JP3855921B2 - 個人情報分散管理方法及びシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、個人情報分散管理方法及びシステムに関する。具体的には、ネットワークに接続されたPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant:情報携帯端末)、携帯電話機等のような端末間において、個人情報及び/又は通知先情報を、相互に送受信する方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、利用者の個人情報を発信又は受信するツールとして、既に製品化されているインスタントメッセンジャーがある。例えば、AOL(American On-Line)インスタントメッセンジャー(登録商標)、ヤフー(Yahoo!)メッセンジャー(登録商標)、MSN(Microsoft Network)メッセンジャー(登録商標)等がある。
【0003】
これらメッセンジャーツールは、PCに限られず、PDA又は携帯電話機においても動作するものもある。利用者は、自身が所有するPC、PDA、携帯電話機等それぞれに、これらメッセンジャーツールをインストールすることができる。これにより、当該利用者は、そのとき使用している端末から、自身の個人情報を発信したり、他人の個人情報を受信したりすることが可能となる。例えば、利用者が現在会議中であれば、「会議中」旨なる個人情報を、当該利用者の端末からメッセンジャーツールによって送信することができる。
【0004】
このように、利用者の個人情報を発信又は受信するメッセンジャーツールは、その利用者の個人情報及び/又は通知先情報をサーバに保持するクライアント/サーバ型の構成のもの(例えば非特許文献1参照)と、全て又は一部の情報を各端末に保持するPeer−to−Peer型の構成のもの(例えば非特許文献2参照)とが存在する。
【0005】
【非特許文献1】
マイクロソフトコーポレーション、”MSNメッセンジャー”、[online]、[平成14年10月25日検索]、インターネット<URL:http://messenger.msn.co.jp/>
【非特許文献2】
”FieldCast”、NTT技術ジャーナル、2002年、第14巻、第6号、p.26−29
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
現在、個人情報を活用した様々なサービスが提案されているが、それら個人情報にはプライバシー情報も含まれるため、利用者は、ネットワークに個人情報を送信することに抵抗を持つことが容易に考えられる。従って、それら個人情報を扱うサービスでは、Peer−to−Peer型の構成が提案されている。
【0007】
しかしながら、Peer−to−Peer型で個人情報を発信又は受信するシステムにおいては、利用者が、自宅のPC、会社のPC、携帯電話機、PDA等のような端末を複数所持している場合、各端末内に個人情報又は通知先情報等を保持することとなる。
【0008】
ここで、端末括りつけの情報(オフライン/オンライン、バッテリ残量等)については問題ないが、端末非依存の、主に所有者括りつけの情報(住所又は連絡先のような個人情報又は通知先情報)について問題となる。一方の端末に個人情報等を登録/更新/削除した後で、他方の端末を使用するとき、以前の一方の端末で登録/更新/削除した個人情報等が反映されていないため、利用者自身が再度同じ操作をする必要があった。
【0009】
また、各端末において、利用者自身の購買履歴又はWeb閲覧等により趣味、嗜好、行動パターン等を学習させる場合においても、学習結果は、それぞれの端末内で保持されるため 、使用する端末毎に偏った学習結果になる等の問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、前述した課題を解決するために、利用者が複数端末を保持し、その端末毎に端末非依存の各種情報が格納されている場合に、一方の端末における登録/変更情報又は学習結果等の情報を、他方の端末にも反映させることを可能とする個人情報分散管理方法及びシステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、利用者が使用する第1の利用者端末から1つ以上の通知先端末へ、ネットワークを介して、少なくとも利用者の現在の状態を表す情報を含む個人情報を送信する個人情報分散管理方法であって
利用者が第1の利用者端末から第2の利用者端末へ使い分ける際に、第1の利用者端末が、個人情報と通知先端末の通知先情報を第2の利用者端末へ送信する第1のステップと、
第2の利用者端末が、自ら保持する個人情報及び通知先情報を、受信した個人情報及通知先情報に基づいて同期更新する第2のステップと、
第2の利用者端末が、通知先情報に基づく通知先端末へ、少なくとも利用者の現在の状態を表す情報を含む個人情報を送信する第3のステップと
を有することを特徴とする。
【0012】
本発明における個人情報分散管理方法の他の実施形態によれば、第1のステップについて、第2の利用者端末が通信可能でない場合、
第1の利用者端末が、個人情報及通知先情報を引継ぎサーバへ送信する第11のステップと、
引継ぎサーバが、個人情報及通知先情報を蓄積する第12のステップと、
第2の利用者端末が通信可能となった際に、引継ぎサーバが、個人情報及通知先情報を第2の利用者端末へ送信する第13のステップと
を有することも好ましい。
【0013】
本発明における個人情報分散管理方法の他の実施形態によれば、個人情報は、更に、利用者の属性情報利用者の過去の行動履歴から学習し得られた結果情報、及び/又は、利用者が設定した定義情報を含むことも好ましい。
【0014】
本発明における個人情報分散管理方法の他の実施形態によれば、第1の利用者端末は、利用者が第2の利用者端末又は引継ぎサーバを指定することができる指定ステップを更に有することも好ましい。
【0015】
本発明における個人情報分散管理方法の他の実施形態によれば、指定ステップは、利用者が指定可能な第2の利用者端末又は引継ぎサーバの候補情報を表示し、該利用者が該候補情報のいずれかを指定することができることも好ましい。
【0016】
本発明における個人情報分散管理方法の他の実施形態によれば、第1の利用者端末は、個人情報及び通知先情報の一部又は全部が更新された契機ごとに、更新情報を第2の利用者端末へ送信するステップを更に有することも好ましい。
【0017】
本発明によれば、利用者が使用する第1の利用者端末から1つ以上の通知先端末へ、ネットワークを介して、少なくとも利用者の現在の状態を表す情報を含む個人情報を送信するように構成された個人情報分散管理システムであって
第1の利用者端末は、利用者が第1の利用者端末から第2の利用者端末へ使い分ける際に、個人情報と通知先端末の通知先情報を第2の利用者端末へ送信する送信手段を有し、
第2の利用者端末は、自ら保持する個人情報及び通知先情報を、受信した個人情報及通知先情報に基づいて同期更新する手段と、通知先情報に基づく通知先端末へ、少なくとも利用者の現在の状態を表す情報を含む個人情報を送信する手段とを有する
ことを特徴とする。
【0018】
本発明における個人情報分散管理システムの他の実施形態によれば、第1の利用者端末の送信手段は、第2の利用者端末が通信可能でない場合、個人情報及通知先情報を引継ぎサーバへ送信するように構成されており、
引継ぎサーバは、個人情報及通知先情報を蓄積する手段と、第2の利用者端末が通信可能となった際に、個人情報及通知先情報を第2の利用者端末へ送信する手段とを有することも好ましい。
【0019】
本発明における個人情報分散管理システムの他の実施形態によれば、個人情報は、更に、利用者の属性情報利用者の過去の行動履歴から学習し得られた結果情報、及び/又は、利用者が設定した定義情報を含むことも好ましい。
【0020】
本発明における個人情報分散管理システムの他の実施形態によれば、第1の利用者端末は、利用者が第2の利用者端末又は引継ぎサーバを指定することができるように構成された指定手段を更に有することも好ましい。
【0021】
本発明における個人情報分散管理システムの他の実施形態によれば、指定手段は、利用者が指定可能な第2の利用者端末又は引継ぎサーバの候補情報を表示し、該利用者が該候補情報のいずれかを指定することができるように構成されていることも好ましい。
【0022】
本発明における個人情報分散管理システムの他の実施形態によれば、第1の利用者端末は、個人情報及通知先情報の一部又は全部が更新された契機ごとに、更新情報を第2の利用者端末へ送信する手段を更に有することも好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。
【0024】
図1は、本発明のシステム構成図である。
【0025】
図1によれば、インターネット等のネットワーク01を介して、利用者の利用者端末11及び12(PC、PDA、携帯電話等)と、その利用者の個人情報を受信する通知先情報に登録されている端末21、22及び23(PC、PDA、携帯電話等)と、サーバ31とが接続されている。
【0026】
図2は、本発明による利用者端末11及び12の機能構成図である。
【0027】
図2によれば、利用者端末11及び12は、表示手段101と、操作手段102と、端末制御手段103と、データ送受信手段104と、情報引継ぎ制御手段105と、個人情報記録手段106と、通知先情報記録手段107と、学習結果記録手段108とを有する。
【0028】
表示手段101は、例えば、引継ぎ可能な利用者端末又は引継ぎサーバの候補情報を利用者に表示するものである。操作手段102は、利用者が直接変更先の端末を指定してもよいし、例えば、表示手段101の引継ぎ可能な候補情報に基づいて、利用者がいずれかを選択指定するものであってもよい。端末制御手段103は、利用者端末11及び12が送受信するデータを制御するものである。データ送受信手段104は、端末制御手段103の制御によって、他の利用者端末、引継ぎサーバ又は通知先端末との間で、データを送受信するものである。
【0029】
情報引継ぎ制御手段105は、個人情報及び/又は通知先情報から他の端末へ引き継ぐべき引継ぎ情報を生成するものである。
【0030】
個人情報記録手段106は、例えば、利用者の属性情報(名前、年齢、性別、住所等)、利用者の現在の状態を表す情報(場所、行動目的、趣味、嗜好、状況、気持ち等)、学習結果情報、又は、利用者が設定した定義情報のような個人情報を記録したものである。このように、属性情報等の静的な情報だけでなく、現在の状態を表す情報等の動的な情報も含まれる。
【0031】
表1は、個人情報のデータ構造の一例を示す。
【表1】
Figure 0003855921
【0032】
通知先情報記録手段107は、通知先となる端末のアドレスを記録したものである。例えば、個人情報が登録又は変更されると、この通知先情報のアドレス先へ、その個人情報が送信される。
【0033】
表2は、通知先情報のデータ構造の一例を示す。
【表2】
Figure 0003855921
【0034】
学習結果記録手段108は、利用者の過去の行動履歴から学習し得られた結果情報を記録したものである。
【0035】
図3は、本発明によるサーバ31の機能構成図である。
【0036】
図3によれば、サーバ31は、データ送受信手段301と、サーバ制御手段302と、データ蓄積手段303と、端末状態管理手段304とを有する。
【0037】
データ送受信手段301は、サーバ制御手段302の制御によって、利用者端末との間でデータを送受信するものである。サーバ制御手段302は、引継ぎサーバ31が送受信するデータを制御するものである。
【0038】
データ蓄積手段303は、利用者端末から受信した個人情報及び/又は通知先情報を一時的に蓄積するものである。
【0039】
端末状態管理手段304は、利用者の情報を引き継ぐべき利用者端末が、通信可能であるか否かを確認するものである。例えば、利用者端末の電源投入時に該利用者端末からの接続状況「オンライン」のメッセージを受信したり、又は、一定時間毎に引継ぎサーバが当該利用者端末が通信可能か否かを確認するメッセージを送信するものであってもよい。
【0040】
図4は、利用者が別端末へ個人情報等を引き継ぐ際の動作シーケンス図である。
【0041】
ここでは、利用者が会社でPCを使用した後で、利用者が携帯電話機を所持しつつ会社を退出し、その後、自宅でPCを使用するような状況を想定している。
【0042】
ステップ1にて、利用者は、利用者端末11の操作手段102により、自身の個人情報“状況=「会議中」”へ変更する指示を入力する。
【0043】
ステップ2にて、利用者端末11は、ステップ1において入力された個人情報を個人情報記録手段106に記録する。それと共に、予め通知先情報登録手段107に登録されていた通知先(端末21及び22)へ“状況=「会議中」”のメッセージをデータ送受信手段104により送信する。
【0044】
ステップ3にて、利用者は、利用者端末11の操作手段102により、個人情報の通知先に端末23の追加指示を入力する。
【0045】
ステップ4にて、利用者端末11は、ステップ3において入力された通知先情報を通知先記録手段107に記録する。それと共に、現在記録されている個人情報を、端末23へデータ送受信手段104によって送信する。
【0046】
ステップ5にて、利用者は、利用者端末11の操作手段102により、自身の個人情報“状況=「食事中」”へ変更する指示を入力する。
【0047】
ステップ6にて、利用者端末11は、ステップ5にて入力された個人情報を個人情報記録手段106に記録する。それと共に、通知先情報に従って“状況=「食事」”のメッセージをデータ送受信手段104によって送信する。この際、ステップ4にて新たに端末23が通知先として登録されたので、今回のデータは、端末21、22及び23ヘ送信される。
【0048】
以上、ステップ1〜6は、既に提案されているPeer−to−Peer型のインスタントメッセンジャーの機構と同様である。
【0049】
本発明によれば、この後、利用者が会社での仕事を終え帰宅するために、使用端末を会社PC(端末11)から携帯電話機(端末12)へ変更する際に、利用者が端末11で記録した情報を矛盾が起こらないように端末12へ引き継ぐことを特徴としている。以下、ステップ7以降を説明する。
【0050】
ステップ7にて、利用者は、利用者端末11の操作手段102により、使用端末を端末12へ変更する指示を入力する。このステップ7では、利用者が直接変更先の端末を指定してもよい。また、端末11が他端末の状態1を管理し、引継ぎ可能な端末候補を利用者へ提示し、利用者がその選択肢から指定するものであってもよい。
【0051】
ステップ8にて、利用者端末11は、引き継ぐべき個人情報及び/又は通知先情報を生成する。この情報は、利用者が予め端末非依存として指定した情報である。逆に、端末依存の情報は引継ぎ情報には含まれない。
【0052】
ステップ9にて、利用者端末11は、ステップ7にて指定された引継ぎ先端末の状態を確認する。引き継ぎ先端末の電源がONであり、ネットワークに接続されている状態であれば、ステップ10に進む。一方、引継ぎ先端末の電源がOFFである、又はネットワークに接続されていない状態であれば、ステップ15に進む。尚、ステップ15以降は、図5で説明する。
【0053】
ステップ10にて、利用者端末11は、データ送受信手段104により、個人情報及び/又は通知先情報である引継ぎ情報を利用者端末12ヘ送信する。
【0054】
ステップ11にて、利用者端末12は、ステップ10により受信した引継ぎ情報のタイムスタンプと、利用者端末12が保持していた個人情報及び/又は通知先情報のタイムスタンプとを比較する。
【0055】
ステップ12にて、利用者端末12は、ステップ11にてタイムスタンプを比較した結果、受信した情報の方が新しいものであれば、受信した情報により上書き更新を行う。逆に、受信した情報の方が古いものであれば、受信した情報を破棄する。
【0056】
ステップ13にて、利用者は、利用者端末の操作手段102により、自身の個人情報“状況=「帰宅中」”へ変更する指示を入力する。
【0057】
ステップ14にて、利用者端末11は、ステップ13にて入力された情報を個人情報記録手段106により記録する。それと共に、利用者端末11は、“状況=「帰宅中」”のメッセージを、データ送受信手段104により通知先(端末21、22、23)へ送信する。このステップ14からも理解できるように、別端末(端末11)で通知先に設定した端末23の情報も、端末12に反映されているため、利用者は新たに端末12において通知先に端末23の情報を登録する必要がない。
【0058】
図5は、ステップ9にて引継ぎ先端末の電源がOFF等の理由により、即時に情報を引き継げない場合の動作シーケンス図である。
【0059】
ステップ15にて、利用者端末11は、引継ぎ先の端末へ送信できない引継ぎ情報を、引継ぎサーバ31へ送受信手段104により送信する。これは、例えば、会社のPC(端末11)から、電源OFFの自宅PC(端末12)へ現在の情報を引き継ぎたい場合がある。
【0060】
ステップ16にて、引継ぎサーバ31は、受信した引継ぎ情報をデータ蓄積手段303により蓄積する。
【0061】
ステップ17にて、利用者が自宅に帰り、自宅PC(端末12)の電源をONにし、ネットワークヘ接続すると、“ネットワーク接続状況=「オンライン」”のメッセージが、利用者端末12から引継ぎサーバ31ヘ、データ送受信手段104により送信される。
【0062】
ステップ18にて、引継ぎサーバ31は、端末状態管理手段304によりメッセージを判断し、ステップ16にて蓄積された引継ぎ情報を、端末12ヘダウンロードする。
【0063】
前述したステップ15〜18に示したとおり、引継ぎ先に指定した端末が電源OFF又はオフラインの場合でも、常に最新の情報で各所有端末を使用することが可能である。
【0064】
図6は、個人情報及び/又は通知先情報を他端末への反映する動作シーケンス図である。
【0065】
図6によれば、ある端末で何らかの操作によりその端末内に格納している端末非依存の情報に変更が生じた場合、その都度、その変更情報を、予め利用者が定義した端末(例えば自身が所有する全端末)へ送信する。その情報を受信した各端末は、その情報を自端末内の情報に反映し、常に同期をとることができる。
【0066】
図6に示した例においては、個人情報(会議中/食事中/帰宅中)と通知先情報とについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、その他の個人情報(属性、気分、嗜好)やその端末で学習させた結果情報等、端末非依存(=所有者依存)の情報についても含むことは云うまでもない。また、前述の例では、利用者の個人情報を利用者が入力することとしているが、各種センシング機器による個人情報(血糖値や脈拍等)を入力する場合も含む。
【0067】
【発明の効果】
本発明の個人情報分散管理方法及びシステムによれば、利用者が複数端末を所持し、使用端末を使い分ける場合に、ある端末で登録した情報、学習した情報等を情報の矛盾なく容易に他の所有端末に反映させることが可能であり、再登録、再学習の手間をなくし、常に情報の最新化、一貫性を保つことが可能となる。
【0068】
また、電源OFF又はオフラインの端末については、情報をサーバに一旦蓄積し、当該端末がON等になった契機で情報の最新化、一貫性を保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明による利用者端末11及び12の機能構成図である。
【図3】本発明によるサーバ31の機能構成図である。
【図4】利用者が別端末へ個人情報等を引き継ぐ際の動作シーケンス図である。
【図5】引継ぎ先端末が即時に情報を引き継げない場合の動作シーケンス図である。
【図6】個人情報等を他端末への反映する動作シーケンス図である。
【符号の説明】
01 ネットワーク
11、12 利用者端末
21、22、23 通知先情報に記録された通知先端末
31 引継ぎサーバ
101 表示手段
102 操作手段
103 端末制御手段
104 データ送受信手段
105 情報引継ぎ制御手段
106 個人情報記録手段
107 通知先情報記録手段
108 学習結果記録手段
301 データ送受信手段
302 サーバ制御手段
303 データ蓄積手段
304 端末状態管理手段

Claims (12)

  1. 利用者が使用する第1の利用者端末から1つ以上の通知先端末へ、ネットワークを介して、少なくとも前記利用者の現在の状態を表す情報を含む個人情報を送信する個人情報分散管理方法であって
    前記利用者が前記第1の利用者端末から第2の利用者端末へ使い分ける際に、前記第1の利用者端末が、前記個人情報と前記通知先端末の通知先情報を前記第2の利用者端末へ送信する第1のステップと、
    前記第2の利用者端末が、自ら保持する個人情報及び通知先情報を、受信した前記個人情報及び前記通知先情報に基づいて同期更新する第2のステップと、
    前記第2の利用者端末が、前記通知先情報に基づく前記通知先端末へ、少なくとも前記利用者の現在の状態を表す情報を含む個人情報を送信する第3のステップと
    を有することを特徴とする個人情報分散管理方法。
  2. 前記第1のステップについて、前記第2の利用者端末が通信可能でない場合、
    前記第1の利用者端末が、前記個人情報及び前記通知先情報を引継ぎサーバへ送信する第11のステップと、
    前記引継ぎサーバが、前記個人情報及び前記通知先情報を蓄積する第12のステップと、
    前記第2の利用者端末が通信可能となった際に、前記引継ぎサーバが、前記個人情報及び前記通知先情報を前記第2の利用者端末へ送信する第13のステップと
    を有することを特徴とする請求項1に記載の個人情報分散管理方法。
  3. 前記個人情報は、更に、前記利用者の属性情報、前記利用者の過去の行動履歴から学習し得られた結果情報、及び/又は、前記利用者が設定した定義情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の個人情報分散管理方法。
  4. 前記第1の利用者端末は、前記利用者が前記第2の利用者端末又は前記引継ぎサーバを指定することができる指定ステップを更に有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の個人情報分散管理方法。
  5. 前記指定ステップは、前記利用者が指定可能な前記第2の利用者端末又は前記引継ぎサーバの候補情報を表示し、該利用者が該候補情報のいずれかを指定することができることを特徴とする請求項4に記載の個人情報分散管理方法。
  6. 前記第1の利用者端末は、前記個人情報及び前記通知先情報の一部又は全部が更新された契機ごとに、更新情報を前記第2の利用者端末へ送信するステップを更に有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の個人情報分散管理方法。
  7. 利用者が使用する第1の利用者端末から1つ以上の通知先端末へ、ネットワークを介して、少なくとも前記利用者の現在の状態を表す情報を含む個人情報を送信するように構成された個人情報分散管理システムであって
    前記第1の利用者端末は、前記利用者が前記第1の利用者端末から第2の利用者端末へ使い分ける際に、前記個人情報と前記通知先端末の通知先情報を前記第2の利用者端末へ送信する送信手段を有し、
    前記第2の利用者端末は、自ら保持する個人情報及び通知先情報を、受信した前記個人情報及び前記通知先情報に基づいて同期更新する手段と、前記通知先情報に基づく前記通知先端末へ、少なくとも前記利用者の現在の状態を表す情報を含む個人情報を送信する手段とを有する
    ことを特徴とする個人情報分散管理システム。
  8. 前記第1の利用者端末の前記送信手段は、前記第2の利用者端末が通信可能でない場合、前記個人情報及び前記通知先情報を引継ぎサーバへ送信するように構成されており、
    前記引継ぎサーバは、前記個人情報及び前記通知先情報を蓄積する手段と、前記第2の利用者端末が通信可能となった際に、前記個人情報及び前記通知先情報を前記第2の利用者端末へ送信する手段とを有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の個人情報分散管理システム。
  9. 前記個人情報は、更に、前記利用者の属性情報、前記利用者の過去の行動履歴から学習し得られた結果情報、及び/又は、前記利用者が設定した定義情報を含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の個人情報分散管理システム。
  10. 前記第1の利用者端末は、前記利用者が前記第2の利用者端末又は前記引継ぎサーバを指定することができるように構成された指定手段を更に有することを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の個人情報分散管理システム。
  11. 前記指定手段は、前記利用者が指定可能な前記第2の利用者端末又は前記引継ぎサーバの候補情報を表示し、該利用者が該候補情報のいずれかを指定することができるように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の個人情報分散管理システム。
  12. 前記第1の利用者端末は、前記個人情報及び前記通知先情報の一部又は全部が更新された契機ごとに、更新情報を前記第2の利用者端末へ送信する手段を更に有することを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載の個人情報分散管理システム。
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