JP3865782B2 - 枕 - Google Patents
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Description
技術分野
本発明は、枕、特に睡眠障害無呼吸(USA)、いびき及び睡眠中の他の呼吸又は姿勢の問題を防ぐ枕に関する。
背景技術
睡眠中の頭の位置を矯正するために使用する幾つかの枕は、仰向きの位置に寝かせるが、背中の上に横たわって寝るのは呼吸上の問題を生じさせ、舌と軟組織が落ちて気管を塞いだり、又はいびきをかくとき気管が狭くなるOSA患者にとっては、危険な場合がある。OSA患者は、これらの問題を避けるために横向き又はうつ伏せで寝る必要がある。多くの枕は寝ている人の頭の自然な動きを妨げるため、枕の上における頭の不正確な位置によって、多くの条件が休息の足りない混乱した眠りをもたらす。横向きに寝ると、寝ている人の顔は枕の中に入って埋め込まれることがあり、これにより鼻、頬の上、目の部分の周りに圧力が生じる。この圧力が(頬に生じる熱と顔の圧力によって)鼻の障害及び不快を引き起こし、頬に生じる熱と顔の圧力が今度はこれらの部分に跡となり美容上の問題となる。ある者は頭の下に両手を置いて上下の腕の間に空間を作ることにより不十分な呼吸空間と不快さを補うべく試みる。拳で叩いて枕に一時的なくぼみをつくるのは適当な解決ではない。多くの人々、特に高齢者は、背骨の頸頚部が堅く柔軟性に欠けるという問題を持っている。睡眠中、ほとんどの治療用枕は首を不自然な位置に置いて支えるので、枕の上で頭の自然な動きができない。
従来の様々な種類の枕に伴う問題を以下により詳細に説明する。
柔らかく詰まった枕は、一般に柔らかい物質が詰められた枕である。使用者が横向きになりたいと願うと、枕は首を支えるように配置されるが、顔は不可避的に枕に埋め込まれる。これにより鼻と口の通気が妨げられ、呼吸が困難となる。不快な圧力が、上頬、目、さらにしばしば耳付近の顔の部分にかかり、この圧力により顔の上に熱が生じ、特に暑い天気のときは不眠を感じる。寝ているときは首は力が抜け、顎先が胸の方に向く。このような状態が生じると、このタイプの枕は顎先に対して良好な支えとならず、顎先は下の方に曲がってしまう。1以上のこれらの問題を解決するためにしばしば用いられる対策は、頭を休めるために使用者がひじを曲げ手を上げて頭を枕から上げることである。上下の腕により作られた空間が、呼吸空間となり、障害なしに呼吸できるようになり顔の上の圧力が減る。しかし、腕は疲れ、曲げたひじにより血の流れはしばしば妨げられる。他の方法として、使用者が呼吸に障害の無い状態で横向き又はうつ伏せに寝たいならば、顔を枕の端に置く方法があるが、圧迫感はまだ残る。これら両方の方法とも、しばしば休息できない眠りとなり、不可避的に体が抵抗が最少のラインをとり仰向きになる。これが幾らか快適でも、いびきには望ましくなく睡眠障害無呼吸患者には危険な場合がある。
従来のデザインの成型発泡枕の主な問題は、個々人の違いに適応するため流動性に欠ける点にある。これらの枕は通常、首を支えるためのこぶと頭部のための中央のくぼみ又は谷を有するようにデザインされている。このスタイルはある人達には仰向きに寝るのに適しているかもしれないが、通常は首が伸ばされ過ぎて、顎が開き舌と柔組織が後方に落ち、その結果いびき又は気管の障害を引き起こす。使用者が横向きに寝たいときも、首はこのような枕から何等かの利点を得るための所定の位置に保持されなければならない。頭の重みをデザインされた位置に意図的に保持する間、しばしば首は伸ばされ過ぎる。しかし、寝ている間に自然と生じることであるが、首と体の力が抜けるとき、頭はより自然な位置をとり顎先の方へ幾らか曲がる。たとえほんの少し曲がっても、首と頭は意図されたデザインの位置からずれる。頭が首サポート/こぶの頂上に位置するようになるため、首が支えられなくなる。これにより首と肩が痛み、背骨に多くの緊張がかかる。
幾つかの従来の枕は、圧力がかからず障害の無い呼吸空間を得るためにくぼみ又は穴を有するようにデザインされている。これらのくぼみ又は穴は枕の中央部に固定されていて、個々人の頭の大きさに対して調整できない。これらの穴は枕の中央部にあるので、頭の後は適切な支持を受けられない。しかし、最も重要なことは、これらは枕に固定されているので、顔をほんの少しでも下方に回すと吐き出す息がくぼみに捕らえられ再び吸い込まれることである。これは、二酸化炭素が血液中に増え使用者が目覚めたときに疲れを感じるので、全く望ましくないことである。
発明の開示
本発明の目的は上記の欠点を解決する枕を提供することである。
本発明は、
(a)第一のベッドヘッドエンドと第二のフットエンドのある中央部と、
(b)中央部から外側に延び、ベッドヘッドエンドからフットエンドの方へカーブする一対の頭サポートリムと、
(c)フットエンドにおいて中央部から外側に延び、頭サポートリムの内側に離れてある一対の首、顎先、顎サポートリムと、
(d)隣り合う各頭サポートリムと首、顎先、顎サポートリムの間にあり、ベッドヘッドエンドとフットエンドの間にある中央部の中間から延び、外側へフットエンドの方へカーブしている呼吸空間とを有し、
(e)頭サポートリムと首、顎先、顎サポートリムは、リム上面の上部からリム底面の隣の底部の方へ、下方にカーブする面を有し、呼吸空間はリム上部の間の比較的広い開口からリム底部の比較的狭い開口へとテーパしている枕本体を含む枕を提供する。
本発明による枕は、使用者が枕のどの位置にあっても、首、顎、顎先及び頭を良好に支持する。特に、睡眠中の首と頭の自然の動きを支持する。カーブしテーパしている呼吸スロットにより、目覚めて休んでいるときでも、睡眠中に自然に首が動いたときでも、使用者がとりうるどの位置にあっても妨げられない呼吸空間又は環境が提供される。さらに、頭サポートリムと首、顎、顎先サポートリムの曲面により、睡眠中のどの位置でも顔の部分に対して圧力のかからない環境が提供され、上頬と目の部分の周りの熱と不快さが排除される。また、圧力が減少することにより、デリケートな部分の周りの圧迫マークが無くなったり減ったりして美容上の利点が得られる。また、枕は柔軟性を有し、夜の間の調整を容易にする。個人的な動きに対しては少しの調整が必要とされ又は望まれている。この調整にはリムをただ動かすことだけが必要である。
好ましくは、枕本体は、枕の高さを変えるために取り除ける分離したベース部を含む。
好ましくは、枕は枕本体の形に合ったカバーを有する。
一実施形態において、柔かい充填物を入れるためのポーチを作るために、カバーが内側ライナーを有してもよい。柔かい充填物はポーチに入って枕の高さ及び/又は形を変えることができる。内側ライナーは首、顎先、顎サポートリムとフットエンドの隣の中央部の長さの少なくとも一部に添って延びている。また、内側ライナーが頭サポートリムにあってもよい。
好ましくは、中央部に切り欠きがあり、切り欠きはリムが互いにかつ中央部に対して適当に動けるように呼吸空間から内側に延びている。
枕のベッドヘッドエンドに、頭サポートリムの中央部に対する動きを助け、ゆがむのを防ぐためのV形プロフィールがあってもよい。
好ましくは、呼吸空間は枕を完全に貫いて延びる開口空間である。
好ましくは、枕本体と外カバーの間の位置に、中央部又はリムの高さ及び/又は形を変えるための追加の柔かい充填物を入れられる。
好ましくは、枕本体と外カバーは枕カバーの中にある。
好ましくは、枕本体の上面が複雑な形又は卵容器の形をしている。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の実施形態の外カバーに入っている枕を示す図である。
図1Aは外カバーを除いた枕本体の図1の線1a−1aに添った断面図である。
図1Bも外カバーを除いた図1の線1b−1bに添った断面図である。
図1Cも外カバーを除いた図1の線1c−1cに添った断面図である。
図2は図1の矢印2の方向から見た図である。
図3は図1の枕の上側の斜視図である。
図4は枕本体の分解斜視図である。
図5は本発明の第一の実施形態による首サポートリムの断面図である。
図6は本発明の第二の実施形態による図5と同様の断面図である。
図7は枕本体の外カバーを示す平面図である。
図8は枕ケース内の枕を示す図である。
図9はある一つの形の標準枕カバーの内側にある枕を示す図である。
図10は本発明の好ましい実施形態による枕で眠る人を示す図である。
図11,図12,図13,図14,図15,図16及び図17は枕の上で様々な位置で眠るときの頭の向きを示す概略図である。
実施形態の説明
本発明の好ましい実施形態を図を参照して実施例により説明する。
図1は本発明の一実施形態による枕の平面図である。この枕は枕本体2(図4に分解した形を示す)を有し、枕本体2は図1に示すように外カバー29の内側にある。枕本体2が枕のベッドヘッドエンド10dにほぼV形プロフイール10aを有するが、カバー29は枕のベッドヘッドエンド10dはほぼ直線である点を除いて、枕本体2は外カバー29と同じ形をしている。枕はフッドエンド10eも有し、中央部5はベッドヘッドエンド10dとフッドエンド10eの間にある。
一対の頭サポートリム10b,10cが枕のベッドヘッドエンド10dから外側かつ下側にフッドエンド10eの方へカーブして延びている。
一対の首、顎及び顎先サポートリム11a,11bが中央部5から外側かつ下側に頭サポートリム10b,10cの内側に延びている。
ギャップ又はスロット13,14の形をとるエア呼吸空間は、頭サポートリム10bと顎及び顎先サポートリム11aの間と、頭サポートリム10cと顎及び顎先サポートリム11bの間にそれぞれ形成される。図1に明確に示されるように、エア呼吸スロット又はギャップ13,14は、中央部5の真中の部位で始まり、カーブして外側にフット10eの方へ延びる。エア呼吸スロット13,14は弓状で、睡眠中使用者の顎先が胸の方に動いて頭が動くときの口と鼻の領域が描くのと同じ曲率を有する。後述する図10乃至図17にこの関係をより明確に示す。図1及び図2に示すように、各リム10b,10c,11a及び11bはそれぞれ切形端15,16,17及び18で終わる。顎及び顎先サポートリム11a及び11bは、顎及び顎先サポートリム11a及び11bの残りと部分11よりも少し高い隣接端16及び17であってもよい。
中央部5には、ほぼ顎及び顎先サポートリム11a及び11bの間にある領域11があり、枕の主要首サポート部分を形成している。中央部5を横切って延び頭サポートリム10b,10cへの移行部を形成する10で示す枕の部分が、枕の主要頭サポート部をほぼ形成する。
頭サポートリム10b,10cがベッドヘッド(図示せず)の方に動いても、より自由に動けてベッドヘッドによってリムの動きが遮られるのを防ぐように、頭サポートリム10b,10cの肩57は丸まっている。
図1Aに最も良く示すように、ベッドヘッドエンド10dからフッドエンド10eへ長手方向にある中央部5は、主要頭サポート部10と主要首サポート部11の間において、ベッドヘッドエンド10dから架橋部12まではほぼ平らで、その後上方に立ち上がって主要首サポート部11となり、主要首サポート部11が主要頭サポート部10よりも幾らか高くなっている。小さなくぼみ又はへこみ10hを首サポート部11の始めに設け、耳のための場所を形成して耳に対する圧力を減らしてもよい。図2,図3及び図1Bの断面図にも示すように、橋部12付近の中央部5は、図1Bの図12aに示されるように膨らんで曲がっている。
図2,図3及び図1B,図1Cの断面図にも示すように、首サポート部11と首、顎、顎先サポートリム11a,11bは、主要頭サポート部10と頭サポートリム10b、10cよりも高い。
図2,図1Cに最も良く示すように、各リム10b,11aは内面10f,10gを有する。内面10f,10gは点Pで示される上部から点Bで示される下部へ下方に膨らんで曲がり、各リム10bと11aの間(及び各リム10c,11bの間)にあるスロット13が、点Pの間にある大きな上開口から点Bの間の比較的狭い開口へ下方にテーパしている。各リム10b,11a(及び各リム10c,11b)の外面10h,10jは図1Cに示すようにほぼ垂直な面でもよいし、所望により、図2に示すように膨らんでカーブ又は丸まっていてもよいし、へこんでもよい。
図4に最も良く示すように、枕本体2は上層72から離れたベース層70を有する。図1A乃至図1Cは滑らかな外面の枕本体2を示すが、上層72の外面は、枕に接触する使用者の頭の部分の圧力の分散を助けるために、複雑でも図2に示すように卵容器状でもよい。図1A乃至図1C,図5,図6は、上体72の上面を複雑ではなく滑らかで平らに示し、面の湾曲をより明確に容易に示している。上層72は図1A乃至図1Cに示すような形をしている。図1Cに示すように、ベース層70は薄い隣接層であり、これは枕の高さを調整するために所望により取り除いたり使用したりできる。従って、うつ伏せ又は仰向きに寝るのを好む場合等、比較的低い枕を望むなら、ベース層70を除くことができる。仰向き又は横向きに寝るのに比較的高い枕を必要とするなら、ベース層70を使用して枕の高さ又は厚みを少し増加させて、それらの体位で寝ているときの肩の高さに合わせる。
図1A乃至図1Cに示すような曲面をなす枕の基本的な形は、全て上層72により付与され、ベース層70を除いても、まだ枕は図1A,図1B,図1Cに示すような形、特徴、輪郭を有する。
図4に最も良く示すように、ベース層70と上層72には切り欠き74があってもよく、切り欠き74はスロット13,14の内端から中央部5の中へ内側に延び、図4の両頭矢印Aの方向の各リム10b,11a,10c,11bの動きを容易にして、互いのリム及び中央部5に対するリムの位置を調整して使用者個人の要求に合うようにする。
例えば、図7は、切形端15,16,17,18が互いにほぼ接触しスロット13,14が閉じている、ほぼ閉じた位置のリムの位置を示している。また、図8に示すように、切形端15,16,17,18が互いに離れている、開いた位置に移動してもよい。図7に示す閉じた位置においても、エア呼吸ギャップ又はスロット13,14は、切形端においてのみ閉じ、各リム10b,11a又は10c,11bの閉鎖にもかかわらず、エア呼吸ギャップ又はスロットは常に提供されるように完全に遮断されない。
図5,図6は顎及び顎先サポートリム11aの断面図であり、本発明の様々な実施形態を示している。これら実施形態では、追加の柔かい充填物76を加えてリムの高さを増すか、少しリムの形を変えている。図5の実施形態では、外カバー29が示され、内側ライナー31がカバー29の内面に縫い付けられている。図1の点線に示すように、内側ライナー31は主要首サポート部11を横切って顎及び顎先サポートリム11a,11bの長さの大部分に添って延びる。内側ライナー31は外カバー29から端33で開き(図1参照)、所望により、柔かい詰物を内側ライナー31と外カバー29の間に詰めて、図5に示す充填物76を形成して、主要首サポート部11と顎及び顎先サポートリム11a,11bの一部の高さを少し増すことができる。他の方法では、端33を縫い閉じて、中央開口位置からポーチに詰める。また充填物76は枕により柔かい感じを与える。
図6はさらに別の実施形態を示す図である。この実施形態では、首サポートの高さを高くするだけでなく幅も広げる必要があるとき、追加の柔かい充填物76を、上層72と外カバー29の間に置き、顎及び顎先サポートリム11aの頂上付近だけでなく外面10jの下まで配置する。追加の詰物は図5に示す内側ライナー31と共に使用できる。図6は内側ライナー31が完全に省略されている実施形態を示す。しかし、内側ライナー31には、所望により枕の高さを増加すために柔かい充填物76を位置付け、ずらさないようにする利点がある。
図7は下から見た外カバー29を示す図である。そこにはチャック78又はベルクロファスナー等他の適当な付着手段が外カバー29を枕本体2を覆って閉じるために使用されている。好ましくは外カバー29は、柔かく、キルト等のように少し詰物がされた物で作られる。この実施例では、本体2のV形プロフィール10aの隣にある外カバー29の一部を一緒に引いて、V形プロフィールを少し閉じて、頭サポートリム10b,10cを図1,図7に示す位置から外側に動かしその位置で結ぶのを助けるために、ひも24,25を外カバー29に付けてもよい。
図8は外カバー29を覆う外枕カバー30を示す図である。外枕カバー30は洗濯のために定期的に取り外せるようになっている。外枕カバー30には、所望により閉じた位置に各リム10b,11a及び10c,11bを一緒に結べるひも26,27が付いていてもよい。
図9はさらに、外枕カバー30が、図1乃至図8に示す枕と同じ形ではなく、ほぼ長方形の枕カバーである実施形態を示す図である。図9の外枕カバー30は緩くフィットし、枕の外側と少しだけ合い、呼吸スロット13,14とは干渉しない。図9に示すようにほぼ長方形の外枕カバー30とすることができるが、図8の枕カバー30で示される枕とほぼ同じ形を有する枕カバーが好ましい。
図1乃至図6を参照して説明した本発明の好ましい実施形態では、首サポート部11、架橋部12、頭サポート部10と共に各リム10b,11a及び10c,11bの曲面の輪郭は、上層72により付与される。好ましくは上層72は、発泡プラスチック(例えばポリウレタン)のような弾性のスポンジ様ゴム状物質又は合成ポリマー物質からなる。他の実施形態では、前述したような曲面を付与する枕の最終的形状は、実際の本体2を形付けるだけでなく、前述した最終形状となるように発泡プラスチック物質又は柔かい充填物質を外カバー29に挿入することによっても付与される。
ベース層70を上層72から完全に自由にしてもよく、また、他の方法では、取り外し可能なひもをベース層70又は上層72に付けて、ベース層70を上層72に結び上層72に対する所定の位置に確実に保持してもよい。
図10乃至図17は、睡眠中の通常の頭の動きにおいて、枕はどうのように使用され使用者の頭を支持するかを示す図である。
図10は、首と頭の全ての自然な動きに対して、特に首が自然と力が抜け顎先が胸の方に動いたとき、どのように頭と首が支持されるかを示し、このような状況がどの程度生じたかにかかわらず、首と頭は全てのサポート部の自然なカーブに従うので、頭の重みは全てのサポート部により均等に分散される。幅広にハッチングされている部分が、頭の胸の方に曲がったときに支持される頭、首、顎先の部分を示す図である。図11は本発明により達成できるラインAに添った正しい背骨の配列位置を示す図である。図12は本発明の枕のそれぞれの部分がどのように頭、顎先、首を支持するかを示し、さらに顔がギャップ13,14の開口空間に入ったときの顔への圧力の漸進的な減少を示す図である。この圧力の漸進的な減少より、非常に快適な感じが与えられ、サポート部が終わり開口空間が始まる所で顔に線を残さない。図13はうつ伏せの人を示し、図14は横向きの人を示す図である。図15,図16は仰向きの人を示し、枕の下リムが肩の下にあって頭を図16に示すように正しい配列位置に維持している。図16では、ラインAが背骨の軸を示す。図17は、仰向きに寝ている間に頭が動くときの枕に対する頭を示す図である。
本発明の枕のリムの外側部分が閉じたときでも、丸まった頂上又は盛り上がった内面10f,10gは離れ、呼吸エアスロット又はギャップ13,14は連続して開いているので塞がらない。
図10および図17から特に分かるように、図10のように頭が胸の方に落ちることにより、又は図17のように横の方に動くことにより頭の位置が変わっても、鼻と口の部分は一般に隣の各リム10b,11a又は10c,11bの最上点(図1CでPで示す)の間の呼吸スロット又はギャップに残り、完全な呼吸空間が常にあり、枕自身は口と鼻の部分に接触せず、口と鼻の部分を塞いだり障害となったりしない。また、スロット13,14の形は、排気の容易な放出を可能とし、鼻と口付近に二酸化炭素が蓄積されない。特にスロット13,14が開いているとき、スロット13,14が枕を完全に通り抜け、スロットの内外に非常に良好に空気が通過するような好ましい実施形態では、特にそうである。たとえスロット13,14が閉じても、スロット13,14の長い形と大きさにより、二酸化炭素が蓄積しないのに必要以上の通気が可能となる。
図12は、図12の矢印が示すように内面10f,10gの曲面により目と口付近で顔への圧力が漸進的に減少するのを示している図である。矢印が示すように、圧力は目と口の部分の方に徐々に減り、当然顔と接触しないスロット13,14からは圧力は生じない。従って、この漸進的な圧力の変化により快適な支持が可能となり、顔に圧迫線やマークが付く恐れはなくなる。圧迫線やマークは枕の面プロフィールにおいて突然の混乱や変化があるとき生じることがある。図示されない他の実施形態では、首サポート部11においてベース層70又は上層72の一部の堅さの程度が(異なる物質により作られることによって)異なってもよい。
前述した実施形態において本発明の好ましい一形態を説明したが、当業者は本発明の精神や範囲から離れることなく変化や改良をなすことができることが理解できるであろう。従って、使用した正確な用語に限定して理解されることは望まない。
本発明は、枕、特に睡眠障害無呼吸(USA)、いびき及び睡眠中の他の呼吸又は姿勢の問題を防ぐ枕に関する。
背景技術
睡眠中の頭の位置を矯正するために使用する幾つかの枕は、仰向きの位置に寝かせるが、背中の上に横たわって寝るのは呼吸上の問題を生じさせ、舌と軟組織が落ちて気管を塞いだり、又はいびきをかくとき気管が狭くなるOSA患者にとっては、危険な場合がある。OSA患者は、これらの問題を避けるために横向き又はうつ伏せで寝る必要がある。多くの枕は寝ている人の頭の自然な動きを妨げるため、枕の上における頭の不正確な位置によって、多くの条件が休息の足りない混乱した眠りをもたらす。横向きに寝ると、寝ている人の顔は枕の中に入って埋め込まれることがあり、これにより鼻、頬の上、目の部分の周りに圧力が生じる。この圧力が(頬に生じる熱と顔の圧力によって)鼻の障害及び不快を引き起こし、頬に生じる熱と顔の圧力が今度はこれらの部分に跡となり美容上の問題となる。ある者は頭の下に両手を置いて上下の腕の間に空間を作ることにより不十分な呼吸空間と不快さを補うべく試みる。拳で叩いて枕に一時的なくぼみをつくるのは適当な解決ではない。多くの人々、特に高齢者は、背骨の頸頚部が堅く柔軟性に欠けるという問題を持っている。睡眠中、ほとんどの治療用枕は首を不自然な位置に置いて支えるので、枕の上で頭の自然な動きができない。
従来の様々な種類の枕に伴う問題を以下により詳細に説明する。
柔らかく詰まった枕は、一般に柔らかい物質が詰められた枕である。使用者が横向きになりたいと願うと、枕は首を支えるように配置されるが、顔は不可避的に枕に埋め込まれる。これにより鼻と口の通気が妨げられ、呼吸が困難となる。不快な圧力が、上頬、目、さらにしばしば耳付近の顔の部分にかかり、この圧力により顔の上に熱が生じ、特に暑い天気のときは不眠を感じる。寝ているときは首は力が抜け、顎先が胸の方に向く。このような状態が生じると、このタイプの枕は顎先に対して良好な支えとならず、顎先は下の方に曲がってしまう。1以上のこれらの問題を解決するためにしばしば用いられる対策は、頭を休めるために使用者がひじを曲げ手を上げて頭を枕から上げることである。上下の腕により作られた空間が、呼吸空間となり、障害なしに呼吸できるようになり顔の上の圧力が減る。しかし、腕は疲れ、曲げたひじにより血の流れはしばしば妨げられる。他の方法として、使用者が呼吸に障害の無い状態で横向き又はうつ伏せに寝たいならば、顔を枕の端に置く方法があるが、圧迫感はまだ残る。これら両方の方法とも、しばしば休息できない眠りとなり、不可避的に体が抵抗が最少のラインをとり仰向きになる。これが幾らか快適でも、いびきには望ましくなく睡眠障害無呼吸患者には危険な場合がある。
従来のデザインの成型発泡枕の主な問題は、個々人の違いに適応するため流動性に欠ける点にある。これらの枕は通常、首を支えるためのこぶと頭部のための中央のくぼみ又は谷を有するようにデザインされている。このスタイルはある人達には仰向きに寝るのに適しているかもしれないが、通常は首が伸ばされ過ぎて、顎が開き舌と柔組織が後方に落ち、その結果いびき又は気管の障害を引き起こす。使用者が横向きに寝たいときも、首はこのような枕から何等かの利点を得るための所定の位置に保持されなければならない。頭の重みをデザインされた位置に意図的に保持する間、しばしば首は伸ばされ過ぎる。しかし、寝ている間に自然と生じることであるが、首と体の力が抜けるとき、頭はより自然な位置をとり顎先の方へ幾らか曲がる。たとえほんの少し曲がっても、首と頭は意図されたデザインの位置からずれる。頭が首サポート/こぶの頂上に位置するようになるため、首が支えられなくなる。これにより首と肩が痛み、背骨に多くの緊張がかかる。
幾つかの従来の枕は、圧力がかからず障害の無い呼吸空間を得るためにくぼみ又は穴を有するようにデザインされている。これらのくぼみ又は穴は枕の中央部に固定されていて、個々人の頭の大きさに対して調整できない。これらの穴は枕の中央部にあるので、頭の後は適切な支持を受けられない。しかし、最も重要なことは、これらは枕に固定されているので、顔をほんの少しでも下方に回すと吐き出す息がくぼみに捕らえられ再び吸い込まれることである。これは、二酸化炭素が血液中に増え使用者が目覚めたときに疲れを感じるので、全く望ましくないことである。
発明の開示
本発明の目的は上記の欠点を解決する枕を提供することである。
本発明は、
(a)第一のベッドヘッドエンドと第二のフットエンドのある中央部と、
(b)中央部から外側に延び、ベッドヘッドエンドからフットエンドの方へカーブする一対の頭サポートリムと、
(c)フットエンドにおいて中央部から外側に延び、頭サポートリムの内側に離れてある一対の首、顎先、顎サポートリムと、
(d)隣り合う各頭サポートリムと首、顎先、顎サポートリムの間にあり、ベッドヘッドエンドとフットエンドの間にある中央部の中間から延び、外側へフットエンドの方へカーブしている呼吸空間とを有し、
(e)頭サポートリムと首、顎先、顎サポートリムは、リム上面の上部からリム底面の隣の底部の方へ、下方にカーブする面を有し、呼吸空間はリム上部の間の比較的広い開口からリム底部の比較的狭い開口へとテーパしている枕本体を含む枕を提供する。
本発明による枕は、使用者が枕のどの位置にあっても、首、顎、顎先及び頭を良好に支持する。特に、睡眠中の首と頭の自然の動きを支持する。カーブしテーパしている呼吸スロットにより、目覚めて休んでいるときでも、睡眠中に自然に首が動いたときでも、使用者がとりうるどの位置にあっても妨げられない呼吸空間又は環境が提供される。さらに、頭サポートリムと首、顎、顎先サポートリムの曲面により、睡眠中のどの位置でも顔の部分に対して圧力のかからない環境が提供され、上頬と目の部分の周りの熱と不快さが排除される。また、圧力が減少することにより、デリケートな部分の周りの圧迫マークが無くなったり減ったりして美容上の利点が得られる。また、枕は柔軟性を有し、夜の間の調整を容易にする。個人的な動きに対しては少しの調整が必要とされ又は望まれている。この調整にはリムをただ動かすことだけが必要である。
好ましくは、枕本体は、枕の高さを変えるために取り除ける分離したベース部を含む。
好ましくは、枕は枕本体の形に合ったカバーを有する。
一実施形態において、柔かい充填物を入れるためのポーチを作るために、カバーが内側ライナーを有してもよい。柔かい充填物はポーチに入って枕の高さ及び/又は形を変えることができる。内側ライナーは首、顎先、顎サポートリムとフットエンドの隣の中央部の長さの少なくとも一部に添って延びている。また、内側ライナーが頭サポートリムにあってもよい。
好ましくは、中央部に切り欠きがあり、切り欠きはリムが互いにかつ中央部に対して適当に動けるように呼吸空間から内側に延びている。
枕のベッドヘッドエンドに、頭サポートリムの中央部に対する動きを助け、ゆがむのを防ぐためのV形プロフィールがあってもよい。
好ましくは、呼吸空間は枕を完全に貫いて延びる開口空間である。
好ましくは、枕本体と外カバーの間の位置に、中央部又はリムの高さ及び/又は形を変えるための追加の柔かい充填物を入れられる。
好ましくは、枕本体と外カバーは枕カバーの中にある。
好ましくは、枕本体の上面が複雑な形又は卵容器の形をしている。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の実施形態の外カバーに入っている枕を示す図である。
図1Aは外カバーを除いた枕本体の図1の線1a−1aに添った断面図である。
図1Bも外カバーを除いた図1の線1b−1bに添った断面図である。
図1Cも外カバーを除いた図1の線1c−1cに添った断面図である。
図2は図1の矢印2の方向から見た図である。
図3は図1の枕の上側の斜視図である。
図4は枕本体の分解斜視図である。
図5は本発明の第一の実施形態による首サポートリムの断面図である。
図6は本発明の第二の実施形態による図5と同様の断面図である。
図7は枕本体の外カバーを示す平面図である。
図8は枕ケース内の枕を示す図である。
図9はある一つの形の標準枕カバーの内側にある枕を示す図である。
図10は本発明の好ましい実施形態による枕で眠る人を示す図である。
図11,図12,図13,図14,図15,図16及び図17は枕の上で様々な位置で眠るときの頭の向きを示す概略図である。
実施形態の説明
本発明の好ましい実施形態を図を参照して実施例により説明する。
図1は本発明の一実施形態による枕の平面図である。この枕は枕本体2(図4に分解した形を示す)を有し、枕本体2は図1に示すように外カバー29の内側にある。枕本体2が枕のベッドヘッドエンド10dにほぼV形プロフイール10aを有するが、カバー29は枕のベッドヘッドエンド10dはほぼ直線である点を除いて、枕本体2は外カバー29と同じ形をしている。枕はフッドエンド10eも有し、中央部5はベッドヘッドエンド10dとフッドエンド10eの間にある。
一対の頭サポートリム10b,10cが枕のベッドヘッドエンド10dから外側かつ下側にフッドエンド10eの方へカーブして延びている。
一対の首、顎及び顎先サポートリム11a,11bが中央部5から外側かつ下側に頭サポートリム10b,10cの内側に延びている。
ギャップ又はスロット13,14の形をとるエア呼吸空間は、頭サポートリム10bと顎及び顎先サポートリム11aの間と、頭サポートリム10cと顎及び顎先サポートリム11bの間にそれぞれ形成される。図1に明確に示されるように、エア呼吸スロット又はギャップ13,14は、中央部5の真中の部位で始まり、カーブして外側にフット10eの方へ延びる。エア呼吸スロット13,14は弓状で、睡眠中使用者の顎先が胸の方に動いて頭が動くときの口と鼻の領域が描くのと同じ曲率を有する。後述する図10乃至図17にこの関係をより明確に示す。図1及び図2に示すように、各リム10b,10c,11a及び11bはそれぞれ切形端15,16,17及び18で終わる。顎及び顎先サポートリム11a及び11bは、顎及び顎先サポートリム11a及び11bの残りと部分11よりも少し高い隣接端16及び17であってもよい。
中央部5には、ほぼ顎及び顎先サポートリム11a及び11bの間にある領域11があり、枕の主要首サポート部分を形成している。中央部5を横切って延び頭サポートリム10b,10cへの移行部を形成する10で示す枕の部分が、枕の主要頭サポート部をほぼ形成する。
頭サポートリム10b,10cがベッドヘッド(図示せず)の方に動いても、より自由に動けてベッドヘッドによってリムの動きが遮られるのを防ぐように、頭サポートリム10b,10cの肩57は丸まっている。
図1Aに最も良く示すように、ベッドヘッドエンド10dからフッドエンド10eへ長手方向にある中央部5は、主要頭サポート部10と主要首サポート部11の間において、ベッドヘッドエンド10dから架橋部12まではほぼ平らで、その後上方に立ち上がって主要首サポート部11となり、主要首サポート部11が主要頭サポート部10よりも幾らか高くなっている。小さなくぼみ又はへこみ10hを首サポート部11の始めに設け、耳のための場所を形成して耳に対する圧力を減らしてもよい。図2,図3及び図1Bの断面図にも示すように、橋部12付近の中央部5は、図1Bの図12aに示されるように膨らんで曲がっている。
図2,図3及び図1B,図1Cの断面図にも示すように、首サポート部11と首、顎、顎先サポートリム11a,11bは、主要頭サポート部10と頭サポートリム10b、10cよりも高い。
図2,図1Cに最も良く示すように、各リム10b,11aは内面10f,10gを有する。内面10f,10gは点Pで示される上部から点Bで示される下部へ下方に膨らんで曲がり、各リム10bと11aの間(及び各リム10c,11bの間)にあるスロット13が、点Pの間にある大きな上開口から点Bの間の比較的狭い開口へ下方にテーパしている。各リム10b,11a(及び各リム10c,11b)の外面10h,10jは図1Cに示すようにほぼ垂直な面でもよいし、所望により、図2に示すように膨らんでカーブ又は丸まっていてもよいし、へこんでもよい。
図4に最も良く示すように、枕本体2は上層72から離れたベース層70を有する。図1A乃至図1Cは滑らかな外面の枕本体2を示すが、上層72の外面は、枕に接触する使用者の頭の部分の圧力の分散を助けるために、複雑でも図2に示すように卵容器状でもよい。図1A乃至図1C,図5,図6は、上体72の上面を複雑ではなく滑らかで平らに示し、面の湾曲をより明確に容易に示している。上層72は図1A乃至図1Cに示すような形をしている。図1Cに示すように、ベース層70は薄い隣接層であり、これは枕の高さを調整するために所望により取り除いたり使用したりできる。従って、うつ伏せ又は仰向きに寝るのを好む場合等、比較的低い枕を望むなら、ベース層70を除くことができる。仰向き又は横向きに寝るのに比較的高い枕を必要とするなら、ベース層70を使用して枕の高さ又は厚みを少し増加させて、それらの体位で寝ているときの肩の高さに合わせる。
図1A乃至図1Cに示すような曲面をなす枕の基本的な形は、全て上層72により付与され、ベース層70を除いても、まだ枕は図1A,図1B,図1Cに示すような形、特徴、輪郭を有する。
図4に最も良く示すように、ベース層70と上層72には切り欠き74があってもよく、切り欠き74はスロット13,14の内端から中央部5の中へ内側に延び、図4の両頭矢印Aの方向の各リム10b,11a,10c,11bの動きを容易にして、互いのリム及び中央部5に対するリムの位置を調整して使用者個人の要求に合うようにする。
例えば、図7は、切形端15,16,17,18が互いにほぼ接触しスロット13,14が閉じている、ほぼ閉じた位置のリムの位置を示している。また、図8に示すように、切形端15,16,17,18が互いに離れている、開いた位置に移動してもよい。図7に示す閉じた位置においても、エア呼吸ギャップ又はスロット13,14は、切形端においてのみ閉じ、各リム10b,11a又は10c,11bの閉鎖にもかかわらず、エア呼吸ギャップ又はスロットは常に提供されるように完全に遮断されない。
図5,図6は顎及び顎先サポートリム11aの断面図であり、本発明の様々な実施形態を示している。これら実施形態では、追加の柔かい充填物76を加えてリムの高さを増すか、少しリムの形を変えている。図5の実施形態では、外カバー29が示され、内側ライナー31がカバー29の内面に縫い付けられている。図1の点線に示すように、内側ライナー31は主要首サポート部11を横切って顎及び顎先サポートリム11a,11bの長さの大部分に添って延びる。内側ライナー31は外カバー29から端33で開き(図1参照)、所望により、柔かい詰物を内側ライナー31と外カバー29の間に詰めて、図5に示す充填物76を形成して、主要首サポート部11と顎及び顎先サポートリム11a,11bの一部の高さを少し増すことができる。他の方法では、端33を縫い閉じて、中央開口位置からポーチに詰める。また充填物76は枕により柔かい感じを与える。
図6はさらに別の実施形態を示す図である。この実施形態では、首サポートの高さを高くするだけでなく幅も広げる必要があるとき、追加の柔かい充填物76を、上層72と外カバー29の間に置き、顎及び顎先サポートリム11aの頂上付近だけでなく外面10jの下まで配置する。追加の詰物は図5に示す内側ライナー31と共に使用できる。図6は内側ライナー31が完全に省略されている実施形態を示す。しかし、内側ライナー31には、所望により枕の高さを増加すために柔かい充填物76を位置付け、ずらさないようにする利点がある。
図7は下から見た外カバー29を示す図である。そこにはチャック78又はベルクロファスナー等他の適当な付着手段が外カバー29を枕本体2を覆って閉じるために使用されている。好ましくは外カバー29は、柔かく、キルト等のように少し詰物がされた物で作られる。この実施例では、本体2のV形プロフィール10aの隣にある外カバー29の一部を一緒に引いて、V形プロフィールを少し閉じて、頭サポートリム10b,10cを図1,図7に示す位置から外側に動かしその位置で結ぶのを助けるために、ひも24,25を外カバー29に付けてもよい。
図8は外カバー29を覆う外枕カバー30を示す図である。外枕カバー30は洗濯のために定期的に取り外せるようになっている。外枕カバー30には、所望により閉じた位置に各リム10b,11a及び10c,11bを一緒に結べるひも26,27が付いていてもよい。
図9はさらに、外枕カバー30が、図1乃至図8に示す枕と同じ形ではなく、ほぼ長方形の枕カバーである実施形態を示す図である。図9の外枕カバー30は緩くフィットし、枕の外側と少しだけ合い、呼吸スロット13,14とは干渉しない。図9に示すようにほぼ長方形の外枕カバー30とすることができるが、図8の枕カバー30で示される枕とほぼ同じ形を有する枕カバーが好ましい。
図1乃至図6を参照して説明した本発明の好ましい実施形態では、首サポート部11、架橋部12、頭サポート部10と共に各リム10b,11a及び10c,11bの曲面の輪郭は、上層72により付与される。好ましくは上層72は、発泡プラスチック(例えばポリウレタン)のような弾性のスポンジ様ゴム状物質又は合成ポリマー物質からなる。他の実施形態では、前述したような曲面を付与する枕の最終的形状は、実際の本体2を形付けるだけでなく、前述した最終形状となるように発泡プラスチック物質又は柔かい充填物質を外カバー29に挿入することによっても付与される。
ベース層70を上層72から完全に自由にしてもよく、また、他の方法では、取り外し可能なひもをベース層70又は上層72に付けて、ベース層70を上層72に結び上層72に対する所定の位置に確実に保持してもよい。
図10乃至図17は、睡眠中の通常の頭の動きにおいて、枕はどうのように使用され使用者の頭を支持するかを示す図である。
図10は、首と頭の全ての自然な動きに対して、特に首が自然と力が抜け顎先が胸の方に動いたとき、どのように頭と首が支持されるかを示し、このような状況がどの程度生じたかにかかわらず、首と頭は全てのサポート部の自然なカーブに従うので、頭の重みは全てのサポート部により均等に分散される。幅広にハッチングされている部分が、頭の胸の方に曲がったときに支持される頭、首、顎先の部分を示す図である。図11は本発明により達成できるラインAに添った正しい背骨の配列位置を示す図である。図12は本発明の枕のそれぞれの部分がどのように頭、顎先、首を支持するかを示し、さらに顔がギャップ13,14の開口空間に入ったときの顔への圧力の漸進的な減少を示す図である。この圧力の漸進的な減少より、非常に快適な感じが与えられ、サポート部が終わり開口空間が始まる所で顔に線を残さない。図13はうつ伏せの人を示し、図14は横向きの人を示す図である。図15,図16は仰向きの人を示し、枕の下リムが肩の下にあって頭を図16に示すように正しい配列位置に維持している。図16では、ラインAが背骨の軸を示す。図17は、仰向きに寝ている間に頭が動くときの枕に対する頭を示す図である。
本発明の枕のリムの外側部分が閉じたときでも、丸まった頂上又は盛り上がった内面10f,10gは離れ、呼吸エアスロット又はギャップ13,14は連続して開いているので塞がらない。
図10および図17から特に分かるように、図10のように頭が胸の方に落ちることにより、又は図17のように横の方に動くことにより頭の位置が変わっても、鼻と口の部分は一般に隣の各リム10b,11a又は10c,11bの最上点(図1CでPで示す)の間の呼吸スロット又はギャップに残り、完全な呼吸空間が常にあり、枕自身は口と鼻の部分に接触せず、口と鼻の部分を塞いだり障害となったりしない。また、スロット13,14の形は、排気の容易な放出を可能とし、鼻と口付近に二酸化炭素が蓄積されない。特にスロット13,14が開いているとき、スロット13,14が枕を完全に通り抜け、スロットの内外に非常に良好に空気が通過するような好ましい実施形態では、特にそうである。たとえスロット13,14が閉じても、スロット13,14の長い形と大きさにより、二酸化炭素が蓄積しないのに必要以上の通気が可能となる。
図12は、図12の矢印が示すように内面10f,10gの曲面により目と口付近で顔への圧力が漸進的に減少するのを示している図である。矢印が示すように、圧力は目と口の部分の方に徐々に減り、当然顔と接触しないスロット13,14からは圧力は生じない。従って、この漸進的な圧力の変化により快適な支持が可能となり、顔に圧迫線やマークが付く恐れはなくなる。圧迫線やマークは枕の面プロフィールにおいて突然の混乱や変化があるとき生じることがある。図示されない他の実施形態では、首サポート部11においてベース層70又は上層72の一部の堅さの程度が(異なる物質により作られることによって)異なってもよい。
前述した実施形態において本発明の好ましい一形態を説明したが、当業者は本発明の精神や範囲から離れることなく変化や改良をなすことができることが理解できるであろう。従って、使用した正確な用語に限定して理解されることは望まない。
Claims (10)
- (a)第一のベッドヘッドエンドと第二のフットエンドのある中央部と、
(b)前記中央部から外側に延び、前記ベッドヘッドエンドから前記フットエンドの方へカーブする一対の頭サポートリムと、
(c)前記フットエンドにおいて前記中央部から外側に延び、前記サポートリムの内側に離れてある一対の首、顎先、顎サポートリムと、
(d)隣り合う各頭サポートリムと首、顎先、顎サポートリムの間にあり、前記ベッドヘッドエンドと前記フットエンドの間にある前記中央部の中間から、外側へ前記フットエンドの方へ延びている呼吸空間とを有し、
(e)前記頭サポートリムと前記首、顎先、顎サポートリムは、それぞれが上端面、下底面、及びこれら前記上端面と前記下底面に連結する内面を有し、前記内面はリム上端面の上部からリム下底面の隣の底部の方へ、下方にカーブする面を有し、前記呼吸空間は前記リム上部の間の比較的広い開口から前記リム底部の比較的狭い開口へとテーパしている枕本体を含む枕。 - 前記枕本体は、前記枕の高さを変えるために取り除ける分離したベース部を含む請求項1記載の枕。
- 前記枕が前記枕本体の形に合ったカバーを有する請求項1記載の枕。
- 前記カバーが内側ライナーを有し、前記カバーと前記内側ライナーの間に柔かい充填物を入れるためのポーチを作り、前記柔かい充填物は前記ポーチに入って前記枕の高さ及び/又は形を変えることができ、前記内側ライナーは前記首、顎先、顎サポートリムと前記フットエンドの隣の前記中央部の長さの少なくとも一部に添って延びる請求項3記載の枕。
- 前記中央部に切り欠きを含み、前記切り欠きは前記リムが互いにかつ前記中央部に対して適当に動けるように前記呼吸空間から内側に延びている請求項1記載の枕。
- 前記枕のベッドヘッドエンドに、前記頭サポートリムの前記中央部に対する動きを助けるV形プロフィールがある請求項1記載の枕。
- 前記呼吸空間は前記枕を完全に貫いて延びる開口空間である請求項1記載の枕。
- 前記枕本体と前記外カバーの間の位置に、前記中央部又はリムの高さ及び/又は形を変えるための追加の柔かい充填物を入れられる請求項1記載の枕。
- 前記枕本体と前記外カバーが枕カバーの中にある請求項1記載の枕。
- 前記枕本体の前記上面が複雑な形又は卵容器の形をしている請求項1記載の枕。
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