JP3872792B2 - 水道用コンセント - Google Patents

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Description

この発明は、洗濯機、浄水器、食器洗い機、湯沸器などの機器の給水ホースへ給水できる水道用コンセントに関するものである。
本出願人は、流入口、流出口および弁体を有する水栓本体をハウジング内に収容する一方、前記弁体を開閉操作して前記流出口から送出可能な水の流量を調整する流量調整部材を設けるとともに、水を供給するための配管と前記流入口とを接続する配管接続部材を設け、給水ホースの上流端に設けられた継手部材が着脱自在である継手部を前記流出口に接続してなり、天井、壁、床または取付用パネルに形成された取付穴に設置される水道用コンセントとして、下記特許文献1、特許文献2および特許文献3に示すものを提案している。
下記特許文献1では、配管接続部材を複数種類設けて異なる口径の配管に対応できるよう構成している。
下記特許文献2では、ハウジングのカバープレートの下方位置に漏水孔を設けるとともに、カバープレートの背面側に漏水案内部材を設け、前記流出口と継手部との接続部分からの漏水を漏水案内部材を介して漏水孔に案内するよう構成している。
下記特許文献3では、ハウジング本体に漏水受皿部分と漏水排出部分を設け、カバープレートの背面側に設けた蓋体に漏水受け部を設け、配管接続部材の配管接続口と配管の接続部分において発生した漏水を受皿部分、排出部分および漏水受け部を介して外部に排出するよう構成している。
特開2003−113626号公報 特開2003−371600号公報 特開2003−364032号公報
ところで、例えば洗濯機に給水するために洗濯機近傍の壁に水道用コンセントは設置されるが、水道用コンセントに備わっている配管接続部材の配管接続口には床配管から壁に沿って立ち上げてなる配管が接続されている。しかし、最近の新築マンションや住宅における配管作業においては、施工性の点から、床配管と天井配管とを共用するタイプのものが注目されているが、現行の水道用コンセントでは実際のところ天井配管を利用できる構造にはなっていなかった。例えば現行の水道用コンセントを単に逆さまに設置して配管接続口を上向きにしても流量調整部材と継手部の上下関係が逆になるという不都合が生じたり、配管接続口に例えばU型のニップル等の継手を接続したりする作業が増えたり、この継手と配管接続口との接続部分から生ずる漏水の防止対策が必要であるなどの多くの問題が生じるのであり、水道用コンセントにおいても床配管と天井配管を使用できるタイプのものが望まれている。
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、床配管と天井配管を共用できる水道用コンセントを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の水道用コンセントは、流入口、流出口および弁体を有する水栓本体が収容されたハウジングと、前記弁体を開閉操作して前記流出口から送出可能な水の流量を調整する流量調整部材と、水を供給するための配管と前記流入口とを連通させる配管接続部材と、前記流出口に接続された継手部とを備えた水道用コンセントであって前記流量調整部材は前記継手部の上方に位置し、前記配管接続部材に形成された配管接続口の方向を、前記流量調整部材と継手部の上下関係を変えることなく、前記配管接続口が上向きになる状態と前記配管接続口が下向きになる状態とに変更できるように前記配管接続部材を回動自在に構成してあることを特徴とする。
この発明では、水栓本体に設けた流入口と配管とを連通する配管接続部材に形成された配管接続口の方向を変更できるように配管接続部材を回動自在に構成してあることから、配管接続口を天井配管の側に向けるだけの回動操作で流量調整部材と継手部の上下関係を変えることなく配管接続口と天井配管を接続することができる。また、配管接続口を床配管の側に向けるだけの回動操作で配管接続口と床配管を接続することができる。
以下、この発明の実施形態を、図を参照しながら説明する。なお、それによってこの発明は限定されるものではない。
図1〜図14は、取付穴hが形成された壁の背面に当接させた所定厚みのスペーサを介して壁を前記枠体とハウジング本体の周縁部とで挟持するとともに、配管接続部材に形成された配管接続口と天井配管を接続してあるこの発明の一実施形態を示す。
まず、図1〜図3において、水道用コンセント1は、正面視矩形形状をした前面開口2aを有する箱状のハウジング本体2と、前面開口2aを形成する枠状の周縁部(外向きフランジ)3に対応する形状を有する枠体4と、背面5aにおける外枠部分に係止手段によって前記枠体4が嵌込まれるカバープレート(化粧プレート)5と、流入口6、流出口7および弁体8を有する水栓本体9と、弁体8を開閉操作して前記流出口7から送出可能な水の流量を調整する流量調整部材10と、水を供給するための配管(例えば樹脂パイプ)Pと前記流入口6とを接続する配管接続部材12と、前記流出口7に接続され、例えば洗濯機の給水ホース(図示せず)の上流端に設けられた継手部材(図示せず)が着脱自在である継手部13とから主として構成されている。弁体8は、セラミック製の固定ディスク8aとセラミック製の可動ディスク8bよりなる。そして、壁Wに形成された取付穴hにハウジング本体2を設置することで水道用コンセント1が取り付けられる。
前記水栓本体9には、ハウジング本体2の背面部2aの所定箇所に設けたネジ孔14に螺合するビス15が取り付けられている。そして、水栓本体9は、前面開口2aからハウジング本体2内に収容され、続いて、ビス15によってハウジング本体2内に設置される。なお、ハウジング本体2、枠体4およびカバープレート5から水道用コンセント1のハウジングが構成される。また、ハウジング本体2の枠状の周縁部(外向きフランジ)3は左右の縦長部分における内側で周縁部3からそれぞれ前方向に所定長さdだけ突出した突出片3a,3aを有する。この突出片3aは、壁Wの前面に当接させた枠体4と、所定厚みの枠状のスペーサSを介して壁Wの背面に当接させた周縁部(外向きフランジ)3とで壁Wを挟持するよう、上下端部の位置に枠体4および周縁部3締付け用の長ビス16が螺合するネジ孔17,17を有する。枠体4は、ネジ孔17に対応する四隅の位置に長ビス16の挿通孔4aを有する。また、流量調整部材10は可動ディスク8bに連動連結された弁棒10aの軸心のまわりに回動する回動式ハンドルである。
以下、この発明の特徴的構成について説明する。
図1、図3〜図5において、前記配管接続部材12は、水栓本体9の流入口6に形成されている雌ネジに螺合する雄ネジ20を有する有底略筒状の軸部材21と、この軸部材21に雄ネジ20側から回動自在に嵌込まれる、配管接続口35を有する回動部材23とより構成される。前記軸部材21は、回動軸24に直交する上下方向(Z方向)に沿って形成された側壁部21aと側壁部21aから水平方向(X方向)に沿って連設され、かつ、端部に前記雄ネジ20が形成された胴部21bからなり、水栓本体9の内部導入流路iに連通する流入流路を形成するよう回動軸24に沿うX方向に設けた長穴25と、この穴25に直交するよう胴21bをZ方向に貫通して形成された二つの貫通穴26,27とを有する。更に、胴21bにおける雄ネジ20と貫通穴26,27間には、Oリング28が嵌め込まれるOリング溝29と、Oリング30が嵌め込まれるOリング溝31とが形成されている。前記Oリング28は、水栓本体9に導入された導入流路iから雄ネジ20と流入口6の隙間を通って外部に水がリークするのを防止するためのものであり、また、前記Oリング30は、配管Pから回動部材23内に導入された水が回動部材23および軸部材21間に形成される隙間を通って外部にリークするのを防止するためのものである。また、胴21bにおける側壁部21aと貫通穴26,27間にも、配管Pから回動部材23内に導入された水が回動部材23および軸部材21間に形成される隙間を通って外部にリークするのを防止するためのOリング32が嵌め込まれるOリング溝33が形成されている。
一方、前記回動部材23は、配管(例えば樹脂パイプ)Pとの接続部分である筒状の配管接続口35と、流量調整部材10の閉操作時に発生する水撃を吸収するダンパー部材が収容される有底筒状のハウジング36と、ハウジング36および配管接続口35間に設けられたX方向の軸部材取り付け用貫通穴37とより主としてなる。この実施例においてハウジング36の外径rは、後述する案内板(トレイ)50〔図12参照〕に形成される異なる口径の配管挿通用丸穴52,53のうち、小さい口径の配管挿通用丸穴52に嵌挿可能な大きさに設定されている。なお、ハウジング36の外径rを、大きい口径の配管挿通用丸穴53に嵌挿可能な大きさに設定してもよい。一方、配管接続口35は異なる口径の配管(例えば樹脂パイプ)Pに対応できるよう、口径に応じた外径および内径を有する複数種類のものが予め用意されている。例えば、小さな口径の配管(例えば樹脂パイプ)Pを接続する場合には小さな口径に応じた外径および内径を有する配管接続口35を備えた回動部材23を軸部材21に雄ネジ20側から嵌込まれる。また、例えば、大きな口径の配管(例えば樹脂パイプ)Pを接続する場合には前記回動部材23を軸部材21から取り外し、大きな口径に応じた外径および内径を有する配管接続口35を備えた回動部材23に交換する。
ハウジング36の入口側には弁座部材として機能する隔壁40(底部)が設けられ、この隔壁40は、中央に小孔40aを有する。前記貫通穴37には軸部材21の胴部21bが雄ネジ20側から回動自在に嵌込まれ、配管接続口35とハウジング36内部が貫通穴26、長穴25、貫通穴27および小孔40aを介して連通する。ハウジング36はメクラ栓41(図6参照)で封止される。ダンパー部材としては、前記弁座部材40と、弁体43と、弁体43およびメクラ栓41間に介装され、Oリング46を介して弁体43を弁座部材40側に付勢する弁体付勢手段(バネ)44とが挙げられる。更に、前記弁体43は、小孔40aに遊嵌可能に設けられた突出棒43aを有する。これにより、流量調整部材10の閉操作時に発生する水撃が発生しても、図3に点線矢印Jで示す水撃流は弁体付勢手段(バネ)44の付勢力に抗して弁体43を押圧しながら水撃が吸収されうる。
なお、従来の水道用コンセントにおいては継手部内に逆止弁と水撃緩和手段を設けていたが、この実施形態では継手部13内に逆止弁80を設け、水撃緩和手段40,43,44を回動部材23に設けたので、従来に比して、壁面からの継手部13の前出しを短くできる。この実施形態では例えば前出し寸法を従来の62mmから37mmに短くできた。
上記構成により、軸部材21に雄ネジ20側から回動自在に回動部材23を嵌込み、雄ネジ20を介して水栓本体9の流入口6に軸部材21を固定することで、回動部材23が軸部材21の側壁部21aおよび水栓本体9の流入口6間に挟まれるとともに、Oリング30,32が軸部材21および回動部材23間に挟まれた状態で回動部材23が軸部材21の回動軸24まわりにシール可能に例えば180°回動する。Aで示す矢印およびBで示す矢印は回動部材23の回動方向を示している。
なお、配管(例えば樹脂パイプ)Pの接続手順の一例を図7、図8に示す。
(1)まず最初に、樹脂パイプPの前記配管接続口35への差込量Lを確認するため、樹脂パイプPの端面aより差込量Lだけ離れた位置にペン等でマーク74を描く〔図7(A)参照〕。
(2)工場出荷の時点で組付けられた配管接続口35から袋ナット72、割リング73を一旦取り外し、袋ナット72、割リング73の順でこれらを樹脂パイプPに挿通する〔図7(B)参照〕。
(3)配管接続口35へ樹脂パイプPを確実に奥まで差し込む〔図7(C)参照〕。
(4)割リング73を配管接続口35に突き当たるまで押しつけ、割リング73と前記マーク74の位置が一致することを確認する〔図8(A)参照〕。
(5)袋ナット端部72aより、割リング73の先端73aが約1mm突出するまで配管接続口35に袋ナット72を締め付ける〔図8(B)参照〕。この場合、工具を使って袋ナット72を締め付けるが、割リング73が樹脂パイプPから外れないよう袋ナット72を三回転程回す必要がある。
(6)締め付け後、袋ナット72と配管接続口35にマーク75を描く〔図8(C)参照〕。
また、前記カバープレート5は、上下にそれぞれ前記流量調整部材10が配置可能な開口48および前記継手部13が配置可能な開口49を有する(図9、図11参照)とともに、少なくとも回動部材23の配管接続口35と配管(例えば樹脂パイプ)Pの接続部分あるいは前記流出口7と前記継手部13の接続部分において発生した漏水を、案内板(トレイ)50〔図12参照〕を介して外部に放出しうる漏水案内部材(水受けガイド)51〔図13参照〕を裏面の下部に有する。前記案内板50は、異なる口径の配管Pが挿通可能な複数の配管挿通用丸穴52,53を有する。例えば配管挿通用丸穴52は配管挿通用丸穴53よりも口径が小さい。前記案内板50は、薄板状で平面視矩形形状をなす。そして、天井配管Pを接続するこの実施形態では、図3に示すように配管接続口35が上向きになるよう配管接続部材12が回動操作される。
前記案内板50は、ハウジング本体2の底板部分54の上方で、かつ、漏水案内部材51の直上に位置される。この場合、下方に向いている回動部材23のハウジング36が案内板(トレイ)50に形成された小さい口径の配管挿通用丸穴52との間に隙間がないように配管挿通用丸穴52に嵌め込まれることにより、案内板50は漏水案内部材51の直上に図12に示した状態で保持される。図14には、漏水案内部材51の上方から案内板(トレイ)50を見た場合の両者51,50の位置関係を示している。
更に、前記案内板50は、図12に示すように、配管挿通用丸穴52を有する上面55および下面55aと、配管挿通用丸穴53を有する上面56および下面56aを備えている。上面55は、上面56との境界部分57に向かって、すなわち、矢印Dで示す方向に向かって下方に緩やかに傾斜する傾斜面に形成されている。境界部分57の上面57aは上面55と段差58を介して上面55より僅かに高く位置しており、上面57aと上面56とは面一であり傾斜しない水平面に形成されている。更に、段差58も奥へ行くほど小さくなっている。そのため、上面55に流れてきた漏水は、上面55の高い位置から段差58側の最も低い位置に移動する。一方、図12に示す状態から案内板50を裏返すと、上面56aは、上面55aとの境界部分57に向かって、すなわち、矢印D’で示す方向に向かって下方に緩やかに傾斜する傾斜面に形成されている。裏返した場合での境界部分57の上面57bは上面56aと段差58’を介して上面56aより僅かに高く位置しており、上面55aと上面57bとは面一であり傾斜しない水平面に形成されている。
一方、図13、図14において、漏水案内部材(水受けガイド)51は、平面視で左右対称の形状をなしている。すなわち、漏水案内部材(水受けガイド)51は、左右外側に平面視直角三角形形状の一対の水平面部60,60を有し、左右内側に平面視直角三角形形状の一対の傾斜面部61,61を有する。傾斜面部61は、水平面部60の側から下方に緩やかに傾斜して連設されており、左右の傾斜面部61が交わる対称軸線Fの位置に谷62が形成されている。また、漏水案内部材(水受けガイド)51は、傾斜面部61,61の先端部に切欠き64を有する。さらに、漏水案内部材(水受けガイド)51は、図11に示すように、水平面部60、傾斜面部61の上面が壁の背面側から前面側に行くほど下方に緩やかに傾斜するようカバープレート5に設けられている。そのため、この実施形態では、案内板50の上面55に流れてきた漏水は、上面55の高い位置から段差58側の最も低い位置に移動し、案内板50から下方に落下した漏水は、傾斜面部61および/または水平面部60から谷62沿いに移動して、最後に切欠き64から水道用コンセントの外部に排出される。この場合、図14に示すように、切欠き64は壁Wの前面G側(室内側)に位置するよう切欠き64の寸法が設定されているので、壁Wの前面Gおよび/または床に移動した漏水を目視できて、メンテナンスの必要性を認識できる。なお、漏水案内部材(水受けガイド)51は、適宜の係止手段によりカバープレート5裏面に着脱自在に取り付けてもよく、また、カバープレート5と一体に形成してもよい。
また、ハウジング本体2は、図1、図10に示すように、一側面部に並列配置された一対の鞘管ホルダ81を有する。鞘管(図示せず)は、配管(例えば樹脂パイプ)Pを覆ってこれを保護するためのものである。この実施形態では、天井配管なので、図1における正面向かって左側のような、鞘管ホルダ81を上向きにした状態で使用される。この場合、配管(例えば樹脂パイプ)P鞘管ホルダ81を挿通するようハウジング本体2は形成されている。なお、後述するように、床配管の場合は、図1における正面向かって右側のような、鞘管ホルダ81を下向きにした状態で使用され、配管(例えば樹脂パイプ)Pは、鞘管ホルダ81を挿通する。
図15〜図20は、流量調整部材および継手部にそれぞれ所定長さのアダプタを設け、壁を枠体とハウジング本体の周縁部とで挟持するとともに、配管接続部材に形成された配管接続口と天井配管を接続してあるこの発明の他の実施形態を示す。なお、図15〜図20において、図1〜図14に示す符号と同一のものは同一または相当物である。
この実施形態が上記実施形態と異なる点は、この実施形態において、流量調整部材および継手部にそれぞれ所定長さのアダプタを設けた点である。
すなわち、上記実施形態の流量調整部材10では、図2に示したように、流量調整部材10のハンドル部材82に形成されているセレーション83と流量調整部材13の栓棒10aに形成されているセレーション84とが噛合していたが、この実施形態では、セレーション83に噛合するセレーション85を一端に有し、他端にセレーション84に噛合するセレーション86を有する所定長さのほぼ筒状のアダプタ94を用いている。また、上記実施形態の継手部13では、図2に示したように、水栓本体9の流出口7に形成されている雄ネジ87と継手部13のハウジング13aの後端部に形成されている雌ネジ88とが螺合していたが、この実施形態では、雌ネジ88に螺合する雄ネジ90を一端に有し、他端に雄ネジ87に螺合する雌ネジ91を有する所定長さのほぼ筒状のアダプタ92を用いている。これは、この実施形態では、上記実施形態を適用した壁厚M(例えば9.5mm)(図11参照)よりも厚い壁厚m(例えば25mm)(図18参照)にこの発明の水道用コンセント1を適用することによる。
図21〜図23は、取付穴hが形成された壁の背面に当接させた所定厚みのスペーサを介して壁を前記枠体とハウジング本体の周縁部とで挟持するとともに、配管接続部材に形成された配管接続口と床配管を接続してあるこの発明の更に他の実施形態を示す。なお、図21〜図23において、図1〜図20に示す符号と同一のものは同一または相当物である。
この実施形態が上記各実施形態と異なる点は、この実施形態においては配管接続部材に形成された配管接続口と床配管を接続している点である。
すなわち、上述したように、床配管なので、図1における正面向かって左側のような、鞘管ホルダ81を上向きにセットするのではなく、図1における正面向かって右側のような、鞘管ホルダ81を下向きにした状態で使用され、配管(例えば樹脂パイプ)Pは、鞘管ホルダ81を挿通する。そして、小さい口径の配管Pを接続する場合、図12、図14に示したように案内板50をセットし、小さい口径の配管Pを小さい口径の配管挿通用丸穴52に挿通する。
一方、大きい口径の配管Pを接続する場合、図12に示した状態の案内板50を裏返しにし、この状態で案内板50をセットし、大きい口径の配管Pを大きい口径の配管挿通用丸穴53に挿通する。案内板50を裏返しにしたので、セット時には、図14に示した配管挿通用丸穴52の位置に大きい口径の配管挿通用丸穴53がくることになる。
この発明で用いるハウジングのセット状態と、配管接続部材の取り付け動作とを示す図である。 この発明の一実施形態を示す分解構成説明図である。 上記実施形態における天井配管取り付け動作を示す要部構成説明図である。 上記実施形態で用いる配管接続部材の軸部材を示す縦断面図である。 (A)は、上記実施形態で用いる配管接続部材の回動部材を示す縦断面図である。(B)は、上記回動部材の側面図である。(C)は、上記回動部材の底面図である。 上記実施形態で用いる配管接続部材のメクラ栓を示す縦断面図である。 上記実施形態において、配管の接続手順の一例の前半を示す図である。 上記実施形態において、配管の接続手順の一例の後半を示す図である。 上記実施形態を示す正面図である。 (A)は、上記実施形態を示す上面図である。(B)は、上記実施形態において、ハウジングのカバープレートを外した状態を示す正面図である。(C)は、上記実施形態を示す横断面図である。 上記実施形態を示す縦断面図である。 上記実施形態で用いる案内板を示す斜視図である。 上記実施形態で用いる漏水案内部材を示す上面図である。 上記実施形態で用いる案内板と漏水案内部材の位置関係を示す構成説明図である。 この発明の他の実施形態を示す分解構成説明図である。 上記他の実施形態を示す正面図である。 (A)は、上記他の実施形態を示す上面図である。(B)は、上記他の実施形態において、ハウジングのカバープレートを外した状態を示す正面図である。(C)は、上記他の実施形態を示す横断面図である。 上記他の実施形態を示す縦断面図である。 上記他の実施形態で用いたアダプターを示す縦断面図である。 (A)は、上記他の実施形態で用いたもう一つのアダプターを示す縦断面図である。(B)は、もう一つのアダプターの背面図である。 この発明の更に他の実施形態を示す正面図である。 (A)は、上記更に他の実施形態を示す横断面図である。(B)は、上記更に他の実施形態において、ハウジングのカバープレートを外した状態を示す一部縦断正面図である。(C)は、上記更に他の実施形態を示す底面図である。 上記更に他の実施形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 水道用コンセント、
2 ハウジング本体
2a 前面開口
3 周縁部
4 枠体
5 カバープレート
6 流入口
7 流出口
8 弁体
9 水栓本体
10 流量調整部材
12 配管接続部材
13 継手部
35 配管接続口
P 配管
W 壁
h 取付穴

Claims (7)

  1. 流入口、流出口および弁体を有する水栓本体が収容されたハウジングと、前記弁体を開閉操作して前記流出口から送出可能な水の流量を調整する流量調整部材と、水を供給するための配管と前記流入口とを連通させる配管接続部材と、前記流出口に接続された継手部とを備えた水道用コンセントであって前記流量調整部材は前記継手部の上方に位置し、前記配管接続部材に形成された配管接続口の方向を、前記流量調整部材と継手部の上下関係を変えることなく、前記配管接続口が上向きになる状態と前記配管接続口が下向きになる状態とに変更できるように前記配管接続部材を回動自在に構成してあることを特徴とする水道用コンセント。
  2. 天井、壁、床または取付用パネルに形成された取付穴に設置される一方、前記ハウジングは、矩形形状をした前面開口を有し、内部に前記水栓本体が設置されるハウジング本体と、前記前面開口を形成する枠状の周縁部に対応する形状を有する枠体と、この枠体が嵌込まれるカバープレートとよりなり、前記枠体とハウジング本体の周縁部とで前記天井、壁、床または取付用パネルを挟持してあり、また、前記カバープレートは、上下にそれぞれ前記流量調整部材が配置可能な開口および給水ホースの上流端に設けられた継手部材が着脱自在である前記継手部が配置可能な開口を有するとともに、少なくとも前記配管接続口と配管の接続部分あるいは前記流出口と前記継手部の接続部分において発生した漏水を、案内板を介して外部に放出しうる漏水案内部材を有する一方、前記案内板は、小さい口径の配管が挿通可能な配管挿通穴と大きい口径の配管が挿通可能な配管挿通穴を有し、前記案内板を裏返しにして裏返し前の一方の配管挿通穴の位置に他方の配管挿通穴を位置させるよう構成されている請求項1に記載の水道用コンセント。
  3. 前記流量調整部材のハンドル部材に形成されている第1のセレーションと流量調整部材の栓棒に形成されている第2のセレーションとが噛合するとともに、水栓本体の流出口に形成されている雄ネジと継手部のハウジングの後端部に形成されている雌ネジとが螺合するよう構成され、さらに、前記第1のセレーションに噛合するセレーションを一端に有し、他端に前記第2のセレーションに噛合するセレーションを有する所定長さのほぼ筒状の第1のアダプタを介して前記ハンドル部材と栓棒を接続する一方、前記雌ネジに螺合する雄ネジを一端に有し、他端に前記流出口に形成されている雄ネジに螺合する雌ネジを有する所定長さのほぼ筒状の第2のアダプタを介して継手部の前記ハウジングと前記流出口を接続してある請求項1または請求項2に記載の水道用コンセント。
  4. 天井、壁、床または取付用パネルの背面に当接させた所定厚みのスペーサを介して天井、壁、床または取付用パネルを、ハウジングのハウジング本体の前面開口を形成する枠状の周縁部に対応する形状を有する枠体とハウジング本体の前記周縁部とで挟持してある請求項1または請求項2に記載の水道用コンセント。
  5. 前記流量調整部材が弁棒の軸心のまわりに回動する回動式ハンドルである請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の水道用コンセント。
  6. 前記継手部に逆止弁を設けるとともに、前記流量調整部材の閉操作時に発生する水撃を吸収する水撃緩和手段を前記配管接続部材に設け、さらに、前記配管接続部材は、水栓本体の側面に設けた流入口に形成されている雌ネジに螺合する雄ネジを有する有底略筒状の軸部材と、この軸部材に雄ネジ側から回動自在に嵌込まれる、配管接続口を有する回動部材とより構成されており、前記軸部材は、回動軸に直交する上下方向に沿って形成された側壁部とこの側壁部から水平方向に沿って連設され、かつ、端部に前記雄ネジが形成された胴部からなり、水栓本体の内部導入流路に連通する流入流路を形成するよう前記回動軸に沿う前記水平方向に設けた長穴と、この穴に直交するよう胴を前記上下方向に貫通して形成された二つの貫通穴とを有する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の水道用コンセント。
  7. 前記配管接続部材は、異なる口径の配管に対応するよう交換可能に設けられている請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の水道用コンセント。
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