JP3857738B2 - 有限転がり案内装置 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄肉構成の第1,第2スライドメンバを備えた有限転がり案内装置に関し、特に各スライドメンバの剛性を高めると共に、駆動機構を組み込んでアクチュエータへの展開を可能とした有限転がり案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の有限転がり案内装置としては、図11(a),(b)に示すようなものが知られている(特開平7ー83229号公報参照)。すなわち、この有限転がり案内装置100は、薄肉で長尺の第1スライドメンバ101と、該第1スライドメンバ101に対して平行に相対移動自在に組み付けられる薄肉で長尺の第2スライドメンバ102と、前記第1スライドメンバ101と第2スライドメンバ102の間に介装される転動体103と、転動体103を保持する保持器104と、を備えている。
【0003】
第1スライドメンバ101は下方に開いた開ボックス断面形状で、水平に延びる上壁105と、上壁105両端から垂直下方に延びる左右一対の側壁106,107と、一対の側壁106,107の内一方の側壁106下端から他方の側壁107側に向かって折曲される側方折曲壁108と、側方折曲壁108と前記他方の側壁107の間に形成される開口部109と、を備えている。
【0004】
一方、第2スライドメンバ102は、前記第1スライドメンバ101の下方開口部109から挿入される垂直壁110と、垂直壁110の上端から第1スライドメンバ101の側方折曲壁108と上下方向に対向するように折曲される側方折曲壁111と、を備えている。
【0005】
この有限転がり案内装置100を引き出し等の可動部材のスライド機構として用いる場合には、2つの有限転がり案内装置100を用いて可動部材を支持するようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の有限転がり案内装置では、第1,第2スライドメンバ101,102が薄肉構造なので、剛性小さく、荷重が大きくなると第1,第2スライドメンバ101,102が曲がってしまい、スムーズに移動しなくなる。また、可動部材を支持する場合には、2つの有限転がり案内装置の平行度調整を要する。
【0007】
一方、可動部材112を駆動するための駆動機構を組み込む場合には、有限転がり案内装置100とは別に、可動部材112の周囲に駆動機構を配備するスペースを確保する必要がある。
【0008】
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡易な構成で円滑で精確な移送を行い得る有限転がり案内装置を提供することにある。
【0009】
また、駆動機構付きの有限転がり案内装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明にあっては、第1スライドメンバと、該第1スライドメンバに対して平行に相対移動自在に組み付けられる第2スライドメンバと、前記第1スライドメンバと第2スライドメンバの間に介装される転動体と、該転動体を保持する保持器と、を備え、前記保持器が、第1スライドメンバの長さよりも短く、第1スライドメンバの長さの範囲内で第1スライドメンバに対して移動可能に構成され、かつ第2スライドメンバの長さよりも短く、第2スライドメンバの長さの範囲内で第2スライドメンバに対して移動可能に構成されることによって、第1スライドメンバと第2スライドメンバが前記保持器を介して一定の有限の長さ分だけ相対的に移動可能に構成された有限転がり案内装置において、前記第1スライドメンバは、所定間隔離間して互いに平行に設けられた左右一対の中空のボックス断面部と、該ボックス断面部を一体に連結する水平方向に延びる連結部材と、を備え、前記各ボックス断面部は、水平に延びる上壁と、該上壁両端から垂直下方に延びる左右一対の側壁と、該一対の側壁の内一方の側壁下端から他方の側壁側に向かって折曲される下折曲壁と、該下折曲壁と前記他方の側壁の間に形成される開口部と、を備え、前記第2スライドメンバは、前記第1スライドメンバの左右ボックス断面部の開口部からボックス断面部内に挿入される左右一対の垂直壁と、該垂直壁の上端から前記ボックス断面部の下折曲壁と上下方向に対向するように折曲される上折曲壁と、前記左右一対の垂直壁を連結する水平方向に延びる連結部材と、を備え、前記第2スライドメンバの上折曲壁と、前記第1スライドメンバのボックス断面部の上壁および下折曲壁との間に、前記上折曲壁を上下から挟み込むように第1,第2の転動体を介在させ、前記第2スライドメンバの垂直壁と、前記第1スライドメンバのボックス断面部の左右側壁との間に、前記垂直壁を左右から挟み込むように第3,第4の転動体を介在させ、前記第1乃至第4転動体を全て保持する保持器を前記ボックス断面部にそれぞれ収納したことを特徴とする。
【0011】
本発明にあっては、第1スライドメンバの左右ボックス断面部に2個づつ計4個の垂直方向の側壁が存在するので、薄肉構造の軽量の利点を生かしながら上下方向の曲げに対する剛性を増大させることができ、荷重が増大しても真直度を確保でき、安定した走行性能を維持できる。
【0012】
また、引き出し等の可動部材のスライド機構として用いる場合には、従来のように2つの有限転がり案内装置を使用する必要がなく、平行度調整が不要である。
【0013】
また、水平方向については、第1スライドメンバの左右各ボックス断面部を連結する連結部材を有し、さらに各左右ボックス断面部に水平方向に延びる上壁と下折曲壁とを有することにより、水平方向の剛性・真直度を確保できる。
【0014】
一方、第2スライドメンバについては、左右一対の垂直壁を有するので、上下方向の曲げに対する剛性が高い。また、水平方向についても、水平方向に延びる連結部材と折曲によって、水平方向の剛性・真直度を確保できる。
【0015】
第1スライドメンバのボックス断面部と連結部材は、別体成形としてもよいし、一体成形としてもよい。
【0016】
一体成形とすれば、組立工程が不要である。
【0017】
第2スライドメンバの左右垂直壁と連結部材も、別体成形としてもよいし、一体成形としてもよい。
【0018】
一体成形とすれば、やはり組立工程が不要となる。
【0019】
第1,第2スライドメンバの連結部材を中空構造とすれば、メンバそのものの強度を上げて構造部材(フレーム)としての機能を持たせることができる。
【0020】
上記有限転がり案内装置において、第1スライドメンバの連結部材と第2スライドメンバの連結部材の間であって、第1スライドメンバの一対のボックス断面部との間の空間に、第1,第2スライドメンバを相対移動させる駆動機構の少なくとも一部を設ければ、駆動機構専用のスペースが不要となり、コンパクトになる。
【0021】
駆動機構としては、たとえば、第1スライドメンバに設けられるラックと、第2スライドメンバに設けられるピニオンと、ピニオンを駆動するモータと、を備えた構成をとることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図示の実施例の形態に基づいて説明する。
【0023】
[第1の実施の形態]
図1および図2には本発明の第1の実施の形態を示している。
【0024】
この第1の実施の形態に係る有限転がり案内装置は、概略、薄肉で長尺の第1スライドメンバ202と、この第1スライドメンバ202に対して平行に相対移動自在に組み付けられる薄肉で長尺の第2スライドメンバ203と、前記第1スライドメンバ202と第2スライドメンバ203の間に介装される転動体としての第1〜第4ローラ241〜244と、このローラ241〜244を保持する保持器205と、を備えている。
【0025】
第1スライドメンバ202は、所定間隔離間して互いに平行に設けられた左右一対のボックス断面部206,206と、このボックス断面部206,206を一体に連結する水平方向に延びる連結部材としての水平連結壁207と、前記ボックス断面部206,206の上端から水平方向外向きに張り出す取付けフランジ部266と、を備えている。取付けフランジ部266を設けることで取付け勝手がよくなる。
【0026】
この第1スライドメンバ202は、アルミ合金,ステンレス材,鉄板等によって成形されている。
【0027】
各ボックス断面部206は、水平に延びる上壁261と、該上壁261両端から垂直下方に延びる左右一対の外側および内側側壁262,263と、外側側壁262下端から他方の内側側壁263に向かって折曲される内向き折曲壁264と、この内向き折曲壁264と内側側壁26の間に形成される開口部265と、を備えており、前記水平連結壁207および取付けフランジ部266は、上壁261と同一面上に連続的に設けられている。
【0028】
第2スライドメンバ203は、前記第1スライドメンバ202の左右ボックス断面部206の開口部265からボックス断面部206内に挿入される左右一対の垂直壁231と、垂直壁231の上端から前記ボックス断面部206の内向き折曲壁264と上下方向に対向するように折曲される外向き折曲壁232と、前記左右垂直壁231を連結する水平方向に延びる連結部材としての水平連結壁233と、を備えている。
【0029】
この第2スライドメンバ203も、アルミ合金,ステンレス材,鉄板等によって成されている。
【0030】
第2スライドメンバ203の外向き折曲壁232と、前記第1スライドメンバ202のボックス断面部206の上壁261および内向き折曲壁264との間に、前記外向き折曲壁232を上下から挟み込むように第1,第2の転動体としての第1,第2ローラ241,242が介在されている。
【0031】
また、第2スライドメンバ203の垂直壁231と、前記第1スライドメンバ202のボックス断面部206の外側,内側側壁262,263との間に、前記垂直壁231を左右から挟み込むように第3,第4の転動体としての第3,第4ローラ243,244が介在されている。
【0032】
そして、これら第1乃至第4ローラ241〜244を保持する保持器205が第1スライドメンバ202のボックス断面部206に収納されている。この保持器205は、ポリアセタール等の樹脂材料やアルミ合金等によって成型される。
【0033】
この保持器205は、第1,第2スライドメンバ202,203の長さよりも短く、第1スライドメンバ202に対して第1スライドメンバ202の長さの範囲で所定ストロークだけ移動し、また、第2スライドメンバ203に対しても第2スライドメンバ203の長さの範囲で所定ストロークだけ移動する。したがって、第1,第2スライドメンバ202,203は、保持器205を介して、ある有限の長さ分だけ相対的に移動可能となっている。
【0034】
保持器205の構造は、第1スライドメンバ202の内側側壁263と第2スライドメンバ203の垂直壁231間に介在される第1垂直部251と、第1スライドメンバ202の上壁261と第2スライドメンバ203の外向き折曲232間に介在される第1水平部252と、第1スライドメンバ202の外側側壁262と第2スライドメンバ203の外向き折曲232間に介在される薄肉の第2垂直部253と、第1スライドメンバ202の内向き折曲264と第2スライドメンバ203の外向き折曲232間に介在される第2水平部254と、を備えている。そして、前記第1ローラ241が第1水平部252の長手方向に形成された複数の保持孔252aに保持され、第2ローラ242が第2水平部254の長手方向に形成された複数の保持孔254aに保持され、第3ローラ243が第1垂直部251の長手方向に形成された複数の保持孔251aに保持され、第4ローラ244も第2水平部254の長手方向に形成された複数の保持孔254bに保持されている。
【0035】
本第1の実施の形態にあっては、第1スライドメンバ202の左右ボックス断面部206に2個づつ計4個の垂直方向の外側,内側側壁262,263が存在するので、薄肉構造の軽量の利点を生かしながら上下方向の曲げに対する剛性を増大させることができ、荷重が増大しても真直度を確保でき、安定した走行性能を維持できる。
【0036】
また、水平方向については、第1スライドメンバ202の左右各ボックス断面部206を連結する水平連結壁207を有し、さらに各左右ボックス断面部206に水平方向に延びる上壁261と向き折曲壁264とを有することにより、水平方向の剛性・真直度を確保できる。
【0037】
一方、第2スライドメンバ203については、左右一対の垂直壁231を有するので、上下方向の曲げに対する剛性が高い。また、水平方向についても、水平方向に延びる水平連結壁233向き折曲壁232によって、水平方向の剛性・真直度を確保できる。
【0038】
第1スライドメンバ202のボックス断面部206と水平連結壁207、さらに第2スライドメンバ203の左右垂直壁231と水平連結壁233が一体成形となっているので、組立工程が不要である。また、一体とすることで、組立ガタが無く、また剛性も改善される。
【0039】
[第2の実施の形態]
図3および図4には本発明の第2の実施の形態を示している。
【0040】
この第2の実施の形態に係る有限転がり案内装置301は、概略、薄肉で長尺の第1スライドメンバ302と、この第1スライドメンバ302に対して平行に相対移動自在に組み付けられる薄肉で長尺の第2スライドメンバ303と、前記第1スライドメンバ302と第2スライドメンバ303の間に介装される転動体としての第1〜第4ローラ341〜344と、このローラ341〜344を保持する保持器305と、を備えている。
【0041】
第1スライドメンバ302は、所定間隔離間して互いに平行に設けられた左右一対のボックス断面部306,306と、このボックス断面部306,306を一体に連結する水平方向に延びる連結部材としての水平連結壁307と、を備えている。
【0042】
この第1スライドメンバ302はアルミ押出等によって成形される。
【0043】
各ボックス断面部306は、水平に延びる上壁361と、該上壁361両端から垂直下方に延びる左右一対の外側および内側側壁362,363と、外側側壁362下端から他方の内側側壁363に向かって折曲される内向き折曲壁364と、この内向き折曲壁364と内側側壁36の間に形成される開口部365と、を備えている。
【0044】
また、水平連結壁307が断面矩形状の中空構造に成形されている。この水平連結壁307の中空の閉断面部307aの幅方向両端は、左右のボックス断面部306の中途位置まで延びていて、両端部には、図3(b),(c)に示すように、T形ナット307cや四角ナット307dに対応する逆T字形状のスロット307bが設けられ取付けやすくしている。このようにスロット307bを設ければ、穴明け加工が不要となる。
【0045】
第2スライドメンバ303は、前記第1スライドメンバ302の左右ボックス断面部306の開口部365からボックス断面部306内に挿入される左右一対の垂直壁331と、垂直壁331の上端から前記ボックス断面部306の内向き折曲壁364と上下方向に対向するように折曲される外向き折曲壁332と、前記左右垂直壁331を連結する水平方向に延びる連結部材としての水平連結壁333と、を備えている。
【0046】
この水平連結壁333も断面矩形状の中空構造に成形されており、閉断面部333aの幅方向両端は、ほぼ左右の垂直壁331の付け根位置まで延びており、さらに両端にはT形ナットや四角ナットに対応するスロット333bを設けて取付けやすく、また取付け穴加工を不要としている。
【0047】
この第2スライドメンバ303もアルミ押出成形等によって成形される。
【0048】
第2スライドメンバ303の外向き折曲壁332と、前記第1スライドメンバ302のボックス断面部306の上壁361および内向き折曲壁364との間に、前記外向き折曲壁332を上下から挟み込むように第1,第2の転動体としての第1,第2ローラ341,342が介在されている。
【0049】
また、第2スライドメンバ303の垂直壁331と、前記第1スライドメンバ302のボックス断面部306の外側,内側側壁362,363との間に、前記垂直壁331を左右から挟み込むように第3,第4の転動体としての第3,第4ローラ343,344が介在されている。
【0050】
そして、これら第1乃至第4ローラ341〜344を保持する保持器305が第1スライドメンバ302のボックス断面部306に収納されている。
【0051】
この保持器305は、第1,第2スライドメンバ302,303の長さよりも短く、第1スライドメンバ302に対して第1スライドメンバ302の長さの範囲で所定ストロークだけ移動し、また、第2スライドメンバ303に対しても第2スライドメンバ303の長さの範囲で所定ストロークだけ移動する。したがって、第1,第2スライドメンバ302,303は、保持器305を介して、ある有限の長さ分だけ相対的に移動可能となっている。
【0052】
保持器305の構造は、第1スライドメンバ302の内側側壁363と第2スライドメンバ303の垂直壁331間に介在される第1垂直部351と、第1スライドメンバ302の上壁361と第2スライドメンバ303の外向き折曲332間に介在される第1水平部352と、第1スライドメンバ302の外側側壁362と第2スライドメンバ303の外向き折曲332間に介在される薄肉の第2垂直部353と、第1スライドメンバ302の内向き折曲364と第2スライドメンバ303の外向き折曲332間に介在される第2水平部354と、を備えている。そして、前記第1ローラ341が第1水平部352の長手方向に形成された複数の保持孔352aに保持され、第2ローラ342が第2水平部54の長手方向に形成された複数の保持孔354aに保持され、第3ローラ343が第1垂直部351の長手方向に形成された複数の保持孔351aに保持され、第4ローラ344が第2水平部354の長手方向に形成された複数の保持孔354bに保持されている。
【0053】
この第2の実施の形態にあっても、第1スライドメンバ302の左右ボックス断面部306に2個づつ計4個の垂直方向の外側,内側側壁362,363が存在するので、薄肉構造の軽量の利点を生かしながら上下方向の曲げに対する剛性を増大させることができるばかりか、水平連結部307が中空構造となっていて曲げ剛性が大きくなっているので、荷重が増大しても真直度を確保でき、安定した走行性能を維持できる。
【0054】
また、水平方向についても、第1スライドメンバ302の左右各ボックス断面部306を連結する中空構造の水平連結壁307を有し、さらに各左右ボックス断面部306に水平方向に延びる上壁361と向き折曲壁364とを有することにより、水平方向の剛性・真直度を確保できる。
【0055】
一方、第2スライドメンバ303についても、左右一対の垂直壁331を有するので、上下方向の曲げに対する剛性が高い。また、水平方向についても、水平方向に延びる中空構造の水平連結部材333と向き折曲壁332によって、水平方向の剛性・真直度を確保できる。
【0056】
このように、第1,第2スライドメンバ302,303の水平連結307,333を中空構造とすれば、メンバそのものの強度を上げて構造部材(フレーム)としての機能を持たせることができる。
【0057】
[第3の実施の形態]
および図には本発明の第3の実施の形態に係る有限転がり案内装置が示されている。
【0058】
この有限転がり案内装置1は、概略、薄肉で長尺の第1スライドメンバ2と、この第1スライドメンバ2に対して平行に相対移動自在に組み付けられる薄肉で長尺の第2スライドメンバ3と、前記第1スライドメンバ2と第2スライドメンバ3の間に介装される転動体としての第1〜第4ローラ41〜44と、このローラ41〜44を保持する保持器5と、を備えている。
【0059】
第1スライドメンバ2は、所定間隔離間して互いに平行に設けられた左右一対のボックス断面部6,6と、このボックス断面部6,6を一体に連結する水平方向に延びる連結部材としての水平連結壁7と、を備えている。
【0060】
この第1スライドメンバ2は、アルミ合金,ステンレス材,鉄板等によって成形されている。
【0061】
各ボックス断面部6は、水平に延びる上壁61と、この上壁61両端から垂直下方に延びる左右一対の外側および内側側壁62,63と、内側側壁63下端から他方の外側側壁62に向かって折曲される外向き折曲壁64と、この外向き折曲壁64と外側側壁62の間に形成される開口部65と、を備えている。
【0062】
第2スライドメンバ3は、前記第1スライドメンバ2の左右ボックス断面部6,6の開口部65からボックス断面部6内に挿入される左右一対の垂直壁31と、垂直壁31の上端から前記ボックス断面部6の外向き折曲壁64と上下方向に対向するように折曲される内向き折曲壁32と、前記左右垂直壁31を連結する水平方向に延びる連結部材としての水平連結壁33と、を備えている。
【0063】
この第2スライドメンバ3も、アルミ合金,ステンレス材,鉄板等によって成形されている。
【0064】
第2スライドメンバ3の内向き折曲壁32と、前記第1スライドメンバ2のボックス断面部6の上壁61および外向き折曲壁64との間に、前記内向き折曲壁32を上下から挟み込むように第1,第2の転動体としての第1,第2ローラ41,42が介在されている。
【0065】
また、第2スライドメンバ3の垂直壁31と、前記第1スライドメンバ2のボックス断面部6の外側および内側側壁62,63との間に、前記垂直壁31を左右から挟み込むように第3,第4の転動体としての第3,第4ローラ43,44が介在されている。
【0066】
そして、これら第1乃至第4ローラ41〜44を保持する保持器5が第1スライドメンバ2のボックス断面部6に収納される。この保持器5は、ポリアセタール等の樹脂材料やアルミ合金等によって成形される。
【0067】
保持器5は、第1,第2スライドメンバ2,3の長さよりも短く、第1スライドメンバ2に対して第1スライドメンバ2の長さの範囲で所定ストロークだけ移動し、また、第2スライドメンバ3に対しても第2スライドメンバ3の長さの範囲で所定ストロークだけ移動する。したがって、第1,第2スライドメンバ2,3は、保持器5を介して、ある有限の長さ分だけ相対的に移動可能となっている。
【0068】
保持器5の構造は、図(d)〜(g)に示すように、第1スライドメンバ2の外側側壁62と第2スライドメンバ3の垂直壁31間に介在される第1垂直部51と、第1スライドメンバ2の上壁61と第2スライドメンバ3の内向き折曲32間に介在される第1水平部52と、第1スライドメンバ2の内側側壁63と第2スライドメンバ3の内向き折曲32間に介在される薄肉の第2垂直部53と、第1スライドメンバ2の外向き折曲64と第2スライドメンバ3の内向き折曲32間に介在される第2水平部54と、を備えている。そして、前記第1ローラ41が第1水平部52の長手方向に形成された複数の保持孔52aに保持され、第2ローラ42が第2水平部54の長手方向に形成された複数の保持孔54aに保持され、第3ローラ43が第1垂直部51の長手方向に形成された複数の保持孔51aに保持され、第4ローラ44が第2ローラ42と同じ第2水平部54に形成された複数の保持孔54bに保持されている。第2ローラ42と第4ローラ44の保持孔54a,54bは長手方向に位置をずらして形成されている。
【0069】
本発明の第の実施の形態にあっては、第1スライドメンバ2の左右ボックス断面部6,6に2個づつ計4個の垂直方向の外側,内側側壁62,63が存在するので、薄肉構造の軽量の利点を生かしながら上下方向の曲げに対する剛性を増大させることができ、荷重が増大しても真直度を確保でき、安定した走行性能を維持できる。
【0070】
また、水平方向については、第1スライドメンバ2の左右各ボックス断面部6,6を連結する水平連結壁7を有し、さらに各左右ボックス断面部6,6に水平方向に延びる上壁61と外向き折曲壁64とを有することにより、水平方向の剛性・真直度を確保できる。
【0071】
一方、第2スライドメンバ3については、左右一対の垂直壁31を有するので、上下方向の曲げに対する剛性が高い。また、水平方向についても、水平方向に延びる水平方向連結壁33と内向き折曲壁32によって、水平方向の剛性・真直度を確保できる。
【0072】
第1スライドメンバ2のボックス断面部6と水平連結7は、別体成形として固着しているが、一体成形としてもよい。一体成形とすれば、組立工程が不要となる。
【0073】
また、第2スライドメンバ3の左右垂直壁31と水平連結壁33も、別体成形としてもよいし、一体成形することが好ましい。
【0074】
[第4の実施の形態]
図7には本発明の第4の実施の形態に係る駆動機構付き有限転がり案内装置が示されている。
【0075】
この駆動機構付き有限転がり案内装置は、第1の実施の形態に係る有限転がり案内装置に駆動機構を装備したものである。
【0076】
すなわち、第1スライドメンバ202の水平連結壁207と第2スライドメンバ203の水平連結壁233の間であって、第1スライドメンバ202の一対のボックス断面部206,206との間の空間に、第1,第2スライドメンバ202,203を相対移動させる駆動機構208が設けられている。
【0077】
駆動機構208は、第1スライドメンバ202に設けられるラック281と、第2スライドメンバ203に設けられるピニオン282と、ピニオン282を駆動するモータ283と、を備えた構成となっている。ラック281は、ラック押え金具284を介して、第1スライドメンバ202の一方のボックス断面部206の内側側壁263に取り付けられている。また、ラック281に噛合するピニオン282は、第2スライドメンバ203の水平連結壁233の上面に対して垂直に立設された駆動軸285に固定されている。また、駆動軸285はステッピングモータ等のモータ286に作動連結され、モータ286は第2スライドメンバ203の水平連結壁233下面にボルト等によって固定されている。
【0078】
このように駆動機構208の少なくとも一部を、第1スライドメンバ202の水平連結207と第2スライドメンバ203の水平連結壁233の間であって、第1スライドメンバ202の一対のボックス断面部206,206との間の空間に設ければ、駆動機構専用のスペースが不要となり、コンパクトになる。この空間に第1,第2スライドメンバ202,203間だの相対移動量を検出するセンサを取り付けることが可能である。
【0079】
その他の構成および作用については、第1の実施の形態と全く同一であるので、同一の構成部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0080】
[第5の実施の形態]
図8には本発明の第5の実施の形態に係る駆動機構付き有限転がり案内装置が示されている。
【0081】
この駆動機構付き有限転がり案内装置は、第2の実施の形態に係る有限転がり案内装置に駆動機構を装備したものである。
【0082】
すなわち、第1スライドメンバ302の水平連結壁307と第2スライドメンバ303の水平連結壁333の間であって、第1スライドメンバ302の一対のボックス断面部306,306との間の空間に、第1,第2スライドメンバ302,303を相対移動させる駆動機構308が設けられている。
【0083】
駆動機構308は、第1スライドメンバ302に設けられるラック381と、第2スライドメンバ303に設けられるピニオン382と、ピニオン382を駆動するモータ383と、を備えた構成となっている。ラック381は、ラック押え金具384を介して、第1スライドメンバ302の一方のボックス断面部306の内側側壁363に取り付けられている。また、ラック381に噛合するピニオン382は、第2スライドメンバ303の水平連結壁333の上面に対して垂直に立設された駆動軸385に固定されている。また、駆動軸385はステッピングモータ等のモータ386に作動連結され、モータ386は第2スライドメンバ303の水平連結壁333下面にボルト等によって固定されている。
【0084】
このように駆動機構308の少なくとも一部を、第1スライドメンバ302の水平連結307と第2スライドメンバ303の水平連結壁333の間であって、第1スライドメンバ302の一対のボックス断面部306,306との間の空間に設ければ、駆動機構専用のスペースが不要となり、コンパクトになる。この空間にも、第1,第2スライドメンバ02,03間の相対移動量を検出するセンサを取付け可能である。
【0085】
その他の構成および作用については、第2の実施の形態と全く同一であるので、同一の構成部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0086】
[第6の実施の形態]
図9には本発明の第6の実施の形態に係る駆動機構付き有限転がり案内装置が示されている。
【0087】
この駆動機構付き有限転がり案内装置も、第2の実施の形態に係る有限転がり案内装置に駆動機構を装備したものであるが、この実施の形態では、駆動機構としてベルト駆動機構309を装備したもので、第1,第2スライドメンバ302,303の水平連結壁307,333の閉ボックス断面部30a,333に伝動ベルト393を収納するようにしたものである。
【0088】
ベルト駆動機構309は、駆動側プーリ391と、従動側プーリ392と、駆動側および従動側プーリ391,392間に掛け回される歯付きタイミングベルト等の伝動ベルト393と、駆動側プーリ391を回転駆動するモータ394と、を備えている。
【0089】
駆動側プーリ391は第2スライドメンバ30の一端に、従動側プーリ392は前記第2スライドメンバ303の他端に取付け、伝動ベルト393を前記第2スライドメンバ303の水平連結壁333の閉ボックス断面部333a内と第1スライドメンバ302の水平連結壁307の閉ボックス断面部30a内に挿入し、伝動ベルト393の一部が固定部393aにて第1スライドメンバ302に固定されている。第2スライドメンバ30の水平連結壁333の両端部には、駆動側プーリ391および従動側プーリ392を装着するための切欠き333cが設けられている。
【0090】
そして、モータ394によって駆動側プーリ391を回転駆動することによって伝動ベルト393を回転させ、固定部393aを介して第1スライドメンバ302を第2スライドメンバ303に対して移動させる。このとき、伝動ベルト393が第1スライドメンバ302の水平連結壁307と干渉しないように、水平連結壁307の下壁には切欠き307cが設けられている。
【0091】
その他の構成は第の実施の形態と全く同一であり、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0092】
[第7の実施の形態]
図10には本発明の第7の実施の形態に係る駆動機構付き有限転がり案内装置が示されている。
【0093】
この駆動機構付き有限転がり案内装置は、第3の実施の形態に係る有限転がり案内装置に駆動機構を装備したものである。
【0094】
すなわち、第1スライドメンバ2の水平連結壁7と第2スライドメンバ3の水平連結壁33の間であって、第1スライドメンバ2の一対のボックス断面部6,6との間の空間に、第1,第2スライドメンバ2,3を相対移動させる駆動機構8が設けられている。
【0095】
駆動機構8は、第1スライドメンバ2に設けられるラック81と、第2スライドメンバ3に設けられるピニオン82と、ピニオン82を駆動するモータ83と、を備えた構成となっている。ラック81は、ラック押え金具84を介して、第1スライドメンバ2の一方のボックス断面部6の内側側壁63に取り付けられている。また、ラック81に噛合するピニオン82は、第2スライドメンバ3の水平連結壁33の上面に対して垂直に立設された駆動軸85に固定されている。駆動軸85はステッピングモータ等のモータ83に作動連結され、モータ83は第2スライドメンバ3の水平連結壁33下面にボルト・ナット等の固定具86によって固定されている。
【0096】
このように駆動機構8の少なくとも一部を、第1スライドメンバ2の水平連結7と第2スライドメンバ3の水平連結33の間であって、第1スライドメンバ2の一対のボックス断面部6,6との間の空間に設ければ、駆動機構専用のスペースが不要となり、コンパクトになる。なお、この空間にも、第1,第2スライドメンバ2,3間の相対移動量を検出するセンサを取付け可能である。
【0097】
その他の構成および作用については、第3の実施の形態と全く同一であるので、同一の構成部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1スライドメンバの左右ボックス断面部に2個づつ計4個の垂直方向の側壁が存在するので、薄肉構造の軽量の利点を生かしながら上下方向の曲げに対する剛性を増大させることができ、荷重が増大しても真直度を確保でき、安定した走行性能を維持できる。
【0099】
また、水平方向については、第1スライドメンバの左右各ボックス断面部を連結する連結部材を有し、さらに各左右ボックス断面部に水平方向に延びる上壁と下折曲壁とを有することにより、水平方向の剛性・真直度を確保できる。
【0100】
一方、第2スライドメンバについては、左右一対の垂直壁を有するので、上下方向の曲げに対する剛性が高い。また、水平方向についても、水平方向に延びる連結部材と折曲によって、水平方向の剛性・真直度を確保できる。
【0101】
第1スライドメンバのボックス断面部と連結部材を一体成形とすれば、組立工程が不要である。
【0102】
また、第2スライドメンバの左右垂直壁と連結部材についても一体成形とすれば、やはり組立工程が不要となる。
【0103】
第1,第2スライドメンバの連結部材を中空構造とすれば、メンバそのものの強度を上げて構造部材(フレーム)としての機能を持たせることができる。
【0104】
また、第1,第2スライドメンバの間であって、第1スライドメンバの一対のボックス断面部との間の空間に、第1,第2スライドメンバを相対移動させる駆動機構を設ければ、駆動機構専用のスペースが不要となり、コンパクトになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係る有限転がり案内装置を示す図である。
【図2】図2は図1の有限転がり案内装置の全体概略斜視図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施の形態に係る有限転がり案内装置を示す図である。
【図4】図4は図3の有限転がり案内装置の全体概略斜視図である。
【図5】図5は本発明の第3の実施の形態に係る有限転がり案内装置を示す図である。
【図6】図6は図5の有限転がり案内装置の全体概略斜視図である。
【図7】図7は本発明の第4の実施の形態に係る有限転がり案内装置を示す図である。
【図8】図8は本発明の第5の実施の形態に係る有限転がり案内装置を示す図である。
【図9】図9は本発明の第6の実施の形態に係る有限転がり案内装置を示す図である。
【図10】図10は本発明の第7の実施の形態に係る有限転がり案内装置を示す図である。
【図11】図11は従来の有限転がり案内装置を示す図である。
【符号の説明】
1,201,301 有限転がり案内装置
2,202,302 第1スライドメンバ
3,203,303 第2スライドメンバ
31,231,331 垂直壁
32,264,364 内向き折曲壁(内向き折曲
33,233,333 水平連結壁(連結部材)
333a 閉ボックス断面部
41〜44,241〜244,341〜344 第1〜第4ローラ
5,205,305 保持器
6,206,306 ボックス断面部
61,261,361 上壁
62,262,362 外側側壁
63,263,363 内側側壁
64,232,332 外向き折曲壁(外向き折曲
65,265,365 開口部
7,207,307 水平連結壁(連結部材)
307a 閉ボックス断面部
8,208,308,309 駆動機構

Claims (7)

  1. 1スライドメンバと、該第1スライドメンバに対して平行に相対移動自在に組み付けられる第2スライドメンバと、前記第1スライドメンバと第2スライドメンバの間に介装される転動体と、該転動体を保持する保持器と、を備え
    前記保持器が、第1スライドメンバの長さよりも短く、第1スライドメンバの長さの範囲内で第1スライドメンバに対して移動可能に構成され、かつ第2スライドメンバの長さよりも短く、第2スライドメンバの長さの範囲内で第2スライドメンバに対して移動可能に構成されることによって、第1スライドメンバと第2スライドメンバが前記保持器を介して一定の有限の長さ分だけ相対的に移動可能に構成された有限転がり案内装置において、
    前記第1スライドメンバは、所定間隔離間して互いに平行に設けられた左右一対の中空のボックス断面部と、該ボックス断面部を一体に連結する水平方向に延びる連結部材と、を備え、
    前記各ボックス断面部は、水平に延びる上壁と、該上壁両端から垂直下方に延びる左右一対の側壁と、該一対の側壁の内一方の側壁下端から他方の側壁側に向かって折曲される下折曲壁と、該下折曲壁と前記他方の側壁の間に形成される開口部と、を備え、
    前記第2スライドメンバは、前記第1スライドメンバの左右ボックス断面部の開口部からボックス断面部内に挿入される左右一対の垂直壁と、該垂直壁の上端から前記ボックス断面部の下折曲壁と上下方向に対向するように折曲される上折曲壁と、前記左右一対の垂直壁を連結する水平方向に延びる連結部材と、を備え、
    前記第2スライドメンバの上折曲壁と、前記第1スライドメンバのボックス断面部の上壁および下折曲壁との間に、前記上折曲壁を上下から挟み込むように第1,第2の転動体を介在させ、
    前記第2スライドメンバの垂直壁と、前記第1スライドメンバのボックス断面部の左右側壁との間に、前記垂直壁を左右から挟み込むように第3,第4の転動体を介在させ、
    前記第1乃至第4転動体を全て保持する保持器を前記ボックス断面部にそれぞれ収納したことを特徴とする有限転がり案内装置。
  2. 第1スライドメンバのボックス断面部と連結部材が一体成形されている請求項1に記載の有限転がり案内装置。
  3. 第2スライドメンバの左右垂直壁と連結部材が一体成形されている請求項1または2に記載の有限転がり案内装置。
  4. 第1スライドメンバの連結部材が中空構造となっている請求項1,2または3に記載の有限転がり案内装置。
  5. 第2スライドメンバの連結部材が中空構造となっている請求項1,2,3または4に記載の有限転がり案内装置。
  6. 第1スライドメンバの連結部材と第2スライドメンバの連結部材の間であって、第1スライドメンバの一対のボックス断面部との間の空間に、第1,第2スライドメンバを相対移動させる駆動機構の少なくとも一部を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載の有限転がり案内装置。
  7. 駆動機構は、第1スライドメンバに設けられるラックと、第2スライドメンバに設けられるピニオンと、該ピニオンを駆動するモータと、を備えていることを特徴とする請求項6に記載の有限転がり案内装置。
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