JP3867851B2 - 着火器のフィルター構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、噴出ノズルから噴出するガスに着火し燃焼させる着火器において、ガス流量を定量化して炎長調整を不要とするフィルター構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来一般の廉価ライター、点火棒等の着火器においては、ガスの噴出量すなわち炎長は、ツマミで調整する方式のものと、特殊フィルターすなわち一定量のガスを透過させる流量調整膜としてのメンブレム膜を使用して炎長調整を不要とした非調整式のものとが知られている。
【0003】
上記非調整式のフィルター構造の一例としては、特公昭63−21092号に示されるように、多孔膜によるメンブレム膜を使用した減圧手段として構成されている。このフィルター構造は、孔半径が200〜5000nmの微細孔を有するメンブレム膜(準多孔膜)と、その上面に密着した裏打ち多孔膜との2層構造となっている。メンブレム膜は着火器の液体燃料タンクと出口下流の空間との間に、円筒状部材と支持部材に挟み込まれて密封固定された構造となっている。
【0004】
また、他のフィルター構造としては、特公平4−12366号に示されるように、制御装置としてメンブレム膜(ガス透過性調量円板)を、締付円板とそれを取り囲む縁部のカシメにより密封固定した構造のものがある。
【0005】
これらのメンブレム膜を使用する非調整式フィルター構造においては、メンブレム膜の機械的な不安定を防止するために膜の上面に、多孔膜、不織布等の多孔体を密着させて使用し、両者を圧入およびカシメ等により通気面以外を密封固定する構造となっている。
【0006】
例えば、図12に示すように、フィルター171を弁機構におけるバルブ本体141の中心孔141aの上流部に設置する際に、このバルブ本体141の端面に対し、所定の大きさに裁断したフィルター171の周縁部を、透孔145aを有する締付部材145で挟んで押さえ付け、バルブ本体141の外周カバー140の下端縁部140aを折り返すようにカシメて、上記フィルター171を取り付けるようにしている。
【0007】
また、上記フィルター171としては、図13に示すように、メンブレム膜171aとそれを保護する不織布による多孔体171bの2者を密着し、所定間隔で点状に配置した接着ポイントPによって2層をラミネート加工してなるものが市販され、使用されている。そして、図12に示すように、上記フィルター171を組み付けた状態において、接着ポイントPは通気通路の大きさに対して複数(図示の場合4つ)配置され、その実質的な通気面積は接着ポイントPの面積分だけ減少している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなフィルター構造では、直径3〜4mm程度の小さなメンブレム膜とそれを保護する多孔体を重ね合わせ、締付部材の圧入、縁部のカシメ等により気密に固定する必要があるため、製造時における歩留まりが悪く、締め付け、カシメには、メンブレム膜の密着不足、過密着による膜破れなど細心の注意が必要であり、圧入部品の寸法ばらつき等により膜の通気径が微妙に変わり、炎長のばらつきの要因となる。
【0009】
また、市販されているメンブレム膜と不織布が2層一体にラミネート加工されたフィルターは、前述のように、メンブレム膜表面に不織布との接着ポイントPが微小径ながら無数に存在する。この接着ポイントは、熱着により樹脂化されているためガスが透過しない。着火器のガス通路に設置したメンブレム膜に、上記の接着ポイントがいくつ入るかにより、ガス透過量すなわちガス噴出量が変化し、炎長のばらつきの発生原因となり、非調整式の機能としては不十分となっている。
【0010】
本発明はこの点に鑑み、ガス透過特性すなわち炎長が安定するとともに、フィルターの良好な組み付けが行えるようにした着火器のフィルター構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の着火器のフィルター構造は、タンク室に収容した燃料ガスを、透過ガス量を定量化するフィルター、ガスの送給を開閉する弁機構を経て、噴出ノズルより噴出させて燃焼させる着火器において、
前記フィルターは、微細孔を有し透過ガス量を定量化するメンブレム膜と、通気性を有する多孔体との重ね合わせで構成され、該フィルターをホルダーに固着してなるフィルター部品が、前記弁機構の前段位置に組み付けられ、前記ホルダーは中央に通気口を有し、該ホルダーの端面にシート状の前記多孔体と前記メンブレム膜とを順に重ね、前記通気口の周縁部に有効通気径以外の部分のみ前記フィルターが溶着されて気密状態となり、該ホルダー外周部で前記フィルターが切断されてなり、該ホルダーの通気口内における前記フィルターのメンブレム膜と多孔体とは非接着であることを特徴とするものである。
【0012】
前記フィルターは、多孔体が弁機構側に位置していることを特徴とする。また、前記フィルターはシートの状態でホルダーと溶着し、その後シートから切除するのが好ましい。このフィルターの固着は、熱溶着、超音波溶着、またはインサート成形などにより行う。また、上記フィルターは、通気内径範囲にメンブレム膜と多孔体との接着ポイントが存在しない多層構造である。
【0013】
前記フィルターの多孔体は、合成樹脂製の不織布で構成可能である。この不織布としては、繊維径30〜15μm、目付量40〜15g/m2以下が好ましく、メンブレム膜と同じポリプロピレン繊維か、また濡れ性の少ないポリエステル繊維および疎ブタン性の処理を施したものが好適である。
【0014】
前記フィルターの多孔体は、合成樹脂製のメッシュ材で構成可能である。このメッシュ材としては、線径15〜30μm、メッシュ間隔200〜500μm程度の微線径品が好ましい。
【0015】
前記フィルターは、メンブレム膜の両面に多孔体を重ね合わせて構成してもよい。
【0016】
前記ホルダーは、中央に前記通気口を有する円板部の端面における該通気口の周縁部に前記フィルターが溶着され、筒部内に前記弁機構の一部が挿入され、筒部の端部でOリングとのシールを行い、通気口の大きさでガス透過量を規定するのが好適である。
【0017】
前記フィルターの多孔体は、前記弁機構の一部の熱供給を行う金属部品と常に接触していることを特徴とする。その際、前記フィルターの多孔体に接触している前記弁機構の一部の接触位置調整によりフィルターの張り状態を調整し、通気量の微調整を行うようにしてもよい。
【0018】
前記フィルターのタンク室側に、リング状の弾性体を配置してもよい。
【0019】
また、前記フィルターを固着した前記ホルダーの内部に、前記弁機構の端部が挿入され、該弁機構端部の外周面と前記ホルダーの内周面とが接近し、両者間の容積を小さく形成するのが好ましく、さらに、弁機構の挿入端面がフィルターの多孔体に接触しているのが好適である。
【0020】
本発明のフィルター構造は、後述の実施形態で示すガスライターのほか、点火棒等の着火器に適用可能である。この着火器としては、タンク室に収容した液化ガスが、ガス通路を経て噴出ノズルから噴出され、着火燃焼されるもので、上記ガス通路にガスの開閉を行う弁機構を備えてなり、このガス通路にガス流量を一定量とするために設置するフィルター構造である。さらに、フィルターは従前の吸上芯によらず、液化ガスを収容したタンク室に直接臨む構造に設けられた気相方式のものに適用可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上のような本発明によれば、透過ガス量を定量化するフィルターを、微細孔を有し透過ガス量を定量化するメンブレム膜と、通気性を有する多孔体との重ね合わせで構成し、該フィルターをホルダーに固着してなるフィルター部品を、弁機構の前段位置に組み付け、前記ホルダーは通気口の周縁部に前記フィルターが溶着されてなることにより、フィルターとホルダーの溶着部分は樹脂化し完全な気密状態を作り出すことができると共に、一部品化したフィルター部品の組み付けが容易に行え、しかも、フィルターとホルダーの溶着を有効通気径以外の部分で行い通気径に接着ポイントが存在せず、通気量が通気径に応じ常に安定しており、炎長の安定化が得られる。
【0022】
特に、安価な樹脂ホルダーとフィルターとの溶着によりフィルター部品となり、製造上の困難な面を改善し、機械組等の取り扱いが格段に行いやすくなり、より低コストで、より製品としての信頼性を高める効果がある。
【0023】
また、前述のように、ホルダーとフィルターのメンブレム膜、多孔体は溶融樹脂化し完全なシール性を有しているため、組付けの際注意するのはホルダーとOリングのシールのみとなり、慎重な圧入およびカシメ作業の必要なく確実に気密性を保つことができる。
【0024】
前記フィルターの多孔体と弁機構の一部とが常に接触し、多孔体を介しメンブレム膜を突っ張ることにより通気に影響を与えずにフィルターの膜状態が常に安定する。また上記多孔体と接触している弁機構の一部は気化の際奪われる熱の供給の役割もあるため、上記接触状態にあることにより、フィルターへの気化熱を効率よく供給することができる。
【0025】
さらに、フィルターの張り具合を調整できるようにすると、その突っ張り量を増すことによりメンブレム膜の通気量を微量に増加することができ、炎長の微調整が行える。
【0026】
また、フィルターのタンク室側に、通気径を阻害しない範囲のリング状の弾性体を設置すると、フィルター下の液だまりスペースを極力小さくし、安定した気ガス燃焼が得られるとともに、フィルター部品の締め込み時の負荷を緩衝することができる。
【0027】
また、ホルダーの内部に挿入した弁機構の端部外周面とホルダーの内周面とが接近し、両者間の容積を小さく形成すると、この部分に溜まる液ガス量が低減して、弁開放時瞬間的に生じる突発火炎を抑えることができ、さらに、フィルターでの気化に伴う温度低下を弁機構からの熱供給により抑制でき、一定の気化量を維持して炎を安定させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の着火器のフィルター構造の各実施の形態を詳細に説明する。
【0029】
図1は一つの実施形態にかかるフィルター構造を有するガスライターによる着火器の中央縦断面側面図、図2は弁機構部分の拡大断面図、図3はさらにフィルター構造部分の拡大断面図、図4はフィルター部品の作成行程を示す断面図、図5はフィルターの層構成および表面形態を示す図である。
【0030】
本実施形態のガスライター1(着火器)は、燃料ガスが貯蔵されたライター本体2と、先端噴出口31からガスを噴出する噴出ノズル3と、噴出ノズル3の移動に応じてライター本体2からのガス通路を開閉する弁機構4と、着火操作時に噴出ノズル3を引き上げて弁機構4を開作動するガスレバー5と、着火操作に応じて噴出ガスに着火させる放電式の着火機構6と、弁機構4の下部におけるタンク室24への開口部分に設置されガス量を調整するフィルター部品7と、噴出ノズル3の上方周囲に装着されたキャップ8と、ガスの噴出と着火を行う操作ボタン9とを備えている。
【0031】
ライター本体2は、合成樹脂で成形された有底筒状のタンク本体21(下部は不図示)の上部に上蓋22が気密に固定されて、その内部にブタンガス等の燃料ガスを貯蔵するタンク室24が形成され、上蓋22には中間ケース23が装着されてなる。
【0032】
上記ライター本体2の上蓋22を上下に貫通して、噴出ノズル3へのガスの送給を開閉する公知の弁機構4が配設される。この弁機構4の縦軸中心に細パイプ状の噴出ノズル3が軸方向に移動可能に設けられ、噴出ノズル3の先端部が弁機構4の上端部から突出している。この噴出ノズル3は、噴出口31近傍の先端部がテーパー状に形成されると共に、その下部に段状に細径に設けられた首部32を有する。この首部32の上端部には、前記ガスレバー5の一端部に形成されたノズル係合部51が係合される。
【0033】
なお、噴出ノズル3の先端噴出口31にはノズルチップ34が装着され、後述の放電点火による着火性を高めるために、噴出口31から噴出されるガスの一部を外周部に拡散させて空気の混合性を高めるようにしている。
【0034】
弁機構4は、噴出ノズル3の上方移動に伴ってガス通路を開きガスを噴出させるものであり、前記上蓋22に貫通形成された装着孔22bに、フィルター部品7に続いてバルブ本体41(バルブ底)が挿入されると共に、該バルブ本体41を押圧するように固定部材42(ノズルネジ)が螺合され、このバルブ本体41と固定部材42内に前記噴出ノズル3が軸方向に摺動自在に配設されている。
【0035】
噴出ノズル3の下端部には弁体44が嵌着されて内部通路が閉塞される一方、中間側方の開口33により内部通路と外周部とが連通されている。バルブ本体41の底部には中心孔41aが開口されて弁座となり、前記弁体44が着座してこの中心孔41aを開閉してガスの送給を開閉する。噴出ノズル3は固定部材42の上端内面との間に縮装されたノズルバネ45によって下方の着座方向に付勢される。
【0036】
さらに、前記バルブ本体41の下端部41bの中央部、すなわち中心孔41aの周囲が下方に突出しており、その周囲にはフィルター部品7のホルダー72が嵌装されている。また、バルブ本体41の中心孔41aの下方には、ホルダー72に固着されたフィルター71が位置し、このフィルター71および上蓋22の透孔22aを介してタンク室24の内部に連通し、多孔質材による吸上芯を有しない気相方式となっている。フィルター部品7の詳細については後述する。
【0037】
前記バルブ本体41の外周には上蓋22の装着孔22bの内周面との間のガスシールを行うOリング47が装着され、噴出ノズル3の外周には固定部材42の内周面との間のガスシールを行うOリング48が介装され、このOリング48にはノズルバネ45の一端が当接する。
【0038】
また、噴出ノズル3に一端部のノズル係合部51が係合したL字状のガスレバー5は、屈曲部の軸52がライター本体2の中間ケース23に揺動自在に支持され、他端の連係部53が斜め下方に延びて配設され、後述のレバー押し63と連係される。
【0039】
一方、前記噴出ノズル3と反対側のライター本体2(中間ケース23)の上方に配設された操作ボタン9は、その筒状の底部が着火機構6の圧電ユニット61の上端に嵌着され、押下げ作動可能である。
【0040】
着火機構6は、下部が中間ケース23に保持され上部が上下移動可能に設けられた圧電ユニット61を備え、この圧電ユニット61の上端に結線された放電電極62が操作ボタン9の上部に配設されてなり、圧電ユニット61の作動に伴って発生される高電圧が放電電極62と噴出ノズル3(ノズルチップ34)との間に印加されて点火用の放電が行われる。
【0041】
また、操作ボタン9の押下げ操作に伴って圧電ユニット61の上半部が下降移動するが、この圧電ユニット61の移動部分に、ガスレバー5の前記連係部53に当接してこのガスレバー5を回動させるレバー押し63が設置されている。これにより、操作ボタン9の押下げ操作に伴ってレバー押し63がガスレバー5を回動させて、噴出ノズル3から燃料ガスを噴出させるものであり、さらに押下げ操作を進めることで前記圧電ユニット61を作動して放電点火を行う。
【0042】
次に、フィルター部品7を、図4および図5に沿って説明する。このフィルター部品7は、フィルター71と、該フィルター71を固着保持してなるホルダー72とで構成される。フィルター71は、図5に示すように、微細孔を有し透過ガス量を定量化するメンブレム膜71aと、通気性を有する多孔体71bとの重ね合わせで構成され、ホルダー72に溶着される前の状態ではメンブレム膜71aと多孔体71bとは非接着である。
【0043】
メンブレム膜71aは、孔半径が200〜5000nmの微細孔を有する延伸ポリプロピレン樹脂膜などで構成され、タンク室24のガス量、温度とはほぼ無関係に一定流量のガスを透過させる特性を有する。これにより、通過するガス流量を調整して噴出ガス量すなわち炎の長さを非調整で一定化する。
【0044】
また、上記多孔体71bは、この実施形態では、合成樹脂製の不織布であり、使用繊維は、繊維径30〜15μm、目付量40〜15g/m2以下が好ましく、メンブレム膜71aと同じ材質のポリプロピレン繊維か、また濡れ性の少ないポリエステル繊維および疎ブタン性の処理を施したものが使用される。
【0045】
なお、多孔体71b(不織布)の材質は、メンブレム膜71aと同じポリプロピレン樹脂が溶着性が優れ好ましいが、メンブレム膜71aよりも濡れ性の少ないポリエステル繊維がさらによい。つまり、気相制御式のガスライター1等の着火器の特徴として、着火器を横向きに使用した際、メンブレム膜71a直下に液ガスが接触するものであり、その際、膜下が気化ガスの場合の炎長よりも液化ガスが接した場合の炎長は伸びる傾向にある。この現象に対し、メンブレム膜71a直上に接触し重なっている多孔体71b(不織布)の材料をポリプロピレン繊維よりも濡れ性の少ないポリエステル繊維とすることにより、正常状態(直立状態)での使用時の気相燃焼状態から横向きの液ガス燃焼に変わった際の、炎長変動が減少することが試験結果より判明した。濡れ性の少ない繊維が膜直上に接触することにより気ガスに影響を与えず、液ガスのみの制御が可能となった。
【0046】
ホルダー72は、中央に通気口72cを有する円板部72aと、該円板部72aの外周に連設された筒部72bとを備え、円板部72aの端面72dにおける通気口72cの周縁部に前記フィルター71が溶着されてなる。ホルダー72の材質は、メンブレム膜71aと同材料のポリプロピレン樹脂が最も溶着状態が安定する。
【0047】
上記フィルター部品7の作成は、図4(a)〜(c)に示すように行われる。まず、図4(a)のように、ホルダー72の円板部72aの端面72dに、シート状の多孔体71b(不織布)およびメンブレム膜71aを順に重ね、図4(b)のように、通気口72cの周縁部の円板部72aの端面72dに、所定温度に加熱したシーラー75を押し当ててフィルター71を溶着してなる。そして、図4(c)のように、ホルダー72の外周部でフィルター71を切断して、フィルター部品7を作成してなる。
【0048】
上記のように、ホルダー72の通気口72c内におけるフィルター71のメンブレム膜71aと多孔体71bとは非接着である。つまり、フィルター71は、通気内径範囲にメンブレム膜71aと多孔体71bとの接着ポイントが存在しない多層構造となっている。また、メンブレム膜71aと多孔体71bはシートの状態で樹脂ホルダー72と溶着後、シートから打ち抜く方法をとることで2枚の膜の重なり状態は常に安定している。また、フィルター71を円筒状の樹脂ホルダー72に有効通気径以外の部分を融着させることにより溶着部分は樹脂化し、フィルター71とホルダー72間において完全な気密状態を作り出し、外周方向へのガスの流れを阻止するようになっている。
【0049】
なお、上記フィルター71の固着は、熱溶着、超音波溶着で行うほか、ホルダー72の成形時に型内にフィルター71をセットしたインサート成形などにより行ってもよい。溶着の場合、温度条件、時間、シーラー75と樹脂ホルダー72の寸法およびクリアランスを調整することにより、安定した通気径を確保した溶着が行えることが実験の結果可能となった。
【0050】
上記フィルター部品7が、図2および図3に示すように、前記弁機構4の前段位置に組み付けられる。フィルター部品7の組み付けは、上蓋22の装着孔22bにまずフィルター部品7を挿入してから弁機構4を組み付けてなる。ホルダー72の筒部72b内に弁機構4の一部すなわちバルブ本体41の下端部41bが挿入され、筒部72bの上端部にOリングが圧接してホルダー72の内外間のシールを行い、通気口72cの大きさ(メンブレム膜71aの透過面積)でガス透過量を規定している。
【0051】
フィルター部品7はタンク室24内の液ガスを密封している上蓋22の凹穴状の装着孔22bの底部面22cとバルブ本体41の外周面に固定されているゴムOリング47の間に挟み込まれるように位置し、樹脂ホルダー72の上端面とOリング47によりフィルター71前後の気密が保持される。Oリング47は装着孔22bの円周面とバルブ本外41の間のシールも兼ねている。前述のように、樹脂ホルダー72とメンブレム膜71a、多孔体71b(不織布)は溶融樹脂化し、完全なシール性を有しているため、組付けの際注意するのは樹脂ホルダー72とOリング47のシールのみとなり、慎重な圧入およびカシメ作業の必要なく確実に気密性を保つことができる。
【0052】
前記フィルター71は、多孔体71bが弁機構4側に位置し、この多孔体71bにバルブ本体41の下端部41bが常に接触し、ホルダー72は、内径側面でフィルター71周辺に熱供給を行う金属部品であるバルブ本体41を取り囲む形状となっている。
【0053】
上記バルブ本体41の下端部41bの底部先端面が、常にフィルター71の多孔体71bに接触した状態とし、この多孔体71bを介してメンブレム膜71aを突っ張ることにより、通気に影響を与えずに該メンブレム膜71aの状態が常に安定する。また金属製(例えば黄銅製)のバルブ本体41は、気化の際奪われる熱の供給の役割もあるため、多孔体71bと常に接触させることにより、フィルター71への気化熱を効率よく供給することができる。
【0054】
図6は、弁機構4の固定部材42(ノズルネジ)によりバルブ本体41の高さ調整を行って、フィルター71のメンブレム膜71aの張り具合(押圧状態)の調整を示す断面図である。図6の左部はフィルター71の突っ張り量が少ない状態で、この状態から図6の右部に示すように、フィルター71の突っ張り量を増すことによりメンブレム膜71aの通気量が微量に増加することが試験結果により分かった。これは広い範囲で炎長を調整できるほどではないが、1〜5mm程度の炎長の微調整は可能であり、製造工程で必要に応じ炎長の微調整が可能となる。
【0055】
以上のような構成からなるガスライター1の作用を説明する。図1に示す不使用状態においては、噴出ノズル3はノズルバネ45によって下降移動し弁体44が着座して中心孔41aを閉じ、ガスの送給を閉止している。これに伴いガスレバー5はノズル係合部51が下降揺動した状態にある。着火操作は指で操作ボタン9を押し下げるもので、圧電ユニット61が押し下げられレバー押し63がガスレバー5を揺動させることにより噴出ノズル3が引き上げられ、弁体44が中心孔41aを開く。タンク室24からフィルター71を通過した一定量の燃料ガスが噴出ノズル3の外周部から開口33を通って内部通路に流入し、先端噴出口31より噴出し、その直後に圧電ユニット61による放電が行われ噴出したガスに着火させ、所定長の燃焼炎が生じる。
【0056】
使用が終了し、操作ボタン9から指を離すと、噴出ノズル3は弁機構4のノズルバネ45によって下降方向に移動してガスの噴出を閉止して消火し、ガスレバー5も復帰揺動する一方、操作ボタン9は圧電ユニット61に内蔵されたスプリングにより上昇移動し、初期位置に戻る。
【0057】
本実施形態によれば、フィルター71のホルダー72への溶着は通気径以外の外周にて行われるため、通気径に接着ポイントの発生はなく、通気量が通気径に応じ常に安定している。また、安価な樹脂ホルダー72との溶着によりフィルター部品7となり、機械組等の取り扱いが格段に行いやすくなり、コストダウンにつながる。
【0058】
図7はフィルター構造の他の実施形態を示し、フィルター部品7の下部におけるタンク室24側の部位に、通気径を阻害しない範囲の平リング状の弾性体73が、円板部72aと底部面22cとの間に設置されたもので、その他は図3と同様に構成されている。
【0059】
この実施形態では、上記弾性体73の介装により、フィルター71より下の液だまりスペースを極力小さくし、安定した気ガス燃焼とする効果と、固定部材42の締め込み時の上蓋22への負荷を緩衝することができる。
【0060】
図8はフィルター71の他の実施形態を示す断面図である。この実施形態のフィルター71は、メンブレム膜71aと積層する多孔体71cが、不織布の代わりに合成樹脂製の微線径メッシュ材で構成されている。メッシュ材による多孔体71cは、不織布に比べ空孔率が安定しており、ガスライター1等の着火器を傾けて使用した際に発生する気ガス燃焼から液ガス燃焼への移行時に、炎長変化の制御がより定量的に行われる。メッシュ材の線径は15〜30μm、メッシュ材間隔は200〜500μm程度が良好であった。
【0061】
上記メッシュ材による多孔体71cもメンブレム膜71aと積層されてホルダー72の通気口72cの周縁に、前記と同様に溶着されてなる。
【0062】
図9はフィルター71のさらに他の実施形態を示す断面図である。この実施形態のフィルター71は、メンブレム膜71aの上下両面に不織布による多孔体71b,71bが重ねられた3層構造としたものである。この3層フィルター71をホルダー72に溶着することにより、メンブレム膜71aの機械的強度を向上することができる。
【0063】
つまり、ガスライター1等の着火器に使用するメンブレム膜71aは気孔径0.05μm、厚さ約0.02mmという薄膜であり、ポリプロピレンフィルムの1軸延伸により製造されるため、配向性があり一定の方向以外は裂けやすい特性がある。そのためしばしば落下衝撃および組み付けの際に膜が破けることがあった。この点、上述のように、メンブレム膜71a上下に多孔体71b,71bを重ね、ホルダー72に溶着することにより、機械的強度は向上し、通気には影響を与えないフィルター71とすることができた。
【0064】
図10および図11はさらに他のフィルター構造の実施形態を示す断面図である。この実施形態のフィルター部品7は、フィルター71およびホルダー72共に図3に示したものとほぼ同様に形成されてなる。なお、ホルダー72の内面側における円板部72aと筒部72bとの接続部分が斜面に形成されている。
【0065】
そして、本実施形態では、上記フィルター部品7のホルダー72の内周面と、弁機構のバルブ本体41の下端部41bの外周面とが接近して形成され、両者間の容積が小さくなっている。つまり、図11に示すように、ホルダー72の通気口72cの内径d1と、この通気口72cに挿入されるバルブ本体41の下端部41bの外径D1とが、所定のはめあい公差をもって嵌合する寸法(d1≦D1)に形成されて、組付時に両者の内外周面が接近もしくは接触すると共に、ホルダー72の筒部72bの内径d2と、この筒部72b内に挿入されるバルブ本体41の段部41cの外径D2とが、所定のはめあい公差をもって嵌合する寸法(d2≦D2)に形成されて、組付時に両者の内外周面が接近もしくは接触するようになっている。さらに、フィルター部品7とバルブ本体41との組付時には、バルブ本体41の段部41cの下面および面取り面が、ホルダー72の円板部72aの上面および斜面に接近もしくは接触するように、バルブ本体41が挿入されている。また、バルブ本体41の下端部41bの端面が全体的にフィルター71の多孔体71bに接触している。なお、ホルダー72の材質が弾性を有する樹脂の場合には、バルブ本体41側の寸法が大きい嵌合構造としてもよい。
【0066】
本実施形態によれば、組付状態におけるホルダー72の内面とバルブ本体41の外面とが接近して隙間が小さく、両者間の容積が小さくなっている。これにより、フィルター71上の弁機構4側の液ガス溜まり量が最小限となり、ここに溜まったガスが弁開放時に一気に供給されることにより瞬間的に生じる突発火炎を抑えることができる。
【0067】
また、上記構造により、熱伝導性の高い金属(黄銅等)からなるバルブ本体41からホルダー72およびフィルター71への熱供給が良好に行え、気化の際生じるフィルター71の冷却を抑制し、一定の気化量を維持して炎長を安定させる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態にかかるフィルター構造を有するガスライターによる着火器の中央縦断面側面図
【図2】弁機構部分の拡大断面図
【図3】フィルター構造部分の拡大断面図
【図4】フィルター部品の作成行程を示す断面図
【図5】フィルターの層構成および表面形態を示す図
【図6】フィルターの張り調整を左右で異なる状態で示す拡大断面図
【図7】他の実施形態のフィルター構造を示す要部断面図
【図8】フィルターの他の実施形態を示す要部断面図
【図9】フィルターのさらに他の実施形態を示す要部断面図
【図10】さらに他の実施形態のフィルター構造を示す要部断面図
【図11】図10のバルブ本体とフィルター部品の分離図
【図12】従来のフィルター構造を示す要部断面図
【図13】従来のフィルターの層構成および表面形態を示す図
【符号の説明】
1 着火器(ガスライター)
2 ライター本体
3 噴出ノズル
4 弁機構
6 着火機構
7 フィルター部品
21 タンク本体
22 上蓋
22b 装着孔
24 タンク室
31 噴出口
41 バルブ本体
41a 中心孔
41b 端部
42 固定部材
44 弁体
47,48 Oリング
61 圧電ユニット
71 フィルター
71a メンブレム膜
71b,71c 多孔体
72 ホルダー
72a 円板部
72b 筒部
72c 通気口
72d 端面
75 シーラー

Claims (10)

  1. タンク室に収容した燃料ガスを、透過ガス量を定量化するフィルター、ガスの送給を開閉する弁機構を経て、噴出ノズルより噴出させて燃焼させる着火器において、
    前記フィルターを、微細孔を有し透過ガス量を定量化するメンブレム膜と、通気性を有する多孔体との重ね合わせで構成し、該フィルターをホルダーに固着してなるフィルター部品を、前記弁機構の前段位置に組み付け、前記ホルダーは中央に通気口を有し、該ホルダーの端面にシート状の前記多孔体と前記メンブレム膜とを順に重ね、前記通気口の周縁部に有効通気径以外の部分のみ前記フィルターを溶着して気密状態とし、該ホルダー外周部で前記フィルターを切断してなり、該ホルダーの通気口内における前記フィルターのメンブレム膜と多孔体とは非接着であることを特徴とする着火器のフィルター構造。
  2. 前記フィルターは、多孔体が弁機構側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の着火器のフィルター構造。
  3. 前記フィルターの多孔体は、合成樹脂製の不織布であることを特徴とする請求項1または2に記載の着火器のフィルター構造。
  4. 前記フィルターの多孔体は、合成樹脂製のメッシュ材であることを特徴とする請求項1または2に記載の着火器のフィルター構造。
  5. 前記フィルターは、メンブレム膜の両面に多孔体を重ね合わせてなることを特徴とする請求項1または2に記載の着火器のフィルター構造。
  6. 前記ホルダーは、中央に前記通気口を有する円板部と筒部を備え、円板部の端面における前記通気口の周縁部に前記フィルターが溶着され、筒部内に前記弁機構の一部が挿入され、筒部の端部でOリングとのシールを行い、通気口の大きさでガス透過量を規定していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の着火器のフィルター構造。
  7. 前記フィルターの多孔体は、前記弁機構の一部と常に接触していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の着火器のフィルター構造。
  8. 前記フィルターの多孔体に接触している前記弁機構の一部の接触位置調整によりフィルターの張り状態を調整し、通気量の微調整を行うことを特徴とする請求項7に記載の着火器のフィルター構造。
  9. 前記フィルターのタンク室側に、弾性体を配置していることを特徴とする請求項1に記載の着火器のフィルター構造。
  10. 前記フィルターを固着した前記ホルダーの内部に、前記弁機構の端部が挿入され、該弁機構端部の外周面と前記ホルダーの内周面とが接近し、両者間の容積が小さく形成されたことを特徴とする請求項1に記載の着火器のフィルター構造。
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