JP3867077B2 - 便採取用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、潜血検査等の臨床検査試料として糞便を定量的に採取し、糞便懸濁用液体に懸濁するための便採取用容器に関する。
糞便は血液や尿と同様に臨床検査試料として好適であり、診断上有用な試料として汎用されている。とりわけ、糞便中の潜血の検出は消化器系の疾患、特に大腸癌、消化管出血等の診断に非常に有用であることから、集団検診、老人検診等に取り入れられており、疾患の早期発見のための重要な検査項目となっている。糞便中の潜血検出法としては、従来からグアヤック試薬が使用されていたが、最近は免疫化学的な反応原理に基づく検出方法が開発され、特異性や感度の点ではるかに優れていることから、その重要性が益々増大している。
この免疫化学的測定法に基づく糞便中の潜血を検出するためには、定量的に糞便を採取し適切な液体中に懸濁させる必要があり、そのため、糞便を定量的に採取する手段、郵送中に安定を保つための液体組成、簡便で衛生的であること等について種々の工夫改良がなされた便採取用容器の開発に注力されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
しかし、上記便採取用容器にあっては、採便棒の採便部が棒状部の外径と同径の先端部分に切欠部や凹部(特許文献1参照)或いは螺旋状の溝(特許文献2参照)として形成されているため、糞便を採取する(掻き取る)作用が弱いという難点がある。また、採便部が切欠部や凹部或いは螺旋状の溝からなる場合に糞便を定量的に採取するためには、切欠部や凹部或いは螺旋状の溝に糞便を満たす必要があるが、この操作が素人には難しいため糞便の採取量にバラツキが生じるという難点がある。特に、糞便が水分の少ない硬質便の場合には必要量の糞便の採取が非常に困難である。
また、糞便が水分の多い水溶便である場合にも、切欠部や凹部或いは螺旋状の溝では糞便が流出してしまうことが多く、糞便を保持する作用が弱いという難点があり、必要量の糞便の採取が困難である。近年では、採便部をブラシ状としたもの(特許文献3参照)等も提案されているが、水溶便の採取には適しているものの、硬質便の採取には不向きである。
実公平5−17652号公報 特開平7−12808号公報 特開平8−285845号公報
本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、採取すべき糞便が硬質便の場合でも水溶便の場合でも、容易に必要量の糞便の採取をすることのできる便採取用容器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の便採取用容器は、一端に開口した開口端部が設けられ、該開口端部と連通する中空内部に糞便懸濁用液体を収容する液体収容部を有し、他端に該液体収容部と連通可能な滴下部が設けられた筒状の容器本体と、前記開口端部に着脱自在とされた蓋体と、該蓋体に突設され且つ小径長尺の棒状部及び該棒状部の先端部に形成された糞便採取用の採便部を有する採便棒と、該採便棒の採便部と摺接するように形成された貫通孔を有し且つ前記容器本体の液体収容部に糞便懸濁用液体を封止する弾性体からなるスクレーパと、糞便と糞便懸濁用液体との懸濁液を濾過するフィルタと、を備える便採取用容器であって、前記スクレーパは、短尺の円筒状部材であり、該スクレーパの内周面に形成された弾性環状凸部により前記貫通孔が形成されており、前記スクレーパはその弾性環状凸部に対応する外周面に環状スリットを有し、前記採便棒の棒状部は、該採便棒の採便部を前記容器本体の開口端部から液体収容部に挿入した際に前記スクレーパの内周面に形成された弾性環状凸部と嵌合する嵌合凹欠部を備え、且つ、前記採便棒の採便部が、該棒状部の外径よりも拡径された複数の環状凸部を連設した採便部であることを特徴とする。
前記弾性環状凸部は、断面球状であることが好ましい。また、前記スクレーパは、弾性環状凸部の挿入方向前後両側の内周面に該弾性環状凸部が弾性変形するために必要な遊間を有することが好適であ。更に、前記スクレーパは、その軸方向の外周面に容器本体の中空内部と液体収容部とが連通するように内圧上昇緩和スリットを形成し、液体収容部の与圧を防止することが好ましい。前記弾性体としては、ゴム、シリコン樹脂等のエラストマー等の弾性を有する合成樹脂等、特に限定されないが、好ましくはエラストマーが挙げられる。
前記採便棒の棒状部は、該採便棒の採便部を前記容器本体の開口端部から液体収容部に挿入した際に、前記スクレーパの該開口端部側で該容器本体の中空内部を閉塞する鍔部を備えることが好ましい。スクレーパの貫通孔からの液漏れ防止のためである
前記容器本体の外壁は、液体収容部を囲繞している部分が可撓性の薄肉部とされ、該薄肉部を押圧することにより、懸濁液がフィルタにより濾過され滴下部から滴下され得ることができる。また、前記容器本体の内壁には、前記スクレーパよりも長尺で小径の凸形状をした突条である内圧上昇緩和リブを形成することが好ましい。これにより、採便棒の挿入に伴う与圧を防止することができる。
前記採便棒の棒状部における採便部は、植毛されていることが好ましく、前記植毛は、静電気植毛加工による植毛であることが好適である。
本発明によれば、採取すべき糞便が硬質便の場合でも水溶便の場合でも、容易に必要量の糞便の採取をすることのできる便採取用容器を提供することができるという利点を有する。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、図示例は例示的に示されるもので、本発明の技術思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことはいうまでもない。
図1は、本発明の便採取用容器の全体構成を示す側面一部断面説明図である。図中、符号2は本発明の便採取用容器である。また、図2は、本発明の便採取用容器における容器本体を示す側面断面説明図である。図中、符号10は容器本体である。本発明の便採取用容器2における容器本体10は、円筒状や角筒状等の筒状容器である。材質は特に限定されないが、例えばポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂を利用できる。サイズも特に限定されないが、郵送する場合の便宜を考慮すると、例えば、長さは5cm〜15cm程度、好ましくは8cm程度であり、外径5mm〜12mm(内径4mm〜11mm)程度、好ましくは外径9mm(内径7mm)程度のものを利用すればよい。
容器本体10は、上端が上方に開口した開口端部11となっており、開口端部11と連通して中空内部17を備える。容器本体10の開口端部11は後述する蓋体と着脱自在とされる。着脱自在とする方式は、開口端部11を該蓋体により密閉可能であれば、特に限定されず、螺着式や嵌着式等の常法によればよい。図示例では、容器本体10の上端部内周に、該蓋体と螺着するための雌ネジ部12が螺刻されている。容器本体10の中空内部17は、その下方が糞便懸濁用液体Sを収容するための液体収容部18とされる。なお、収容される糞便懸濁用液体Sとしては特に限定されず、適宜選択して用いればよい。
容器本体10の下端には、潜血検査等に際し、糞便と糞便懸濁用液体Sとの懸濁液を滴下するための滴下部14が設けられている。滴下部14は液体収容部18と連通する流路16との間に薄膜15が形成されている。潜血検査等に際しては、薄膜15を破砕して流路16と滴下部14を連通せしめることにより、懸濁液を滴下可能とされている。
容器本体10の外壁20は、液体収容部18を囲繞している部分が薄肉部22とされている。この薄肉部22は、懸濁液を滴下する際に、懸濁液を押し出し易いように可撓性を付与すべく薄肉とした部分である。
また、容器本体10の中空内部17には、スクレーパ30を液体収容部18の上方位置で保持固定するためのスクレーパホルダ24が設けられている。スクレーパホルダ24は上端に環状小突起21が形成され、下端に係止段部23が形成されている部分である。環状小突起21は、内周面に沿って環状に突出するように形成された小突起であり、係止段部23は、液体収容部18の内径が縮径されていることに伴う段差部分である。
ここで、符号25は内圧上昇緩和リブである(図2参照)。採便棒50により便を採取し、採便棒を開口端部11から容器本体10内部の液体収容部18へ挿入する際、液体収容部18はスクレーパ30及び鍔部53により密閉されることから、液体収容部18内部に与圧が発生する。この状態で滴下部14から糞便懸濁液を滴下するために、薄膜15を破砕すると、糞便懸濁液が意に反して滲出したり、或いは、薄膜15の破砕口径が狭い場合には噴出してしまうことがあり、糞便懸濁液が周囲に飛び散って非常に不衛生である。これを防ぐ技術としては、採便棒にスクレーパに形成された凸部よりも長い凹部を形成して空気流通路を設けることにより、容器本体10内を過圧状態から常圧状態に戻す技術が知られている(特許文献2参照)。しかし、スクレーパ30で刮げられた糞便塊によっても蓋の効果(密閉効果)が生じるため、採便棒に凹部を形成しただけではやはり貫通孔34は塞がってしまい、与圧の発生は防げない場合がある。そこで、容器本体10の内壁、スクレーパホルダ24の上端内壁から液体収容部18の上部内壁にかけて、内圧上昇緩和リブ25を形成するものである。内圧上昇緩和リブ25は、スクレーパ30よりも長尺(例えば、長さ12mm程度)で小径(例えば、横幅0.8mm程度)の凸形状(例えば、高さ0.2mm程度)をした突条である。このような内圧上昇緩和リブ25を形成しておくことで、スクレーパ30とスクレーパホルダ24との間に、中空内部17と液体収容部18とが連通する空気流通路が常時形成されるため、採便棒の挿入に伴う与圧の発生を完全に防止することができる。
更に、容器本体10の中空内部17の下端部、即ち液体収容部18の下端部には、糞便と糞便懸濁用液体Sとの懸濁液を濾過するフィルタFを保持固定するためのフィルタホルダ26が設けられている。フィルタホルダ26の上端部には、小突起27が形成されており、これによりフィルタホルダ26に内装されたフィルタFの上端を支持するようにする。また、フィルタホルダ26は、下方(滴下部の方向、濾過する方向)に向かって縮径されたテーパ状乃至漏斗状に形成されており、フィルタFに密度勾配を付与するようになっている。
なお、フィルタホルダ26に内装されるフィルタFについては、特に限定されず、グラスウールフィルタやメンブレンフィルタ等を用いることもできるが、好ましくは、本出願人による先に提案のフィルタ、即ち、アルカリ易溶解性成分がアルカリ難溶解性成分を複数個に分割するように配置された横断面を持ち、アルカリ溶液処理を施すことにより、該アルカリ易溶解性成分が溶出されて、該アルカリ難溶解性成分である複数の極細繊維に分割されるように構成された分割型複合繊維を用い、該分割型複合繊維にアルカリ溶液処理を施して分割した多数の極細繊維によって形成されてなるフィルタ(特願2002−95317号参照)を用いることができ、この場合、前記分割型複合繊維は濾過方向に対して平行に配置されていることが好ましい。
図3は、本発明の便採取用容器におけるスクレーパを示し、(a)は側面断面拡大説明図であり、(b)は上面拡大説明図である。図中、符号30はスクレーパである。スクレーパ30は、弾性体、特にはエラストマーからなる短尺の円筒状部材である。円筒形の外壁38の内周面には、断面球状の弾性環状凸部32が形成されており、これにより、採便棒50を挿入した際に、その採便部58と摺接するように貫通孔34が設けられている。また、弾性環状凸部32が弾性変形し易いように、挿入方向の前後両側に遊間33が形成されており、外壁38にも、弾性環状凸部32に対応する外周面に環状スリット36が刻設されている。
また、符号35は、内圧上昇緩和スリットである(図3参照)。採便棒50により便を採取し、採便棒を開口端部11から容器本体10内部の液体収容部18へ挿入する際、液体収容部18はスクレーパ30及び鍔部53により密閉されて、液体収容部18内部に与圧が発生することから、これを緩和するための機構として、上述したように、容器本体10の内壁に内圧上昇緩和リブ25を形成することもできるが(図2参照)、この内圧上昇緩和リブ25に替えて、又はこれと併せて、スクレーパ30の軸方向の外周面に、容器本体10の中空内部17と液体収容部18とを連通せしめる溝として、内圧上昇緩和スリット35を形成してもよい。この内圧上昇緩和スリット35は、スクレーパ30の軸方向の一端から他端にかけて、その外周面に刻設された凹形状の溝(例えば、横幅0.3mm程度、深さ0.2mm程度)である。このような内圧上昇緩和スリット35を形成しておくことで、内圧上昇緩和リブ25を設けた場合と同様、スクレーパ30とスクレーパホルダ24との間に、中空内部17と液体収容部18とが連通する空気流通路が常時形成されるため、採便棒の挿入に伴う与圧の発生を完全に防止することができる。
図4は、本発明の便採取用容器における蓋体及び採便棒を示す側面説明図である。図中、符号40は蓋体であり、符号50は採便棒である。蓋体40は、把持部42と蓋部44と雄ネジ部46とからなっている。雄ネジ部46は、前述した容器本体10における開口端部11の雌ネジ部12と螺合し、蓋部44が開口端部11と密着することで、開口端部11を蓋体40により密閉することができる。
採便棒50は、胴部52と挿嵌部55と先端小径部56とを備える。胴部52は、容器本体10におけるスクレーパホルダ24までの長さを有する部分であり、下端部に鍔部53が形成され、鍔部53はスクレーパホルダ24の上端の環状小突起21に当接し、スクレーパ30から見て開口端部11の側で容器本体10の中空内部17を閉塞するようになっている。胴部52の直径は例えば4mm程度である。
挿嵌部55は、胴部52の下端に設けられ、スクレーパ30の貫通孔34に挿嵌される部分であり、胴部52よりも小径(例えば、直径2.8mm程度)とされている。挿嵌部55はスクレーパの弾性環状凸部32に対応する位置に環状凹部54を備える。即ち、採便棒50を容器本体10に挿入した際に、挿嵌部55の環状凹部54とスクレーパ30の弾性環状凸部32とが係合するようにする。
先端小径部56は、挿嵌部55の下端に設けられ、糞便懸濁用液体Sに浸漬される部分であり、挿嵌部55よりも更に小径(例えば、直径1.8mm程度)とされている。また、先端小径部56の突端部分には糞便採取用の採便部58が形成されており、採便部58は、先端小径部56の直径よりも拡径(例えば、直径2.8mm程度)された複数の環状凸部57a〜eを連設してなるものである。環状凸部57a〜eの連設する個数は特に限定されないが、3〜7個程度、好ましくは4〜5個とすることができ、また、環状凸部57a〜eの連設間隔は、例えば0.5mm〜1.5mm程度、好ましくは1mm程度とすればよい。このような採便部58によれば、糞便を採取する(掻き取る)作用が強くなり、採取すべき糞便が硬質便の場合でも容易に必要量の糞便の採取をすることができる。
図5は、本発明の便採取用容器における採便棒の採便部に植毛を施した場合を拡大して示す概念図である。図中、符号50は採便棒であり、符号58は採便部であり、符号Pはパイル(短繊維)である。この採便部58に施される植毛は、いわゆる静電気植毛加工(フロッキー加工)によって常法にて行うことができる。静電気植毛加工とは、高圧静電界における静電吸引力を利用し予め接着剤を塗布した基材にパイルPを垂直に投錨させ、その後接着剤層を乾燥させて、パイルPを固定させるというものである。本発明における採便棒50の採便部58は、環状凸部57a〜eが連設されてなるものであるため、パイルPもこれに沿った形状で固定される。パイルPの材質としては特に限定されないが、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリクラール、カーボン等の短繊維を用いることができる。また、パイルPの長さは0.5mm程度が好ましく、太さは1.5デニール程度のものを用いればよい。このような植毛された採便部58を用いれば、更に吸水力が増加し、採取すべき糞便が水分の多い水溶便である場合でも容易に必要量の糞便の採取をすることができる。
本発明の便採取用容器の全体構成を示す側面一部断面説明図である。 本発明の便採取用容器における容器本体を示す側面断面説明図である。 本発明の便採取用容器におけるスクレーパを拡大して示し、(a)は側面断面拡大説明図であり、(b)は上面拡大説明図である。 本発明の便採取用容器における蓋体及び採便棒を示す側面説明図である。 本発明の便採取用容器における採便棒の採便部に植毛を施した場合を拡大して示す概念図である。
符号の説明
2:便採取用容器、10:容器本体、11:開口端部、12:ネジ部、14:滴下部、15:薄膜、16:流路、17:中空内部、18:液体収容部、20:外壁、21:環状小突起、22:薄肉部、23:係止段部、24:スクレーパホルダ、25:内圧上昇緩和リブ、26:フィルタホルダ、27:小突起、30:スクレーパ、32:弾性環状凸部、33:遊間、34:貫通孔、35:内圧上昇緩和スリット、36:環状スリット、38:外壁、40:蓋体、42:把持部、44:蓋部、46:雄ネジ部、50:採便棒、52:胴部、53:鍔部、54:環状凹部、55:挿嵌部、56:先端小径部、57a〜e:環状凸部、58:採便部、F:フィルタ、P:パイル、S:糞便懸濁用液体。

Claims (3)

  1. 一端に開口した開口端部が設けられ、該開口端部と連通する中空内部に糞便懸濁用液体を収容する液体収容部を有し、他端に該液体収容部と連通可能な滴下部が設けられた筒状の容器本体と、前記開口端部に着脱自在とされた蓋体と、該蓋体に突設され且つ小径長尺の棒状部及び該棒状部の先端部に形成された糞便採取用の採便部を有する採便棒と、該採便棒の採便部と摺接するように形成された貫通孔を有し且つ前記容器本体の液体収容部に糞便懸濁用液体を封止する弾性体からなるスクレーパと、糞便と糞便懸濁用液体との懸濁液を濾過するフィルタと、を備える便採取用容器であって、前記スクレーパは、短尺の円筒状部材であり、該スクレーパの内周面に形成された弾性環状凸部により前記貫通孔が形成されており、前記スクレーパはその弾性環状凸部に対応する外周面に環状スリットを有し、前記採便棒の棒状部は、該採便棒の採便部を前記容器本体の開口端部から液体収容部に挿入した際に前記スクレーパの内周面に形成された弾性環状凸部と嵌合する嵌合凹欠部を備え、且つ、前記採便棒の採便部が、該棒状部の外径よりも拡径された複数の環状凸部を連設した採便部であることを特徴とする便採取用容器。
  2. 前記採便棒の棒状部は、該採便棒の採便部を前記容器本体の開口端部から液体収容部に挿入した際に、前記スクレーパの該開口端部側で該容器本体の中空内部を閉塞する鍔部を備えることを特徴とする請求項記載の便採取用容器。
  3. 前記採便棒の棒状部における採便部は、植毛されており、前記植毛は、静電気植毛加工による植毛であることを特徴とする請求項記載の便採取用容器。
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