JP3870940B2 - オゾン発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オゾン発生装置、特に放電ユニットの積層が容易で大容量オゾン発生が可能なオゾン発生装置に関するものである。
図21はOtto-Plate(オットー・プレート)型と呼ばれる従来のオゾン発生装置の要部を示し、(a)は断面図、(b)は左半分の正面図である。図において、1は電源、2は接地された金属電極、3は接地電極2に対向して設けられ、電源1に接続され高電圧の印加された高圧電極、4は接地電極2および高圧電極3の表面に置かれた誘電体(ガラス板)、5は放電の発生する放電空間、6は放電空間5を形成するための電気絶縁性(誘電体)スペーサである。7、8はそれぞれガスの供給口、排出口を示す矢印、9はオゾン化ガスの排出管である。接地電極2、高圧電極3、およびこれらの電極間に配置された誘電体4により1つの放電ユニットを構成している(例えば、非特許文献1参照)。
また、従来のオゾン発生装置は接地電極2、高圧電極3、および誘電体板4の中央部にそれぞれガス排出用の穴があけられている。上述のオットー・プレート型の文献にはスペーサ6に関する記述はないが、実際には図21に示すように、誘電体4、4の間隔(放電空隙長)を保持するため、ガスの流入を邪魔しないような形で放電空間5の周囲に電気絶縁性のスペーサが設置されている。
次に動作について説明する。酸素を含む原料ガスはオゾン発生器の周辺部全周から矢印7の方向に導入され、電源装置1によって高電圧が印加され放電している放電空間5を通過する際に酸素の一部がオゾンとなり、このオゾンを含むガスがオゾン化ガスとして中央部のガス排出管9を通して矢印8の方向に取り出される。
前記放電空間5では、放電による発熱があるため、該放電空間を通過するガスを効率的に冷却しないと放電空間5内のガス温度が上昇し、オゾンの発生量が減少する。そのため、接地電極2および高圧電極3は絶縁オイルなど電気絶縁性の液体で冷却し、ガス温度の上昇を抑えている。
従来のオゾン発生装置では図21に示すようにように、放電ユニットを多段に積層すればオゾンの発生量は積層数に比例して増加する。水処理、パルプ漂白など産業用用途にこのオゾン発生装置を利用するためには、数十個以上の放電ユニットを積層して構成したオゾン発生ユニットがさらに数十台以上必要である。しかし、軸となる構造物がないため従来の構成では、放電ユニットを多層積層することが困難である。また、放電ユニットの外周側から積層体であるオゾン発生ユニットを支えるとき、割れやすい誘電体(ガラス板)4が外周部に飛び出しているため、組立時の不注意で誘電体4を破損する可能性が高い。さらに、各放電ユニットを押しつけて積層する場合、ユニットを押しつける力によって放電空間5の空隙長が変化し、所定の性能が得られないことがある。
「オゾナイザハンドブック」(電気学会オゾナイザ専門委員会編、昭和35年、コロナ社刊)249頁
従来のオゾン発生装置は、以上のように構成されているので、大容量のオゾン発生装置を得ようとすると、放電ユニットの積層が困難である、放電空間の空隙長が変化して所定性能が得られないなどの問題点があった。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、第一に放電ユニットの積層が容易で、大容量のオゾンを発生することのできるオゾン発生装置を実現することを目的とする。
第2に、部品点数が少なく製作が容易で安価なオゾン発生装置を得ることを目的とする。
第3に、電極の組み入れ、点検、交換等の各作業が容易なオゾン発生装置を得ることを目的とする。
第4に、形状がコンパクトなオゾン発生装置を得ることを目的とする。
第5に、複数のオゾン発生ユニットの組み込みが容易で、形状がコンパクトで大容量のオゾン発生が可能なオゾン発生装置を得ることを目的とする。
第6に、各オゾン発生ユニット内の電極の位置決めが容易で、位置許容度が高く信頼性の高いオゾン発生装置を得ることを目的とする。
本発明に係わるオゾン発生装置は、対向して配置されその間に高電圧が印加されることにより放電を発生せしめる第1、第2電極と、該電極間に少なくとも1個の誘電体とを有し、前記電極間に酸素を含むガスを供給して前記放電によりオゾンを発生させる放電ユニットを複数積層しその中心部にガス流路を備えたオゾン発生装置において、前記第1電極の両側に前記誘電体を密着させた第2電極を配置すると共に前記第1電極と前記誘電体の間にスペーサを配置して放電ユニットを構成し、隣接する該放電ユニットの背向した第2電極間にガスが漏れるのを防止するガスシール部材を備えたことを特徴とするものである。
また、第2電極とガス流路間に間隙を設け、該間隙にガスシール部材を配置したものである。
また、ガスシール部材として耐オゾン性の絶縁物を用いたものである。
また、ガスシール部材として弾性体を用いたものである。
また、隣接する放電ユニットの背向した第2電極間に弾性体を備えたものである。
また、ガスシール部材と弾性体を連結したものである。
本発明によれば、対向して配置されその間に高電圧が印加されることにより放電を発生せしめる第1、第2電極と、該電極間に少なくとも1個の誘電体とを有し、前記電極間に酸素を含むガスを供給して前記放電によりオゾンを発生させる放電ユニットを複数積層しその中心部にガス流路を備えたオゾン発生装置において、前記第1電極の両側に前記誘電体を密着させた第2電極を配置すると共に前記第1電極と前記誘電体の間にスペーサを配置して放電ユニットを構成し、隣接する該放電ユニットの背向した第2電極間にガスが漏れるのを防止するガスシール部材を備えたので、ガス漏れの無い安定な装置が得られる。
また、第2電極とガス流路間に間隙を設け、該間隙にガスシール部材を配置したので、ガスシール部材に高電圧が印加さないため、シール部の誘電体が破損する確率を十分低くすることができ、ガス漏れを起こす心配のない安定な装置が得られる。
また、ガスシール部材として耐オゾン性の絶縁物を用いたので、オゾンによる腐食の恐れがなく、信頼性の高い装置が得られる。
また、ガスシール部材として弾性体を用いたので、弾性力によりガスをシールすることができる。さらに、弾性力があるため、誘電体を破壊することはなく、信頼性の高い装置が得られる。また、第2電極を対向配置された第1電極の方に押圧してスペーサと共に所望の間隙長を有する放電空間を形成する。
また、隣接する放電ユニットの背向した第2電極間に弾性体を備えたので、第2電極を対向配置された第1電極の方に押圧してスペーサと共に所望の間隙長を有する放電空間を形成する。また、ガスシール部材と弾性体をそれぞれ別に設けたため、使用する材料の自由度が増し、安価な材料を使用することができる。
また、ガスシール部材と弾性体を連結したので、弾性体の中心保持が容易になる。したがって、組み立て時間を低減することができる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を図について説明する。図1、2は本発明の実施の形態1によるオゾン発生装置を示す縦断面図および横断面図であり、図20に示した従来例と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。図において、1は電源、100は圧力容器である。10は圧力容器100内に収納されたオゾン発生ユニットであり、対向して配置された2個の電極と電極間に配置された誘電体より成る放電ユニットを複数積層したものである。21は電源1に接続されたブッシングであり、圧力容器100に固定されている。22はブッシング21に接続された自動連結ユニット、26は自動連結ユニット22を固定する高圧ガイシ、23は自動連結ユニット22に接続されたヒューズ、27は自動連結ユニット22とヒューズ23を結ぶ高圧線、24はヒューズ23とオゾン発生ユニット10を結ぶ高圧線、25は高圧線24を収納する高圧線ボックスである。このように、圧力容器100に固定された電源1の端子とヒューズ23の端子とは着脱自在に接合されている。101はヒューズ23の状態を観測するための圧力容器100に取付けられたのぞき窓である。30はガス流路を兼ねたセンター管であり、放電ユニットを貫通して支持している。31、32はこのセンター管30の端板、33はオゾン発生ユニット10を組み立てるための組立ネジである。34はセンター管30に設けられたガス流通穴であり、この例ではガスをセンター管30に導入するためのガス導入穴である。41、42はそれぞれ圧力容器100に設けられた原料ガス導入フランジ、オゾン化ガス排出フランジである。矢印7は原料ガスの流れの方向を示し、矢印8はオゾン化ガスの流れの方向を示す。9はオゾン発生ユニット10とオゾン化ガス排出フランジ42を結ぶオゾン化ガス排出管である。50、51はそれぞれ圧力容器100に設けられた冷却水導入フランジ、冷却水排出フランジである。矢印52は冷却水の流れの方向を示す。53、54はオゾン発生ユニット10と冷却水導入および冷却水排出フランジ50、51を結ぶ冷却水配管である。
オゾン発生ユニット10、自動連結ユニット22、ヒューズ23はベース台80に固定されて一体構造になっている。81はオゾン発生ユニット10を支える端版、82は端版81を支える側版、83は側版82に取付けられたローラ、84は圧力容器100に取付けられたローラ受け、85は端版81に取付けられた引き出し用の取っ手である。86はオゾン発生ユニット10に取り付けられた吊り上げ用の取っ手すなわち吊り上げフックである。102は圧力容器100に収納されたオゾン発生ユニット10を支えるための固定台である。なお、この実施の形態ではオゾン発生ユニット10にローラ83を、圧力容器100にローラ受け84をそれぞれ取り付けた場合について示したが、逆であってもよいのは言うまでもない。
次に動作について説明する。図1において電源1で発生した高電圧はブッシング21、自動連結ユニット22、高圧線27、ヒューズ23、高圧線24を介してオゾン発生ユニット10に供給される。
ここで高圧線24はそれぞれの線間または高圧線24とアース部との間の電気絶縁を確保するため高圧線ボックス25内で1本ずつ分離して給電される。本実施の形態では高圧線ボックス25内で絶縁板に複数の穴を設け、その穴の中に高圧線24を通すことにより電気絶縁を確保している。
正常動作時には、高圧線24は同電圧であるため、高圧線間の絶縁は不要である。しかし、放電ユニットの一部が故障してヒューズ23が遮断された場合、高圧線間が絶縁されていないと問題になる。すなわち、故障した放電ユニットに結合された高圧線に過電流が流れ、ヒューズ23により電力供給が遮断されても隣合う高圧線を介して電源1に結合され、電力遮断ができずに大事故につながる危険性がある。近接する高圧線同士が絶縁されていれば、ヒューズ23が切れると同時に電力供給を停止でき、このような問題を起こす心配はなくなる。
圧力容器100に設けられた原料ガス導入フランジ41から、酸素を含む原料ガスを導入すると、オゾン発生ユニット10の外周方向から放電空間に矢印7の方向に吸い込まれオゾン化ガスとなる。放電空間を出たオゾン化ガスはガス導入穴34からセンター管30に導かれ、オゾン排出管9を矢印8の方向に排出され、オゾン化ガス排出フランジ42から外部に取り出される。
図1において、オゾン発生ユニット10はベース台80、端版81、側版82により一体モジュール化されている。また、このモジュールに自動連結ユニット22、ヒューズ23は取付けられている。さらに、側版82には移動用ローラ83が、圧力容器100にはローラ受け84が取付けられている。したがって、冷却水用フランジ50、51およびオゾン排出管フランジ42を外し、引き出し用取っ手85を引くことによりオゾン発生ユニット10、自動連結ユニット22、ヒューズ23からなるオゾン発生部を引き出すことができる。さらに延長レールをローラ受け84に継ぎ足すとオゾン発生部を圧力容器100外に引き出しすことができる。さらに、圧力容器100外に引き出したオゾン発生部は吊り上げフック86により吊り上げ、保守することができる。逆に圧力容器100に組み込む時は、容器外ですべての組立を終了した後、ローラ83をローラ受け84にはめ込み、容器内に押し入れればよい。全ユニットを規定の位置まで引き入れると高圧ブッシング21の端子と自動連結ユニット22ははめ合わせ接合により自動的に結合される。
実施の形態1の構造では、自動連結ユニット22を使用するため、圧力容器100の長さはオゾン発生ユニット10の長さに自動連結ユニット22の長さを考慮した長さに設計しなければならない。この場合、図1に示すように自動連結ユニット22の下部に空き空間が存在する。この空間にヒューズ23を配置することは装置のコンパクト化に対して有効である。放電空間に印加する電圧はkVのオーダーであり、装置保護のため取付けるヒューズ23は沿面距離をかせぐために数cm以上の長いものが要求される。したがって、オゾン発生ユニット10とほぼ同一線上にすなわち放電ユニットの積層方向の中心線とほぼ同一線上にヒューズ23を配置することにより有効に空き空間を利用できるといえる。特に圧力容器100の価格は径に依存する割合が高く、長さに依存する割合は小さいため容器の軸方向、すなわちオゾン発生ユニット10とほぼ同一線上にヒューズ23を配置することは有効である。また、図1に示すようにヒューズ23の軸方向にヒューズ観測窓101を取付けておくと、ヒューズ23の変化を観測でき故障発見に有効である。図1の例では圧力容器100の端版に観測窓101を取付けた例を示した。なお、ヒューズ23の取付け向きは図1に示すように放電ユニットの積層方向と平行方向でもよいし、図示しないが垂直方向でもよい。ただし、後者の場合には、ヒューズ観測窓101を圧力容器100の側版に取付けたほうが有効である。
図3はオゾン発生ユニット10、ヒューズ23、自動連結ユニット22からなるオゾン発生部を説明するために一部切り欠いて内部を示す斜視図である。図において、2は電極、4は誘電体、73は弾性体であるが、放電ユニットの構成については後で詳細に説明する。
前述のようにオゾン発生ユニット10、自動連結ユニット22、ヒューズ23はベース台80の上で一体構造になっている。側版82にはローラ83が取付けられ、端版81に取付けられた取っ手85を引くことにより、圧力容器100内を移動させることができる。また、実施の形態12でも述べるが吊り上げフック86をリフタで持ちオゾン発生部を持ち上げ、保守することも可能である。
冷却水は集合管55に導入されて、コネクタ57、チューブ58を介して接地電極2に供給され、放電空間のガスの温度上昇をふせぎ、オゾン発生性能を維持する。接地電極2を出た冷却水は、同様にコネクタ57、チューブ58を介して集合管56に排出される。
ここで、冷却水路に気泡がたまって熱交換が不十分になることを防ぐため、接地電極2内の冷却水路は図4に示すように構成されている。すなわち、冷却水の接地電極2への流入部は最下点近傍、流出部は最上点近傍に構成してある。コネクタ57から流入した冷却水はチューブ58で下面に送られ接地電極2内に放出される。接地電極2内を上昇した冷却水はチューブ58で吸い込まれ、コネクタ59を介して放出される。この構成では冷却水内に気泡が混入しても重力により気泡は接地電極2内を上昇しチューブ58から排出されるため、気泡が接地電極2内にたまり、冷却能力が低下するという問題は解消される。
次に、放電ユニットの一実施の形態について説明する。図5は実施の形態1に係わる放電ユニットを示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。図において、2は第1電極すなわちこの例では接地電極、3は第2電極すなわちこの例では高圧電極、4は誘電体である。高圧電極3は誘電体4の片面に導電層を形成することにより構成される。なお図示していないがこのように形成された高圧電極3は接地電極2の両側に配置され放電ユニットを構成している。接地電極2と誘電体4の間にはスペーサ6が挟み込まれてあり、背向した高圧電極3間に設けられた弾性体73で誘電体板4とスペーサ6を接地電極2に押しつけている。24は高圧電極3に結合された高圧線でありヒューズ23に結合される。スペーサ6は図5(b)に示すように放射状形状をしており、接地電極2と誘電体4の間に弾性体73により圧着されている。接地電極2面においてスペーサ6の存在しない部分が放電面となる。また、図5(a)に示すように接地電極2の中央部には段差部12が設けられており、ガス通路を形成している。さらに、スペーサ6がガス流を妨げないように、スペーサ6の各羽根を連結するための中央環13の外径は、前記接地電極2の段差部12の径よりも小さく設定している。さらに、隣接する誘電体4間にガスがショートパスすることを防ぐ目的で、弾性体73として金属ベローズを用いてガスのシールを行っている。さらにこの弾性体73には高圧線24から高電圧が供給されている。したがって、本実施の形態における弾性体73の機能は、誘電体板4の圧着機能、ガスシール機能、給電機能の3機能を同時に兼ね備えている。
また、図5に示すように、本実施の形態では接地電極2、スペーサ6、誘電体板4をセンター管30で中心保持している。多段の放電ユニットを積層するとき、センター管30を支持柱として、接地電極2、スペーサ6、誘電体板4、弾性体73、誘電体板4、スペーサ6、接地電極2の順番に重ねていくことにより、容易にセンターリングができ、極めて短時間に積層、組立てを行うことができる。
実施の形態2.
図6は本発明の実施の形態2に係わる放電ユニットを示す断面図である。この実施の形態では実施の形態1に新たにフッ素樹脂よりなる円環状のガスシール部材72を加えたものである。ここではフッ素樹脂を用いたが、耐オゾンに優れた材料、例えばエチレンプロピレンゴム、塩化ビニル等の絶縁物でも同様の効果を奏する。もちろん他のゴム材の表面に耐オゾン性の材料をコーティングしてもよい。ただし、ここに用いる材料はガスのシールをすることが目的であるため、ある程度柔軟性をもつほうが好ましい。このガスシール部材72を付加することにより、実施の形態1で弾性体73に要求されたガスシール機能が不要となり、ベローズを用いる必要は無くなり、材料の自由度が増す。すなわち、複数のコイルバネを用いても良く、弾性力のある材料であれば自由に用いることができる。
さらに、図7に示すように高電圧線24を直接高圧電極3に結合すれば、弾性体73として絶縁物を用いることも可能である。
実施の形態3.
図8は本発明の実施の形態3に係わる放電ユニットを示す断面図である。この実施の形態では実施の形態2で用いたガスシール部材72をセンター管30の近傍に配置したものである。この場合には、組立時にガスシール部材72のセンタリングも可能になり、組立がより容易になる。さらに、この実施の形態では、高圧電極3とセンター管30の間に間隙を設け、この間隙にガスシール部材72を配置している。高圧電極3は前述のように誘電体板4の片面に導電層を形成して構成されるが、誘電体4表面の沿面放電を防止する目的で図9に示すように誘電体板4の外周部、内周部とも端部から5mm程度以上導電層を形成しない部分を形成しておくと信頼性が向上する。この導電層を形成しない部分にガスシール部材72を配置する。
図8に示すように高圧電極3より内周部にガスシール部材72を配置しておくと、誘電体板4が絶縁破壊を起こしたときにもガスのシール機能は保持される。すなわち、誘電体4が絶縁破壊する場合、高圧電極3に対応する部分、特に電界強度が強くなる高圧電極端部(エッジ部)で発生することが多い。もし、高圧電極3よりも内周部にガスシール部材72を設けておけば、高圧部が例え絶縁破壊を起こしても、ガスのシール機能は失われない。
実施の形態4.
図10は本発明の実施の形態4に係わる放電ユニットを示す断面図である。この実施の形態では実施の形態3で用いたガスシール部材72と弾性体73を連結部材74で連結している。なお、連結部材74としては例えばガスシール部材72と同じ材料が用いられる。このように構成することにより、センター管30によりガスシール部材72の中心保持に加えて弾性体73の中心保持も同時に行うことができ、組立ての短時間化がはかれる。なお、ガスシール部材72と弾性体73を連結部材74で連結するのに、弾性体73自身または土台がリング形状である場合は弾性体73を連結部材74に必ずしも固着しなくてもよく、弾性体73が円周上に数カ所配置される場合は両者を固着する。
参考例1.
図11は本発明の参考例1に係わる放電ユニットを示す断面図である。この参考例では実施の形態3で用いたセンター管30においてガス導入穴34の穴径を大きくしたものである。積層型のオゾン発生器では各放電空間5に均等な量のガス流を確保することが重要である。このため、各実施の形態ではスペーサ6の厚みで均等に放電空間5の空隙長を一定に保持できる構造を取っている。しかし、例えば放電空隙長を長く設定した場合、放電空間5におけるガスの圧力損失が減少し、センター管30のガス導入穴34における圧力損失と同等になることがある。この場合、ガス導入穴34の穴径を高精度に加工しなければ各放電空間5に流れるガス量が変化する恐れがある。
そこで、図11に示すように穴径を大きく設定し、ガス導入穴34における圧力損失を低減すれば、ガス導入穴34の穴径の精度によらず、各放電空間5に流れるガス量は、放電空間5の空隙長精度で決定でき、各放電空間5で均等なガス量を得ることができる。
もちろん、図12に示すように各放電空間5に対応するガス導入穴34の穴数すなわちセンター管30の周方向の穴数を増やしても同様の効果が得られる。図11では図に向かってセンター管30の上下および向こう側と手前側に計4個のガス導入穴34が設けられているが、図12では計6個のガス導入穴34が設けられている。
すなわち、各放電空間5で発生する圧力損失よりもセンター管30のガス入り口部で発生する圧力損失が十分小さくなるように、ガス導入穴34の開孔面積を選べばよいといえる。
圧力損失を十分小さくするには、放電空間5の空隙長をd、放電空間5の最短直径を2r1(図11に示す)、ガス導入穴34の直径を2r2(図11に示す)、放電空間5に対応するセンター管30の周方向の穴の数をnとおくと、例えば空隙長と放電空間5の内周で形成する面積よりもガス導入穴34の開口面積を大きくするように設定するとよく、
2r1d≦r2 2
を満たせばよいと結論できる。
また、経験的に面積比率を1.5倍以上にすればよいことが知られており、それによると、
3r1d≦r2 2
を満たせばよい。
参考例2.
図13は本発明の参考例1に係わる放電ユニットを示す断面図である。この参考例では実施の形態3で用いたセンター管30においてガス導入穴34の口径を小さくしたものである。参考例1ではガス導入穴34で発生する圧力損失が、放電空間5における圧力損失よりも十分小さくなるように構成した。しかし、放電空間5の空隙長精度が確保できない場合、あるいは空隙長を極端に短く設定し、極めて高精度な加工を施さないと精度が確保できない場合がある。この場合には、空隙長の精度に伴って、各放電空間5を流れるガス流量がばらつき、所定のオゾン発生性能が得られない。図13はこのような場合に有効な方法について開示したものである。
図13ではガス導入穴34の口径を小さく設定して、ガス流体系における圧力損失の大半をガス導入穴34で発生するようにしたものである。放電空間5における圧力損失に比べてガス導入穴34における圧力損失が十分大きければ、各放電空間5を流れるガス量はガス導入穴34の穴精度で決定される。すなわち、ガス導入穴34の穴精度を高く設定しておけば、放電空間5の空隙長精度は無視できるわけである。もちろん、ガス導入穴34の穴数を減らしても同様の効果が得られる。
参考例1の場合と同様に、圧力損失を十分大きくするには、例えば空隙長と放電空間5の内周で形成する面積よりもガス導入穴34の開口面積を小さくするように設定するとよく、
2r1d≧r2 2
を満たせばよいと結論できる。
また、経験的に面積比率を1/1.5倍以上にすればよいことが知られており、それによると、
1d≧1.5r2 2
を満たせばよい。
参考例3.
図14は本発明の参考例3に係わる放電ユニットを示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。これまでの実施の形態および参考例では、接地電極2間の間隔を決定する機構が無いため、図1に示すオゾン発生ユニット組立ネジ33を締めつけると、締めつけ力によって接地電極2の間隔が変化する。締めつけ力が弱い場合ガスシール部材72からガス漏れを起こし、締めつけ力が強い場合、誘電体板4の破壊を招くことがある。
参考例では、この問題を回避するために、接地電極2に延長部20を設け、隣り合う接地電極2同士が延長部20を介して接触することにより、締めつけ力によらず接地電極2の間隔を一定に保持する機能を持たせた。
この構成により、ガス漏れや、誘電体板4の破壊などの問題は解消される。さらに、構造体としての断面二次モーメントも強化され、センター管30に強度を必要としなくなるため、薄肉、短径の材料を用いることができる。
ただし、接地電極2でガス通路を塞いでしまうため、図14に示すように接地電極2にはガス通路用のガス導入穴35を設け、接地電極2とセンター管30との間にはガス通路用クリアランス36を設けている。この場合にはセンター管30で接地電極2を支持し、接地電極2がスペーサ6、誘電体板4、ガスシール部材72の中心保持を行っている。
なお、延長部20は接地電極2と一体または別体のどちらで形成されてもよく、別体で形成された場合にはガス通路用クリアランス36を確保しつつ中心を保持するためのスペーサを設けるとよい。
参考例4.
図15は本発明の参考例4に係わる放電ユニットを示す断面図である。参考例3の構造ではセンター管30と接地電極2の位置関係が変化するとセンター管30のガス導入穴34が接地電極2で塞がれる危険がある。したがって、極めて高精度な設計、組立てを必要とする。
この課題を解消するために考えたものが図15である。これまでの実施の形態および参考例では1個の放電空間5に対して1組のガス導入穴34を設けていたが、本参考例では接地電極2とセンター管30の間に設けたガス通路用クリアランス36を利用して、2個の放電空間5から排出されたガスに対し1組のガス導入穴34を設けている。
接地電極2間の2個の放電空間5から排出されたガスは接地電極2に設けられたそれぞれのガス導入穴35を通り、ガス通路用クリアランス36で合流する。さらに、合流したガスは1組のガス導入穴34からセンター管30に導入され、排気される。
このように構成したことによりガス導入穴34は接地電極2間のほぼ中央に配置すればよく、接地電極2によりガス導入穴34を塞がれることはなく、設計、組立の自由度は極めて大きくなる。
参考例5.
図16は本発明の参考例5に係わる放電ユニットを示す断面図である。なお、図16では明確のためセンター管30と接地電極2の延長部20とは片側半面を平面図で示している。参考例4では接地電極2の延長部20にガス通路用の穴35を施していたが、接地電極2の構造が複雑で加工が困難である。本参考例ではこの問題を回避するため、図16に示すように接地電極2の延長部20にガス通路用のスリット40を施した。
接地電極2間の2個の放電空間5から排出されたガスはこのスリット40を介してガス通路用クリアランス36に流れ込む。したがって、機能としてはガス導入穴35と同等の機能をもつ。
この構造により、接地電極2の加工が容易になり、安価な装置を提供することができる。
参考例6.
図17は本発明の参考例6に係わる放電ユニットを示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。これまでの実施の形態および参考例では円筒状のセンター管30を用い放電部に対応する部分にガス流通穴34を設けた場合について説明した。図17は円柱状のセンター管30を用いた参考例を示す。
この例では円柱の外周部に切り欠き溝を設け、ガス流通溝37を形成している。 このようにセンター管30に要求される機能は、各部材のセンタリング機能とガス通路機能であり、中空の円管を用いる必要はなく、本参考例のように中実の円柱を用いても同様の効果を奏する。もちろん、円筒や円柱の代わりに多角形の筒や多角形の柱を用いてもよい。
参考例7.
図18は本発明の参考例7に係わる放電ユニットを示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。なお、図18では明確のためセンター管30と接地電極2の延長部20とは片側半面を平面図で示している。
これまでの実施の形態および参考例では、各構成部材のセンター管30回りの位置を決定する機構が無いため、図1に示すオゾン発生ユニット組立ネジ33を締めつけると、各部材が回転し、各部材の位置決めができないという問題があった。特に実施の形態1で図4を用いて説明したように、水路に含まれた気泡を除去する目的で、接地電極2には冷却水を下から上へ流通する必要があるため、接地電極2の回転は防止する必要がある。
本参考例では、この問題を回避するために、センター管30に第1係合部としてキー溝38を設け、さらに第1係合部と係合する第2係合部として接地電極2のガス導入穴34に回転止めネジ39を差し込んでいる。
センター管30に接地電極2をはめ込むとき、キー溝38に沿って回転止めネジ39をはめこみ、すべらすことにより接地電極2の位置決めが可能である。さらに、オゾン発生ユニット組立ネジ33を締めつけても接地電極2は回転しない効果がある。
参考例8.
図19は本発明の参考例8によるオゾン発生装置を示す構成図である。参考例では容器100内に保持したオゾン発生ユニットすなわち図1に示したオゾン発生装置を3台縦方向に積層した場合について示す。圧力容器100の外部側面に保持部材である固定台102が1対設けられている。また架台103には固定台102と対応する位置に例えば断面L字状で圧力容器100の長手方向に延びる受け体200が設けられ、固定台102を支持している。なお、固定台102および受け体200は圧力容器100の長手方向に延在してもよいし数カ所に設けられていてもよい。
一般に、圧力容器100内に保持したオゾン発生ユニットは圧力容器100の底面に取付け足を有し、架台103に設けた下板に取付けられるのが通常であるが、本参考例では側面に取付け固定台102を用いて架台103に収納したため、図19に示すように縦方向にオゾン発生ユニットを積層する場合、オゾン発生ユニット間の距離を短く設定でき、したがって、縦方向に多層のオゾン発生ユニットを積層することができる。
電極冷却水、供給ガス、排出オゾン化ガスはすべて集合管55でオゾン発生ユニットまで運ばれ、その後各放電ユニットに供給される。例えば、冷却水は集合管55から冷却水導入フランジ150、冷却水配管153、冷却水導入フランジ50を経由してオゾン発生ユニットに供給される。同様に冷却水排出フランジ52からオゾン発生ユニットを出た冷却水は、冷却水配管154、冷却水導入フランジ52を経由して集合管55に排出される。また、原料ガスは集合管55から原料ガス導入フランジ141、ガス配管108、原料ガス導入フランジ41を経由してオゾン発生ユニットに供給され、オゾン化ガス排出フランジ42からオゾン発生ユニットを出たガスは、ガス配管109、オゾン化ガス排出フランジ142を経由して集合管55に排出される。
オゾン発生ユニット10の組み込み、点検、交換を行うときには、図20に示すように、ハンドリフタ104を用いて行うことができる。ハンドリフタ104でオゾン発生ユニット10の上部にとりつけられた吊り上げフック86に引っ掛けて吊り上げることによって容易にオゾン発生ユニット10の圧力容器100への出し入れが行える。
なお、前記各実施の形態および参考例では、便宜上接地電極2、高圧電極3と称したが、接地電極2に高電圧を印加して、高圧電極3を接地して用いても同様の効果を奏する。また、それぞれの電極2、3に位相の異なる電圧を印加してもよい。
さらに、前記各実施の形態および参考例では、酸素を含むガスが電極の外周部より供給され、放電により発生したオゾンがセンター管30に収集されるように構成した場合について説明した。このようなガスの流れを採用することは、以下のような大きな利点がある。
すなわち、
(1)オゾンを含む活性化の強いガスは放電空間5の外周部には全く漏れないため、放電空間5の外で使用する材料はオゾン耐性を必要とせず、任意の材料が使用できる。
(2)オゾン濃度が高く放電が不安定になる放電部ガス下流域ではガス流速が速くなり、高オゾン濃度下でも安定な放電が得やすい。
したがって、放電が不安定になるような高オゾン濃度下での使用、あるいは安価な材料で装置を構成する必要のある場合にはこの方式が有効である。
しかしながら、オゾン発生装置の中心部からすなわちセンター管30から酸素を含むガスを送り込み、放電空間5の外周部にオゾンを含むガスを排出するように構成してもよく、この場合には以下の利点が得られる。
すなわち、
(1)放電空間5のガス下流に行くほど、ガス流路の断面積が大きくなる。一般に、ガス下流域では、ガス温度が上がって流速が速くなり、流路の圧力損失が急増するが、この構成を取ることにより比較的低圧力損失で流路を構成することができる。
(2)放電空間5の水分量が増加するとオゾン発生効率が減少することが知られているが、この構成では電極冷却水が多少漏れても放電空間5の水分量が増加することがなく、水によるオゾンの発生効率の低下はない。
したがって、水漏れの恐れのある場合や、ガス流体系の圧力損失を低く抑える必要がある場合にはこの方式が有効である。
本発明の実施の形態1によるオゾン発生装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1によるオゾン発生装置を示す横断面図である。 本発明の実施の形態1に係わり、オゾン発生ユニット10、ヒューズ23、自動連結ユニット22からなるオゾン発生部を説明するために一部切り欠いて内部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係わり接地電極内の冷却水路を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係わる放電ユニットを示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 本発明の実施の形態2に係わる放電ユニットを示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係わる放電ユニットの別の例を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係わる放電ユニットを示す縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係わる誘電体と高圧電極を示す横断面図である。 本発明の実施の形態4に係わる放電ユニットを示す縦断面図である。 本発明の参考例1に係わる放電ユニットを示す縦断面図である。 本発明の参考例1に係わる放電ユニットの別の例を示す縦断面図である。 本発明の参考例2に係わる放電ユニットを示す縦断面図である。 本発明の参考例3に係わる放電ユニットを示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 本発明の参考例4に係わる放電ユニットを示す縦断面図である。 本発明の参考例5に係わる放電ユニットを示す縦断面図である。 本発明の参考例6に係わる放電ユニットを示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 本発明の参考例7に係わる放電ユニットを示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 本発明の参考例8によるオゾン発生装置を示す構成図である。 本発明の参考例8に係わるリフターを示す正面図である。 従来のオゾン発生装置の要部を示し、(a)は縦断面図、(b)は左半分の正面図である。
符号の説明
1 電源、 2 接地電極(第1電極)、 3 高圧電極(第2電極)、 4 誘電体、 5 放電空間、 6 スペーサ、 7 ガス入り口を示す矢印、 8 ガス出口を示す矢印、 9 ガス排出管、 10 オゾン発生ユニット、 12 接地電極の段差部、 13 スペーサの中央環、 20 延長部、 21 ブッシング、 22 自動連結ユニット、 23 ヒューズ、 24,27 高圧線、 25 高圧線ボックス、 26 高圧ガイシ、 30 センター管、 31,32 センター管の端板、 33 オゾン発生ユニット組立ネジ、 34,35 ガス導入穴、 36 ガス通路用クリアランス、 37 ガス流通溝、 38 キー溝、 39 回転止めネジ、 40 スリット、 41 原料ガス導入フランジ、42 オゾン化ガス排出フランジ、 50 冷却水導入フランジ、 52 冷却水排出フランジ、 52は冷却水の流れの方向、 53,54 冷却水配管、 55,56 集合管、 57,59 コネクタ、 58 水冷チューブ、 72 ガスシール部材、 73 弾性体、 74 連結部材、 80 ベース台、 81 端版、 82 側版、 83 ローラ、 84 ローラ受け、 85 引き出し用の取っ手、 86 吊り上げフック、 100 圧力容器、 101 ヒューズ観測窓、 102 オゾン発生ユニット固定台、 103 架台、 104 リフター、 200 受け体。

Claims (6)

  1. 対向して配置されその間に高電圧が印加されることにより放電を発生せしめる第1、第2電極と、該電極間に少なくとも1個の誘電体とを有し、前記電極間に酸素を含むガスを供給して前記放電によりオゾンを発生させる放電ユニットを複数積層しその中心部にガス流路を備えたオゾン発生装置において、前記第1電極の両側に前記誘電体を密着させた第2電極を配置すると共に前記第1電極と前記誘電体の間にスペーサを配置して放電ユニットを構成し、隣接する該放電ユニットの背向した第2電極間にガスが漏れるのを防止するガスシール部材を備えたことを特徴とするオゾン発生装置。
  2. 第2電極とガス流路間に間隙を設け、該間隙にガスシール部材を配置したことを特徴とする請求項1記載のオゾン発生装置。
  3. ガスシール部材として耐オゾン性の絶縁物を用いたことを特徴とする請求項1記載のオゾン発生装置。
  4. ガスシール部材として弾性体を用いたことを特徴とする請求項1記載のオゾン発生装置。
  5. 隣接する放電ユニットの背向した第2電極間に弾性体を備えたことを特徴とする請求項1記載のオゾン発生装置。
  6. ガスシール部材と弾性体を連結したことを特徴とする請求項5記載のオゾン発生装置。
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