JP3857549B2 - ジョイステックの原点補正及び有効動作範囲の設定方法 - Google Patents

ジョイステックの原点補正及び有効動作範囲の設定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジョイステックの原点補正及び有効動作範囲の設定方法に係り、特に、操作軸を操作する度に、操作軸の原点位置を順次更新するようにしているジョイステックの原点補正及び有効動作範囲の設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ジョイステックは、ゲーム機等と組み合わせて使用するものであり、ゲーム機等の表示画面に表示される移動可能なキャラクタを、操作者の意志によって任意方向に移動することができるものである。ジョイステックは、操作者の操作によって原点位置(非操作位置)を基準とする任意角度方向に操作することができる操作軸と、操作軸の基部を揺動自在に支持し、操作軸の非操作時に操作軸を原点位置に弾性的に復帰させる揺動部材と、揺動部材に対して直交方向に配置され、前記揺動部材の揺動位置に応じて抵抗値が調整され、抵抗値の調整による可変電圧を出力する2つの可変分圧器とを備える入力装置、及び、2つの可変分圧器の出力可変電圧を別個に検出する検出部と、予設定電圧を記憶している記憶部と、操作軸の揺動角度に対応した位置情報を出力する情報発生部とを備える制御装置とを備えている。
【0003】
そして、既知のジョイステックは、入力装置において、操作者が操作軸を手動操作し、操作軸を任意角度方向に揺動させると、操作軸を支持している揺動部材が操作軸の揺動に伴って揺動し、揺動部材の揺動角度に対応して2つの可変分圧器の抵抗値が調整され、それらの可変分圧器の出力可変電圧が変動する。また、制御装置において、変動した出力可変電圧が検出部で検出され、位置情報発生部に供給されると、位置情報発生部が操作軸の揺動角度に対応した位置情報を形成し、形成した位置情報をゲーム機等の制御部に制御信号として供給する。
【0004】
ここで、図5(a)乃至(c)は、既知のジョイステックにおける入力装置の構成の一例を示すもので、(a)は斜視図、(b)はX−Z平面の断面図、(c)はY−Z平面の断面図である。
【0005】
図5(a)乃至(c)に示されるように、入力装置50は、箱型のハウジング51と、ハウジング51のY軸方向の一方の側面に装着された第1可変抵抗器52と、ハウジング51のX軸方向の一方の側面に装着された第2可変抵抗器53と、一端部がハウジング51内からZ軸方向に突出し、一端部を手動操作することにより原点位置(基準位置)から適宜揺動する操作軸54と、操作軸54の他端部を支持し、延長した第1及び第2の端部がハウジング51に回動自在に軸止され、第1の端部が第1可変抵抗器52の可動部に結合された支持体55と、操作軸54及び支持体55に挿通され、操作軸54を支持体55に揺動可能に支持する支軸56と、操作軸54の中間部分が挿通し、延長した第1及び第2の端部がハウジング51に回動自在に軸止され、第1の端部が第2可変抵抗器53にの可動部に結合された揺動部材57と、支持体55の位置規制部材55Dの下部に当接配置されるバネ受け部58と、バネ受け部58の下部に配置され、バネ圧によってバネ受け部58を上側(位置規制部材55D側)に押圧する圧縮バネ59とを備えている。
【0006】
そして、入力装置50の操作時には、操作者が操作軸54の突出した一端部を任意方向に任意角度量だけ傾倒操作すると、その傾倒操作方向及び任意角度量に従って支持体55及び/または揺動部材57が回動する。また、バネ受け部58は位置規制部材55Dに押圧されて下方に移動する。このとき、支持体55の回動によって、その第1の端部に結合された第1可変抵抗器52が回動して第1分圧抵抗器52の抵抗値が変化し、揺動部材57の回動によって、その第1の端部に結合された第2可変抵抗器53が回動して第2可変抵抗器53の抵抗値が変化する。制御装置(図5に図示なし)は、第1可変抵抗器52の抵抗値の変化により得られる出力可変電圧、及び、第2可変抵抗器53の抵抗値の変化により得られる出力可変電圧をそれぞれで検出し、検出した可変電圧を用いて操作軸54の傾倒操作方向及び任意角度量に対応した位置情報を形成する。この場合、操作者が操作軸54の一端部の傾倒操作を停止すると、圧縮バネ59のバネ圧によってバネ受け部58を上側(位置規制部材55D側)に押圧し、バネ受け部58の上面が支持体55の位置規制部材55Dの山型頂上部分に彈接するので、操作軸54は自動的に立設状態になり、操作前の原点位置(基準位置)に復帰する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記既知のジョイステックは、入力装置50を構成している各種部品の構成精度や、第1及び第2可変抵抗器52、53をハウジング51に取り付ける際の取付精度のバラツキ、各種部品を組立てる際の組立て精度のバラツキ等により、操作軸54の非操作時における原点位置(基準位置)を表す原点座標値にバラツキが発生するようになる。原点座標値にバラツキが発生した場合には、操作軸54の有効調整範囲にもバラツキが発生し、入力装置50の操作性能に差を生じるようになる。そして、入力装置50の操作性能に差を生じた場合には、操作軸54の操作角度位置と操作軸54の操作時に得られる位置情報との間に相違が生じていることから、入力装置50によっては、操作者の操作上の感覚が異なり、操作者に違和感を与えることになる。
【0008】
ジョイステックにおけるこのような操作上の不具合を除くため、操作軸54の非操作時における第1及び第2可変抵抗器52、53の出力可変電圧の基準値、例えば50%をそのままゼロ角度電圧(基準電圧)として用いずに、所定の調整形態に従って調整したゼロ角度電圧(基準電圧)を用いるようにしたジョイステックの原点補正手段が既に幾つか提案されている。
【0009】
前記提案によるジョイステックの原点補正手段の例としては、以下に述べる第1乃至第3の手段がある。その第1の手段においては、操作軸54が非操作状態にあるとき、基準用可変抵抗器を準備し、基準用可変抵抗器の中立位置における出力電圧をゼロ角度電圧(基準電圧)に設定しているものであり、その第2の手段においては、中立位置にした状態において制御装置の電源投入時に得られる第1可変抵抗器52の出力可変電圧と第2可変抵抗器53の出力可変電圧とをゼロ角度電圧(基準電圧)に設定しているものであり、その第3の手段においては、基準電圧の設定に際して操作軸を最大に倒して、時計回りあるいは反時計回りに回転させ、第1可変抵抗器52の出力可変電圧と第2可変抵抗器53の出力可変電圧のそれぞれの最大電圧と最小電圧との平均値をゼロ角度電圧(基準電圧)に設定しているものである。
【0010】
前記ジョイステックの原点補正手段は、いずれも、原点補正手段を備えていないジョイステックと比べると、ジョイステックの入力装置50の出力バラツキによる操作性能の差が少なくなり、操作者の操作上の感覚が良好になるものであるが、それでも得られたゼロ角度電圧(基準電圧)に若干のバラツキを生じていたり、操作軸の有効調整範囲にバラツキを生じていたり、調整が容易にできなかったりすることがある。また、可変抵抗器の中立位置の電圧値が、例えば出力電圧比55%というように基準出力電圧比の50%からずれていた場合、特定の方向に操作軸を末端まで傾倒させた場合は55%の範囲変化し、前記操作軸を挾んだ前記特定の方向と反対側に前記操作軸を傾倒させた場合は100−55=45%の範囲だけ変化するもので、いわゆる有効動作範囲が異なっていることにより、互いに反対方向への操作性が異なって操作性が悪くなるという問題があった。
【0011】
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、動作初期時に生じる操作軸の原点位置のバラツキを、操作軸を操作する度に順次補正するようにして正確な原点位置を得るとともに有効動作範囲もこれに伴って変更するようにしたジョイステックの原点補正及び有効動作範囲の設定方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によるジョイステックの原点補正及び有効動作範囲の設定方法は、操作軸、操作軸を揺動自在に支持する支持体、操作軸の非操作時に操作軸を原点位置に弾性復帰させる弾性部材、操作軸に対して直交したX軸及びY軸方向に配置され、操作軸の揺動位置に対応して抵抗値が調整される2つの可変分圧器をそれぞれ備える入力装置と、2つの可変分圧器の出力電圧比を検出する検出部、2つの可変分圧器の有効調整範囲に基づいて予設定した最小出力電圧比及び最大出力電圧比を記憶する記憶部、操作軸の揺動位置を表す位置情報を出力する情報発生部をそれぞれ備える制御装置とからなり、所定インターバルで原点位置の補正及び補正した原点位置に対応した有効動作範囲の設定を行うものであって、ジョイステックの電源投入時に、X軸及びY軸方向別に、記憶部に記憶している予設定した最小出力電圧比及び最大出力電圧比を用いて操作軸の初期原点位置及び初期原点位置を通る初期角度対電圧特性を算出する第1処理工程と、操作軸を揺動した時に、X軸及びY軸方向別に、2つの可変分圧器の出力電圧比の最大値及び最小値の平均値を求めて操作軸の新たな原点位置を算出し、算出した新たな原点位置に対応する新たな角度対電圧特性を算出する第2処理工程と、操作軸の揺動に伴って新たな原点位置を基準とした新たな有効動作範囲を設定する第3処理工程と、この第2処理工程及び第3処理工程を一定のインターバルで繰返し実行する第4処理工程とを経ることにより原点位置の補正及び有効動作範囲の設定を行う手段を具備する。
【0013】
前記手段によれば、ジョイステックの電源投入時に、記憶部から読み出した予設定出力電圧比の最小値及び最大値を用いて操作軸の初期時の原点位置及びその原点位置を通る角度対電圧特性を算出し、次いで、操作軸が揺動されたとき、X軸及びY軸方向別に、出力電圧の最大値及び最小値の平均値を求めて操作軸の新たな原点位置を算出補正し、その後、一定のインターバルが経過する度に、前の場合と同様に、X軸及びY軸方向別に、出力電圧比の最大値及び最小値の平均値から操作軸の最新の原点位置を算出補正し、また、原点位置の算出補正に伴って有効動作範囲を算出補正するようにしているもので、一定のインターバルが経過する度に操作軸の原点位置の算出値及び有効動作範囲の算出値が補正され、正確な原点位置が算出補正されるとともに、正確な原点位置の算出補正に基づいて有効動作範囲も正確な範囲が算出設定されるので、有効動作範囲にバラツキが生じることがなく、操作者の操作上の感覚が異なったり、操作者に違和感を与えることがなくなる。
【0014】
また、前記手段における第2処理工程は、前回算出した原点位置と今回算出した原点位置との差に基づいて新たな原点位置を通る新たな角度対電圧特性を算出し、設定した新たな角度対電圧特性を用いて新たな最大電圧動作点及び新たな最小電圧動作点を決定する工程を含んでいるものである。
【0015】
このような構成にすれば、算出した初期時の原点位置と新たな原点位置の差に基づいて新たな原点位置を通る新たな角度対電圧特性を算出し、その後、一定のインターバルが経過する度に、前の場合と同様に、X軸及びY軸方向別に、出力電圧比の最大値及び最小値の平均値から操作軸の最新の原点位置を算出し、算出した前回の原点位置と最新の原点位置の差に基づいて最新の原点位置を通る最新の角度対電圧特性を決定するようにしているので、原点位置のバラツキが補正されると同時に有効調整範囲のバラツキが補正され、前記手段よりもさらに操作者の操作上の感覚の異なりや操作者に違和感を与えることがなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明によるジョイステックの原点補正方法の1つの実施の形態を示すもので、その要部構成を示すブロック図である。
【0018】
図1に示されるように、この実施の形態によるジョイステックは、入力装置(IN)1と制御装置(CPU)2とを備え、制御装置(CPU)2にゲーム機11が接続されている。この場合、入力装置1は、図5(a)乃至(c)に示されるような構成を有するものであって、図1にはその構成の中の第1可変抵抗器31 と第2可変抵抗器32 と第1直流電源41 と第2直流電源42 だけが図示されている。制御装置2は、アナログ−デジタル変換部(A/D)5と、制御部6と、基準メモリ7と、書替メモリ8と、電圧領域決定部9と、デジタル−アナログ変換部(D/A)10とを備える。また、ゲーム機11は、主制御部12を備えている。
【0019】
そして、入力装置1において、第1可変抵抗器31 は、一端に第1直流電源41 の正極端子が接続され、他端に第1直流電源41 の負極端子が接続され、出力端子が制御装置2のアナログ−デジタル変換部5の第1入力端に接続される。第2可変抵抗器32 は、一端に第2直流電源42 の正極端子が接続され、他端に第2直流電源42 の負極端子が接続され、出力端子が制御装置2のアナログ−デジタル変換部5の第2入力端に接続される。制御装置2において、アナログ−デジタル変換部5は、出力端が制御部6の入力端に接続される。制御部6は、第1制御端が基準メモリ7に接続され、第2制御端が書替メモリ8に接続され、出力端が電圧領域決定部9の入力端に接続される。電圧領域決定部9は、出力端がデジタル−アナログ変換部10の入力端に接続される。デジタル−アナログ変換部10は、制御端が書替メモリ8に接続され、出力端がゲーム機11の主制御部12に接続される。
【0020】
ここで、図2は、図1に図示のジョイステックに用いられる可変抵抗器の各々が示す角度と出力電圧との関係の一例を示す特性図であり、いずれの値も基準値を示したものである。
【0021】
図2において、第1番目(1)の数値列は、操作軸の傾倒に伴って回転する可変抵抗器の末端からの動作角度(度)を示すものであり、第2番目(2)の数値列は、操作軸の中央位置における可変抵抗器の動作角度の中点を0度としたときの動作角度(度)、すなわち振分け角度を示すものであって、図5のX軸方向あるいはY軸方向に操作軸を傾倒させた場合の中立位置からの傾倒角度に相当し、本例の場合は第1番目(1)の数値列に−30.55を加えた数値列である。第3番目(3)の数値列は、印加電圧にVccに対する動作角度毎の出力電圧Voの電圧比(%)の基準値を示すもので、この出力電圧比Vrは、本例の場合、可変抵抗器が61度回転する際に、印加電圧に対する出力電圧比が0%から100%まで直線的に変化するように設定しているので、可変抵抗器の末端からの動作角度をθとしたとき、(θ/61)×100(%)で表される。また、第4番目(4)の数値列は、全動作角度の中点位置がプラス(+)方向に12%変移したときの動作角度毎の出力電圧比(%)を示すものであり、第5番目(5)の数値列は、全動作角度の中点位置がマイナス(−)方向に12%変移したときの動作角度毎の出力電圧比(%)を示すものであり、本例において基準電圧が最大にずれた場合の動作角度毎の出力電圧比を示す。すなわち、本例における各種部品の精度や組立て精度のバラツキは、最大で出力電圧比の12%に相当する寸法であり、可変抵抗器の動作角度に対する出力電圧比の変化率は、これらのバラツキに殆ど影響されないため、第4番目(4)の数値列は、第3番目(3)の数値列に12%を加算したものであり、第5番目(5)の数値列は、第3番目(3)の数値列から12%を減算したものである。ただし、第4番目(4)の数値列及び第5番目(5)の数値列は、100%以上の数値を100%、0%以下の数値を0%としている。また、本例の場合、実際上、操作軸は、中立位置から25度の範囲内でしか傾倒できないようにストッパ等により規制されており、動作角度における5.55(度)から55.55(度)までの範囲内が可変抵抗器の有効調整範囲であって、その有効調整範囲に対応する出力電圧比9.1(%)から90.9(%)までの範囲内が操作軸を傾倒した際の可変抵抗器の有効出力電圧比範囲の設計基準値である。
【0022】
また、図3は、図2に図示された第2番目(2)乃至第5番目(5)の数値列の間の関係を特性曲線として表した特性図である。
【0023】
図3において、横軸は度で表した動作角度の振分け角度、縦軸は%で表した出力電圧比であって、特性曲線aは、動作角度の中点位置が変移しないときの振分け角度と出力電圧比との関係を示す曲線、特性曲線bは、動作角度の中点位置がプラス(+)方向に12%変移したときの振分け角度と出力電圧比との関係を示す曲線、特性曲線cは、動作角度の中点位置がマイナス(−)方向に12%変移したときの振分け角度と出力電圧比との関係を示す曲線である。
【0024】
図3に示されるように、動作角度の振分け角度は、振分け角度0度を中点とした50度の範囲、すなわち0度に対してプラス(+)側25度からマイナス(−)側25度に至る範囲が有効調整範囲に設定されており、出力電圧比は、有効調整範囲に対応する出力電圧比50%を中心とした81.8%の範囲、すなわち90.9%から9.1%に至る範囲が有効出力電圧比範囲に設定されている。また、振分け角度0度を中点とした20度の範囲、すなわち0度に対してプラス(+)側20度からマイナス(−)側20度に至る範囲が有効動作範囲に設定されており、出力電圧比50%を中心とした65.4%の範囲、すなわち82.7%から17.3%に至る範囲が有効動作範囲に設定されている。ここにおいて、有効出力電圧比範囲の意味は、操作軸を傾倒させた場合に取り得る値の範囲を示すものであり、有効動作範囲の意味は、その範囲を超えた値が出力されてもその範囲の最大値と判断し、また、その範囲より小さい値が出力されてもその範囲の最小値と判断する範囲を示すものである。
【0025】
ところで、操作軸の中立状態を基準として可変抵抗器の出力電圧比が基準値、すなわち50%からプラス(+)方向に12%変移しているような特性曲線bを示す可変抵抗器、あるいは、50%からマイナス(−)方向に12%変移しているような特性曲線cを示す可変抵抗器を、その有効動作範囲を特性曲線aで設定した値から変更しない状態でジョイステックに用いた場合は、中点位置から有効動作範囲の最大値に至るまでの電圧の変化分と、中点位置から有効動作範囲の最小値に至るまでの電圧の変化分とが異なっているため、操作軸の中立位置における出力電圧比を基準電圧とするだけでは、プラス(+)方向に最大に操作軸を傾倒させた場合と、マイナス(−)方向に最大に操作軸を傾倒させた場合におけるキャラクタの移動速度が異なるようになり、操作性が悪くなってしまう。
【0026】
この実施の形態によるジョイステックの原点補正及び有効動作範囲の設定方法は、可変抵抗器の中点位置が最大変位限界内にあった場合に、ジョイステックの原点位置をその中点位置に固定して使用するものでなく、実使用に伴って一定のインターバルで得られるデータを用いて前回の中点位置を順次新たな中点位置に補正し、また、この中点位置の補正に合わせて有効動作範囲も変更することにより、ジョイステックを操作する操作者の操作上の感覚が異なったり、操作時に操作者に違和感を与えることをなくすようにしているもので、次のような動作経緯により中点位置の補正及び有効動作範囲の設定を行っているものである。
【0027】
図4は、図1に図示されたジョイステックの動作経緯を示すフローチャートであり、このフローチャートを用いてこの実施の形態によるジョイステックの原点補正方法について説明する。
【0028】
始めに、ステップS1において、ジョイステックに電源が投入され、入力装置1及び制御装置2の各部が動作可能状態になる。
【0029】
次に、ステップS2において、制御部6は、基準メモリ7に予め設定記憶されている出力電圧比、例えば、入力装置1の操作軸(図1に図示なし)を−25度転倒した際に取り得る出力電圧比の最大値、換言すると、特性曲線bにおける振分け角度が−25度のときの出力電圧比である21.1%を読み出し、その出力電圧比21.1%を書替メモリ8に書き込む。
【0030】
次いで、ステップS3において、制御部6は、基準メモリ7に予め設定記憶されている出力電圧比、例えば、操作軸を+25度転倒した際に取り得る出力電圧比の最小値、換言すると、特性曲線cにおける振分け角度が+25度のときの出力電圧比である78.9%を読み出し、その出力電圧比78.9%を書替メモリ8に書き込む。
【0031】
続く、ステップS4において、制御部6は、ステップS2及びステップS3で読み出し、書替メモリ8に書き込んだ最大出力電圧比と最小出力電圧比の和の平均値(21.1+79.9)/2=50(%)を求め、1回目の原点位置を設定する。また、1回目の原点位置が設定されたとき、全動作角度61.1を用いて100/61.1=1.637を求め、角度対電圧特性の傾斜を算出し、1回目の原点位置を通る角度対電圧特性を設定し、また、有効動作範囲として50−(1.63×20)=17.3(%)から50+(1.63×20)=82.7(%)までを電圧領域決定部9で設定し、設定した有効動作範囲をデジタル−アナログ変換部10でデジタル信号に変換した後、書替メモリ8に供給し、そこに書き込む。なお、この角度対電圧特性は、原点位置の50%の両側にそれぞれ7.5%の範囲の不感帯が設定されており、中立位置における操作軸の多少のガタつきによって、あるいは、誤って操作軸に触れただけでは、キャラクタ等が画面上を移動しないようにしている。これらの設定が行われたことにより、初期設定工程である第1処理工程が終了する。
【0032】
次に、ステップS5において、制御部6は、操作者がの操作軸を操作した際に第1可変抵抗器31 及び第2可変抵抗器32 から出力された電圧をアナログ−デジタル変換部5を通してデジタル信号として取得する。
【0033】
次いで、ステップS6において、制御部6は、第1可変抵抗器31 からの出力電圧に基づいてその最小値である最小出力電圧比、例えば、10.0%を取得する。
【0034】
続いて、ステップS7において、制御部6は、第1可変抵抗器31 からの出力電圧に基づいてその最大値である最大出力電圧比、例えば、81.0%を取得する。
【0035】
続く、ステップS8において、制御部6は、ステップS6で取得した最小出力電圧比が初期設定した最小出力電圧比21.1%よりも小さいか否かを判断する。そして、最小出力電圧比が21.1%よりも小さい場合は操作軸が−25度に傾倒あるいはそれに近い状態まで傾倒されたものと判断し、書替メモリ8を10.0%に書き替える。一方、最小出力電圧比が初期設定した21.1%よりも小さくない場合は操作軸の傾倒角度が少ないものと判断し、書替メモリ8の書き替えを行わない。また、制御部6は、ステップS7で取得した最大出力電圧比が初期設定した78.9%よりも大きいか否かを判断する。そして、最大出力電圧比が78.9%よりも大きい場合は操作軸が+25度に傾倒あるいはそれに近い状態まで傾倒されたものと判断し、書替メモリ8を81.0%に書き替える。一方、最大出力電圧比が初期設定した78.9%よりも大きくない場合は操作軸の傾倒角度が少ないものと判断し、書替メモリ8の書き替えは行わない。そして、制御部6は、書替メモリ8に書き込まれた最小出力電圧比と最大出力電圧比の和の平均値(10.0+81.0)/2=45.5(%)を求め、X軸方向の原点位置を設定する。
【0036】
次に、ステップS9において、制御部6は、第1可変抵抗器31 に対するステップS5乃至ステップS8で行っている動作と同じ動作を第2可変抵抗器32 について実行する。この場合、第2可変抵抗器32 についての動作は第1可変抵抗器31 で行った前記動作と同じであるので、この動作についてはこれ以上の説明を省略する。
【0037】
次いで、ステップS10において、制御部6は、1回目のX軸方向の原点位置50.0%と、今回のX軸方向の原点位置45.5%との差50.0−45.5=4.5(%)に基づき、X軸方向の原点位置を前の原点位置からプラス(+)方向に4.5%だけシフトした位置に設定する。そして、今回、X軸方向の原点位置が設定されると、この原点位置を通る角度対電圧特性を同様にプラス(+)方向に4.5%分だけシフトした状態に設定する。なお、シフトして設定した角度対電圧特性においても、出力電圧比の原点位置の両側にそれぞれ7.5%の範囲の不感帯が設定される。
【0038】
続く、ステップS11において、制御部6は、ステップS10で行ったのと同様の設定をY軸方向についても行い、Y軸方向の原点位置の設定、角度対電圧特性の設定、不感帯の設定を行う。これらの設定を行ったことにより、最初の第2処理工程が終了する。
【0039】
また、ステップS12において、電圧領域設定部9は、今回設定したX軸方向の原点位置45.5%と角度対電圧特性の傾斜1.637とを用い、45.5−(1.637×20)=12.76(%)を算出してX軸方向の有効動作範囲の最小電圧比を設定する。
【0040】
次に、ステップS13において、電圧領域設定部9は、今回設定したX軸方向の原点位置45.5(%)と角度対電圧特性の傾斜1.637とを用い、45.5+(1.637×20)=78.23(%)を算出してX軸方向の有効動作範囲の最大電圧比を設定する。
【0041】
次いで、ステップS14において、制御部6は、ステップS12で行ったのと同様の設定をY軸方向についても行い、Y軸方向の有効動作範囲の最小電圧比を設定する。
【0042】
続いて、ステップS15において、制御部6は、ステップS13で行ったのと同様の設定をY軸方向についても行い、Y軸方向の有効動作範囲の最大電圧比を設定する。
【0043】
そして、ステップS14及びステップS15で設定されたX軸方向の有効出力電圧比範囲の最小電圧比及び最大電圧比、Y軸方向の有効出力電圧比範囲の最小電圧比及び最大電圧比、それに有効動作範囲の最小電圧比及び最大電圧比は、デジタル/アナログ変換部10によりデジタル信号に変換された後、書替メモリ8に供給され、ステップS4を実行したことにより、それまで記憶されていた有効出力電圧比範囲、有効動作範囲の最小電圧比及び最大電圧比に代わって、新たな有効出力電圧比範囲、有効動作範囲の最小電圧比及び最大電圧比が記憶される。
【0044】
また、可変抵抗器の出力信号及び原点位置信号、有効出力電圧比範囲、有効動作範囲の信号データは、デジタル−アナログ変換部10を通してゲーム機の主制御部12に供給される。主制御部12は、供給された出力信号が有効動作範囲内にあるか否かを判断し、有効動作範囲内にある場合は出力信号との差出力を求め、一方、有効動作範囲外にある場合は有効動作範囲の最大電圧比あるいは最小電圧比を可変抵抗器の出力信号と見做して原点信号との差出力を求め、既知のこの種のジョイステックで行なわれているのと同様に、その時点に得られた差出力に基づき、ゲーム機11の表示部(図1に図示なし)に表示されるキャラクタをX方向及びY方向に適宜移動させる。
【0045】
この後、ステップS16において、制御部6は、ジョイステックの電源が切断されたか否かを判断する。そして、ジョイステックの電源が既に切断されたと判断した(Y)ときはこの一連の動作を終了させ、一方、ジョイステックの電源が未だ切断されていないと判断した(N)ときは前のステップS5に戻り、前回ステップS5乃至S15の各動作が行われてから、一定のインターバル、例えば1秒が経過した後、再びステップS5以降の動作が繰り返し実行され、第3処理工程に進む。
【0046】
なお、次回にジョイステックに電源が投入されたとき、ステップS1から動作を開始するようにしてもよいが、ジョイステックが決められた場合、そのジョイステックにおける各種のバラツキは固有の値を示すことが多いので、ステップS5から動作を開始するようにしてもよい。
【0047】
また、本例においては、有効動作範囲が原点位置に対してプラス(+)20度からマイナス(−)20度の範囲になるように設定しているが、本発明における有効動作範囲はそれらの角度範囲に設定する場合に限定されるものでなく、プラス(+)側とマイナス(−)側のバランスが取れていれば、他の角度範囲に設定するようにしてもよい。
【0048】
この場合、本例においては、ステップS1乃至ステップS3で行った処理によって基準メモリに予め設定記憶した値に基づいて原点位置を設定している。このため、電源投入時に得られた出力電圧比を用いて原点位置を設定した場合には、操作軸が傾いた状態で電源が投入されたとき、原点位置が大きく狂ってしまうことがあるが、前述のような原点位置の設定を行えばこのような事態が生じることはない。
【0049】
また、本例においては、ステップS8において、操作軸の操作に伴って出力される値の最小値あるいは最大値が初期設定値よりも小さいかあるいは大きいかを判断して書替メモリ8の書き込み値を書き替えているので、原点位置が大きく狂ってしまうことはない。
【0050】
さらに、本例においては、ステップS2またはステップS3において初期設定値を前記バラツキがあった場合の最小値あるいは最大値としているので、順次正規の値に近づけることが可能になるだけでなく、その場合の書替メモリ8の書き込みの回数を少なくすることができ、操作軸が末端まで操作されたとき確実に更新される。
【0051】
また、本例においては、初期時にある程度信頼性のある基準点を仮設定し、操作に伴って順次基準点が更新され、ある程度の時間操作すれば、末端位置まで操作されるようになるものと考えられる。よって、基準点の設定を行うために、特別な操作を行う必要はなく、しかも、初期時において実使用上大きな問題に遭遇することなく、使用に伴って基準点の精度を順次高めて行くことができるものである。
【0052】
さらに、本例においては、基準点が再設定されることに伴って有効動作範囲を変更しているので、プラス(+)方向とマイナス(−)方向に対する、例えばキャリアの最大移動速度を揃えることができる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、ジョイステックの電源投入時に、記憶部から読み出した予設定出力電圧比の最小値及び最大値を用いて操作軸の初期時の原点位置及びその原点位置を通る角度対電圧特性を算出し、次いで、操作軸が揺動されたとき、X軸及びY軸方向別に、出力電圧の最大値及び最小値の平均値を求めて操作軸の新たな原点位置を算出し、その後、一定のインターバルが経過する度に、前の場合と同様に、X軸及びY軸方向別に、出力電圧比の最大値及び最小値の和の平均値から操作軸の最新の原点位置を算出するようにし、これを基準にして有効動作範囲を設定しているので、一定のインターバルが経過する度に操作軸の原点位置の算出値が補正され、正確な原点位置の算出値を得ることができるもので、得られた原点位置の算出値や有効調整範囲にバラツキが生じることがなくなり、操作者の操作上の感覚が異なったり、操作者に違和感を与えることがなくなるという効果がある。
【0054】
また、請求項2に記載の発明によれば、算出した初期時の原点位置と新たな原点位置の差に基づいて新たな原点位置を通る新たな角度対電圧特性を算出し、その後、一定のインターバルが経過する度に、X軸及びY軸方向別に、出力電圧比の最大値及び最小値の平均値の和から操作軸の最新の原点位置を算出し、算出した前回の原点位置と最新の原点位置の差に基づいて最新の原点位置を通る最新の角度対電圧特性を決定するようにしているので、原点位置のバラツキが補正されると同時に有効調整範囲のバラツキが補正され、請求項1に記載の発明よりもさらに操作者の操作上の感覚の異なりや操作者に違和感を与えることがなくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるジョイステックの原点補正方法の1つの実施の形態を示すもので、その要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に図示のジョイステックに用いられる可変抵抗器が示す角度と出力電圧との関係の一例を示す特性図である。
【図3】図2に図示された(1)乃至(5)の数値列の間の関係を特性曲線として表した特性図である。
【図4】図1に図示されたジョイステックの動作経緯を示すフローチャートである。
【図5】既知のジョイステックにおける入力装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 入力装置(IN)
2 制御装置(CPU)
1 第1可変抵抗器
2 第2可変抵抗器
1 第1直流電源
2 第2直流電源
5 アナログ−デジタル変換部(A/D)
6 制御部
7 基準メモリ
8 書替メモリ
9 電圧領域決定部
10 デジタル−アナログ変換部(D/A)
11 ゲーム機
12 主制御部

Claims (3)

  1. 操作軸、前記操作軸を揺動自在に支持する支持体、前記操作軸の非操作時に前記操作軸を原点位置に弾性復帰させる弾性部材、前記操作軸に対して直交したX軸及びY軸方向に配置され、前記操作軸の揺動位置に対応して抵抗値が調整される2つの可変分圧器をそれぞれ備える入力装置と、前記2つの可変分圧器の出力電圧比を検出する検出部、前記2つの可変分圧器の有効調整範囲に基づいて予設定した最小出力電圧比及び最大出力電圧比を記憶する記憶部、前記操作軸の揺動位置を表す位置情報を出力する情報発生部をそれぞれ備える制御装置とからなり、所定インターバルで原点位置の補正及び補正した原点位置に対応した有効動作範囲の設定を行うジョイステックの原点補正及び有効動作範囲の設定方法であって、前記ジョイステックの電源投入時に、前記X軸及びY軸方向別に、前記記憶部に記憶している予設定した最小出力電圧比及び最大出力電圧比を用いて前記操作軸の初期原点位置及び前記初期原点位置を通る初期角度対電圧特性を算出する第1処理工程と、前記操作軸を揺動した時に、前記X軸及びY軸方向別に、前記2つの可変分圧器の出力電圧比の最大値及び最小値の平均値を求めて前記操作軸の新たな原点位置を算出し、算出した新たな原点位置に対応する新たな角度対電圧特性を算出する第2処理工程と、前記操作軸の揺動に伴って前記新たな原点位置を基準とした新たな有効動作範囲を設定する第3処理工程と、この第2処理工程及び第3処理工程を一定のインターバルで繰返し実行する第4処理工程とを経ることにより原点位置の補正及び有効動作範囲の設定を行うことを特徴とするジョイステックの原点補正及び有効動作範囲の設定方法。
  2. 前記第2処理工程は、前回算出した原点位置と今回算出した原点位置との差に基づいて得られた新たな原点位置を通る新たな角度対電圧特性を算出し、算出した新たな角度対電圧特性を用いて新たな最大電圧動作点及び新たな最小電圧動作点を決定する工程を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のジョイステックの原点補正及び有効動作範囲の設定方法。
  3. 前記制御装置から出力される位置情報は、前記X軸及びY軸方向別に、前記原点位置を表す原点座標値に対して前記2つの可変分圧器で検出した出力電圧比が示す座標値の変位状態に基づいて設定されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のジョイステックの原点補正及び有効動作範囲の設定方法。
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