JP3870814B2 - 圧縮エア監視システム - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は,様々な生産設備で利用されている圧縮エアの回路における圧縮エアの漏れを監視するシステムに関する。
【0002】
【従来技術】
様々な生産設備において,圧縮エアを駆動源とするエアシリンダー等のエア機器が装備され,使用されている。
通常,圧縮エア供給源から延設された1つの供給路に,複数のエア機器が接続されて,圧縮エア回路が形成される。
【0003】
ところで,上記圧縮エア回路に接続された各エア機器の接続部分等における圧縮エアの漏れを永久的に完全に防止することは,現在のところ困難である。そのため,圧縮エアの漏れに対しては,定期的にエア機器全数を点検することによって管理する必要がある。具体的には,1つ1つのエア機器を,作業者がエア漏れ音を聞いたり,手で触れてエア漏れを探ったりする人間の五感を頼りにした作業を行うことによって,圧縮エアが漏れていることを検知すると共に,修理が必要か否かを判断する方法がとられている。また,エア漏れの状態がひどくなってエア機器の作動が異常を来した場合に,圧縮エアの漏れが初めてわかり,設備の運転を停止してエア漏れに対する修理を行うこともある。
【0004】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記の圧縮エアの漏れ管理には,次のような問題が生じる。
即ち,定期的なエア機器の点検は,上記のごとく人間の五感を頼りにして,全てのエア機器に対して実施する必要があるため,非常に多くの工数を必要とする。またそのため,定期的にしか点検を実施することができないので,その間に圧縮エアの漏れが始まっても,エア機器の作動に支障がない限りはそのエア漏れを発見することができない。それ故,次の定期点検と修理がなされるまでは無駄な圧縮エアが消費され続けることとなる。
【0005】
また,エア漏れの度合いがひどくなってエア機器の作動に異常を来した際には,そのエア機器を利用する設備を緊急に停止してエア漏れ修理を実施せざるを得ず,設備の稼働計画を狂わせて稼働率等を低下させてしまう。
【0006】
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,圧縮エアの漏れを常時監視することにより点検工数を低減すると共に,突発的な設備停止を未然に防止することができ,かつ,圧縮エアの無駄な消費を抑制することができる圧縮エア監視システムを提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
本発明は,圧縮エアの供給路と,該供給路に接続され圧縮エアを駆動源として作動する複数のエア機器とを有してなる圧縮エア回路における圧縮エアの漏れを監視する圧縮エア監視システムであって,
上記供給路には,該供給路を通過する圧縮エアの単位時間当たりの流量を測定する流量計が配設されており,
該流量計は,測定した流量データを監視用コンピュータに送信するよう構成されており,
該監視用コンピュータは,上記圧縮エア回路における上記エア機器の稼働状態を複数に分類した場合のいずれの稼働状態にあるかを判断する稼働状態判断手段と,各稼働状態ごとに設定した圧縮エアの流量値の基準値であるマスタ流量値と上記流量データとを比較して上記圧縮エア回路内において圧縮エアの漏れ状態を判断するエア漏れ判断手段とを有しており,
上記稼働状態は,上記圧縮エア回路中における1つ又は全ての上記エア機器を稼働させている運転中状態と,上記圧縮エア回路中のエア機器の全てを停止させた停止中状態とに分類されており,上記運転中状態における上記マスタ流量値は,上記停止中状態における上記マスタ流量値よりも大きい値に設定されており,
上記エア漏れ判断手段は,上記運転中状態と上記停止中状態とのいずれにおいても,3段階の判定を行い,上記流量データが上記マスタ流量値を下回っている場合には「正常情報」を,上記流量データが上記マスタ流量値を所定範囲内で上回っている場合には「漏れ発生警報」を,上記流量データが上記マスタ流量値を上記所定範囲を超えて上回っている場合には「修理要警報」を出力するよう構成されていることを特徴とする圧縮エア監視システムにある(請求項1)。
【0008】
本発明の圧縮エア監視システムにおいては,上記圧縮エア回路への圧縮エアの供給路に流れる圧縮エアの単位時間あたりの流量を,上記流量計によって常時測定する。そして,その測定値である流量データを上記監視用コンピュータに送信する。監視用コンピュータにおいては,受信した上記流量データを利用して,圧縮エア回路内における圧縮エアの漏れ状態を常時監視する。
【0009】
上記監視用コンピュータは,上記稼働状態判断手段とエア漏れ判断手段とを有している。そして,上記稼働状態判断手段においては,上記圧縮エア回路に属するエア機器の稼働状態を複数の状態に予め分類しておき,現在の稼働状態がどの分類に属するかを判断する。
具体的な分類方法としては,後述するごとく,たとえば上記圧縮エア回路中における1つ又は全ての上記エア機器を稼働させている運転中状態と,上記圧縮エア回路中のエア機器の全てを停止させた停止中状態とに分類することができる。また,運転中状態をさらに細分化して分類することもできる。そして,これら各分類に対して,それぞれ上記マスタ流量値を定めておく。
【0010】
そして,上記稼働状態判断手段においては,上記圧縮エア回路内のエア機器の稼働状態がどのような状態にあるかを判断する。
次に,上記エア漏れ判断手段においては,上記稼働状態判断手段において認定された稼働状態に対応するマスタ流量値と,送信されてきた実測値である流量データとを比較する。
【0011】
マスタ流量値と流量データとの比較は,単純に両者の大小を比較してエア漏れがあるか否かを判断する方法,両者の差によってエア漏れの有無,エア漏れの程度を段階を付けて判断する方法など,様々な判断方法を適用することができる。
【0012】
このエア漏れ判断手段の判断は,上記流量データが監視用コンピュータに送られる度に行われる。そのため,上記圧縮エア回路においてエア漏れが始まった,あるいはエア漏れ量が急激に増大した際には,即座にその状態を把握することができる。それ故,従来のような定期点検を待つことなく,圧縮エア回路内でのエア漏れに対する適切な対応をとることができる。そして,これにより,突発的な設備停止の防止や圧縮エアの無駄な消費抑制を図ることができる。
【0013】
したがって,本発明によれば,圧縮エアの漏れを常時監視することにより点検工数を低減すると共に,突発的な設備停止を未然に防止することができ,かつ,圧縮エアの無駄な消費を抑制することができる圧縮エア監視システムを提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
上記稼働状態判断手段において判断する上記稼働状態は,上記圧縮エア回路中における1つ又は全ての上記エア機器を稼働させている運転中状態と,上記圧縮エア回路中のエア機器の全てを停止させた停止中状態とに分類されており,上記運転中状態における上記マスタ流量値は,上記停止中状態における上記マスタ流量値よりも大きい値に設定されている。
【0015】
この場合には,上記圧縮エア回路に属するエア機器の稼働状態の分類が簡単で,かつ,その判断も容易である。
また,上記マスタ流量値は,たとえば,その圧縮エア回路に属するエア漏れ状態を極限まで防止した正常な状態で,全てのエア機器を停止状態にして測定した流量データと,通常の運転を比較的長い期間続けた際に採取した流量データとを基に定めることができる。
【0016】
たとえば,上記停止中状態のマスタ流量値としては,上記のごとく正常状態で測定した停止中の流量データに,一定のエア漏れ許容値をプラスした値を採用することができる。また,上記運転中状態のマスタ流量値としては,エア機器を正常状態で運転している期間に測定した流量データのうちの最大値に一定のエア漏れ許容値をプラスした値を採用することができる。
【0017】
また,上記圧縮エア監視システムは,上記圧縮エア回路内の上記複数のエア機器をそれぞれ個別に作動させる個別操作手段を有していることが好ましい(請求項2)。この場合には,上記エア漏れ判断手段によって,エア漏れが発生したことあるいはエア漏れの程度がひどくなったことが判明した後,上記個別操作手段を利用することによって,エア漏れを生じているエア機器を容易に特定することができる。
【0018】
すなわち,まず上記個別操作手段によって全てのエア機器の作動を停止した状態で上記流量計で測定した流量データを読みとる。そして,次に,上記個別操作手段によって,エア機器を一つずつ順番に作動させて上記流量計で測定した流量データを読みとる。このときの流量データの変化の仕方を把握することによって,エア漏れの原因となっている特定のエア機器を容易に突き止めることができる。
【0019】
なお,上記流量計の流量データは,流量計そのものに出力手段を設けておいて表示させる法,上記監視用コンピュータに表示させる方法,あるいは上記個別操作手段を実際に設けた操作盤等に流量出力手段を設けて表示させる方法などにより表示させることができる。また,上記監視用コンピュータにおいて個別操作モードを設け,各エア機器を個別動作させた際にこれに対応して流量データを記憶,表示させる機能を設けることもできる。
【0020】
また,上記個別操作手段は,個別操作開始信号が入力された後,全ての上記エア機器の個別動作を順次自動的に切り替えて一定時間ずつ個別動作がなされるように構成されていることが好ましい(請求項3)。この場合には,全てのエア機器をもれなくテスト動作させることができ,エア漏れ原因のエア機器をより確実に特定することができる。さらに,個別操作作業を簡単にすることができ作業者への付加を軽減することができる。特に圧縮エア回路に含まれるエア機器が多い場合にはさらに有効である。
なお,上記自動的な個別動作は,いわゆるシーケンサなどの設定によって実現することが可能である。
【0021】
また,上記流量計を設けた上記圧縮エア回路は複数存在し,上記監視用コンピュータには,複数の圧縮エア回路の上記流量計から流量データが送信されるよう構成されており,上記監視用コンピュータは,上記各圧縮エア回路ごとに上記稼働状態判断手段と上記エア漏れ判断手段とを有しているよう構成することもできる(請求項4)。
【0022】
すなわち,複数の設備を有する工場などにおいては,圧縮エア供給源から複数の圧縮エア供給路を分岐し,各供給路にそれぞれ圧縮エア回路を接続する場合がある。このような場合には,複数の圧縮エア回路の圧縮エア供給路にそれぞれ上記流量計を設け,これらの流量計から得られる流量データを一つの監視用コンピュータによって受信して管理することにより,複数の圧縮エア回路を一括して合理的に管理することができる。そして,この場合には,上記各圧縮エア回路ごとに上記稼働状態判断手段と上記エア漏れ判断手段とを持つことによって,各圧縮エア回路の稼働特性,エア漏れ特性に適合したエア漏れ管理を行うことができる。
【0023】
また,上記流量計による流量データの上記監視用コンピュータへの送信は,無線通信手段を介して行うことが好ましい(請求項5)。この場合には,上記監視用コンピュータの設置場所の制約が減少すると共に,通信線の配線工事費などを削減することができ,上記圧縮エア監視システムの導入を容易に行うことができる。
【0024】
【実施例】
(実施例1)
本発明の実施例に係る圧縮エア監視システムにつき,図1〜図4を用いて説明する。
本例の圧縮エア監視システム1は,図1に示すごとく,圧縮エアの供給路20と,該供給路20に接続され圧縮エアを駆動源として作動する複数のエア機器31〜33とを有してなる圧縮エア回路2における圧縮エアの漏れを監視する圧縮エア監視システムである。
【0025】
上記供給路20には,該供給路20を通過する圧縮エアの単位時間当たりの流量を測定する流量計4が配設されている。流量計4は,測定した流量データを監視用コンピュータ6に送信するよう構成されている。
監視用コンピュータ6は,上記圧縮エア回路2における上記エア機器31〜33の稼働状態を複数に分類した場合のいずれの稼働状態にあるかを判断する稼働状態判断手段と,各稼働状態ごとに設定した圧縮エアの流量値の基準値であるマスタ流量値と上記流量データとを比較して上記圧縮エア回路内において圧縮エアの漏れ状態を判断するエア漏れ判断手段とを有している。
以下,この内容を詳説する。
【0026】
本例の圧縮エア回路2には1つの供給路20に4つのバルブ250〜253が接続され,そのうちの第1のバルブ250は,この圧縮エア回路2への圧縮エアの供給を行うか否かを切り替える主バルブとして機能する。他のバルブ251〜253は,それぞれエアシリンダよりなるエア機器31〜33を操作するためのバルブである。
【0027】
上記供給路20は,まず第1のバルブ250に接続され,バルブ250から延設された配管21に3つのバルブ251〜253が接続されている。各バルブ251〜253には,それぞれ2本ずつの配管22〜27が接続され,各エア機器31〜33に接続されている。
【0028】
また,本例の圧縮エア監視システム1は,電気配線51を介して上記流量計4に電気的に接続された制御盤5を有している。また,制御盤5には,すべてのバルブ250〜253が電気配線52を介して電気的に接続され,その開閉状態,すなわち各エア機器31〜33の作動状態を示す情報が得られるように構成されている。
【0029】
また,本例では,圧縮エア回路2での稼働状態として,圧縮エア回路2中における1つ又は全てのエア機器31〜33を稼働させている状態を運転中状態とし,圧縮エア回路2中のエア機器31〜33の全てを停止させた状態を停止中状態として,2つの種類に分類した。この2つの種類の判断は,上記第1のバルブ250が開いていて他のバルブ251〜253への圧縮エアの供給が可能な状態を運転中状態と判断し,バルブ250が閉じて各バルブ251〜253への圧縮エアの供給が止められている状態を停止中状態と判断する方法により行った。
【0030】
また,上記制御盤5は,電気配線53を介して監視用コンピュータ6に接続されている。そして,制御盤5から,流量データと稼働状態の情報が監視用コンピュータ6に送信されるようになっている。
本例では,流量計4において,5分間の流量積算値を測定し,これを流量データFとして5分ごとに制御盤5を介して監視用コンピュータ6に送信する。また,制御盤5から監視用コンピュータ6に流量データを送信する際に,稼働状態,すなわち運転中状態と停止中状態のいずれであるかの情報を制御盤5から監視用コンピュータ6へと送信する。
【0031】
上記監視用コンピュータ6における上記稼働状態判断手段は,上記制御盤5からの稼働状態の情報を受けて,現在の圧縮エア回路2内の稼働状態が運転中状態と停止中状態のいずれかにあるかを判断するものである。
【0032】
また,本例の監視用コンピュータ6におけるエア漏れ判断手段は,上記2種類の稼働状態ごとに,3段階の判定を行い,その判定内容を出力するものである。具体的には,エア漏れがほとんどない正常な場合には「正常情報」を,エア漏れが発生しているが,特別に保全作業時間をとって修理をする必要がない場合には「漏れ発生警報」を,エア漏れがある程度以上のレベルに達し,早期に修理が必要な場合に「修理要警報」を,稼働状態ごとに出力するようにした。
【0033】
また,上記3段階の判断は,監視用コンピュータ6に予め設定した2つのマスタ流量値,具体的には,停止中状態に対応する第1マスタ流量値M1と,運転中状態に対応する第2マスタ流量値M2とを用いて行った。そして,その時点に得られた測定値である流量データFがM1あるいはM2を下回っている場合には「正常情報」,FがM1あるいはM2を10%以下の範囲で上回っている場合には「漏れ発生警報」,10%を超える範囲で上回っている場合には「修理要警報」をそれぞれ発するように構成した。
【0034】
また,本例の第1マスタ流量値M1は,上記圧縮エア回路2の全てのエア機器31〜33のエア漏れを極力防止した状態において,全てのエア機器31〜33を停止した状態で測定して得られた流量データに,10%ほどプラスした値に設定した。
【0035】
また,第2マスタ流量値M2としては,上記圧縮エア回路2の全てのエア機器31〜33のエア漏れを極力防止した状態において,全てのエア機器31〜33を作動させた状態で測定値として得られた流量データに,10%ほどプラスした値に設定した。
【0036】
図2を用いて,監視用コンピュータ6での処理の流れの一例を説明する。
まずステップS1において,制御盤5から稼働状態情報と流量データFを受け取る。
次に,ステップS2において,稼働状態判断手段として,稼働状態が運転中状態か否かを判断する。
【0037】
運転中状態の場合には,ステップS301において流量データFが第2マスタ流量値M2を上回っているか否かを判断する。その結果,流量データFが第2マスタ流量値M2を上回っていない場合には,ステップS302において「運転中正常情報」を出力する。
【0038】
ステップS301の結果,流量データFが第2マスタ流量値M2を上回っている場合には,さらにステップS303において,流量データFと第2マスタ流量値M2の差が第2マスタ流量値M2の10%を超えるか否かを判断する。そして,10%を超えていない場合には,ステップS304において「運転中漏れ発生警報」を出力する。10%を超えている場合には,ステップS305において「運転中修理要警報」を出力する。
【0039】
一方,上記ステップS2において運転中状態でないと判断された場合には,ステップS401において,流量データFが第1マスタ流量値M1を上回っているか否かを判断する。その結果,流量データFが第1マスタ流量値M1を上回っていない場合には,ステップS402において「停止中正常情報」を出力する。
【0040】
ステップS401の結果,流量データFが第1マスタ流量値M1を上回っている場合には,さらにステップS403において,流量データFと第1マスタ流量値M1の差が第1マスタ流量値M1の10%を超えるか否かを判断する。そして,10%を超えていない場合には,ステップS404において「停止中漏れ発生警報」を出力する。10%を超えている場合には,ステップS405において「停止中修理要警報」を出力する。
【0041】
次に,このように構成された圧縮エア監視システム1を用いて監視した例を図3,図4を用いて説明する。
これらの図は,横軸に時間を,縦軸に流量データFをとったものである。いずれの例も,A−B間とC−D間が運転中状態であり,B−C間が停止中状態である。
【0042】
図3の例では,A−B間においては,運転中の4回の流量データFが測定されているが,いずれの値も第2マスタ流量値M2を下回っており,「運転中正常情報」が出力される。また,B−C間においては,停止中の5回の流量データFが測定されているが,いずれの値も第1マスタ流量値M1を下回っており,「停止中正常情報」が出力される。
【0043】
C−D間においては,2回目の測定値である流量データF11が初めて第2マスタ流量値M2を10%未満の範囲で上回ったため,この時点で「運転中漏れ発生警報」が出される。さらに,流量データF12,F13,F14も第2マスタ流量値M2を上回っているが,10%プラスしたM2bよりは下回っているため,「運転中漏れ発生警報」が出力される。
このような情報によって,監視用コンピュータ6を監視している担当者は,最初に「運転中漏れ発生警報」が出された際に,設備の稼働率等に配慮しながら点検計画等に着手することができる。
【0044】
図4の例でも,A−B間においては,運転中の4回の流量データFが測定されているが,いずれの値も第2マスタ流量値M2を下回っており,「運転中正常情報」が出力される。また,B−C間においては,停止中の5回の流量データFが測定されているが,2回目以降の値F21〜F24がすべて第1マスタ流量値M1を上回っているが,10%プラスしたM1bよりも小さいため,「停止中漏れ発生警報」が出力される。
【0045】
また,C−D間においては,1回目の測定値F25は第2マスタ流量値M2を下回っているため「運転中正常情報」が出されるが,流量データF26,F27は第2マスタ流量値M2を10%未満の範囲で上回るため,この時点で「運転中漏れ発生警報」が出される。さらに,流量データF28では,第2マスタ流量値M2に10%プラスしたM2bをも超えるので,「運転中修理要警報」が出力される。
このような情報によって,監視用コンピュータ6を監視している担当者は,上記「運転中修理要警報」が出された際に,たとえば当該設備の次の停止予定時に修理計画をするなどの措置をとることが可能となる。
【0046】
このように,本例の圧縮エア監視システム1は,流量計4が測定した流量データを常時受信すると共に稼働状態を常時把握して,上記エア漏れ判断手段を実行している。そのため,圧縮エア回路2においてエア漏れが始まった,あるいはエア漏れ量が急激に増大した際には,即座にその状態を把握することができる。
【0047】
そして,エア漏れ状態を把握した時点で,最善の対応策を採ることができ,従来のような定期点検を待つ必要がない。これにより,突発的な設備停止の防止や圧縮エアの無駄な消費抑制を図ることができる。
また,このような圧縮エア監視システム1を実際に適用することによって,圧縮エアの漏れ発生状態を長期にわたって把握することができる。そのため,圧縮エアの漏れが発生し始める時期,エア漏れの悪化の時期などの傾向をも把握できる可能性があり,さらに効率的なエア漏れ管理を行うことができる。
【0048】
なお,本例では,3つのエア機器31〜33を有する圧縮エア回路2を例にとって説明したが,さらに多くのエア機器を有する圧縮エア回路に本例の圧縮エア監視システムを適用することも可能である。また,監視用コンピュータ1におけるエア漏れ判断手段の判断手法も1例であって,様々な別の判断手順を適用することも可能である。
【0049】
(実施例2)
本例では,実施例1の圧縮エア監視システム1の制御盤5に,さらに,圧縮エア回路2内のすべてのエア機器31〜33をそれぞれ個別に作動させる個別操作手段を設けた例である。そして制御盤5には,エア機器31〜33をそれぞれ個別に作動させる操作スイッチ群55(図1)を配設した。
【0050】
本例の場合には,上記監視用コンピュータ6におけるエア漏れ判断手段によって,エア漏れが発生したことあるいはエア漏れの程度がひどくなったことが判明した後,さらに上記個別操作手段によってエア漏れを生じているエア機器を特定することができる。
【0051】
すなわち,まず上記個別操作手段によって全てのエア機器31〜33の作動を停止した状態で,流量計4に表示された流量データを読みとる。そして,次に,上記個別操作手段によって,エア機器31〜33を一つずつ順番に作動させて流量計4に表示された流量データを読みとる。このときの流量データの変化の仕方を把握することによって,エア漏れの原因となっている特定のエア機器を容易に突き止めることができる。
【0052】
したがって,従来の定期点検のように,すべてのエア機器31〜33を点検する必要がなく,エア漏れ原因となっている特定のエア機器の点検修理を実施すれば,圧縮エア回路2の健全な状態に復帰させることができる。
その他は実施例1と同様の作用効果が得られる。
【0053】
なお,本例では,上記各エア機器31〜33を個別に作動させた際の流量値を流量計4において直接読みとったが,これに代えて,流量計4が採取した流量データを監視用コンピュータ6あるいは制御盤5に表示させ,これを読みとる方法を採用することもできる。
【0054】
また,上記個別操作手段として,上記制御盤5に,個別操作開始信号を入力するためのスイッチを設けると共に,個別操作開始信号が入力された後,全ての上記エア機器31〜33の個別動作を順次自動的に切り替えて一定時間ずつ個別動作がなされるように構成することもできる。
そして,この場合には,監視用コンピュータ6に個別動作させたエア機器を特定する情報と,流量計4において測定した流量データとを送信し,蓄積させ,後からまとめて出力するようにすることも可能である。
【0055】
(実施例3)
本例は,図5に示すごとく,流量計41〜43を設けた複数の圧縮エア回路201〜203が存在する例である。
本例では,監視用コンピュータ61には,複数の圧縮エア回路201〜203の流量計41〜43から流量データが送信されるよう構成されている。
【0056】
具体的には,圧縮エアの供給源に接続された元配管200から分岐した供給路211,212,213にそれぞれ流量計41〜43が配設され,さらに複数のエア機器(図示略)が接続されて圧縮エア回路201〜203が構成されている。そして,各流量計41〜43は,測定した流量データを共通の制御盤501を介して監視用コンピュータ61に送信するように構成されている。また,制御盤501は,図示しない電気配線を介して,各エア機器を制御するバルブの開閉情報を受理するように構成されている。
【0057】
また,上記制御盤501は,監視用コンピュータ61に接続された無線通信機615と共に無線通信可能になっており,この無線通信手段を介して各種のデータを監視用コンピュータ61へ送信するように構成されている。
監視用コンピュータ61は,各圧縮エア回路201〜203ごとに,それぞれ実施例1と同様の稼働状態判断手段とエア漏れ判断手段とを実行するように構成されている。具体的には,各圧縮エア回路201ごとに,図2に示したような流れに沿って,「運転中正常情報」,「運転中漏れ発生警報」,「運転中修理要警報」,「停止中正常情報」,「停止中漏れ発生警報」,「停止中修理要警報」という6種類の情報が出力される。
【0058】
さらに,本例の圧縮エア監視システムは,監視用コンピュータ61を社内LAN7に接続してある。そして,社内LAN7に接続されたクライアントコンピュータ71,72によって,監視用コンピュータ61が出力する監視情報,すなわち,各圧縮エア回路201〜203ごとの,正常情報,漏れ発生警報,修理要警報等の情報を入手することができるように構成してある。
【0059】
本例の場合には,上記監視用コンピュータ61によって,複数の圧縮エア回路201〜203をまとめて監視することができ,監視業務の簡素化に貢献することができる。さらに上記クライアントコンピュータ71,72を活用することによって,監視業務遂行の自由度を高めることができる。
その他は実施例1と同様の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,圧縮エア監視システムの構成を示す説明図。
【図2】実施例1における,監視用コンピュータの処理フローを示す説明図。
【図3】実施例1における,流量値データの採取例を示す説明図。
【図4】実施例1における,流量値データの採取例の別例を示す説明図。
【図5】実施例3における,圧縮エア監視システムの構成を示す説明図。
【符号の説明】
1...圧縮エア監視システム,
2,201〜203...圧縮エア回路,
20,211〜213...供給路,
31〜33...エア機器,
4,41〜43...流量計,
5,501...制御盤,
6,61...監視用コンピュータ,
7...社内LAN,
71,72...クライアントコンピュータ,
Claims (5)
- 圧縮エアの供給路と,該供給路に接続され圧縮エアを駆動源として作動する複数のエア機器とを有してなる圧縮エア回路における圧縮エアの漏れを監視する圧縮エア監視システムであって,
上記供給路には,該供給路を通過する圧縮エアの単位時間当たりの流量を測定する流量計が配設されており,
該流量計は,測定した流量データを監視用コンピュータに送信するよう構成されており,
該監視用コンピュータは,上記圧縮エア回路における上記エア機器の稼働状態を複数に分類した場合のいずれの稼働状態にあるかを判断する稼働状態判断手段と,各稼働状態ごとに設定した圧縮エアの流量値の基準値であるマスタ流量値と上記流量データとを比較して上記圧縮エア回路内において圧縮エアの漏れ状態を判断するエア漏れ判断手段とを有しており,
上記稼働状態は,上記圧縮エア回路中における1つ又は全ての上記エア機器を稼働させている運転中状態と,上記圧縮エア回路中のエア機器の全てを停止させた停止中状態とに分類されており,上記運転中状態における上記マスタ流量値は,上記停止中状態における上記マスタ流量値よりも大きい値に設定されており,
上記エア漏れ判断手段は,上記運転中状態と上記停止中状態とのいずれにおいても,3段階の判定を行い,上記流量データが上記マスタ流量値を下回っている場合には「正常情報」を,上記流量データが上記マスタ流量値を所定範囲内で上回っている場合には「漏れ発生警報」を,上記流量データが上記マスタ流量値を上記所定範囲を超えて上回っている場合には「修理要警報」を出力するよう構成されていることを特徴とする圧縮エア監視システム。 - 請求項1において,上記圧縮エア監視システムは,上記圧縮エア回路内の上記複数のエア機器をそれぞれ個別に作動させる個別操作手段を有していることを特徴とする圧縮エア監視システム。
- 請求項2において,上記個別操作手段は,個別操作開始信号が入力された後,全ての上記エア機器の個別動作を順次自動的に切り替えて一定時間ずつ個別動作がなされるように構成されていることを特徴とする圧縮エア監視システム。
- 請求項1〜3のいずれか1項において,上記流量計を設けた上記圧縮エア回路は複数存在し,上記監視用コンピュータには,複数の圧縮エア回路の上記流量計から流量データが送信されるよう構成されており,
上記監視用コンピュータは,上記各圧縮エア回路ごとに上記稼働状態判断手段と上記エア漏れ判断手段とを有していることを特徴とする圧縮エア監視システム。 - 請求項1〜4のいずれか1項において,上記流量計による流量データの上記監視用コンピュータへの送信は,無線通信手段を介して行うことを特徴とする圧縮エア監視システム。
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