JP3861749B2 - ポリイミド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、新規なカルボキシル基を有するジアミノポリシロキサンを用いて得られるポリイミド、さらに詳しくは、フレキシブル配線版の感光性絶縁材や層間絶縁材料、塗布用ワニス等に用いることができるポリイミドに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子部品分野において耐熱性、電気絶縁性、耐薬品性等に優れたポリイミドが用いられている。支持フィルム上に導電性の配線が形成されている柔軟性配線版(フレキシブル配線材やTAB用配線材)の絶縁保護膜等の柔軟性や耐屈折性を必要とする用途では、ポリジメチルシロキサン等のシロキサン結合を有するポリイミドやポリアミドイミドが用いられている。例えば、特開平7−304950号公報、特開平8−333455号公報、特開平11−246759号公報に記載されている。
【0003】
また、配線版の絶縁保護膜には、高密度化、高集積化の要求から感光性を付与することによって微細パタ−ン形成性を持つ耐熱材料が求められている。感光性材料は、揮発性の有機溶剤に溶解しスクリ−ン印刷などで塗工し露光を行ない、ポジ型では露光部分を、ネガ型では未露光部分を溶媒によって除去することによりパタ−ンが形成される。現像液は、環境に対する影響を抑制するために、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリ性水溶液あるいはN−メチルピロリドン等の有機溶液が用いられている。
【0004】
これらのアルカリ溶液に対する溶解性を与えるために、水酸基やカルボキシル基をポリイミド分子内に導入することが行なわれている。例えば特開平10−265571号公報では、カルボキシル基、フェノ−ル性水酸基またはチオ−ル基を有する芳香族ジアミンとジアミノポリシロキサンおよび芳香族酸二無水物からなるアルカリ溶解性ポリイミドが記載されている。ここで用いられているポリイミドでは、アルカリ溶解性を増大させようとすると、柔軟成分であるジアミノポリシロキサンを減量しカルボキシル基、フェノ−ル性水酸基またはチオ−ル基を有する芳香族ジアミンを増量する必要がある。しかしながら、そのような芳香族ジアミンを増量すると柔軟性を損なってしまう。また、柔軟性を増大しようとしてジアミノポリシロキサンの増量や分子量を増加すると、アルカリ溶解性が減少してしまう。このように、アルカリ溶解性と柔軟性の両方の性質を高度に満足することに対して、従来の技術では限界があった。
【0005】
一方、ポリシロキサンの重合方法は、オクタメチルシクロテトラシロキサンなどの環状シロキサンオリゴマ−を水酸化カリウムなどの塩基や硫酸などの酸を触媒として重合する方法が、Journal of the American Chemical Society 1946年68巻358ぺ−ジ、同1955年77巻1405ペ−ジ、ACS Symposium Series 1985年282巻161ペ−ジに記載されている。また、両末端がアミノ基で停止したポリシロキサンの合成は、オクタメチルシクロテトラシロキサンとビス[3−アミノプロピル]テトラメチルジシロキサンと水酸化カリウムなどの塩基または硫酸あるいはトリフルオロ酢酸を触媒として得られることが、Polymer Preprints 1983年24巻35ペ−ジ、同47ペ−ジ、Polymer International 1991年24巻131ペ−ジに記載されている。さらに、側鎖にカルボキシル基を有するポリシロキサンは、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸を用いて環状2−カルボキシプロピルメチルシロキサン4量体とオクタメチルシクロテトラシロキサンを重合する方法(特開昭59−51916号公報参照)や、3−シアノプロピルメチルジクロロシランの加水分解物を硫酸触媒によって重合する方法(Macromolecular Chemistry, Rapid Communication 1983年4巻795ペ−ジ)が開示されている。しかし、いずれの方法も、分子内にアミノ基あるいはカルボキシル基のいずれか一方のみを有するポリシロキサンの製造を目的とするものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、カルボキシル基を有するジアミノポリシロキサンを用いた各種極性有機溶媒に可溶で、耐熱性、柔軟性かつアルカリ水溶解性を有するポリイミドを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、一般式(1)
【0008】
【化4】
(ただし、式中、Aは一般式(2)
【0009】
【化5】
で示される繰返し単位m個と一般式(3)
【0010】
【化6】
【0011】
で示される繰返し単位n個とからなり、mは1以上、好適には1〜50の整数であり、nは0又は1以上、好適には0〜50の整数であり、Rは2価の有機基であり、R1は水素原子または1価の有機基であり、各R及び各R1はそれぞれ同じでも異なってもよい。)
で示される側鎖にカルボキシル基を有するジアミノポリシロキサン単独あるいは該ジアミノポリシロキサンおよび芳香族ジアミンと芳香族テトラカルボン酸成分とから得られるポリイミドに関する。
【0012】
この明細書において、アルカリ水溶解性を有するとは1%炭酸ナトリウム水溶液に浸漬して超音波を照射し、完全にか少なくとも一部が溶解することを意味する。
また、この明細書において、ジアミノポリシロキサンと芳香族テトラカルボン酸成分との反応は、ジアミノポリシロキサンのアルカリ塩、例えばカリウム塩として芳香族テトラカルボン酸成分と反応させ、その後カルボキシル基のカリウム塩をカルボキシル基にするために鉱酸、例えば塩酸を加えて溶液を酸性にしてもよい。
【0013】
この発明において、前記一般式(1)で示されるカルボキシル基を有するジアミノポリシロキサンとしては、式中のRは2価の炭化水素基を示し、炭素数が2〜6、好ましくは3〜5の複数のメチレン基又はフェニレン基からなる。R1は炭素数1〜3のメチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、ビニル基、アリル基などの二重結合を含む基又はフェニル基を示し、mは1〜30、nは0〜30を示す。mがnよりも小さすぎるとポリイミドのアルカリ水溶解性が低くなり、逆にmがnよりも大きすぎるとアルカリ水に溶解しすぎるため、mとnの好適な範囲は0.2<n/(m+n)<0.8である。
【0014】
また、この明細書において、mの平均値及びnの平均値は、1H−NMRスペクトルにおいて、末端のアミノ基に最も近く位置し該アミノ基によってシフトしたC−Hに基づくピ−クと、一般式(2)で示される繰返し単位のカルボキシル基に最も近く位置し該カルボキシル基によってシフトしたC−Hに基づくピ−クと、アミノ基やカルボキシル基との結合を持たないR1の所定のC−Hに基づくピ−クとをそれぞれ同定し、それらのピ−クの強度比から求めたものである。
【0015】
この発明において使用する前記一般式(1)のジアミノポリシロキサンは、次の1)〜3)のいずれかの方法によって得ることができる。
1)例えば、一般式(4)で示される直鎖状ポリシロキサン及び/又は一般式(5)で示される環状ポリシロキサンと一般式(6)で示されるジシロキサンとを塩基性触媒の存在下に重合し、次いで、得られた重合体のシアノ基を酸または塩基によってカルボキシル基へ加水分解することによって製造することができる。
【0016】
【化7】
【0017】
【化8】
【0018】
【化9】
(ただし、一般式(4)および一般式(5)中のBは一般式(7)
【0019】
【化10】
【0020】
で示される繰返し単位m個と前記一般式(3)で示される繰返し単位n個からなり、mは1以上の整数であり、nは0または1以上の整数であり、一般式(5)中のmとnの和は3以上である。また、Rは2価の有機基であり、R1は水素原子または1価の有機基であり、各R及び各R1はそれぞれ同じでも異なってもよい。)
【0021】
具体例としては、3−シアノプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンからなる直鎖状あるいは環状オリゴマ−を、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンとともに水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物などを触媒として100〜150℃で重合し、得られたジアミノポリシロキサン側鎖のシアノ基を硫酸、塩酸などの酸あるいは水酸化カリウム、水酸化バリウムなどのアルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物でカルボン酸に加水分解する方法が挙げられる。
【0022】
2)または、前記の一般式(4)で示される直鎖状ポリシロキサン及び/又は一般式(5)で示される環状ポリシロキサンを酸で処理して、シアノ基のカルボキシル基への加水分解と重合とを行い、次いで、得られた重合体と前記の一般式(6)で示されるジシロキサンとを酸性触媒または塩基性触媒の存在下に反応させることによって製造することができる。
【0023】
具体的な反応例としては、3−シアノプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンからなる直鎖状あるいは環状オリゴマ−を、70〜100℃において硫酸で処理してシアノ基の加水分解と重合を行い、さらにビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンとともに、水酸化カリウム、水酸化バリウムなどのアルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物、あるいは硫酸、塩酸、トリフルオロ酢酸などの酸を触媒として用いて反応させる方法が挙げられる。
【0024】
3)さらに、一般式(4)で示される直鎖状ポリシロキサン及び/又は一般式(5)で示される環状ポリシロキサンを酸で処理して、シアノ基のカルボキシル基への加水分解と重合とをおこない、次いで、得られた重合体と一般式(8)
【0025】
【化11】
で示されるジシロキサンとをトリフルオロ酢酸を触媒として反応し、次いで、得られた反応物のトリフルオロアセチルアミド基を塩基で処理することによって製造することができる。
【0026】
具体例としては、3−シアノプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンからなる直鎖状あるいは環状オリゴマ−と、ビス[3−トリフルオロアセチルアミドプロピル]テトラメチルジシロキサンとともにトリフルオロ酢酸を触媒として60〜80℃で重合し、ポリシロキサン側鎖のシアノ基をカルボン酸に加水分解し、次いで、得られた反応物のトリフルオロアセチルアミド基を炭酸ナトリウムなどのアルカリ金属の炭酸塩の水溶液で処理する方法が挙げられる。
【0027】
前記の1)〜3)において、ポリシロキサンは、例えば、下記一般式(9)
【0028】
【化12】
【0029】
で示される化合物と下記一般式(10)
【化13】
【0030】
(ここで、R、R1は前述のとおりのものである。)
で示される化合物とをジエチルエ−テルなどの水との相溶性が低い低沸点溶媒に溶解し、0℃程度の低温の水に滴下して反応させ、その反応液の有機層を水洗して生成した塩酸を分離除去したあとで、その有機層から溶媒を留去することによって油状物として容易に得ることができる。
【0031】
上記1)〜3)の製法における、例えば3−シアノプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンからなる直鎖状あるいは環状オリゴマ−は、3−シアノプロピルメチルジクロロシランとジメチルジクロロシランをジエチルエ−テルなどの有機溶媒に溶解し、0℃の水に滴下し、有機溶媒層を水洗して塩酸を除き、ジエチルエ−テルなどの有機溶媒を留去することによってオイル状物質として得ることができる。
【0032】
さらに得られたオイル状物質を、シリカゲルを担体とし、酢酸エチルとヘキサンの混合液を溶媒としたカラムクロマトグラフィ−によって展開し、溶出フラクションから溶媒を留去すると、3−シアノプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンからなる環状オリゴマ−を単離することができ、それをα,ω−ジアミノポリシロキサンの合成反応に用いることもできる。
【0033】
前記1)〜3)の製法において、生成物として片末端あるいは両末端が水酸基で停止したポリシロキサンが混入することは避けられない。これは、酸あるいは塩基が水存在下で加熱されると、ポリシロキサンの主鎖が一部分解されるためである。この場合、3−アミノプロピルジメチルヒドロキシシランを添加して、ポリシロキサン末端の水酸基との間で脱水縮合することによって、その量を減じることができる。
【0034】
前記1)〜3)の製法において、例えば、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンあるいはビス(3−トリフルオロアセチルアミドプロピル)テトラメチルジシロキサンと直鎖状あるいは環状オリゴマ−からポリシロキサンを得る反応は、無溶媒でも溶媒を用いてもよく、溶媒を用いる際には、テトラヒドロフラン、エチレングリコ−ル、ジオキサンなどの酸素を含有する溶媒や、トルエン、ベンゼン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド含硫黄系溶媒を用いることができる。
【0035】
前記1)〜3)において、ポリシロキサン側鎖のシアノ基をカルボン酸に加水分解する際に使用される溶媒として、ジグライム系溶媒、例えばジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル(ジグライム)、トリエチレングリコ−ルジメチルエ−テル(トリグライム)、テトラグライムなど、アルコ−ル系溶媒、例えば、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、ベンジルアルコ−ル、エチレングリコ−ルなどを用いることができる。
【0036】
この発明において、ジアミン成分として前記一般式(1)で示されるカルボキシル基を有するジアミノポリシロキサンを使用することが必要であり、その使用割合はジアミン成分中10〜100%、特に50〜100%であることが好ましい。
【0037】
ジアミンとして前記一般式(1)で示されるジアミノポリシロキサンとともに、アルカリ水溶解性や柔軟性を損なわない範囲で他の芳香族ジアミンを混合して用いることができる。他の芳香族ジアミンとしては、例えば、4,4’−ジアミノジフェニルエ−テル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、o−トリジン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1、4−ビス(4−アミノフェニル)ベンゼン、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパンなどを挙げることができる。さらに、3,4−ジアミノ安息香酸、3,5−ジアミノ安息香酸、3,3’−メチレンビス(アミノ安息香酸)などのカルボン酸を有する芳香族ジアミンを用いることもできる。前記の芳香族ジアミンの割合は、アルカリ水溶解性、ポリイミドのフィルム形成性あるいは柔軟性から決定されるが、5〜50%であることが好ましい。
【0038】
この発明における芳香族テトラカルボン酸成分としては、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ジフェニルエ−テルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物などを用いることができる。これらのなかでも、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物から得られるポリイミドの有機溶媒に対する溶解性に優れているので好適である。
【0039】
この発明におけるポリイミド(ポリイミドシロキサンともいうことがある)は一般式(1)で示されるジアミン単独あるいは該ジアミンおよび芳香族ジアミンと芳香族テトラカルボン酸成分から例えば次のような方法で得られる。
【0040】
1]芳香族テトラカルボン酸成分と一般式(1)のジアミノポリシロキサンとを等モル使用し、極性有機溶媒中で連続的に15〜250℃で重合およびイミド化させて合成する方法。
2]まず芳香族テトラカルボン酸成分の過剰量と一般式(1)のジアミノポリシロキサンとを極性有機溶媒中で連続的に15〜250℃で重合およびイミド化し、末端に酸無水物基を有するイミドシロキサンオリゴマ−とし、ジアミン成分と酸二無水物成分が等モルになるように芳香族ジアミンを加えて、15〜60℃で反応させて、さらに130〜250℃に昇温してポリイミドとする方法。
【0041】
3]芳香族テトラカルボン酸成分と一般式(1)のジアミノポリシロキサン及び芳香族ジアミンのジアミン成分とを、等モル使用し、極性有機溶媒中で連続的に15〜250℃で重合およびイミド化させて合成する方法などがある。
【0042】
上記重合反応およびイミド化反応における極性有機溶媒としては、含窒素系溶媒、例えばN,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、N−メチルカプロラクタムなど、含硫黄系溶媒、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、ジメチルスルホン、ジエチルスルホン、ヘキサメチルスルホルアミドなど、ジグライム系溶媒、例えばジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル(ジグライム)、トリエチレングリコ−ルジメチルエ−テル(トリグライム)、テトラグライムなど、酸素原子を分子内に有する溶媒、例えばエチレングリコ−ル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどが用いられる。また、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒や、ソルベントナフサ、ベンゾニトリルなど他の有機溶媒を併用してもよい。
【0043】
この発明のポリイミドは、好適には分子量が2000〜30000である。
また、この発明のポリイミドは、好適には熱分解温度が200℃以上である。
【0044】
【実施例】
以下、この発明を実施例によって説明する。以下の各例において、評価は次のようにして行なった。
1.赤外吸収スペクトル
赤外分光光度計(パ−キンエルマ−社製、FT−IRスペクトロメ−タ−スペクトラム100)を用いて、KRS−5板に塗付して測定した。
2.核磁気共鳴スペクトル
1H−NMRスペクトルは、核磁気共鳴スペクトロメ−タ−(日本電子社製、AL−300)を用いて、試料を重クロロホルムあるいは重メタノ−ルに溶解して測定した。
この実施例において、1H−NMRスペクトルからmの平均値及びnの平均値は次のようにして計算した。すなわち、mの平均値は、末端のアミノ基に結合しているメチレン基のC−Hに基づくピ−ク強度(P1)と、カルボキシル基に結合したメチレン基のC−Hに基づくピ−ク強度(P2)から、
m=(P2/2)/(P1/4)
として求めた。
また、nの平均値は、前記P1と、アミノ基及びカルボキシル基との結合をもたないR1のCH3基のC−Hに基づくピ−ク強度(P3)から、
n={〔(P3/3)−(P2/2)−4〕/2}/(P1/4)
として求めた。
【0045】
3.ポリイミドの分子量
ポリイミドの分子量(重量平均)は、液体クロマトグラフ島津LC−10ADにShodex GPC KD−806Mのカラムを装着し、展開溶媒に塩化リチウムとリン酸をそれぞれ0.05モル/lの濃度に溶解したN−メチルピロリドンを用いたゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−によって、ポリスチレン換算値として求めた。
【0046】
4.ポリイミドの熱分解温度
ポリイミド約10mgを熱重量分析計(島津社製、TGA−50)で、窒素気流中、昇温速度10℃/minで測定した。10%重量減少した温度を熱分解温度とした。
5.ポリイミドのアルカリ溶解性
ポリイミドを含む溶液をガラス板上にキャストして、80℃で30分加熱乾燥し、1%炭酸ナトリウム水溶液に浸漬して超音波を照射して、溶解するか否かで判断した。完全に溶解する場合を○、一部溶解する場合を△、溶解しない場合を×として評価した。
【0047】
参考例1
[3−シアノプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンからなるオリゴマ−の製造]
ジメチルジクロロシラン51.8g(400mmol)と3−シアノプロピルメチルジクロロシラン36.4g(200mmol)をジエチルエ−テル150mlに溶解した。このエ−テル溶液を、氷水浴で冷却した水200mlに2時間かけて攪拌しながら滴下した後、さらに冷却しながら2時間攪拌した。次いで反応液を室温に戻して、反応液をジエチルエ−テル相と水相に分離し、ジエチルエ−テル相が中性になるまで水洗した。ジエチルエ−テル相に無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥後、濾過によって硫酸ナトリウムを除いた。ジエチルエ−テルを留去し、ジメチルシロキサンと3−シアノプロピルメチルシロキサンのモル比が2:1であるオイル状物質51.8gを得た。得られた化合物の赤外吸収スペクトルにおける特性吸収は、2959−2804cm−1(CH2、CH3)、2247cm−1(CN)、1261cm−1(Si−CH3)、1138−1000cm(Si−O−Si)であった。
【0048】
参考例2および3
[3−シアノプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンからなるオリゴマ−の製造]
ジメチルジクロロシランと3−シアノプロピルメチルジクロロシランの仕込み比を変化させて、ジエチルエ−テル300mlに溶解し、参考例1と同様の方法でジメチルシロキサンと3−シアノプロピルメチルシロキサンのモル比が1:1(参考例2)、3:1(参考例3)のシアノ基を有するポリシロキサンであるオイル状物質を得た。
【0049】
参考例4
3−シアノプロピルメチルジクロロシラン20gを参考例1に記載の方法で反応させ、得られたオイル状物質のうち3gを少量の酢酸エチルとヘキサンの当量混合液に溶解した後、シリカゲルに担持させ、同混合液を溶離液に用いたカラムクロマトグラフィ−によって精製し、3−シアノピロピルメチルシロキサンからなる環状オリゴマ−1.57gを得た。
【0050】
参考例5
[3−シアノプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンの製造]窒素導入管と、攪拌機を装着したガラス製容器に、参考例1で得たポリシロキサンオリゴマ−25.5g、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン8.4g、水酸化カリウム0.137g、およびジメチルスルホキシド0.347gを仕込み、窒素下、110℃で24時間攪拌した。反応終了後室温になるまで放置し、100mlの水に投入し、ジエチルエ−テルで抽出した。さらにジエチルエ−テル相に水100mlを加えて水洗後、ジエチルエ−テルを留去し、さらに100℃で減圧乾燥して粘ちょう透明なオイル状物質27.7gを得た。1H−NMRスペクトル、赤外吸収スペクトルから前記一般式(11)に示す化合物であることが確認された。この化合物の1H−NMRスペクトルを図1に示す。
【0051】
【化14】
ここで、B、R、R1などは前述のとおりのものである。
【0052】
参考例6
[3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンの製造]
窒素導入管と、攪拌機を装着したガラス製容器内で、参考例5で得た3−シアノプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサン12.0gを、ジグライム30mlに溶解し、水酸化カリウム2.4g、水8mlを加えて、窒素気流下100℃で24時間攪拌した。反応終了後反応液を室温まで冷却し、水100mlを加えて有機成分を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層から溶媒を留去して、一般式(1)(但し、R=(CH2)3、R1=CH3)で示される3−カルボキシルプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンのカルボキシル基がカリウム塩となった油状物4.9gを得た。この油状物の1H−NMRスペクトルのピ−ク強度から、mの平均値は1.9、nの平均値は5.1と算出された。
得られた油状物を、水100mlに懸濁し、0.1N塩酸を加えて塩酸塩とした。この塩酸塩の1H−NMRスペクトルを図2に示す。
【0053】
実施例1
窒素導入管と、攪拌機を装着したガラス製容器に、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.736gとトリグライム10mlを投入し、180℃で十分攪拌して均一溶液になったことを確認した後、参考例6で得られた3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンのカリウム塩1.976gを加えて1時間攪拌した。その後、4,4’−ジアミノジフェニルエ−テル0.101gとキシレン5mlを加えて、190〜200℃で5時間攪拌した。反応終了後、室温まで放冷し、カルボキシル基のカリウム塩をカルボキシル基にするために0.1N塩酸を加えて溶液を酸性にした。溶媒を減圧下で留去した後、残渣に水50mlと酢酸エチル50mlを加えて攪拌し、有機相を取り出して酢酸エチルを留去してポリマ−0.82gを得た。得られたポリマ−を少量のアセトンに溶解してシャ−レにキャストして乾燥し、フィルムを得た。ポリイミドの分子量、アルカリ溶解性、耐熱性の測定結果を表1に示す。
【0054】
実施例2
参考例2で得られたジメチルシロキサンと3−シアノプロピルメチルシロキサンの比が1:1である3−シアノプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンからなるオリゴマ−を用いて、3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンのカリウム塩とし、実施例1と同様にして、ポリイミドを合成した。それらの分子量、耐熱性、アルカリ溶解性を評価した結果を表1に示す。
【0055】
実施例3
参考例3で得られたジメチルシロキサンと3−シアノプロピルメチルシロキサンの比が3:1である3−シアノプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンからなるオリゴマ−を用いて、3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンのカリウム塩とし、実施例1と同様にして、ポリイミドを合成した。それらの分子量、耐熱性、アルカリ溶解性を評価した結果を表1に示す。
【0056】
参考例7
[3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンの製造]
窒素導入管と、攪拌機を装着したガラス製容器内で、参考例5で合成した3−シアノプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサン6.05gをジグライム30mlに溶解し、水酸化バリウム8水和物3.15gと水30mlを加えて、窒素気流下120℃で1時間攪拌した。室温まで放冷後、ドライアイス500gに反応溶液を投入して中和した。さらに、アセトン50mlを加え、析出した炭酸バリウムを濾過して除き、溶媒を留去して、オイル状物質4.57gを得た。得られた化合物は、1H−NMRスペクトル、赤外吸収スペクトルから目的化合物であることを確認した。この油状物の1H−NMRスペクトルのピ−ク強度から、前記のmの平均値は0.6、nの平均値は2.5と算出された。
【0057】
実施例4
窒素導入管と、攪拌機を装着したガラス製容器に、参考例7で得られた3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサン1.728g、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.736g、NMP35ml、トルエン10mlを投入し、160℃で2時間加熱し、トルエンと生じた水を共沸して除いた。その後、さらに180〜190℃で4時間加熱して、ポリイミドを得た。分子量、耐熱性、アルカリ溶解性の評価結果を表1に示す。
【0058】
参考例8
[3−シアノプロピルメチルシロキサンを含むジアミノシロキサンの製造]
窒素導入管と、攪拌機を装着したガラス製容器内で、参考例4で得られた3−シアノプロピルメチルシロキサンからなる環状オリゴマ−4.45g,オクタメチルシクロテトラシロキサン5.20g、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン3.27g、水酸化カリウム52mg、ジメチルスルホキシド0.13gを投入し、窒素気流下100℃で20時間攪拌した。反応終了後室温になるまで放置し、50mlの水に投入し、ジエチルエ−テルで抽出した。さらにジエチルエ−テル相に水50mlを加えて水洗後、ジエチルエ−テルを留去し、さらに100℃で減圧乾燥して粘ちょう透明なオイル状物質10.1gを得た。
【0059】
参考例9
[3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンの製造]
参考例8で得られた3−シアノプロピルメチルシロキサンを含むジアミノシロキサンの油状物を用いて、参考例7と同様にして、3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンを合成した。この油状物の1H−NMRスペクトルのピ−ク強度から、mの平均値は1.5、nの平均値は3.0と算出された。
【0060】
実施例5
参考例9で得られたジアミノポリシロキサンを用いた他は、実施例4と同様にして、ポリイミドを得た。分子量、耐熱性、アルカリ溶解性の評価結果を表1に示す。
【0061】
参考例10
窒素導入管、攪拌機をを装着したガラス製容器に、参考例7で得られた3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサン1.70gを投入し、エタノ−ル30mlに溶解した後、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラン1.10g、水10mlを投入した。反応混合物を室温から90℃まで3時間かけて昇温し、さらに90℃で5時間攪拌した。反応終了後室温まで冷却し、溶媒を留去した後、100℃で減圧乾燥して粘ちょう透明なオイル状物質1.43gを得た。この油状物の1H−NMRスペクトルのピ−ク強度から、mの平均値は1.4、nの平均値は3.6と算出された。
【0062】
実施例6
参考例10で得られたジアミノポリシロキサンを用いた他は、実施例4と同様にして、ポリイミドを得た。分子量、耐熱性、アルカリ溶解性の評価結果を表1に示す。
【0063】
参考例11
1)[3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むポリシロキサンの製造]ガラス製容器に、参考例2で得たポリシロキサンオリゴマ−18.8g、濃硫酸20ml、水20mlを投入し、100℃で22時間加熱した後、室温まで冷却した。油状物を分離し、水500mlと混合攪拌した。水層が中性になるまで洗浄を繰り返した。ゲル状物質16.8gを得た。
【0064】
2)[3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンの製造]
窒素導入管と、攪拌機を装着したガラス製容器に、3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むポリシロキサン4.53g、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルシロキサン0.51g、濃硫酸0.1mlを投入し、85℃で24時間加熱攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、水50mlを加えて攪拌した。水層を除いた後さらに水50mlを加え攪拌した。この操作を水層が中性になるまで繰り返した。油状物質3.25gを得た。この油状物の1H−NMRスペクトルのピ−ク強度から、mの平均値は3.0、nの平均値は1.5と算出された。
【0065】
実施例7
参考例11で得られた3−カルボキシプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンを用いた他は実施例6と同様にポリイミドの重合を行ない、評価した結果を表1に示す。
【0066】
比較例1
窒素導入管と、攪拌機を装着したガラス製容器に、分子量が912である信越シリ−コ−ン製α,ω−ビス(3−アミノプロピル)ジメチルポリシロキサン(商品名KF−8010)を24.8g、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物8g、NMP65ml、トルエン10mlを投入し、窒素気流下190℃で4時間加熱し、ポリイミドを合成した。評価結果を表2に示す。
【0067】
比較例2
窒素導入管と、攪拌機を装着したガラス製容器に、比較例1で用いたジアミノポリシロキサン11.45g、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物7.36g、NMP30mlを加えて均一に溶解し、窒素雰囲気下に190℃に加熱してこの温度で4時間加熱した。次に、室温に冷却した後、3,5−ジアミノ安息香酸1.90gを加えて、190℃に昇温し、さらに4時間加熱しポリイミドを合成した。評価を行なった結果を表2に示す。
【0068】
比較例3
比較例2において3,5−ジアミノ安息香酸の代わりに4,4’−ジアミノ−3,3’−ジカルボキシジフェニルメタンを用いてポリイミドを合成し評価を行なった。結果を表2に示す。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したようなものであるから、以下に記載されるような効果を奏する。
本発明によれば、カルボキシル基を有するジアミノポリシロキサンを構成単位として有し、アルカリ溶解性を示すポリイミドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例5で得られた一般式(11)(但し、R=(CH2)3、R1=CH3)で示される3−シアノプロピルメチルシロキサンを含むジアミノポリシロキサンからなる油状物の1H−NMRスペクトルである。
【図2】参考例6で得られた一般式(1)(但し、R=(CH2)3、R1=CH3)で示されるジアミノポリシロキサンの塩酸塩からなる油状物の1H−NMRスペクトルである。
Claims (4)
- 分子量が、2000〜30000である請求項1に記載のポリイミド。
- 熱分解温度が、200℃以上である請求項1に記載のポリイミド。
- 芳香族テトラカルボン酸成分が、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物である請求項1に記載のポリイミド。
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