JP3872885B2 - 取付管付き地中配管の減勢構造 - Google Patents

取付管付き地中配管の減勢構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、都市流域下水道等における、取付管付き地中配管の減勢構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
都市流域下水道における取付管付き地中配管の構造としては、シールド工法により一次覆工された隧道内に、二次覆工用内挿管を布設するとともに、推進工法により分岐管路用鞘管を施工し、その分岐管路用鞘管内に取付管を布設し、内挿管と取付管との間を支管により接続し、内挿管と隧道との間に裏込め材を充填固化してシール層を形成したものが知られている。
【0003】
図7は、かかる取付管付き地中配管の構造の説明図である。
図7において、hはシールド工法により施工された隧道であり、セグメントによる一次覆工aが施されている。bは分岐管路用鞘管であり、推進工法により施工されている。cは隧道a内に布設された内挿管、dは分岐管路用鞘管b内に布設された取付管である。eは内挿管cと取付管dとを接続する支管であり、その一端が取付管dに受口・挿口方式で接続されており、他端が内挿管cの支管接続用開口に接着剤により固定されている。
【0004】
gは内挿管c外面と隧道a内面との間隙に裏込め材が充填固化されたシール層であり、このシール層gと内挿管cとで一次覆工aが二次覆工され、水流の円滑化と隧道の錆化防止が図られている。
【0005】
このような取付管付き地中配管内に分岐管路より汚水が流入したとき、内挿管cの管底に汚水が直接突き当たって飛散したり、内挿管cの管底を浸食するおそれがあるという問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来のの問題点を解消し、汚水が内挿管の管底に直接突き当たって、飛散したり、浸食したりすることのない取付管付き地中配管の減勢構造を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る取付管付き地中配管の減勢構造は、シールド工法により一次覆工された隧道内に布設された内挿管に取付管が設けられた取付管付き地中配管の減勢構造であって、前記内挿管内面の周方向に、樋状体が前記取付管開口部からの汚水が樋状体底面に突き当たるように、しかも全内周の一部分にわたって設けられていることを特徴とする。
【0008】
本願の請求項2に係る取付管付き地中配管の減勢構造は、請求項1の取付管付き地中配管の減勢構造において、樋状体の両側壁部の少なくとも一方が内挿管の内周面に支持されている(すなわち、少なくとも片持ち状に支持されている)ことを特徴とする。
【0009】
本願の請求項3に係る取付管付き地中配管の減勢構造は、請求項1または2の取付管付き地中配管の減勢構造において、汚水が突き当たる樋状体底面部分が開閉自在とされていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
本発明の取付管付き地中配管の減勢構造は、前記内挿管内に、前記取付管開口部からの汚水が突き当たる減勢部が設けられていることにより、前記取付管開口部からの汚水が減衰部に突き当たった後、内挿管内に排出されるので、汚水が内挿管の管底に直接突き当たって、飛散したり、浸食したりすることがない。
【0011】
減衰部が、前記地中配管の内周面から少なくとも片持ち状に支持されていると、汚水が衝突しても破損するおそれがない。
又、前記減勢部の汚水が突き当たる部分が開閉自在とされていると、汚水が突き当たる部分を開くことにより、分岐管の内部の点検を容易に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の取付管付き地中配管の構造の一例を示す、一部断面図であり、図2は図1におけるA─A線に沿う断面図、図3は図1におけるB─B線に沿う断面図、図4は図1におけるC─C線に沿う断面図である。
【0013】
図1において、1はシールド工法により施工された隧道であり、鋼製、コンクリート製又はダクタイル製セグメント等による一次覆工11で外圧に対する補強が施されている。
2は分岐管路用鞘管であり、推進工法により施工されている。
3は隧道1内に布設された内挿管であり、例えば、内挿管材が台車又はコロにより搬入され、ジャッキ等で芯合わせの上油圧ブッシャーで受口・挿口方式により接続されて布設されている。この内挿管材には、一端にカラーを接着剤により取り付けて受口に形成した繊維強化樹脂管等を使用できる。
【0014】
4は分岐管用鞘管2内に布設された取付管であり、例えば、発進杭から油圧ブッシャーで取付管4を受口・挿口方式により接続しつつ挿入していくパイプインパイプ方式により布設されている。この取付管材には、一端を拡径により受口に形成した塩化ビニル樹脂管等を使用できる。
6は鍔付きゴム製筒状体であり、筒状部61の一端に鍔部62が設けられているものからなる。鍔付きゴム製筒状体6は、鍔部62が支管接続用開口31の周囲の外壁に接着剤により固定されている。
【0015】
5は支管であり、一端が取付管4の端部に受口・挿口方式により接続され、他端が支管取付用の内挿管3の支管接続用開口31に固定されている。
7は内挿管3外面と隧道1内面との間隙に、モルタルや発泡性樹脂液等の裏込め材が充填固化されたシール層であり、このシール層7と内挿管3により隧道1の二次覆工が構成されている。
【0016】
図1〜図4に示すように、内挿管3内には、取付管開口部41からの汚水が突き当たる減勢部8が設けられている。
減衰部8は、底壁811の両側縁に側壁部812,812が立設され、側壁部812,812の上端に鍔部813,813が設けられた樋状体81の基端部に閉塞板814が設けられた設けられ樋状体81が、内挿管3の取付管開口部41周辺から周方向に4分の1周程度周回し、その鍔部813,813が内周壁に両持ち状態にて固定されるようにして減勢流路が形成されたものからなる。取付管開口部41に相対する底壁81の部分には、開閉自在な蓋部82が設けられている。
【0017】
尚、本願においては、減勢部8は、上記の例に限定されず、取付管開口部41からの汚水が突き当たる部分が片持ち状に設けられておれば十分である。すなわち、前記樋状体の両鍔部813、813の一方のみが内挿管内周面に固定されていれば十分である。又、開閉自在な蓋部82が設けられていると、分岐管路の点検を行う際に、開くことにより直接分岐管路内を見ることができるので好ましい。
【0018】
この例の取付管付き地中配管の減勢構造においては、減衰部8を形成する樋状体81の底壁811の、取付管開口部41に相対する部分に汚水が突き当たり、減衰流路内を流下した後、内挿管3内に排出されるので、汚水が直接内挿管3の管底に衝突して飛散したり、管底を損傷することがない。
【0019】
図5は、本発明の取付管付き地中配管の減勢構造の別の例を示す一部断面図である。
この例に場合には、内挿管3内には、取付管開口部41からの汚水が突き当たる減勢部9が設けられている。
減衰部9は、底壁911の断面半円形の樋状部911の上端に鍔部912,912が設けられた樋状体91が、内挿管3の取付管開口部41周辺から周方向の両側に若干周回し、その鍔部912が内周壁に両持ち状態にて固定されるようにして減勢流路が形成されたものからなる。それ以外の構成は、図1〜図4を参照して説明したものと同じであるので、対応する図番を付して、詳細な説明は省略する。
【0020】
この例の取付管付き地中配管の減勢構造においては、減衰部9を形成する樋状部911の、取付管開口部41が相対する部分に汚水が突き当たり、取付管開口部41周辺からその両側の減衰流路内を流下した後、内挿管3内に排出される(図中の矢印方向)ので、汚水が直接内挿管3の管底に衝突して飛散したり、管底を損傷することがない。
【0021】
【発明の効果】
本発明の取付管付き地中配管の減衰構造は、上記のようにされていることにより、汚水が内挿管の管底に直接突き当たって、飛散したり、浸食したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付管付き地中配管の減衰構造の一例を示す一部断面図である。
【図2】図1における、A─A線に沿う断面図である。
【図3】図1における、B─B線に沿う断面図である。
【図4】図1における、C─C線に沿う断面図である。
【図5】本発明の取付管付き地中配管の減衰構造の別の例を示す一部断面図である。
【図6】図5における、D─D線に沿う断面図である。
【図7】従来の取付管付き地中配管構造の一例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 隧道
2 分岐管路用鞘管
3 内挿管
4 取付管
5 支管
8,9 減衰部
11 一次覆工
41 取付管開口部

Claims (3)

  1. シールド工法により一次覆工された隧道内に布設された内挿管に取付管が設けられた取付管付き地中配管の減勢構造であって、前記内挿管内面の周方向に、樋状体が前記取付管開口部からの汚水が樋状体底面に突き当たるように、しかも全内周の一部分にわたって設けられていることを特徴とする取付管付き地中配管の減勢構造。
  2. 樋状体の両側壁部の少なくとも一方が内挿管の内周面に支持されていることを特徴とする請求項1記載の取付管付き地中配管の減勢構造。
  3. 汚水が突き当たる樋状体底面部分が開閉自在とされていることを特徴とする請求項1または2記載の取付管付き地中配管の減勢構造。
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