JP3856593B2 - 野縁取付器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物の組み天井下地の施工において野縁を野縁受に取り付けるための器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の組み天井の下地として、例えば図6に示すようなものがある。同図に示す例では、金属製の野縁受5の下面に、所定間隔をおいて複数の取付金物6が設けられており、各取付金物6に金属製の野縁4を1本ずつ嵌着するようにして、組み天井下地が構成されている。上記取付金物6は、野縁4を挟持する挟持片61、61が両側からそれぞれ下方に延出した概略コの字形の形状を有し、下方から野縁4を圧入して固定するものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記組み天井下地の施工においては、野縁4を野縁受5に取り付ける際、該野縁4を下方から押し上げるのみでは、該野縁4を取付金物6に圧入するのに十分な押圧力を加えることが困難であるため、該野縁4を下方から叩打するようにして取付金物6に圧入せざるを得ないが、これによれば該野縁4が損傷を受けやすいという問題がある。
【0004】
この発明は、上記の点に鑑み、野縁を損傷することなく容易に野縁受に取り付けることができるようにする手段を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされたこの発明の請求項1に記載の野縁取付器は、野縁を野縁受に取り付けるための器具であって、長尺の柄の先端部が、少なくとも前記野縁を嵌挿し得る間隔をおいて叉状に拡開する形状を有し、該拡開部の各肢片の先端に、前記野縁受に係止するための、帯状に延びる鋼製プレートの一端部を鉤状に折曲した係止片が設けられるとともに、両肢片の間に、前記野縁を押圧するための、短尺の平角材が前記各肢片に横架し接合された押圧部材が架設されていることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき具体的に説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る野縁取付器が示されている。同図に示す野縁取付器T1は、柄1に係止部2と押圧部3とが設けられたものとなっている。
【0008】
柄1は、やや長尺に延びる棒状の本体11の一方端部に、2本の肢片12、12が接合された構成となっている。上記本体11は、一方端から、これよりやや内側寄りの位置までは角材状、当該位置から他方端までは丸棒状となるように加工されている。上記両肢片12、12は、やや短尺の平角材よりなり、前記本体11と略同一方向に延びる態勢で、該本体11の角材状部を両側から挟持するようにして接合されている。両肢片12、12は、先端へいくに従って両者間の間隔が漸次幅広となるようにして、本体11の先端よりもさらに延出しており、これにより、柄1の先端部が、叉状に拡開する形状となっている。上記両肢片12、12の先端部の間隔は、これらの間に野縁を嵌挿した場合に若干余裕が形成される程度となっている。なお、以下、上記柄1における拡開部側を上側とし、該拡開部により形成される平面の一方面側および他方面側をそれぞれ前側および後側とする。
【0009】
上記柄1の長さは、平均的な身長の成人が床上で該柄1の下側端部を把持した状態で、該柄1の上側端部を天井の下地に容易に届かせ得る程度に設定されている。
【0010】
係止部2は、野縁受に係止するための部位であり、前記柄1における両肢片12、12の上側端からそれぞれ前側方向へ延出する一対の係止片21、21よりなる。各係止片21は、帯状に延びる鋼製プレートの一端部を鉤状に折曲し、該折曲片を前側方向へ延出させるようにして、該鋼製プレートを上記各肢片12の先端部に重ね合わせ接合することによって構成されている。
【0011】
押圧部3は、野縁を押圧するための部位であり、前記柄1における両肢片12、12の間に架設された押圧部材31よりなる。該押圧部材31は、短尺の平角材よりなり、上記両肢片12、12の後側面における上側端よりやや下方の位置に、後側から重ね合わせるようにして横架し接合されている。上記両肢片12、12の上側端から押圧部材31の上側端までの距離は、野縁受の上面から取付後の野縁の下面までの距離よりやや大となっている。
【0012】
上記野縁取付器T1は、係止片21、21を除き、全て木材で構成されている。
【0013】
以下、上記野縁取付器T1を用いた野縁の取付手順を順次記述する。
1.まず、上記野縁取付器T1における両肢片12、12の上側端部の間に野縁4を上から嵌挿して保持し、この状態で該野縁取付器T1の上側端を上方に掲げて、該野縁4を野縁受5の下方に配置する。
【0014】
2.ついで、図2および図3に示すように、上記野縁取付器T1の両係止片21を、野縁受5の上面に係止する。
【0015】
3.ついで、上記野縁取付器T1の柄1の下側端を、図中の矢印A1で示すように後側方向へ引き上げるようにする。
【0016】
このとき、上記野縁取付器T1は、係止片21の先端を支点Pとして、てこのように作用し、図2中の矢印A2で示すように押圧部材31が野縁4を上方へ押圧する。これにより、該野縁4が取付金物6に圧入されて野縁受5に固定される。
【0017】
上記野縁取付器T1によれば、長尺の柄1に、野縁受5に係止するための係止部2と、野縁4を押圧するための押圧部3とが設けられているので、前記したように、野縁受5に係止部2を係止して柄1の下側端を引き上げることで、柄1がてこのように作用して押圧部3が野縁4を押圧し、これにより野縁4が取付金物6に圧入されて野縁受5に固定される。したがって、該野縁4を叩打したりしなくとも、十分な押圧力で押圧するようにして取付金物6に圧入することができるので、該野縁4を損傷することなく、容易に野縁受5に取り付けることができる。
【0018】
また、長尺の柄1を介して野縁4の取付作業を行うことができるので、床上から極めて容易に作業を行うことができる。
【0019】
さらに具体的には、上記長尺の柄1の先端部が、少なくとも前記野縁4を嵌挿し得る間隔をおいて叉状に拡開する形状を有し、該拡開部の各肢片12、12の先端に、前記野縁受5に係止するための係止片21、21が設けられるとともに、両肢片12、12の間に、前記野縁4を押圧するための押圧部材31が架設されているので、前記したように、両肢片12、12の間に野縁4を嵌挿して保持した状態で野縁取付器T1を上方に掲げることにより、該野縁4を容易に取付位置に配置することができ、さらに、この状態で、両係止片21、21を野縁受5に係止して柄1の下側端を引き上げることで、押圧部材31で野縁4を押圧して取付金物6に容易に圧入することができる。したがって、野縁4の配置から固定までを連続して容易に行うことができ、またこのとき該野縁4を安定して保持した状態で配置し取り付けることができるため作業がやりやすい。
【0020】
さらに、上記野縁取付器T1は、係止片21、21以外は全て木材で構成されているので、野縁4に接触しても該野縁4を損傷し難く、特に押圧部材31で野縁4を押圧しても該野縁4を損傷し難い。また、該野縁取付器T1が容易に作製することができて低コストのものとなっている。
【0021】
上記野縁取付器T1には、様々な変更を加えることが可能である。例えば、図4に示すように、柄1を、一方向に長尺に延びる平板状のものとし、該柄1における一方短縁部の中央部分を切欠いて、該切欠部分の両側に肢片12、12を形成するようにしてもよい。この場合、上記切欠部分の内奥の端縁部が押圧部3となる。また、同図に示す例では、柄1における他方短縁部も切欠いて、該切欠部分にハンドル13を架設するようにしている。なお、上記柄1は樹脂を成形して得られたものとなっている。同図に示す野縁取付器T2は、前記図1に示す野縁取付器T1と基本的に同様にして使用することができる。
【0022】
また、例えば、図5に示すように、柄1を概略くの字形状に折曲した形状とし、該柄1の一方端に、コの字形状の係止金具22を回動可能に取り付けるようにしてもよい。同図に示す野縁取付器T3では、該係止金具22を野縁受5に嵌着して係止し、この状態で、図中の矢印A3で示すように柄1を引き上げるようにして、該柄1の折曲部分で野縁4を上方へ押圧し取付金物6に圧入するようにする。この場合、柄1が、係止金具22との接合部を支点Pとしててこのように作用し、該柄1の折曲部分が押圧部3として機能する。
【0023】
また、例えば、柄1、押圧部3等を、鉄、アルミニウム等の各種金属で構成することもできる。この場合、野縁4に接触する部位に、ゴム等よりなる緩衝材を配設しておくようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項に記載の野縁取付器によれば、長尺の柄の先端部を、少なくとも前記野縁を嵌挿し得る間隔をおいて叉状に拡開する形状とし、該拡開部の各肢片の先端に、前記野縁受に係止するための係止片を設けるとともに、両肢片の間に、前記野縁を押圧するための押圧部材を架設したので、両肢片の間に野縁を嵌挿して保持した状態で野縁取付器を上方に掲げることにより、該野縁を容易に取付位置に配置することができ、さらに、この状態で、両係止片を野縁受に係止して柄の下側端を引き上げることで、押圧部材で野縁を容易に押圧することができる。さらに、該野縁を叩打したりしなくとも、柄がてこのように作用し、十分な押圧力で押圧するようにして取り付けることができるので、該野縁を損傷することなく、容易に野縁受に取り付けることができる。したがって、野縁の配置から固定までを連続して容易に行うことができ、またこのとき該野縁を安定して保持した状態で配置し取り付けることができるため作業がやりやすい。また、長尺の柄を介して野縁の取付作業を行うことができるので、床上から極めて容易に作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る野縁取付器を示す一部切欠斜視図。
【図2】図1の野縁取付器の使用状態を示す側面図。
【図3】図2の斜視図。
【図4】他の実施形態に係る野縁取付器を示す一部切欠斜視図。
【図5】他の実施形態に係る野縁取付器を示す模式図。
【図6】組み天井の下地構造の一例を示す部分斜視図。
【符号の説明】
1 柄
2 係止部
3 押圧部
T1 野縁取付器

Claims (1)

  1. 野縁を野縁受に取り付けるための器具であって、長尺の柄の先端部が、少なくとも前記野縁を嵌挿し得る間隔をおいて叉状に拡開する形状を有し、該拡開部の各肢片の先端に、前記野縁受に係止するための、帯状に延びる鋼製プレートの一端部を鉤状に折曲した係止片が設けられるとともに、両肢片の間に、前記野縁を押圧するための、短尺の平角材が前記各肢片に横架し接合された押圧部材が架設されていることを特徴とする野縁取付器。
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