JP3868634B2 - リモコン送信機の着信判定方式 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のリモコン送信機から送信されるリモコン送信信号から、受信装置の標的に向けて、最先にリモコン送信信号を送信したリモコン送信機を判定するリモコン送信機の着信判定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のリモコン送信機の中から、最先にリモコン送信信号を送信したリモコン送信機を判定する着信判定方式が、例えば、シューティングゲームなどで利用されている。すなわち、複数のプレーヤー(操作者)が、それぞれリモコン送信機である射撃装置により、受信装置の標的に向けて射的を行い、最初に標的にリモコン送信信号を到達させたプレーヤーを勝者とするものである。
【0003】
この着信判定方式には、図6と図7に示す二方式が知られている。
【0004】
図6は、受信装置101と各リモコン送信機102、102が、ケーブル103、103で接続された従来の着信判定方式100を示すもので、受信装置101は、コントローラ104から、ケーブル103、103を介して、各リモコン送信機102、102へ、それぞれ異なるタイミングの送信イネーブル信号を出力する。
【0005】
リモコン送信機102、102には、プレーヤーが、リモコン送信信号を送信しようとするときに入力操作するトリガースイッチ107が設けられ、トリガースイッチ107の操作によるトリガー信号が入力され、かつ、コントローラ104から送信イネーブル信号を受けたときにのみ、発光器105、105からリモコン送信信号を送信する。
【0006】
受信装置101のリモコン送信機102、102と対向する面には、リモコン送信信号を送信する目標となる第1標的108aと第2標的108bが、表示されている。また、これらの標的108a、108bの近傍には、それぞれ第1受光器106a、第2受光器106bが配設され、レーザー光、赤外線等で標的108a、108bに向けて送信されるリモコン送信信号を、受信するようにしている。すなわち、リモコン送信信号は、限られた指向角で発光器105、105から送信され、リモコン送信機102、102がいずれかの標的108a、108bに向けられてリモコン送信信号を送信したときにのみ、その近傍にある受光器106a、106bに到達する。従って、例えば、赤外線を用いる場合には、赤外発光ダイオード等の発光器105、105の発光側に集光レンズ等が備えられる。
【0007】
いずれかの受光器106a、106bが、いずれかのリモコン送信機102、102から送信されたリモコン送信信号を受信すると、そのリモコン送信信号は、コントローラ104へ出力される。コントローラ1○4は、送信イネーブル信号の出力タイミングと、受光器106a、106bにリモコン送信信号が入力されたタイミングとから、そのリモコン送信信号が、いずれのリモコン送信機102、102から送信したものであるかを判定する。すなわち、受光器106からリモコン送信信号が入力された直前に、送信イネーブル信号を出力したリモコン送信機102を、そのリモコン送信信号を送信したリモコン送信機102と判定できる。
【0008】
更に、コントローラ104へ、いずれの受光器106a、106bからリモコン送信信号が出力されるかによって、そのリモコン送信機102が、いずれの標的108a、108bに向けて送信したかを判定できる。
【0009】
従って、コントローラ1○4を、リセットした後に、最初に受光器106から入力されたリモコン送信信号のタイミングによって、リセット後に、標的毎に、最先にリモコン送信信号を出力したリモコン送信機102を判定できる。
【0010】
図7は、ケーブル103、103を用いない他の従来の着信判定方式110を示すものであり、各リモコン送信機111、111は、ID設定部112、112を備えている。このID設定部112、112で設定される送信ID情報は、各リモコン送信機111、111毎に異なる固有の情報であり、送信ID情報によって、1台のリモコン送信機111を特定できる。
【0011】
プレーヤーが、トリガースイッチ118、118を操作してトリガー信号を入力すると、発光部113、113は、ID設定部112、112で設定した送信ID情報をリモコン送信信号に含めて送信する。このリモコン送信信号は、前記従来例と同様に、レーザー光、赤外線等によって、限られた指向角で送信される。
【0012】
受信装置114には、図6の着信判定方式100と同様、リモコン送信機111、111と対向する面に、リモコン送信信号を送信する目標となる第1標的119aと第2標的119bが、表示され、その近傍には、それぞれ第1受光器115a、第2受光器115bが配設されている。
【0013】
これらの標的119a、119bに向けてリモコン送信信号が送信されると、その近傍にある受光器115a、115bは、このリモコン送信信号を受信し、ID判定部116へ出力する。
【0014】
ID判定部116は、リモコン送信信号に含まれるIDから、そのリモコン送信信号を送信したリモコン送信機111を判定し、その結果をコントローラ117へ出力する。
【0015】
従って、コントローラ117は、リセット後に、最初に入力されたリモコン送信信号の送信ID情報と、いずれの受光器115a、115bにそのリモコン送信信号が入力されたかによって、リセット後に、標的毎に、最先にリモコン送信信号を出力したリモコン送信機111を判定できる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
図6に示す着信判定方式では、確実に、リセット後、標的毎に、最先にリモコン送信信号を出力したリモコン送信機112を判定することができるが、一方、各リモコン送信機102、102にそれぞれケーブル103、103が接続されるので、リモコン送信機102、102の操作の際にケーブル103、103が煩わしく、また、リモコン送信機102、102を持ちながら移動する場合には、他のリモコン送信機102のケーブル103と絡まったり、その移動範囲が制約されるという問題があった。
【0018】
また、図7に示す着信判定方式110では、前述の問題を解決できるが、複数のリモコン送信機111、111から、ほぼ同時に同一の受光器115にリモコン送信信号が送信されると、受信装置114のID判定部116で送信ID情報を読み取ることができず、最先にリモコン送信信号を出力したリモコン送信機111を判定することができない。
【0019】
更に、いずれの従来例も、リモコン送信機をシューティングゲーム用射撃装置とするシューティングゲームに利用することができるが、リモコン送信信号の送信と同時にレーザー光を発光し、レーザー光によって射的の弾痕を残そうとすると、リモコン送信機が受信装置以外に向けられているときに、レーザー光を発光させる危険が伴う。
【0020】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、リモコン送信機をワイヤレス接続とし、しかも、リセット後に、同時に複数のリモコン送信機からリモコン送信信号が送信されても、最先にリモコン送信信号を出力したリモコン送信機を判定することができるリモコン送信機の着信判定方式を提供することを目的とする。
【0021】
また、リモコン送信機をシューティングゲーム用射撃装置とするシューティングゲームに利用する際に、安全にレーザー光を用いて、射的の弾痕を残すリモコン送信機の着信判定方式を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1のリモコン送信機の着信判定方式は、複数のリモコン送信機から、受信装置の標的に向けてそれぞれ自己の送信ID情報を含むリモコン送信信号を送信し、受信装置で、リモコン送信信号の送信ID情報から、最先に受信装置の標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機を判定するリモコン送信機の着信判定方式において、
受信装置は、標的若しくは標的の近傍に配設され、受信装置のリセット時から周期的に、標的光信号を発信する標的発光部と、リモコン送信信号を受信するリモコン信号受信部を備えるとともに、
各リモコン送信機は、リモコン送信機が向けられた方向の限られた指向角から発光される標的光信号のみを、集光レンズを通過させて導光し、リモコン送信機が標的に向けられたときに、標的発光部から発信される標的光信号を受信する標的受光部と、プレーヤーが入力操作を行い、標的光信号を受信したときにのみ、リモコン送信信号の送信を許可する送信スイッチ部と、他のリモコン送信機と同時に標的光信号を受信してからリモコン送信信号を送信するまでの遅延時間をリモコン送信機毎に異ならせ、標的光信号の発信周期内で他のリモコン送信機から送信されるリモコン送信信号と重複しないように送信タイミングが設定されたリモコン送信信号を、送信スイッチ部により送信が許可された場合に送信する送信制御部とを備え、受信装置で、標的光信号の発信周期毎にリモコン送信信号を受信し、リセット後に最初にリモコン送信信号を受信した発信周期中に、受信した全てのリモコン送信信号から送信ID情報を検出して、送信ID情報で特定されるリモコン送信機を、最先に受信装置の標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定することを特徴とする。
【0023】
リセット後に、複数のリモコン送信機から送信されるリモコン送信信号は、標的光信号を受信してから送信するまでの遅延時間が、リモコン送信機毎に異なっていて、互いのリモコン送信信号は、他と重複しない。従って、各リモコン送信機から送信されるリモコン送信信号の送信ID情報は、全て、受信装置で検出できる。
【0024】
リセット後に、最初にリモコン送信信号を受信した発信周期中に、他のリモコン送信機からのリモコン送信信号を受信しなかった場合には、その最初のリモコン送信信号に含まれる送信ID情報で特定されるリモコン送信機を、最先に標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定できる。
【0025】
また、上記発信周期中に、他のリモコン送信機からもリモコン送信信号を受信した場合には、この周期中に受信したリモコン送信信号の送信ID情報を検出し、その送信ID情報で特定される全てのリモコン送信機を、最先に標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定する。従って、標的光信号の同一発信周期中に、複数のリモコン送信信号が送信された場合には、同時着信とみなして、最先のリモコン送信機を判定処理できる。
【0026】
また、請求項2のリモコン送信機の着信判定方式は、複数のリモコン送信機から、受信装置の標的に向けてそれぞれリモコン送信信号を送信し、受信装置で、受信したリモコン送信信号から、最先に受信装置の標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機を判定するリモコン送信機の着信判定方式において、
受信装置は、標的若しくは標的の近傍に配設され、受信装置のリセット時から周期的に、標的光信号を発信する標的発光部と、リモコン送信信号を受信するリモコン信号受信部を備えるとともに、
各リモコン送信機は、リモコン送信機が向けられた方向の限られた指向角から発光される標的光信号のみを、集光レンズを通過させて導光し、リモコン送信機が標的に向けられたときに、標的発光部から発信される標的光信号を受信する標的受光部と、プレーヤーが入力操作を行い、標的光信号を受信したときにのみ、リモコン送信信号の送信を許可する送信スイッチ部と、他のリモコン送信機と同時に標的光信号を受信してからリモコン送信信号を送信するまでの遅延時間をリモコン送信機毎に異ならせ、標的光信号の発信周期内で他のリモコン送信機から送信されるリモコン送信信号と重複しないように送信タイミングが設定されたリモコン送信信号を、送信スイッチ部により送信が許可された場合に送信する送信制御部とを備え、
受信装置で、標的光信号の発信周期毎にリモコン送信信号を受信し、リセット後に最初にリモコン送信信号を受信した発信周期中に、受信した全てのリモコン送信信号について標的光信号を発信してからリモコン送信信号を受信するまでの経過時間を検出し、いずれかの経過時間に一致する遅延時間が送信タイミングとして設定されたリモコン送信機を、最先に受信装置の標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定することを特徴とする。
【0027】
リセット後に、複数のリモコン送信機から送信されるリモコン送信信号は、標的光信号を受信してから送信するまでの遅延時間が、リモコン送信機毎に異なっていて、互いのリモコン送信信号は、他と重複せずに、独立して受信装置に送信される。
【0028】
リセット後に、最初にリモコン送信信号を受信した発信周期中に、他のリモコン送信機からのリモコン送信信号を受信しなかった場合には、その最初のリモコン送信信号に関する標的光信号を発信してからリモコン送信信号を受信するまでの経過時間を検出し、経過時間に一致する遅延時間で特定されるリモコン送信機を、最先に標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定できる。
【0029】
また、上記発信周期中に、他のリモコン送信機からもリモコン送信信号を受信した場合には、この周期中に受信した全てのリモコン送信信号に関する標的光信号を発信してからリモコン送信信号を受信するまでの経過時間を検出し、その経過時間に一致する遅延時間で特定される全てのリモコン送信機を、最先に標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定する。従って、標的光信号の同一発信周期中に、複数のリモコン送信信号が送信された場合には、同時着信とみなして、最先のリモコン送信機を判定処理できる。
【0030】
また、リモコン信号受信部に、最先にリモコン送信信号を到達させたリモコン送信機を、リモコン送信信号にID情報を含めることなく、判定できる。
【0031】
また、請求項3のリモコン送信機の着信判定方式は、複数のリモコン送信機から、受信装置に配設された複数の標的に向けてそれぞれ自己の送信ID情報を含むリモコン送信信号を送信し、受信装置で、リモコン送信信号の送信ID情報から、標的毎に、最先に受信装置の標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機を判定するリモコン送信機の着信判定方式において、
受信装置は、標的毎に、標的若しくは標的の近傍に配設され、その標的を表す標的ID情報を含む標的光信号を、受信装置のリセット時から周期的に、他の標的発光部と同時に発信する標的発光部と、リモコン送信信号を受信するリモコン信号受信部を備えるとともに、
各リモコン送信機は、リモコン送信機が向けられた方向の限られた指向角から発光される標的光信号のみを、集光レンズを通過させて導光し、リモコン送信機が標的に向けられたときに、その標的若しくは標的の近傍に配設された標的発光部から発信される標的光信号を受信する標的受光部と、標的光信号に含まれる標的ID情報を、リモコン送信信号に再び含める送信信号生成部と、プレーヤーが入力操作を行い、標的光信号を受信したときにのみ、リモコン送信信号の送信を許可する送信スイッチ部と、他のリモコン送信機と同時に標的光信号を受信してからリモコン送信信号を送信するまでの遅延時間をリモコン送信機毎に異ならせ、標的光信号の発信周期内で他のリモコン送信機から送信されるリモコン送信信号と重複しないように送信タイミングが設定されたリモコン送信信号を、送信スイッチ部により送信が許可された場合に送信する送信制御部とを備え、
受信装置で、リモコン送信信号に含まれる標的ID情報と送信ID情報とを検出し、同一の標的ID情報を含むリモコン送信信号の単位で、リセット後に最初にその標的ID情報を含むリモコン送信信号を受信した標的光信号の発信周期と同一の発信周期中に、受信した全てのリモコン送信信号の送信ID情報で特定されるリモコン送信機を、最先にその標的ID情報で表される標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定することを特徴とする。
【0032】
全ての標的発光部から発光される標的光信号は、周期的に同時に発光され、また、リセット後に、複数のリモコン送信機から送信されるリモコン送信信号は、標的光信号を受信してから送信するまでの遅延時間が、リモコン送信機毎に異なっているので、互いのリモコン送信信号は、他と重複しない。従って、各リモコン送信機から送信されるリモコン送信信号の送信ID情報と標的ID情報は、全て、受信装置で検出できる。
【0033】
同一の標的ID情報を含むリモコン送信信号毎に、最初にその標的ID情報を含むリモコン送信信号を受信した標的光信号の発信周期と同一の発信周期中に、他のリモコン送信機から同一の標的ID情報を含むリモコン送信信号を受信しなかった場合には、その最初のリモコン送信信号に含まれる送信ID情報で特定されるリモコン送信機を、最先にその標的ID情報で表される標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定できる。
【0034】
また、上記発信周期中に、他のリモコン送信機からも同一の標的ID情報を含むリモコン送信信号を受信した場合には、この周期中に受信したリモコン送信信号の送信ID情報を検出し、その送信ID情報で特定される全てのリモコン送信機を、最先にその標的ID情報で表される標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定する。従って、標的光信号の同一発信周期中に、同一の標的に複数のリモコン送信信号が送信された場合には、同時着信とみなして、標的毎に、最先のリモコン送信機を判定処理できる。
【0035】
また、請求項4のリモコン送信機の着信判定方式は、複数のリモコン送信機から、受信装置に配設された複数の標的に向けてそれぞれリモコン送信信号を送信し、受信装置で、受信したリモコン送信信号から、標的毎に、最先に受信装置の標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機を判定するリモコン送信機の着信判定方式において、
受信装置は、標的毎に、標的若しくは標的の近傍に配設され、その標的を表す標的ID情報を含む標的光信号を、受信装置のリセット時から周期的に、他の標的発光部と同時に発信する標的発光部と、リモコン送信信号を受信するリモコン信号受信部を備えるとともに、
各リモコン送信機は、リモコン送信機が向けられた方向の限られた指向角から発光される標的光信号のみを、集光レンズを通過させて導光し、リモコン送信機が標的に向けられたときに、その標的若しくは標的の近傍に配設された標的発光部から発信される標的光信号を受信する標的受光部と、標的光信号に含まれる標的ID情報を、リモコン送信信号に再び含める送信信号生成部と、プレーヤーが入力操作を行い、標的光信号を受信したときにのみ、リモコン送信信号の送信を許可する送信スイッチ部と、他のリモコン送信機と同時に標的光信号を受信してからリモコン送信信号を送信するまでの遅延時間をリモコン送信機毎に異ならせ、標的光信号の発信周期内で他のリモコン送信機から送信されるリモコン送信信号と重複しないように送信タイミングが設定されたリモコン送信信号を、送信スイッチ部により送信が許可された場合に送信する送信制御部とを備え、
受信装置で、受信したリモコン送信信号から、リモコン送信信号の標的ID情報と、標的光信号を発信してからリモコン送信信号を受信するまでの経過時間とを検出し、同一の標的ID情報を含むリモコン送信信号の単位で、リセット後に最初にその標的ID情報を含むリモコン送信信号を受信した標的光信号の発信周期と同一の発信周期中に、受信した全てのその標的ID情報を含むリモコン送信信号の各経過時間について、いずれかの経過時間に一致する遅延時間が送信タイミングとして設定されたリモコン送信機を、最先にその標的ID情報で表される標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定することを特徴とする。
【0036】
全ての標的発光部から発光される標的光信号は、周期的に同時に発光され、また、リセット後に、複数のリモコン送信機から送信されるリモコン送信信号は、標的光信号を受信してから送信するまでの遅延時間が、リモコン送信機毎に異なっているので、互いのリモコン送信信号は、他と重複しない。従って、各リモコン送信機から送信されるリモコン送信信号の標的ID情報は、全て、受信装置で検出できる。
【0037】
同一の標的ID情報を含むリモコン送信信号の単位で、最初にその標的ID情報を含むリモコン送信信号を受信した標的光信号の発信周期と同一の発信周期中に、他のリモコン送信機から同一の標的ID情報を含むリモコン送信信号を受信しなかった場合には、その最初のリモコン送信信号の経過時間が送信タイミングとして設定されたリモコン送信機を、最先にその標的ID情報で表される標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定できる。
【0038】
また、上記発信周期中に、他のリモコン送信機からも同一の標的ID情報を含むリモコン送信信号を受信した場合には、この周期中に受信した全てのリモコン送信信号の各経過時間のいずれかに一致する遅延時間が送信タイミングとして設定されたリモコン送信機を、最先にその標的ID情報で表される標的に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機と判定する。従って、標的光信号の同一発信周期中に、同一の標的に複数のリモコン送信信号が送信された場合には、同時着信とみなして、標的毎に、最先のリモコン送信機を判定処理できる。
【0039】
また、標的毎に、最先にリモコン送信信号を到達させたリモコン送信機を、リモコン送信信号にID情報を含めることなく、判定できる。
【0040】
更に、請求項5のリモコン送信機の着信判定方式は、リモコン送信機が、プレーヤーが標的に向けて射的を行うことにより、限られた指向角で標的光信号を受信するシューティングゲーム用射撃装置であり、受信装置は、リモコン信号受信部で受信したリモコン送信信号から、最先と判定したリモコン送信機を、最先に標的に向けて射的を行った射撃装置と判定することを特徴とする。
【0041】
シューティングゲーム用射撃装置を標的に向けて射的を行うと、標的発光部から発信される標的光信号を受信し、これによってリモコン送信信号を受信装置に送信するので、あたかも標的に向けて射的を行ったように、標的側で判定できる。複数の射撃装置を同時に操作しても、最先に標的に向けて射的を行った射撃装置を判定できるので、より実射感覚にすぐれたシューティングゲームとすることができる。
【0042】
更に、請求項6のリモコン送信機の着信判定方式は、シューティングゲーム用射撃装置は、シューティングゲーム用射撃装置が向けられた方向にレーザー光を発光するレーザー光発光部を備え、送信スイッチ部が、リモコン送信信号の送信を許可した際にのみ、レーザー光発光部からレーザー光を発光することを特徴とする。
【0043】
送信スイッチ部が、リモコン送信信号の送信を許可した際に、レーザー光が発光されるので、リモコン送信信号の送信とともに発光される。従って、レーザー光で、射的の弾痕を表すことができる。
【0044】
また、標的光信号を受信したときにのみ、リモコン送信信号の送信が許可されるので、リモコン送信機が標的以外の方向に向いているときに、誤ってレーザー光が発光されることがない。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図5を用いて、本発明に係るリモコン送信機の着信判定方式を、シューティングゲームに適用した一実施の形態で説明する。
【0046】
図1は、リモコン送信機の着信判定方式に用いられる受信装置10、図2は、リモコン送信機1、1・・の各構成を示すブロック図であり、本実施の形態では、リモコン送信機1、1・・が、シューティングゲーム用射撃装置となり、受信装置10が、標的11a、11bを備えた着信判定装置となる。
【0047】
受信装置10は、リモコン送信機1、1・・と対向する面に、射的の目標となる第1標的11aと第2標的11bを表示させている。標的は、CRTディスプレー、ランプなど、任意の表示手段で表示する。
【0048】
それぞれの標的11a、11bの近傍には、変調部12a、12bを介してコントローラ13に接続された第1標的発光部14aと第2標的発光部14bが配設されている。第1標的発光部14aと第2標的発光部14bは、それぞれの標的ID情報を含む標的光信号を発信する。
【0049】
標的光信号のデータは、図3(a)に示すデータフォーマットのように、1パルスのヘッダビットと6ビットの標的ID情報と2ビットのシステムID情報と2ビットのチェックビットと1パルスのエンドビットからなるビットストリームで構成され、6ビットの標的ID情報は、その標的光信号を発信する標的発光部14a、14b近傍の標的11a、11bを表している。従って、64の標的を受信装置に配設して、64種類の標的発光部まで識別できるが、標的ID情報に割り当てるビット数を変えることによって、受信装置10に設置する標的の数は、任意の数とすることができる。
【0050】
また、システムID情報は、シューティングゲーム機毎に設定されるものであり、同様の構成のシューティングゲーム機が併設されている場合に、他のシューティングゲーム機のリモコン送信機との誤動作を防ぐものである。
【0051】
標的ID情報とシステムID情報は、コントローラ13に接続された記憶部15に記憶されている。例えば、受信装置10の図示しないリセット入力スイッチをプレーヤーが押圧することによって、受信装置10がリセットされると、コントローラ13は、記憶部15から標的ID情報とシステムID情報を呼び出して、図3(a)に示すデータフォーマットに従ったビットストリームを生成する。このとき、第1標的11aを表す標的ID情報を含むビットストリームは、変調部12aに、第2標的11bを表す標的ID情報を含むビットストリームは、変調部12bに出力される。変調部12a、12bは、このビットストリームのデータから、PPM変調によって一次変調信号を生成し、それぞれの出力側に接続された第1標的発光部14aと第2標的発光部14bに出力する。
【0052】
第1標的発光部14aと第2標的発光部14bは、この一次変調信号を用いて、455KHzのIRキャリア信号を変調し、赤外線の標的光信号を発信する。標的光信号の発信タイミングは、コントローラ13で制御され、図4に示すように、各標的1、標的2に対応して発信される標的光信号は、リセット後、全ての標的発光部14a、14bから同時に、その後は、120msecの発信周期で発信される。
【0053】
標的発光部14a、14bにおいて、標的光信号を発信する発光素子としては、広角度の指向角特性を備えた赤外発光ダイオードが用いられ、これによって、標的光信号は、受信装置10の周囲にある複数のリモコン送信機1、1・・において受信可能となっている。
【0054】
各リモコン送信機1、1・・は、それぞれ、この標的光信号を受信する為の標的受光部2、2・・を備えている。標的受光部2、2・・は、集光レンズ2aと集光レンズ2aを通過した赤外線を光電変換するフォトトランジスタ(図示せず)とを組み合わて配置することによって、線状の限られた指向角の光感知指向特性を有し、リモコン送信機(シューティングゲーム用射撃装置)1、1・・の照準でねらった方向から発信される標的光信号のみを受光するようにしている。
【0055】
標的受光部2、2・・の出力は、トリガースイッチ部3を介して、復調部4に接続している。トリガースイッチ部3は、シューティングゲーム用射撃装置1の引き金と連動して、標的受光部2と復調部4間を開閉するものであり、プレーヤーが、図示しない引き金を引いたときにのみ、光電変換した標的光信号を変調部4へ出力する。復調部4は、この光電変換した標的光信号から標的光信号に含まれる標的ID情報とシステムID情報をデコードし、送信コントローラ5へ出力する。
【0056】
送信コントローラ5には、自己のリモコン送信機1を示す送信ID情報とシステムID情報を記憶する送信ID記憶部6が接続されている。送信コントローラ5は、復調部4でデコードしたシステムID情報が、送信ID記憶部6から呼び出したシステムID情報とを比較し、一致しない場合には、ノイズが混入したり、他のシューティングゲーム機の受信装置から発信された標的光信号を受光したものと判定し、復調部4からの入力信号を無視する。
【0057】
一方、一致した場合には、プレーヤーが引き金を操作した際に、同一のシューティングゲーム機の受信装置10から発信された標的光信号を受光したものと判定し、リモコン送信信号を送信する為の動作を開始する。
【0058】
すなわち、送信ID記憶部6から送信ID情報を呼び出し、復調部4より入力された標的ID情報とによって、図3(b)に示すデータフォーマットに従ったリモコン送信信号のビットストリームを生成する。
【0059】
図3の(a)と(b)を比較して明らかなように、リモコン送信信号に含まれる2ビットの送信ID情報は、標的光信号に含まれるシステムID情報を書き換えたものである。送信ID情報についても、送信ID情報に割り当てるビット数を変えることによって、シューティングゲーム機のリモコン送信機1、1・・の台数を、任意の台数とすることができる。
【0060】
送信コントローラ5から出力されるビットストリームのデータは、変調部7を介してリモコン発光部8に出力され、赤外線のリモコン送信信号に含まれてリモコン発光部8から送信される。このリモコン送信信号は、受信装置10における標的光信号の変調方法と同様、ビットストリームのデータによりPPM変調した一次変調信号を用いて、455KHzのIRキャリア信号を変調したものである。リモコン発光部8には、赤外発光ダイオードを用いて、リモコン送信信号を赤外線で送信しているが、電波など他の電磁波で送信してもよい。
【0061】
リモコン送信信号の送信タイミングは、送信コントローラ5で制御され、図4に示すように、標的光信号を受信してから送信するまでの遅延時間が、リモコン送信機1、1・・毎に、異なるように送信される。
【0062】
例えば、CH1のリモコン送信機1は、遅延時間が20msecに設定され、標的光信号を受信してから20msec後に、1フレーム約1、2msecのリモコン送信信号が、4回繰り返して送信される。
【0063】
同様に、CH2は、遅延時間が40msecに、CH3は、遅延時間が60msecに、CH4は、遅延時間が80msecに設定され、それぞれ標的光信号を受信してから設定した遅延時間後に、リモコン送信信号を4回繰り返して送信する。
【0064】
このように、各リモコン送信機1、1・・の遅延時間を異ならせることによって、各リモコン送信機1、1・・から送信されるリモコン送信信号は、互いに重複することなく、受信装置10へ送信することができる。
【0065】
尚、各リモコン送信機1、1・・は、プレーヤーの入力操作が継続している限り、標的光信号を受ける毎に、同様のリモコン送信信号を送信するので、標的光信号の発信周期は、最大に設定した遅延時間にリモコン送信信号を送信する時間を加えた時間(本実施の形態では、約100msec)より長い時間(本実施の形態では、120msec)とし、次の標的光信号の受光によって、他のリモコン送信機1から送信されるリモコン送信信号と重複しないようにする必要がある。
【0066】
また、各リモコン送信機1、1・・には、リモコン送信機1、1・・が向けられている方向へレーザー光を発光するレーザーダイオード9が備えられている。レーザーダイオード9の動作は、送信コントローラ5によって制御され、送信コントローラ5がリモコン送信信号を送信する為の動作を開始するとき、すなわち、プレーヤーが引き金を操作した際に、同一のシューティングゲーム機の受信装置10から発信された標的光信号を受光したものと判定したときに、レーザー光発光の制御が出される。従って、レーザー光は、リモコン送信信号とほぼ同時に、受信装置10の標的11に向けて発光され、射的の弾痕の様な照射部を形成する。レーザー光は、リモコン送信機1が、同一のシューティングゲーム機の標的光信号を受信しない限り発光されないので、誤ってリモコン送信機1が人に向けられているときに発光するという危険を防止できる。
【0067】
受信装置10の受光部16は、上述の各リモコン送信機1、1・・から送信されるリモコン送信信号を受信するものであり、赤外線のリモコン送信信号を光電変換する赤外フォトダイオードで構成されている。受信部16は、光電変換したリモコン送信信号を復調部17へ出力し、復調部17によって、リモコン送信信号をデコードして、リモコン送信信号に含まれる標的ID情報と送信ID情報をコントローラ13へ出力する。
【0068】
コントローラ13は、復調部から入力された標的ID情報と送信ID情報とによって、標的ID情報で表される標的11毎に、受信装置10のリセット後に、その標的に対して最先にリモコン送信信号を送信したリモコン送信機1、1・・を判定する。
【0069】
以下、この判定処理について、図5のフローチャートに沿って説明する。
【0070】
コントローラ13は、受信装置10がリセットされるまで、動作しない(ステップS1)。
【0071】
例えば、受信装置10の図示しないリセット入力スイッチをプレーヤーが押圧すると、受信装置がリセットされ、効果音発生部18と、図示しないディスプレーなどによって、リセットしたことが各プレーヤーへ知らせる。また、リセットによって、各標的発光部14から標的光信号の発光が開始されるので、コントローラ13は、同時に、リモコン送信機1から返されるリモコン送信信号の入力を監視する(ステップS2)。
【0072】
一台のリモコン送信機1からは、前述のように、4回リモコン送信信号が繰り返して送信されるので、コントローラ13は、少なくとも同じ標的ID情報と送信ID情報が、2度繰り返して復調部17から入力されたときに、正しくリモコン送信信号が入力されたものと判定する。
【0073】
ステップS2で、リモコン送信信号が入力されたものと判定すると、そのリモコン送信信号に含まれる標的ID情報についての監視期間をセットする(ステップS3)。この監視期間は、次に標的光信号を発信するまでの期間とする。
【0074】
監視期間をセットした後、その標的ID情報とともに入力された送信ID情報から、1台のリモコン送信機1を特定し(ステップS4)、ステップ5に進む。
【0075】
ステップS5では、監視期間中であるかどうかを判定し、監視期間中である場合には、監視期間中に入力される新たなリモコン送信信号を監視するため、ステップS6に進む。ステップS6における入力の判定方法は、ステップS2と同一である。監視期間中に新たなリモコン送信信号が入力されると、そのリモコン送信信号に含まれる送信ID情報からリモコン送信機を特定する(ステップS7)。このとき、監視期間中に入力されるリモコン送信信号には、新たな標的ID情報を含むリモコン送信信号が含まれることがあるので、標的ID情報毎に、リモコン送信機1を特定する。
【0076】
リモコン送信機1を特定した後は、更に、同じ発信周期内(監視期間中)において、他のリモコン送信機1からリモコン送信信号が送信されたかどうかを判定するため、ステップS5に戻る。
【0077】
ステップS5において、監視期間が終了した場合、すなわち次の標的光信号が発光された場合には、ステップS8に進み、標的ID情報毎に、その標的ID情報で表される標的11に、最先にリモコン送信信号を送信したリモコン送信機1を判定する。一つの標的ID情報について、送信ID情報から特定したリモコン送信機1が2以上あった場合には、同時着信と判定し、全て、その標的ID情報で表される標的11に最先にリモコン送信信号を送信したリモコン送信機1と判定する。
【0078】
最先のリモコン送信機1を判定した後に、更に、他の標的について最先のリモコン送信機1を判定する必要がある場合には、ステップS2に戻り、全て判定した場合には、判定処理を終了する(ステップS9)。
【0079】
図1に示すコントローラ13において、特定のリモコン送信機1を、特定の標的11に対し最先にリモコン送信信号を送信したリモコン送信機1と判定すると、コントローラ13は、その判定結果を、記憶部15と効果音発生部18へ出力する。
【0080】
効果音発生部18は、判定結果を受けると、いずれかのシューティングゲーム用射撃装置1の射的が、いずれかの標的11に到達したものとして、効果音を発生する。
【0081】
また、記憶部15は、判定結果を受けて、標的11毎に最先と判定したリモコン送信機1に関する射的記録情報を更新し、その更新した射的記録情報を射撃装置1毎に比較した得点表示などにして、図示しないディスプレー等に表示する。
【0082】
尚、上記実施の形態は、複数のリモコン送信機である射撃装置1、1・・から複数の標的11に対して射的を行うシューティングゲーム機で説明したが、一つの標的11に対して射的を行うものであってもよい。この場合には、射的を行った標的11を識別する必要がないので、標的ID情報を標的光信号に含める必要がない。
【0083】
また、上記実施の形態では、リモコン送信信号に送信ID情報を含めて送信したが、標的光信号を受信してからリモコン送信信号を送信するまでの遅延時間を各リモコン送信機1毎に異ならせているので、受信装置10側で、標的光信号を発光してから、リモコン送信信号を受信するまでの時間によって、いずれのリモコン送信機1から送信されたものかを特定できる。すなわち、送信ID情報を用いずに最先のリモコン送信機1を判定できるので、必ずしもリモコン送信信号に送信ID情報を含める必要はない。
【0084】
更に、標的発光部14a、14bを標的11a、11bの近傍に配置したが、標的11が標的光信号を透過するものである場合には、標的11の位置に標的発光部14を設けてもよい。
【0085】
更に、受信装置10の一面に配置される受光部16は、全てのリモコン送信機1、1・・から送信されるリモコン送信信号を受光できるものであれば、いずれの位置に配置してもよく、例えば、複数の受光部を受信装置10の周囲に配置するものであってもよい。
【0086】
また、本実施の形態では、シューティングゲームに利用した例で説明したが、複数のリモコン送信機の内、最先に受信装置である被制御機器にリモコン送信信号を送信したリモコン送信機を特定する必要があるものであれば、本発明を適用できる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、リモコン送信機をワイヤレス接続とし、しかも、受信装置のリセット後に、同時に複数のリモコン送信機からリモコン送信信号が送信されても、最先にリモコン送信信号を出力したリモコン送信機を判定することができる。
【0088】
特に、請求項1の発明によれば、標的光信号の発信周期中に、必ず他と重複しない独立したリモコン送信信号が送信されるので、同一の発信周期中に送信したリモコン送信機を、いずれも同時着信として確実に最先と判定することができる。
【0089】
また、請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて、更に、送信ID情報をリモコン送信信号に含めずに、そのリモコン送信信号を送信したリモコン送信機を特定できる。
【0090】
また、請求項3の発明によれば、請求項1の発明に加えて、更に、複数の標的に対して、それぞれ同時に複数のリモコン送信機からリモコン送信信号が送信されても、標的毎に、最先にリモコン送信信号を送信したリモコン送信機を判定できる。
【0091】
また、請求項4の発明によれば、請求項3の発明に加えて、更に、送信ID情報をリモコン送信信号に含めずに、そのリモコン送信信号を送信したリモコン送信機を特定できる。
【0092】
請求項5の発明によれば、リセット後に、複数の射撃装置で同時に射的を行っても、最先に標的に向けて射的を行った射撃装置を判定できるので、より実射感覚にすぐれたシューティングゲームとすることができる。
【0093】
請求項6の発明によれば、危険なく、レーザー光を用いて射的の弾痕をあらわすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリモコン送信機の着信判定方式に用いられる受信装置10の各構成を示すブロック図である。
【図2】リモコン送信機1の各構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は、標的光信号のデータフォーマットを、
(b)は、リモコン送信信号のデータフォーマットを、
それぞれ示す説明図である。
【図4】リセット後に、複数の標的発光部14から発信される標的光信号と、4台のリモコン送信機(CH1、CH2、CH3、CH4)から送信されるリモコン送信信号の送信パターンを示す波形図である。
【図5】最先にリモコン送信信号を送信したリモコン送信機1を判定する処理を説明するフローチャートである。
【図6】従来のリモコン送信機の着信判定方式100を示すブロック図である。
【図7】他の従来の他のリモコン送信機の着信判定方式110を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 リモコン送信機
2 標的受光部
3 トリガースイッチ部(送信スイッチ部)
5 送信コントローラ(送信制御部、送信信号生成部)
9 レーザーダイオード(レーザー光発光部)
10 受信装置
11 標的
14 標的発光部
16 受光部(リモコン信号受信部)
Claims (6)
- 複数のリモコン送信機(1)から、受信装置(10)の標的(11)に向けてそれぞれ自己の送信ID情報を含むリモコン送信信号を送信し、
受信装置(10)で、リモコン送信信号の送信ID情報から、最先に受信装置(10)の標的(11)に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機(1)を判定するリモコン送信機の着信判定方式において、
受信装置(10)は、
標的(11)若しくは標的(11)の近傍に配設され、受信装置(10)のリセット時から周期的に、標的光信号を発信する標的発光部(14)と、
リモコン送信信号を受信するリモコン信号受信部(16)を備えるとともに、
各リモコン送信機(1)は、
リモコン送信機(1)が向けられた方向の限られた指向角から発光される標的光信号のみを、集光レンズ(2a)を通過させて導光し、リモコン送信機(1)が標的(11)に向けられたときに、標的発光部(14)から発信される標的光信号を受信する標的受光部(2)と、
プレーヤーが入力操作を行い、標的光信号を受信したときにのみ、リモコン送信信号の送信を許可する送信スイッチ部(3)と、
他のリモコン送信機(1)と同時に標的光信号を受信してからリモコン送信信号を送信するまでの遅延時間をリモコン送信機(1)毎に異ならせ、標的光信号の発信周期内で他のリモコン送信機(1)から送信されるリモコン送信信号と重複しないように送信タイミングが設定されたリモコン送信信号を、送信スイッチ部(3)により送信が許可された場合に送信する送信制御部(5)とを備え、
受信装置(10)で、標的光信号の発信周期毎にリモコン送信信号を受信し、
リセット後に最初にリモコン送信信号を受信した発信周期中に、受信した全てのリモコン送信信号から送信ID情報を検出して、送信ID情報で特定されるリモコン送信機(1)を、最先に受信装置(10)の標的(11)に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機(1)と判定することを特徴とするリモコン送信機の着信判定方式。 - 複数のリモコン送信機(1)から、受信装置(10)の標的(11)に向けてそれぞれリモコン送信信号を送信し、
受信装置(10)で、受信したリモコン送信信号から、最先に受信装置(10)の標的(11)に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機(1)を判定するリモコン送信機の着信判定方式において、
受信装置(10)は、
標的(11)若しくは標的(11)の近傍に配設され、受信装置(10)のリセット時から周期的に、標的光信号を発信する標的発光部(14)と、
リモコン送信信号を受信するリモコン信号受信部(16)を備えるとともに、
各リモコン送信機(1)は、
リモコン送信機(1)が向けられた方向の限られた指向角から発光される標的光信号のみを、集光レンズ(2a)を通過させて導光し、リモコン送信機(1)が標的(11)に向けられたときに、標的発光部(14)から発信される標的光信号を受信する標的受光部(2)と、
プレーヤーが入力操作を行い、標的光信号を受信したときにのみ、リモコン送信信号の送信を許可する送信スイッチ部(3)と、
他のリモコン送信機(1)と同時に標的光信号を受信してからリモコン送信信号を送信するまでの遅延時間をリモコン送信機(1)毎に異ならせ、標的光信号の発信周期内で他のリモコン送信機(1)から送信されるリモコン送信信号と重複しないように送信タイミングが設定されたリモコン送信信号を、送信スイッチ部(3)により送信が許可された場合に送信する送信制御部(5)とを備え、
受信装置(10)で、標的光信号の発信周期毎にリモコン送信信号を受信し、
リセット後に最初にリモコン送信信号を受信した発信周期中に、受信した全てのリモコン送信信号について標的光信号を発信してからリモコン送信信号を受信するまでの経過時間を検出し、いずれかの経過時間に一致する遅延時間が送信タイミングとして設定されたリモコン送信機(1)を、最先に受信装置(10)の標的(11)に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機(1)と判定することを特徴とするリモコン送信機の着信判定方式。 - 複数のリモコン送信機(1)から、受信装置(10)に配設された複数の標的(11)に向けてそれぞれ自己の送信ID情報を含むリモコン送信信号を送信し、
受信装置(10)で、リモコン送信信号の送信ID情報から、標的(11)毎に、最先に受信装置(10)の標的(11)に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機(1)を判定するリモコン送信機の着信判定方式において、
受信装置(10)は、
標的(11)毎に、標的(11)若しくは標的(11)の近傍に配設され、その標的(11)を表す標的ID情報を含む標的光信号を、受信装置(10)のリセット時から周期的に、他の標的発光部(14)と同時に発信する標的発光部(14)と、
リモコン送信信号を受信するリモコン信号受信部(16)を備えるとともに、
各リモコン送信機(1)は、
リモコン送信機(1)が向けられた方向の限られた指向角から発光される標的光信号のみを、集光レンズ(2a)を通過させて導光し、リモコン送信機(1)が標的(11)に向けられたときに、その標的(11)若しくは標的(11)の近傍に配設された標的発光部(14)から発信される標的光信号を受信する標的受光部(2)と、
標的光信号に含まれる標的ID情報を、リモコン送信信号に再び含める送信信号生成部(7)と、
プレーヤーが入力操作を行い、標的光信号を受信したときにのみ、リモコン送信信号の送信を許可する送信スイッチ部(3)と、
他のリモコン送信機(1)と同時に標的光信号を受信してからリモコン送信信号を送信するまでの遅延時間をリモコン送信機(1)毎に異ならせ、標的光信号の発信周期内で他のリモコン送信機(1)から送信されるリモコン送信信号と重複しないように送信タイミングが設定されたリモコン送信信号を、送信スイッチ部(3)により送信が許可された場合に送信する送信制御部(5)とを備え、
受信装置(10)で、リモコン送信信号に含まれる標的ID情報と送信ID情報とを検出し、
同一の標的ID情報を含むリモコン送信信号の単位で、
リセット後に最初にその標的ID情報を含むリモコン送信信号を受信した標的光信号の発信周期と同一の発信周期中に、受信した全てのリモコン送信信号の送信ID情報で特定されるリモコン送信機(1)を、最先にその標的ID情報で表される標的(11)に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機(1)と判定することを特徴とするリモコン送信機の着信判定方式。 - 複数のリモコン送信機(1)から、受信装置(10)に配設された複数の標的(11)に向けてそれぞれリモコン送信信号を送信し、
受信装置(10)で、受信したリモコン送信信号から、標的(11)毎に、最先に受信装置(10)の標的(11)に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機(1)を判定するリモコン送信機の着信判定方式において、
受信装置(10)は、
標的(11)毎に、標的(11)若しくは標的(11)の近傍に配設され、その標的(11)を表す標的ID情報を含む標的光信号を、受信装置(10)のリセット時から周期的に、他の標的発光部(14)と同時に発信する標的発光部(14)と、
リモコン送信信号を受信するリモコン信号受信部(16)を備えるとともに、
各リモコン送信機(1)は、
リモコン送信機(1)が向けられた方向の限られた指向角から発光される標的光信号の みを、集光レンズ(2a)を通過させて導光し、リモコン送信機(1)が標的(11)に向けられたときに、その標的(11)若しくは標的(11)の近傍に配設された標的発光部(14)から発信される標的光信号を受信する標的受光部(2)と、
標的光信号に含まれる標的ID情報を、リモコン送信信号に再び含める送信信号生成部(7)と、
プレーヤーが入力操作を行い、標的光信号を受信したときにのみ、リモコン送信信号の送信を許可する送信スイッチ部(3)と、
他のリモコン送信機(1)と同時に標的光信号を受信してからリモコン送信信号を送信するまでの遅延時間をリモコン送信機(1)毎に異ならせ、標的光信号の発信周期内で他のリモコン送信機(1)から送信されるリモコン送信信号と重複しないように送信タイミングが設定されたリモコン送信信号を、送信スイッチ部(3)により送信が許可された場合に送信する送信制御部(5)とを備え、
受信装置(10)で、受信したリモコン送信信号から、リモコン送信信号の標的ID情報と、標的光信号を発信してからリモコン送信信号を受信するまでの経過時間とを検出し、
同一の標的ID情報を含むリモコン送信信号の単位で、
リセット後に最初にその標的ID情報を含むリモコン送信信号を受信した標的光信号の発信周期と同一の発信周期中に、受信した全てのその標的ID情報を含むリモコン送信信号の各経過時間について、いずれかの経過時間に一致する遅延時間が送信タイミングとして設定されたリモコン送信機(1)を、最先にその標的ID情報で表される標的(11)に向けてリモコン送信信号を送信したリモコン送信機(1)と判定することを特徴とするリモコン送信機の着信判定方式。 - リモコン送信機(1)は、プレーヤーが標的(11)に向けて射的を行うことにより、限られた指向角で標的光信号を受信するシューティングゲーム用射撃装置であり、
受信装置(10)は、リモコン信号受信部(16)で受信したリモコン送信信号から、最先と判定したリモコン送信機(1)を、最先に標的(11)に向けて射的を行った射撃装置と判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のリモコン送信機の着信判定方式。 - シューティングゲーム用射撃装置は、シューティングゲーム用射撃装置が向けられた方向にレーザー光を発光するレーザー光発光部(9)を備え、
送信スイッチ部(3)が、リモコン送信信号の送信を許可した際にのみ、レーザー光発光部(9)からレーザー光を発光することを特徴とする請求項5記載のリモコン送信機の着信判定方式。
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