JP3858767B2 - ガスバーナー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスバーナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、有害物質を含有する廃棄物を焼却処分するために、高温酸化雰囲気下で有害物質を分解する技術を用いた廃棄物処理設備90がある(図3を参照)。この廃棄物処理設備90においては、廃棄物を加熱炉91に挿入して加熱してから、高温反応炉92内で酸素含有ガスを用いてガス化溶融し、廃棄物中の有害物質を分解処理する。次いで、高温反応炉92より発生したガスを冷却、精製し、燃料ガスとして回収している。
【0003】
この高温反応炉92内には、図4に示すような、ガスバーナー10のバーナーランス12が挿入されており、LNGなどの可燃性ガスを高温反応炉92内へ吹き込んで点火、燃焼させ、高温反応炉92内を加熱保温している。このとき、酸素を含有する空気が支燃性ガスとして可燃性ガスとともに高温反応炉92内へ吹き込まれて、点火、燃焼を補助する。
【0004】
バーナーランス12は、外筒16、内筒18及び筒状のミキシングチャンバー20とからなっている。内筒18の長さは外筒16の長さよりもやや短く、外筒16の先端にミキシングチャンバー20が取りつけてあり、外筒16とミキシングチャンバー20が一体となって一つの筒を形成している。
また、外筒16と内筒18との間の通路が外部から供給される支燃性ガスの流路24をなし、内筒18の内側の通路がやはり外部から供給される可燃性ガスの流路26をなす。流路26から流れ出た可燃性ガスは、流路24から流れ出た支燃性ガスとミキシングチャンバー20内で混合されて混合ガスとなる。
【0005】
さらに、内筒18の外側に沿って点火用放電部46が取り付けてある。点火用放電部46の先端には、対をなしておよそ棒状の外形を有する電極48が露出しており、電極48は内筒18の先端付近からミキシングチャンバー20内まで延びている。
また、電極48の脇に火炎のイオン電流による整流作用を利用した火炎検知装置の炎検出部62が形成されている。炎検出部62はおよそ棒状の外形を有してミキシングチャンバー20内まで延びており、その先端は電極48の先端よりもミキシングチャンバー20の開口端近くまで達している。
【0006】
そして、点火用放電部46の電極48の間で放電を起し、前記混合ガスを発火点温度まで昇温させて点火し、ミキシングチャンバー20内に火炎を形成する。
また、ミキシングチャンバー20内に形成された火炎を流れるイオン電流を炎検出部62が検出し、前記火炎検知装置が火炎の状態をモニタリングしている。
また、ガスプラントなどにおいては、緊急時にプラントの安全のためにプラント内のラインから様々なガスをガス放散塔を通じて大気中へ放散したり、通常運転時に余剰ガスをガス放散塔から大気中へ放散することがある。このとき、ガス放散塔に設けられたフレアリング装置によってガスを燃やして二酸化炭素や水とし、環境に有害なガスを放散することを防止している。このフレアリング装置にも前記ガスバーナー10と同様の点火装置が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のガスバーナー10においては、ミキシングチャンバ20の内側へ異物が侵入し、異物が電極48や炎検出部62の間に溜まったり、これらの表面に付着したりする。このため、電極48間での放電が妨げられガスに点火できなかったり、火炎検知装置による火炎のモニタリングが妨げられるという不都合が生じていた。
【0008】
また、ミキシングチャンバ20内に形成された火炎が消えてしまった場合(失火)、直ちに再点火して火炎を再形成しなければならないが、電極48間での放電が妨げられて再点火できず、火炎を安定して維持できないという不都合もあった。
さらに、電極48や炎検出部62は棒状の形状を有し、ミキシングチャンバ20内に突出しているので、異物がミキシングチャンバ20の内側へ侵入してこれらを損傷したりする。また、電極48や炎検出部62は火炎にさらされているので焼損する。そして、損傷したり焼損した電極48や炎検出部62の破片などがミキシングチャンバ20、流路24又は流路26を閉塞し、ガスバーナー10が使用不能となるおそれがある。このため、ガスバーナー10の点検を頻繁に実施しなければならず、その点検に要する手間も大きなものとなっていた。
【0009】
また、ガス放散塔のフレアリング装置に設けられたガスバーナーが正常に稼動しないと、大気中に放散されるガスを無害化することが妨げられる。このため、複数のガスバーナーをフレアリング装置に設置し、1基のガスバーナーが使用不能となっても他のガスバーナーで代替可能としておかなければならない。
本発明は、上記した従来の技術の問題点を除くためになされたものであり、その目的とするところは、安定して点火することができ、点火後の火炎を安定して維持できるとともに、点検作業の頻度を減少させることができるガスバーナーを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。請求項1の発明は、可燃性ガスと支燃性ガスとが流れるバーナーランスを有し、当該バーナーランスは外筒と内筒を有する二重管から形成され、前記外筒と前記内筒との間に挟まれた通路及び前記内筒の内側の通路のうちいずれか一方の通路が可燃性ガスの流路をなし、他方の通路が支燃性ガスの流路をなし、前記外筒と前記内筒が一対の電極を形成して、この一対の電極間で放電を可能に構成したガスバーナーであって、前記各流路は前記バーナーランスの先端でガスバーナー外部にそれぞれ開口してノズルを形成し、前記外筒の内周面の先端部にはテーパがつけられて、前記外筒の先端にかけて前記外筒の内径は徐々に広がり、前記外筒の内周面上のテーパ部分と前記内筒の先端とが、バーナーヘッドを形成し、前記ガス流路は前記バーナーヘッドまで延びて、前記バーナーヘッドにおいてリング状の開口部を有し、前記ガス流路のノズルでの前記外筒と前記内筒との間の距離が、このノズルより上流の前記ガス流路における距離よりも狭くなっており、前記ノズルがある位置で放電を可能にしたガスバーナーである。
【0011】
請求項1の発明によると、バーナーランスの外筒と内筒とが点火用放電部の電極を兼ねており、これらの電極間で放電を行う。これにより、各ガス流路を流れ出た可燃性ガスと支燃性ガスは混合して点火される。したがって、ガスに点火するための専用の電極をガス流路の先端に取りつける必要はない。また、点火用放電部の電極はバーナーランスを形成する外筒と内筒であるので丈夫であり、焼損や損傷が防止される。
【0012】
なお、支燃性ガスは酸素を含有するガスであり、空気又は50体積%以上の酸素を含むガスを用いることが好ましい。また、可燃性ガスは可燃成分を含むガスであり、LNG、LPG、コークス炉発生ガス、高炉ガスを用いることが好ましい。
また、前記各流路は前記バーナーランスの先端でガスバーナー外部にそれぞれ開口してノズルを形成しており、前記ガス流路のノズルでの前記外筒と前記内筒との間の距離が、このノズルより上流の前記ガス流路における距離よりも狭くなっており、前記ノズルがある位置で放電を可能に構成してある。
【0013】
この構成によると、バーナーランスの先端には外筒と内筒の先端部分の開口部分があるだけであり、この先端部分でノズルからガスが噴出する。そして、噴出するガスが異物をこの開口部から吹き飛ばす。したがって、異物が点火用放電部に付着したり、ガス流路に詰まることは防止される。
また、可燃性ガスはノズルから噴出されて支燃性ガスと混合し、ノズルにおける放電により点火される。
【0014】
請求項2の発明は、可燃性ガスと支燃性ガスとが流れるバーナーランスを有し、当該バーナーランスは外筒、第1の内筒及び第1の内筒の内側に位置する第2の内筒とを多重管により形成され、前記外筒と前記第1の内筒との間に挟まれた通路及び前記第1の内筒と前記第2の内筒との間に挟まれた通路のうちのいずれか一方の通路が可燃性ガスの流路をなし、他方の通路が支燃性ガスの流路をなすとともに、前記第2の内筒の内側の通路が支燃性ガスの流路をなし、前記ガス流路をなす前記外筒と前記第1の内筒、又は、前記第1の内筒と前記第2の内筒が一対の電極を形成して、これら電極間で放電を可能に構成したガスバーナーであって、前記各流路は前記バーナーランスの先端でガスバーナー外部にそれぞれ開口してノズルを形成し、前記外筒の内周面の先端部にはテーパがつけられて、前記外筒の先端にかけて前記外筒の内径は徐々に広がり、前記外筒の内周面上のテーパ部分と前記第1の内筒及び前記第2の内筒の各先端とが、バーナーヘッドを形成し、前記ガス流路は前記バーナーヘッドまで延びて、前記バーナーヘッドにおいてリング状の開口部を有し、前記ガス流路のノズルでの前記外筒と前記第1の内筒、又は、前記第1の内筒と前記第2の内筒の間の距離が、このノズルより上流の前記ガス流路における距離よりも狭くなっており、前記ノズルがある位置で放電を可能にしたガスバーナーである。
【0015】
請求項2の発明によると、第2の内筒の内側の支燃性ガス流路を支燃性ガスが流れて、ガスバーナーのバーナーランスが挿入されている炉内に酸素が大量に供給される。この炉内に大量に供給された酸素は、ガスバーナーによって着火された炉内のガスの燃焼を補助し、炉内の温度を維持、上昇させ、炉内で燃焼させる物体のガス化を促進する。このため、第2の内筒の内側の通路を流れる支燃性ガスは、80体積%以上の酸素を含むことが好ましい。
【0016】
また、前記各流路は前記バーナーランスの先端でガスバーナー外部にそれぞれ開口してノズルを形成しており、前記ガス流路のノズルでの前記外筒と前記第1の内筒、又は、前記第1の内筒と前記第2の内筒の間の距離が、このノズルより上流の前記ガス流路における距離よりも狭くなっており、前記ノズルがある位置で放電を可能に構成してある。
【0017】
この構成によると、ガスがバーナーランスの先端でノズルから噴出する。そして、噴出するガスが異物をこの開口部から吹き飛ばし、異物が点火用放電部に付着したり、可燃性ガス流路に詰まることは防止される。
また、可燃性ガスはノズルから噴出されて支燃性ガスと混合し、ノズルにおける放電により点火される。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のガスバーナーであって、前記バーナーランスを構成する複数の筒のうち最も内側に位置する筒の後端側に光学的情報を得て火炎を検知する火炎検知装置を備えたガスバーナーである。
請求項3の発明によると、最も内側の内筒内はガス流路となっており、このガス流路を流れる支燃性ガスまたは可燃性ガスは無色透明である。このため、最も内側の内筒を通してその後端側からバーナーヘッドで点火されて形成された火炎を見通すことが可能である。したがって、最も内側の内筒の後端にある火炎検知装置は、バーナーヘッドの火炎から光学的情報を取得でき、この火炎の状態は火炎検知装置によりモニタリングされる。
【0019】
また、火炎検知装置は最も内側の内筒の後端部にあり、バーナーヘッドの火炎から離れた位置にある。さらに、最も内側の内筒内の流路をガスが流れており、この流れに逆行して異物が最も内側の内筒内に侵入することが防がれる。したがって、火炎検知装置が火炎によって焼損することが防止され、火炎検知装置に異物が溜まったり汚れが付着することも防止され、火炎検知装置が異物によって損傷することも防止される。
【0020】
なお、火炎検知装置としては、たとえば、火炎からの紫外線や赤外線を分光分析で検出し火炎を検知するスペクトル分析検知方式、光ファイバを15度ずつずらして3本で1センサを形成し、火炎の赤外領域での発光強度のちらつきを検出して火炎を検知する多視型フレームディテクタによる検知方式、カメラにより直接監視する直接監視方式、カメラからの画像を処理して燃焼状態を監視したり評価する方式がある。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1及び図2を参照して本発明の構成の1例を説明する。なお、従来からのガスバーナーと同様の構成については同じ符号を付し重複する説明を省略する。
【0022】
図1に示すように、ガスバーナー10を形成するバーナーランス12がある。バーナーランス12は外筒16、第1の内筒18a及び第2の内筒18bとから構成される。外筒16は外形がほぼ円筒形をなし、円筒胴体の肉厚部の内部に円筒形をなす空間が形成されており、この空間が冷却水流路28をなしている。そして、冷却水流路28に通じる2つの孔が、外筒16の外周面上の後端側で周方向に180度の間隔を置いてそれぞれ形成されており、一方の孔が冷却水入口36、他方の孔が冷却水出口38をなしている。
【0023】
また、外筒16の外周面上であって冷却水入口36よりもさらに後端側よりの位置に、内周面まで貫通する孔が開いており、この孔が可燃性ガス入口40をなす。なお、可燃性ガス入口40の孔は冷却水流路28をなす空間とは導通していない。
さらに、外筒16の内周面の先端部にはテーパがつけられており、外筒16の先端にかけて外筒16の内径は徐々に広がっている(図2を参照)。この外筒16の内周面上のテーパ部分と後述の第1の内筒18a及び第2の内筒18bの各先端とが、およそ皿状の窪みをなすバーナーヘッド14を形成している。なお、以下の説明において、ガスバーナー10のバーナーヘッド14がある側を単に先端側といい、その反対側を単に後端側ということとする。
【0024】
また、外筒16の外周面上であって、冷却水入口36及び冷却水出口38がある位置よりもやや先端側に、周方向に連続するフランジ64が形成されており、このフランジ64を介してガスバーナー10を後述の高温反応炉に取りつけ可能な構成となっている。
そして、第1の内筒18aが外筒16の内側に互いの中心軸線CLを一致させて取り付けてある。第1の内筒18aの先端側はバーナーヘッド14まで延びており、第1の内筒18aの後端側は外筒16の後端からさらに後方まで突き出している。第1の内筒18aの外周面と外筒16の内周面の間には円筒形をなす空間が形成されており、この空間が可燃性ガスの通路となって可燃性ガス流路30を形成している。
【0025】
また、可燃性ガス流路30はバーナーヘッド14まで延びており、バーナーヘッド14においてリング状の開口部を有する。可燃性ガス流路30内の第1の内筒18a外周面と外筒16の内周面との間隔はバーナーヘッド14の手前から開口部にかけて狭く絞られており、この部分が可燃性ガスノズル31を形成している。可燃性ガスノズル31における第1の内筒18aの外周面と外筒16の内周面との間隔Lは1.5mmとなっている。
【0026】
さらに、第1の内筒18aの後端側であって、外筒16の後端から突き出た部分の外周面は、その周方向に連続するリング状のセラミックからなる絶縁材52で覆われており、この絶縁材52が可燃性ガス流路30を後端側を塞いでおり、第1の内筒18aの後端部分は絶縁材52によって外筒16の後端側の内周面上に支承されている。そして、可燃性ガス流路30の後端側は可燃性ガス入口40を介してガスバーナー10の外部とつながっている。さらに、可燃性ガス流路30内の先端側にはセラミックからなる絶縁材の支柱56が形成されており、支柱56が可燃性ガス流路30内の先端側でも第1の内筒18aを外筒16の内周側上に支承し、第1の内筒18aと外筒16とは互いに接触せず絶縁された構成となっている。
【0027】
また、絶縁材52の上に従来からのものと同様の構成を有する点火プラグ50が支承されている。点火プラグ50の接地電極は外筒16に接続してあり、中心電極は第1の内筒18aと接続してある。そして、第1の内筒18aの外周面と外筒16の内周面との間隔が狭まっている可燃性ガスノズル31において、第1の内筒18aと外筒16とが点火用放電部の電極をそれぞれ形成し、これらの電極間で放電可能な構成となっている。
【0028】
また、絶縁材52を介して、尾栓部材22が外筒16の後端に取り付けてある。この尾栓部材22はおよそ円筒形をなし、その外径及び内径は外筒16の後端側の外径及び内径と同じ寸法を有する。そして、外筒16と反対側にある尾栓部材22の後端は後述の炎検出部62が取りつけられてふさがれている。
そして、第2の内筒18bが第1の内筒18aの内側に互いの中心軸線CLを一致させて取り付けてある。第2の内筒18bの先端側はバーナーヘッド14まで延びており、第2の内筒18bの後端側は第1の内筒18aの後端から尾栓部材22の内側に突き出している。この尾栓部材22の内側へ突き出している第2の内筒18bの後端側の外周面は、その周方向に連続するリング状の絶縁材54によって尾栓部材22の内周面上に支承されている。
【0029】
また、第2の内筒18bの外周面と第1の内筒18aの内周面の間には円筒形をなす空間が形成されており、この空間が支燃性ガスの通路である第1の支燃性ガス流路32をなす。第1の支燃性ガス流路32はバーナーヘッド14まで延びており、バーナーヘッド14においてリング状の開口部を有する。第1の支燃性ガス流路32における第2の内筒18bの外周面と第1の内筒18aの内周面との間隔はバーナーヘッド14の手前から開口部にかけて狭く絞られており、この部分が支燃性ガスノズル33を形成している。
【0030】
さらに、第1の支燃性ガス流路32内の先端側にはセラミックからなる絶縁材の支柱57が形成されており、支柱57が第1の支燃性ガス流路32内の先端側でも第2の内筒18bを第1の内筒18aの内周側上に支承し、第1の内筒18aと第2の内筒18bとは互いに接触せず絶縁された構成となっている。
また、第1の内筒18aの後端は絶縁材54まで達してはおらず、絶縁材52、第1の内筒18aの後端、第2の内筒18bの後端側の外周面、絶縁材54及び尾栓部材22の内周面に取り囲まれたおよそドーナツ状の空間58が形成されており、このドーナツ状空間58は第1の支燃性ガス流路32の後端とつながっている。そして、尾栓部材22の外周面からこのドーナツ状空間58へ通じる孔が形成されており、この孔が第1の支燃性ガス入口42をなす。
【0031】
また、第2の内筒18bの内側が支燃性ガスの通路である第2の支燃性ガス流路34をなす。そして、第2の内筒18bの後端は尾栓部材22の内側面と接触してはおらず、尾栓部材22の後端側の内面、絶縁材54及び第2の内筒18bの後端との間に空間60が形成されており、この空間60は第2の支燃性ガス流路34とつながっている。また、尾栓部材22の外周面からこの空間60へ通じる孔が形成されており、この孔が第2の支燃性ガス入口44をなす。さらに、第2の支燃性ガス流路34の容積は第1の支燃性ガス流路32の容積よりも大きく、第2の支燃性ガス流路34は第1の支燃性ガス流路32よりも大量の支燃性ガスを流すことが可能となっている。
【0032】
そして、尾栓部材22の後端であって第2の内筒18bの中心軸線CL上に、火炎検出装置の炎検出部62が取りつけられており、炎検出部62が尾栓部材22の後端を塞いでいる。そして、炎検出部62は第2の支燃性ガス流路34を通してバーナーヘッド14を見通して、バーナーヘッド14に形成される火炎の情報を収集する構成となっている。
【0033】
なお、この火炎検知装置は、前述の従来からある光学的情報を取得して火炎の状態をモニタリングするものと同様のものである。具体的には、この火炎検知装置をスペクトル分析検知方式、多視型フレームディテクタによる検知方式、カメラにより直接監視する直接監視方式、カメラからの画像を処理して燃焼状態を監視したり評価する方式などにより形成できる。
【0034】
かかる構成を有するガスーバーナー10のバーナーランス12が、従来のものと同様の構成を有する図示しない廃棄物処理設備の高温反応炉中に挿入され、フランジ64によってガスバーナー10は高温反応炉に固定して取り付けてある。そして、冷却水入口36は図示しない冷却水供給ラインとつながっており、可燃性ガス入口40は図示しないLNG供給ラインにつながっており、第1の支燃性ガス入口42及び第2の支燃性ガス入口44は図示しない酸素を含有するガスの供給ラインにつながっており、点火プラグ50は図示しない外部電源と高電圧を印加可能に電気的に接続されている。
【0035】
本実施の形態は上記のように構成されており、次にその作用について説明する。
冷却水が冷却水入口36から外筒16の内部の冷却水流路28へ流入して、冷却水流路28を流れた冷却水は冷却水出口38から外筒16の外へ流出する。バーナーランス12は前記高温反応炉中に挿入されており、バーナーランス12の外側にある外筒16はこの高温反応炉中の高温環境下にさらされているが、冷却水流路28を流れる冷却水が外筒16を冷却し、外筒16が前記高温反応炉中で高温となることが防止されている。
【0036】
また、可燃性ガスが可燃性ガス入口40から可燃性ガス流路30へ流れており、可燃性ガス流路30を流れた可燃性ガスは可燃性ガスノズル31からバーナーヘッド14へ噴出する。さらに、支燃性ガスが第1の支燃性ガス入口42及び第2の支燃性ガス入口44からそれぞれ第1の支燃性ガス流路32と第2の支燃性ガス流路34へ流れている。第1の支燃性ガス流路32を流れた支燃性ガスは支燃性ガスノズル33からバーナーヘッド14へ噴出し、同様に第2の支燃性ガス流路34を流れた支燃性ガスもバーナーヘッド14へ噴出する。バーナーヘッド14において、可燃性ガスと支燃性ガスは混合され前記高温反応炉の中へ流れる。
【0037】
そして、点火プラグ50に高電圧を印加し、外筒16と第1の内筒18aとの間に高電位差を生じさせる。可燃性ガスノズル31内の外筒16と第1の内筒18aとの間で放電が起こり、可燃性ガスノズル31内の可燃性ガスはバーナーヘッド14へ噴出する。
なお、可燃性ガスノズル31を出た可燃性ガスがバーナーヘッド14において支燃性ガスと混合する前は、可燃性ガス中に着火するために充分な量の酸素が存在せず、可燃性ガスに着火することはない。そして、可燃性ガスはバーナーヘッド14で支燃性ガスと混合し、着火するに充分な量の酸素を供給されて着火し、バーナーヘッド14に火炎が形成される。このように、可燃性ガス流路をなす2つの筒が一対の電極を形成し、この電極間で放電を可能に構成することが好ましい。
【0038】
また、第2の支燃性ガス流路34から大量の支燃性ガスが前記高温反応炉の中へ送られる。この大量の支燃性ガス中に含まれる酸素によって、前記高温反応炉中で廃棄物から発生するガスの燃焼の効率が向上するとともに、廃棄物のガス化が促進される。
さらに、支燃性ガスは無色透明であるので、炎検出部62から第2の支燃性ガス流路34を通してバーナーヘッド14にある火炎を直接見ることができる。したがって、炎検出部62がバーナーヘッド14に形成されている火炎から直接情報を光学的に収集し、着火状態など火炎のモニタリングを行う。
【0039】
なお、本実施の形態において、ガスバーナー10を廃棄物処理設備の高温反応炉中に挿入して使用するとしたが、ガスバーナー10の使用がかかる用途に限定されるものではなく、火炎を生じさせる必要がある他の用途に使用可能であることは勿論である。たとえば、焼却炉、ガス放散塔のフレアリング装置などにおいても使用可能である。
【0040】
また、外筒16内を冷却水が流れることとしたが、ガスバーナー10を高温環境下で使用する必要がない場合は、冷却水流路、冷却水入口、冷却水出口を外筒に形成しないことが可能である。
さらに、可燃性ガスノズル31における第1の内筒18aの外周面と外筒16の内周面との間隔Lを1.5mmとしたが、この間隔が1.5mmに限定されないことは勿論である。
【0041】
また、第2の支燃性ガス流路34を形成したが、ガスバーナーを火炎形成だけの目的で使用する場合には、第2の支燃性ガス流路を設けずにガスバーナーを形成することが可能である。
また、可燃性ガス流路30を可燃性ガスが流れ、第1の支燃性ガス流路32を支燃性ガスが流れることとしたが、ガス流路30に支燃性ガスを流し、ガス流路32に可燃性ガスを流す構成とすることも可能である。なお、この場合には、ガス流路32のノズル33を構成する第1の内筒18aと第2の内筒18bとの間で放電を起すことが好ましい。ただし、ガス流路30のノズル31を構成する外筒16と第1の内筒18aとの間で放電を起す構成とすることが可能であることは勿論である。
【0042】
したがって、本実施の形態にかかるガスバーナー10は、ガスノズル31を形成する外筒16と第1の内筒18aが放電を起すための電極を兼ねているので、電極の構造は単純で丈夫になっており、電極が熱で焼損したり、異物が衝突しても損傷することは防止される。さらに、電極は火炎の中にないので、電極の焼損は一層生じにくくなっている。また、ガスノズル31からはガスが噴出しているので、電極に異物が付着したり詰まることが防止される。さらに、火炎が形成されるバーナーヘッド14に炎検出部62を設けていないので、炎検出部62が破損又は焼損することも防止される。このため、バーナーヘッド14での着火の確実性が向上し、バーナーヘッド14に火炎を安定して形成することができ、ガスバーナー10の動作不良に備えて設ける予備のガスバーナーの総数を減少させることができ、ガスバーナー10のを点検する頻度も少なくてすむ。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、上記のようなガスバーナーであるので、安定して点火することができ、点火後の火炎を安定して維持できるとともに、点検作業の頻度を減少させることができるガスバーナーを提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るガスバーナーの縦断面図である。
【図2】ガスバーナーのバーナーヘッドの拡大縦断面図である。
【図3】従来の廃棄物処理設備の概念図である。
【図4】従来のガスバーナーの1例を示す部分破断図である。
【符号の説明】
10 ガスバーナー
12 バーナーランス
14 バーナーヘッド
16 外筒
18 内筒
18a 第1の内筒
18b 第2の内筒
20 ミキシングチャンバ
22 尾栓部材
28 冷却水流路
30 可燃性ガス流路
31 可燃性ガスノズル
32 第1の支燃性ガス流路
33 支燃性ガスノズル
34 第2の支燃性ガス流路
36 冷却水入口
38 冷却水出口
40 可燃性ガス入口
42 第1の支燃性ガス入口
44 第2の支燃性ガス入口
46 点火用放電部
48 点火用放電部電極
50 点火プラグ
52、54 絶縁材
56、57 絶縁材の支柱
58 ドーナツ状空間
60 空間
62 炎検出部
64 フランジ
90 廃棄物処理設備
91 加熱炉
92 高温反応炉
CL 中心軸
Claims (3)
- 可燃性ガスと支燃性ガスとが流れるバーナーランスを有し、当該バーナーランスは外筒と内筒を有する二重管から形成され、前記外筒と前記内筒との間に挟まれた通路及び前記内筒の内側の通路のうちいずれか一方の通路が可燃性ガスの流路をなし、他方の通路が支燃性ガスの流路をなし、前記外筒と前記内筒が一対の電極を形成して、この一対の電極間で放電を可能に構成したガスバーナーであって、
前記各流路は前記バーナーランスの先端でガスバーナー外部にそれぞれ開口してノズルを形成し、
前記外筒の内周面の先端部にはテーパがつけられて、前記外筒の先端にかけて前記外筒の内径は徐々に広がり、
前記外筒の内周面上のテーパ部分と前記内筒の先端とが、バーナーヘッドを形成し、
前記ガス流路は前記バーナーヘッドまで延びて、前記バーナーヘッドにおいてリング状の開口部を有し、
前記ガス流路のノズルでの前記外筒と前記内筒との間の距離が、このノズルより上流の前記ガス流路における距離よりも狭くなっており、前記ノズルがある位置で放電を可能にしたことを特徴とするガスバーナー。 - 可燃性ガスと支燃性ガスとが流れるバーナーランスを有し、当該バーナーランスは外筒、第1の内筒及び第1の内筒の内側に位置する第2の内筒とを多重管により形成され、前記外筒と前記第1の内筒との間に挟まれた通路及び前記第1の内筒と前記第2の内筒との間に挟まれた通路のうちのいずれか一方の通路が可燃性ガスの流路をなし、他方の通路が支燃性ガスの流路をなすとともに、前記第2の内筒の内側の通路が支燃性ガスの流路をなし、前記ガス流路をなす前記外筒と前記第1の内筒、又は、前記第1の内筒と前記第2の内筒が一対の電極を形成して、これら電極間で放電を可能に構成したガスバーナーであって、
前記各流路は前記バーナーランスの先端でガスバーナー外部にそれぞれ開口してノズルを形成し、
前記外筒の内周面の先端部にはテーパがつけられて、前記外筒の先端にかけて前記外筒の内径は徐々に広がり、
前記外筒の内周面上のテーパ部分と前記第1の内筒及び前記第2の内筒の各先端とが、バーナーヘッドを形成し、
前記ガス流路は前記バーナーヘッドまで延びて、前記バーナーヘッドにおいてリング状の開口部を有し、
前記ガス流路のノズルでの前記外筒と前記第1の内筒、又は、前記第1の内筒と前記第2の内筒の間の距離が、このノズルより上流の前記ガス流路における距離よりも狭くなっており、前記ノズルがある位置で放電を可能にしたことを特徴とするガスバーナー。 - 請求項1又は2に記載のガスバーナーであって、前記バーナーランスを構成する複数の筒のうち最も内側に位置する筒の後端側に光学的情報を得て火炎を検知する火炎検知装置を備えたことを特徴とするガスバーナー。
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