条件に最大で16回(16ラウンド)繰り返されることとなる。
【0097】
そして、ステップS220又はステップS230の判定条件のいずれか一方が満たされていない場合には、大当たり状態が終了したものとして、ステップS270においてその旨を表示部13aに表示する。また、ステップS280において、次回の遊技モードを報知する処理を実行する。例えば、第4図柄列40が「大吉・超大当たり」の図柄EO1,EZ1で停止した場合には、次回の遊技モードとして確変モードが付与された旨の報知が行われ、第4図柄列40がそれ以外の図柄EO2,EO3,EZ2,EZ3で停止した場合には、次回の遊技モードとして通常モードが付与された旨の報知が行われる。そして、制御装置24は、本ルーチンを終了する。
【0098】
以上詳述したように、本実施の形態によれば、第1の図柄列14〜16における図柄17A〜17Hがゾロ目となることを必要条件に大当たり状態が発生させられる。また、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jでそれぞれ停止し、かつ、第4図柄40が図柄EO1で停止することを必要条件としても、大当たり状態が発生させられる。
【0099】
さらに、左右の図柄列14,16が同一の図柄17A〜17Hで停止した場合には、第1のリーチ状態が表示される。また、中図柄列15の図柄17A〜17Kが左・右の図柄列14,16と同一の図柄で停止しなかったとしても、「おみくじ」の図柄17Jで停止すれば、また別の第2のリーチ状態が表示される。つまり、第1のリーチ状態と、第2のリーチ状態とでは、リーチ表示される時期が異なっている。このため、第1の図柄列14〜16の図柄17A〜17Kが第1の特定の図柄にて最終的に停止されるかもしれない状態において、第1のリーチ状態が発生し、遊技者は当該リーチ状態を堪能しうる。また、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jでそれぞれ停止し、第2の特定の図柄にて最終的に停止されるかもしれない状態においても、上記リーチ状態とは違った時期に第2のリーチ状態が発生し、遊技者は当該リーチ状態を堪能しうる。そのため、従来にはない興趣の著しい向上を図ることができる。
【0100】
また、本実施の形態では、第1のリーチ状態が発生し、その後、中図柄列15の図柄17A〜17Kが左・右の図柄列14,16と同一の図柄で停止しなかったとしても、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jで停止すれば、第2の特定の図柄にて最終的に停止されるかもしれないという期待感が増大する。従って、左・中・右の図柄列14〜16がゾロ目で停止しなかったとしても大当たり状態の発生を継続的に期待することができる機会が付与されることとなり、一層の面白味を感じることとなる。さらに、この場合には、2回のリーチ状態を堪能しうることとなり、遊技者にとってのどきどきわくわく感が一層増すこととなる。
【0101】
さらに、第1の特定の図柄は、第1の図柄列14〜16において設定されており、第2の特定の図柄は、第1の図柄列14〜16及び第4図柄列40において設定されている。つまり、第2のリーチ状態が表示される場合には、必ず第1のリーチ状態が表示されることとなる。従って、上記作用効果がより確実に奏されることとなる。
【0102】
しかも、第4の図柄列40は、第1の図柄列14〜16の図柄17A〜17Kが最終的に停止された後に停止される。このため、第2のリーチ状態の間、どきどきわくわくする期間が確実に与えられることとなり、どきどきわくわく感に拍車がかけられることとなる。
【0103】
併せて、本実施の形態では、第2のリーチ状態が表示される場合には、第1の図柄列14〜16の停止図柄17A〜17Kの少なくとも一部(本実施の形態では中図柄列15の図柄17J)に、第4図柄列40に表示される図柄EO1〜EO3を示唆する表示(おみくじの表示)を行うようにした。また、第4図柄列40に関しても前記おみくじに関連する表示(絵馬の表示や、大吉等の文字表示等)を行うこととした。このため、遊技者にとっては、第4図柄列40が現在どのような意味合いをもって変動しているのかを容易に理解することができ、さらなる興趣の向上を図ることができる。
【0104】
加えて、本実施の形態では、第1のリーチ状態において表示されるリーチパターンの種類と、第2のリーチ状態において表示されるリーチパターンの種類とを異ならせることとした。このため、遊技者にとっては、1つの遊技球5が作動口3に入賞することに基づいて2つのリーチパターンを存分に堪能することができるという実感があり、かかる意味で、より一層の興趣の向上が図られる。
【0105】
さらにまた、本実施の形態では第1の図柄列14〜16の各図柄17A〜17Kの停止態様に応じて、第4図柄列40の図柄E1〜E3,EO1〜EO3,EZ1〜EZ3の意味内容がそれぞれ異なっている。特に、第1の図柄列14〜16において、ゾロ目の図柄17A〜17Hで停止した場合には、遊技者にとっては、大当たり状態の発生を確実なものとした上で、第4図柄列40の図柄EZ1〜EZ3を注視する。このとき、第4図柄列40の図柄EZ1〜EZ3は、大当たり状態終了後における遊技モードが確変モードか否かの決定表示を示唆するものとなる。従って、この場合には、遊技者は、大当たり状態が発生するという点で、安心感を伴った喜びを抱きつつ、わくわくしながら第4図柄列40において図柄EZ1が停止することを期待する。
【0106】
一方、左右の図柄列14,16が同一の図柄で、中図柄列15が「おみくじ」の図柄17Jでそれぞれ停止した場合には、未だ大当たり状態は発生しておらず、第4図柄40の図柄EO1〜EO3は、大当たり状態(確変モード付与を伴う)の発生の有無の決定表示を示唆するものとなる。従って、この場合には、第4図柄40において図柄EO2,EO3が停止すると、確変モードはおろか、大当たり状態さえ発生しないのに対し、第4図柄40において図柄EO1が停止すると、大当たり状態が発生する。そればかりか、確変モードまで付与されることとなる。そのため、この場合には、遊技者は、大当たり状態が発生するのか否かという点で、不安感を抱きつつ、一方で、確変モードも獲得できるという期待感をも抱きつつ、はらはらどきどきわくわくしながら第4図柄列40において図柄EO1が停止することを期待する。
【0107】
このため、上記2つの場合が発生した際、遊技者は、それぞれ意味内容の異なる第4図柄列40における図柄EZ1〜EZ3,EO1〜EO3を、それぞれ異なった観点からわくわくどきどきしながら注視する。その結果、興趣の飛躍的な向上を図ることができる。
【0108】
加えて、第4図柄列40は、左・中・右の各図柄列14〜16とは離間した位置に配置されているため、左・中・右の各図柄列14〜16とは異なった特質を有することが理解されやすい。そのため、左・中・右の各図柄列14〜16が外れ図柄で停止した場合には、第4図柄列40は遊技者にとってほとんど意味をもたないものになる一方、図柄EO1〜EO3(又はEZ1〜EZ3)に切り換えられて上記のような変動表示が行われた場合には、第4図柄列40は遊技者にとっては極めて重みのある図柄列となる。その結果、遊技にメリハリを持たせることができ、かかる意味で、さらなる興趣の向上を図ることができる。
【0109】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されないで、例えば次のように実施してもよい。
【0110】
(a)上記実施の形態では、確変モードの概念として、(1)7セグ表示部53に「7」が表示される確率を通常時に比べて高め、作動口3の羽根6を開放させる機会を増やすこと、(2)7セグ表示部53における数字の変動時間を短くすること、(3)羽根6の開放時間を長くすること(及び/又は入賞個数を多くすること)、(4)特別図柄表示装置13の表示部13aの図柄17A〜17Kの変動時間を短くすること、(5)大当たり期待値が通常モードに比べて高くなることのうち、(1)〜(5)の全てが実行されることとした。
【0111】
これに対し、(5)のみ、すなわち、大当たり期待値が単に高められることのみが実行されることとしてもよい。また、(5)を含む(1)〜(4)のうちの少なくとも1つを満たすことを、確変モードとしてとらえてもよい。すなわち、(1)〜(4)の任意の組合せ(例えば(1)と(2)、(1)と(3)、(1)と(4)、(2)と(3)、(2)と(4)、(3)と(4)、(1)と(2)と(3)、(1)と(2)と(4)、(1)と(3)と(4)、(2)と(3)と(4))と(5)を組み合わせたものを確変モードとしてとらえてもよい。
【0112】
(b)確変モードとしては、次回の大当たり時まで継続されるようにしてもよいし、各図柄列14〜16,40について予め定められた所定回転変動回数だけ継続され、その後通常モードに切り替えられるようにしてもよい。また、確変モードが選択された場合には、大当たり状態が2回又はそれ以上発生するまで、当該確変モードが継続されるようにしてもよい。さらに、ある入賞口に遊技球5が入賞するまで、或いは、所定の図柄が停止するまで(小当たり状態となるまで)当該確変モードが継続されるようにしてもよい。
【0113】
(c)さらに、上記実施の形態では、確変モードが選択される確率については特に言及しなかったが、当該確率は任意に変更しうる。例えば一律に「50%」としてもよいし、「約33%」の確率で確変モードが選択されるようにしてもよい。
【0114】
(d)また、確変モードに加えて、或いは確変モードに代えて、時間短縮モードを実行しうるパチンコ機にも適用してもよい。
【0115】
(e)上記実施の形態では、特に言及しなかったが、いわゆるリミッタ制御を行いうるパチンコ機に具体化してもよい。このリミッタ制御は、遊技者にとっての射幸心を抑制するために実行されるものであって、予め定められた所定回数を超えて確変モードが継続しないように制御するものである。より詳しくは、制御装置24は、所定回数(例えば4回)続けて確変モードとなった場合には、5回目の大当たり時(リミッタ時)においては、確変モード以外のモード、つまり、通常モードとなるように制御するのである。すなわち、リミッタ時においては、通常モードが強制的に選択されるように制御するようにしてもよい。また、本実施の形態では、リミッタ時には、左・右の図柄列14,16の図柄17A〜17Hを同一図柄で、かつ、中図柄列15をおみくじの図柄17Jで停止させない(おみくじリーチパターンを表示しない)ようにしてもよい。かかる構成とすることで、遊技者に無用な期待感を抱かせずに済む。
【0116】
(f)一旦停止されたように見える図柄について、再変動処理を行うこととしてもよい。
【0117】
(g)特別図柄表示装置13としては、上述した液晶ディスプレイ以外にも、CRT、ドットマトリックス、LED、エレクトロルミネセンス(EL)、蛍光表示菅、ドラム等を用いてもよい。
【0118】
(h)上記実施の形態における普通図柄表示装置51を省略した構成としてもよい。また、普通図柄表示装置及び特別図柄表示装置の少なくとも一方が複数設けられているタイプのパチンコ機にも具体化できる。
【0119】
(i)上記実施の形態では、左・右の図柄列14,16の図柄17A〜17Hが同一図柄で、中図柄列15がおみくじの図柄17Jで停止した場合で、かつ、第4図柄列40が図柄EO2,EO3で停止した場合には、大当たり状態が発生せず、単に外れ状態となることとした。これに対し、上記の場合には、大当たり状態よりも景品球の払い出し個数の少ない中・小当たり状態を発生させることとしてもよい。
【0120】
(j)また、上記実施の形態では、乱数に関するカウンタ(内部乱数カウンタCI、外れリーチ乱数カウンタCO、大当たり図柄乱数カウンタCB、左・中・右の各図柄乱数カウンタCDL,CDC,CDR、第4図柄乱数カウンタCD4、リーチ種別決定カウンタCV、第4図柄リーチ種別決定カウンタCV4等)を適宜変更してもよい。例えば、1つの乱数カウンタを用い、その値に基づき大当たり状態、外れリーチ状態等を決定してもよい。
【0121】
(k)本発明は、上記実施の形態とは異なるタイプのパチンコ機等にも適用できる。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)にも、本発明を適用することができる。また、本発明は、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシーン等の各種遊技機にも適用できる。
【0122】
(l)上記実施の形態では、大当たり状態の終了時にモードの表示を行うようにしたが(ステップS280)、このような表示を大当たり図柄が揃った直後に、或いは大当たり遊技中に行うこととしてもよい。
【0123】
(m)第4図柄列40についてのリーチパターンを、第1のリーチ状態におけるリーチパターンと同種のものを用いることとしてもよい。
【0124】
(n)上記実施の形態では、第4図柄列40の各図柄E1〜E3(EZ1〜EZ3,EO1〜EO3)を軸を中心にして回転変動表示することとしたが、それ以外の変動表示方法を用いてもよい。例えば、図柄をズームアップさせながら切換表示したり、図柄を潰れ又は伸長変形させながら切換表示したりしてもよい。
【0125】
(o)上記実施の形態では、第4図柄列40の各図柄E1〜E3(EZ1〜EZ3,EO1〜EO3)に「超大当たり」等の文字を付すこととしたが、他の文字(例えば「確変」、「時短150回」「時短50回」「次回まで時短」等)の遊技価値に対応する文字を付すこととしてもよい。なお、この場合、上記文字の付された図柄を遊技者にとって価値の小さい順に配列すると、1つずつ変動する度にわくわく感が増すという点でより一層面白味が増す。また、文字に代えて、記号、絵模様等を付してもよい。さらに、このような標識を付さないこととしてもよい。
【0126】
(p)上記実施の形態では、第1の図柄列として、左・中・右の3つの図柄列14〜16を採用したが、2つ以下、或いは4つ以上の図柄列により構成してもよい。また、第4図柄列(第2の図柄列)を複数の図柄列により構成してもよい。
【0127】
(q)上記実施の形態では、ゾロ目で停止した場合には、第4図柄列40に図柄EZ1〜EZ3を表示し、左・右の図柄列14,16の図柄17A〜17Hが同一図柄で、かつ、中図柄列15がおみくじの図柄17Jで停止した場合には第4図柄列40に図柄EO1〜EO3を表示することとした。これに対し、それぞれの場合で第4図柄列40の図柄の意味内容が異なるのであれば、別の図柄を表示することとしてもよいし、両図柄を混在させてもよい。例えば、左・右の図柄列14,16の図柄17A〜17Hが同一図柄で、かつ、中図柄列15がおみくじの図柄17Jで停止した場合であって、所定の条件が満たされた場合に限って、第4図柄列40に図柄EZ1〜EZ3を表示することとしてもよい。
【0128】
(r)「時期を・・・異ならせ」とあるのは、厳密な意味での時期が異なっていることを指すに限られず、遊技者にとって、少なくとも前記図柄列の図柄が前記第1の特定の図柄にて最終的に停止される前段階におけるリーチ状態表示時期と、少なくとも前記図柄列の図柄が前記第2の特定の図柄にて最終的に停止される前段階におけるリーチ状態表示時期との場合とで異なっていると感じることができればよいという趣旨である。
【0129】
また、「態様を・・・異ならせ」とあるのは、上記実施の形態の如く表示されるリーチパターンを異ならせる場合のみならず、遊技者にとって、少なくとも前記図柄列の図柄が前記第1の特定の図柄にて最終的に停止される前段階におけるリーチ状態表示態様と、少なくとも前記図柄列の図柄が前記第2の特定の図柄にて最終的に停止される前段階におけるリーチ状態表示態様とが異なっていると感じることができればよいという趣旨である。従って、第1のリーチ状態においては特に何も表示せずに、第2のリーチ状態において、キャラクタを表示するかの如く態様に差異を設ける場合も含まれる。
【0130】
(s)上記実施の形態では、通常モード、確変モード等の遊技モードを設定しうるタイプのパチンコ機に具体化したが、遊技モードを設定しないタイプのパチンコ機にも適用できる。また、例えば、第4図柄列の図柄に応じて、ラウンド数を振り分ける(例えば2ラウンドと16ラウンドとの間での振り分けを行う)タイプのパチンコ機にも適用できる。
【0131】
以下に、上記実施の形態から把握できる技術的思想について記載する。
【0132】
(1)複数の図柄列において複数の図柄を変動表示しうるとともに、前記図柄列における図柄を停止表示可能な図柄表示装置と、
少なくとも前記図柄列における前記図柄が第1の特定の図柄又は該第1の特定の図柄とは異なる第2の特定の図柄にて最終的に停止されることを必要条件に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
少なくとも前記図柄列の図柄が前記第1又は第2の特定の図柄にて最終的に停止される前段階に、前記図柄表示装置においてリーチ遊技状態を表示するリーチ遊技状態表示手段と
を備え、前記第1の特定の図柄は、第1の図柄列において設定されており、前記第2の特定の図柄は、第1の図柄列及び第2の図柄列において設定されており、かつ、前記第2の図柄列は、第1の図柄列の図柄が最終的に停止された後に停止されることを特徴とする遊技機。
【0133】
(2)上記付記(1)に記載の遊技機において、
前記第1の図柄列は複数の図柄列によって構成されていることを特徴とする遊技機。
【0134】
(3)上記付記(2)に記載の遊技機において、
少なくとも前記第2の特定の図柄にて最終的に停止される場合の第1の図柄列の停止図柄の少なくとも一部に、第2の図柄列を示唆する表示を行うようにしたことを特徴とする遊技機。
【0135】
(4)請求項1、上記付記(1)〜(3)に記載の遊技機において、
前記リーチ遊技状態表示手段により表示されるリーチ遊技状態の種類を、少なくとも前記図柄列の図柄が前記第1の特定の図柄にて最終的に停止される前段階におけるリーチ遊技状態の場合と、少なくとも前記図柄列の図柄が前記第2の特定の図柄にて最終的に停止される前段階におけるリーチ状態の場合とで異ならせたことを特徴とする遊技機。
【0136】
(5)複数の図柄列において複数の図柄を変動表示しうるとともに、前記図柄列における図柄を停止表示可能な図柄表示装置と、
少なくとも前記図柄列における前記図柄が第1の特定の図柄にて最終的に停止されることを必要条件に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
少なくとも前記図柄列の図柄が前記第1の特定の図柄にて最終的に停止される前段階に、前記図柄表示装置においてリーチ遊技状態を表示するリーチ遊技状態表示手段と
を備えた遊技機において、
前記図柄列の図柄が前記第1の特定の図柄で最終的に停止されないことが明らかとなった後においても、所定の条件が満たされた場合には、前記リーチ遊技状態とは別のリーチ遊技状態を前記図柄表示装置において表示するとともに、かつ、前記特別遊技状態発生手段は、前記図柄列の図柄が前記第1の特定の図柄とは異なる第2の特定の図柄にて最終的に停止されることを必要条件に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるようにしたことを特徴とする遊技機。
【0137】
(6)請求項1、上記付記(1)〜(5)に記載の遊技機において、前記別の図柄列は、前記図柄列とは離間した位置に配置したことを特徴とする遊技機。
【0138】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、複数の図柄列において複数の図柄を変動表示しうる図柄表示装置を備えたパチンコ機等の遊技機において、興趣の飛躍的な向上を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図である。
【図2】表示部の表示状態の例を示す模式図である。
【図3】左・中・右図柄列に表示されうる図柄の種類を説明する模式図である。
【図4】第4図柄列に表示されうる図柄の種類を説明する模式図である。
【図5】(a)は左・右の図柄列の図柄が同一図柄で、中図柄列がおみくじの図柄で停止した場合における第4図柄列に表示される図柄の種類を、(b)は、左・中・右の各図柄列の図柄がゾロ目で停止した場合に第4図柄列に表示される図柄の種類を説明する模式図である。
【図6】(a)は左・中・右の各図柄列の図柄がゾロ目で停止した場合の大当たり状態発生時の表示部の一例を示す模式図であり、(b),(c)は超大当たり報知画面、大当たり報知画面を示す模式図である。
【図7】(a)〜(d)は、左・右の図柄列の図柄が同一図柄で、中図柄列がおみくじの図柄で停止した場合における第4図柄列の変動又は停止表示状態の例を示す模式図である。
【図8】(a)は風神リーチ状態、(b)は福の神リーチ状態、(c)はみこしリーチ状態、(d)は貧乏神リーチ状態をそれぞれ示す模式図である。
【図9】(a)はリーチ種別決定カウンタを説明する図表であり、(b)は第4図柄リーチ種別決定カウンタを説明する図表である。
【図10】図柄乱数バッファの概念を説明する図表である。
【図11】図柄乱数エリアの概念を説明する図表である。
【図12】停止図柄エリアの概念を説明する図表である。
【図13】(a)は乱数カウンタの概念を説明する図表であり、(b)はリーチ種別決定カウンタ等の概念を説明する図表である。
【図14】制御装置により実行される「乱数振分けルーチン」を示すフローチャートである。
【図15】「格納処理ルーチン」を示すフローチャートである。
【図16】「特別電動役物制御ルーチン」の一部を示すフローチャートである。
【図17】「特別電動役物制御ルーチン」の一部であって、図16の続きを示すフローチャートである。
【図18】「変動開始処理ルーチン」を示すフローチャートである。
【図19】「リーチ動作処理ルーチン」を示すフローチャートである。
【図20】「第4図柄リーチ動作処理ルーチン」を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…パチンコ機、2…遊技盤、3…作動口、4…大入賞口、5…遊技球、13…特別図柄表示装置、13a…表示部、14…左図柄列、15…中図柄列、16…右図柄列、17A〜17K…図柄、24…制御装置、40…第4図柄列、E1〜E3,EZ1〜EZ3,EO1〜EO3…図柄。

Claims (1)

  1. 第1の図柄列と前記第1の図柄列とは別の第2の図柄列とにおいてそれぞれ図柄を変動表示しうる図柄表示装置と、
    遊技球が入賞可能な作動口と、
    遊技球の前記作動口への入賞を検出する球検出手段と、
    所定時間毎に乱数値が更新される乱数カウンタと、
    前記球検出手段により遊技球の前記作動口への入賞が検出されたときの前記乱数カウンタの乱数値が、当たり値か否かを判定する当たり判定処理手段と、
    前記球検出手段により遊技球の前記作動口への入賞が検出された場合に、前記図柄表示装置の前記各図柄列における図柄の変動表示を行い、その後、第1の図柄列の変動表示を停止させる処理を実行し、さらにその後、第2の図柄列の変動表示を停止させる処理を実行する表示制御手段と、
    前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値であると判定された場合に、前記両図柄列の図柄の変動表示停止後、大入賞口を開放して遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
    前記当たり判定処理手段による判定結果に応じて、停止表示する図柄を決定する図柄決定手段と、
    前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値であると判定された場合に、前記特別遊技状態終了後の遊技モードとして、通常遊技モード、及び、当該通常遊技モードよりも遊技者に有利な特殊遊技モードのうちいずれかを決定するモード決定手段とを備えた遊技機において、
    前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値であると判定され、かつ、前記モード決定手段により特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードに決定された場合には、前記図柄決定手段は、第1の図柄列にて停止表示される図柄として、第1の特定の図柄を決定するとともに、第2の図柄列にて停止表示される図柄として、特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードであることを示す図柄を決定し、
    前記表示制御手段は、前記第1の図柄列にて前記第1の特定の図柄を停止表示した上で、前記第2の図柄列にて特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードであることを示す図柄を停止表示する処理を実行し、
    前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値であると判定され、かつ、前記モード決定手段により特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードに決定された場合には、前記図柄決定手段は、第1の図柄列にて停止表示される図柄として、第1の特定の図柄、又は、第2の特定の図柄を決定するとともに、第2の図柄列にて停止表示される図柄として、特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードであることを示す図柄を決定し、
    前記表示制御手段は、前記第1の図柄列にて前記第1の特定の図柄又は第2の特定の図柄を停止表示した上で、前記第2の図柄列にて特別遊技状態発生を示しかつ特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードであることを示す図柄を停止表示する処理を実行し、
    前記当たり判定処理手段によって前記乱数値が当たり値でないと判定された場合には、前記図柄決定手段は、第1の図柄列にて停止表示される図柄として、予め定められた複数の外れ図柄のうちいずれかの外れ図柄、又は、第2の特定の図柄を決定するとともに、第2の図柄列にて停止表示される図柄として、予め定められた複数の外れ図柄のうちいずれかの外れ図柄を決定し、
    前記表示制御手段は、前記第1の図柄列にて前記外れ図柄又は第2の特定の図柄を停止表示した上で、前記第2の図柄列にて外れ図柄を停止表示する処理を実行することで、
    前記第1の図柄列にて第1の特定の図柄が停止表示された場合には、前記第2の図柄列にて、特別遊技状態終了後の遊技モードが通常遊技モードである特別遊技状態発生を示す図柄か、又は、特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードである特別遊技状態発生を示す図柄のうち、いずれかが停止表示され、
    前記第1の図柄列にて第2の特定の図柄が停止表示された場合には、前記第1の特定の図柄が停止表示されたときとは異なる外れ図柄が配置された前記第2の図柄列にて、特別遊技状態終了後の遊技モードが特殊遊技モードである特別遊技状態発生を示す図柄か、又は、外れ図柄が停止表示されることを特徴とする遊技機。
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