JP3861565B2 - 硬貨識別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬貨の正偽および種類を電気的に識別する硬貨識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動販売機が普及し、これに使用される硬貨識別装置には高い識別性能が要求されている。
【0003】
従来、この種の硬貨識別装置は、硬貨の投入口と、この投入口に連結された硬貨通路と、この硬貨通路の側壁に配置されたコイルから成るセンサと、このセンサに接続され前記硬貨の特徴を検知する検知手段と、硬貨の正偽及び種類の基準となるデータが予め記憶された記憶手段と、前記検知手段の出力と前記記憶手段の基準のデータとを比較する比較手段と、この比較手段の比較結果により硬貨の正偽及び種類を判定する判定手段とを備えていた。
【0004】
センサとしては硬貨の材質、外径、厚みや凹凸をそれぞれ検知するセンサを有しており、各センサは図7に示すような構成になっていた。すなわち、投入された硬貨1の通過する硬貨通路の一方の側壁2と他方の側壁3とにそれぞれコイル4,5を巻回したフェライト材のコアが対向して配置されている。これらのコイル4,5は直列接続され、その両端は発振回路6に接続されると共に、一端は電源回路7にも接続され、他端は整流回路8に入力されている。
【0005】
整流回路8の出力が接続された検知手段では整流回路8からの出力の極大値、極小値や凹凸度合い等を検知する。そして、硬貨通路時の各センサの出力の極大値、極小値や凹凸度合い等により硬貨の材質、外径、厚みや凹凸を検知して識別を行っていた。
【0006】
なお、これに類する技術として、例えば特願平11−274191号がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の構成では、硬貨の特徴として検知していたのは両面総合の特徴であった。すなわち、凹凸センサであれば硬貨の両面総合の凹凸を検知していた。そのため、硬貨の片面だけの特徴を正確に検知することが困難であった。
【0008】
このため、硬貨の片面における特徴に正貨と差がある偽貨を不正使用されることがあった。例えば片面の凹凸度合いは正貨と差があるが、硬貨の両面総合の材質、外径や厚みがほぼ等しく、両面総合の凹凸度合いにも十分な差がない変造硬貨や類似外国硬貨などである。正貨より厚みしか差がなく、僅かに厚い外国貨を片面だけ切削したような変造硬貨などが該当する。
【0009】
本発明は、このような偽貨の不正使用を防止することが可能な硬貨識別装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の硬貨識別装置におけるセンサは第1と第2のセンサとより構成され、検知手段は前記第1のセンサが接続されるとともに、硬貨の一方の片面の特徴を検知する第1の検知手段と、前記第2のセンサが接続されるとともに、前記硬貨の他方の片面あるいは、両面総合の特徴のいずれかを検知する第2の検知手段と、前記第1と第2のセンサから出力される信号に基づいて、残った1つの特徴を検知する第3の検出手段とを有し、前記判定手段はこれら3つの検知手段の出力に基づいて硬貨の正偽及び種類を判定する
【0011】
このことにより、第1と第2のセンサの2個のセンサの出力によって、片面の特徴に差がある偽貨の不正使用を防止することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、硬貨の投入口と、この投入口に連結された硬貨通路と、この硬貨通路の側壁に配置されたコイルから成るセンサと、このセンサに接続されるとともに、前記硬貨の一方の片面と、他方の片面と両面総合の特徴とを検知する検知手段と、硬貨の正偽及び種類の基準となるデータが予め記憶された記憶手段と、前記検知手段の出力と前記記憶手段の基準のデータとを比較する比較手段と、この比較手段の比較結果により硬貨の正偽及び種類を判定する判定手段とを備えた硬貨識別装置において、前記センサは第1と第2のセンサで構成され、前記検知手段は前記第1のセンサが接続されるとともに、前記硬貨の一方の片面の特徴を検知する第1の検知手段と、前記第2のセンサが接続されるとともに、前記硬貨の他方の片面あるいは、両面総合の特徴のいずれかを検知する第2の検知手段と、前記第1と第2のセンサから出力される信号に基づいて、残った1つの特徴を検知する第3の検出手段とを有し、前記判定手段はこれら3つの検知手段の出力に基づいて硬貨の正偽及び種類を判定する硬貨識別装置であり、硬貨の一方の片面の特徴と他方の片面の特徴とを区別可能に検知できるので、第1と第2のセンサの2個のセンサの出力によって、硬貨の両面総合の特徴は正貨とほぼ等しいが、片面の特徴に差がある偽貨の不正使用を防止することができる。
【0013】
また、硬貨の一方の片面の特徴と他方の片面の特徴とを独立して検知できるので、もう一方の検知手段の検知誤差の影響を受けず精度良く片面の特徴を検知できる。
【0014】
本発明の請求項に記載の発明は、第1の検知手段と第2の検知手段とが、硬貨のほぼ同一部分における特徴をそれぞれ検知するように構成した請求項記載の硬貨識別装置であり、硬貨のほぼ同一部分における一方の片面と他方の片面の特徴とをそれぞれ検知することができる。また、検知した各片面の特徴に基づき(例えば和により)、硬貨の特定部分の両面総合の特徴を検知することもできる。
【0015】
本発明の請求項に記載の発明は、第1のセンサには少なくとも1本の第1のコイルを有し、第2のセンサには少なくとも1本の第2のコイルを含み、前記第1のコイルの形成する発振回路と前記第2のコイルの形成する発振回路とがほぼ同一の周波数で発振するように構成した請求項記載の硬貨識別装置であり、ほぼ同一の周波数で一方の片面と他方の片面の特徴とをそれぞれ検知することができる。そのため、それぞれ検知した硬貨の特性を正確に比較できると共に、それぞれの和などを用いる際の精度を向上できる。
【0016】
本発明の請求項に記載の発明は、第2の検知手段では前記硬貨の両面総合の特徴を検知し、第3の検知手段は、第1の検知手段と第2の検知手段の出力に基づいて前記硬貨の他方の片面の特徴を検知する請求項1記載の硬貨識別装置であり、例えば第2の検知手段の出力と第1の検知手段の出力との差から硬貨の他方の片面の特徴を検知することにより、硬貨の他方の片面の特徴を検知するための特別なセンサなしで、硬貨の一方の片面の特徴と他方の片面の特徴とを検知できる。また、硬貨の両面総合の特徴をも正確に検知できる。
【0017】
本発明の請求項に記載の発明は、第1の検知手段と第2の検知手段とが、硬貨のほぼ同一部分における特徴をそれぞれ検知するように構成した請求項記載の硬貨識別装置であり、硬貨のほぼ同一部分における一方の片面と両面総合の特徴とをそれぞれ検知することができる。また、検知した各特徴に基づき(例えば差により)、硬貨の特定部分の他方の片面の特徴を検知することもできる。
【0018】
本発明の請求項に記載の発明は、第1のセンサは少なくとも1本の第1のコイルから成るとともに、第2のセンサは少なくとも1本の第2のコイルから成り、前記第1のコイルと前記第2のコイルとを硬貨通路の各側壁のほぼ対向する位置に配置した請求項記載の硬貨識別装置であり、第1のコイルと第2のコイルとを対向して設けているので、硬貨のほぼ同一部分における特徴をそれぞれ容易に検知できるとともに、簡易な組立で実現できる。
【0019】
本発明の請求項に記載の発明は、第1のセンサは少なくとも1本の第1のコイルから成るとともに、第2のセンサは少なくとも1本の第2のコイルから成り、第1のコイルの形成する発振回路と第2のコイルの形成する発振回路とがほぼ同一の周波数で発振するように構成した請求項記載の硬貨識別装置であり、ほぼ同一の周波数で一方の片面と両面総合の特徴とをそれぞれ検知することができる。そのため、それぞれ検知した硬貨の特性を正確に比較できると共に、それぞれの差などを用いる際の精度を向上できる。
【0020】
本発明の請求項に記載の発明は、第1のコイルの形成する発振回路と第2のコイルの形成する発振回路とが同期して発振するように構成した請求項記載の硬貨識別装置であり、特に第1のコイルと第2のコイルとを硬貨通路に対向して配置させた場合、各コイルが硬貨通路に発生する交流磁界を乱れのなく、かつ硬貨の表面と裏面で同様な磁束方向にできるので、硬貨の各片面の特徴を安定して検知することができる。
【0021】
本発明の請求項に記載の発明は、第1のコイルの形成する発振回路と第2のコイルの形成する発振回路とが逆相で発振するように構成した請求項記載の硬貨識別装置であり、特に第1のコイルと第2のコイルとを硬貨通路に対向して配置させた場合、各コイルが硬貨通路に発生する交流磁界の磁束方向は硬貨の表面に平行となり、硬貨の厚みを敏感に検知できる。
【0022】
本発明の請求項10に記載の発明は、第1のコイルの形成する発振回路と第2のコイルの形成する発振回路とが、それぞれに入力される基準信号に基づいて発振するように構成した請求項記載の硬貨識別装置であり、第1のコイルの形成する発振回路と第2のコイルの形成する発振回路との発振を、簡易な構成で正確に同期させることができる。
【0023】
本発明の請求項11に記載の発明は、第2の検知手段に接続するセンサを、硬貨通路の一方の側壁に配置した少なくとも1本のコイルと前記硬貨通路の他方の側壁に配置した少なくとも1本のコイルとで構成した請求項記載の硬貨識別装置であり、硬貨の特徴を硬貨通路の両側から検知できる。硬貨が硬貨通路の側壁沿いか或いは中央部分を通過するかといった硬貨の通過位置により、各コイルの出力は影響を受けて検知精度の低下要因となるが、両側から検知した場合にはこの影響が相殺され、高い検知精度が得られる。
【0024】
本発明の請求項12に記載の発明は、硬貨通路の一方の側壁に配置したコイルと前記硬貨通路の他方の側壁に配置したコイルとを直列に接続した請求項11記載の硬貨識別装置であり、硬貨の表側に面するコイルと裏側に面するコイルとに同一の電流を流すことにより、硬貨の表側から検知する特性と裏側から検知する特性とを同一の重み付けで検知することができる。また、各コイルにそれぞれ発振回路を接続するのと比較して、各コイルの接続側の逆の一端を発振回路を接続することで発振回路及び発振回路の出力に接続する整流回路の数を削減できる。さらに、各コイルの接続側の逆の一端の電位差を用いることで、硬貨の表側から検知する特性と裏側から検知する特性との和を容易に検知できる。
【0025】
本発明の請求項13に記載の発明は、硬貨通路の一方の側壁に配置したコイルと前記硬貨通路の他方の側壁に配置したコイルとを逆相に接続した請求項12記載の硬貨識別装置であり、両コイルが硬貨通路に発生する交流磁界の磁束方向は硬貨の表面に平行となり、硬貨の厚みを敏感に検知できる。
【0026】
本発明の請求項14に記載の発明は、第1のセンサを構成するコイルの少なくとも1本と、第2のセンサを構成するコイルの少なくとも1本とを兼用した請求項11記載の硬貨識別装置であり、第2の検知手段の出力と第1の検知手段の出力との差を用いて硬貨の他方の片面の特徴を検知する際の検知誤差を抑制できると共に、センサに使用するコイルの本数を削減できる。
【0027】
本発明の請求項15に記載の発明は、第2のセンサを少なくとも2本のコイルを直列接続して構成し、前記直列接続したコイルのうちの少なくとも1本のコイルで第1のセンサを構成した請求項14記載の硬貨識別装置である。第1のセンサを構成するコイルと第2のセンサを構成するコイルとに同一の電流を流すことにより、第1の検知手段と第2の検知手段とで同一の条件で硬貨の特徴を検知することができる。また、第1のセンサを構成するコイルに接続された発振回路により、第2のセンサを構成するコイルも励起されるので、第1のセンサには発振回路が不要となる。
【0028】
本発明の請求項16に記載の発明は、判定手段は、第1の検出手段で検出された硬貨の一方の片面の特徴と、第2あるいは第3の検出手段のいずれか一方で検出された硬貨の他方の片面の特徴との差に基づいて硬貨の正偽及び種類を判定する請求項1記載の硬貨識別装置であり、硬貨の一方の片面の特徴と他方の片面の特徴との差を検知できるので、この差に特徴を有する偽貨の不正使用を防止することができる。
【0029】
本発明の請求項17に記載の発明は、少なくとも1つのセンサを硬貨通路の一方の側壁に配置した1本のコイルで構成した請求項1記載の硬貨識別装置であり、簡易かつ小型な構成で硬貨の片面の特徴を検知できる。
【0030】
本発明の請求項18に記載の発明は、第2の検出手段では、硬貨の他方の片面の特徴を検知し、第3の検知手段は手段では硬貨の両面総合の特徴を検知する請求項1記載の硬貨識別装置であり、硬貨の両面総合の特徴を検知するための特別なセンサなしで、硬貨の両面総合の特徴を検知できる。
【0031】
本発明の請求項19に記載の発明は、第3の検知手段は、第1の検知手段の出力と、第2の検知手段の出力との和に基づいて、前記硬貨の両面総合の特徴を検知する請求項18記載の硬貨識別装置であり、簡易な構成で硬貨の両面総合の特徴を検知できる。
【0032】
本発明の請求項20に記載の発明は、硬貨の一方の片面の特徴を検知する手段の出力と、前記硬貨の他方の片面の特徴を検知する手段の出力との和または差に基づいて補正を行う請求項1記載の硬貨識別装置であり、硬貨の片面の特徴を検知する手段に接続するセンサを硬貨通路の一方の側壁に配置したコイルで構成した場合には特に、硬貨が硬貨通路のコイル側の側壁沿いか或いは逆の側壁沿いを通過するかといった硬貨の通過位置により硬貨とコイルの距離が異なるため、コイルの出力はこの影響を受けて検知誤差が生じる。この誤差は、硬貨の一方の片面の特徴を検知する手段の出力と、他方の片面の特徴を検知する手段の出力との和または差から算出できるので、この和または差に基づいて補正を行うことにより高い検知精度が得られる。
【0033】
本発明の請求項21に記載の発明は、センサは、硬貨表面の凹凸を検知する凹凸センサとする請求項1記載の硬貨識別装置であり、硬貨の一方の片面の凹凸と他方の片面の凹凸とを検知できるので、硬貨の両面総合の凹凸は正貨とほぼ等しいが、片面の凹凸に差がある偽貨の不正使用を防止することができる。
【0034】
本発明の請求項22に記載の発明は、センサは、硬貨の厚みを検知する厚みセンサとする請求項1記載の硬貨識別装置であり、硬貨の一方の片面の厚みと他方の片面の厚みとを検知できるので、硬貨の両面総合の厚みは正貨とほぼ等しいが、片面の厚みに差がある偽貨の不正使用を防止することができる。
【0035】
本発明の請求項23に記載の発明は、識別しようとする硬貨の中央部が通過する位置の近傍にセンサを配置した請求項1記載の硬貨識別装置であり、必ず硬貨の中央がセンサ部を通過するので、硬貨中央部に相当するタイミングで硬貨中央部の特徴を正確に検知することができる。
【0036】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図6を用いて説明する。
【0037】
図2は本発明の一実施の形態における硬貨識別装置の概要を示した正面図である。図2において、硬貨識別装置本体11の上部には硬貨の投入口12が設けられており、この投入口12から下方に向かって硬貨の通路13が連結されている。通路13の側壁には硬貨の両面総合の凹凸を検知する両面凹凸センサ14と材質センサ15、及び外径センサ16が配置されている。また通路13は硬貨識別装置本体11の下部に位置する硬貨の出口17に連結されている。
【0038】
図3は凹凸センサの断面および制御回路のブロック図である。図3において、硬貨通路13を形成する一方の側壁21と他方の側壁22にはそれぞれコイル23,24を巻回したフェライト材のコアが対向して配置されている。これらのコイル23,24は相互インダクタンスが負になるように直列逆相接続されている。2本のコイル23,24を硬貨通路13に対向して配置し、逆相接続することで、硬貨通路13に発生する交流磁界の磁束方向は図3に破線で示したように、硬貨の表面に平行となり、硬貨の厚みを敏感に検知できる。また、これらのコイル23,24の両端は発振回路25に接続されると共に、一端は電源回路26にも接続され、他端は整流回路27に入力されている。さらに、2本のコイル23,24の接続点は緩衝回路28を経て、整流回路29に入力されている。緩衝回路28は2本のコイル23,24の接続点から信号を取り出すことによる発振回路25への影響を防止するために用いており、増幅率1のオペアンプを使用している。以上のように、両面凹凸センサ14は2本のコイル23,24と、発振回路25と、電源回路26と、整流回路27とで構成されている。片面凹凸センサ18はコイル24と、発振回路25と、電源回路26と、緩衝回路28と、整流回路29とで構成されている。この構成において2本のコイル23,24の間の空間がセンサの検知部であり、この検知部を識別しようとする硬貨の中央部が通過する高さにコイル23,24を配置している。
【0039】
図1は本実施の形態における硬貨識別装置の制御回路の構成を示すブロック図である。両面凹凸センサ14の出力は両面総合の凹凸を検知する手段30及び他方の片面の凹凸を検知する手段32とに入り、片面凹凸センサ18の出力は一方の片面の凹凸を検知する手段31及び他方の片面の凹凸を検知する手段32とに入る。
【0040】
材質センサ15は図示しないが、両面凹凸センサ14と同様に、硬貨通路13の側壁に対向して配置された2本のコイルと、発振回路と、整流回路とで構成されているが、2本のコイルは相互インダクタンスが正になるように直列同相接続されている。また、材質センサ15では硬貨の外径に影響を受けないで材質を検知するため、識別しようとする硬貨が通過する際、検知部全体が硬貨で覆われるようなコイルの外径、配置としている。材質センサ15の出力は材質検知手段33に入る。外径センサ16も図示しないが材質センサ15と同様の構成で、2本のコイルは直列同相接続され、硬貨で覆われる検知部の面積が識別しようとする硬貨の外径で変化するようなコイルの外径、配置としている。外径センサ16の出力は外径検知手段34に入る。
【0041】
各検知手段30〜34の出力はそれぞれ、比較手段35〜39の一方の入力に入る。比較手段35〜39の他方の入力は記憶手段40に接続されている。これらの比較手段35〜39の各出力は判定手段41に入り、判定手段41は判定信号42を出力する。
【0042】
以上のように構成された硬貨識別装置について、以下その動作を説明する。投入口12から投入された硬貨がセンサ14〜16に近づくと、コイルのインピーダンスが変化し、それにつれて発振回路の発振レベルが変化する。この変化量は、両面凹凸センサ14では主に硬貨表面の凹凸によって、材質センサ15では主に硬貨の材質によって、外径センサ16では主に硬貨の外径によって異なるように形成されている。整流回路ではそれぞれ、発振回路の発振波形を正弦波から発振レベルを示す信号に変換する。各検知手段30〜34では、硬貨通過時の発振レベルの変化量の極大値や凹凸度合いを検知して、それぞれ対応する比較手段35〜39に出力する。
【0043】
次に、他方の片面の凹凸を検知する手段32の動作を図4から図6を用いて説明する。図4は硬貨通過時の凹凸センサの内部波形図であり、図5は後述する第2の偽貨の通過時の凹凸センサの出力波形図である。図4及び図5において、縦軸はセンサの出力変化量で横軸は時刻である。図4(a)は両面凹凸センサ14内部の整流回路27の入力波形を示している。図4(b)は片面凹凸センサ18内部の整流回路29の入力波形であり、図4(a)の振幅の約半分の振幅を有する正弦波となる。この波形は、図3における側壁22に面する硬貨の片面の特徴を表している。
【0044】
図6は硬貨の断面図である。図6(a)は正貨に対応しており、同様に(b)は第1の偽貨、(c)は第2の偽貨に対応している。正貨としては図6(a)のような、日本の五百円硬貨を代表とする、外周部に凸形状が形成され、内周部に非同心円状の凹凸模様を有する硬貨の場合を示している。この通過時の両面凹凸センサの出力波形は図示しないが、外周に相当する2箇所に顕著な極大を有し、内周に相当する部分には比較的微小で非同心円状の凹凸が形成される。
【0045】
偽貨としては、正貨と材質及び外径がほぼ等しく、外周部に凸形状が形成され、内周部の厚みが正貨より厚い外国硬貨を変造した硬貨の場合を示している。第1の偽貨は図6(b)のような、内周部の厚みを正貨に近づけるため外国硬貨の両面総合の内周部を旋盤等で加工した変造硬貨である。この通過時の両面凹凸センサの出力波形は図示しないが、外周に相当する2箇所に顕著な極大を有し、内周に相当する部分には平坦な波形が形成される。そのため、外周部を除いた内周部の凹凸度合いを検知することで、不正使用を防止することが可能である。
【0046】
第2の偽貨は図6(c)のような、内周部の厚みを正貨に近づけるため外国硬貨の片面の内周部を旋盤等で加工した変造硬貨である。図5はこの第2の偽貨が凹凸センサ部を通過する際の出力波形図であり、加工した側が図3における側壁21に面して通過した場合を示している。図5(a)は両面凹凸センサ14の出力波形であり、硬貨の外周に相当する2箇所に顕著な極大を有し、内周に相当する部分には比較的微小な凹凸波形が形成される。第1の偽貨では内周に相当する部分が平坦となるが、第2の偽貨では加工していない面の凹凸を検出するため平坦にはならない。そのため、正貨と第2の偽貨とで明確な差を検知することは困難である。
【0047】
図5(b)は片面凹凸センサ18の出力波形であり、硬貨の外周に相当する2箇所に顕著な極大を有し、内周に相当する部分には比較的微小な凹凸波形が形成される。第2の偽貨の加工していない面が図3における側壁22に面して通過した場合、側壁22に配置した片面凹凸センサ18では第2の偽貨の加工していない側の凹凸を検出し平坦にはならない。図5(c)は他方の片面の凹凸を検知する手段32における内部波形であり、両面凹凸センサ14の出力と片面凹凸センサ18の出力との差を利用している。この検知手段では、硬貨の他方の片面、即ち図3における側壁21に面した側の凹凸を検出できる。第2の偽貨では加工した面を検知するため、図5(c)のように、硬貨の外周に相当する2箇所に顕著な極大を有し、内周に相当する部分には平坦な波形が形成される。正貨の場合には図示しないが、側壁21に面する側にも凹凸を有するため、内周に相当する部分に凹凸波形が形成され、正貨と第2の偽貨とで明確な差を検知することができる。このような本実施の形態では、正貨と偽貨における片面の凹凸の違いを、片面の凹凸を検知する手段31,32で検知しようとするものである。
【0048】
他方の片面の凹凸を検知する手段32は、検知した値を示す信号を比較回路37に出力する。記憶手段40には、正貨の種類毎に基準となる値が記憶されている。比較手段35〜39では各検知手段30〜34からの入力と記憶手段40の基準とを比較し、許容範囲内で一致していればその正貨の種類を示す信号を出力し、どの種類の基準値とも一致しない場合には偽貨であることを示す信号を出力する。判定手段41では、比較回路35〜39からの信号が全て同じ正貨の種類を示す場合に限りその正貨の種類を示す信号を出力し、それ以外の場合には偽貨を示す信号を判定信号42として出力する。
【0049】
以上のように、本実施の形態によれば、硬貨の一方の片面の凹凸を検知する手段31と他方の片面の凹凸を検知する手段32とにより、硬貨の一方の片面の凹凸と他方の片面の凹凸とを検知することができる。そのため、第2の偽貨のような、硬貨の両面総合の凹凸は正貨とほぼ等しいが、片面の凹凸に差がある偽貨の不正使用を防止することが可能になる。
【0050】
なお、本実施の形態では両面センサと片面センサとを備え、これらの出力に基づいて他方の片面の特徴を検知しているが、一方の片面を検知するセンサと他方の片面を検知するセンサとを備え、これらの出力に基づいて両面総合の特徴を検知することもできる。
【0051】
また、両面センサと片面センサとをそれぞれ別のコイルで構成しても構わないが、本実施の形態ではコイルを兼用することにより、両面センサを構成するコイルと片面センサを構成するコイルとを同一周波数で且つ同期して発振させると共に、それぞれのコイルに流れる電流を同一としている。これにより、各コイルが硬貨通路に発生する交流磁界を乱れなく、かつ硬貨の表面と裏面で同様な磁束方向にできるので、硬貨の各片面の特徴を安定して精度よく検知することができる。なおかつ、使用するコイルの本数及び発振回路の数を削減できる。
【0052】
本実施の形態では特に限定していないが、各センサの発振は正帰還回路を含む自励発振を想定している。しかしながら、基準信号発生回路を備え、この出力を基準信号として各発振回路に入力して他励発振させることで、各発振を同期させることもできる。
【0053】
さらに、本実施の形態では、硬貨通過時の発振レベル変化を識別に用いた例を示したが、硬貨によるコイルのインピーダンス変化を利用したものであれば、インダクタンス、周波数、位相等の変化を用いることもできる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、硬貨の一方の片面の特徴と他方の片面の特徴とを区別可能に検知する検知手段を備えるため、硬貨の一方の片面の特徴と他方の片面の特徴とを区別可能に検知できるので、硬貨の両面総合の特徴は正貨とほぼ等しいが、片面の特徴に差がある偽貨の不正使用を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における硬貨識別装置の制御回路の構成を示すブロック図
【図2】 同、硬貨識別装置の概要を示した正面図
【図3】 同、凹凸センサの断面および制御回路のブロック図
【図4】 (a)は、両面凹凸センサ内部の整流回路の入力波形図
(b)は、同片面凹凸センサ内部の整流回路の入力波形図
【図5】 (a)は、同第2の偽貨の通過時の両面凹凸センサの出力波形図
(b)は、同片面凹凸センサの出力波形図
(c)は、同他方の片面の凹凸を検知する手段における内部波形図
【図6】 (a)は、正貨の断面図
(b)は、第1の偽貨の断面図
(c)は、第2の偽貨の断面図
【図7】 従来例の構成図
【符号の説明】
11 硬貨識別装置本体
12 投入口
13 硬貨通路
14 両面凹凸センサ
18 片面凹凸センサ
31 一方の片面の凹凸を検知する手段
32 他方の片面の凹凸を検知する手段
36 比較手段
37 比較手段
40 記憶手段
41 判定手段

Claims (23)

  1. 硬貨の投入口と、この投入口に連結された硬貨通路と、この硬貨通路の側壁に配置されたコイルから成るセンサと、このセンサに接続されるとともに、前記硬貨の一方の片面と、他方の片面と両面総合の特徴とを検知する検知手段と、硬貨の正偽及び種類の基準となるデータが予め記憶された記憶手段と、前記検知手段の出力と前記記憶手段の基準のデータとを比較する比較手段と、この比較手段の比較結果により硬貨の正偽及び種類を判定する判定手段とを備えた硬貨識別装置において、前記センサは第1と第2のセンサより構成され、前記検知手段は前記第1のセンサが接続されるとともに、前記硬貨の一方の片面の特徴を検知する第1の検知手段と、前記第2のセンサが接続されるとともに、前記硬貨の他方の片面あるいは、両面総合の特徴のいずれかを検知する第2の検知手段と、前記第1と第2のセンサから出力される信号に基づいて、残った1つの特徴を検知する第3の検出手段とを有し、前記判定手段はこれら3つの検知手段の出力に基づいて硬貨の正偽及び種類を判定する硬貨識別装置。
  2. 第1の検知手段と第2の検知手段とが、硬貨のほぼ同一部分における特徴をそれぞれ検知するように構成した請求項記載の硬貨識別装置。
  3. 第1のセンサには少なくとも1本の第1のコイルを有し、第2のセンサには少なくとも1本の第2のコイルを含み、前記第1のコイルの形成する発振回路と前記第2のコイルの形成する発振回路とがほぼ同一の周波数で発振するように構成した請求項記載の硬貨識別装置。
  4. 第2の検知手段では前記硬貨の両面総合の特徴を検知し、第3の検知手段は、第1の検知手段と第2の検知手段の出力に基づいて前記硬貨の他方の片面の特徴を検知する請求項1記載の硬貨識別装置。
  5. 第1の検知手段と第2の検知手段とが、硬貨のほぼ同一部分における特徴をそれぞれ検知するように構成した請求項記載の硬貨識別装置。
  6. 第1のセンサは少なくとも1本の第1のコイルから成るとともに、第2のセンサは少なくとも1本の第2のコイルから成り、前記第1のコイルと前記第2のコイルとを硬貨通路の各側壁のほぼ対向する位置に配置した請求項記載の硬貨識別装置。
  7. 第1のセンサは少なくとも1本の第1のコイルから成るとともに、第2のセンサは少なくとも1本の第2のコイルから成り、第1のコイルの形成する発振回路と第2のコイルの形成する発振回路とがほぼ同一の周波数で発振するように構成した請求項記載の硬貨識別装置。
  8. 第1のコイルの形成する発振回路と第2のコイルの形成する発振回路とが同期して発振するように構成した請求項記載の硬貨識別装置。
  9. 第1のコイルの形成する発振回路と第2のコイルの形成する発振回路とが逆相で発振するように構成した請求項記載の硬貨識別装置。
  10. 第1のコイルの形成する発振回路と第2のコイルの形成する発振回路とが、それぞれに入力される基準信号に基づいて発振するように構成した請求項記載の硬貨識別装置。
  11. 第2の検知手段に接続するセンサを、硬貨通路の一方の側壁に配置した少なくとも1本のコイルと前記硬貨通路の他方の側壁に配置した少なくとも1本のコイルとで構成した請求項記載の硬貨識別装置。
  12. 硬貨通路の一方の側壁に配置したコイルと前記硬貨通路の他方の側壁に配置したコイルとを直列に接続した請求項11記載の硬貨識別装置。
  13. 硬貨通路の一方の側壁に配置したコイルと前記硬貨通路の他方の側壁に配置したコイルとを逆相に接続した請求項12記載の硬貨識別装置。
  14. 第1のセンサを構成するコイルの少なくとも1本と、第2のセンサを構成するコイルの少なくとも1本とを兼用した請求項11記載の硬貨識別装置。
  15. 第2のセンサを少なくとも2本のコイルを直列接続して構成し、前記直列接続したコイルのうちの少なくとも1本のコイルで第1のセンサを構成した請求項14記載の硬貨識別装置。
  16. 判定手段は、第1の検出手段で検出された硬貨の一方の片面の特徴と、第2あるいは第3の検出手段のいずれか一方で検出された硬貨の他方の片面の特徴との差に基づいて硬貨の正偽及び種類を判定する請求項1記載の硬貨識別装置。
  17. 少なくとも1つのセンサを硬貨通路の一方の側壁に配置した1本のコイルで構成した請求項1記載の硬貨識別装置。
  18. 第2の検出手段では、硬貨の他方の片面の特徴を検知し、第3の検知手段は手段では硬貨の両面総合の特徴を検知する請求項1記載の硬貨識別装置。
  19. 第3の検知手段は、第1の検知手段の出力と、第2の検知手段の出力との和に基づいて、前記硬貨の両面総合の特徴を検知する請求項18記載の硬貨識別装置。
  20. 硬貨の一方の片面の特徴を検知する手段の出力と、前記硬貨の他方の片面の特徴を検知する手段の出力との和または差に基づいて補正を行う請求項1記載の硬貨識別装置。
  21. センサは、硬貨表面の凹凸を検知する凹凸センサとする請求項1記載の硬貨識別装置。
  22. センサは、硬貨の厚みを検知する厚みセンサとする請求項1記載の硬貨識別装置。
  23. 識別しようとする硬貨の中央部が通過する位置の近傍にセンサを配置した請求項1記載の硬貨識別装置。
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