JP3861572B2 - X線画像撮影装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療及び非破壊検査等に適用可能なX線画像撮影方法及びその撮影装置に関するもので、とくに被写体の境界のコントラストを高く描写する撮影方法及びその撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線画像はX線源から放射されたX線が被写体を透過し、そのときに被写体を構成する物質の原子量の大きさによってX線透過量に差が生ずることから、その透過X線量の2次元的分布を検出することで形成される。
【0003】
ところで、X線は電磁波であるゆえに波の性質を有することから、被写体を透過するときに位相のずれによる回折や屈折を生じ、これを画像として検出することもできる。従来はこうした性質を利用するX線画像の形成は一般に行われていなかったが、近年この性質を利用した被写体コントラストの高いX線画像を撮影する方法が提案されている。ここで得られるX線画像は、位相コントラストX線画像と呼ばれている。この画像では、とくに被写体の境界部分のコントラストが高められることからX線画像の検出性が向上するので、X線を用いる医用分野や、工業用の非破壊検査分野などへの応用が期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
位相コントラストX線画像を得る方法及び装置が既にいくつか提案されている。しかし以下に述べるように、これらの技術は画像を実際に得る現場での実用性が十分であるとは言えない。
【0005】
例えば特開平10−248833号公報においては、シンクロトン放射光X線を用いてマッハツエンダ型干渉計を応用した干渉法の位相コントラストX線撮影装置が提案されている。また”Medical Applications of Synchrotron Radiation”(M.Ando and C.Uyama eds.,Springer−Verlag Tokyo,1998)にシンクロトロン放射光X線を用いた位相コントラストX線画像を医用へ適用する研究が多く記載されている。
【0006】
これらの方法はシンクロトロン放射光X線発生装置を用いて行われる。この装置は「平行光の空間的コヒーレントな強い単色X線」を得ることができる。なおX線が「空間コヒーレント」もしくは「横モードの空間コヒーレント」であるとは、X線が波としての干渉性を有することを意味する。
【0007】
ここでシンクロトロン”放射線X線発生装置”は、例えば兵庫県赤穂郡に近年建設された「SPring−8」、あるいは栃木県筑波市の高エネルギー加速器研究機構物理構造科学研究所に設置されているものである。これらは個々の民間医療施設には巨大すぎる設備であり、そして莫大な建設費がかかることから、多くの医療、その他の検査のための民間施設において実用性はほとんどない。
【0008】
またWilkinsはマイクロフォーカスX線源を用いて魚などの小動物の位相コントラストX線画像が得られる方法を、科学雑誌”Nature,vol.77,2962(l996)”に報告し、さらに特許公報WO96/31098にそのX線画像の撮影方法を記載している。この公報において、Wilkinsは高い横モード空間干渉性のX線を得るために、X線源が点光源とみなせるだけの焦点サイズ、すなわち20μm以下の焦点サイズのX線源を用い、且つ被写体とX線検知器との距離が0.3m以上であるX線画像の撮影装置及びその装置を用いた撮影方法を記載している。
【0009】
上述の科学雑誌においては20μmの焦点サイズのマイクロフォーカスX線源を用い、魚などの小動物を被写体とした実験結果を報告しているが、Wilkinsが報告した方法では、X線管のX線焦点サイズが小さいために少ない照射X線量しか得られず、魚のX線画像撮影においてでさえ銀塩フィルムでX線画像を得るために、2時間程の撮影時間が必要であることが報告されている。このことから、この方法は人体などを撮影する医療の臨床現場あるいは、物体の検査に広く適用するには、やはりかなり困難である。また、X線焦点サイズを大きくすると、焦点サイズによる半影が生じ、画像の鮮鋭性が低下する、つまりボケ画像を生じてしまうという問題がある。
【0010】
本発明は、前記の実情に鑑みてなされたもので、医療や非破壊検査等の現場で実用性に欠けた従来の位相コントラストX線画像形成の方法及びその装置に対して、広く実用可能な位相コントラストX線画像を得ることができるX線画像撮影方法及びその撮影装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は以下のように構成することにより前記課題を解決し、且つ目的を達成した。
【0012】
すなわち、請求項1に記載の発明は、『焦点サイズ(Dμm)が50μm以上500μm以下であり、輝線スペクトルのX線のエネルギーが、10keV以上60keV以下であり、かつ非干渉性のX線を発生するX線管と、
被写体位置を固定する固定手段と、
被写体を透過したX線画像を検出するX線検出器とを有し、
前記固定手段は、前記X線管から前記固定手段により固定された被写体までの距離R1(m)を
10>R1≧(D−7)/200(m)
の式の範囲に、且つ前記固定手段により固定された被写体からX線検出器までの距離R2が0.15m以上に設定可能に構成されことを特徴とするX線画像撮影装置。』である。
【0013】
請求項2に記載の発明は、『前記X線管の陽極に、モリブデンもしくはロジウムを有することを特徴とする請求項1に記載のX線画像撮影装置。』である。
【0014】
請求項3に記載の発明は、『前記X線検出器に、画像コントラストが1.5以上で3.6以下であるスクリーン/フィルムシステムを用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線画像撮影装置。』である。
【0017】
本発明におけるX線画像撮影方法及びその撮影装置は、概念的に図1のように示される。
【0018】
すなわち構成要素は、X線管1、被写体2の位置を決め、これを固定する固定手段4、X線検出器3を有し、X線管1と固定された際の被写体2との距離をR1、被写体2とX線検出器3との距離をR2と表す。なお、固定手段4は図1では被写体に対してX線検出器3側に設けているが、X線管1側に設けてもよい。
【0019】
本発明によれば、巨大施設のシンクロトロンや、X線量が微弱なマイクロフォーカスX線源を用いることなく、通常医療施設等で使用されるX線管を用いてコントラストの高い画像を得ることができる。ここで用いられるX線管は回転陽極X線管とすることが好ましい。この回転陽極X線管においては、陰極から放射される電子線が陽極に衝突することでX線が発生する。これは自然光のようにインコヒーレント(非干渉性)であり、また平行光X線でもなく発散光である。電子線が陽極の固定した場所に当り続けると、熱の発生で陽極が傷むので、通常用いられるX線管では陽極を回転して陽極の寿命の低下を防いでいる。電子線を陽極の一定の大きさの面に衝突させ、発生したX線はその一定の大きさ陽極の平面から被写体に向けて放射される。この平面をX線照射方向から見た部分のことを焦点(フォーカス)と呼ぶ。この焦点サイズをDとする。本発明の焦点サイズは、放射線源の強度分布の半値幅から測定することができる。焦点は、種々の形があるが正方形の場合、その一辺の長さ、長方形や多角形の場合、短辺の長さ、円形の場合はその直径を焦点サイズDとする。
【0020】
X線検出器は、X線エネルギーを他のエネルギーに変換して画像情報として取り出すものであり、例としては、スクリーン(増感紙)/フィルムを用いるもの、後述する輝尽光性蛍光体を用いたシステム、X線蛍光体とCCDあるいはCMOSとを組み合わせたシステム、X線蛍光体とあるいはX線光導電体とTFTを組み合わせたシステムなどがある。本発明において、焦点サイズが30μm以上のX線管を用いることが好ましい。
【0021】
X線画像の撮影においては、図3に示すようにX線の屈折に起因するエッジ強調(屈折コントラスト強調)画像を得ることができる。図3の下部の模式的に描くように、X線が物体を通過するときに屈折して物体の境界内側のX線密度が疎になり、さらに物体の外側は物体を通過しないX線と重なることからX線密度が上昇する。このようにして被写体境界部分であるエッジが画像として強調される。これは物体と空気とのX線に対する屈折率の差から生じる現象である。これがエッジ強調画像である。
【0022】
さらに図3で原理的に示す空気と被写体との境界でのエッジ強調のみならず、物体内においても屈折率の異なる部分の境界部分も同様な効果が得られる。本発明での被写体境界部分とはX線の屈折率の異なる物質との境界部分と表現することができる。
【0023】
一方で、図7に示すように、焦点サイズDに起因した半影、いいかえると画像のボケが生じる。この半影により画像の鮮鋭性が低下する。本発明は、この鮮鋭性の低下を向上させるものであり、そのために上記X線の屈折に起因する屈折コントラスト強調を用いるものである。半影とは、図7に示すように焦点サイズの大きさに起因して被写体上の1点がX線検出器上で大きさを持った像(例ではB)として検出される現象であり、いわゆるボケのことである。したがって、出射されるX線が平行であるシンクロトンや点焦点と見なせるマイクロフォーカスX線源に対し、有限の大きさのある焦点サイズのX線管を用いる場合は半影の影響が問題となるのである。
【0024】
本発明は、大型の装置を必要とするシンクロトロン放射光や、点光源と見なせるまでX線焦点サイズの小さなX線光源を用いることなく、エッジ強調の効果を得るものである。
【0025】
また、鋭意研究の結果、実用範囲の感度領域及び装置サイズでこのエッジ強調画像を得るものとして、X線焦点サイズDが30μmより大きいとき、X線管1から被写体2までの距離がR1≧(D−7)/200(m)の式を満足する領域であり、かつ被写体2とX線検出器3との距離R2が0.15m以上であることが好ましいことがわかった。
【0026】
R1≧(D−7)/200(m)の式で示す距離よりR1が小さいときにはエッジ強調画像を得られることが難しく、もしくは認識しにくくなる。また、R1は大きくなるにつれ、X線の強度が弱くなること、さらに広い空間を要することより10m未満とすることが好ましい。
【0027】
ここで、X線画像の鮮鋭性を劣化させる被写体からのX線散乱線を除去する目的のために、X線グリッドを使用することが従来から行われている。しかしながらX線グリッドはX線検出器3に到達するX線を減少させてしまう。したがってX線量を有効に使うためにできるだけX線グリッドは用いないことが好ましい。
【0028】
本発明においては、被写体からX線検出器3までの距離R2と0.15m以上離す構成とすることにより散乱線の除去を行うことや、さらにエッジ強調を認識しやすくしている。
【0029】
本発明において、R2を0.15m以上とすれば、拡大率=(R1+R2)/R1の拡大撮影となる。ここでR1については、その起点はX線管1の焦点の位置であり、通常の市販のX線管1にはその場所が明示されている。また終点は被写体位置を固定する固定手段4により固定された被写体2の中心線である。R2については起点は被写体2の中心線であり、終点はX線検出器3のX線を受ける平面の最上面である。表1にR1≧(D−7)/200(m)の式から得られる焦点サイズに対応するR1の下限値を示す。
【0030】
【表1】
Figure 0003861572
撮影時間を短縮するためにはできるだけ単位時間当りのX線量が多い方が好ましく、焦点サイズはできるだけ大きいことが好ましい。一方、表1に示すように焦点サイズDを大きくすると、エッジ強調X線画像を得るためにはR1を大きくとる必要がある。
【0031】
一般の医療もしくは検査用の施設の空間的な余裕には限度がある。従って本発明ではR1が5m以下であることがより好ましい。また、エッジ強調性をより強く得るために、R1が0.7m以上であることがより好ましい。ここでR2を0.15m以上の距離をとるとき、撮影されるX線画像はいわゆる拡大撮影となる。このとき拡大率は(R1+R2)/R1であり、とくにX線源と被写体との距離R1が小さいときには拡大率が大きくなる。スクリーン/フィルムをX線検出器として用いるX線像の撮影の場合には、R1及びR2に対応した拡大率の画像が得られ、目的に応じてこの拡大率を任意に設定することができる。
【0032】
本発明において用いるX線は実質的に輝線スペクトルとすることが好ましい。ここで言う「X線が実質的に輝線スペクトル」とは、輝線スペクトルと連続スペクトルを含むX線出力スペクトルにおいて連続スペクトルの最大光子数が輝線スペクトルの最大光子数の50%以下であることを意味する(図2)。X線の屈折率はX線のエネルギーによって変化する。X線エネルギーが高くなるとX線の屈折率は低下する(図3の左半分)。したがってX線のエネルギー分布が広い場合においては屈折率の幅も広がるために、屈折コントラストが低下する。一方、輝線スペクトルを用いればX線エネルギー幅が小さいので、より鮮明なエッジ強調画像を得ることができる(図3)。ここでX線検出器に到達するX線量を多くする手段として、X線源からX線検出器までの距離を小さくすることも可能であるが、焦点サイズDを大きくすることもできる。しかしながら表1に示すように、R1は逆に大きくとらねばならない。したがって医療施設で建物の空間的な制限があるとき、焦点サイズをできるだけ小さくすればR1を小さくすることができる。
【0033】
したがって焦点サイズDは、1000μm以下とすることが好ましい。さらには、X線管1の焦点サイズDを50μm以上で500μm以下の範囲とするのがより好ましい。
【0034】
一般的に医用画像診断のためのX線画像撮影に用いられるX線エネルギーの範囲は10keVから150keVの範囲である。非破壊検査においては200keVの高いエネルギーのX線が用いられる。ここでX線エネルギーが大きい場合には、その屈折率が小さくなる。したがって鮮明なエッジ強調画像を得るには、R1,R2を大きくとる必要がある。しかしながら限られた空間の一般の医療施設で撮影を行う場合、用いるX線のエネルギーが低い方が好ましい。一方、X線のエネルギーが低すぎると、X線の本来の特性である物体の透過性が失われてしまう。従って実用性の観点から、請求項3及び12の発明に記載されているように、輝線スペクトルのX線エネルギーは10keVから60keVの範囲であることが好ましい。
【0035】
請求項に記載の発明は『X線管の陽極にモリブデンもしくはロジウムを有することを特徴とするX線画像撮影装置。』である。X線管の陽極がモリブデンであるとき、17keV付近に強い輝線スペクトル発光を持ち、またロジウムの場合は20keV付近に強い輝線スペクトル発光をもつ。この領域のX線エネルギーは丁度人体の肉部などのいわゆる軟部組織の描写に優れており、より好ましい。
【0036】
X線検出器1としてタングステン酸カルシウムやガドリニウムオキシサルファイドなどの蛍光体からなる増感紙と、ポリエステルフィルム支持体の片面もしくは両面にハロゲン化銀粒子を含む乳剤層を塗布した銀塩フィルムからなる、スクリーン/フィルムシステムを用いることがより好ましい。
また、画像コントラストGが、1.5以上4.0以下であるスクリーン/フィルムシステムを用いることが好ましい。
【0037】
本発明では、請求項に記載されているように、画像コントラストはGが1.5以上3.6以下であるスクリーン/フィルムシステムを用いることがより好ましく、システムのコントラストGが1.5付近の低い領域でも、撮影許容度(ラチチュード)が広く、且つ鮮鋭性の良い画像が得られる。ここで、特性曲線とは、フィルムに照射された光量と、現像して得られた画像濃度の関係を、横軸に露光量の対数を、縦軸に写真濃度をとって描いた曲線のことを言う。また、カブリとは、露光を受けなかった部分を現像して得られた濃度である。
【0038】
またGが3.6付近のシステムにおいては、画像の粒状性を劣化させることなく、さらに鮮鋭性の高い画像が得られる。なお本発明でいうGは露光現象後に得られた特性曲線上の「カブリ+0.25」と「カブリ+2.0」を結んだ直線の勾配として定義する。
【0039】
本発明においては被写体などのX線の屈折率の異なる界面のコントラストを上げることができる。したがってスクリーン/フィルムシステムのコントラストを上げることなく、画像コントラストのついたX線画像を得ることができる。すなわちGが2.0以上で3.0以下である、比較的コントラストの低いスクリーン/フィルムシステムを用いることがより好ましい。
【0040】
このようにコントラストのやや低い領域のスクリーン/フィルムシステムを用いても、本発明によれば十分に高い画像コントラストが得られ、且つ画像の粒状が荒れない。さらに例えば乳房X線撮影では、ラチチュードが広がるために乳房辺縁が細部まで描写され、且つ鮮鋭性が高くなるために乳房中の石灰化の検出性のよい乳房X線写真が得られる。
【0041】
スクリーン/フィルムシステムのGに影響する主要因は、フィルム及びその現像処理の二つがあげられる。フィルムの場合は乳剤層を構成するハロゲン化銀粒子の組成また粒径やその分布、かぶり抑制剤などの添加剤、さらに塗布されるハロゲン化銀粒子の量などである。また分光増感色素の種類や量によっても影響される。本発明で使用されるハロゲン化銀写真感光材料については、例えば“改訂写真工学の基礎 −銀塩写真編−”(日本写真学会編コロナ社1998年)に概説されている。また現像処理については現像処理温度や処理時間を変えることで、Gを変化することができるが、原則的にはフィルムメーカの指定現像処理条件で処理することが好ましい。
【0042】
近年X線画像検出器において従来のスクリーン/フィルムシステムに変わっていわゆるディジタルX線画像撮影システムが出現している。例えば輝尽性蛍光体を用いるコンピューテッドラジオグラフィ(CR)やX線蛍光体とCCDあるいはCMOSとを組み合わせたシステム、さらにX線蛍光体あるいはX線光導電体とTFTを組み合わせた平面型X線画像検出器などである。本発明においては、このようなX線画像検出器も用いることができる。
【0043】
これらのディジタルX線画像撮影システムにおいては、2次元平面を分割してX線画像情報を読み取る。この読み取る最小面積の四角形の辺の長さ、あるいは円形の直径が画素サイズとよばれている。例えば、CRにおいては輝尽発光を読み取る時のピッチに相当し、CCDやCMOSの最小読取径、またFPDにおいてはシリコン光ダイオードの読取り径やX線導電層での発生電荷を収集する最小画素サイズにあたる。
【0044】
ここでエッジ強調される濃度上昇部あるいは濃度低下部は、銀塩フィルムを用いた画像での実測値は数μmオーダであった。したがってCCDやCMOSについては最小画素サイズが数μm以下であることが好ましい。また逆に200μmより大きいと読取画像自体の鮮鋭性が劣化してしまう。
【0045】
本発明では、請求項に記載されているように、X線像検出のために画素サイズが200μm以下であり、かつ1μmより大きいデジタルX線検出器を用いることが好ましい。
【0046】
本発明において、X線像検出のために輝尽性蛍光体を用いる場合、画像信号の読取は、通常、レーザ露光スキャンにより行う。その最小画素サイズは、レーザースポット径と同等であることが好ましい。この径は、1μm以上であることが望ましいが、最小画素サイズが小さいと、読取速度が低下するので、20μm以上であることが好ましい。また200μmより大きいと、読取画像自体の鮮鋭性が劣化する傾向がみられるので、200μm以下が好ましい。また、平面型X線画像検出器を用いる場合にも、最小画素サイズが1μm以上であることが望ましく、好ましくは、20μm以上であり、200μm以下であることが好ましい。
【0047】
本発明においてディジタルX線検出器を使用するとき、その観察するための出力画像の大きさは自由に決めることができる。本発明においてはX線検出器上にはR2,R1に対応する拡大率で画像が投影されるが、デジタルX線画像検出器を使用すると、観察するときに画像を縮小して実寸で表示することが可能である。
【0048】
本発明は、請求項に記載されているように、『得られた画像データから強調された被写体境界部分を検出し、境界部分の幅又は画像コントラストをさらに強調することを特徴とする』X線像撮影装置である。
【0049】
このX線像撮影装置を図4及び図5に示す。図4はX線像撮影装置の概略構成図、図5は信号強度とフーリエ変換した空間周波数との関係を示す図である。
【0050】
このX線像撮影装置は、デジタルX線画像検出器10、画像処理手段11、CRT画像表示装置12、画像プリンタ13及び画像記憶装置14から構成することができる。デジタルX線画像検出器10から得られたデジタルX線画像の画像処理を画像処理手段11により行なう。
【0051】
この画像処理手段11による画像処理は、例えば画素マスクにより屈折コントラスト特有のエッジ部分を検出し、その部分のコントラストを拡大することや、あるいは図5に示すように、予測される屈折コントラストのパターンをフーリエ変換してその周波数成分をエッジ強調計算値として求めておき、全画像の周波数処理において、屈折コントラストに対応する周波数成分を強調することによって達成される。このように画像処理されたデジタルX線画像は、CRT画像表示装置12及び画像プリンタ13に出力され、また画像記憶装置14に記憶され、あるいは病院内のLANなどに送られる。
【0052】
本発明は医療用に適用することが好ましい。すなわち本発明は、請求項に記載されているように、『人体もしくは人体から摘出した検体用であることを特徴とする』X線画像撮影装置である。
【0053】
さらに本発明は、請求項に記載されているように、『人間の乳房用もしくは人間の乳房から摘出された検体用であることを特徴とする』X線撮影装置である。
【0054】
従来のマンモグラフィ撮影ではモリブデン陽極をもつ管球を用い、拡大倍率が1〜2倍の範囲で撮影が行われる。そして焦点サイズは好ましくは100μm乃至600μmであり、管球からX線検出器までの距離は好ましくは0.3m以上で、拡大撮影でもせいぜい0.6mを越えない程度である。これらの従来の撮影条件では、本発明での撮影条件を十分にみたすことができず、本発明の被写体の境界コントラスト強調画像を得ることができない。
【0055】
従来の乳房X線画像の撮影方法はX線源が患者の上部にあり、X線検出器は乳房の下部に設置する。このような撮影装置であるとX線源から被写体までの距離を置くことに制限が生ずる。したがって本発明では、被写体の人体を横たえて中空に支えた乳房を、水平方向に発射したX線で撮影することがより好ましい。
【0056】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、実施例に基づきさらに具体的に説明する。
[実施例1]
東芝製回転陽極X線管ロータノードDRX−B1146B−Moを用い、管電圧28kVp設定の焦点サイズ100μmで0.03mmモリブデンフィルタを通して、輝線X線を得た。約17keVに輝線スペクトルが得られ、このとき連続スペクトル光子数の最大値は、図2に示すように輝線スペクトルの光子数の最大値の7%であった。
【0057】
X線の進行方向が地面と平行となるようにX線管を水平に設置し、R1の距離をおいて被写体をおき、さらにそこからR2の距離をおいてX線検出器を設置した。
【0058】
コニカ製マンモ用フィルムCMH及びM−200片面増感紙とを組み合わせてX線検出器とした。X線照射撮影後に、自動現像機SRX−502で34℃の90秒処理を行った。予め距離法で測定したこのスクリーン/フイルムシステムのコントラストはG=3.20であった。
【0059】
中に気泡の入っている直径1cmの円筒樹脂と、やはり樹脂製の直径1cmの円錐状ピペットの先端を被写体としてX線像の撮影をおこなった。本発明の撮影条件はR1=1mでR2=0.5m、10mAで0.5秒の撮影を行い、1.5倍拡大のX線像が得られた(図6(a))。図6(a)は物件提出書で提出した本発明写真を模して図面にしたものである。R1=0.6mでR2=0の時の比較画像を図6(b)に示す。この比較画像を示す図6(b)は物件提出書で提出した比較例写真を模して図面にしたものであり、本発明写真と比較し易くするために倍率を同じにした。
【0060】
図6(a)の図面(写真1)では円筒樹脂中の気泡の辺縁が白く見とめられ、そして三角錐のピペット先端については円曲の内側の辺縁が白く強調されている。エッジが白く強調されるか黒く強調されるかは、2つの物質の屈折率がどちらが大きいかによって決まる。本発明によれば、白、黒のいずれの場合のエッジ強調も得られる。
[実施例2]
実施例1において撮影距離R1及びR2を変化させてエッジ強調性について目視で確認した。
【0061】
フィルムはコニカ製CMHを用い、増感紙はコニカ製M100を用いた。撮影後の現像処理はコニカ製SRX−502で、34℃で行った。撮影後に、現像処理した後に、蛍光灯のライトボックス(シャウカステン)に試料をかけて裸眼で判定した。その結果を表2に示す。
【0062】
エッジ強調が極めて明瞭の場合を5、明瞭である場合4、エッジ強調がすぐ認識できる場合3、エッジ強調画像が極めて弱く認められる場合2、エッジ強調が認められない場合を1とした。なお、R1=0.5m,R2=0.5の距離で焦点サイズを600μmにしたところ、エッジ強調は認められなかった(この場合R1≧(D−7)/200(m)の式からR1は3m以上必要)。
【0063】
【表2】
Figure 0003861572
前記R1≧(D−7)/200(m)の式によると焦点サイズ100μmのときR1≧0.47mである。表2よりR1≧(D−7)/200(m)の式を満たす本発明の実施例は、高い評価となっていることがわかる。
[実施例3]
実施例1に準じてX線像撮影を行った。その結果を表3に示す。被写体はRMI社製ACR規格156型マンモグラフィック・ファントムを用いた。X線検出器はスクリーン/フィルムシステムを用い、フィルムはコニカ社製のCMHを使用した。スクリーンはコニカ社製M100、発光量の多いM200、そして更に発光量の多いSRO500のバック用の蛍光増感紙を適宜用いた。
【0064】
この実施例で用いたファントムは、約4.5cm厚に圧縮した人体の乳房を想定しており、繊維組織を模したナイロンファイバ6態、微小石灰群を模した酸化アルミニウムスペック5態、そして腫瘍を模したナイロン繊維6態が封入されている。それぞれ観察できる数を合計して得点数とする。実用的にはファイバー4点、スペック3点そして腫瘍3点で合計10点最低点数であり、16点満点となる。尚、画像のバック濃度は約1.3に揃えた。
【0065】
【表3】
Figure 0003861572
本発明では比較に対して検出性が向上した。照射線量とは被写体がどれだけの量のX線が照射されたかを示す値である。1R(レントゲン)とは空気1cm3中(0℃、1気圧)に2.1×109個のイオン対を形成する線量である。なお、照射線量は患者の被曝から1000mRを越えないことが好ましい。発光量の多い増感紙を用いてシステム感度を上げることにより、実用領域で検出性の向上が認められる。
[実施例4]
実施例2においてG=2.7のコニカ製フィルムNewCMを用いて同様の実験を行った。この場合、実施例2と同様のエッジ強調の結果が得られ、さらに画像の粒状性の改善が認められた。
[実施例5]
実施例2と同様の実験を行った。ここではX線検出器はスクリーン/フィルムシステムを用いず、その代わりにコニカで試作した輝尽光性蛍光体と塗布したプレートを用いた。X線照射後のプレートは87.5μmピッチでレーザーを照射して画像情報を読み取った。読み取った画像信号はコニカ製レーザイメージャLi7を用いて銀塩フィルムに焼き付け、SRX−502で現像処理を行った。焼き込んだ画像の大きさは、全て実寸大にして観察した。そこで得られた評価結果を表4に示す。
【0066】
評価基準は実施例2と同様であるが、基準の中間的な微妙な具合は、例えば2〜3と表した。さらに、得られた画像のエッジ部分を図5に示すように強調処理したところ評価で括弧内に示すランクが得られ、改良の効果が見られた。ここでの画像処理は予め計算で得られたエッジ強調成分を、フーリエ変換した画像信号を重ねてエッジを強調させるものである。
【0067】
【表4】
Figure 0003861572
以上、実施例1〜5では、焦点サイズD=100μmの例を示したが、Dは30μm以上であれば、100μm以外でも効果を有する。
【0068】
【発明の効果】
前記したように、本発明のX線画像撮影方法及びその撮影装置では、医療や検査等の現場での実用性に欠けた従来の位相コントラストX線画像に対して、広く実用可能な位相コントラストX線画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線画像撮影装置の概念図である。
【図2】輝線スペクトルを説明する図である。
【図3】高エネルギーX線からエッジ強調画像を得ることを示す図である。
【図4】X線像撮影装置の概略構成図である。
【図5】信号強度とフーリエ変換した空間周波数との関係を示す図である。
【図6】実施例で得たX線像の写真を模した図である。
【図7】X線源の焦点サイズに起因する半影を示す図である。
【符号の説明】
1 X線管
2 被写体
3 X線検出器

Claims (7)

  1. 焦点サイズ(Dμm)が50μm以上500μm以下であり、輝線スペクトルのX線のエネルギーが、10keV以上60keV以下であり、かつ非干渉性のX線を発生するX線管と、
    被写体位置を固定する固定手段と、
    被写体を透過したX線画像を検出するX線検出器とを有し、
    前記固定手段は、前記X線管から前記固定手段により固定された被写体までの距離R1(m)を
    10>R1≧(D−7)/200(m)
    の式の範囲に、且つ前記固定手段により固定された被写体からX線検出器までの距離R2が0.15m以上に設定可能に構成されことを特徴とするX線画像撮影装置。
  2. 前記X線管の陽極に、モリブデンもしくはロジウムを有することを特徴とする請求項1に記載のX線画像撮影装置。
  3. 前記X線検出器に、画像コントラストが1.5以上で3.6以下であるスクリーン/フィルムシステムを用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線画像撮影装置。
  4. X線像検出のために画素サイズが1μmより大きく200μm以下のデジタルX線検出器を用いることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のX線画像撮影装置。
  5. 得られた画像データから強調された被写体境界部分を検出し、境界部分の幅又は画像コントラストをさらに強調する画像処理手段を有することを特徴とする請求項4に記載のX線画像撮影装置。
  6. 人体用もしくは人体から摘出した検体用であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のX線画像撮影装置。
  7. 人間の乳房用もしくは人間の乳房から摘出された検体用であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のX線画像撮影装置。
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