JP3864802B2 - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

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    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
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    • F01L2001/34426Oil control valves

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の弁開閉時期を制御する弁開閉時期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の弁開閉時期制御装置としては、特開平2001―41012号公報等に開示される技術がある。これは、エンジンのクランク軸と一体的に回転する第1回転部材と、カム軸と一体的に回転する第2回転部材と、第1回転部材と第2回転部材の間に設けられる流体圧室と、流体圧室を遅角室と進角室とに区画するベーンと、第1回転部材と第2回転部材との相対回転位相を最遅角位相と最進角位相の間の中間位相にロックするロック部とロック部を油圧により作動させるロック油通路からなる相対回転制御機構と、ロック解除状態において遅角室または進角室に対して油の供給または排出を実行することにより、第1回転部材および第2回転部材の相対回転位相を最遅角位相と最進角位相との間で移動させる第1経路を有する油圧回路とを備えたものである。
【0003】
ところで、上記したような従来技術においては、遅角室または進角室に対して油の供給または排出を実行する第1経路の油を直接的にロック油通路に導入しているいるため、第1経路に繋がる遅角室または進角室の油圧はカムの変動トルクの影響を受ける。また、上記した従来技術においては、エンジンを停止させるときには、次回の始動性を良好に確保するため、相対回転位相を最遅角位相と最進角位相との間の中間位相に移動させてロックすることにしている。しかしエンジンを停止させるときには、エンジンの回転数の低下に伴い、エンジンで駆動される油ポンプの回転数が低下しエンジン油圧が低下するため、上記したロック作動は迅速に行われる必要がある。かかる問題を解決するため、第1経路に対して独立した第2経路を設け、第2経路の油の供給および/または排出によりロック部を作動させると共に、エンジンの停止信号に基いて相対回転位相を中間位相にロックさせるとき、遅角室および進角室のうちの一方または双方の油を第1経路を介して排出すると共にロック油通路の油を第2経路を介して排出する油圧制御弁を備える弁開閉時期制御装置が考えられる。
【0004】
しかしながら、上記した弁開閉時期制御装置によれば、油圧制御弁のスプールの移動量のバラツキやスリーブおよびスプールの寸法のバラツキがある場合、ロック作動時、ロック油通路へ油が供給されロック解除(誤作動)する懸念がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、弁開閉時期制御装置において、カムの変動トルクの影響をうけず、エンジン停止時、相対回転位相を中間位相にロックさせるときロック油通路の油の排出性を高め、相対回転位相を中間位相に迅速にロックさせると共に、油圧制御弁のスプールの移動量のバラツキやスリーブおよびスプールの寸法のバラツキがある場合においても、ロック作動が誤作動しない弁開閉時期制御装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するために請求項1の発明において講じた手段は、エンジンのクランク軸またはカム軸と一体的に回転する第1回転部材と、前記カム軸または前記クランク軸の他方と一体的に回転する第2回転部材と、前記第1回転部材と前記第2回転部材の間に設けられる流体圧室と、前記流体圧室を遅角室と進角室とに区画するベーンと、前記遅角室及び前記進角室に油を給排することにより前記第1回転部材及び前記第2回転部材の前記相対回転位相を最遅角位相と最進角位相の間で移動させる第1経路と、油の給排により前記第1回転部材と前記第2回転部材との相対回転を最遅角位相と最進角位相の間の中間位置で規制可能とするロック部と、前記ロック部を作動させるロック油通路を有する相対回転制御機構とを備える弁開閉時期制御装置において、前記第1経路から独立して設けられ、前記ロック油通路に繋がり前記ロック油通路に対して油を給排する第2経路と、前記遅角室および前記進角室のうちの一方または双方の油を前記第1経路を介して排出すると共に前記ロック油通路の油を前記第2経路を介して排出する制御を行う油圧制御弁と、前記第1経路を介して、少なくとも前記遅角室及び進角室の一方へ油を供給するときに、前記第2経路を介して前記ロック油通路へ供給される油の流通を制限する制限手段を前記油圧制御弁に一体的に備えることである。
【0007】
この手段によれば、前記第1経路から独立した前記第2経路と、前記遅角室および前記進角室のうちの一方または双方の油を前記第1経路を介して排出すると共に前記ロック油通路の油を前記第2経路を介して排出する制御を行う油圧制御弁と、前記油圧制御弁を介して前記ロック部へ供給される油の流通を制限する制限手段とを備えた弁開閉時期制御装置により、ロック作動において、カムの変動トルクの影響を受けず、エンジン停止時、ロック油通路の油の排出性を高め、相対回転位相を中間位相に迅速にロックさせると共に、油圧制御弁のスプールの移動量のバラツキやスリーブおよびスプールの寸法のバラツキがある場合においても、ロック部の誤作動を防止できる。
【0008】
上記した技術的課題を解決するために請求項2の発明において講じた手段は、前記制限手段は、前記油圧制御弁を構成するスリーブに一体的に形成されていることである。
【0009】
この手段によれば、制限手段の部品点数の低減や組付工数の低減をはかることができコスト低減や小型化をはかることができる。
【0010】
上記した技術的課題を解決するために請求項3の発明において講じた手段は、前記制限手段を介して前記ロック部およびロック油通路へ供給する油量は、前記ロック部およびロック油通路から漏洩する油量以上であるとしたことである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
【0013】
本実施形態は、車両等に搭載されるエンジンの吸気側の弁開閉時期制御装置に適用した場合である。図1はエンジンの弁を開放させるカムを有するカムシャフト3の軸方向に沿った弁開閉時期制御装置の断面図を示す。図2〜図5は図面の複雑化を回避のためハッチング線を略している。
【0014】
本実施形態に係る弁開閉時期制御装置は、図1に示すように、エンジンに組み付けられエンジンの弁開閉用の第1回転部材として機能するロータ1と、ロータ1に相対回転可能に嵌合する第2回転部材2とを備えている。ロータ1は、エンジンのシリンダブロックに回転可能に支持されたカムシャフト3の先端部に固定ボルト30により固定されており、カムシャフト3と一体回転する。図2に示すように、ロータ1は、カムシャフト3の軸方向に沿ったシャフト遅角通路に連通する遅角通路10と、カムシャフト3の軸方向に沿ったシャフト進角通路に連通する進角通路11とを有する。
【0015】
図1に示すように、第2回転部材2は、ロータ1を同軸的に包囲するハウジング20と、ハウジング2のボルト挿通孔20pに挿通された取付ボルト21によりハウジング20の片面側に取付けられた第1プレート22と、取付ボルト21によりハウジング20の片面側に取り付けられた第2プレート23とを有する。第2プレート23はタイミングスプロケット23aをもつ。タイミングスプロケット23aとエンジンのクランクシャフトのギヤとの間には、タイミングチェーン又はタイミングベルト等の伝達部材24架設されている。エンジンのクランクシャフトが駆動すると、タイミングチェーン又はタイミングベルト等の伝達部材24を経て、タイミングスプロケット23a、第2プレート23、ハウジング20、ロータ1が回転し、ひいてはロータ1と一体のカムシャフト3が回転し、カムシャフト3のカムがエンジンの弁を押し上げて開閉させる。
【0016】
図2に示すように、第2回転部材2の主要素であるハウジング20には、径内方向に突出するシューとして機能する厚肉の突部4が複数個設けられている。相対回転方向において突部4は、互いに背向する位相に端面44s、44rを有する。隣接する突部4間には、相対回転方向(矢印S1、S2方向)に沿って並設された複数個の流体圧室40が形成されている。複数個の流体圧室40はロータ1とハウジング20とで形成されている。
【0017】
ロータ1の外周部には、各流体室40に対面するようにベーン溝41が所定の間隔を隔てて放射状に複数個形成されている。各ベーン溝41には、仕切部材として機能するベーン5が放射方向に沿ってそれぞれ摺動可能に挿入されている。ベーン5の数は流体圧室40と同数である。ベーン5の位相の位置は、ハウジング20およびロータ1相対回転位相の位置を示す。ベーン5の移動方向はロータ1の移動方向である。図2に示すように、ベーン5は各流体圧室40をハウジング20及びロータ1の相対回転方向(矢印S1、S2方向)において遅角室42と進角室43とに仕切る。最遅角位相は、遅角室42の容積が最も増加する位相である。最進角位相は、進角室43の容積が最も増加する位相である。流体圧室40の進角室43はロータ1の進角通路11に連通する。流体圧室40の遅角室42はロータ1の遅角通路10に連通する。
【0018】
図2に示すように、ロータ1の外周部にはロック油通路66が所定距離形成されている。ロータ1の外周部のロック油通路66の端には遅角方向ストッパ14が形成されている。遅角ストッパ14は、ハウジング20に対してロータ1が遅角方向(矢印S1方向)へそれ以上移動することを阻止し、相対回転位相が遅角方向(矢印S1方向)へそれ以上移動することを阻止する。遅角方向は弁の開閉時期が遅れる方向を意味する。進角方向は弁の開閉時期が進む方向を意味する。ロータ1の外周部のロック油通路66の一端には進角方向ストッパ16が形成されている。進角方向ストッパ16は、ハウジング20に対してロータ1が進角方向(矢印S2方向)へそれ以上移動することを阻止し、相対回転位相が進角方向(矢印S2方向)へそれ以上移動することを阻止する。
【0019】
図2に示すようにハウジング20の突部4には、ハウジング20及びロータ1の相対回転位相を最も遅角側に回転する位相との中間となる中間位相にメカニカルに保持するロック機構として機能するロック部6およびロック部6Bが取り付けられている。ロック機構は相対回転制御機構の要素である。ロック部6(遅角用ロック部)は、ロータ1が遅角方向へ移動することを阻止する。ロック部6B(進角用ロック部)は、ロータ1が進角方向へ移動することを阻止する。遅角用のロック部6は、プレート形状のロック体60と、ロック体60をロック方向である径内方向に付勢するバネ61とを有する。進角用ロック部6Bは、遅角用のロック部6と同様に、プレート形状のロック体60と、ロック体60をロック方向である径内方向に付勢するバネ61を有する。なおロック体60の形状はプレート形状に限定されない。
【0020】
図2に示すように、ロック油通路66の油圧が解除されているとき、ハウジング20およびロータ1の相対回転位相が所定の中間位相になると、バネ61の付勢力により遅角用のロック部6のロック体60はロック方向である径内方向に自動的に移動し、ロック油通路66にロック体60の先端部が係止すると共に、バネ61の付勢力により進角用のロック部6Bのロック体60がロック方向である径内方向に自動的に移動し、ロック油通路66に進角用のロック部6Bのロック体60の先端部が係止することにより、ハウジング20およびロータ1の相対回転位相をロックすることができる。即ちベーン5の位相をロックすることができる。なおハウジング20およびロータ1の相対回転位相は、ベーン5の位相に相当する。
【0021】
このようにハウジング20およびロータ1の相対回転位相がロックされると、ハウジング20およびロータ1は一体回転可能となる。本実施形態においては上記のようにハウジング20およびロータ1の相対回転位相が最遅角位相と最進角位相との中間の中間位相となるとき、つまり、ベーン5の位相が流体圧室40において最遅角位相と最進角位相との中間の中間位相となるとき、エンジンの円滑な始動性が得られるように、エンジンの弁の開閉タイミング時期が設定されている。
【0022】
エンジンの駆動条件に応じてハウジング20およびロータ1の相対回転位相を変化させる場合には、遅角用のロック部6および進角用のロック部6Bを解除する。この場合には、リリース路73を介してロック油通路66に油を供給し、ロック油通路66の油圧により遅角用のロック部6のロック体60の先端部の加圧面を加圧し、ロック体60を径外方向に移動させてロック解除する。このようにロック部6,6Bがロック解除されているとき、ハウジング20およびロータ1の相対回転は可能となり、エンジンの駆動条件に応じてクランクシャフトの回転位相に対するカムシャフト3の回転位相を遅角方向(矢印S1方向)または進角方向(矢印S2方向)に必要に応じて調整して、エンジンの出力特性を調整することができる。
【0023】
図2は通常始動時における弁開閉時期制御装置を示す。通常始動時には、遅角室42および進角室43はドレインされ油は排出されており、ロック油通路66もドレインされ油は排出されており、ロック部6、6Bが径内方向に移動してロックされている。このため相対回転が防止されており、始動性が良好になるように設定されている中間位相でエンジンを始動させることができる。
【0024】
図3は進角制御時の弁開閉時期制御装置を示す。進角制御時には、ハウジング20およびロータ1の相対回転位相は進角方向に移動しており、つまりベーン5は進角方向(矢印S2方向)に移動している。このような進角制御時にはロック油通路66に油が供給されてロック部6、6Bによるロックが解除されていると共に、進角室43に油は供給されているが、遅角室42はドレインされて遅角室42の油は排出されている。
【0025】
図4は中間位相保持制御時の弁開閉時期制御装置を示す。中間位相保持制御時には、遅角室42および進角室43の油は供給された状態で外部に排出できないように油圧制御弁76が制御されている。このような中間位相保持制御時にはロック油通路66にも油は供給されており、ロック部6、6Bは径外方向に移動してロック解除されている。
【0026】
図5は遅角制御時の弁開閉時期制御装置を示す。遅角制御時にはハウジング20およびロータ1の相対回転位相は遅角方向に移動しており、つまりベーン5は遅角方向(矢印S1方向)に移動している。このような遅角制御時にはロック油通路66に油が供給されてロック部6、6Bによるロックが解除されていると共に、遅角室42に油は供給されているが、進角室43はドレインされて進角室43は油は排出されている。
【0027】
相対回転制御機構は上記したロック機構と油圧回路7とを有する。油圧回路7について説明を加える。図2に示すように油圧回路7は、エンジンの駆動力で回転させる油を供給する油ポンプ70と、排出路75cを介して排出された油を溜める油溜部としてのオイルパン75と、ソレノイド87への給電量(デューティ比)によりスプールのストローク量を変化させる油圧制御弁76と、遅角室42に遅角通路10を介して繋がる遅角路71または進角室43に進角通路11を介して繋がる進角路72に対しての油の供給または排出を実行する第1経路77と、ロック油通路66にリリース路73を介して繋がりロック油通路66に対して油の供給または排出を実行する第2経路78を有する。第2経路78は油圧制御弁76を構成するスリーブ82(後述する)に形成され、ロック油通路66へ供給される油の流通を制限する制限手段(チョーク弁)760をもつ。
【0028】
図2から理解できるように、第1経路77は、遅角室42に繋がる経路部分と、進角室43に繋がる経路部分とをもつ。第1経路77のうち遅角室42に繋がる経路部分は、油圧制御弁76のポートと油ポンプ70とをつなぐ給油通路77mと、遅角路71と、ロータ1内の遅角通路10とを有する。
【0029】
図2に示すように、第1経路77は、遅角室42に繋がる経路部分と、進角室43に繋がる経路部分とをもつ。第1経路77のうち遅角室42に繋がる経路部分は、油圧制御弁76のポートと油ポンプ70とをつなぐ給油通路77mと、遅角路71と、ロータ1内の遅角通路10とを有する。第1経路77のうち進角室43に繋がる経路部分は、油圧制御弁76のポートと油ポンプ70とをつなぐ給油通路77mと、進角路72と、進角通路11とを有する。第2経路78は、油圧制御弁76の別のポートと油ポンプ70を繋ぐ給油経路78mと、ロック油通路66に繋がるリリース路73とを有する。第2経路78は、第2経路78への油の供給によりリリース路73を介してロック油通路66に油を供給し、これによりロック部6、6bを径外方向つまりロック解除方向に作動させ得るものである。
【0030】
本実施形態によれば、第2経路78は第1経路77に対して独立して設けられている。図2に示すように、第1経路77の給油通路77mと第2経路78の給油通路78mとは、油圧制御弁76の吸込側のポート102と油ポンプ70の吐出ポート70xとの間において、並走している。更に、第2経路78のうちのロック油通路66に向かうリリース路73は、第1通路77のうちの遅角室42に向かう遅角路71、進角室43に向かう進角路72に対して、油ポンプ70の吐出側のポートとロータ1(ハウジング20)との間において非連通であり、互いに並走している。また油圧制御弁76の内部の流路のうち、ロック油通路66に油を供給する側の流路は、遅角室42および進角室43に向かう側の流路に対して並走している。従って、万一、遅角室42および進角室43の油圧が変動したとしても、その変動圧がロック油通路66に直接作用することが抑えられている。
【0031】
図6〜図9は油圧制御弁76の内部構造の代表例を示す。図6〜図9は油圧制御弁76のスプール85のストロークと作動との関係を示す。図6に示すように、油圧制御弁76は、オイルパン75に繋がる吐出口80および可動室81をもつボディ82と、吐出口80に連通する中空室84をもちボディ82の可動室81に移動可能に設けられた可動体であるスプール85と、スプール85を可動室81に沿って移動させる駆動源としてのソレノイド87とを有する。ソレノイド87への給電量が増加するにつれて、スプール85は一方向つまり矢印R1方向に移動する。ソレノイド87への給電量が減少するにつれて、スプール85は他方向つまり矢印R2方向に移動する。スリーブ82はリング状の第1溝501、第2溝502、第3溝503、第4溝504、第5溝505をもつ。第4溝504にはオイルポンプ70から第1経路77の給油経路77mを介して油が供給される。第2溝502にはオイルポンプ70から第2経路78の給油経路78mを介して油が供給される。第2溝502には本発明の特徴である溝の幅および深さにより溝の断面積を縮小し、更に溝の円周長さにより、溝を流れる油の流量を絞るチョーク弁(制限手段)760が配設されている。なお、チョーク弁(制限手段)760はオリフィスに比べ、断面積を大きくすることができ耐異物性、加工性の観点から有利である。スリーブ82は第1ポート101、第2ポート102、第3ポート103、第4ポート104、第5ポート105、第6ポート106をもつ。スプール85は第1ランド201、第2ランド202、第3ランド203、第4ランド204、第5ランド205、第6ランド206、第7ランド207をもつ。スプール85は、第1孔301、第2孔302、第3孔303をもつ。スプール85はリング状の第1溝401、第2溝402、第3溝403、第4溝404、第5溝405、第6溝406をもつ。
【0032】
図6はオイルポンプ70が駆動していない不使用時の油圧制御弁76(スプール85のストロークP1)を示す。図6に示すように、ロック油通路66は、リリース路73を介して、第1溝501→第1ポート101→第1溝401→第1孔301→中空室84→吐出室80→排出路75cに連通しており、ロック油通路66はこの通路によりオイルパン75に排出されている。遅角室42は、第3溝503→第3ポート103→第3溝403→第2孔302→中空室84→吐出室80→排出路75cに連通しており、遅角室42の油はこの通路によりオイルパン75に排出されている。進角室43は、第5溝505→第6ポート106→第6溝406→第3孔303→中空室84→吐出室80→排出路75cに連通しており、遅角室43の油はこの通路によりオイルパン75に排出されている。図6では、油ポンプ70に繋がる第2ポート102および第4ポート104の双方は閉鎖されている。
【0033】
図7は進角制御時の油圧制御弁76(スプール85のストロークP2)を示す。図7に示すように、オイルポンプ70の油は、第2経路78の供給油路78m→第2溝502→第2ポート102→第2溝402→第1ポート101→第1溝501を介してロック油通路66に供給され、ロック解除を実行する。遅角室42の油は、遅角路71→第3溝503→第3ポート103→第3溝403→第2孔302→中空室84→吐出室80を介してオイルパン75に排出される。第1経路77から進角室43に向かう油は、第1経路77の供給油路77m→第4溝504→第4ポート104→第4溝404および第5溝405→第5ポート105→第5溝505、進角路72を介して供給され、進角室43には油が供給される。
【0034】
図8は中間位相保持制御時の油圧制御弁76(スプール85のストロークP3)を示す。図9に示すように、オイルポンプ70の油は、第2経路78の供給油路78m→第2溝502→第2ポート102→第2溝402→第1ポート101→第1溝501を介してロック油通路66に供給される。これによりロック油通路66の油圧によりロック解除されている。遅角室42に繋がる第3ポート103と、進角室43に繋がる第5ポート105、第6ポート106とは閉鎖されているため、遅角室42および進角室43に対する油の供給および排出は停止されている。
【0035】
図9は遅角制御時の油圧制御弁76(スプール85のストロークP4)を示す。図9に示すように、オイルポンプ70の油は、第2経路78の供給油路78m→第2溝502→第2ポート102→第2溝402→第1ポート101→第1溝501を介してロック油通路66に供給される。これによりロック油通路66の油圧によりロック解除されている。図9に示すように第1経路77の給油通路77mの油は、第4溝504→第4ポート104→第4溝404→第3ポート103→第3溝503→遅角路71を介して遅角室42に供給される。進角室43の油は、進角路72→第5溝505→第5ポート105→第3孔303→中空室84→排出路75cを介してオイルパン75に排出される。
【0036】
ここでスプール85のストロークについてはP1<P2<P3<P4に設定されている。なお、油圧制御弁46の内部構造は上記したものに限定されるものではなく、要請される制御に応じて適宜変更できるものである。
【0037】
本実施形態では、図2に示すように、油圧制御弁76のソレノイド87に導線を経て給電する制御手段として機能するECU9が設けられている。ECU9はプログラムを格納したメモリ(RAM、ROM)、CPU、入力インターフェース回路、出力インターフェース回路を内臓する。ECU9には、カムシャフトのカム角を検知するカム角センサ90a、クランクシャフトの位相を検知するクランク角センサ90b、車速を検知する車速センサ90c、エンジンの冷却水の水温センサ90d、エンジンの油の油温センサ90e、エンジンの回転数センサ90f、スロットル開度センサ90g、IGキースイッチ90k等の各種センサの検出信号が入力される。カム角センサ90aで求めたカム角と、クランク角センサ90bで求めたクランク角とにより、ハウジング20およびロータ1の実際の相対回転位相(=ベーン5の実位相)を検出するVVTセンサとして機能できる。
【0038】
図10(A)は本実施形態で用いる油圧制御弁76の作動状況の代表例を模式的に示す。図10に示すように、横軸は油圧制御弁76のソレノイド87への給電量(スプールのストローク)を示す。ドレインは油を排出することである。給電量が0のときには、進角室43はドレイン、遅角室42はドレイン、ロック油通路はドレインとされており、これにより進角室43、遅角室42の両方をドレインさせ、且つ、ロック油通路66をドレインさせる主ドレイン操作を実行できる。進角室43については、油圧制御弁76のソレノイド87への給電量が増加してスプール85が移動するにつれて、進角室43のドレイン、進角室43の閉じ、進角室43への油供給、進角室43の閉じ、進角室のドレインに設定されている。遅角室42については、油圧制御弁76のソレノイド87への給電量が増加するにつれて、遅角室42のドレイン、遅角室42の閉じ、遅角室42への油供給が設定されている。ロック油通路66については、油圧制御弁76のソレノイド87への給電量が増加するにつれて、ロック油通路66のドレイン、ロック油通路66の閉じ、ロック油通路66への油供給に設定されている。
【0039】
図10(A)に示す油圧制御弁76は、前記相対回転位相を遅角方向に移動させる遅角制御位置W4、相対回転位相を中間位相に保持する中間位相保持制御位置W3、前記相対回転位相を進角方向に移動させる進角制御位置W2、主ドレイン操作を実行する主ドレイン制御位置W1を有しており、これらの位置W1〜W4をスプール85の移動に伴って切り替える構造である。
【0040】
なお、図10(A)に示す油圧制御弁76の作動状況は代表例であり、これに限定されるものではなく、要請される制御に応じて適宜変更でき、図6(B)に示すようにしても良い。
【0041】
以上のように構成した本実施形態の弁開閉時期制御装置の作用を説明する。
【0042】
エンジンを停止させる場合について、図7および図10〜図13に基づき説明を行う。図11は本発明の正作動におけるタイミングチャート、図12は本発明の誤作動におけるタイミングチャート、図13は本発明におけるチョーク弁(制限手段)760作用時のタイミングチャートを示す。アイドリング状態において本実施形態では、相対回転位相は遅角制御状態(遅角位相)に維持されつつ遅角室42および進角室43への油の供給および排出は停止されている。即ち、本実施形態では油圧制御弁76のスプール85は、図10の中間位相保持制御位置W3にある。図11に示すように、エンジンを停止させる場合は、一般的にはアイドリング状態において運転者がIGキースイッチ90k(エンジン停止指令手段)を操作してエンジンを停止させる。この場合、エンジン停止信号A5がECU9に入力される。するとエンジン回転数は特性線B5に示すように次第に低下すると共に、エンジン油圧も次第に低減する。この場合、ECU9はスプール85の制御値を含む制御信号C5を油圧制御弁76のソレノイド87に出力する。制御信号C5は、遅角室42、進角室43、ロック油通路66を瞬間的にドレインする制御信号C51によりスプール85を図10の主ドレイン制御位置W1に移動し、進角室43に油を供給すると共にロック油通路66の排出を実行する制御信号C52によりスプール85を図10の進角制御位置W8に移動し、遅角室42および進角室43をドレインすると共にロック油通路66をドレインする制御信号C53によりスプール85を図10の主ドレイン制御位置W1に移動する。制御信号C51、C53の制御量は同一である。制御信号C51の入れ込み時間はTで示され、瞬間時間である。このようにすれば、エンジン停止信号が出されたとき、図11の特性線E5に示すように、ロック油通路66の油を迅速に排出することができ、ロック部6、6Bのロック方向への作動の遅れが抑えられ、特性線D5の波形D51に示すようにベーン5の往復移動回数が少なく相対回転位相を迅速にロックさせることができる。つまり、この場合、遅角室42および進角室43の油をドレインさせているため、遅角室42および進角室43は空または空に近い状態となっており、ベーン5の移動を迅速に行い得、また、ロック油通路66の油もドレインされているため、ロック油通路66も空または空に近い状態となっており、ロック部6、6Bの作動を迅速に行い得、ロックまでの時間を短縮できる。
【0043】
ここで、油圧制御弁76のスプール85の移動量のバラツキやスリーブ82およびスプール85の寸法のバラツキがある場合、上記制御信号C52による制御のとき、進角室43に油を供給すると共にロック油通路66に油を供給する作動状態即ちスプール82は図10の進角制御位置W6の位置に移動する。オイルポンプ70の油は、図7に示すように、第2経路78の供給油路78m→第2溝502→第2ポート102→第2溝402→第1ポート101→第1溝501を介してロック油通路66に供給される。このとき本発明によると、図12の特性線E8に示すように、ロック油通路66に油が供給されロック油通路66の油圧はロック解除油圧以上となりロック解除し、特性線D8の波形D81に示すようにベーン5は進角位相へ移動(誤作動)してしまうおそれがある。しかしながら、本発明の特徴である第2溝502に配設されたチョーク弁(制御手段)760により、図13の特性線E9に示すように、ロック油通路66へ供給される油の流量が制限されロック油通路66の油圧はロック解除油圧未満となり、特性線D9の波形D91に示すようにベーン5の往復移動回数が少なく相対回転位相を迅速にロックさせることができる。即ち、ロック作動は誤作動しない。また、チョーク弁は油粘度が高い程、油供給を絞る性質を持っているため、油粘度が高く、ポンプ油圧が高い状態の場合でも、ロック油通路66への供給速度を十分抑えることができ、正しいロック作動が可能である。
【0044】
なお、チョーク弁(制御手段)760を介してロック部6、6Bおよびロック油通路66からなる相対回転制御機構へ供給する油量は、相対回転制御機構から漏洩する油量以上である。これにより、ロック油通路66は、油の供給が行われるとき、確実にロック解除油圧以上とすることができる。
【0045】
【発明の効果】
上記したように、請求項1の発明によれば、前記第1経路から独立した前記第2経路と、前記遅角室および前記進角室のうちの一方または双方の油を前記第1経路を介して排出すると共に前記ロック油通路の油を前記第2経路を介して排出する制御を行う油圧制御弁と、前記油圧制御弁を介して前記ロック部へ供給される油の流通を制限する制限手段とを備えた弁開閉時期制御装置により、ロック作動において、カムの変動トルクの影響を受けず、エンジン停止時、ロック油通路の油の排出性を高め、相対回転位相を中間位相に迅速にロックさせると共に、油圧制御弁のスプールの移動量のバラツキやスリーブおよびスプールの寸法のバラツキがある場合においても、ロック部の誤作動を防止できる。
【0046】
請求項2の発明によれば、制限手段の部品点数の低減や組付工数の低減をはかることができコスト低減や小型化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である弁開閉時期制御装置の全体構成図である。
【図2】図1の11−11線に沿った断面を示し、通常始動時における弁開閉時期制御装置の断面図である。
【図3】進角制御時における弁開閉時期制御装置の断面図である。
【図4】中間位相保持制御時における弁開閉時期制御装置の断面図である。
【図5】遅角制御時における弁開閉時期制御装置の断面図である。
【図6】油圧制御弁の作動を説明する断面図である。
【図7】油圧制御弁の作動を説明する断面図である。
【図8】油圧制御弁の作動を説明する断面図である。
【図9】油圧制御弁の作動を説明する断面図である。
【図10】油圧制御弁のスプールのストロークと作動との関係の代表例を示す作動状況図である。
【図11】本発明の正作動を示すタイミングチャートである。
【図12】本発明の誤作動を示すタイミングチャートである。
【図13】本発明のチョーク弁作用時における作動を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1・・・ロータ(第1回転部材)
2・・・第2回転部材
3・・・カム軸
5・・・ベーン
6、6B・・・ロック部
40・・・流体圧室
42・・・遅角室
43・・・進角室
66・・・ロック油通路
76・・・油圧制御弁
77・・・第1経路
78・・・第2経路
82・・・スリーブ
760・・・チョーク弁(制限手段)

Claims (3)

  1. エンジンのクランク軸またはカム軸と一体的に回転する第1回転部材と、
    前記カム軸または前記クランク軸の他方と一体的に回転する第2回転部材と、
    前記第1回転部材と前記第2回転部材の間に設けられる流体圧室と、
    前記流体圧室を遅角室と進角室とに区画するベーンと、
    前記遅角室及び前記進角室に油を給排することにより前記第1回転部材及び前記第2回転部材の前記相対回転位相を最遅角位相と最進角位相の間で移動させる第1経路と、
    油の給排により前記第1回転部材と前記第2回転部材との相対回転を最遅角位相と最進角位相の間の中間位置で規制可能とするロック部と、前記ロック部を作動させるロック油通路を有する相対回転制御機構とを備える弁開閉時期制御装置において、
    前記第1経路から独立して設けられ、前記ロック油通路に繋がり前記ロック油通路に対して油を給排する第2経路と、
    前記遅角室および前記進角室のうちの一方または双方の油を前記第1経路を介して排出すると共に前記ロック油通路の油を前記第2経路を介して排出する制御を行う油圧制御弁と、
    前記第1経路を介して、少なくとも前記遅角室及び進角室の一方へ油を供給するときに、前記第2経路を介して前記ロック油通路へ供給される油の流通を制限する制限手段を前記油圧制御弁に一体的に備えることを特徴とする弁開閉時期制御装置。
  2. 前記制限手段は、前記油圧制御弁を構成するスリーブに一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の弁開閉時期制御装置。
  3. 前記制限手段を介して前記ロック部およびロック油通路へ供給する油量は、前記ロック部およびロック油通路から漏洩する油量以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の弁開閉時期制御装置。
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