JP3872707B2 - 微粒子発生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉末状または長尺状のマグネシウムを用いて窒化マグネシウム微粒子を発生させるための微粒子発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金(以下、単にアルミニウムという)の溶湯を金型内のキャビティに注湯し、種々のアルミニウム部品を鋳造する作業が広く行われている。
【0003】
ところで、アルミニウム部品の鋳造工程では、キャビティに注湯されるアルミニウムの溶湯表面に酸化被膜が生成され易い。このため、アルミニウムの溶湯の表面張力が大きくなり、該溶湯の流動性等が低下し、種々の鋳造欠陥が発生するという問題が指摘されている。
【0004】
そこで、例えば、特開2001−321918号公報に開示されているアルミニウム鋳造方法が知られている。このアルミニウム鋳造方法を実施する装置は、図4に示すように、金型1を備えており、この金型1はキャビティ1aを設けている。キャビティ1aには、注湯槽2に貯留されているアルミニウム溶湯3が孔部4を介して注湯自在である。金型1は、配管5を介して窒素ガスボンベ6に接続される一方、アルゴンガスボンベ7は、配管8を介して加熱炉9に接続されている。
【0005】
アルゴンガスボンベ7には、配管10を介してマグネシウム粉末が収容されているタンク11が接続される。このタンク11は、配管12を介して定量収納部13に接続されるとともに、前記定量収納部13が配管8に接続されている。加熱炉9は、配管14を介してキャビティ1aに連通している。金型1には、キャビティ1a内を減圧するための減圧ポンプ15が接続されている。
【0006】
このような構成において、まず、加熱炉9をマグネシウム粉末が昇華する温度以上の炉内温度に昇温させた後、アルゴンガスボンベ7から配管8および加熱炉9を介して金型1のキャビティ1aにアルゴンガスが注入され、このキャビティ1a内の空気を前記アルゴンガスによってパージする。
【0007】
次いで、アルゴンガスボンベ7から配管10を介してタンク11内にアルゴンガスを供給し、定量収納部13にマグネシウム粉末を送り込む。さらに、所定量のマグネシウム粉末が配管8から加熱炉9内に導入される。加熱炉9に送り込まれたマグネシウム粉末は、昇華してマグネシウムガスとなり、アルゴンガスがキャリアとして前記マグネシウムガスをキャビティ1a内に注入する。
【0008】
その際、減圧ポンプ15が駆動されるため、キャビティ1a内の気体とマグネシウムガスおよびアルゴンガスとが置換され、前記キャビティ1a内で前記マグネシウムガスが拡散される。そこで、窒素ガスボンベ6から配管5を介してキャビティ1aに窒素ガスが導入され、マグネシウムガスと前記窒素ガスとが反応して窒化マグネシウム(Mg3N2)が生成され、この窒化マグネシウムが前記キャビティ1aの内壁面に粉体として析出される。
【0009】
次に、注湯槽2内のアルミニウム溶湯3が、孔部4からキャビティ1a内に注湯される。窒化マグネシウムは還元性物質であり、アルミニウム溶湯3がキャビティ1a内でこの窒化マグネシウムと接触することによって、前記アルミニウム溶湯3の表面の酸化被膜から酸素が除去される。これにより、アルミニウム溶湯3の表面が純粋なアルミニウムに還元される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、加熱炉9を備えているために、装置全体が相当に大型であるという問題がある。しかも、キャビティ1a内でのマグネシウムガスと窒素ガスの反応を制御することが難しく、例えば、窒化マグネシウムの発生量が不十分になるおそれがある。
【0011】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、装置全体を有効に小型化するとともに、所望の窒化マグネシウムを微粒子として確実に生成することが可能な微粒子発生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る微粒子発生装置では、粉末状または長尺状のマグネシウムが多孔質体を介して金属保持部に収容されており、前記金属保持部には、前記多孔質体を透過して前記マグネシウムに不活性ガスを供給するための筒状部が設けられている。そこで、ガス流量制御部を介して筒状部に供給される不活性ガスの流量が制御されるとともに、前記筒状部に設けられたガス加熱制御部の作用下に、前記不活性ガスが所定の温度に加熱された状態でマグネシウムに供給されている。
【0013】
これにより、金属保持部に保持されているマグネシウムは、所定量および所定温度に制御された不活性ガスにより加熱されるため、所望のマグネシウムガスおよび/またはマグネシウム微粒子を確実に発生させることができる。
【0014】
マグネシウムガスおよび/またはマグネシウム微粒子は、金属保持部が装着された反応ユニットに供給されるとともに、前記反応ユニットには、所定の温度に加熱された窒素ガスが供給されている。このため、反応ユニットでは、マグネシウムガスおよび/またはマグネシウム微粒子と窒素ガスとが反応し、窒化マグネシウム(Mg3N2)微粒子が生成される。
【0015】
従って、比較的大型な加熱炉が不要になり、装置全体が有効に小型化かつ簡素化されるとともに、反応の制御が容易に遂行される。しかも、反応ユニットで反応によりMg3N2微粒子が確実に生成されるため、このMg3N2微粒子は、金型内のキャビティに供給されて前記キャビティ内の酸素と結びつく。これにより例えば、アルミニウム鋳造に使用されるアルミニウム溶湯の酸化を有効に抑制することが可能になる。このため、アルミニウム溶湯の流動性等を維持することができ、良好な鋳造作業を円滑に行うことが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る微粒子発生装置20の要部概略構成説明図である。
【0017】
微粒子発生装置20は、マグネシウム微粒子発生機構22と、高温ガス発生機構24と、前記マグネシウム微粒子発生機構22および前記高温ガス発生機構24が装着される反応ユニット25とを備える。
【0018】
マグネシウム微粒子発生機構22は、例えば、粉末状のマグネシウム26がフィルタ(多孔質体)28a、28bを介して収容される金属保持部30と、前記金属保持部30に設けられ、前記フィルタ28aを透過して前記マグネシウム26に不活性ガス、例えば、アルゴンガスを供給する筒状部32と、前記筒状部32に供給される前記アルゴンガスの流量を制御するアルゴンガス流量制御部34と、前記筒状部32に設けられ、前記マグネシウム26に供給される前記アルゴンガスを所定の温度に加熱するアルゴンガス加熱制御部36とを備える。
【0019】
金属保持部30は、反応ユニット25の孔部38aに装着されるとともに、前記反応ユニット25内の反応室40に連通する。
【0020】
金属保持部30内には、例えば、カートリッジ46が交換可能に収容される。カートリッジ46は、略円筒状のケース48を備えており、このケース48内には、一端部側の底部48aに着座してフィルタ28aが挿入されている。
【0021】
ケース48内では、フィルタ28aとフィルタ28bとの間に、粉末状のマグネシウム26が封入される。フィルタ28a、28bは、マグネシウム26が離脱しないように、その開口径が設定されている。ケース48の他端部側の内周には、ねじ溝50が形成されており、このねじ溝50に止めねじ51が螺合している。
【0022】
金属保持部30には、カートリッジ46を着脱するために開閉自在な蓋体30aが設けられている。この蓋体30aは、例えば、金属保持部30に対して図示しない蝶番を介し揺動自在に構成されていてもよく、また、前記金属保持部30に対してスライド可能に構成されていてもよい。
【0023】
金属保持部30には、筒状部32の一端が装着される。この筒状部32内には、発熱体、例えば、電熱線54が配置されており、この電熱線54が前記筒状部32の外部で電流/電圧制御器56を介して電源58に接続され、アルゴンガス加熱制御部36を構成している。
【0024】
筒状部32の端部に管路60が接続されており、この管路60には、アルゴンガス流量制御部34を構成するアルゴンガスボンベ62が接続される。アルゴンガスボンベ62は、開閉弁64を介して筒状部32に連通自在である。
【0025】
高温ガス発生機構24は、マグネシウム微粒子発生機構22と略同様に構成されており、反応ユニット25の孔部38bに装着される筒状部66と、窒素ガス流量制御部68と、窒素ガス加熱制御部70とを備えている。
【0026】
窒素ガス加熱制御部70は、筒状部66内に配置される電熱線74と、電流/電圧制御器76と、電源78とを備える。窒素ガス流量制御部68は、筒状部66の他端部に連通する管路80を備え、この管路80は、窒素ガスボンベ82に開閉弁84を介して接続される。
【0027】
反応ユニット25は、孔部38a、38bを比較的近接して設けており、反応室40内でマグネシウムガスおよび/またはマグネシウム微粒子と窒素ガスとを反応させてMg3N2(窒化マグネシウム)微粒子86を発生させる機能を有する。この反応ユニット25は、鋳造成形用金型90に対して着脱可能であるとともに、前記金型90内のキャビティ92に孔部92aを介して連通する。
【0028】
金型90の孔部92aには、必要に応じて溶湯逆流防止機構94が装着される。溶湯逆流防止機構94は、金型90に固定されるステイ96と、前記ステイ96に対してスライド可能なスライドキー98とを備える。ステイ96には、孔部92aと同軸的に孔部96aが形成されるとともに、スライドキー98には、前記孔部92aと前記孔部96aとを開閉自在な孔部98aが形成されている。なお、反応ユニット25が、溶湯の逆流を発生するおそれのない部位に配設されている際には、溶湯逆流防止機構94を採用しなくてもよい。また、反応ユニット25に金属保持部30を一体的に構成してもよい。
【0029】
このように構成される微粒子発生装置20の動作について、以下に説明する。
【0030】
まず、金属保持部30には、カートリッジ46に保持されて粉末状のマグネシウム26が収容されている。具体的には、金属保持部30の外部において、カートリッジ46を構成するケース48は、底部48aを下方にして配置されており、この底部48aに着座してフィルタ28aが挿入される。次いで、フィルタ28a上に粉末状のマグネシウム26が適宜投入された後、フィルタ28bが挿入される。さらに、ケース48のねじ溝50に止めねじ51が螺合して、カートリッジ46内にマグネシウム26が封入される。
【0031】
金属保持部30では、蓋体30aが開放方向に揺動またはスライドされ、この金属保持部30内にカートリッジ46が挿入された後、この蓋体30aが閉塞方向に揺動またはスライドされる。これにより、金属保持部30内にカートリッジ46が装填される。
【0032】
そこで、溶湯逆流防止機構94を構成するスライドキー98の孔部98aを介してステイ96の孔部96aと孔部92aとが開放された状態で、アルゴンガス流量制御部34に先立ってアルゴンガス加熱制御部36が駆動される。このアルゴンガス加熱制御部36では、制御器56により電流/電圧の制御が行われ、電熱線54が発熱して筒状部32の内部が加温される。筒状部32内が所定の温度に至ると、アルゴンガス流量制御部34が駆動される。
【0033】
このアルゴンガス流量制御部34では、アルゴンガスボンベ62から導出されるアルゴンガスが、開閉弁64により流量を制御されて管路60から筒状部32に導入される。アルゴンガスは、筒状部32を通過する際に電熱線54を介して所定の温度に加熱され、この加熱されたアルゴンガスが金属保持部30を構成するフィルタ28bを透過してマグネシウム26に吹き付けられる。
【0034】
このため、マグネシウム26が蒸発してマグネシウムガスが発生し、このマグネシウムガスは、アルゴンガスの流れに沿って反応ユニット25内の反応室40に供給される。その際、反応室40には、高温ガス発生機構24を介して高温の窒素ガスが供給されている。
【0035】
この高温ガス発生機構24では、マグネシウム微粒子発生機構22と略同様に、まず、窒素ガス加熱制御部70が駆動されて筒状部66内が所定の温度に加温された後、窒素ガス流量制御部68が駆動される。従って、窒素ガスボンベ82から筒状部66に供給された所定量の窒素ガスは、所望の温度に加熱された後に前記筒状部66から反応室40に供給される。
【0036】
これにより、反応室40では、マグネシウムガスの一部が凝集してマグネシウム微粒子に変化するとともに、このマグネシウム微粒子および/または未凝集のマグネシウムガスと高温の窒素ガスとが反応し(3Mg+N2→Mg3N2)、Mg3N2微粒子86が生成される。また、マグネシウム微粒子が高温の窒素ガスと反応することによっても、Mg3N2微粒子86が生成される。反応室40で生成されたMg3N2微粒子86は、反応ユニット25が装着されている金型90のキャビティ92内に導入される。
【0037】
次いで、溶湯逆流防止機構94を構成するスライドキー98がスライドし、孔部98aが移動してステイ96の孔部96aと孔部92aとが閉塞される。この状態で、金型90のキャビティ92内には、例えば、アルミニウムの溶湯(図示せず)が注湯される。その際、キャビティ92内には、Mg3N2微粒子86が存在しており、このMg3N2微粒子86が前記キャビティ92内の酸素と優先的に結合してアルミニウム溶湯の酸化を有効に抑制する。このため、アルミニウム溶湯の流動性等を維持することができ、良好な鋳造作業を行うことが可能になる。
【0038】
この場合、第1の実施形態では、マグネシウム微粒子発生機構22を構成する金属保持部30が、反応ユニット25に直接装着されるとともに、この金属保持部30内にカートリッジ46を介して粉末状のマグネシウム26が収容されている。そして、アルゴンガス加熱制御部36を介して所定の温度に維持されている筒状部32内に、アルゴンガス流量制御部34を介して所定量のアルゴンガスが導入されている。
【0039】
これにより、金属保持部30に保持されているマグネシウム26は、所定量および所定温度に制御されたアルゴンガスにより加熱され、所望のマグネシウム微粒子(およびマグネシウムガス)を確実に発生させることができる。従って、従来のような比較的大型な加熱炉が不要になり、微粒子発生装置20全体が有効に小型化かつ簡素化されるとともに、マグネシウム微粒子(およびマグネシウムガス)の反応制御が容易に遂行されるという効果が得られる。
【0040】
しかも、反応ユニット25には、高温ガス発生機構24が装着されており、この反応ユニット25の反応室40内に所定量および所定温度に制御された反応性ガスである窒素ガスが供給されている。このため、反応室40内でマグネシウムガスおよび/またはマグネシウム微粒子と窒素ガスとが良好に反応し、所望のMg3N2微粒子86を確実に生成することが可能になる。
【0041】
さらに、反応ユニット25で反応により生成されたMg3N2微粒子86は、金型90のキャビティ92に供給されて前記キャビティ92内の酸素と結びつく。これにより、キャビティ92に注湯されるアルミニウム溶湯の酸化を有効に抑制することができ、前記アルミニウム溶湯の流動性等を維持して良好な鋳造作業を行うことが可能になるという効果がある。
【0042】
さらにまた、反応ユニット25は、金型90に対して着脱可能である。これにより、微粒子発生装置20は、上記の金型90の他、種々の金型に容易に適用することが可能になり、汎用性に優れるという利点がある。
【0043】
なお、第1の実施形態では、粉末状のマグネシウム26をカートリッジ46に保持して金属保持部30内に着脱可能に構成しているが、これに限定されるものではない。例えば、マグネシウム26を、直接、金属保持部30内に充填してもよく、あるいは、図2に示すように、例えば、線状や帯状等の長尺状マグネシウム26aを、カートリッジ46で保持して前記金属保持部30内に配置してもよい。
【0044】
図3は、本発明の第2の実施形態に係る微粒子発生装置100の要部概略構成説明図である。なお、第1の実施形態に係る微粒子発生装置20と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0045】
微粒子発生装置100は、マグネシウム微粒子発生機構22と、高温ガス発生機構24と、前記マグネシウム微粒子発生機構22および前記高温ガス発生機構24が互いに軸線を所定の角度θ°(θ°<90°)だけ傾斜して装着される反応ユニット102とを備える。
【0046】
このように構成される微粒子発生装置100では、反応ユニット102の反応室40a内に、マグネシウム微粒子発生機構22および高温ガス発生機構24を介してマグネシウムガスおよび/またはマグネシウム微粒子と窒素ガスとが、互いに所定の角度θ°だけ傾斜して導入される。これにより、反応室40a内では、マグネシウムガスおよび/またはマグネシウム微粒子と窒素ガスとが良好に反応し、所望のMg3N2微粒子86が容易かつ確実に生成されるという効果が得られる。
【0047】
【発明の効果】
本発明に係る微粒子発生装置では、金属保持部に保持されているマグネシウムが、所定量および所定温度に制御された不活性ガスによって加熱されて反応ユニットに供給される一方、前記反応ユニットには、所定の温度に加熱された窒素ガスが供給される。
【0048】
このため、反応ユニットでは、所望の窒化マグネシウム微粒子を確実に生成することが可能になるとともに、比較的大型な従来の加熱炉が不要になり、装置全体を有効に小型化かつ簡素化することができる。しかも、種々の金型に対して着脱可能であり、汎用性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る微粒子発生装置の要部概略構成説明図である。
【図2】長尺状のマグネシウムが装填された状態の前記微粒子発生装置の要部概略構成説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る微粒子発生装置の要部概略構成説明図である。
【図4】従来技術に係る微粒子発生装置の概略構成説明図である。
【符号の説明】
20、100…微粒子発生装置 22…マグネシウム微粒子発生機構
24…高温ガス発生機構 25、102…反応ユニット
26、26a…マグネシウム 28a、28b…フィルタ
30…金属保持部 32、66…筒状部
34…アルゴンガス流量制御部 36…アルゴンガス加熱制御部
38a、38b、92a、96a、98a…孔部
40…反応室 46…カートリッジ
52…嵌合部 54、74…電熱線
56、76…制御器 58、78…電源
60、80…管路 62…アルゴンガスボンベ
64、84…開閉弁 68…窒素ガス流量制御部
70…窒素ガス加熱制御部 82…窒素ガスボンベ
86…Mg3N2微粒子 90…金型
92…キャビティ
Claims (2)
- 粉末状または長尺状のマグネシウムが多孔質体を介して収容される金属保持部と、
前記金属保持部に設けられ、前記多孔質体を透過して前記マグネシウムに不活性ガスを供給する筒状部と、
前記筒状部に供給される前記不活性ガスの流量を制御するガス流量制御部と、
前記筒状部に設けられ、前記マグネシウムに供給される前記不活性ガスを所定の温度に加熱してマグネシウムガスおよび/またはマグネシウム微粒子を生成するガス加熱制御部と、
前記金属保持部が装着されるとともに、所定の温度に加熱された窒素ガスが供給されることにより、前記マグネシウムガスおよび/または前記マグネシウム微粒子と前記窒素ガスとを反応させて窒化マグネシウム微粒子を発生させる反応ユニットと、
を備えることを特徴とする微粒子発生装置。 - 請求項1記載の装置において、前記反応ユニットは、金型に対して着脱可能であるとともに、前記金型内のキャビティに前記窒化マグネシウム微粒子を供給することを特徴とする微粒子発生装置。
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