JP3858245B2 - 電気調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭で用いる焼肉やお好み焼き、たこ焼きなどの食品を調理する家庭用電気調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気調理器100は、図5に示すように合成樹脂製の外ケース101内に皿状で金属製の遮熱板102を配置し該遮熱板上に固定金具103を介して支持されたヒータ104を設け、該ヒータの上方には着脱自在で略皿状の焼成プレート105を載置可能に構成されている。そして、該焼成プレートは前記ヒータ近傍に設けた温度検知センサー106によってその雰囲気温度を検知し、温度調節器107によって所望の焼成温度にコントロールすることによって所望の調理を行うように構成されている。なお、108は設定温度調節用の温度調節ダイヤルである。
【0003】
この種の電気調理器として特開2001−286400号公報に示すものが公知である。これらの電気調理器に設けられている温度検知センサーは、一般にその温度感知部を遮熱板102の上方で平面視において略U字上に形成されたシーズヒータの近傍又は基部近傍の適宜位置に設置され、該遮熱板内に滞留する雰囲気温度の変化を感知することによって前記シーズヒータのオン・オフ制御を行うことにより焼成プレート105の加熱温度を調節するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の電気調理器においては、ヒータ104の加熱温度調節を遮熱板102とヒータ間に滞留する雰囲気温度を検知することにより行っているが、特にヒータをオンして以降焼成プレート12が所定温度に達したあとの暫くの間は前記焼成プレート内の一部位に焼き上がりが悪く調理品に焼きムラが生ずる一方、長時間継続後の調理では焼け過ぎが生じ易いなど調理品の焼成度合いに大きな差異が生ずるという問題があった。
【0005】
この理由は、ヒータ104をオンして以降焼成プレートが所定温度に達してその温度が安定するまでの暫くの間は図4のグラフ(ロ)で示すように前記遮熱板内の雰囲気温度に大きなばらつきがあり、よって焼成プレート105の加熱温度を的確に捉えていないことによるものと考えられる。即ち、空気の熱伝導率は一般に金属などと比較して遥かに低く、さらに遮熱板内の雰囲気(空気)の対流が不十分でその周辺にある各部材間の熱の授受関係にもばらつきがあることにより前記遮熱板内の各部位まで均一に熱伝達されるまでに時間差があるためと思われる。
【0006】
その結果、ヒータをオン・オフするための設定温度が常時一定であった場合に、該ヒータをオンした後の暫くの間と長時間継続使用したときとでは上述したように焼成プレートの加熱度合いに大きなばらつきが生じ、これにより焼成された具材の焼き上がり状態にも大きな焼きムラが生ずる原因となっていた。
【0007】
この対策として、前記温度調節器107の温度検知特性を都度変更したりその設定温度を焼成プレート105の加熱温度に応じて自在調節可能にすることも考えられるが、このようにすると温度調節器自体が複雑構造となりかつコスト高となる問題がある。また、前記温度調節器の温度感知部を焼成プレート105に直接当接させてその温度を感知することも考えられるが、この構造とした場合には該焼成プレートの温度をある程度的確に感知できるも、前記温度調節器自体を高温に耐え得る構造のものにしなければならず前記同様高価となるという問題点を内在する。
【0008】
したがって、本発明は上記問題点を解消するため温度調節器自体を安価な構造のものとし、しかも焼成プレートの温度コントロールを的確に行うことによって焼きムラのない好適な調理を可能とした電気調理器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するために、外ケース2内に遮熱板4を収納し該遮熱板上にヒータ6を配置すると共に該ヒータの上方には着脱自在に食品調理用の焼成プレート12を配置し、前記ヒータ6のオン・オフを制御する温度調節器16とを備えた電気調理器において、前記ヒータの平面視において略並行に延出するヒータ基部15近傍で前記遮熱板の底壁7下面に温度調節器16の温度感知部17を当接し固定したことを特徴とする(請求項1)。これにより、焼きムラのない均一な調理が可能となる。
【0010】
また、温度調節器16は、前記ヒータの平面視において略並行な2つのヒータ基部15に対してほぼ等距離となる位置に設けることもできる(請求項2)。このようにすると焼成プレートの温度調節をさらに好適に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態を図1ないし図3により説明する。図1,図2において、電気調理器本体1の外ケース2は合成樹脂で形成され、その底板3には金属材料により略皿状に形成された遮熱板4が固定されている。また、遮熱板4の内側空間5内には平面視において先端部を略円形に形成し、その基部15の間隔をやや狭めて略並行に延出する略虫めがね状のヒータ6がほぼ水平に配置されている。
【0012】
このヒータ6は、一般に用いられるシーズヒータ等の線状ヒータであって、その下方及び外周方向を前記遮熱板4によって囲繞されると共に、該遮熱板の底壁7に固定したホルダー8及びブラケット9などの固定金具によって間隔を設けて保持されており、ヒータ基部15の基端部10はスイッチ11に接続し該スイッチのオン・オフ操作により通電又は遮断操作が行われる(図3)。
【0013】
また、ヒータ6の上方にはアルミダイカスト又は銅等の非鉄金属材料により略皿状に形成した焼成プレート12が着脱自在に載置しており、その底面13はヒータ6の上面全域にわたって当接して着座すると共に、前記底面に凸設したインロー突起14がヒータの内周輪郭部に嵌り込むようにして水平方向への移動を保持している。
【0014】
また、遮熱板4の底壁7下面(図中下側)で前記水平方向に並行して延びる二本のヒータ基部15のほぼ中央近傍でかつその真下に相当する位置、即ち略並行な2つのヒータ基部15に対してほぼ等距離となる位置Sには遮熱板4の温度を感知する温度調節器16が取付られており、その温度感知部17は前記遮熱板の底壁7の下面に直接当設している。
【0015】
温度調節器16の内部構造は、感知温度に反応して動作するバイメタル式の動作機構によって接点をオン・オフする構造(図示せず)となっており、前記接点は図3に示すようにスイッチ11ならびにヒータ6に対して配線接続しており、例えばスイッチ11をオン操作すると温度調節器16に通電されてヒータ6がオン状態となる。この通電によりヒータ6が加熱し、その後温度感知部17が当接する遮熱板底壁7の温度が所定温度に達すると前記温度調節器の接点がオフとなりヒータに対する通電を遮断するようになっている。
【0016】
このようにして遮熱板の底壁7の温度はヒータ6からの輻射熱と該遮熱板内の雰囲気温度上昇によって間接的に伝達される温度とによってほぼ全域にわたって均一に上昇するので、この温度変化を温度感知部17によって検知してヒータ6に対するオン・オフを繰り返し焼成プレート12の温度を適正温度に保持することとなる。なお20は電源ケーブルで図示せざる電源コンセントに接続している。
【0017】
次いで、作用について説明する。スイッチ11をオンするとヒータ6は次第に昇温しその熱は上方に載置した焼成プレート12の底面13を介して熱伝達し、該焼成プレート全体を加熱する。また、ヒータ6の加熱により焼成プレート12の底面13からの輻射熱とヒータ6からの放熱によりヒータ6周辺の雰囲気温度も次第に昇温する。この昇温によって焼成プレート12に対しても間接的に昇温を助長するので、該焼成プレートは次第にその全域を所定温度まで加熱する。
【0018】
一方、ヒータ6の加熱に伴って遮熱板4内の雰囲気温度も次第に上昇し、この昇温に伴って遮熱板4自体も間接的に熱伝達を受けて次第に昇温する。そして、所定時間経過後焼成プレート12の全域が所望の焼成温度に達するのでこの状態で調理具材を投入して所望の調理を行う。
【0019】
このときの焼成プレート12及び遮熱板4及び該遮熱板内の雰囲気温度等各部位における温度分布を示したのが図4である。同図において一点鎖線で示した(イ)は焼成プレート底面13の温度、点線(ロ)は遮熱板4の内側空間5内の雰囲気温度、実線(ハ)は遮熱板の底壁7下面の温度で、それぞれ電気調理器本体1の平面視における温度測定位置をA,B,C,D,E(図3)について測定した値を表わしている。同図から明らかなように、E即ち遮熱板の底壁7下面の温度が各部位の測定値中最も低く各部材ならびにその周囲の雰囲気温度に影響されない安定した値となっている。
【0020】
したがって、遮熱板の底壁7に対して略水平方向に延出する二本のヒータ基部15のほぼ中央即ち前記2つのヒータ基部と等距離にある部位Eの温度を基準としてヒータをオン・オフすることにより焼きムラのない好適な調理が可能となる。
【0021】
なお、本発明によれば上述の実施形態に限らず多くの実施態様が可能である。例えば、遮熱板4の材料は金属としたが熱伝導率のよい銅又はアルミ材等の非鉄材料を用いてもよく、これによりより正確な温度感知が可能となる。また、本実施形態においてヒータ6はシーズヒータをもとに説明したが、これをコイルヒータ又はその他の線状発熱体又は面状発熱体に変更しても同様の作用・効果を奏することは言うまでもなく、その使用目的と電気調理器全体の構造に対応して各種の変型形態が選択可能であり、本発明の要旨に沿う範疇で各種変型形態を選択できる。
【0022】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明は、外ケース内に遮熱板を収納し該遮熱板上にヒータを配置すると共に該ヒータの上方には着脱自在に食品調理用の焼成プレートを配置し、前記ヒータのオン・オフを制御する温度調節器とを備えた電気調理器において、前記ヒータの平面視において略並行に延出するヒータ基部近傍で前記遮熱板の底壁下面に温度調節器の温度感知部を当接し固定したことにより、安価な温度調節器を用いしかも簡単な構造で焼成プレートの温度コントロールを好適に行うことができるので、これにより焼きムラの少ない安定した調理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明電気調理器の外観図である。
【図2】 本発明電気調理器の概略断面図である。
【図3】 電気調理器本体の配線略図である。
【図4】 電気調理器各部位の温度分布の説明図である。
【図5】 従来の電気調理器の外観図である。
【符号の説明】
1 電気調理器本体
2 外ケース
4 遮熱板
6 ヒータ
7 底壁
9 ブラケット
10 基端部
11 スイッチ
12 焼成プレート
15 ヒータ基部
16 温度調節器
17 温度感知部

Claims (2)

  1. 外ケース内に遮熱板を収納し該遮熱板上にヒータを配置すると共に該ヒータの上方には着脱自在に食品調理用の焼成プレートを配置し、前記ヒータのオン・オフを制御する温度調節器とを備えた電気調理器において、前記ヒータの平面視において略並行に延出するヒータ基部近傍で前記遮熱板の底壁下面に温度調節器の温度感知部を当接し固定したことを特徴とする電気調理器。
  2. 前記温度調節器は、前記ヒータの平面視において略並行な2つのヒータ基部に対してほぼ等距離となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1の電気調理器。
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