JP3866557B2 - 航空機検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空港の滑走路、誘導路等を走行する航空機の通過有無を判断し、航空機の地上誘導を行う地上走行誘導管制システム(SMGCS)に利用される航空機検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の地上走行誘導管制システムは、誘導路等を走行する航空機の移動位置を検知し、誘導路等に設置される誘導路中心線灯を始め、停止線灯の点灯・消灯制御を実施し、空港内の安全な運用を確保している。
【0003】
ところで、従来、誘導路等を移動する航空機を検知する場合、幾つかの航空機検知方法がある。
【0004】
その1つは、航空機が移動する誘導路等の両サイドのうち、一方のサイドに光信号、マイクロ波などを送信する送信機、他方のサイドには光信号、マイクロ波を受信する受信機が設置され、送信機から送信された信号が遮断されたとき、受信機側では航空機が通過したことを検知する方法である。
【0005】
他の1つとしては、誘導路等の一方のサイドにパルス発生器を設置し、他方のサイドに反射板を設置し、パルス発生器から発生されるパルス信号の反射時間から航空機の通過を検知する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような航空機検知方法では、航空機の比較的低位置である車輪が通過したとき、その車輪通過による遮断等から航空機の通過を検知するものであって、1台の航空機を連続的に検知できないこと。また、車両、人間、航空機等の識別ができない問題がある。
【0007】
何れにせよ、地上走行誘導管制システムにおいては、空港内の航空機を死角なく捕捉する必要があり、センターの空港面探知レーダ(ASDE)の他に、航空機の移動する誘導路等に複数の航空機検知センサを設置することにより、航空面上の航空機が計画通りに航行しているかを判断する必要があるが、現状では未だに不十分な状況にある。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、航空機の異常接近状態を確実に検知可能とする航空機検知装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明の他の目的は、航空機と他の物体である例えば車両、人間等とを容易に識別可能な航空機検知装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、空港の誘導路、滑走路の所要とする場所に設置され、移動体に関する情報を有線または無線により上位のコンソールに送信し、前記コンソールから航空機の移動経路の決定のもとに出力される制御信号に基づいて前記誘導路、滑走路等に設けられた所定の灯火の点灯・消灯を制御する航空機検知装置において、前記航空機の移動経路となる前記誘導路及び滑走路の所要とする場所に前記航空機の全長を越える長さを有する間隔で設置され、前記移動体の通過によって変化するレベル信号を検知し各該当子局を介して監視信号として送信する複数の移動体検知センサと、各該当子局から送信されてくる監視信号のうち、隣接する移動体検知センサで受信された監視信号を比較し、一部重複受信、一方の前記移動体検知センサの所定時間断による連続受信及び一方の前記移動体検知センサの瞬時断による連続受信かを判断し、前記一部重複受信または前記所定時間断による連続受信と判断したとき、前記該当子局に移動体の異常接近による警報制御信号を送信する前記コンソールと、このコンソールから警報制御信号を受けると、異常接近状態を表示または音声案内する各子局とを備えた構成である。
なお、前記移動体検知センサとしては、複数方向から入射する電波強度を検知する複数の指向性平面アンテナを配置し、前記子局は、それぞれ複数の指向性平面アンテナによる電波強度に対応する前回値および今回値の受信レベルの変化から移動体の有無を判断し、前記コンソールに送信する演算処理制御手段を備えた構成である
【0011】
本発明は以上のような構成とすることにより、隣接する移動体検知センサが所定の受信レベルを重複的に検知したり、同一の検知センサで断続しながら連続的に移動体を検知したとき、先行および後続の移動体が接近と判断し、隣接する移動体検知センサが所定の時間間隔をもって移動体を検知したとき、所要の間隔で移動体が通過していることを判断しコンソールに通知するので、航空機を安定に誘導することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
先ず、本発明に係る航空機検知装置の各実施の形態を説明するに先立ち、当該航空機検知装置を適用するための地上走行誘導管制システムの2つの例について図1および図2を参照して説明する。なお、図1は上位システムに接続される親局と灯火L/航空機検知センサCを備えた各子局との間で電力線を利用して相互に通信を行う電力線搬送を用いたシステムを示す構成図であり、図2は上位システムであるオペレータコンソールと灯火L/航空機検知センサCを備えた各子局との間で無線にて通信を行うシステム構成図である。
【0022】
図1に示す地上走行誘導管制システムは、中央監視室等に設置され、空港内の航空機を誘導する誘導灯,停止線灯等の各種灯火L,航空機検知センサC等の動作状態表示、これら灯火L,航空機検知センサC等の動作に対する航空機を誘導するための経路を決定し、また決定内容に応じて灯火Lの点灯・消灯制御信号を送出し、さらに監視結果に基づいて管制官が所要とする操作を行うオペレータコンソール1およびこのコンソール1との間で相互に信号の授受を行う監視制御盤2等を備えた上位システム3と、商用交流電源から所定の定電流電源波形を発生する電源発生装置(CCR)4と、この電源発生装置4から導出される電力線5の電源発生装置4の出力側に比較的近い位置に設けられたバイパスフィルタ機能をもったフィルタ装置6と、このフィルタ装置6から親局専用変成器7を介して接続され、各種の灯火L、航空機検知センサCの動作状態である監視信号を収集し上位システム3に通知したり、また上位システム3からの制御信号を伝送可能な信号に作成するデータ処理演算制御部および伝送可能な制御信号を電力線5の電源波形に重畳する電力線モデム等を備えた親局8と、電源発生装置4から導出される電力線5に直列にそれぞれゴムトランス9を介して接続され、各灯火L,…やセンサC,…の動作状態を個別に監視し、この監視結果の信号を伝送可能な信号に作成するデータ処理演算制御部および伝送可能な監視信号を電力線5の電源波形に重畳する電力線モデム等を備えた各子局10と、電源発生装置4から電力線5を介して電力の供給を受ける前記灯火L・航空機検知センサCとによって構成されている。
【0023】
さらに、各子局10には灯火L,航空機検知センサCの他、誘導案内灯Aの何れか1種または2種以上が設けられている。
【0024】
このシステムは、各子局10に接続される灯火L、航空機検知センサCなどの動作状態である監視信号を電力線モデムにより電力線搬送し親局8に送信する。親局8は、各子局10からの監視信号を監視制御盤2を経由しオペレータコンソール1に送信する。オペレータコンソール1は、送信されてくる監視信号に基づいてオペレータコンソール画面に表示されるシステムフローの該当灯火図形を点灯表示する一方、コンソール内演算処理部により航空機の経路を決定し、その決定経路に従って必要な灯火Lを点灯・消灯制御する制御信号を監視制御盤2を経由し親局8に送信する。親局8は、電力線モデムにより、制御信号を電力線搬送し、該当する各子局10に送信し、当該子局10に接続される必要な灯火Lを点灯・消灯制御する。また、オペレータコンソール1は、経路選択結果の信号を該当子局10に接続される誘導案内灯Aに表示し、パイロットに対して誘導を行う。このシステムは、航空機(他の移動体も含む)の通過を検知し、通過時の航空機検知センサCの検知信号を親局8を介して上位システム3に伝達し、次の経路決定に伴う制御信号を子局10に送信する。なお、親局8と各子局10との通信については特に限定するものでなく、従来周知の種々の通信手段が用いられる。
【0025】
例えば図2はその1つの例であって、前述するように無線通信にて信号を授受する例である。具体的には、公衆回線網11にルータ12を介してオペレータコンソール1が接続されている。このオペレータコンソール1は、機能的には各子局10からの監視信号を収集する親局の機能をも備え、公衆回線網11に接続される各子局10近くの基地局13で受信される特定の子局10の監視信号を公衆回線網11である有線通信回線を通して受信する構成となっている。
【0026】
一方、各子局10は、誘導路14、滑走路15所要の個所および所要の間隔で設置される灯火L、航空機検知センサC、誘導案内灯Aの何れか1つ以上を備え、無線モデム16が接続されている。この無線モデム16には送受信用アンテナ17および受信用アンテナ18が設けられ、当該無線モデム16にて所定周波数信号を該当子局10から出力される監視信号で変調し、送受信アンテナ17から送信し、公衆回線11に接続される基地局13で受信される構成である。なお、図中19は空港のエプロンである。
【0027】
従って、以上のような地上走行誘導管制システムにおいては、各子局10から送信される灯火L、航空機検知センサC等の動作状態を収集し、オペレータコンソール画面に表示する一方、これら動作状態に基づいて航空機の移動経路を決定し、必要に応じて管制官の操作により、誘導案内灯Aの表示を含めて制御信号を各子局10に送信することにより、航空機の移動軌跡を目視により調査することなく、オペレータコンソール1からの遠隔操作により、航空機を適切な方向に誘導可能である。また、多数の子局10に接続される灯火Lを通信にて一括制御することが可能となる。よって、空港の自動運用により、空港の運用面でのコストダウンを図ることができる。
【0028】
次に、以上のような地上走行誘導管制システムに適用する本発明に係る航空機検知装置の各実施の形態について説明する。
【0029】
(第1の実施の形態)
図3は本発明に係る航空機検知装置の第1の実施の形態を説明する図である。
【0030】
各空港ごとに多少の違いはあるが、一般には、エプロン19から出発する航空機20は各誘導路14を経由し滑走路15に入り、この滑走路15から離陸する構成となっている。着陸する航空機の場合には、逆に滑走路15、所要の誘導路14を通りエプロン19に進んで停止する。
【0031】
このような空港において、誘導路14どうしの交差場所、誘導路14と滑走路15との交差する場所その他の所要とする場所に停止線(ストップバー)灯L、航空機検知センサCおよび誘導案内灯Aが設置され、これら各設備が対応する子局10に接続されている。隣接する停止線灯L間には連続的に航空機20の移動を捕捉するために航空機検知センサC,…が設置されている。各航空機検知センサC−Cの間隔は航空機の全長を越える長さ(例えば最低でも100m)に設定する。
【0032】
この停止線灯間に設置される航空機検知センサCは、後続する航空機が異常接近していないかを検知するために用いられる。例えば図3(a)に示す○部分のエリアについて検討すると、当該エリアには航空機検知センサC(NO.1)と航空機検知センサC(NO.2)とが設置されている場合、同図(b)に示すように隣接する2つの航空機検知センサNO.1と航空機検知センサNO.2とによる一部重複検知の場合、あるいは同一の航空機検知センサ例えばNO.1で断続しながら連続して航空機を検知した場合、何れも航空機の接近が想定できるので、オペレータコンソール1では各子局10からの検知信号である監視信号に基づいて異常接近に対する警報制御信号を該当する子局10に送信し、誘導案内灯Aまたは音声発生器(図示せず)に異常接近に対する警報を案内または音声発生し、パイロットに促すものである。但し、検知信号が瞬間的に検知無しとなった場合、センサ側の見落としの可能性や人間その他の小動物の通過等により一時的に途切れる場合があるので、このような場合には同一の航空機とみなし、航空機の移動方向に誘導するなどの必要な処理を実行する。
【0033】
従って、以上のような実施の形態によれば、誘導路14どうしの交差場所、誘導路14と滑走路15との交差する場所その他の所要とする場所に設けられる停止線間に予め航空機の全長を越える長さで等間隔に航空機検知センサCを設置することにより、航空機の移動軌跡を連続的に監視することが可能であり、ひいては航空機の移動経路をスムーズに決定できる。
【0034】
(第2の実施の形態)
図4ないし図6は本発明に係る航空機検知装置の第2の実施の形態を説明する図である。なお、図4は航空機検知センサとして機能する送受信用平面アンテナの配置図、図5は各アンテナからの受信信号を取得するための構成図、図6は子局内演算処理制御部のデータ処理例を説明する図である。
【0035】
この航空機検知装置においては、例えば滑走路15の中心線上に所要とする間隔で灯火Lが設置されているが、図4に示すように各灯火Lの回り、例えば灯火Lの四方向にそれぞれ検知センサとして機能する指向性平面アンテナCaを配置する構成である。これら各アンテナCaは、図示矢印で示すように一定の方向からの無線電波だけを受信する指向性をもたせている。
【0036】
この各指向性平面アンテナCaは、図5に示すようにフエージングの効果を軽減するために送受信用アンテナ素子Caa及び受信専用アンテナ素子Cabで構成されるダイバーシチアンテナ方式を採用し、これら各灯火Lの回りの各送受信用平面アンテナCaは子局10に接続されている。
【0037】
この子局10は、各送受信用平面アンテナCaの送受信入出力端を所定の順序で順次選択し、各送受信用平面アンテナCaの電波受信強度を取り込むマルチプレクサ21、このマルチプレクサ21で順次取り込んだ受信データを順次記憶する記憶部22および記憶部22に記憶される受信データを用いて所定の演算処理を実行し、航空機を含む移動体の有無を判断するCPUで構成される演算処理制御部23が設けられている。
【0038】
この演算処理制御部23による処理は、各送受信用平面アンテナCaの電波受信強度を順次取り込で記憶する一方、図6に示すような処理を実行する。すなわち、各送受信用平面アンテナCaの受信強度をチェックするために、今回受信強度と前回の受信強度とを比較し、今回受信強度が前回受信強度以下か否かを判断し(S1,S2)、今回受信強度が前回受信強度以下であれば、受信低下レベルを算出する(S3)。この算出された受信低下レベルが予め定めるレベル以下となったとき、移動体,つまり航空機有りと判断する(S4)。
【0039】
ところで、通常、各送受信用平面アンテナCaは、航空機等の移動体が存在しない場合でも公衆回線網の基地局13から発せられる電波を受けて一定の受信レベル状態を保持している。この状態において、移動体が各送受信用平面アンテナCa上を通過すると、受信レベルが低下するので、この受信強度の変化を取得することにより、航空機の有無を判断する。例えば車両のように地表との間隔が短い場合、つまり各送受信用平面アンテナCa上に車両が存在する場合、当該送受信用平面アンテナCaの受信レベルはほぼ零となる。一方、胴体が地表から十分離れているような航空機の場合、受信レベルが多少低下するものの、零にはならない。また、機体の大きさにより複数の灯火Lの配置される送受信用平面アンテナCaの受信レベルに影響を及ぼすので、子局10の構成要素である演算処理制御部23では移動体の有無、さらには航空機、車両の何れかを容易に判断することが可能となる。
【0040】
従って、以上のような実施の形態によれば、空港内に配置される灯火Lの周囲に複数の送受信用平面アンテナCaを配置し、これら送受信用平面アンテナCaで受信される電波の受信レベルを順次取込み、今回受信レベルと前回受信レベルとを比較することにより、当該送受信用平面アンテナCaにより移動体の有無、航空機と車両との識別を容易に検知することができる。
【0041】
(第3の実施の形態)
図7ないし図9は本発明に係る航空機検知装置の第3の実施の形態を説明する図である。なお、図7は航空機検知センサとして機能する音声入力器の配置図、図8は各移動体から発する音の周波数の種類を説明する図、図9は子局内演算処理制御部のデータ処理例を説明する図である。
【0042】
この航空機検知装置においては、図7に示すように各種の灯火Lの周囲、または灯火L下部の複数個所或いは灯火L下部への埋込み型により、航空機センサとして機能する指向性をもった複数の音声入力器(例えばマイクロホン等)Cb1,Cb2が設置されている。この音声入力器Cb1,Cb2は移動体の音声を集音するための機器であり、同時に指向性をもたせることにより、ある方向からの音声を取得可能とするものである。
【0043】
ところで、各種移動体の音声の周波数および音声のスペクトラム振幅は、図8に示すように移動体である航空機のエンジン音の周波数と車両のエンジン音の周波数、さらには航空機や車両の機種に応じてもそれら音の周波数は異なり、またスペクトラム振幅も同様である。なお、図中の点線楕円丸内のスペクトラム振幅は、ある航空機のエンジン音に対する周波数βHzのスペクトラム振幅を表したものであり、他の移動体のエンジン音に対する周波数αHz、γHzと明らかに異なることを表している。
【0044】
図9は子局10を構成する演算処理制御部23による一連の処理例を説明する図である。先ず、灯火Lに付随して配置される複数の音声入力器Cb1,Cb2を用いて、空中の音声を取り込んで演算処理制御部23に送出する。この演算処理制御部23は、複数の音声入力器Cb1,Cb2からの音声信号を取得し(S11)、この音声信号の周波数およびスペクトル振幅と前記記憶部24に格納される音の周波数およびスペクトル振幅とを比較し、音の周波数およびスペクトル振幅に対応する移動体を特定する(S12)。
【0045】
また、所定の距離をもって配置される2つの音声発生器Cb1,Cb2とこれら音声発生器Cb1,Cb2で拾う音声レベルの大小から決定される移動体の音源とを結ぶ三角法に基づいて移動体の方向を算出する(S13)。
【0046】
しかる後、演算処理制御部23は、移動体の方向から自身の走査範囲内にあるか否かを判断し(S14)、走査範囲内であれば例えば音声発生器Cb1で検知される今回音声レベルと前回音声レベルとから移動体の速度を算出し(S15)、それぞれ算出された移動体の種類、方向及び速度データを記憶部24に保存す。
【0047】
ここで、演算処理制御部23は、灯火Lの識別データとともに記憶部24に保存された各種データを無線モデム16にてオペレータコンソール1に無線送信する。
【0048】
従って、以上のような実施の形態によれば、空港内に設置される灯火Lの近傍に複数の音声入力器Cb1,Cb2を配置し、この音声入力器Cb1,Cb2で拾う音の性質および音声入力器Cb1,Cb2の配置距離等を用いることにより、容易に移動体の機種、方向及び速度を検知でき、オペレータコンソール1による経路の決定ないし管制官による操作を円滑に行うことが可能となり、空港の安定運用を図ることができる。
【0049】
なお、航空機検知センサCの他の例について図10を参照して説明する。この図は子局10との関係についても記載している。
【0050】
すなわち、図10は航空機検知センサCと子局10とからなり、この子局10は、CPUで構成される演算処理制御部23、記憶部22(24)と、上位の親局8またはオペレータコンソール1との間で相互に信号の授受を行う通信用モデム部をもつ通信手段25とによって構成される。
【0051】
前記航空機検知センサCは、送信回路部26aおよび受信回路部26bを有し、送信回路部26aには送受信用アンテナ27が接続され、演算処理制御部23からの制御指令に基づいて所要とする信号である例えばマイクロ波を送信し、その反射波を送受信用アンテナ27および受信回路部26bにて受信する構成である。
【0052】
前記通信手段25は、演算処理制御部23で処理された航空機検知センサCの検知信号を所要とする伝送形式にあう信号に変換し親局8などに伝送するモデムをもつ上位通信用送信部25aおよび親局8等から伝送されてくる制御信号を受信し演算処理制御部23で処理可能な信号に変換するモデムをもつ上位通信用受信部25bが設けられている。
【0053】
前記演算処理制御部23は、所定の周期で送信回路部26aに送信指令を出力し、受信回路部26bで受信された航空機からの反射波である検知信号を所要の信号に変換処理して通信手段25に送出し、また通信手段25により受信された制御信号に基づいて所要の処理を実行する機能をもっている。
【0054】
(第4の実施の形態)
図11ないし図13は本発明に係る航空機検知装置の第4の実施の形態を説明する図である。図11は航空機検知センサC側に設けられるアンテナ角度可変用出力回路図、図12は平面アンテナを説明する図、図13は移動体の種類と反射との関係を示す図である。
【0055】
この実施の形態は、能動的に送信アンテナから出力される送信信号を電気的に上下方向に振りながら送信し、その反射波から移動体を検知する例である。
【0056】
図11に示す航空機検知センサCの出力回路は、順次自動的に切替選択される「1」〜「8」端子と、これら「1」〜「8」端子のうち、2つの端子が接続され、各端子から入力される信号を2方向に分岐して出力する、一辺が1/4波長の正方形の伝送線路であるハイブリッド回路31a〜31dと、各ハイブリッド回路31a〜31dの2分岐出力のうち、一方の出力を所定移相分だけ遅らして出力する移相器32a〜32dと、これら移相器等から出力される信号を2分岐するハイブリッド回路33a〜33dおよび所定位相分だけ遅らして出力する移相器34a〜34dと、さらに2分岐するハイブリッド回路35a〜35dとを備え、これらハイブリッド回路35a〜35dからアンテナ駆動出力部#1〜#8から時間差をもたせつつ給電し、順次他の「2」〜「8」端子も選択して出力することにより、送信用平面アンテナ36を図13に示すように電気的に1R、2R、3R、4Rの走査角度で送信信号を振る構成となっている。
【0057】
図12は平面アンテナ36であって、横(行)方向8×縦(列)方向8=64個の正方形アンテナパターンを用い、アンテナ駆動出力部#1〜#8の出力を送信用平面アンテナ36の給電点に供給することにより、「1」端子信号入力時に最上段横方向の8個の正方形アンテナパターンから信号を送信し、「2」端子信号入力時には次の段の横方向の8個の正方形アンテナパターンから信号を送信し、同様に下方向段に移す走査を行うことにより、1R、2R、3R、4Rの走査角度をもつように送信信号を送信する。
【0058】
つまり、送信用平面送信アンテナ36としては、複数の正方形のパターンを用い、送信用平面アンテナの給電点に対角線上に給電することにより、送信用平面アンテナ36から円偏波の信号を送信する。
【0059】
よって、送信用平面アンテナ36を用い、図13に示すように1R〜4Rの走査角度で送信信号を走査すれば、例えば複雑な構造体である航空機の場合には同図(a)に示すごとく強い乱反射が発生し、受信用アンテナ37a,37bで広範囲にわたって受信する。一方、車両のような単純な構造の場合、一定の走査角の場合にのみ正常反射するので、高いS/Nで受信が認められる(同図(b)参照)。なお、同図(c)のごとき人間の場合には雑音、あるいは多少のレベル変化が現われる程度で受信する。
【0060】
従って、以上のような実施の形態によれば、移動体の種類に受信レベルに差が生じるので、航空機とそれ以外の移動機とを容易に識別検知することができる。
【0061】
(第5の実施の形態)
図14ないし図16は本発明に係る航空機検知装置の第5の実施の形態を説明する図である。図14は航空機検知センサCの構成図、図15は時間の経過と共に電圧を可変していく図、図16は信号発生器による信号の上下の振りを説明する図である。
【0062】
この航空機検知装置を構成する航空機検知センサCとしては、図14に示すように、平面的な波を送受信するホーン型送信アンテナ(信号発信器)41a、ホーン型受信アンテナ41bと、ホーン型送信アンテナ41aからの送信波及び移動体からの反射波を挟むように配置し、ステップ的に電圧を可変しプラス(+)磁界を発生するコイルAをもつ可変電圧発生器42a及びコイルBをもつ可変電圧発生器42bとで構成され、送信波および反射波がマイナス(−)電磁波と考えれば、可変電圧発生器42a,42bの電圧を可変することにより、アンテナ41a、41bの送受信方向を段階的に変化させることができる。
【0063】
図15は、時間とともにコイルAに印加する電圧を段階的に高くした場合と時間とともにコイルBに印加する電圧を段階的に低くした場合を示す図である。
【0064】
これにより、図16に示すように上下方向に振りながら送受信波を送受信できるので、受信信号から航空機とそれ以外の移動体とを容易に識別して検知することができる。
【0065】
この実施の形態においても、図13と同様の移動体の種類によって受信レベルが異なるので、航空機とそれ以外の移動機とを容易に識別検知することができる。
【0066】
(第6の実施の形態)
図17ないし図21は本発明に係る航空機検知装置の第6の実施の形態を説明する図である。図17は反射板を設けた図、図18は走査角度と距離とから対象物を識別する図、図19は走査角度と対象物の高さとの関係を説明する図、図20は走査角度と距離とについて時間履歴で反射状態を見た図、図21は時間履歴から見た対象物の状態図である。
【0067】
この航空機検知装置は、図17に示すように誘導路14、滑走路15の一方サイドに所要距離ごとに設置され、例えばマイクロ波信号を送信するとともにその反射波の反射時間を計測するマイクロ波送受波機能をもった航空機検知センサCと、誘導路14、滑走路15等を挟んで各航空機センサ21,…とは反対サイドに設置される反射板46とによって構成されている。すなわち、航空機検知センサCと反射板46は航空機が移動する誘導路の両サイドに対向するように設置される。なお、同図(a)は誘導路上に航空機が存在しないときの状態を示す図であって、誘導路のほぼ中央部分から幅方向を見た図である。同図(b)は誘導路上に航空機20が存在したときの状態を示す図であって、同じく誘導路のほぼ中央部分から幅方向を見た図である。
【0068】
前記誘導路14は、30m〜60mの道路幅を有する中央部と、この中央部道路幅の両サイドにはそれぞれ形成された30mのショルダー部からなっている。従って、航空機検知センサCから発生されるマイクロ波信号の往復距離はほぼ180m〜240mである。なお、誘導路14の中央部はその中心ラインが最大高さとなるような盛り上がりを有する三角形状に形成されているが、ショルダー部と同様に平坦に形成されている場合でもよい。
【0069】
この航空機検知センサCとしては、前述する図11ないし図13に示すように走査角1R、2R、3R、4Rの順序で上下方向に電気的に走査する。
【0070】
通常、航空機等の移動体の表面は航空機検知センサCと同方向になることは希であり、誘導路14を挟んでむ航空機検知センサCと向かい合う対岸位置に反射板46を設置すれば、航空機がマイクロ波の送信路を遮らないときには反射板46から安定した受信レベルの反射波を受信することが可能となる。
【0071】
ところで、航空機検知センサCの構成である例えば図10に示す演算処理制御部23は、反射板46までの距離と送信周波数から求められる送信時間の間に、マイクロ波のパルス信号を送信させるために、異なる複数の角度信号を順次可変しつつ送信指令を送信回路部26aに送出する。この送信回路部26aは、順次可変する角度信号の送信指令を受けて、マイクロ波のパルス信号を前記送信時間にわたって送信アンテナ27から送信する一方(図18(a)参照)、受信回路部26bにタイミング制御信号を送出する。
【0072】
この受信回路部26bとしては、タイミング制御信号を受けて、同図(b)に示すごとく送信時間の間マスクし、送信時間相当時間を経過した後を見計らってマスクオフとし、受信状態に入る。
【0073】
そこで、本発明に係る航空機検知装置においては、以下のような前提のもとに航空機と航空機以外の移動体とを識別する。
【0074】
* 航空機検知センサCの送受信アンテナ27からマイクロ波のパルス信号を送信するが、1R、2R、3R、4Rなる走査角毎に例えばマイクロ波のパルス信号を送信する。
【0075】
* 物体の高さを含む面積と送信波の距離と走査角1R、2R、3R、4Rとにより、反射(受信)パターンないし受信レベルが異なること。
【0076】
従って、この航空機検知装置では、以上のような前提のもとに移動体の種類を識別する。なお、距離に応じて受信レベル等が異なるので、予め距離30m、60m、90m、120mごとに距離係数0.25、0.5、0.75、1.0を設定し、物体の大きさである面積係数×距離係数を乗算する一方、予め航空機、車両ごとに異なる受信しきい値を設定しておけば、各走査角1R、2R、3R、4R毎に図18の下段に示すごとく移動体の種類ごとに当該しきい値を越える受信レベルの受信信号を受信することが可能である。なお、航空機が存在せず、パルスの送信信号が120mまで送信されたとき、反射板46で反射されて多方向に散乱することから、所定レベルの受信を行うことができない。
【0077】
因みに、図19は走査角と移動体の高さとの関係を示す図である。よって、同図から明らかなように、例えば5〜30度の範囲で、かつ、30mからの反射の場合には航空機、もしくは車両と判断し、また5度までの範囲で、かつ、60mからの反射の場合には車両、10度までの反射の場合には航空機と識別することができる。
【0078】
さらに、以上のように走査角1R、2R、3R、4Rを可変しつつパルス信号を送信し、受信レベルを検知し、所定時間ごとに複数回(4回)の受信結果をとり、各時間ごとに奥行方向に重ね合わせると、図20に示すような3次元的な受信パターンを得ることができる。
【0079】
これら時間的に異なる複数の受信パターンを重ね合わせて連続的に繋ぎ合わせると、図21に示すような受信パターンを作成することが可能である。つまり、図21(a)は車両の受信パターンであり、同図(b)は航空機の受信パターンとなる。
【0080】
従って、以上のような実施の形態によれば、走査各角1R、2R、3R、4Rを変え、かつ、所定時間ごとに複数回繰り返し、それら所定レベルをもつ受信レベルの受信信号を繋ぎ合せることにより、そのパターン形状から航空機とそれ以外の移動体である車両や人間とを明確に区別して検知することが可能である。
【0081】
(第7の実施の形態)
図22ないし図24は本発明に係る航空機検知装置の第7の実施の形態を説明する図である。
【0082】
図22に示す航空機検知装置は、例えば10.625GHzの送信信号を発生する信号発生器51と、この発生器51から発生する信号を増幅する増幅器、所定帯域周波数信号を通すバンドパスフィルタBPF、移相器及び送信アンテナ等からなる送信系52と、受信アンテナ、移相器、所定帯域周波数信号を通すバンドパスフィルタBPFおよび信号増幅器等からなる受信系53と、前記信号発生器51の送信信号と受信系53で受信される信号とを混合するミキサー54と、このミキサー54の出力から移動体の移動速度を検知する速度検知手段55と、受信系53の出力から信号レベルを検知する信号レベル検知手段56とによって構成されている。
【0083】
この航空機検知装置は、航空機検知センサCと移動体との距離が離れるに伴い、大きな物体と小さな物体の差が無くなるので、検知時間とその面積とから移動体の横方向の長さを検知することができる。また、前述するごとく、送信系52で送信される信号と受信系53で受信される受信信号とをミキサー54に入力し、このミキサー54から送信信号と受信信号との移相差を取出すことにより、移動体の速度を検出する。
【0084】
また、移相差から移動体の速度を検知する方法以外にも、例えば図23に示すように2つの受信系53F,53Rを設けるとともに、これら受信系53F,53Rの受信アンテナ53Fa、53Raの向きを垂直方向で、かつ、一方の受信アンテナ53Faを+1度、他方の受信アンテナ53Raを−1度とし、一方の受信信号と他方の受信信号とをミキサー57に入力することにより、両受信時間のずれから移動体の方向を検知することもできる。図24は両受信信号から移動体の方向を表している。
【0085】
なお、以上のような能動的な走査による航空機検知装置に用いる送受信アンテナは、図4、図5の例に示すように埋込み型とし、地表外部に設置することにより、スペース的な問題を解決することができる。このとき、移動体は地表との距離に基づいて反射するので、受信までの時間が短くなる。
【0086】
そして、各航空機検知センサCで検知されたデータは、当該センサの識別データ(アドレス)毎にまとめられ、例えば図25に示すように保存される。
【0087】
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、1台の航空機を連続的に検知できる航空機検知装置を提供できる。
【0089】
また、本発明は、航空機と他の物体である例えば車両、人間等とを容易に識別できる航空機検知装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる航空機検知装置を適用するための一態様としての地上走行誘導管制システムの系統構成図。
【図2】 本発明に係わる航空機検知装置を適用するための他の態様としての地上走行誘導管制システムの系統構成図。
【図3】 本発明に係る航空機検知装置の第1の実施の形態を示す空港設備及び2つの航空機センサによる航空機の検知状態を示す図。
【図4】 本発明に係る航空機検知装置の第2の実施の形態を説明する図であって、航空機検知センサとして機能する送受信アンテナの配置例を示す図。
【図5】 同じく第2の実施の形態を説明する図であって、複数の送受信アンテナと子局との関係を示す図。
【図6】 同じく第2の実施の形態を説明する図であって、図5に示す子局の動作を説明するフローチャート。
【図7】 本発明に係る航空機検知装置の第3の実施の形態を説明する図であって、航空機検知センサとして機能する音声入力器の配置例を示す図。
【図8】 同じく第3の実施の形態を説明する図であって、移動体の種類に応じて異なるエンジン音の周波数を説明する図。
【図9】 同じく第3の実施の形態を説明する図であって、子局の動作を説明するフローチャート。
【図10】 航空機検知センサと子局との接続関係を説明する一構成例図。
【図11】 本発明に係る航空機検知装置の第4の実施の形態を説明する図であって、送信用平面アンテナの走査角を可変するためのアンテナ制御用出力回路の構成図。
【図12】 同じく第4の実施の形態を説明する図であって、平面アンテナの正方形パターンの配置例図。
【図13】 送信用平面アンテナの走査角可変時の受信と移動体の種類との関係を説明する図。
【図14】 本発明に係る航空機検知装置の第5の実施の形態を説明する図であって、ホーン型送受信アンテナを用いて送受信信号の走査角を可変するための構成図。
【図15】 同じく第5の実施の形態を説明する図であって、図14に示す可変電圧発生器による電圧可変状態を説明する図。
【図16】 同じく第5の実施の形態を説明する図。
【図17】 本発明に係る航空機検知装置の第6の実施の形態を説明する図であって、誘導路等に航空機検知センサと反射板とを設けた構成図。
【図18】 同じく第6の実施の形態を説明する図であって、航空機検知センタとしての送受信用アンテナの走査角を可変したときの移動体の検知機種を説明する図。
【図19】 同じく第6の実施の形態を説明する図であって、走査角度と移動体検知対象の高さとの関係を説明する図。
【図20】 同じく第6の実施の形態を説明する図であって、送受信用アンテナの走査角を可変したときの所定レベルの受信信号と時間履歴との関係を説明する図。
【図21】 同じく第6の実施の形態を説明する図であって、時間履歴のもとに受信した受信信号をつなぎ合わせたパターン形状図。
【図22】 本発明に係る航空機検知装置の第7の実施の形態を説明する図であって、受信アンテナが1つの例を示す図。
【図23】 同じく第7の実施の形態を説明する図であって、受信アンテナが2つの例を示す図。
【図24】 同じく第7の実施の形態を説明する図であって、移動体の移動方向を判断するための説明図。
【図25】 各航空機検知センサで取得されたデータの保存例を説明する図。
【符号の説明】
1…オペレータコンソール
2…監視制御盤
3…上位システム
4…電源発生装置
5…電力線
6…フィルタ装置
8…親局
L…灯火
C…航空機検知センサ
Caa,Cab…送受信アンテナ
Cb1,Cb2…音声入力器
A…誘導案内灯
9…ゴムトランス
10…子局
11…公衆回線網
14…誘導路
15…滑走路
16…無線モデム
17,18…アンテナ
20…航空機

Claims (2)

  1. 空港の誘導路、滑走路の所要とする場所に設置され、移動体に関する情報を有線または無線により上位のコンソールに送信し、前記コンソールから航空機の移動経路の決定のもとに出力される制御信号に基づいて前記誘導路、滑走路等に設けられた所定の灯火の点灯・消灯を制御する航空機検知装置において、
    前記航空機の移動経路となる前記誘導路及び滑走路の所要とする場所に前記航空機の全長を越える長さを有する間隔で設置され、前記移動体の通過によって変化するレベル信号を検知し該当子局を通して監視信号として送信する複数の移動体検知センサと、
    各該当子局から送信されてくる監視信号のうち、隣接する移動体検知センサで受信された監視信号を比較し、一部重複受信、一方の前記移動体検知センサの所定時間断による連続受信及び一方の前記移動体検知センサの瞬時断による連続受信かを判断し、前記一部重複受信または前記所定時間断による連続受信と判断したとき、前記該当子局に移動体の異常接近による警報制御信号を送信する前記コンソールと、
    このコンソールから警報制御信号を受けると、異常接近状態を表示または音声案内する各子局とを備えたことを特徴とする航空機検知装置。
  2. 請求項1に記載の航空機検知装置において、
    前記移動体検知センサは、複数方向から入射する電波強度を検知する複数の指向性平面アンテナを配置し、
    前記子局は、それぞれ複数の指向性平面アンテナによる電波強度に対応する前回値および今回値の受信レベルの変化から移動体の有無を判断し、前記コンソールに送信する演算処理制御手段を備えたことを特徴とする航空機検知装置。
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