JP3868093B2 - 排煙脱硫装置とその運転方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボイラ等の燃焼排ガス処理を行う排煙処理システムに係わり、特に吸収塔出口ガスを昇温させるガス再加熱装置の前流側に設置したミスト蒸発管群による好適なミスト除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ボイラプラントにおける排煙脱硫システムは、そのほとんどが湿式である。湿式法では、吸収塔内に導入した排ガスは吸収液と接触するため、吸収塔出口では水分飽和ガスとなる。また、同時に吸収液を何らかの方式によって排ガス中に噴霧するため、微小な吸収液滴は処理後の排ガスに同伴されて吸収塔外に排出される。ガスに同伴される液滴には、固形分が存在するため、これがドライアップして固形物として堆積する問題及びSO2吸収により硫酸ミストが生成し、この硫酸ミストにより吸収塔後流機器が腐食するおそれがあるという問題点がある。このため、ミストがガス中へ同伴されるのを防止するため、なんらかのミスト除去装置を設置するのが通例である。
【0003】
排煙処理システムの系統を図7〜図9に示す。排煙処理システムは、主にボイラ1、空気予熱器2、電気集塵器3、吸収塔4、ミストエリミネータ5(以下M/Eと記す)及び煙突9などからなり、ガスの再加熱方式としては、蒸気を用いたSGH再加熱器6(図7)、GGH熱回収器7とGGH再加熱器8によるGGH方式(図8)、及びSGH再加熱器6とGGH熱回収器7とGGH再加熱器8の組合せ方式(図9)がある。
【0004】
いずれの方式においても、吸収塔4の出口にM/E5を設置することにより吸収塔4の後流のガス中にミストが同伴することを防止しており、吸収塔出口(M/E5出口)中のミスト濃度は100〜150mg/m3N以下まで低減することが可能である。
【0005】
また、従来技術からなるガス再加熱系統の概略を図10〜図12に示す。従来のシステムのガス再加熱系統は主に再加熱器(SGH再加熱器6、GGH熱回収器7、SGH+GGH再加熱器29)、再加熱器伝熱管群10、再加熱器伝熱管11、熱回収器伝熱管群17、熱回収器伝熱管18、熱媒連絡管(SGH蒸気ライン12、GGH熱媒連絡管高温側19+低温側20)及び蒸気ドランライン25等からなる。熱媒連絡配管によって各再加熱器伝熱管11に熱媒が供給され、熱媒の持つ熱エネルギーによって排ガスは再加熱される。再加熱器伝熱管11の構造としては、ガス条件(すなわちボイラ燃料、要求された煙突入口温度等)によっても異なるが、少ない伝熱管群(再加熱器伝熱管群10、熱回収器伝熱管群17)の容量で多くの伝熱面積を稼ぐためフィンチューブを設置するのが通例である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術において、前述のように吸収塔4の出口のミスト濃度は100〜150mg/ m3Nまで低減される。吸収塔4の出口ガスは水分飽和ガスであるため、吸収塔4出口からガス再加熱器6、8までの間でミストが蒸発することはなく、同様のミスト濃度でガス再加熱器6、8まで到達する。しかしながら、一般にボイラプラントが8000時間以上メンテナンスフリーであることを考慮すると、この値が充分条件であるとは言いがたい。
【0007】
すなわち、一見充分と思われる程度のミスト濃度まで低減しても、長時間の使用に際してはガス再加熱器6、8の伝熱管群において、ミストが付着することで、SO2吸収による伝熱管の腐食、またミストがドライアップすることで固形物体積による伝熱性能の低下及び圧力損失の増大の原因となる。このような問題を回避するため、高級材料を使用する例もあるが、大幅なコストアップにつながり、有効な手段とは言いがたい。
【0008】
また、ガス再加熱器6、8に到達するミストを低減するためにM/E5のミスト除去性能を強化する方法が考えられる。この方法としては、ガス中に同伴するミストの慣性力を増加させ、M/E5のエレメントへの衝突を促進させるために、M/E5において、ガス流速を高速化する方法がある。
【0009】
M/E5によるミスト除去機構においては、複数の折れ板の積層体からなるM/Eエレメントにミストを衝突させ、ミストの自重により折れ板に沿って落下させる方法が用いられているので、ダクト内のガス流速をあまり高速化させることはできない。また、M/E5で、一旦捕集したミストがエレメント表面から再飛散するのを防止するためには、ガス速度を高速化することはできず、ダクト内ガス流速は6m/s以下とするのが通例である。また、ミストの再飛散防止のために、M/Eエレメントを加熱し、衝突したミストを蒸発する方法もあるが、現状のM/Eエレメントの材質がポリプロピレン製であることから、エレメントを加熱することは難しい。
【0010】
このように、上記従来技術では長時間の使用に際し、ガス再加熱器の伝熱管群において、ミストが付着する問題についての良い解決方法は未だなかった。
【0011】
本発明の課題は、長時間の使用に際し、ガス再加熱器の伝熱管群においてミストが付着する問題を解決し、ガス再加熱器による湿式排煙脱硫装置の吸収塔出口ガスの効率的な再加熱を維持することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題は、ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置、該脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられるガス温度上昇用のガス再加熱器とを備えた排煙脱硫装置において、脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト蒸発管群をガス再加熱器前流側の排ガス流路に設置し、該ミスト蒸発管群が設置された排ガス流路内のガス流速をガス再加熱器が設置された排ガス流路内のガス流速よりも高速化する構成とした排煙脱硫装置によって達成される。
【0013】
また、次の構成によっても本発明の上記課題は達成される。ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置と、該脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられるガス温度上昇用のガス再加熱器とを備えた排煙脱硫装置において、脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト蒸発管群をガス再加熱器の前流側の排ガス流路に設置し、該ミスト蒸発管群の各蒸発管の間でのガス流速をガス再加熱器を構成する伝熱管群の各伝熱管の間でのガス流速よりも高速化する構成とした排煙脱硫装置である
【0014】
また、前記ミスト蒸発管群を設置した排ガス流路の径を前記ガス再加熱器を設置した排ガス流路の径よりも小さくすることで、ミスト蒸発管群が設置された排ガス流路内のガス流速をガス再加熱器が設置された排ガス流路内のガス流速よりも高速化することができる。そして、上記ミスト蒸発管群は1段以上からなる裸管を設置することが望ましい。裸管はフィン管などと比較して管内に比較的高温の熱媒を供給することで管壁温度を高温に維持することが可能であるため、ミストが衝突して捕集された場合でも容易に蒸発させることが可能である。また、本発明の排煙脱硫装置は上記(1)ミスト蒸発管群が設置される排ガス流路内のガス流速をガス再加熱器が設置される排ガス流路内のガス流速よりも高速化する構成、(2)ミスト蒸発管群の各蒸発管の間でのガス流速をガス再加熱器を構成する伝熱管群の各伝熱管の間でのガス流速よりも高速化する構成の他に、(3)ミスト蒸発管の各蒸発管の径をガス再加熱器の各伝熱管の径よりも小さくする構成および/または(4)ミスト蒸発管の各蒸発管の設置間隔を再加熱器の各伝熱管の設置間隔よりも狭くすることで、次のような作用がある。
【0015】
すなわち、同一粒径のミストがガス中に存在する場合、ガス流速が速い程、またミスト粒径が大きい程、ミスト粒子の持つ慣性力が大きい。これは、ガス流速が速い程、またミスト粒径が大きい程、ミスト蒸発管群に衝突する確率が増加することを意味する。上述のように、ミスト蒸発管群が設置されたダクト内ガス流速をガス再加熱器伝熱管群のあるダクト内ガス流速よりも高速化した場合、ミスト蒸発管群のあるダクトに存在するミストの慣性力の方がガス再加熱器伝熱管群のあるダクト内に存在するミストよりも大きくなる。これは、従来ガス再加熱器伝熱管群に衝突する可能性のあったミストを前流に設置したミスト蒸発管群により除去し、ガス再加熱器伝熱管群へのミスト付着のポテンシャルを大幅に低減できることを意味する。つまり、ミスト蒸発管群の設置されたダクト内ガス流速をガス再加熱器伝熱管群ダクト内ガス流速よりも高速化することで、慣性衝突により除去させるガス中のミストは大部分をミスト蒸発管群により捕集され、ガス再加熱器伝熱管群へのミスト付着による弊害を防止することが可能となる。
【0016】
同時に、ミスト蒸発管群によるガスの再加熱により、ミスト蒸発管群通過後のガスは昇温され、水分不飽和状態となるため、ミスト蒸発管群をすり抜けた微小粒径ミストは蒸発により除去することも可能となる。
【0017】
また、ミスト蒸発管群用の蒸発管とガス再加熱器伝熱管群の伝熱管は共に蒸気管から構成しても良く、また、ガス再加熱器の伝熱管群は伝熱管内に蒸気が供給される蒸気管と熱回収器とガス再加熱器との間の熱媒体用の伝熱管から構成され、ミスト蒸発管群の伝熱管は蒸気管からなる構成でも良い。
【0018】
また、脱硫装置前流側の排ガス流路に熱回収器を設け、該熱回収器と脱硫装置の後流側のガス再加熱器との間を熱媒体が循環する熱媒体流路を設け、該熱媒体流路はミスト蒸発管群の伝熱管を経由して熱回収器とガス再加熱器との間を熱媒体が循環する流路を形成しても良い。
【0019】
このとき、ガス再加熱器の伝熱管群は伝熱管内に蒸気が供給される蒸気管と熱回収器とガス再加熱器との間の熱媒体用の伝熱管から構成され、ガス再加熱器で蒸気とガスとの熱交換により発生した蒸気ドレンをミスト蒸発管群の伝熱管に導く蒸気ドレン流路を設けた構成でも良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面により説明する。
図7〜図9に示す湿式の排煙処理システム系統のGGH熱回収器7とGGH再加熱器8として用いられる本発明の実施の形態のガス再加熱装置を図1〜図5に示す。
【0021】
図1に示すように熱回収器伝熱管18からなる熱回収器伝熱管群17を備えたGGH熱回収器7の熱回収伝熱管18と再熱器伝熱管11からなる再熱器伝熱管群10を備えたGGH再加熱器8の再加熱伝熱管11の間には高温側熱媒連絡配管19と低温側熱媒連絡配管20が設けられている。図1に示す各機器の構成について、従来のシステムと比較すると、ミスト蒸発管22からなるミスト蒸発管群21を再加熱伝熱管11の入口部に設置したことが異なる。
【0022】
図示しないボイラよりGGH熱回収器7に導入された排ガスは熱回収器伝熱管群17で熱回収され、吸収塔4(図7〜図9)に導かれ、石灰スラリなどの吸収液と接触することで脱硫された後、M/E5(図7〜図9)でガス中のミストの大部分を除かれて、GGH再加熱器8内に入る。このとき吸収塔4内で脱硫処理により低温化したガスは再熱器器伝熱管群10で再度加熱されて煙突9(図7〜図9)から大気中に排出される。再加熱器伝熱管11は、伝熱面積を多くするためにフィンチューブを設置している場合が多い。
【0023】
しかし、再加熱伝熱管11のミスト蒸発管22の構造は裸管とする。裸管の場合、管内に比較的高温の熱媒を供給することでフィン管などと比較して管壁温度を高温に維持することが可能であるためミストが衝突して捕集された場合でも容易に蒸発させることが可能である。ミスト蒸発管群21の設置位置としては吸収塔4の出口からGGH再加熱器8に至るまでのダクト内である。これは、ミスト蒸発管群21によるガスの再加熱効果もあり、ミスト蒸発管群21をすり抜けた微小粒径ミストに対しては、蒸発による除去効果を見込むことが可能となることを意味する。また、ミスト蒸発管群21を設置するダクト内のガス流速を再加熱器伝熱管群10を設置するダクト内のガス流速よりも高速化している。同時に、複数のミスト蒸発管22の各伝熱管の間のガス流速を再加熱器の複数の伝熱管11の各伝熱管の間のガス流速よりも高速化している。
【0024】
以上がミスト蒸発管22の構造であるが、図1〜図5に上記仕様のミスト蒸発管を設置する各種の実施の態様を示す。
図1はガスの再加熱方式としてGGH(ガスガスヒータ)を利用した場合である。ミスト蒸発管22へ供給される熱媒としては、GGHの熱回収器7とGGH再加熱器8間を循環する熱媒の一部または全量を利用する。
【0025】
図2、図3に示すミスト蒸発管22でのガス再加熱方式としてSGH(スチームガスヒータ)を利用した場合について、SGH再加熱器6の部分のみ示す。ミスト蒸発管22へ供給される熱媒として、図2ではSGH再加熱器6のSGH再加熱器伝熱管群23を構成するSGH加熱器伝熱管24に供給されるボイラプラントからの蒸気の一部を熱媒として利用し、図3ではSGH再加器6のSGH再加熱器伝熱管群23を構成するSGH加熱器伝熱管24においてボイラプラントからの蒸気の一部をガスの昇温に利用してドレン化したものを熱媒として利用する例を示す。図3に示す例ではSGH再加熱器伝熱管24から回収される蒸気ドレンは蒸気ドレン配管25から一旦ドレンタンク26に貯蔵され、ドレンポンプ27によりミスト蒸発管22へ供給されて熱媒として利用された後にポイラプラントに戻される。
【0026】
図4、図5にはミスト蒸発管22でのガス再加熱方式としてSGHとGGHを組み合わせて利用した場合を示す。ミスト蒸発管22へ供給される熱媒として図4に示す例ではSGH+GGH再加熱器29の伝熱管群30を一部を構成するSGH伝熱管24に供給されるボイラプラントからの蒸気の一部を利用し、図5に示す例ではSGH+GGH再加熱器29のSGH伝熱管24においてボイラプラントからの蒸気をガスの昇温に利用してドレン化したものを熱媒として利用する。
【0027】
図4、図5に示すSGH+GGH再加熱器29の伝熱管群30にはSGH伝熱管24の他にGGH再加器伝熱管11が配置されていて、GGH再加器伝熱管11はGGH熱回収器7の熱回収器伝熱管18と連絡管19、20を介して熱媒が循環する構成としている。
【0028】
本発明の排熱処理システムのM/E5の出口でのミスト粒径分布測定試験の結果を図6に示す。この傾向は吸収塔4の出口に設置されたM/E5の性能によっても異なるが、数種のM/Eエレメントを用いて試験した結果は、ほぼ同様な傾向が得られた。このときのミスト濃度は100〜200mg/ m3Nの範囲であった。つまり、おおよその条件においてガス再加熱管群に到達するガス中にはこの程度のミストが存在すると考えられる。しかしながら、ここで注目すべき点は、その粒径分布のグラフからミストの粒径はほとんどが10μm以上、平均粒径は20μm程度であり、この程度の粒径分布範囲であれば慣性集塵が有効的に作用する領域であるという点である。
【0029】
これに基づき、下記のような条件において4段からなるミスト蒸発管群21を想定した場合における解析を実施し、結果を表1に示す。
【表1】
Figure 0003868093
【0030】
ベース条件におけるミスト濃度を150mg/ m3Nとし、ケース1では従来ガス流速Am/s、蒸発管サイズφ38.1mm、蒸発管ピッチBmm、ケース2ではケース1におけるガス流速を1.5倍まで高速化した場合、ケース3ではケース2における蒸発管サイズをφ25.4mmまで縮小した場合、ケース4ではケース3における蒸発管ピッチ(複数の蒸発管の設置間隔)を1/2倍にした場合について解析した。
【0031】
ここでケース1のミスト蒸発管22の仕様は通常のガス再加熱器の伝熱管群10、23とほぼ同様の仕様に設定したが、そのミスト除去率が60%以上あることよりミスト蒸発管群21を設置しない場合、再加熱器伝熱管群10、23には多量のミストが付着すると考えられる。
【0032】
表1からミスト蒸発管群21を設置することでガス再加熱器伝熱管群10、23に到達するミスト濃度を60〜80%低減できることがわかる。また、その傾向からガス流速が速いほど、蒸発管サイズが小さいほど及び蒸発管ピッチが狭いほど、ミストの除去性能が高いことがわかる。一般に、ガス中に同伴されるミストには慣性力と粘性力が作用し、その飛行軌跡は、この2つの作用力の平衡によって決定される。すなわち、ミストをミスト蒸発管に衝突させるためには、ガス流速を高速化し、ミストの持つ慣性力を強めるか、蒸発管サイズを縮小し、ミストに働く粘性作用を弱めることが有効的な手段であると考えられる。同時に、蒸発管ピッチを狭くすることで、ガス流れ方向から見たミストの衝突面積を増加させることができ、ミストの除去性能が高くなる。
【0033】
本発明によれば、ガス再加熱器上流側にミスト蒸発管群を設置することにより、再加熱器伝熱管群表面に付着堆積するミスト量が大幅に低減され、長期間に亘る安定した伝熱性能を維持することが可能となる。更に、ミスト蒸発管群の設置された排ガス流路内のガス流速をガス再加熱器伝熱管群の設置された排ガス流路内のガス流速よりも高速化することで、慣性衝突により除去させるガス中のミストは大部分をミスト蒸発管群により捕集され、ガス再加熱器伝熱管群へのミスト付着による弊害を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるガス再加熱方式GGH再加熱器の図である。
【図2】 本発明の実施の形態におけるガス再加熱方式SGH再加熱器の図である。
【図3】 本発明の実施の形態におけるガス再加熱方式SGH再加熱器の図である。
【図4】 本発明の実施の形態におけるガス再加熱方式GGH+SGH再加熱器の図である。
【図5】 本発明の実施の形態におけるガス再加熱方式GGH+SGH再加熱器の図である。
【図6】 本発明の実施の形態におけるM/E出口ミスト濃度測定結果を示した図である。
【図7】 排煙処理システム系統を示した図である。
【図8】 排煙処理システム系統を示した図である。
【図9】 排煙処理システム系統を示した図である。
【図10】 従来技術におけるガス再加熱系統を記した図である。
【図11】 従来技術におけるガス再加熱系統を記した図である。
【図12】 従来技術におけるガス再加熱系統を記した図である。
【符号の説明】
1 ボイラ 2 空気予熱器
3 電気集塵器 4 吸収塔
5 ミストエリミネータ 6 ガス再加熱器
7 GGH熱回収器 8 GGH再加熱器
9 煙突 10 再加熱器伝熱管群
11 再加熱器伝熱管 12 熱媒連絡管
17 熱回収器伝熱管群 18 熱回収器伝熱管
19 GGH熱媒連絡管高温側 20 GGH熱媒連絡管低温側
22 ミスト蒸発管 24 SGH再加熱器伝熱管
25 蒸気ドレン配管 26 ドレンタンク
27 ドレンポンプ
29 SGH+GGH再加熱器
30 SGH+GGH再加熱器伝熱管群

Claims (14)

  1. ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置と、該脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられるガス温度上昇用のガス再加熱器とを備えた排煙脱硫装置において、
    脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト蒸発管群をガス再加熱器前流側の排ガス流路に設置し、該ミスト蒸発管群が設置された排ガス流路内のガス流速をガス再加熱器が設置された排ガス流路内のガス流速よりも高速化する構成としたことを特徴とする排煙脱硫装置。
  2. ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置と、該脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられるガス温度上昇用のガス再加熱器とを備えた排煙脱硫装置において、
    脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト蒸発管群をガス再加熱器の前流側の排ガス流路に設置し、該ミスト蒸発管群の各蒸発管の間でのガス流速をガス再加熱器を構成する伝熱管群の各伝熱管の間でのガス流速よりも高速化する構成としたことを特徴とする排煙脱硫装置。
  3. 前記ミスト蒸発管群を設置した排ガス流路の径を前記ガス再加熱器を設置した排ガス流路の径よりも小さくしたことを特徴とする請求項1又は2記載の排煙脱硫装置。
  4. 前記ミスト蒸発管群として、1段以上からなる裸管を設置したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の排煙脱硫装置。
  5. 前記ミスト蒸発管群の各蒸発管の径をガス再加熱器の各伝熱管の径よりも小さくすることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の排煙脱硫装置。
  6. 前記ミスト蒸発管群の各蒸発管の設置間隔を再加熱器の各伝熱管の設置間隔よりも狭くすることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の排煙脱硫装置。
  7. ミスト蒸発管群用の蒸発管とガス再加熱器伝熱管群の伝熱管は共に蒸気管から構成されたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の排煙脱硫装置。
  8. 硫装置前流側の排ガス流路に熱回収器を設け、該熱回収器と脱硫装置の後流側のガス再加熱器との間を熱媒体が循環する熱媒体流路を設け、該熱媒体流路はミスト蒸発管群の伝熱管を経由して熱回収器とガス再加熱器との間を熱媒体が循環する流路を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の排煙脱硫装置。
  9. ガス再加熱器の伝熱管群は伝熱管内に蒸気が供給される蒸気管と熱回収器とガス再加熱器との間の熱媒体用の伝熱管から構成され、ミスト蒸発管群の伝熱管は蒸気管からなることを特徴とする請求項8記載の排煙脱硫装置。
  10. ガス再加熱器の伝熱管群は伝熱管内に蒸気が供給される蒸気管と熱回収器とガス再加熱器との間の熱媒体用の伝熱管から構成され、ガス再加熱器で蒸気とガスとの熱交換により発生した蒸気ドレンをミスト蒸発管群の伝熱管に導く蒸気ドレン流路を設けたことを特徴とする請求項8記載の排煙脱硫装置。
  11. ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置と、該脱硫装置前流の排ガス流路に設置されたガスガスヒータ熱回収器と脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられるガス温度上昇用のガスガスヒータ再加熱器と前記ガスガスヒータ熱回収器と前記ガスガスヒータ再加熱器間を循環する熱媒体流路を備えた排煙脱硫装置において、
    脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト蒸発管群をガスガスヒータ再加熱器前流側の排ガス流路に設置し、該ミスト蒸発管群が設置された排ガス流路内のガス流速をガスガスヒータ再加熱器が設置された排ガス流路内のガス流速よりも高速化する構成とし、前記ガスガスヒータ熱回収器とガスガスヒータ再加熱器間を循環する熱媒体流路内の熱媒体の一部を前記ミスト蒸発管群用の熱媒体として利用することを特徴とする排煙脱硫装置の運転方法。
  12. ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置と、該脱硫装置前流側の排ガス流路に設置されたガスガスヒータ熱回収器と脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられるガス温度上昇用のガスガスヒータ再加熱器と前記ガスガスヒータ熱回収器と前記ガスガスヒータ再加熱器間を循環する熱媒体流路を備えた排煙脱硫装置において、
    脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト蒸発管群をガスガスヒータ再加熱器前流側の排ガス流路に設置し、該ミスト蒸発管群の各蒸発管の間でのガス流速をガスガスヒータ再加熱器を構成する伝熱管群の各伝熱管の間でのガス流速よりも高速化する構成とし、前記ガスガスヒータ熱回収器とガスガスヒータ再加熱器間を循環する熱媒体流路内の熱媒体の一部前記ミスト蒸発管群用の熱媒体として利用することを特徴とする排煙脱硫装置の運転方法。
  13. ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置と、該脱硫装置前流側の排ガス流路に設置されたガスガスヒータ熱回収器と脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられるガス温度上昇用のガスガスヒータ再加熱器と前記ガスガスヒータ熱回収器と前記ガスガスヒータ再加熱器間を循環する熱媒体流路を備え、かつガスガスヒータ再加熱器に隣接してガス温度上昇用のスチームガスヒータ再加熱器を設けた排煙脱硫装置において、
    脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト蒸発管群をガスガスヒータ再加熱器前流側の排ガス流路に設置し、該ミスト蒸発管群が設置された排ガス流路内のガス流速をガスガスヒータ再加熱器が設置された排ガス流路内のガス流速よりも高速化する構成とし、スチームガスヒータ再加熱器とミスト蒸発管群用の熱媒体としてスチームを利用し、更にスチームガスヒータ再加熱器で蒸気とガスとの熱交換により生成した蒸気ドレンをミスト蒸発管群用の熱媒体として利用することを特徴とする排煙脱硫の運転方法
  14. ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガス中の硫黄酸化物及びばい塵を除去する脱硫装置と、該脱硫装置前流側の排ガス流路に設置されたガスガスヒータ熱回収器と脱硫装置の後流側の排ガス流路に設けられるガス温度上昇用のガスガスヒータ再加熱器と前記ガスガスヒータ熱回収器と前記ガスガスヒータ再加熱器間を循環する熱媒体流路を備え、かつガスガスヒータ再加熱器に隣接してガス温度上昇用のスチームガスヒータ再加熱器を設けた排煙脱硫装置において、
    脱硫装置出口ガス中に含まれるミストを除去するミスト蒸発管群をガスガスヒータ再加熱器前流側の排ガス流路に設置し、該ミスト蒸発管群の各蒸発管の間でのガス流速をガスガスヒータ再加熱器を構成する伝熱管群の各伝熱管の間でのガス流速よりも高速化する構成とし、スチームガスヒータ再加熱器とミスト蒸発管群用の熱媒体としてスチームを利用し、更にスチームガスヒータ再加熱器で蒸気とガスとの熱交換により生成した蒸気ドレンをミスト蒸発管群用の熱媒体として利用することを特徴とする排煙脱硫の運転方法
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