JP3857967B2 - 多段圧縮式ロータリコンプレッサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、密閉容器内に電動要素と、この電動要素の回転軸にて駆動される第1及び第2の回転圧縮要素を備え、第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒を第2の回転圧縮要素で圧縮する多段圧縮式ロータリコンプレッサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種ロータリコンプレッサは、回転圧縮要素の吸入ポートから冷媒ガスがシリンダの低圧室側に吸入され、ローラとベーンの動作により圧縮されてシリンダの高圧室側の吐出ポートより一旦密閉容器内に吐出され、この密閉容器から外部に吐出される構成とされている。また、前記ベーンはシリンダの半径方向に設けられた溝内に移動自在に取り付けられている。係るベーンはローラに押し付けられてシリンダ内を低圧室側と高圧室側に区画するものである。ベーンの後側には当該ベーンをローラ側に付勢するスプリングが設けられると共に、溝にはベーンをローラ側に付勢するための密閉容器内と連通する背圧室が設けられている。そして、背圧室には密閉容器内の高圧が加えられて、ベーンをローラ側に付勢している。
【0003】
一方、近年ではフロン冷媒によるオゾン層破壊の問題から、この種ロータリコンプレッサにおいてもフロン以外のHC冷媒、例えばプロパン(R290)などの可燃性の冷媒の使用が検討されている。
【0004】
ところで、プロパンなどの可燃性冷媒は、安全性等の問題から封入量を極力少なくする必要がある。通常プロパンを冷媒として使用する場合の安全上の限界量は150g程であり、実際には余裕を見て100g(冷蔵庫用では50g)程に抑える必要がある。
【0005】
一方、ロータリコンプレッサでは密閉容器内に圧縮後の冷媒が吐出されるため、同容量のレシプロタイプのコンプレッサに比較して、封入しなければならない冷媒量は30g〜50g程増加してしまう。そのため、可燃性冷媒を用いたロータリコンプレッサの実用化は非常に厳しいものとなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、密閉容器内が中間圧となる多段圧縮式ロータリコンプレッサに可燃性冷媒を用いることが検討されている。この場合、密閉容器に高圧の冷媒を吐出する場合と比べて、密閉容器内の圧力が低くなる。即ち、圧力が低いほど冷媒の密度が低くなるため、密閉容器内に存在する冷媒量が少なくなり、密閉容器内に封入する冷媒量を減らすことができる。特に、第1の回転圧縮要素の排除容積に対して第2の回転圧縮要素の排除容積の比を大きくした場合には中間圧が上がりにくくなるので、密閉容器内に封入する冷媒量をより一層減らすことができるようになる。
【0007】
しかしながら、ロータリコンプレッサの密閉容器内を中間圧として、上述する如く中間圧を低く抑えた場合には、コンプレッサ始動時に第1の回転圧縮要素のベーンに背圧として加わる密閉容器内の圧力が上がりにくいため、ベーン飛びが生じる恐れがあった。
【0008】
また、内部中間圧型の場合、ロータリコンプレッサ停止後にコンプレッサ内が平衡圧に達するのに時間がかかるため、再起動時に始動性が悪化してしまうという問題も生じていた。
【0009】
本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、内部中間圧型多段圧縮式ロータリコンプレッサに可燃性冷媒を用いた場合における、ベーン飛び等の不安定な運転挙動を回避し、又、コンプレッサの始動性を改善することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の多段圧縮式ロータリコンプレッサでは、第1及び第2の回転圧縮要素を構成する第1及び第2のシリンダと、電動要素の回転軸に形成された偏心部により各シリンダ内でそれぞれ偏心回転する第1及び第2のローラと、各ローラに当接して各シリンダ内を低圧室側と高圧室側にそれぞれ区画する第1及び第2のベーンと、各ベーンを常時各ローラ側に付勢するための第1及び第2の背圧室とを備え、冷媒として可燃性冷媒を用い、第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒を密閉容器内に吐出し、この吐出された中間圧の冷媒を第2の回転圧縮要素で圧縮すると共に、第2の回転圧縮要素の冷媒吐出側と第1及び第2の背圧室とを連通させたので、第1及び第2の背圧室に第2の回転圧縮要素で圧縮された高圧の冷媒が加えられる。
【0011】
請求項2の発明では上記発明に加えて、第2のシリンダの開口面を閉塞する支持部材と、この支持部材内に構成され、第2のシリンダ内で圧縮された冷媒が吐出される吐出消音室と、支持部材内に形成され、吐出消音室と第2の背圧室とを連通する連通路と、第1及び第2のシリンダ間に挟持された中間仕切板と、この中間仕切板内に形成され、第2の背圧室と第1の背圧室とを連通する連通孔とを備えたので、比較的簡単な構造で第2の回転圧縮要素の冷媒吐出側の高圧を第1及び第2の背圧室に加えられるようになる。
【0012】
請求項3の発明では請求項2の発明に加えて、吐出消音室と密閉容器内とを連通する均圧用通路と、この均圧用通路を開閉する均圧弁とを備え、この均圧弁は、吐出消音室内の圧力が密閉容器内の圧力より低くなった場合に均圧用通路を開放するので、第1の回転圧縮要素と第2の回転圧縮要素及び密閉容器内の均圧を早めることができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明の多段圧縮式ロータリコンプレッサの実施例として、第1及び第2の回転圧縮要素32、34を備えた内部中間圧型多段(2段)圧縮式ロータリコンプレッサ10の縦断面図を示している。
【0014】
図1において、実施例のロータリコンプレッサ10はプロパン(R290)を冷媒として使用する内部中間圧型多段圧縮式ロータリコンプレッサで、この多段圧縮式ロータリコンプレッサ10は、鋼板からなる円筒状の密閉容器12A、及びこの密閉容器12Aの上部開口を閉塞する略椀状のエンドキャップ(蓋体)12Bとで形成されるケースとしての密閉容器12と、この密閉容器12の容器本体12Aの内部空間の上側に配置収納された電動要素14と、この電動要素14の下側に配置され、電動要素14の回転軸16により駆動される第1の回転圧縮要素32及び第2の回転圧縮要素34からなる回転圧縮機構部18とにより構成されている。
【0015】
尚、密閉容器12は底部をオイル溜めとする。また、前記容器本体12Aの側面には電動要素14に電力を供給するためのターミナル(配線を省略)20が取り付けられている。
【0016】
電動要素14は、密閉容器12の上部空間の内面に沿って環状に取り付けられたステータ22と、このステータ22の内側に若干の隙間を設けて挿入設置されたロータ24とからなる。そして、このロータ24には鉛直方向に延びる回転軸16が固定されている。
【0017】
ステータ22は、ドーナッツ状の電磁鋼板を積層した積層体26と、分布巻き方式により巻装されたステータコイル28を有している。また、ロータ24もステータ22と同様に電磁鋼板の積層体30で形成されている。
【0018】
前記第1の回転圧縮要素32と第2の回転圧縮要素34との間には中間仕切板36が挟持されている。即ち、第1の回転圧縮要素32と第2の回転圧縮要素34は、中間仕切板36と、この中間仕切板36の上下に配置された上シリンダ(第2のシリンダ)38、下シリンダ(第1のシリンダ)40と、上下シリンダ38、40内を180度の位相差を有して回転するように回転軸16に設けられた偏心部42、44に嵌合されて偏心回転する上ローラ(第2のローラ)46、下ローラ(第1のローラ)48と、この上下ローラ46、48に当接して上下シリンダ38、40内をそれぞれ低圧室側と高圧室側に区画するベーン(第2のベーン)50、ベーン(第1のべーン)52と、上シリンダ38の上側の開口面及び下シリンダ40の下側の開口面を閉塞して回転軸16の軸受けを兼用する支持部材としての上部支持部材54及び下部支持部材56にて構成される。
【0019】
上記第1及び第2の回転圧縮要素32、34を構成する上下シリンダ38、40内には、図2で示すようにベーン50、52を収納する案内溝70、72が形成されており、この案内溝70、72の外側、即ち、ベーン50、52の背面側には、バネ部材としてのスプリング74、76を収納する収納部70A、72Aが形成されている。このスプリング74、76はベーン50、52の背面側端部に当接し、常時ベーン50、52をローラ46、48側に付勢する。そして、この収納部70A、72Aは案内溝70、72側と密閉容器12(容器本体12A)側に開口しており、収納部70A、72Aに収納されたスプリング74、76の密閉容器12側には図示しないプラグが設けられ、スプリング74、76の抜け止めの役目を果たす。また、プラグの周面には各プラグと収納部70A、72Aの内面間をシールするために図示しないOリングが取り付けられている。
【0020】
また、案内溝70と収納部70Aの間には、スプリング74と共にベーン50を常時ローラ46側に付勢するため、第2の回転圧縮要素34の冷媒吐出圧をベーン50に加える第2の背圧室80が設けられている。この第2の背圧室80の上面は後述する連通路90に連通する。また、第2の背圧室80の下面は中間仕切板36に形成された連通孔110にて後述する第1の背圧室82と連通している。
【0021】
このように、吐出消音室62と第2の背圧室80とを連通路90にて連通させることにより、第2の回転圧縮要素34で圧縮され、吐出消音室62内に吐出された高圧の冷媒が連通路90から第2の背圧室80に加えられる。これにより、ベーン50がローラ46側に充分に付勢されるので、ベーン飛び等の第2の回転圧縮要素34の不安定な運転挙動を回避することができるようになる。
【0022】
前記下シリンダ40のベーン52を収納する案内溝72と収納部72Aの間には、スプリング76と共にベーン52を常時ローラ48側に付勢するための前述する第1の背圧室82が設けられている。この第1の背圧室82の上面は前述する連通孔110にて前記第2の背圧室80と連通している。
【0023】
このように、第2の背圧室80と第1の背圧室82とを連通孔110にて連通させることにより、前記連通路90を経て第2の背圧室80に加えられる吐出消音室62内の高圧を第1の背圧室82内に導入することができるようになる。これにより、ベーン52がローラ48側に充分に付勢されるようになるので、始動時に第1の背圧室82内の圧力上昇が迅速となり、ベーン飛びなどの第1の回転圧縮要素32の不安定な運転挙動を回避することができるようになる。
【0024】
特に、本発明では密閉容器12内を中間圧とすると共に、後述する如く密閉容器12内の中間圧が低くなるように第1の回転圧縮要素32の排除容積に対する第2の回転圧縮要素34の排除容積の比を大きく設定しているので、ロータリコンプレッサ10の起動時に、密閉容器12内の圧力が上がりにくいために、ベーン52に充分な背圧がかからなくなるという不都合を回避することができるようになる。これにより、ロータリコンプレッサ10の信頼性の向上を図ることができるようになる。
【0025】
また、上部支持部材54に連通路90を形成して、中間仕切板36に連通孔110を形成するだけで、特別な機構を用いずに各ベーン50、52に充分な背圧をかけることができるようになるので、加工コストを低減しながら信頼性の高いロータリコンプレッサ10を生産できるようになる。
【0026】
そして、上下シリンダ38、40には、図示しない吸込ポートにて上下シリンダ38、40の内部とそれぞれ連通する吸込通路58、60が設けられている。また、上部支持部材54には、上シリンダ38内で圧縮された冷媒を吐出ポート39から上部支持部材54の凹陥部を壁としてのカバーによって閉塞することにより形成された吐出消音室62が設けられている。即ち、吐出消音室62は当該吐出消音室62を画成する壁としての上部カバー66にて閉塞される。
【0027】
上部支持部材54内には前述する連通路90が形成されている。この連通路90は、第2の回転圧縮要素34の上シリンダ38の吐出ポート39に連通する吐出消音室62と前記第2の背圧室80とを連通する通路である。
【0028】
また、前記上部カバー66には、図3に示すように密閉容器12内と吐出消音室62内とを連通する均圧用通路100が形成されている。この均圧用通路100は上部カバー66を上下に貫通する孔であり、均圧用通路100の下面は吐出消音室62内に取り付けられた均圧弁101にて開閉可能に閉塞されている。
【0029】
この均圧弁101は縦長略矩形状の金属板からなる弾性部材にて構成されており、この均圧弁101の下側には均圧弁抑え板としてのバッカーバルブ102が配置され、上部カバー66の下面に取り付けられている。そして、均圧弁101の一側が均圧用通路100に当接して密閉すると共に、他側は均圧用通路100と所定の間隔を存して設けられた上部カバー66の取付孔103にカシメピン104により固着されている。
【0030】
そして、ロータリコンプレッサ10停止後に、吐出消音室62の圧力が密閉容器12内の圧力より低くなると、密閉容器12内の圧力が図3の上方から均圧用通路100を閉じている均圧弁101を押して均圧用通路100を開き、吐出消音室62へ吐出させる。このとき、均圧弁101は他側を上部カバー66に固着されているので均圧用通路100に当接している一側が反り下がり、均圧弁の開き量を規制しているバッカーバルブ102に当接する。そして、吐出消音室62内の圧力が密閉容器12内の圧力と同じ圧力、若しくは、それより高くなると、均圧弁101がバッカーバルブ102から離れ、均圧用通路100を閉塞する。
【0031】
このように、吐出消音室62の圧力が密閉容器12内の圧力より低くなると、均圧用通路100を開き、吐出消音室62へ吐出させるようにしたので、ロータリコンプレッサ10停止後に密閉容器12内の中間圧が下がりにくいという不都合を回避することができるようになる。これにより、吐出消音室62内と密閉容器12内の均圧を早めることができるようになる。
【0032】
更に、均圧弁101を吐出消音室62内に設けたので、上方の電動要素14を上部カバー66に接近させても干渉しなくなる。従って、スペース効率が向上し、ロータリコンプレッサ10の小型化を図ることができるようになる。また、均圧弁101を上部カバー66下面に取り付けているので、取付作業も容易に行うことができる。
【0033】
また、吐出消音室62の下面には、吐出ポート39を開閉可能に閉塞する吐出弁127が設けられている(図1、図2では図示せず)。この吐出弁127は縦長略矩形状の金属板からなる弾性部材にて構成されており、この吐出弁127の上側には吐出弁抑え板としてのバッカーバルブ128が配置され、上部支持部材54に取り付けられている。そして、吐出弁127の一側が吐出ポート39に当接して密閉すると共に、他側は吐出ポート39と所定の間隔を存して設けられた上部支持部材54の取付孔129にカシメピン130により固着されている。
【0034】
そして、上シリンダ38内で圧縮され、所定の圧力に達した冷媒ガスが、図の下方から吐出ポート39を閉じている吐出弁127を押し上げて吐出ポート39を開き、吐出消音室62へ吐出させる。このとき、吐出弁127は他側を上部支持部材54に固着されているので吐出ポート39に当接している一側が反り上がり、吐出弁127の開き量を規制している図示しないバッカーバルブに当接する。冷媒ガスの吐出が終了する時期になると、吐出弁127がバッカーバルブから離れ、吐出ポート39を閉塞する。
【0035】
一方、下シリンダ40内で圧縮された冷媒ガスは図示しない吐出ポートから下部支持部材56の電動要素14とは反対側(密閉容器12の底部側)に形成された吐出消音室64に吐出される。この吐出消音室64は、中心に回転軸16及び前述した回転軸16の軸受けを兼用する下部支持部材56が貫通するための孔を有すると共に、下部支持部材56の電動要素14とは反対側を覆うカップ65にて構成されている。
【0036】
この場合、上部支持部材54の中央には軸受け54Aが起立形成されている。又、下部支持部材56の中央には軸受け56Aが貫通形成されており、回転軸16は上部支持部材54の軸受け54Aと下部支持部材56の軸受け56Aにて保持されいる。
【0037】
そして、第1の回転圧縮要素32の吐出消音室64と密閉容器12内とは連通路にて連通されており、この連通路は下部支持部材56、上部支持部材54、上部カバー66、上下シリンダ38、40、中間仕切板36を貫通する図示しない孔である。この場合、連通路の上端には中間吐出管121が立設されており、この中間吐出管121から密閉容器12内に中間圧の冷媒が吐出される。
【0038】
このように、第1の回転圧縮要素32で圧縮された中間圧の冷媒ガスを密閉容器12内に吐出するので、密閉容器12に高圧の冷媒を吐出する場合と比べて、密閉容器12内に吐出される冷媒量が少なくなる。即ち、圧力が低いほど冷媒の密度が低くなるため、中間圧の冷媒を密閉容器12内に吐出した方が、高圧の冷媒を密閉容器12内に吐出するより、冷媒のガス密度が低くなり、密閉容器12内に存在する冷媒量が少なくなる。
【0039】
この様子を図4及び図5を参照して説明する。図4は冷媒の蒸発温度に対する本発明の内部中間圧型多段圧縮式ロータリコンプレッサ10の第1の回転圧縮要素32の吸入圧(低圧)と、密閉容器12内の中間圧(ケース内圧)と、第2の回転圧縮要素34が吐出する高圧(吐出圧)を示し、図5は単気筒のロータリコンプレッサの場合に同様の高圧を密閉容器内に吐出した場合の蒸発温度に対する吸入圧と高圧(ケース内圧)を示している。両図からも明らかな如く、本発明の内部中間圧型多段圧縮式ロータリコンプレッサ10では、密閉容器内の圧力は単気筒のロータリコンプレッサの場合に比較して著しく低くなる。このため、密閉容器12内に封入する冷媒量を減らすことができるようになるものである。
【0040】
更に、実施例では、第1の回転圧縮要素32の排除容積に対する第2の回転圧縮要素34の排除容積の比を大きく、例えば、第1の回転圧縮要素32の排除容積に対する第2の回転圧縮要素34の排除容積の比を60%以上90%以下に設定している。図5のBは60%の場合の中間圧と、Aは90%の場合の中間圧を示している。
【0041】
従来多段圧縮式ロータリコンプレッサにおいて、第1の回転圧縮要素32の排除容積に対する第2の回転圧縮要素34の排除容積の比は57%程度であったが、このような値とした場合、中間圧が高くなり、これによって密閉容器12内に吐出される冷媒のガス密度も高くなるため、ロータリコンプレッサ10に封入する冷媒量も多くしなければならないが、実施例のように第1の回転圧縮要素32の排除容積に対する第2の回転圧縮要素34の排除容積の比を60%以上とすれば、密閉容器12内の冷媒量が少なくなる。
【0042】
また、第1の回転圧縮要素32に対する第2の回転圧縮要素34の排除容積の比を90%より大きくした場合には、図5からも明らかな如く第1の回転圧縮要素に吸入される冷媒の圧力(吸入圧)と密閉容器12内の中間圧が殆ど同じ圧力になるため、第1の回転圧縮要素32で充分に圧縮されなくなり、または、第1の回転圧縮要素32のベーンの付勢力が不足してベーン飛びが生じる。また、密閉容器12内底部に設けられたオイル溜めからのオイルの差圧給油が充分に行えなくなるなど、ロータリコンプレッサ10の挙動が不安定になるという問題が生じる。
【0043】
従って、第1の回転圧縮要素32に対する第2の回転圧縮要素34の排除容積の比を実施例の如く60%以上90%以下とすることで、第2の回転圧縮要素34のベーン飛び等の不安定な運転挙動を回避しながら、1段目の差圧(第1の回転圧縮要素32の吸込圧力(吸入圧)と第1の回転圧縮要素32の吐出圧力(中間圧))を小さくして、密閉容器12内に吐出される冷媒ガスの密度を低くすることができるようになる。
【0044】
即ち、密閉容器12内に吐出されるガス密度が低くなることにより、密閉容器12内にある冷媒ガスの量をより一層減らすことができるようになるので、密閉容器12内に封入する冷媒ガスの量を削減することができるようになる。
【0045】
また、上部カバー66は第2の回転圧縮要素34の上シリンダ38内部と吐出ポート39にて連通する吐出消音室62を画成し、この上部カバー66の上側には、上部カバー66と所定間隔を存して、電動要素14が設けられている。この上部カバー66は前記上部支持部材54の軸受け54Aが貫通する孔が形成された略ドーナッツ状の円形鋼板から構成されている。
【0046】
そして、この場合冷媒として、本実施例では可燃性冷媒であるプロパン(R290)を使用している。尚、本発明に適応可能な他の可燃性冷媒としてはイソブタン(R600a)やASHRAE Std 34 Safety groupに基づき、高燃焼性(Level3)と区分されている冷媒であるメタン(R50)、エタン(R170)、プロパン(R290)、ブタン(R600)、プロピレン(R1270)等があげられる。
【0047】
また、密閉容器12の容器本体12Aの側面には、シリンダ38、40の吸込通路58、60、シリンダ38の吸込通路58とは反対側、ロータ24の下側(電動要素14の直下)に対応する位置に、スリーブ141、142、143及び144がそれぞれ溶接固定されている。スリーブ141と142は上下に隣接すると共に、スリーブ143はスリーブ141の略対角線上にある。また、スリーブ144はスリーブ141の上方に位置する。
【0048】
そして、スリーブ141内には上シリンダ38に冷媒ガスを導入するための冷媒導入管92の一端が挿入接続され、この冷媒導入管92の一端は上シリンダ38の吸込通路58と連通する。この冷媒導入管92は密閉容器12の外側を通過してスリーブ144に至り、他端はスリーブ144内に挿入接続されて密閉容器12内に連通する。
【0049】
また、スリーブ142内には下シリンダ40に冷媒ガスを導入するための冷媒導入管94の一端が挿入接続され、この冷媒導入管94の一端は下シリンダ40の吸込通路60と連通する。また、スリーブ143内には冷媒吐出管96が挿入接続され、この冷媒導入管96の一端は吐出消音室62と連通する。
【0050】
以上の構成で次に動作を説明する。ターミナル20及び図示されない配線を介して電動要素14のステータコイル28に商用電源が通電されると、電動要素14が起動してロータ24が回転する。この回転により回転軸16と一体に設けられた上下偏心部42、44に嵌合されて上下ローラ46、48が上下シリンダ38、40内を偏心回転する。
【0051】
これにより、冷媒導入管94及びシリンダ40に形成された吸込通路60を経由して図示しない吸込ポートから下シリンダ40の低圧室側に吸入された低圧(第1の回転回転圧縮要素32の吸入圧:380KPa)の冷媒は、ローラ48とベーン52の動作により圧縮されて中間圧となり下シリンダ40の高圧室側より図示しない吐出ポート、下部支持部材56に形成された吐出消音室64から図示しない連通路を経て中間吐出管121から密閉容器12内に吐出される。これによって、密閉容器12内は中間圧(第1の回転圧縮要素32の吐出圧力:第1の回転圧縮要素32の排除容積に対する第2の回転圧縮要素34の排除容積比を60%とした場合は710KPa、第1の回転圧縮要素32の排除容積に対する第2の回転圧縮要素34の排除容積比を90%とした場合は450KPa)となる。
【0052】
そして、密閉容器12内の中間圧の冷媒ガスは、スリーブ144から出て冷媒導入管92及びシリンダ38に形成された吸込通路58を経由して図示しない吸込ポートから上シリンダ38の低圧室側に吸入される。吸入された中間圧の冷媒ガスは、ローラ46とベーン50の動作により2段目の圧縮が行われて高温高圧の冷媒ガスとなる(第2の回転圧縮要素34の吐出圧力(高圧):1890KPa)。これにより、吐出消音室62内に設けられた吐出弁127が開放され、吐出消音室62と吐出ポート39とが連通するため、上シリンダ38の高圧室側から吐出ポート39内を通り上部支持部材54に形成された吐出消音室62に吐出される。
【0053】
そして、吐出消音室62に吐出された高圧の冷媒ガスの一部は、前述する連通路90から第2の背圧室80内に流入して、ベーン50をローラ46側に付勢する。更に、中間仕切板36に形成された連通孔110を経て第1の背圧室82内に流入して、ベーン52をローラ48側に付勢する。他方、吐出消音室62内に吐出された他の冷媒ガスは冷媒吐出管96を経て外部に吐出される。
【0054】
ここで、ロータリコンプレッサ10の運転が停止すると、吐出消音室62と第2の回転圧縮要素34の第2の背圧室80とが連通路90にて連通され、第1の回転圧縮要素32の第1の背圧室82と第2の回転圧縮要素34の第2の背圧室80とが連通孔110にて連通されているため、これら背圧室80、82からベーン50、52と案内溝70、72及びスプリング74、76と収納部70A、72Aの隙間を通ってシリンダ38内の高圧の冷媒ガスがシリンダ40にバイパスされる。これにより、シリンダ38内の高圧の冷媒ガスは短時間で平衡圧に達する。
【0055】
また、ロータリコンプレッサ10の停止後、吐出消音室62の圧力が低下して密閉容器12内の圧力より低くなると、前述する如く均圧弁101が密閉容器12内の圧力により下方に押されて均圧用通路100を開放する。これにより、密閉容器12内の中間圧の冷媒ガスが吐出消音室62内に流入する。
【0056】
係る圧力導入によって吐出消音室62内の圧力が上昇し、吐出消音室62内の圧力が密閉容器12内の圧力と同じ圧力となると、前述の如く均圧弁101が均圧用通路100を閉じる。一方、吐出消音室62と各背圧室80、82内は連通路90及び連通孔110にて連通しているので、これらにより、密閉容器12内、吐出消音室62、背圧室80、82、各シリンダ40、38内の圧力は迅速に平衡することになる。従って、次回の再起動時における始動性が改善される。
【0057】
このように、冷媒として可燃性冷媒を用い、第1の回転圧縮要素32で圧縮された冷媒を密閉容器12内に吐出し、この吐出された中間圧の冷媒を第2の回転圧縮要素34で圧縮すると共に、第2の回転圧縮要素34の吐出消音室62と第2の背圧室80とを連通路90で連通し、更に、第2の背圧室80と第1の背圧室82とを中間仕切板36に形成した連通孔110にて連通させたので、第1及び第2の背圧室80、82に吐出消音室62の高圧の冷媒ガスが加えられる。
【0058】
これにより、係る内部中間圧型のロータリコンプレッサ10を使用した場合にも、ベーン50、52がローラ46、48側に充分に付勢されるので、ベーン飛び等の第1及び第2の回転圧縮要素32、34の不安定な運転挙動を回避することができるようになる。
【0059】
特に、本発明では密閉容器12内を中間圧とすると共に、後述する如く密閉容器12内の中間圧が低くなるように第1の回転圧縮要素32の排除容積に対する第2の回転圧縮要素34の排除容積の比を大きく設定しているので、ロータリコンプレッサ10の起動時に、密閉容器12内の圧力が上がりにくなるが、背圧室80、82には第2の回転圧縮要素34から吐出される高圧が加えられるので、始動時からベーン52に充分な背圧がかかるようになり、ロータリコンプレッサ10の信頼性の向上を図ることができるようになる。
【0060】
また、ロータリコンプレッサ10の運転を停止後には、前述する如く吐出消音室62内と第2の背圧室80とが連通路90にて連通されており、第2の背圧室80と第1の背圧室82とが連通孔110にて連通されていると共に、密閉容器12内と吐出消音室62内とが均圧用通路100にて連通されるので、ロータリコンプレッサ10内が平衡圧に達するのを早めることができる。
【0061】
これにより、ロータリコンプレッサ10内の差圧を短時間でなくすことができるようになり、ロータリコンプレッサ10の始動性を著しく高めることができるようになる。
【0062】
尚、実施例では回転軸16を縦置型とした多段圧縮式ロータリコンプレッサ10について説明したが、この発明は回転軸を横置型とした多段圧縮式ロータリコンプレッサにも適応できることは云うまでもない。
【0063】
更に、多段圧縮式ロータリコンプレッサを第1及び第2の回転圧縮要素を備えた2段圧縮式ロータリコンプレッサで説明したが、これに限らず回転圧縮要素を3段、4段或いはそれ以上の回転圧縮要素を備えた多段圧縮式ロータリコンプレッサに適応しても差し支えない。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述した如く請求項1の発明によれば、第1及び第2の回転圧縮要素を構成する第1及び第2のシリンダと、電動要素の回転軸に形成された偏心部により各シリンダ内でそれぞれ偏心回転する第1及び第2のローラと、各ローラに当接して各シリンダ内を低圧室側と高圧室側にそれぞれ区画する第1及び第2のベーンと、各ベーンを常時各ローラ側に付勢するための第1及び第2の背圧室とを備え、冷媒として可燃性冷媒を用い、第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒を密閉容器内に吐出し、この吐出された中間圧の冷媒を第2の回転圧縮要素で圧縮すると共に、第2の回転圧縮要素の冷媒吐出側と第1及び第2の背圧室とを連通させたので、第1及び第2の背圧室に第2の回転圧縮要素で圧縮された高圧の冷媒が加えられる。
【0065】
これにより、第1及び第2の背圧室に第2の回転圧縮要素で圧縮された高圧の冷媒ガスが加えられるので、ロータリコンプレッサの始動時から迅速に背圧が上昇するようになり、ベーン飛び等の不安定な運転挙動を回避することができるようになる。これにより、ロータリコンプレッサの信頼性の向上を図ることができるようになる。
【0066】
請求項2の発明では上記発明に加えて、第2のシリンダの開口面を閉塞する支持部材と、この支持部材内に構成され、第2のシリンダ内で圧縮された冷媒が吐出される吐出消音室と、支持部材内に形成され、吐出消音室と第2の背圧室とを連通する連通路と、第1及び第2のシリンダ間に挟持された中間仕切板と、この中間仕切板内に形成され、第2の背圧室と第1の背圧室とを連通する連通孔とを備えたので、簡単な構造で第2の回転圧縮要素の冷媒吐出側の高圧が第1及び第2の背圧室に加えられるようになる。これにより、加工性が向上し、生産コストの低減を図ることができるようになる。
【0067】
そして、請求項3の発明では請求項2の発明に加えて、吐出消音室と密閉容器内とを連通する均圧用通路と、この均圧用通路を開閉する均圧弁とを備え、この均圧弁は、吐出消音室内の圧力が密閉容器内の圧力より低くなった場合に均圧用通路を開放するので、ロータリコンプレッサ停止後の第1の回転圧縮要素と第2の回転圧縮要素及び密閉容器内の圧力の平衡を早めることができるようになる。
【0068】
これにより、ロータリコンプレッサ内の高低圧差を短時間で解消することができるようになり、ロータリコンプレッサの始動性を著しく高めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の内部中間圧型多段圧縮式ロータリコンプレッサの縦断面図である。
【図2】 本発明の内部中間圧型多段圧縮式ロータリコンプレッサの第1及び第2の回転圧縮機構部の拡大縦断面図である。
【図3】 本発明の第2の回転圧縮要素の吐出消音室の拡大縦断面図である。
【図4】 本発明の内部中間圧型多段圧縮式ロータリコンプレッサにおける蒸発温度に対する吸入圧と中間圧と高圧の関係を示す図である。
【図5】 単気筒のロータリコンプレッサにおける蒸発温度に対する吸入圧と高圧の関係を示す図である。
【符号の説明】
10 多段圧縮式ロータリコンプレッサ
12 密閉容器
14 電動要素
16 回転軸
18 回転圧縮機構部
22 ステータ
24 ロータ
26 積層体
28 ステータコイル
30 積層体
32 第1の回転圧縮要素
34 第2の回転圧縮要素
38、40 シリンダ
54 上部支持部材
56 下部支持部材
62、64 吐出消音室
65 カップ
66 上部カバー
80 第2の背圧室
82 第1の背圧室
90 連通路
100 均圧用通路
101 均圧弁
110 連通孔
Claims (3)
- 密閉容器内に電動要素と、該電動要素の回転軸にて駆動される第1及び第2の回転圧縮要素を備え、前記第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒を前記第2の回転圧縮要素で圧縮する多段圧縮式ロータリコンプレッサにおいて、
前記第1及び第2の回転圧縮要素を構成する第1及び第2のシリンダと、前記電動要素の回転軸に形成された偏心部により前記各シリンダ内でそれぞれ偏心回転する第1及び第2のローラと、各ローラに当接して前記各シリンダ内を低圧室側と高圧室側にそれぞれ区画する第1及び第2のベーンと、各ベーンを常時前記各ローラ側に付勢するための第1及び第2の背圧室とを備え、
前記冷媒として可燃性冷媒を用い、前記第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒を前記密閉容器内に吐出し、この吐出された中間圧の冷媒を前記第2の回転圧縮要素で圧縮すると共に、前記第2の回転圧縮要素の冷媒吐出側と前記第1及び第2の背圧室とを連通させたことを特徴とする多段圧縮式ロータリコンプレッサ。 - 前記第2のシリンダの開口面を閉塞する支持部材と、
該支持部材内に構成され、前記第2のシリンダ内で圧縮された冷媒が吐出される吐出消音室と、
前記支持部材内に形成され、前記吐出消音室と前記第2の背圧室とを連通する連通路と、
前記第1及び第2のシリンダ間に挟持された中間仕切板と、
該中間仕切板内に形成され、前記第2の背圧室と前記第1の背圧室とを連通する連通孔とを備えることを特徴とする請求項1の多段圧縮式ロータリコンプレッサ。 - 前記吐出消音室と前記密閉容器内とを連通する均圧用通路と、該均圧用通路を開閉する均圧弁とを備え、
該均圧弁は、前記吐出消音室内の圧力が前記密閉容器内の圧力より低くなった場合に前記均圧用通路を開放することを特徴とする請求項2の多段圧縮式ロータリコンプレッサ。
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