JP2000322188A - ポインティングデバイス及び当該ポインティングデバイスを備えるコンピュータ - Google Patents

ポインティングデバイス及び当該ポインティングデバイスを備えるコンピュータ

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JP2000322188A
JP2000322188A JP13123999A JP13123999A JP2000322188A JP 2000322188 A JP2000322188 A JP 2000322188A JP 13123999 A JP13123999 A JP 13123999A JP 13123999 A JP13123999 A JP 13123999A JP 2000322188 A JP2000322188 A JP 2000322188A
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Kazuo Hajima
一夫 羽島
Manabu Uchisawa
学 内澤
Masashi Okabe
正志 岡部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作量とポインタの移動量との関係が掴み易
く、小型で携帯型の情報機器に適したポインティングデ
バイスを提供する。 【解決手段】 本発明のポインティングデバイスは、所
定の領域内を移動可能な操作部と、上記所定の領域内に
おける操作部の位置を検出する位置検出手段と、上記位
置検出手段により検出される操作部の移動方向及び移動
量に基づいて上記画面に表されたポインタの移動方向及
び移動量を設定し、設定したポインタの移動方向及び移
動量を表す移動制御信号を出力する演算手段と、上記位
置検出手段により操作部が移動可能領域の外縁部のある
点(以下、第1点という)に到達したことを検出した場
合、当該操作部が上記第1点から離れた後の一定時間t
1の間、上記演算手段にポインタの移動量0を表す移動
制御信号を出力させる制御部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータのデ
ィスプレイに表されるポインタの位置を制御するポイン
ティングデバイスであって、特に携帯型の情報機器に適
したポインティングデバイス及び当該ポインティングデ
バイスを備えるコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータのディスプレイ
に表されるポインタの位置を制御するデバイスとして種
々のポインティングデバイスが知られている。
【0003】図16は、マウスパッド101上でのスラ
イド移動の軌跡に従ってディスプレイ上のポインタの位
置を制御するマウス100を示す。マウス100は、該
マウスの移動方向及び移動量が、ディスプレイ上のポイ
ンタの移動方向及び移動量に直接対応するため操作の実
感が掴み易く、比較的容易に操作を習熟できるといった
利点を持つ。このため、マウス100は、デスクトップ
機等の多くのコンピュータに採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記マウス1
00は、その使用に際してマウス100をスライド移動
させるマウスパッド101が必要であり、ある程度の空
間を必要とする。このため、携帯型の情報機器には向い
てない。
【0005】図17は、ポインティングデバイスとして
タッチパッド111を備えるノート型のコンピュータ1
10を示す斜視図である。タッチパッド111は、パッ
ド上の指先の軌跡に従ってディスプレイ上のポインタの
位置を制御する。当該タッチパッド111は、小型であ
るため図示するようなノート型のコンピュータに多く採
用されている。しかし、タッチパッド111は、上記マ
ウスパッド101に比べて、パッド面積、即ち、指先の
移動可能な領域が狭い。このため、パッド上での指先の
移動量に対応するポインタの移動量が少なく設定されて
いる場合、ディスプレイ上で所望する位置にポインタを
移動させるのにパッド上を同じ方向に何度も指でなぞる
ことが必要となり、操作性が悪い。他方、パッド上での
指先の移動量に対応するポインタの移動量が大きく設定
すると、指先が僅かに動いただけでポインタの位置が大
きく変わってしまう。この場合、所望する位置にポイン
タを正確に移動させるのが難しくなる。
【0006】図18は、ポインティングデバイスとして
スティック状の操作棒121を備えるノート型のコンピ
ュータ120を示す斜視図である。当該スティック状の
操作棒121は、操作者の指先によって押された方向に
ポインタの位置を所定の速度で移動させる。当該操作棒
121は、上記タッチパッド111と同様に、小型であ
るためノート型のコンピュータに採用されることが多
い。しかし、当該操作棒121は、上記マウス100及
びパッド111と異なりポインタの移動速度を制御する
ことはできないため、迅速にポインタを移動させること
ができない。なお、操作棒121の押す力に応じてポイ
ンタの移動速度を制御することも考えられるが、上記操
作棒121の押す力とポインタの移動速度との関係が掴
みにくく、所望の位置にポインタを迅速かつ正確に移動
させるのが難しい。
【0007】本発明の目的は、操作量とポインタの移動
量との関係が掴み易く、小型で携帯型の情報機器に適し
たポインティングデバイス及び当該ポインティングデバ
イスを備えるコンピュータを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のポインテ
ィングデバイスは、コンピュータの備えるディスプレイ
画面に表示されるポインタの位置を制御する移動制御信
号を出力するポインティングデバイスであって、所定の
領域内を移動可能な操作部と、上記所定の領域(以下、
可動領域という)内における操作部の位置を検出する位
置検出手段と、上記位置検出手段により検出される操作
部の移動方向及び移動量に基づいて上記画面に表された
ポインタの移動方向及び移動量を設定し、設定したポイ
ンタの移動方向及び移動量を表す移動制御信号を出力す
る演算手段と、上記位置検出手段により操作部が上記可
動領域の外縁部上の点(以下、第1点という)に到達し
たことを検出した場合、操作部が第1点から離れた後の
一定時間t1の間、上記演算手段にポインタの移動量0
を表す移動制御信号を出力させる制御部とを備えること
を特徴とする。
【0009】本発明の第2のポインティングデバイス
は、上記第1のポインティングデバイスであって、上記
制御部は、更に、当該操作部が上記第1点から離れた
後、一定時間t2(但し、t2≧t1)内に操作部が上
記第1点と異なる外縁部上の点(以下、第2点とする)
に到達した場合には、上記演算手段に上記第1点から第
2点に到達するまでの間に操作部が移動した量に基づい
て特定されるポインタの移動量を表す移動制御信号を出
力させることを特徴とする。
【0010】本発明の第3のポインティングデバイス
は、上記第2のポインティングデバイスであって、上記
演算手段は、制御部による制御に従い、一定時間t2内
に操作部が第1点から第2点に到達するまでに移動した
量に基づいて設定するポインタの移動量を、操作部が可
動領域の外縁部に接することなく移動する場合の移動量
に基づいて設定する移動量に比べて多く設定することを
特徴とする。
【0011】本発明の第4のポインティングデバイス
は、上記第2のポインティングデバイスであって、上記
演算手段は、制御部による制御に従い、一定時間t2内
に操作部が第1点から第2点に到達するまでに移動した
量に基づいて設定するポインタの移動量を、操作部が可
動領域外縁部に接することなく移動する場合の移動量に
基づいて設定する移動量に比べて少なく設定することを
特徴とする。
【0012】本発明の第5のポインティングデバイス
は、上記第2のポインティングデバイスであって、上記
演算手段は、一定時間t2内に操作部が第1点から第2
点に到達した場合に、演算手段にポインタの移動量とし
て所定量Lを表す移動制御信号を出力させることを特徴
とする。
【0013】本発明の第6のポインティングデバイス
は、上記第1のポインティングデバイスであって、上記
制御部は、更に、一定時間t1内に、操作部が第1点と
異なる可動領域外縁部上の点(以下、第2点とする)に
一旦接した後に離れた場合には、上記演算手段にポイン
タの移動量0を表す移動制御信号を出力させる代わり
に、操作部が上記第2点から離れてからの移動量に基づ
いて特定されるポインタの移動量を表す移動制御信号を
出力させることを特徴とする。
【0014】本発明の第7のポインティングデバイス
は、上記第1のポインティングデバイスであって、上記
制御部は、更に、操作部が上記第1点に在る間は、上記
演算手段に、操作部が第1点に到達する直前に出力して
いた移動制御信号を継続的に出力させることを特徴とす
る。
【0015】本発明の第8のポインティングデバイス
は、上記第1のポインティングデバイスであって、上記
制御部は、更に、操作部が上記第1点に在る間は、上記
演算手段に、操作部が第1点に到達する直前に出力して
いた移動方向、及び、一定の移動量Lを表す移動制御信
号を継続的に出力させることを特徴とする。
【0016】本発明の第9のポインティングデバイス
は、コンピュータの備えるディスプレイ画面に表示され
るポインタの位置を制御する移動制御信号を出力するポ
インティングデバイスであって、所定の領域内を移動可
能な操作部と、上記所定の領域内における操作部の位置
を検出する位置検出手段と、上記位置検出手段により検
出される操作部の移動方向及び移動量に基づいて上記画
面に表されたポインタの移動方向及び移動量を設定し、
設定したポインタの移動方向及び移動量を表す移動制御
信号を出力する演算手段と、上記位置検出手段により操
作部が移動可能領域の外縁部上のある点(以下、第1点
という)に到達したことを検出した場合、当該操作部が
上記第1点に在る間は、上記演算手段に操作部が第1点
に到達する直前に出力していた移動方向、及び、一定の
移動量Lを表す移動制御信号を継続的に出力させること
を特徴とする。
【0017】本発明の第1のコンピュータは、ポインタ
を表示するディスプレイ画面を備えるコンピュータであ
って、上記請求項1乃至9の何れかに記載のポインティ
ングデバイスと、上記ポインティングデバイスから出力
される移動制御信号に基づいて上記ディスプレイ上に表
示するポインタの位置を移動制御する制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0018】本発明の第2のコンピュータは、上記第1
のコンピュータであって、ポインティングデバイスの制
御部により計時される時間、及び、演算手段が制御部に
よる制御に従い操作部の移動量に基づいて特定するポイ
ンタの移動量の少なくとも1つを変更する設定変更手段
を備えることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】(1)実施の形態1 (1-1)全体構成 図1は、実施の形態1にかかるポインティングデバイス
2を備えるノート型のコンピュータ1の斜視図である。
コンピュータ1は、一般的なノート型のコンピュータと
同様に、筐体4上にポインティングデバイス2及びキー
ボード7を備えると共に、蓋体5にポインタ8を表示す
る液晶ディスプレイ6を備える。ポインティングデバイ
ス2は、所定の領域内でスライド移動可能な操作部3を
備える。操作者による操作部3のスライド移動に対応し
て、液晶ディスプレイ6上に表示されるポインタ8が移
動する。なお、ノート型のコンピュータ1では、携帯性
を重視するため、ポインティングデバイス2の操作部3
のスライド移動可能な領域は小さく作られることが多
い。
【0020】(1-2)ポインティングデバイスの構成 図2は、ポインティングデバイス2の正面図である。操
作部3は可動領域10内をスライド移動可能な状態に設
けられている。可動領域10の外側には、操作部3が物
理的に移動不可能な可動領域外縁11が存在する。可動
領域外縁11の内側に斜線で示す領域は、操作部3が移
動しても機械的なヒステリシスにより検出位置が変わら
ない範囲、いわゆるバックラッシュ領域、及び、検出誤
差に基づいて定められる領域であり、以下、当該領域を
可動領域外縁部12という。
【0021】ポインティングデバイス2は、操作部3の
スライド方向及び移動量に対応して、液晶ディスプレイ
6上に表示するポインタ8の移動方向及び移動量を表す
移動制御信号をコンピュータ本体の中央演算処理装置
(以下、CPUという)89(図4を参照)に出力す
る。CPU89は、ポインティングデバイス2から出力
される移動制御信号に基づいて液晶ディスプレイ6上に
表示するポインタ8を移動制御する。
【0022】ポインティングデバイス2は、操作部3が
可動領域外縁部12に到達した後、当該可動領域外縁部
12を離れてから所定時間t1に亘りポインタ8の移動
量0を表す移動制御信号を出力する。
【0023】上記構成を採用することで、操作者は、上
記時間t1内に、操作部3の位置を別の位置に置き直す
ことで、例えばマウスをマウスパッドから離して別の位
置に置き直すのと同じ動作を操作部3から指を離さずに
実現することができる。
【0024】図3は、ポインティングデバイス2の構成
を示す図である。図3の(a)は、ポインティングデバ
イス2の正面図であり、(b)は、(a)に示すポイン
ティングデバイス2のA−A’断面図である。操作部3
は、X方向ガイド60及びY方向ガイド61の備えるガ
イドを通る軸50、及び、下端に設ける抜け止め部51
を備える。X方向ガイド60は、操作部3の軸50の径
よりも大きく、抜け止め部51の径よりも小さい幅のガ
イドを備えると共に、図面右端部にY方向スライドボリ
ューム70の抵抗を調節する接点62を備える。X方向
ガイド60は、操作部3のY方向(図面上下方向)の移
動に伴ない移動してY方向スライドボリューム70の抵
抗を変化させる。上記構成において、Y方向スライドボ
リューム70に定電圧(5V)を印加した状態で、接点
62の電位を測定することで、操作部3のY方向の位置
を検出することができる。
【0025】Y方向ガイド61は、操作部3の軸50の
径よりも大きく、抜け止め部51の径よりも小さい幅の
ガイドを備えると共に、図面下端部にX方向スライドボ
リューム71の抵抗を調節する接点63を備える。Y方
向ガイド61は、操作部3のX方向(図面左右方向)の
移動に伴ない移動してX方向スライドボリューム71の
抵抗を変化させる。上記構成において、X方向スライド
ボリューム71に定電圧(5V)を印加した状態で、接
点63の電位を測定することで、操作部3のX方向の位
置を検出することができる。
【0026】図3には示さないが、ポインティングデバ
イス2は、X方向ガイド60の接点62及びY方向ガイ
ド61の接点63の電位に基づいて、液晶ディスプレイ
6上に表示するポインタ8の移動方向及び移動量を表す
移動制御信号を出力するマイクロコントローラ86を備
える。当該マイクロコントローラ86については、以下
に図4を用いて説明する。
【0027】(1-3)システム構成 図4は、コンピュータ1のシステム構成図である。ポイ
ンティングデバイス2は、図3に示したY方向スライド
ボリューム70、X方向スライドボリューム71、接点
62及び接点63の他、マイクロコントローラ86を備
える。
【0028】図3に示したY方向スライドボリューム7
0及びX方向スライドボリューム71は、各々10オー
ムのスライド抵抗で構成され、5Vの直流電源に接続さ
れている。接点62,63は、マイクロコントローラ8
6の入力ポート72,73にそれぞれ接続される。上述
したように、接点62,接点63の電位は、それぞれ操
作部3のY方向,X方向の位置に比例した値をとる。
【0029】マイクロコントローラ86は、操作部3の
移動に伴ない変化する入力ポート72,73の電位より
操作部3の可動領域内での移動方向及び移動量を算出
し、当該検出値に基づいて液晶ディスプレイ6に表示す
るポインタ8の移動方向及び移動量を設定し、当該設定
した移動方向及び移動量を表す移動制御信号を入出力回
路88を介してコンピュータ本体のCPU89に出力す
る。
【0030】以下、マイクロコントローラ86の構成に
ついて説明する。制御部85は、切り替えスイッチ80
a及び80bを、所定のタイミング、例えば、0.8ミ
リ秒毎に交互にオンに切り換え、各タイミングで検出さ
れるアナログの電位をA/Dコンバータ81によりディ
ジタルデータに変換し、変換後のディジタルデータをメ
モリ82に記憶させる。制御部85は、メモリ82に記
憶するディジタルデータを必要に応じて演算器83に出
力させる。演算部83は、メモリ82から出力されるデ
ィジタルデータに基づいて操作部3の移動方向及び移動
量を算出し、当該算出した操作部3の移動方向及び移動
量に基づいてポインタ8の移動方向及び移動量を設定
し、当該設定した移動方向及び移動量を表す移動制御信
号を出力する。
【0031】ポインティングデバイス2より出力される
移動制御信号は、入出力回路88を介してコンピュータ
1本体の中央演算処理装置(以下、CPUという)89
に入力される。CPU89は、上記移動制御信号に基づ
いて、液晶ディスプレイ6に表示するポインタ8の位置
を変更する。
【0032】また、CPU89は、入出力回路88を介
してポインティングデバイス2の制御部85と接続され
ており、操作者によるキーボード7の所定の操作に応じ
て、ROM90に記憶する設定値変更処理プログラムを
実行する。RAM91は、作業領域として使用する。当
該設定値変更処理では、操作者によるキーボード7の操
作により制御部85が設定するポインタ8の移動量を0
に設定する期間t1の値、及び、操作部3の移動量に基
づいて特定するポインタ8の移動量等、制御部85の指
示により実行されるポインタ8の移動制御信号生成処理
で用いる各種の設定値の変更を行う。当該設定値変更処
理については、後にフローチャートを用いて説明する。
なお、ROM90として書き換え可能なメモリを使用し
て、上記設定値変更処理により変更した設定値を記憶す
ることとしても良い。
【0033】(1-4)機能ブロック 図5は、ポインティングデバイス2、及び、コンピュー
タ1本体側のポインティングデバイス2に関する機能ブ
ロック図である。ポインティングデバイス2は、操作部
位置検出手段15、操作部移動方向及び操作部移動量の
算出手段16、操作部位置記憶手段17、及び、ポイン
タの移動方向及び移動量設定手段18で構成される。
【0034】操作部位置検出手段15は、操作部3の位
置を検出する。検出手段15は、図3に示す操作部3、
X方向ガイド60、Y方向ガイド61、Y方向スライド
ボリューム70、及び、X方向スライドボリューム71
に相当する。
【0035】操作部移動方向及び操作部移動量算出手段
16は、上記検出手段17により検出された操作部3の
位置に基づいて、操作部3の移動方向及び移動量を算出
する。当該算出手段16は、図4に示す切り替えスイッ
チ80a,80b、A/Dコンバータ81に相当する。
【0036】操作部位置記憶手段17は、算出手段16
により算出された操作部の位置についてのデータを記憶
する。当該操作部位置記憶手段17は、図4に示すメモ
リ82に相当する。
【0037】ポインタの移動方向及び移動量設定手段1
8は、前記算出手段16により算出された操作部3の移
動方向及び移動量に基づいてポインタ8の移動方向及び
移動量を設定する。設定手段18は、図4に示す演算器
83に相当する。
【0038】通信手段19は、ポインティングデバイス
2の設定手段により出力されるポインタ8の移動制御信
号を、該ポインティングデバイス2に接続されるコンピ
ュータ1本体に出力する。通信手段19は、図4に示す
入出力回路88に相当する。
【0039】ポインタ表示制御手段21は、通信手段1
9を介して入力されるポインタ8の移動制御信号に基づ
いて、液晶ディスプレイ6に表示されるポインタ8の位
置を制御する。ポインタ制御手段21は、図4に示す液
晶ディスプレイ6及びCPU89に相当する。
【0040】ポインティングデバイス各種設定値変更手
段22は、上記ポインティングデバイス2内で実行され
るポインタ8の移動制御信号の生成処理で用いる各種の
設定値を変更する手段である。設定変更手段22は、図
4に示すキーボード7、CPU89、ROM90、及
び、RAM91に相当する。
【0041】(1-5)ポインタの移動制御信号生成処理 図6は、マイクロコントローラ86内において、制御部
85の指示により実行されるポインタ8の移動制御信号
生成処理のフローチャートである。上述したように、制
御部85は、操作部3が移動可能領域10の外縁部12
(図2を参照)に達した場合に、所定の時間t1に亘り
ポインタ8の移動量を0に設定する。操作者は、当該期
間t1の間に操作部3を別の位置に移動させることで、
例えばマウスをマウスパッドから離して別の位置に置き
直すのに相当する動作を操作部3から指を離さずに行う
ことができる。
【0042】以下、図6に示すフローに従い、ポインタ
8の移動制御信号の生成処理について説明する。まず、
操作部3の位置を表すデータを検出し(ステップS
1)、検出したデータを保存する(ステップS2)。次
に、操作部3が可動領域外縁部12に達したか否かを判
断する(ステップS3)。操作部3が可動領域外縁部1
2に到達していない場合(ステップS3でNO)、即
ち、操作部3が可動領域10内で使用されている場合、
メモリ82から上記ステップS1における位置検出より
も1つ前に検出した操作部3の位置情報を読み出し(ス
テップS4)、演算器83において、上記ステップS4
で読み出した少なくとも1つ前の操作部3の位置と上記
ステップS1で検出した操作部3の現在の位置とを比較
して操作部3の移動方向及び移動量を算出する(ステッ
プS5)。算出した操作部3の移動方向及び移動量に基
づいて、ポインタ8の移動方向及び移動量を設定し(ス
テップS6)、設定したポインタ8の移動方向及び移動
量を表す移動制御信号を出力する(ステップS7)。
【0043】一方、操作部3が可動領域外縁部12に到
達した後(ステップS3でYES)、操作部3が上記接
した可動領域外縁部12から離れるのを待機する(ステ
ップS8でNO)。操作部3が可動領域外縁部12から
離れた場合(ステップS8でYES)、タイマーをスタ
ートさせる(ステップS9)。タイマーtの値がt1以
下の間(ステップS10でYES)、ポインタ8の移動
量を0に設定し(ステップS11)、ポインタ8の移動
量0を表す移動制御信号を出力して(ステップS1
2)、上記ステップS10に戻る。
【0044】なお、上記t1は、操作部3を可動領域外
縁部12から可動領域10の所望の位置に移動するのに
要する時間より僅かに長い値で、操作部3が上記所望の
位置に到達した後、再び操作部3の移動に伴ないポイン
タ8が移動し始めるまでに要する時間が不必要に長くな
らない値が好ましい。
【0045】ステップS9において始動させたタイマー
tの値がt1を超えた場合(ステップS10でNO)、
上記ステップS1に戻り、操作部3の位置に応じたポイ
ンタ8の移動方向及び移動量の設定処理を実行する。
【0046】上記処理を実行することで、操作部3が可
動領域外縁部12に到達した後、当該可動領域外縁部1
2より離れてから所定の時間t1が経過するまでの間
は、操作部3の移動が液晶ディスプレイ6上のポインタ
8の移動に反映されないことになる。即ち、当該時間t
1の間に、操作部3を別の位置に移動させることで、例
えば、マウスをマウスパッドから離して別の位置に置き
直すのに相当する動作を操作部3から指を離さずに実現
することができる。これにより、良好な操作性を得るこ
とができる。
【0047】(1-6)各種の設定値変更処理 図7は、CPU89の実行する設定値変更処理のフロー
チャートである。まず、液晶ディスプレイ6上に制御部
85が設定するポインタ8の移動量を0に設定する期間
t1の値、及び、操作部3の移動量に基づいて特定する
ポインタ8の移動量等、ポインタ8の移動制御信号生成
処理で用いる各種の設定値を表す画面を表示する(ステ
ップS100)。キーボード7からの入力を受け付け
(ステップS101)、当該キーボード7の操作により
上記各種の設定値が変更されるのを待機する(ステップ
S102でNO)。キーボード7からの入力に応じて
(ステップS102でYES)、上記各種の設定値の変
更を行った後に(ステップS103)、処理を終了す
る。上記設定値変更処理を実行することで、操作者の好
みに応じたポインティングデバイス2の細かな設定が可
能となり、操作性を更に向上することができる。
【0048】(2)実施の形態1の変形例 上記実施の形態1にかかるポインティングデバイス2で
は、可動領域10として長方形の領域を採用するが、当
該可動領域10の形状は、操作上の便等の理由に従い適
宜変更すればよい。例えば、図8に示すように可動領域
10のかわりに円形の可動領域10’を採用してもよ
い。以下に説明する実施の形態2〜実施の形態4にかか
るポインティングデバイスについても同様である。
【0049】(3)実施の形態2 (3-1)ポインティングデバイスの構成 上記実施の形態1のポインティングデバイス2では、操
作部3が可動領域外縁部12に達した後に、可動領域1
0に復帰した場合、一定時間t1に亘ってポインタ8の
移動が行われないようにしたが、上記一定時間t1内に
操作部3が、最初に到達した可動領域外縁部12から、
可動領域外縁部12の異なる位置に移動した場合に、初
めに到達した外縁部12上の位置から次に到達した外縁
部12上の位置までの操作部3の移動距離をポインタ8
の移動量を特定する際の操作部3の移動量としてもよ
く、当該構成を採用したポインティングデバイスを実施
の形態2にかかるポインティングデバイス30として以
下に説明する。
【0050】図9は、実施の形態2にかかるポインティ
ングデバイス30の正面図である。ポインティングデバ
イス30の備える制御部は、上記実施の形態1にかかる
ポインティングデバイス2と同様に、指を離さずに操作
部31の位置を別の位置に配置するため、操作部31が
可動領域外縁部32のある点P1に到達した後、当該点
P1より離れてから一定時間t1が経過するまでの間、
ポインタ8の移動量を0に設定する。更に、上記制御部
は、操作部31が上記点P1から離れてから一定時間t
2(但し、t2≧t1)内に操作部31が可動領域外縁
部32の別の点P2に移動した場合、点P1から点P2
までの移動距離を、操作部31の移動距離として処理す
る。
【0051】ポインティングデバイス30の構成自体
は、上記実施の形態1で説明したポインティングデバイ
ス2と同じ構成である。ポインティングデバイス30
は、ポインティングデバイス2の制御部85に相当する
制御部の実行するポインタの移動制御信号生成処理の内
容が異なる。以下、ポインティングデバイス30の制御
部の実行する移動制御信号生成処理の内容について説明
する。なお、説明の便宜上、実施の形態1にかかるポイ
ンティングデバイス2と同じ構成物については、同じ参
照番号を付して説明を行う。
【0052】(3-2)ポインタの移動制御信号生成処理 図10は、ポインティングデバイス30の制御部の実行
するポインタ8の移動制御信号生成処理のフローチャー
トである。まず、操作部31の位置を検出し(ステップ
S20)、検出した操作部31の位置を表すデータをメ
モリ82に保存する(ステップS21)。次に操作部3
1が可動領域外縁部32に達したか否かを判断する(ス
テップS22)。
【0053】操作部31が可動領域外縁部32のある点
(例えば、図9に示す点P1)に到達した後(ステップ
S22でYES)、操作部31が上記接した可動領域外
縁部32のある点(例えば、図9に示す点P1)から離
れるのを待機する(ステップS23でNO)。操作部3
1が上記可動領域外縁部32のある点(例えば、図9に
示す点P1)から離れた場合(ステップS23でYE
S)、タイマーをスタートさせる(ステップS24)。
セットしたタイマーtの値がt1以下の間(ステップS
25でYES)、ポインタ8の移動量を0に設定し(ス
テップS26)、ポインタ8の移動量0を表す移動制御
信号を出力する(ステップS27)。
【0054】上記ステップS25において、タイマーt
の値がt1を超えた後(ステップS25でNO)、タイ
マーtの値がt2(但し、t2≧t1である)を超える
までの間(ステップS32でYESの間)、次のステッ
プS28乃至ステップS31の処理を実行する。
【0055】ステップS28では、操作部31の位置を
検出し、ステップS29では、検出した操作部31の位
置を表すデータをメモリ82に保存する。ここで、操作
部31が可動領域外縁部32に接していない場合には
(ステップS30でNO)、ステップS20に戻る。ま
た、操作部31が可動領域外縁部32の最初に接した点
(例えば、図9に示す点P1)に再び接している場合も
(ステップS30でYES、ステップS31でYE
S)、ステップS20に戻る。
【0056】一方、操作部31が可動領域外縁32の別
の位置(例えば、図9に示す点P2)に接した状態で
(ステップS30でYES、ステップS31でNO)、
タイマーtの値がt2を超えた場合(ステップS32で
NO)、操作部31がステップS22において検出した
ある点(例えば、図9に示す点P1)に達するまでの操
作部31の移動方向、及び、操作部31が上記ある点
(例えば、図9に示す点P1)から別の点(例えば、図
9に示す点P2)に達するまでの間に移動した距離を算
出する(ステップS33)。なお、当該ステップS33
では、操作部31が上記ある点(例えば、図9に示す点
P1)から別の点(例えば、図9に示す点P2)へ向か
う方向を操作部31の移動方向として求めてもよい。上
記求めた操作部31の移動方向及び移動量に基づいて、
ポインタ8の移動方向及び移動量を設定し(ステップS
34)、上記ステップS34において設定したポインタ
8の移動量を表す移動制御信号を出力する(ステップS
35)。
【0057】上記ステップS22において、操作部3が
可動領域外縁部32に接していない場合(ステップS2
2でNO)、即ち、操作部3が可動領域10内で使用さ
れている場合、図11に示すステップS36以降の処理
へと進む。まず、メモリ82から前回の操作部31の位
置情報を読み出し(ステップS36)、演算器83にお
いて上記ステップS36において読み出した前回の操作
部31の位置と、上記ステップS20において検出した
操作部31の位置とを比較して操作部3の移動方向及び
移動量を算出する(ステップS37)。算出した操作部
31の移動方向及び移動量に基づいて、ポインタ8の移
動方向及び移動量を設定する(ステップS38)。設定
したポインタ8の移動方向及び移動量を表す移動制御信
号を出力する(ステップS39)。ステップS39の処
理後、図10に示すステップS20に戻る。
【0058】上述するように、ポインティングデバイス
30では、上記実施の形態1にかかるポインティングデ
バイス2と同様に、操作部31が可動領域外縁部32の
ある点(例えば、図9に示す点P1)に接し、離れた
後、一定時間t1が経過するまでは、ポインタの移動量
を0に設定する。操作者は、この時間t1内に、操作部
3の位置を別の位置に置き直すことで、例えばマウスを
マウスパッドから離して別の位置に置き直すのに相当す
る動作を操作部3から指を離さずに実現することができ
る。
【0059】また、ポインティングデバイス30では、
操作部31が上記可動領域外縁部32のある点(例え
ば、図9に示す点P1)から離れ、一定時間t2(但
し、t1≦t2の関係を満たす)経過した時点で、当該
操作部31が可動領域外縁部32の上記ある点とは別の
点(例えば、図9に示す点P2)にある場合、ポインタ
の移動量を、操作部32が上記ある点(例えば、図9に
示す点P1)から上記別の点(例えば、図9に示す点P
2)に到達するまでの移動量に基づいて設定する。これ
により、操作部31の移動量に対応するポインタ8の移
動量が小さめに設定されている場合であっても、必要に
応じてポインタ8の迅速な移動が可能となる。
【0060】なお、上記ステップS34において、操作
部31の移動量に基づいて設定するポインタ8の移動量
を、操作部31が可動領域外縁部32に接さずに移動し
ている場合(以下に説明する図11、ステップS38に
おいて、操作部31の移動量に基づいて設定するポイン
タ8の移動量)に比べて大きく設定してもよい。これに
より、液晶ディスプレイ6のサイズが大きい場合であっ
ても、ポインタ8を所望する位置に迅速に移動させるこ
とができる。これにより、ポインティングデバイスとし
ての操作性を向上することが可能となる。
【0061】また、上記とは逆に、上記ステップS34
において、ポインタ8が不用意に液晶ディスプレイ内で
大きく移動するのを避けるため、操作部31の移動量に
基づいて設定するポインタ8の移動量を、操作部31が
可動領域外縁部32に接さずに移動する場合(以下に説
明する図11、ステップS38において、操作部31の
移動量に基づいて設定するポインタ8の移動量)に比べ
て小さめに設定してもよい。
【0062】また、上記ステップS34において、操作
部31の移動量に基づいて設定するポインタ8の移動量
を、ある一定の値Lに設定してもよい。これにより、ポ
インタ8が予想外に大きく移動して、見失うことを防ぐ
ことができる。
【0063】(3-3)各種の設定値変更処理 ポインティングデバイス30を使用するコンピュータの
ROM(図4に示すROM90がこれに対応)には、上
述したステップS34におけるポインタ8の移動方向及
び移動量の設定方法(操作部31の移動量によらず、あ
る一定の値Lに設定する場合を含む)、及び、一定時間
t1及びt2等の上記ポインタ8の移動制御信号生成処
理で用いる各種の設定値を変更する設定値変更処理プロ
グラムが記憶されている。実施の形態1のポインティン
グデバイス2と同様に、操作者はキーボード(図4に示
すキーボード7がこれに相当)の操作により上記設定値
変更処理を実行し、上記各種の設定値を変更することが
できる。
【0064】(4)実施の形態3 (4-1)ポインティングデバイスの構成 上記実施の形態1にかかるポインティングデバイス2で
は、操作部3が可動領域外縁部12に達した後に、可動
領域10に復帰した場合、一定時間t1に亘ってポイン
タ8が移動しないようにしたが、還元すれば、操作者は
当該時間t1内は、ポインタ8の移動ができないことに
なる。これに対処すべく、上記一定時間t1内に操作部
3が可動領域外縁部12の2箇所に到達した場合には、
直ちに操作部3の移動に伴なうポインタ8の移動を開始
する構成を採用してもよく、当該構成を採用したポイン
ティングデバイスを実施の形態3にかかるポインティン
グデバイス35として以下に説明する。
【0065】図12は、実施の形態3にかかるポインテ
ィングデバイス35の正面図である。ポインティングデ
バイス35は、上記実施の形態1及び2のポインティン
グデバイス2及び30と同様に、操作部36が可動領域
外縁部37のある点P3に到達し、当該点P3から離れ
た後、所定の時間t2が経過するまでは、ポインタ8の
移動量を0に設定するが、点P3から離れた操作部36
が可動領域外縁部37の別の点P4に到達し、さらに、
当該点P4から離れた場合には、上記所定の時間t2が
経過する前であっても上記ポインタ8の移動量を0に設
定する処理をキャンセルし、直ちに操作部36の移動に
対応したポインタ8の移動制御を開始する。
【0066】ポインティングデバイス35の構成自体
は、上記実施の形態1で説明したポインティングデバイ
ス2と同じ構成である。ポインティングデバイス35
は、ポインティングデバイス2の制御部85に相当する
制御部の実行するポインタ8の移動制御信号生成処理の
内容が異なるだけである。以下、ポインティングデバイ
ス35の制御部の実行するポインタ8の移動制御信号生
成処理の内容について説明する。なお、説明の便宜上、
実施の形態1にかかるポインティングデバイス2と同じ
構成物については、同じ参照番号を付して説明を行う。
【0067】(4-2)ポインタの移動制御信号生成処理 図13は、ポインティングデバイス35の制御部の実行
するポインタ8の移動制御信号生成処理のフローチャー
トである。まず、操作部36の位置を検出し(ステップ
S40)、検出した操作部36の位置を表すデータをメ
モリ82に保存する(ステップS41)。次に、操作部
36が可動領域外縁部37に達したか否かを判断する
(ステップS42)。
【0068】操作部36が可動領域外縁部37に接する
ことなく移動している場合(ステップS42でNO)、
実施の形態2のポインティングデバイス30と同様に図
11のステップS36に進む。ステップS36〜S39
では、操作部36の移動軌跡より移動方向及び移動量を
算出し、算出した移動方向及び移動量に基づいてポイン
タの移動方向及び移動量を設定し、当該設定したポイン
タの移動方向及び移動量を表す移動制御信号を出力す
る。当該ステップS36〜S39の処理終了後、図13
のステップS40に戻る。
【0069】操作部36が可動領域外縁部37のある点
(例えば、図12に示す点P3)に到達した後(ステッ
プS42でYES)、操作部31が上記接した可動領域
外縁部32のある点(例えば、図12に示す点P3)か
ら離れるのを待機する(ステップS43でNO)。操作
部31が可動領域外縁部37の上記ある点(例えば、図
12に示す点P3)から離れた場合(ステップS43で
YES)、タイマーをスタートさせる(ステップS4
4)。
【0070】セットしたタイマーtの値がt2以下の間
(ステップS45でYES)、操作部36の位置を検出
する(ステップS46)。ここで、操作部36が可動領
域外縁部37に接していない場合(ステップS47でN
O)、又は、可動領域外縁部37の上記最初に到達した
点(例えば、図12に示す点P3)にある場合(ステッ
プS47及びステップS48でYES)。ポインタ8の
移動量を0に設定し(ステップS49)、ポインタ8の
移動量0を表す移動制御信号を出力した後に(ステップ
S50)、ステップS45に戻る。タイマーtの値がt
2を経過した場合(ステップS45でYES)、上記ス
テップS40に戻る。これにより、上記実施の形態1の
ポインティングデバイス2と同様に、所定の時間t2の
期間中、ポインタ8の移動量が0に設定される。
【0071】上記ステップS45において、タイマーt
の値がt2を経過する前(ステップS45でYES)で
あって、次のステップS46で検出した操作部36の位
置が、上記最初に到達した点(例えば、図12に示す点
P3)と別の点(例えば、図12に示す点P4)にある
場合(ステップS47でYES、ステップS48でN
O)、操作部36の位置をメモリ82に保存する(ステ
ップS51)。この後、再び操作部36の位置を検出す
る(ステップS52)。検出した操作部36の位置が可
動領域外縁部37から離れている場合(ステップS53
でYES)、検出した操作部36の位置をメモリ82に
保存し(ステップS55)、上記ステップS46で検出
した操作部36の位置(例えば、図12に示す点P4)
及び上記ステップS51において検出した操作部36の
位置から、操作部36の移動方向及び移動量を算出する
(ステップS56)。上記算出した操作部36の移動方
向及び移動量に基づいて、ポインタ8の移動方向及び移
動量を設定し(ステップS57)、設定したポインタ8
の移動方向及び移動量を表す移動制御信号を出力した後
に(ステップS58)、上記ステップS40に戻る。
【0072】他方、上記ステップS51において検出し
た操作部36の位置が、上記ステップS46において検
出した操作部36の位置(例えば、図12に示す点P
4)と同じである場合(ステップS53でNO)、タイ
マーtがt2を経過するまでの間は(ステップS54で
YES)、上記ステップS52に戻り、再び操作部36
の位置を検出する。また、タイマーtがt2を経過した
後は(ステップS54でNO)、上記ステップS40に
戻る。
【0073】上記構成を採用することで、例えば、マウ
スをマウスパッドから離して移動前の位置に置き直し、
再び同じ向きに移動させる反復動作に相当する動作を、
所定の時間t2の経過を待たずに迅速に開始することが
できるため、ポインティングデバイスとしての操作性を
向上することができる。
【0074】(4-3)各種の設定値変更処理 ポインティングデバイス30を使用するコンピュータの
ROM(図4に示すROM90がこれに対応)には、上
記一定時間t2の時間、及び、操作部36の移動量に対
するポインタ8の移動量の割合等の移動制御信号生成処
理で用いる各種の設定値を変更する設定値変更処理プロ
グラムが記憶されている。操作者は、実施の形態1のポ
インティングデバイス2と同様に、キーボード(図4に
示すキーボード7がこれに相当)の操作により上記設定
値変更処理を実行し、上記各種の設定値を変更すること
ができる。
【0075】(5)実施の形態4 (5-1)ポインティングデバイスの構成 上記第1の実施の形態にかかるポインティングデバイス
2では、操作部3が可動領域10から可動領域外縁部1
2へと到達した場合、一定時間t1に亘りポインタ8の
移動を行わない構成を採用したが、操作部3が上記可動
領域外縁部12に到達し、到達した場所に在る間は、操
作部3が当該外縁部12に到達する直前に出力していた
移動制御信号を継続して出力し、ポインタ8を継続的に
移動させる構成を採用してもよい。当該構成を採用した
ポインティングデバイスを実施の形態4にかかるポイン
ティングデバイス4として以下に説明する。
【0076】図14は、実施の形態4にかかるポインテ
ィングデバイス40の正面図である。ポインティングデ
バイス40では、操作部41が可動領域内42の点P6
から可動領域外縁部43の点P7に到達した後、当該点
P7の位置に在る間、ポインタ8を所定の速度で点P6
から点P7の方向に引き続き移動させることを特徴とす
る。これにより、見かけ上、可動領域42が広がり、操
作部41が点P8にまで移動させたのと同じ効果を得る
ことができる。なお、可動領域42は、図示するような
長方形の形状に限られず、操作上の便等の理由に従い、
例えば、円形のように適宜変更してもよい。
【0077】ポインティングデバイス40の構成自体
は、上記実施の形態1で説明したポインティングデバイ
ス2と同じ構成である。ポインティングデバイス40
は、ポインティングデバイス2の制御部85に相当する
制御部の実行するポインタ8の移動制御信号生成処理の
内容が異なるだけである。以下、ポインティングデバイ
ス40の制御部の実行する設定処理の内容について説明
する。なお、説明の便宜上、実施の形態1にかかるポイ
ンティングデバイス2と同じ構成物については、同じ参
照番号を付して説明を行う。
【0078】(5-2)ポインタの移動制御信号生成処理 図15は、ポインティングデバイス40の制御部の実行
するポインタ8の移動制御信号生成処理のフローチャー
トである。まず、操作部41の位置を検出し(ステップ
S60)、検出した操作部41の位置を表すデータをメ
モリ82に保存する(ステップS61)。次に、操作部
41が可動領域外縁部43に達したか否かを判断する
(ステップS62)。
【0079】操作部41が可動領域外縁部43に到達し
てない場合には(ステップS62でNO)、メモリ82
より前回検出した操作部41の位置に関するデータを読
み出し(ステップS63)、操作部41の移動方向及び
移動量を算出する(ステップS64)。上記算出した操
作部41の移動方向及び移動量に基づいて、ポインタ8
の移動方向及び移動量を設定し(ステップS65)、当
該設定したポインタ8の移動方向及び移動量を表す移動
制御信号を出力した後に(ステップS66)、ステップ
S60に戻る。
【0080】一方、操作部41が可動領域外縁部43の
ある点(例えば、図14に示す点P7)に到達した場合
(ステップS62でYES)、再び操作部41の位置を
検出する(ステップS67)。ここで、操作部41が上
記ある点(例えば、図14に示す点P7)から離れてな
い場合には(ステップS68でNO)、検出した操作部
41の位置を表すデータをメモリ82に保存すると共に
(ステップS69)、操作部41の移動方向及び移動量
を算出する(ステップS70)。上記算出した操作部4
1の移動方向及び移動量に基づいて、ポインタ8の移動
方向及び移動量を設定し(ステップS71)、当該設定
したポインタ8の移動方向及び移動量を表す移動制御信
号を出力する(ステップS72)。
【0081】上記ステップS72において、ポインタ8
の移動制御信号を出力した後、ステップS67に戻る
が、ステップS67において操作部41が上記ある点
(例えば、図14に示す点P7)に在る間(ステップS
68でNOの間)は、同じ値の移動制御信号が継続的に
出力されることになる。ステップS67において、操作
部41が上記ある点(図14に示す点P7)から離れた
位置に検出された場合(ステップS68でYES)、上
記ステップS60に戻る。
【0082】上記処理を実行することで、可動領域42
が狭く、一度に移動できる操作部41の移動量が少ない
場合であっても、液晶ディスプレイ6に表示されるポイ
ンタ8の位置を連続してスムーズに移動させることがで
きる。
【0083】なお、上記ステップS71で設定するポイ
ンタ8の移動量は、上記可動領域42内での操作部41
の移動量に対するポインタ8の移動量(ステップS65
において設定されるポインタ8の移動量)に比べて大き
めに設定してもよい。これにより、操作部41を液晶デ
ィスプレイ6内でポインタ8を所望する位置近傍に迅速
に移動させた後、可動領域42内における操作部41の
操作によりポインタ8の位置を正確に調節することが可
能となる。
【0084】なお、上記の他、ステップS71で設定す
るポインタ8の移動量は、メモリ82に記憶している操
作部41の複数回の移動量の平均値に基づいて決定して
もよいし、ある一定値Lに設定してもよい。
【0085】さらに、上記ステップS71で設定するポ
インタの移動方向は、操作部41が可動領域外縁部43
に到達するまでに進んだ方向に基づいて決定するが、例
えば、可動領域42の(図14に×印で表す)中心点P
9から点P7への方向を採用してもよい。
【0086】なお、操作部41が上記点P7から離れた
場合、所定の時間t1が経過するまでの間は、ポインタ
8の移動量を0に設定してもよい。これにより、操作者
は、上記時間t1内であれば、操作部41から指を離さ
ずに、操作部41を別の位置に置き直すことができるよ
うになり、可動領域42内を用いたポインタ8の細かな
調節を行う際の便を向上することができる。
【0087】(5-3)各種の設定値変更処理 ポインティングデバイス30を使用するコンピュータの
ROM(図4に示すROM90がこれに対応)には、上
記ステップS71において設定する操作部40の移動方
向及び移動量とポインタ8の移動方向及び移動量との関
係等の移動制御信号生成処理で用いる各種の設定値を変
更する設定値変更処理プログラムが記憶されている。操
作者は、実施の形態1のポインティングデバイス2と同
様に、キーボード(図4に示すキーボード7がこれに相
当)の操作により上記設定値変更処理を実行し、上記各
種の設定値を変更することができる。
【0088】
【発明の効果】本発明の第1のポインティングデバイス
は、可動領域の縁に操作部が到達した後、操作部が離れ
てから一定の時間t1が経過するまでの間、操作部を移
動させてもポインタの位置を変更しないように制御す
る。操作者は、当該期間内に操作部の位置を別の位置に
置き直すことで、例えばマウスをマウスパッドから持ち
上げて別の位置に置き直すのに相当する動作を、操作部
から指を離さずに実現する。これにより、可動領域が狭
くしても良好な操作性を得ることができる。
【0089】本発明の第2のポインティングデバイス
は、上記第1のポインティングデバイスであって、操作
部が可動領域外縁部上の第1点に達した後、一定時間t
1内に外延部の別の第2点に到達し、一定時間動かない
場合、第1点から第2点までの操作部の移動量に基づい
て、ポインタの移動制御信号を生成する。これにより、
操作部の移動可能領域が狭くても、ディスプレイ上でポ
インタを大きく移動させることが可能となる。
【0090】本発明の第3のポインティングデバイス
は、上記第2のポインティングデバイスであって、一定
時間t2内に操作部が第1点から第2点に到達するまで
に移動した量に基づいて設定するポインタの移動量を、
操作部が可動領域外縁部に接することなく上記所定の領
域内で移動する場合の移動量に基づいて設定する移動量
に比べて多く設定する。これにより、ディスプレイのサ
イズが大きい場合であっても迅速なポインタの移動が可
能となる。
【0091】本発明の第4のポインティングデバイス
は、上記第2のポインティングデバイスであって、一定
時間t2内に操作部が第1点から第2点に到達するまで
に移動した量に基づいて設定するポインタの移動量を、
操作部が可動領域外縁部に接することなく上記所定の領
域内で移動する場合の移動量に基づいて設定する移動量
に比べて少なく設定する。これにより、上記第3のポイ
ンティングデバイスとは逆に、操作部の操作ミス等によ
るポインタの急激な移動を防止することができる。
【0092】本発明の第5のポインティングデバイス
は、上記第2のポインティングデバイスであって、上記
演算手段は、一定時間t2内に操作部が第1縁から第2
縁に到達した場合に、演算手段にポインタの移動量とし
て所定量Lを表す移動制御信号を出力させる。これによ
り、操作部の操作ミス等によりポインタが急に移動して
見失うことを防止することができる。
【0093】本発明の第6のポインティングデバイス
は、上記第1のポインティングデバイスであって、上記
制御部は、更に、上記一定時間t1内に、操作部が第1
点と異なる可動領域外縁部上の点(以下、第2点とす
る)に接し、該第2点から離れた場合には、上記演算手
段にポインタの移動量0を表す移動制御信号を出力させ
る代わりに、操作部が上記第2点から離れてからの移動
量に基づいて特定されるポインタの移動量を表す移動制
御信号を出力させる。操作者は、上記一定時間t1が経
過する前に、ポインタの移動制御を迅速に再開すること
が可能となる。
【0094】本発明の第7のポインティングデバイス
は、上記第1のポインティングデバイスであって、上記
制御部は、更に、当該操作部が上記第1点に到達した状
態を維持する場合、上記演算手段に、操作部が第1点に
到達する直前に出力していた移動制御信号を継続的に出
力させる。これにより、あたかも可動領域が拡大したよ
うな感覚でポインティングデバイスを操作することがで
きる。
【0095】本発明の第8のポインティングデバイス
は、上記第1のポインティングデバイスであって、上記
制御部は、更に、当該操作部が上記第1点に到達した状
態を維持する場合、上記演算手段に、操作部が第1点に
到達する直前に出力していた移動方向、及び、一定の移
動量Lを継続的に出力させる。これにより、あたかも可
動領域が拡大したような感覚でポインティングデバイス
を操作することができる。
【0096】本発明の第9のポインティングデバイス
は、制御部は、操作部が上記第1点に到達した状態を維
持する場合、演算手段に、操作部が第1点に到達する直
前に出力していた移動制御信号を継続的に出力させる。
これにより、あたかも可動領域が拡大したような感覚で
ポインティングデバイスを操作することができる。
【0097】本発明の第1のコンピュータは、上記何れ
かのポインティングデバイスを用いることで、可動領域
が狭い場合であっても適切なポインタの移動制御を行う
ことができる。
【0098】本発明の第2のコンピュータは、更に、ポ
インティングデバイスで用いる係数の値をコンピュータ
側で変更可能な構成を採用することで、操作者の好みに
応じてポインティングデバイスを調節することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかるポインティングデバイ
スを備えるノート型のコンピュータの斜視図である。
【図2】 ポインティングデバイスの正面図である。
【図3】 ポインティングデバイスの構成図である。
【図4】 ポインティングデバイスを内蔵するノート型
コンピュータのシステム構成図である。
【図5】 ポインティングデバイスの機能ブロック図で
ある。
【図6】 ポインティングデバイスの制御部の実行する
移動制御信号の生成処理のフローチャートである。
【図7】 移動制御信号生成処理で用いる各種の設定値
変更処理のフローチャートである。
【図8】 実施の形態1にかかるポインティングデバイ
スの変形例の正面図である。
【図9】 実施の形態2にかかるポインティングデバイ
スの正面図である。
【図10】 ポインティングデバイスの制御部の実行す
る移動制御信号の生成処理のフローチャートである。
【図11】 ポインティングデバイスの制御部の実行す
る移動制御信号の生成処理のフローチャートである。
【図12】 実施の形態3にかかるポインティングデバ
イスの正面図である。
【図13】 ポインティングデバイスの制御部の実行す
る移動制御信号の生成処理のフローチャートである。
【図14】 実施の形態4にかかるポインティングデバ
イスの正面図である。
【図15】 ポインティングデバイスの制御部の実行す
る移動制御信号の生成処理のフローチャートである。
【図16】 従来のポインティングデバイスの一例であ
るマウスを示す図である。
【図17】 従来のポインティングデバイスの一例であ
るタッチパッドを備えるノート型のコンピュータの斜視
図である。
【図18】 従来のポインティングデバイスの一例であ
る棒状の操作棒を備えるノート型のコンピュータの斜視
図である。
【符号の説明】
1,110,120 コンピュータ、2,30,35,
40 ポインティングデバイス、3,31,36,4
1, 操作部、4 筐体、5蓋体、6 液晶ディスプレ
イ、7 キーボード、8 ポインタ、10,10’可動
領域、11 可動領域、12,32,37,43 可動
領域外縁部、50軸、51 抜け止め部、60 Y方向
ガイド、61 X方向ガイド、62,63 接点、70
Y方向スライドボリューム、71 X方向スライドボ
リューム、80a,80b 切り替えスイッチ、81
A/Dコンバータ、82 メモリ、83 演算器、85
制御部、86 マイクロコントローラ、88 入出力
回路、89 CPU、90 ROM、91 RAM、1
00 マウス、101 マウスパッド、111 タッチ
パッド、121 操作棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 正志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B068 AA05 AA36 CC17 CD05 5B087 AA09 AE09 BC12 BC13 BC27 BC28 DD03 DD06 DE07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータの備えるディスプレイ画面
    に表示されるポインタの位置を制御する移動制御信号を
    出力するポインティングデバイスであって、 所定の領域内を移動可能な操作部と、 上記所定の領域(以下、可動領域という)内における操
    作部の位置を検出する位置検出手段と、 上記位置検出手段により検出される操作部の移動方向及
    び移動量に基づいて上記画面に表されたポインタの移動
    方向及び移動量を設定し、設定したポインタの移動方向
    及び移動量を表す移動制御信号を出力する演算手段と、 上記位置検出手段により操作部が上記可動領域の外縁部
    上の点(以下、第1点という)に到達したことを検出し
    た場合、操作部が第1点から離れた後の一定時間t1の
    間、上記演算手段にポインタの移動量0を表す移動制御
    信号を出力させる制御部とを備えることを特徴とするポ
    インティングデバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のポインティングデバイ
    スであって、 上記制御部は、更に、当該操作部が上記第1点から離れ
    た後、一定時間t2(但し、t2≧t1)内に操作部が
    上記第1点と異なる外縁部上の点(以下、第2点とす
    る)に到達した場合には、上記演算手段に上記第1点か
    ら第2点に到達するまでの間に操作部が移動した量に基
    づいて特定されるポインタの移動量を表す移動制御信号
    を出力させることを特徴とするポインティングデバイ
    ス。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のポインティングデバイ
    スであって、 上記演算手段は、制御部による制御に従い、一定時間t
    2内に操作部が第1点から第2点に到達するまでに移動
    した量に基づいて設定するポインタの移動量を、操作部
    が可動領域の外縁部に接することなく移動する場合の移
    動量に基づいて設定する移動量に比べて多く設定するこ
    とを特徴とするポインティングデバイス。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のポインティングデバイ
    スであって、 上記演算手段は、制御部による制御に従い、一定時間t
    2内に操作部が第1点から第2点に到達するまでに移動
    した量に基づいて設定するポインタの移動量を、操作部
    が可動領域外縁部に接することなく移動する場合の移動
    量に基づいて設定する移動量に比べて少なく設定するこ
    とを特徴とするポインティングデバイス。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のポインティングデバイ
    スであって、 上記演算手段は、一定時間t2内に操作部が第1点から
    第2点に到達した場合に、演算手段にポインタの移動量
    として所定量Lを表す移動制御信号を出力させることを
    特徴とするポインティングデバイス。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のポインティングデバイ
    スであって、 上記制御部は、更に、一定時間t1内に、操作部が第1
    点と異なる可動領域外縁部上の点(以下、第2点とす
    る)に一旦接した後に離れた場合には、上記演算手段に
    ポインタの移動量0を表す移動制御信号を出力させる代
    わりに、操作部が上記第2点から離れてからの移動量に
    基づいて特定されるポインタの移動量を表す移動制御信
    号を出力させることを特徴とするポインティングデバイ
    ス。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のポインティングデバイ
    スであって、 上記制御部は、更に、操作部が上記第1点に在る間は、
    上記演算手段に、操作部が第1点に到達する直前に出力
    していた移動制御信号を継続的に出力させることを特徴
    とするポインティングデバイス。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のポインティングデバイ
    スであって、 上記制御部は、更に、操作部が上記第1点に在る間は、
    上記演算手段に、操作部が第1点に到達する直前に出力
    していた移動方向、及び、一定の移動量Lを表す移動制
    御信号を継続的に出力させることを特徴とするポインテ
    ィングデバイス。
  9. 【請求項9】 コンピュータの備えるディスプレイ画面
    に表示されるポインタの位置を制御する移動制御信号を
    出力するポインティングデバイスであって、 所定の領域内を移動可能な操作部と、 上記所定の領域内における操作部の位置を検出する位置
    検出手段と、 上記位置検出手段により検出される操作部の移動方向及
    び移動量に基づいて上記画面に表されたポインタの移動
    方向及び移動量を設定し、設定したポインタの移動方向
    及び移動量を表す移動制御信号を出力する演算手段と、 上記位置検出手段により操作部が移動可能領域の外縁部
    上のある点(以下、第1点という)に到達したことを検
    出した場合、当該操作部が上記第1点に在る間は、上記
    演算手段に操作部が第1点に到達する直前に出力してい
    た移動方向、及び、一定の移動量Lを表す移動制御信号
    を継続的に出力させることを特徴とするポインティング
    デバイス。
  10. 【請求項10】 ポインタを表示するディスプレイ画面
    を備えるコンピュータであって、 上記請求項1乃至9の何れかに記載のポインティングデ
    バイスと、 上記ポインティングデバイスから出力される移動制御信
    号に基づいて上記ディスプレイ上に表示するポインタの
    位置を移動制御する制御手段とを備えることを特徴とす
    るコンピュータ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のコンピュータであ
    って、 ポインティングデバイスの制御部により計時される時
    間、及び、演算手段が制御部による制御に従い操作部の
    移動量に基づいて特定するポインタの移動量の少なくと
    も1つを変更する設定変更手段を備えることを特徴とす
    るコンピュータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004362576A (ja) * 2003-05-30 2004-12-24 Microsoft Corp コンピュータ・デバイスとユーザとのより一層の相互作用に関する装置、システムおよび方法
US7245288B2 (en) 2002-06-10 2007-07-17 Nec Corporation Method of setting up pointing device on portable terminal
CN101556513B (zh) * 2008-04-11 2011-09-21 联想(北京)有限公司 光标导航装置及方法及笔记本计算机

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