JP3868090B2 - 間仕切壁構造およびその施工方法 - Google Patents

間仕切壁構造およびその施工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、間仕切壁構造およびその施工方法に係り、特に一方向からの施工が可能な間仕切壁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一方向からの施工が可能な間仕切壁として、例えば特開平9−78726号公報に開示されたものがある。天井面及び床面にそれぞれ断面L字形の上下ランナーを取り付け、予め上下に取付用スペースを残して鉛直方向に補強リブが固定された方形板をその取付用スペースにて上下ランナーにビスで取り付け、同一方向から耐火パネルを補強リブに固定する。このようにして、一方向から間仕切壁を構築することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上下ランナーへの取付用スペースを上下に残して方形板に補強リブが取り付けられるので、天井面及び床面に沿った方形板の上下の端縁には補強リブが存在せず、このため補強リブに固定された耐火パネルの上下端縁部の強度が不足する場合があり、強度確保のためには、断面L字形のランナー材をさらにもう一カ所設けなければならず、特殊技能者による二段階の施工を必要とした。また、予め補強リブが固定された方形板を施工現場に搬入する必要があり、補強リブと方形板とをバラバラにして運搬及び保管するのに比べて、各々の材料がかさ張るために運搬の効率が低下したり大きな保管場所が必要となり、特に運搬の際に補強リブや方形板が破損する惧れがあった。また、現場でパネル化する場合には、ボードに補強リブを固定するため、手間がかかった。
また、上下のランナーが断面L字形を有していたので、方形板をビスで取り付ける際に、ランナーの裏側に裏打材を固着し、方形板を貫通しランナーにネジ込まれたビスの先端部が裏打材にもネジ込まれるようにしてビス止めの強化をなしていた。しかしながら、裏打材として耐火材が用いられ、この耐火材がビスのネジ込みにより破損する惧れがあった。また、第2のボードは、第1のボードに取り付けられた補強リブに固定するため、第1のボードと第2のボードが連結し、遮音性が劣っていた。
【0004】
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、一方向からの施工が容易で特に上下端縁部において十分な強度を有すると共に材料の運搬及び保管が容易な間仕切壁構造およびその施工方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る間仕切壁構造は、第1のボードと第2のボードを含む二重構造を有し且つ上下方向の両端縁が天井面及び床面にそれぞれ固定される間仕切壁構造において、間仕切壁の上下方向の少なくとも一方の端縁は、天井面あるいは床面に水平方向に延びる第1のランナー材固定され、第1のランナー材に第1のボードの上下方向の一端縁取付具で固定され、第1のランナー材との間に第1のボードの端縁を挟むように第1のボードの表面に水平方向に第2のランナー材当接されると共にこの第2のランナー材第1のボード及び第1のランナー材に取付具で固定され、第2のランナー材に第2のボードの上下方向の一端縁固定され構造である。
なお、第2のボードの端縁は第2のランナー材に取付具で固定することができる。あるいは、第1のランナー材が、天井面あるいは床面に沿って第2のランナー材を越えて延伸すると共にその先端部が天井面あるいは床面に対して直角に屈曲された延伸部を有し、第2のボードの端縁が第2のランナー材と第1のランナー材の延伸部との間に挟持されるようにしてもよい。また、第2のボードの表面に第3のボードを取り付けることもできる。
【0006】
天井面及び床面の一方に第1のランナー材を固定すると共に他方には互いに平行な一対の立ち上がり部が形成された第3のランナー材を固定し、第1のボードの一端縁を第1のランナー材に取付具で固定すると共に他端縁を第3のランナー材の一方の立ち上がり部に取付具で固定し、第1のボードの一端縁において第2のランナー材を第1のボード及び第1のランナー材に取付具で固定し、第2のボードの一端縁を第2のランナー材に固定すると共に他端縁を第3のランナー材の他方の立ち上がり部に取付具で固定してもよい。
【0007】
この発明に係る第1の間仕切壁の施工方法は、天井面及び床面にそれぞれ水平方向に延びる第1のランナー材を固定し、第1のボードの上下方向の両端縁をそれぞれ第1のランナー材に取付具で固定し、双方の第1のランナー材との間にそれぞれ第1のボードの端縁を挟むように第1のボードの表面に水平方向に第2のランナー材を当接すると共にこの第2のランナー材を第1のボード及び第1のランナー材に取付具で固定し、第2のボードの上下方向の両端縁をそれぞれ第2のランナー材に固定する方法である。
この発明に係る第2の間仕切壁の施工方法は、天井面及び床面の一方に水平方向に延びる第1のランナー材を固定すると共に他方には互いに平行な一対の立ち上がり部が形成され且つ水平方向に延びる第3のランナー材を固定し、第1のボードの上下方向の一端縁を第1のランナー材に取付具で固定すると共に他端縁を第3のランナー材の一方の立ち上がり部に取付具で固定し、第1のランナー材との間に第1のボードの一端縁を挟むように第1のボードの表面に水平方向に第2のランナー材を当接すると共にこの第2のランナー材を第1のボード及び第1のランナー材に取付具で固定し、第2のボードの上下方向の一端縁を第2のランナー材に固定すると共に他端縁を第3のランナー材の他方の立ち上がり部に取付具で固定する方法である。
【0008】
これら第1および第2の間仕切壁の施工方法において、第2のボードの端縁は第2のランナー材に取付具で固定することができる。あるいは、第1のランナー材が、天井面あるいは床面に沿って第2のランナー材を越えて延伸すると共にその先端部が天井面あるいは床面に対して直角に屈曲された延伸部を有し、第2のボードの端縁が第2のランナー材と第1のランナー材の延伸部との間に挟持されるようにしてもよい。また、第2のボードの表面に第3のボードを取り付けることもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1にこの発明の実施の形態1に係る施工方法により構築された間仕切壁の断面を示す。この図1を用いて実施の形態1に係る施工方法を説明する。まず、床面1及び天井面2にそれぞれ水平方向に延びる第1のランナー材3及び第3のランナー材4をコンクリート釘5及び6で取り付ける。第1のランナー材3は、図2に示されるように、床面1に当接される平面部7と、平面部7の一端から垂直に立ち上がる立ち上がり部8と、立ち上がり部8の先端から立ち上がり部8の背面との間に所定の間隙を形成するように折り返される折り返し部9とからなっている。一方、第3のランナー材4は、図3に示されるように、天井面2に当接される平面部10と、平面部10の一端から垂直に立ち上がる第1の立ち上がり部11と、第1の立ち上がり部11の先端から第1の立ち上がり部11の背面との間に所定の間隙を形成するように折り返される折り返し部12と、平面部10の他端から垂直に立ち上がる第2の立ち上がり部13とからなっている。この第2の立ち上がり部13は、第1の立ち上がり部11よりも低く形成されている。
【0010】
第1のランナー材3の折り返し部9と第3のランナー材4の折り返し部12の外面上にそれぞれ耐火材14及び15を接着あるいはネジ止めにより固着した後、外側の壁面を構成する第1のボード16を第1のランナー材3と第3のランナー材4との間に挿入する。このとき、第3のランナー材4から第2の立ち上がり部13が下方に突出しているため、第1のボード16は、まずその上端部を第3のランナー材4の第1の立ち上がり部11と第2の立ち上がり部13との間に挿入し、この状態で第1のボード16の下端部を第1のランナー材3の立ち上がり部8へ押し付けるように前方へ移動させるとよい。そして、ネジ17及び18を用いて第1のボード16をその表面から第1のランナー材3の立ち上がり部8及び第3のランナー材4の第1の立ち上がり部11にそれぞれネジ止めする。この際、立ち上がり部8と折り返し部9との間及び第1の立ち上がり部11と折り返し部12との間にそれぞれ所定の間隙が形成されているため、ネジ17及び18の先端部はこれらの間隙内に止まり、折り返し部9及び12を貫通して耐火材14及び15にまで至ることはない。したがって、ネジ止めによる耐火材14及び15の破損が防止される。
【0011】
次に、第1のランナー材3の立ち上がり部8との間に第1のボード16の下端縁を挟むように第1のボード16の表面に水平方向に第2のランナー材19を当接し、長いネジ20でこの第2のランナー材19を第1のボード16及び第1のランナー材3の立ち上がり部8にネジ止めする。なお、第2のランナー材19は、断面が閉じられた矩形の管形状を有している。このとき、ネジ20の先端部は、第1のランナー材3の立ち上がり部8と折り返し部9との間に形成された間隙内に止まり、折り返し部9を貫通して耐火材14にまで至ることはない。
最後に、第2のボード21の下端縁及び上端縁をそれぞれ第2のランナー材19及び第3のランナー材4の第2の立ち上がり部13に当接し、ネジ22及び23を用いてこれらにネジ止めする。なお、第2のボード21の上端と天井面2との間に隙間が形成される場合には、必要に応じてこの隙間にシーリング材24が充填される。
【0012】
このようにして、一方向、例えば図1において右方のみから容易に間仕切壁を施工することができる。また、内側の壁面を構成する第2のボード21の上下端縁部がそれぞれ水平方向の第3のランナー材4及び第2のランナー材19に固定されるため、これら上下端縁部において十分な強度を有することとなり、遮音性の高い独立二重構造も可能となる。
さらに、従来のように予め複数の材料を互いに固定しておく必要がなく、それぞれの材料をまとめて施工現場に運搬及び保管すればよいため、材料の運搬及び保管が容易となり、運搬途中で材料を破損する惧れも少なくなる。
【0013】
実施の形態2.
図4に実施の形態2に係る施工方法により構築された間仕切壁の断面を示す。この実施の形態2は、上記の実施の形態1の施工方法において、上下を逆にして、床面1に第3のランナー材4を、天井面2に第1のランナー材3をそれぞれ取り付けて施工したものである。したがって、第2のランナー材19は天井面2側に設けられる。上下を逆にした以外は、実施の形態1で説明した方法と全く同様の方法で間仕切壁を構築することができる。
【0014】
実施の形態3.
図5に実施の形態3に係る施工方法により構築された間仕切壁の断面を示す。この実施の形態3は、上記の実施の形態1の施工方法において、天井面2側の取付構造を床面1側の取付構造と全く同様にしたものである。すなわち、床面1及び天井面2にそれぞれ第1のランナー材3を取り付け、これら第1のランナー材3に第1のボード16をネジ止めした後、第1のボード16の上下端縁部にそれぞれ第2のランナー材19を固定してこれら第2のランナー材19に第2のボード21をネジ止めすればよい。
【0015】
実施の形態4.
図6に実施の形態4に係る施工方法により構築された間仕切壁の断面を示す。この実施の形態4は、上記の実施の形態1の施工方法において、床面1に第1のランナー材3の代わりに図6に示す第1のランナー材25を取り付けて施工したものである。この第1のランナー材25は、第1のランナー材3と同様に、床面1に当接される平面部26と、平面部26の一端から垂直に立ち上がる立ち上がり部27と、立ち上がり部27の先端から立ち上がり部27の背面との間に所定の間隙を形成するように折り返される折り返し部28とを有するだけでなく、平面部26の他端に第2のランナー材19を越えて延伸すると共にその先端部が床面1に対して直角に屈曲された延伸部29を有している。第2のボード21の下端縁は、第2のランナー材19と第1のランナー材25の延伸部29との間に挿入され挟持される。したがって、第2のボード21の下端縁を第2のランナー材19にネジ止めする必要がなくなる。
【0016】
さらに、第2のボード21の全面に第3のボード30がステープル31により取り付けられており、この第3のボード30によって第1のランナー材25の延伸部29の露出が回避されている。また、第3のボード30を第2のボード21の全面に張り付けることにより、この間仕切壁の強度、耐火性及び遮音性が向上する。間仕切壁の外側の壁面を構成する第1のボード16も、二枚のボード32及び33を張り合わせて形成することができ、これにより耐火性及び遮音性をより一層向上させることが可能となり、さらに外側壁面の強度も向上する。
【0017】
実施の形態5.
図7に実施の形態5に係る施工方法により構築された間仕切壁の下端部の断面を示す。この実施の形態5は、上記の実施の形態1の施工方法において、床面1に第1のランナー材3の代わりに図7に示す第1のランナー材34を取り付けて施工したものである。この第1のランナー材34は、第1のランナー材3と同様に、床面1に当接される平面部7と、平面部7の一端から垂直に立ち上がる立ち上がり部8と、立ち上がり部8の先端から立ち上がり部8の背面との間に所定の間隙を形成するように折り返される折り返し部9とを有するだけでなく、折り返し部9の先端が平面部7の一端に連結されている。実際には、平面部7の一端を直角に折り曲げて折り返し部9を形成し、さらに所定の間隙が空くように折り返して立ち上がり部8を形成し、この立ち上がり部8の先端を平面部7にスポット溶接等により連結することにより第1のランナー材34を得ることができる。このような構造とすることにより、第1のランナー材34の剛性が高まり、第1のボード16を強固に固定することが可能となる。
【0018】
同様に、図8に示されるように、実施の形態4において第1のランナー材25の代わりに折り返し部28の先端が平面部26の一端に連結された第1のランナー材35を用いることもできる。このような構造により、第1のランナー材35の剛性が高まり、第1のボード16及び耐火材の強固な固定が可能となる。
【0019】
実施の形態6.
図9に実施の形態6に係る施工方法により構築された間仕切壁の上端部の断面を示す。この実施の形態6は、上記の実施の形態1の施工方法において、天井面2に第3のランナー材4の代わりに図9に示す第3のランナー材36を取り付けて施工したものである。この第3のランナー材36は、第3のランナー材4と同様に、天井面2に当接される平面部10と、平面部10の一端から垂直に立ち上がる第1の立ち上がり部11と、第1の立ち上がり部11の先端から第1の立ち上がり部11の背面との間に所定の間隙を形成するように折り返される折り返し部12と、平面部10の他端から垂直に立ち上がる第2の立ち上がり部13とを有するだけでなく、折り返し部12の先端が平面部10の一端に連結されている。このような構造とすることにより、第3のランナー材36の剛性が高まり、第1のボード16及び耐火材を強固に固定することが可能となる。
実際には、平面部10の一端を直角に折り曲げて折り返し部12を形成し、さらに所定の間隙が空くように折り返して第1の立ち上がり部11を形成し、この第1の立ち上がり部11の先端を平面部10にスポット溶接等により連結することにより第3のランナー材36を得ることができる。あるいは、平面部10の一端を直角に折り曲げてまず第1の立ち上がり部11を形成し、さらに所定の間隙が空くように第1の立ち上がり部11の背面側に折り返して折り返し部12を形成し、この折り返し部12の先端を平面部10側に折り曲げて平面部10の一端にスポット溶接等により連結してもよい。
【0020】
さらに、図10に示されるように、第2の立ち上がり部13の先端から第2の立ち上がり部13の背面との間に所定の間隙を形成するように折り返される第2の折り返し部37を形成し、この第2の折り返し部37の先端を平面部10にスポット溶接等により連結した第3のランナー材38を使用することもできる。このような構造の第3のランナー材38の使用により、さらに剛性が高まり、第2のボード21を強固に固定することが可能となる。
【0021】
なお、上記の各実施の形態にて用いられる第2のランナー材19としては図11(a)〜(d)に示されるような各種のものを使用することができる。図11(a)に示される第2のランナー材39は、断面コ字状のチャネル形状を有し、ネジ20を通すための孔40及び41が形成されている。チャネルの開放部からネジ20を直視しながら容易にネジ20を螺入させることができる。図11(b)に示される第2のランナー材42は、断面が閉じられた矩形の管形状を有し、互いに対向する面にネジ20を通すための孔43及び44が形成されている。管形状であるために、施工時に孔43に挿入されたネジ20の先端を直視することができない。そこで、施工の際に第1のボード16の表面に当接する面に形成された孔44は大きな径を有しており、直視しなくてもネジ20の先端が容易に孔44内に入るようになっている。管形状を有するために、第2のランナー材42の剛性は高く、第2のボード21の強固な固定が可能となる。
【0022】
図11(c)に示される第2のランナー材45は、断面がほぼコ字状のチャネル形状を有し、ネジ20を通すための孔46が形成され、施工時に孔46に挿入されたネジ20の先端がチャネルの開放部を通るように構成されている。施工時にネジ20の先端を直視することはできないが、ネジ20の先端がチャネルの開放部を通るため、容易にネジ止めすることができる。図11(d)に示されるように、この第2のランナー材45において、さらにチャネル部分を閉じて管形状とした第2のランナー材47を用いることもできる。チャネル部分を閉じた面48とこれに対向する面49に孔50及び51が形成されている。これらの孔50及び51は、穿孔時に形成されるバリを除去せずに残してあり、このためネジ20の方向性が案内され、ネジ20の先端を直視することができなくても、容易にネジ止めすることができる。なお、孔50から外方へ突出するバリが第1のボード16に当接して第2のランナー材47の取り付けを阻害しないように、面48には孔50の形成部分が一段低くなるように段差が形成されている。
【0023】
なお、上記の各実施の形態において、第1のボード16及び第2のボード21に関し、説明の便宜上、施工時に作業者に対向する面すなわち各図における右側の面を「表面」、反対側の面すなわち各図における左側の面を「裏面」と称した。しかしながら、特に第1のボード16は例えば図1において左側の面がこの間仕切壁の外壁面として露出するため、材料として表裏が区別されたボードを第1のボード16として使用する際には、そのボードの表側を各実施の形態の説明における「第1のボード16の裏面」とし、裏側を「第1のボード16の表面」として適用することが好ましい。また、中空部に補強リブを設けることもできる。
【0024】
さらに、上記の各実施の形態においては、第1のボード16及び第2のボード21を各ランナー材に固定するための取付具としてネジを例示したが、これに限るものではなく、ビス、その他の各種の取付具を使用することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、上下端縁部において十分な強度を有する間仕切壁を一方向のみから容易に施工することができる。また、従来のように予め複数の材料を互いに固定しておく必要がないため、材料の運搬及び保管が容易となり、運搬途中で材料を破損する惧れも少なくなる。また、独立二重構造も容易であり、高い遮音性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る施工方法により構築された間仕切壁を示す断面図である。
【図2】図1の部分Aの拡大図である。
【図3】図1の部分Bの拡大図である。
【図4】実施の形態2に係る施工方法により構築された間仕切壁を示す断面図である。
【図5】実施の形態3に係る施工方法により構築された間仕切壁を示す断面図である。
【図6】実施の形態4に係る施工方法により構築された間仕切壁を示す断面図である。
【図7】実施の形態5に係る施工方法により構築された間仕切壁の下端部を示す断面図である。
【図8】実施の形態4の変形例に係る施工方法により構築された間仕切壁の下端部を示す断面図である。
【図9】実施の形態6に係る施工方法により構築された間仕切壁の上端部を示す断面図である。
【図10】実施の形態6の変形例に係る施工方法により構築された間仕切壁の上端部を示す断面図である。
【図11】第2のランナー材の各種変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 床面
2 天井面
3,25,34,35 第1のランナー材
4,36,38 第3のランナー材
7,10,26 平面部
8,27 立ち上がり部
9,12,28 折り返し部
11 第1の立ち上がり部
13 第2の立ち上がり部
16 第1のボード
17,18,20,22,23 ネジ
19,39,42,45,47 第2のランナー材
21 第2のボード
29 延伸部
30 第3のボード
32,33 ボード
37 第2の折り返し部

Claims (10)

  1. 第1のボードと第2のボードを含む二重構造を有し且つ上下方向の両端縁が天井面及び床面にそれぞれ固定される間仕切壁構造において、
    間仕切壁の上下方向の少なくとも一方の端縁は、
    天井面あるいは床面に水平方向に延びる第1のランナー材固定され、第1のランナー材に第1のボードの上下方向の一端縁取付具で固定され、第1のランナー材との間に第1のボードの端縁を挟むように第1のボードの表面に水平方向に第2のランナー材当接されると共にこの第2のランナー材第1のボード及び第1のランナー材に取付具で固定され、第2のランナー材に第2のボードの上下方向の一端縁固定されることを特徴とする間仕切壁構造
  2. 第2のボードの端縁は第2のランナー材に取付具で固定されることを特徴とする請求項1に記載の間仕切壁構造
  3. 第1のランナー材は、天井面あるいは床面に沿って第2のランナー材を越えて延伸すると共にその先端部が天井面あるいは床面に対して直角に屈曲された延伸部を有し、第2のボードの端縁は第2のランナー材と第1のランナー材の延伸部との間に挟持されることを特徴とする請求項1に記載の間仕切壁構造
  4. 第2のボードの表面に第3のボードが取り付けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の間仕切壁構造
  5. 天井面及び床面の一方に第1のランナー材固定されると共に他方には互いに平行な一対の立ち上がり部が形成された第3のランナー材固定され
    第1のボードの一端縁第1のランナー材に取付具で固定されると共に他端縁第3のランナー材の一方の立ち上がり部に取付具で固定され
    第1のボードの一端縁において第2のランナー材第1のボード及び第1のランナー材に取付具で固定され
    第2のボードの一端縁第2のランナー材に固定されると共に他端縁第3のランナー材の他方の立ち上がり部に取付具で固定され
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の間仕切壁構造
  6. 二重構造の間仕切壁の施工方法において、
    天井面及び床面にそれぞれ水平方向に延びる第1のランナー材を固定し、
    第1のボードの上下方向の両端縁をそれぞれ第1のランナー材に取付具で固定し、
    双方の第1のランナー材との間にそれぞれ第1のボードの端縁を挟むように第1のボードの表面に水平方向に第2のランナー材を当接すると共にこの第2のランナー材を第1のボード及び第1のランナー材に取付具で固定し、
    第2のボードの上下方向の両端縁をそれぞれ第2のランナー材に固定する
    ことを特徴とする間仕切壁の施工方法。
  7. 二重構造の間仕切壁の施工方法において、
    天井面及び床面の一方に水平方向に延びる第1のランナー材を固定すると共に他方には互いに平行な一対の立ち上がり部が形成され且つ水平方向に延びる第3のランナー材を固定し、
    第1のボードの上下方向の一端縁を第1のランナー材に取付具で固定すると共に他端縁を第3のランナー材の一方の立ち上がり部に取付具で固定し、
    第1のランナー材との間に第1のボードの一端縁を挟むように第1のボードの表面に水平方向に第2のランナー材を当接すると共にこの第2のランナー材を第1のボード及び第1のランナー材に取付具で固定し、
    第2のボードの上下方向の一端縁を第2のランナー材に固定すると共に他端縁を第3のランナー材の他方の立ち上がり部に取付具で固定する
    ことを特徴とする間仕切壁の施工方法。
  8. 第2のボードの端縁は第2のランナー材に取付具で固定されることを特徴とする請求項6または7に記載の施工方法。
  9. 第1のランナー材は、天井面あるいは床面に沿って第2のランナー材 を越えて延伸すると共にその先端部が天井面あるいは床面に対して直角に屈曲された延伸部を有し、第2のボードの端縁は第2のランナー材と第1のランナー材の延伸部との間に挟持されることを特徴とする請求項6または7に記載の施工方法。
  10. 第2のボードの表面に第3のボードが取り付けられたことを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載の施工方法。
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