JP3856663B2 - 低熱膨張係数Fe−Ni合金用溶接ワイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液化天然ガス(LNG)の貯蔵タンク又はその配管等の極低温(−162℃)で使用される低熱膨張係数Fe−Ni合金材を溶接するための低熱膨張係数Fe−Ni合金用溶接ワイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
Fe−Ni合金の中で特定の成分比を有する合金は、熱膨張係数が極めて小さいことは良く知られているところであり、特許第2941504号公報にはFe−36%Ni、Fe−42%Ni、Fe−29%Ni−Co、Fe−29%Ni−Mn合金が提案されている。一方、この合金を溶接施工する場合は、溶接構造物としての特性を十分発揮するためには、母材と同等の熱膨張係数を有する所謂共金系溶接材料を使用することが必要であり、特許第2941504号公報、特許第2984779号公報及び特開平11−104885号公報に、これらの共金系溶接材料が提案されている。
【0003】
特許第2941504号公報には、Fe及びNiをベースとして、Cを0.05乃至0.5%、Nbを0.5乃至3%含有し、更にMn、Cu、Ti、Al、Mg、Ce、Zr、S、Si及びPを所定量以下に規制した溶接材料が開示されている。特許第2984779号公報には、Fe及びNiをベースとして、Cを0.03乃至0.3%、Nbを0.1乃至3%、Siを0.05乃至0.6%、Mnを0.05乃至4%含有し、更にP、S、Al及びOを所定量以下に規制し、%Nb×%C≧0.01とした溶接材料が開示されている。また、特開平11−104885号公報には、Fe及びNiをベースとして、Cを0.08乃至0.5%、Nbを0.3乃至4%含有し、更にSi、Mn、Al、P及びSを所定量以下とし、%Si/%Mnを0.1乃至1.0、%S+%O≦0.015%、%Al+%O≦0.015%とした溶接材料が開示されている。
【0004】
而して、Fe−Ni低熱膨張係数合金は、溶接に際して凝固及び再加熱を受けた場合に、高温割れが発生しやすいということは周知であり、これを防止すること主要な課題である。そこで、前述の公知文献においては、Fe−Ni合金をベースとして、Nb炭化物の作用を活用することにより、低熱膨張係数合金の高温割れを防止せんとする溶接材料が開示されている。
【0005】
一方、低熱膨張係数である特徴を生かしたFe−Ni合金が、溶接構造物として広く適用されるためには、それを溶接するための溶接材料を安価に供給できることが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、Fe−Ni合金をベースとしてNbを添加した低熱膨張係数合金は、溶接ワイヤを製造する際の熱間鍛造工程及び圧延工程で割れやすく、また疵等の欠陥が発生しやすいため、歩留まりが悪く、極めて高価であるという問題点がある。
【0007】
更に、溶接構造物、例えばLNGの輸送用配管等の溶接施工では、TIG溶接による全姿勢での片面自動溶接ができることが要求され、この要求に応えられるか否かは、特に上向溶接での初層ビードの形成が円滑に可能か否かが重要な因子となる。しかし、従来のFe−Ni系合金のNb含有ワイヤでは、ビード形成が不十分であった。
【0008】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、製造歩留まりが高く、安価に供給できると共に、溶接に際して高温割れがなく、かつ十分なビード形成が可能である低熱膨張係数Fe−Ni合金用溶接ワイヤを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る低熱膨張係数Fe−Ni合金用溶接ワイヤは、Ni:30乃至45質量%、C:0.08乃至0.30質量%、Si:0.01乃至0.50質量%、Mn:0.10乃至1.0質量%、Ti:0.05乃至0.50質量%及びTa:0.10乃至1.5質量%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなると共に、この不可避的不純物は、Nb:0.10質量%以下、P:0.010質量%以下、S:0.005質量%以下、Cu:0.30質量%以下、Cr:0.30質量%以下、Mo:0.30質量%以下、Al:0.010質量%以下、O:0.010質量%以下及びN:0.010質量%以下に規制し、更に、C、Nb、Ta、Tiの含有量は、夫々20×C/(2×Nb+Ta+4×Ti)≧1.0、{1.3×(Ta/181)+(Ti/48)−1.2×(Nb/93)}×100≧0.5を満足するものであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る低熱膨張係数Fe−Ni合金用溶接ワイヤについて詳細に説明する。
【0011】
Fe−Ni合金をベースとした低熱膨張係数合金において、Nbを含有すると熱間鍛造性及び圧延性が劣り、溶接ワイヤの生産性が極端に劣ること、及び溶接に際して十分なビード形成が得られないことが明らかとなったことから、Nbを排除し、これに替わる成分を添加した溶接材料について種々実験研究を重ねた。この結果、本願発明者等は、Fe−Ni合金に対するTa及びTiの複合添加により、Nb含有材より熱間鍛造性及び圧延性が優れており、歩留が高く低コストである溶接材料(溶接ワイヤ)を容易に製造することができることを見いだした。また、本発明はこのような溶接材料が、溶接に際してビード形成が優れており、耐高温割れ性及び機械的性能がNb含有材と同等以上であることを見いだした。本発明はこのような知見を得て完成したものである。
【0012】
次に、本発明に係る低熱膨張係数Fe−Ni合金用溶接ワイヤの成分添加理由及び組成限定理由について説明する。
【0013】
Ni:30乃至45質量%
Niは低熱膨張係数合金の溶接金属を得る上で最も重要な成分であり、30乃至45質量%含有することが必要である。なお、このNi含有量は被溶接物である低熱膨張合金と同じレベルであることが望ましい。Niの含有量が30質量%未満、又は45質量%を超えると、熱膨張係数が極端に大きくなり、使用目的に合致しない。このため、Niの含有量は30乃至45質量%とする。
【0014】
C:0.08乃至0.30質量%
Ta又はTiの炭化物を形成して溶接金属の割れを防止し、また強度を確保するために必要であるが、Cの含有量が0.08質量%未満では効果がない。逆に、Cの含有量が0.30質量%を超えると、ワイヤ製造時の熱間鍛造・圧延性が劣化する。
【0015】
Si:0.01乃至0.50質量%
Siは溶接金属の母材へのなじみを良くしてビード形状を良好なものとすると共に、融合不良等の発生を防止する作用がある。しかし、Siの含有量が0.01質量%未満ではその効果がない。逆に、Siの含有量が0.30質量%を超えると、ワイヤ製造時の熱間鍛造性及び圧延性が劣化すると共に、低温靭性が劣化する。
【0016】
Mn:0.10乃至1.0質量%
Mnは溶接時に脱酸剤として作用し、靭性向上に有効であるが、Mnの含有量が0.10質量%未満ではその効果がない。逆に、Mnの含有量が1.0質量%を超えると、ワイヤ製造時の熱間鍛造性及び圧延性が劣化する。
【0017】
P:0.010質量%以下、S:0.005質量%以下
P、Sは不可避的不純物として混入する元素であるが、溶接金属の高温割れを防止して、健全な溶接金属を得るためには、P及びSを夫々0.010質量%以下及び0.005質量%以下に規制することが必要である。
【0018】
Cu、Cr及びMo:夫々0.30質量%以下
Cu、Cr及びMoはワイヤ製造時の熱間鍛造性及び圧延性を劣化させるので、いずれも0.30質量%以下に抑制することが必要である。
【0019】
Al、O及びN:夫々0.010質量%以下
Al、O及びNはいずれもワイヤ製造時の熱間鍛造性及び圧延性を劣化させると共に、Al及びOは共存してTIG溶接時にスラグとなり、多層溶接が不可能となる。また、Oは溶接金属の高温割れを助長し、O及びNは靭性を劣化させるので、Al,O及びNは夫々0.010質量%以下に抑制する必要がある。
【0020】
Nb:0.10質量%以下
Nbを過剰に含有するとワイヤ製造時の熱間鍛造性及び圧延性が極端に劣化して安価にワイヤを供給することができなくなり、また、初層溶接ビードを安定して得ることができなくなることから、Nbは極力低値に抑制する必要がある。Nbが0.10質量%以下であれば、ワイヤ製造時の熱間鍛造性及び圧延性への悪影響はなく、安定した初層溶接ビードが得られる。
【0021】
Ta:0.10乃至1.5質量%、Ti:0.05乃至0.50質量%
Ta及びTiはCと結合して溶接金属の結晶粒を微細化する作用を有し、かつTa及びTiを複合添加することにより、効果的に高温割れを防止する作用がある。また、Ta及びTiはNbに比して安定した初層溶接ビードを得やすい。Ta及びTi含有量が夫々0.10質量%未満及び0.05質量%未満では高温割れ防止に効果がなく、逆にTa及びTi含有量が夫々1.5質量%及び0.50質量%を超えると、ワイヤ製造時の熱間鍛造性及び圧延性を劣化させる。このため、Taは0.10乃至1.5質量%、Tiは0.05乃至0.50質量%含有する。なお、Ta及びTiがより効果的に作用する最適範囲は夫々0.30乃至0.80質量%及び0.10乃至0.30質量%である。
【0022】
C、Nb、Ti及びTaの関係式
C、Nb、Ti及びTaは下記数式1及び数式2を満足する。本発明はNbに替わってTa及びTiを含有することに特徴がある。このTa及びTiがCと結合して溶接金属の結晶粒を微細化する効果を発揮するためには、Ta及びTiの量に対して下記数式1の関係で示すC量が必要である。この場合に、不純物として含まれるNbも考慮し、Ta、Ti及びNbと結合して微細化効果を発揮できるC量を規定した。なお、下記数式1は、実験的に導き出されたものである。
【0023】
一方、本発明は、溶接金属の結晶粒を微細化するNbに替わってTa及びTiを含有していることに特徴があるが、Ta及びTiの含有量がNbの含有量との相関関係で下記数式2を満足する範囲で、Ta及びTiがNbに替わって溶接時の高温割れ(凝固及び再加熱割れ)を防止できる。
【0024】
【数1】
20×C/(2×Nb+Ta+4×Ti)≧1.0
【0025】
【数2】
{1.3×(Ta/181)+(Ti/48)−1.2×(Nb/93)}×100≧0.5
【0026】
【実施例】
以下、本発明の低熱膨張係数Fe−Ni合金用溶接材料の実施例について、その特性を試験した結果を、比較例と比較して具体的に説明する。
【0027】
先ず、本発明の低熱膨張係数Fe−Ni合金用溶接材料の製造方法について説明する。真空溶解炉により溶解後、30kgインゴットを作成した。熱間鍛造及び圧延後、冷間伸線により直径が1.2mmのワイヤを作成した。下記表1及び表2はワイヤの組成を示し、下記表2はワイヤの生産歩留、初層ビードの形成度、溶接金属の割れ率及び溶接金属の靭性を示す。また、下記表3は試験板に使用した母材の組成を示す。
【0028】
なお、表3に示す母材の寸法は板厚が9mm、長さが500mmである。また、表6の「ワイヤの生産歩留」の欄においては、{直径が1.2mmのワイヤ製品質量(kg)/インゴット質量(kg)×100(%)によりワイヤの生産歩留を算出した。この値が50%以上のものを○とし、31%以上50%未満のものを△とし、31%未満のものを×とした。
【0029】
表6の「初層ビードの形成度」の欄においては、図1(a)のTIG初層片面溶接における{裏波ビードの良好な長さ(mm)/溶接全長(mm)}×100(%)により初層ビードの形成度を算出した。この値が90%以上のものを○とし、71%以上90%未満のものを△とし、71%未満のものを×とした。なお、TIG初層片面溶接は、図1(a)に示すように、厚さが12mmの被溶接材1間に開先角度が70°の開先を設け、下記表4に示す溶接条件で溶接した。符号3は初層ビードである。また、図1(b)に示すように、溶接に際しては、板厚が20mmの3個の拘束板4により、被溶接材1を所定の開先2を形成するように配置して拘束した。初層ビード3の形成後、図2(a)、(b)に示すように、複数層のビード5及び最終ビード6を形成した。なお、初層ビード以外のビード5,6の全層溶接も下記表5に示す溶接条件で行い、図2(b)に示すように、溶接に際しては、板厚が20mmの拘束板を3個使用した。
【0030】
表6の「溶接金属の割れ率」の欄においては、図2(a)及び(b)に示すように、全層溶接後の被溶接材1の溶接ビード3,5,6に対して、溶接方向に垂直の断面で、溶接方向に均等間隔で50個の断面を切断した後、採取した試料の切断面をエメリー紙320番相当により研磨し、10倍の拡大鏡で割れを検出した。割れ率は、(割れが発生した断面数/50断面)×100(%)で算出した値である。評価は、全長に割れがないものを◎とし、割れ率が10%未満で、割れがビードスタート部及びクレータ部のみに発生したものを○とし、割れ率が10%未満で、割れがビードスタート部及びクレータ部以外の通常ビード部にも発生したものを△とし、割れ率が10%以上のものを×とした。
【0031】
表6の「溶接金属の靭性」の欄においては、図1(a)に示すTIG片面溶接金属部より採取した試験片(板厚が5mm、幅が10mmのハーフサイズ)に2mmのVノッチを加工し、−196℃で衝撃試験して吸収エネルギーを求めた。この吸収エネルギーが24J以上のものを○とし、16J以上24J未満のものを△とし、16J未満のものを×とした。上述のいずれの試験においても、○及び◎が合格である。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】
【表6】
【0038】
ワイヤNo.1〜12は本発明の実施例であり、ワイヤの生産歩留、初層ビードの形成度、溶接金属の耐割れ性及び溶接金属の靭性において全て満足するものである。
【0039】
比較例のワイヤNo.13はワイヤのCが低過ぎて耐割れ性が不十分であり、逆にワイヤNo.14はワイヤのCが高過ぎてワイヤの生産歩留が悪く、また溶接金属の靭性も不十分である。ワイヤNo.15はワイヤのSiが低過ぎて初層ビードの形成度が不十分であり、逆にワイヤNo.16はワイヤのSiが高過ぎてワイヤの生産歩留が悪く溶接金属の靭性も劣る。ワイヤNo.17はワイヤのMnが低過ぎて溶接金属の靭性が不十分であり、逆にワイヤNo.18はワイヤのMnが高過ぎてワイヤの生産歩留が悪い。ワイヤNo.19及び20は夫々ワイヤのP、Sが高過ぎて溶接金属の耐割れ性が不十分である。ワイヤNo.21、22、23は夫々ワイヤのCu、Cr、Moが高過ぎてワイヤの生産歩留が悪い。ワイヤNo.24、25は夫々ワイヤのAl、Oが高過ぎてワイヤの生産歩留が劣り、初層ビードの形成度が不十分で溶接金属の耐割れ性及び溶接金属の靭性も不十分である。更にワイヤNo.26はワイヤのAl、Oが共に高過ぎてスラグが多発して初層ビードの形成度が極端に劣化する。ワイヤNo.27のワイヤのNが高過ぎてワイヤの生産歩留、初層ビードの形成度、溶接金属の耐割れ性及び溶接金属の靭性において不十分である。ワイヤNo.28、29はワイヤのNbがいずれも高過ぎてワイヤの生産歩留が非常に劣り、初層ビードの形成度が不十分である。なお、ワイヤNo.29は数式2の値も本発明の下限値未満であるので溶接金属の割れもやや劣る。ワイヤNo.30はワイヤのTaが低過ぎて溶接金属の耐割れ性が不十分であり、逆にワイヤNo.31はワイヤのTaが高過ぎてワイヤの生産歩留が悪い。ワイヤNo.32はワイヤのTiが低過ぎて溶接金属の耐割れ性が不十分であり、逆にワイヤNo.33はワイヤのTiが高過ぎてワイヤの生産歩留が悪い。ワイヤNo.34は数式1を満足せず溶接金属の耐割れ性が不十分である。ワイヤNo.35は数式2を満足せず溶接時の耐割れ性が不十分である。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、製造歩留まりが高く、安価であると共に、溶接に際して、高温割れがなく、かつ十分なビードを形成できる低熱膨張係数Fe−Ni合金用溶接ワイヤを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はTIG片面溶接試験を示す模式図、(b)はその平面図である。
【図2】(a)はTIG片面溶接試験を示す模式図、(b)はその平面図である。
【符号の説明】
1:被溶接材
2:開先
3:初層ビード
4:拘束板
Claims (1)
- Ni:30乃至45質量%、C:0.08乃至0.30質量%、Si:0.01乃至0.50質量%、Mn:0.10乃至1.0質量%、Ti:0.05乃至0.50質量%及びTa:0.10乃至1.5質量%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなると共に、この不可避的不純物は、Nb:0.10質量%以下、P:0.010質量%以下、S:0.005質量%以下、Cu:0.30質量%以下、Cr:0.30質量%以下、Mo:0.30質量%以下、Al:0.010質量%以下、O:0.010質量%以下及びN:0.010質量%以下に規制し、更に、C、Nb、Ta、Tiの含有量は、夫々20×C/(2×Nb+Ta+4×Ti)≧1.0、{1.3×(Ta/181)+(Ti/48)−1.2×(Nb/93)}×100≧0.5を満足するものであることを特徴とする低熱膨張係数Fe−Ni合金用溶接ワイヤ。
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