JP3853470B2 - 半導体発光素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、III族窒化物材料系の半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平8−125275号に示されているようなIII族窒化物系化合物半導体レーザ素子が知られている。
【0003】
図7は、特開平8−125275号に示されている従来のIII族窒化物系化合物半導体レーザ素子の構成図である。図7を参照すると、n型のα−SiC基板1のa面には、MOCVD法を用いて、n型のGaN層2、n型AlGaNクラッド層3、InGaN活性層4、p型AlGaNクラッド層5、p型GaN層6が順次に積層されている。
【0004】
そして、p型GaN層6上の表面中央部を除く両側に、電流狭窄のためストライプ状のSiO2またはSiNからなる絶縁層7が形成され、この絶縁層7およびp型GaN層6の表面にわたってAu電極8が形成されている。また、α−SiC基板1の下面にはNi電極9が形成されている。図7に示す構造では、電流はp型GaN層6の表面に形成した絶縁層7によってストライプ状の領域に狭窄される構成になっており、利得導波型の半導体レーザ素子となっている。
【0005】
このように、図7に示したIII族窒化物材料系半導体レーザ素子は利得導波型となっているが、閾電流をより低減し、また高い光出力まで横モードを安定させて動作させるためには屈折率導波型にする必要がある。
【0006】
図8は特開平8−97468号に示されているIII族窒化物系化合物半導体レーザ素子の断面図である。図8を参照すると、サファイア基板10上には、n型のGaNからなる低温バッファ層11、高温バッファ層12、n型AlGaNからなる下部クラッド層13、ノンドープまたはn型またはp型のInGaNからなる活性層14、下部クラッド層13と同じ組成のp型上部クラッド層15、p型GaN層19とp型InGaN層20からなるコンタクト層16が順次に積層されている。
【0007】
そして、コンタクト層16上にp側電極17が形成され、また、積層された半導体層の1部をエッチングして露出した高温バッファ層12上にn側電極18が形成されている。また、p側電極17に合わせてコンタクト層16およびp型クラッド層15の一部は、エッチングされてメサ型形状を構成している。
【0008】
このように、図8に示した構造は、活性層14の上までエッチングして形成したメサ型形状によりリッジ導波路が形成されているため、電流だけでなく光も水平横方向に閉じ込められる屈折率導波型の半導体レーザ素子となっている。
【0009】
しかしながら、図8に示したIII族窒化物材料系半導体レーザ素子において、リッジ導波路は、素子表面からコンタクト層16およびp型クラッド層15の一部をエッチングし、InGaN活性層14よりも上でエッチングを停止させて形成しており、このエッチング深さがばらつくと、リッジ導波路の実効屈折率が変化してレーザの閾電流や遠視野像等の素子特性が変化してしまう。そのため、エッチング深さを精密に制御する必要がある。
【0010】
また、図9は、特開平8−97503号に示されているAlGaAs材料系の代表的な屈折率導波型半導体レーザの一例を示す図である。図9を参照すると、n型GaAs基板21上には、n型AlGaAs下部クラッド層22、ノンドープまたはn型またはp型のAlGaAs活性層23、p型AlGaAs第1上部クラッド層24、n型GaAs電流制限層25、p型AlGaAs第2上部クラッド層26、p型GaAsコンタクト層27が順次に積層されている。そして、p型GaAsコンタクト層27の上面,n型GaAs基板21の下面には、それぞれ、p側電極28,n側電極29が形成されている。この構造では、n型GaAsからなる電流制限層25により注入電流を幅wのストライプ状領域に制限すると同時に、活性層で発生した光を吸収することにより、ストライプ内外で屈折率差を設けることができる。そのため、幅wの領域に光は閉じ込められて安定して導波することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示したような半導体レーザの構造は、AlGaAs材料系において広く用いられている構造である。AlGaAs材料系では、GaAsとAlGaAsを化学エッチングによって選択的にエッチングすることが比較的容易に可能であるため、n型GaAs電流制限層25を幅wのストライプ状にp型AlGaAs第1上部クラッド層24の表面まで選択的にエッチングしてストライプ構造を形成している。
【0012】
これに対し、III族窒化物材料系では、化学エッチングによってはほとんどエッチングがなされず、またAlGaAs材料系のようにInGaN,GaN,AlGaNをそれぞれ選択的にエッチングすることが困難である。そのため、図9に示したような構造をIII族窒化物材料系で作製する場合には、エッチング深さを精密に制御しながら電流狭窄層をドライエッチングしなければならず、製造が困難となっている。
【0016】
発明は、エッチング深さの制御性が良好で製造が容易な屈折率導波型のIII族窒化物材料系の半導体発光素子(半導体レーザ素子)を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、基板上に、少なくとも、第1導電型クラッド層,活性層,第2導電型エッチングストップ層,第2導電型クラッド層,第2導電型コンタクト層を含む構造が積層されており、第2導電型エッチングストップ層は、Inを含む III 族窒化物材料で活性層よりも禁制帯幅の大きい材料からなり、また、エッチングストップ層よりも上の層はInを含まない III 族窒化物材料系で構成されており、素子表面から第2導電型コンタクト層および第2導電型クラッド層を第2導電型エッチングストップ層の表面までエッチングしてストライプ構造が形成され、該ストライプ構造の両側にストライプ構造と平行に、素子表面から第2導電型コンタクト層および第2導電型クラッド層を第2導電型エッチングストップ層の表面まで周期的にエッチングして回折格子が形成されていることを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の半導体レーザ素子は、基本的には、n型クラッド層とp型クラッド層とに活性層が挾まれた構造が、基板上に積層されたIII族窒化物材料系の半導体レーザ素子となっており、Inを含むIII族窒化物材料で活性層よりも禁制帯幅の大きい材料からなるエッチングストップ層が活性層の近傍に積層されており、上記エッチングストップ層の表面までInを含まないIII族窒化物材料からなる層をエッチングしてストライプ構造が形成されていることを特徴としている。
【0026】
本発明の半導体発光素子では、これに電流を注入すると、n型クラッド層とp型クラッド層とに挾まれたIII族窒化物材料からなる活性層で発光再結合して、青色〜紫外線領域の光が放出される。発光した光はクラッド層に挾まれた活性層を導波しながら誘導放出により増幅され、素子の両端面の反射鏡の間で共振してレーザ発振する。
【0027】
活性層の近傍に積層されたエッチングストップ層の表面までエッチングして形成されたストライプ構造は、活性層に注入される電流をストライプの幅に限定して集中させる働きをする。これにより、レーザの閾電流を低減できる。
【0028】
また、活性層の近傍に積層されたエッチングストップ層は、活性層よりも禁制帯幅の大きい材料で構成されている。そのため、注入されたキャリアはエッチングストップ層内で再結合することがなく、リーク電流の発生を抑制できる。また、活性層で発光した光はエッチングストップ層で吸収されないため、光の吸収損失が生じない。
【0029】
塩素系ガスを用いたドライエッチングでは、Inの塩化物の沸点が500℃以上と高いため、Inを含む材料のエッチングレートはInを含まない材料に比べて低くなる傾向がある。そこで、エッチングするサンプルの温度が上昇しないようにサンプルの温度を低温で制御しながらエッチングすることにより、Inを含む層においてエッチングレートを極端に低下させることができる。本発明の半導体レーザ素子においては、Inを含むエッチングストップ層の表面までInを含まないIII族窒化物材料からなる層を塩素系ガスでドライエッチングしてストライプ構造を形成している。従って、エッチング深さをエッチングストップ層の位置と層厚によって厳密に規定することができる。
【0030】
図1は本発明に係る半導体発光素子(半導体レーザ素子)の一構成例を示す図である。図1を参照すると、この半導体レーザ素子は、サファイア基板101上に、GaNバッファ層102,n型GaNコンタクト層103,n型Al0.15Ga0.85Nクラッド層104,In0.05Ga0.95N活性層105,p型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106,p型Al0.15Ga0.85Nクラッド層107,p型GaNコンタクト層108が順次に積層されている。なお、109はp型GaNコンタクト層108上に形成されたp側電極であり、110はn型GaNコンタクト層103上に形成されたn側電極である。
【0031】
図2は図1の半導体レーザ素子の製造工程例を示す図である。この製造工程例では、最初にサファイア基板101上に、層厚0.02μm程度のGaNバッファ層102,層厚3μm程度のn型GaNコンタクト層103,層厚0.8μm程度のn型Al0.15Ga0.85Nクラッド層104,層厚0.05μm程度のIn0.05Ga0.95N活性層105,層厚0.1μm程度のp型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106,層厚0.8μm程度のp型Al0.15Ga0.85Nクラッド層107,層厚0.2μm程度のp型GaNコンタクト層108を、MOCVD法で順次にエピタキシャル成長させる(図2(a))。
【0032】
次に、幅5μm程度のストライプ領域を除いてp型GaNコンタクト層108およびp型Al0.15Ga0.85Nクラッド層107をECR−RIBE法を用いてほぼ垂直にドライエッチングする(図2(b))。これにより、水平方向の電流と光を閉じ込めるためのリッジ導波路が形成される。このとき、エッチングガスに塩素系ガスを使用し、また基板温度が室温近傍になるように制御することにより、Inを含まないp型GaNコンタクト層108およびp型Al0.15Ga0.85Nクラッド層107はエッチングされるが、Inを含むp型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106表面まで達すると、エッチングはほぼ停止する。これはInの塩素化合物の沸点が500℃以上と高いためである。
【0033】
次に、n側の電極を形成するために、p型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106表面からn型GaNコンタクト層103の途中までECR−RIBE法でドライエッチングを行なう(図2(c))。このときは、エッチングガスに塩素系ガスを使用し、基板温度が200℃以上になるように制御する。これにより、Inを含むIn0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106およびIn0.05Ga0.95N活性層105もエッチングされる。
【0034】
しかる後、リッジ導波路の頂上のp型GaNコンタクト層108表面にp側電極109を真空蒸着で形成し、また図2(c)の工程でエッチングして露出させたn型GaNコンタクト層103の表面にn側電極110をそれぞれ真空蒸着で形成する。最後に、基板をチップ状に分離して共振器を形成する(図2(d))。
【0035】
ところで、このようなリッジ導波路型半導体レーザ素子では、活性層からリッジストライプ底面までの距離を制御することが重要である。この距離によってリッジ導波路内外の実効屈折率差が変化するためである。活性層からリッジストライプ底面までの距離がばらつくと、水平横方向の光の分布が変化して、レーザの遠視野像や閾電流等の特性がばらついてしまう。
【0036】
図1,図2の半導体レーザ素子では、Inを含むIn0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106がIn0.05Ga0.95As活性層105上に積層されており、In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層105の表面でドライエッチングを停止させてエッチング深さd1を制御している。従って、活性層105からリッジストライプ底面(p型Al0.15Ga0.85Nクラッド層107の底面)までの距離は、In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106の層厚で設定できるため、制御性よく素子を製造することができる。
【0037】
一方、図2(c)に示したドライエッチング工程においては、エッチングストップ層106をもエッチングしており、エッチングストップ層106の機能を用いていない。この場合、n側電極をとるために、エッチング底面が層厚3μm程度のn型GaNコンタクト層103中にあればよいので、エッチング深さの制御に関してそれほど厳密性を必要としない。
【0038】
また、図1の構成例において、In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106の禁制帯幅はIn0.05Ga0.95As活性層105の禁制帯幅よりも大きくなっている。従って、エッチングストップ層106を活性層105に隣接して形成してもエッチングストップ層106内でキャリアが再結合しないため、リーク電流の発生を抑制できる。また、In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106はIn0.05Ga0.95As活性層105で発光した光を吸収しない透明な媒質であるため、光の吸収損失が生じない。そして、屈折率についても、In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106の方がIn0.05Ga0.95As活性層105よりも小さいため、活性層105に光を閉じ込める作用をする。
【0039】
上述のことから、エッチングストップ層106に用いる材料は、Inを含み、かつ活性層105よりも禁制帯幅が大きいIII族窒化物でなけれらばならない。例えば、活性層105の材料がGaNであれば、エッチングストップ層106には、GaNと格子整合するIn0.18Al0.82Nや、In0.18Al0.82NとGaNの混晶が用いられる。また、活性層105の材料がInGaNの場合には、エッチングストップ層106としては、上記の材料に加えて、活性層105よりもIn含有量の少ないInGaNも使用することができる。
【0040】
以上のように、図1のIII族窒化物材料系半導体レーザ素子は、基板101上に、少なくとも、第1導電型クラッド層104,活性層105,第2導電型エッチングストップ層106,第2導電型クラッド層107,第2導電型コンタクト層108を含む構造が積層されており、第2導電型エッチングストップ層106は、Inを含むIII族窒化物材料で活性層105よりも禁制帯幅の大きい材料からなり、また、エッチングストップ層106よりも上の層はInを含まないIII族窒化物材料系で構成されており、素子表面から第2導電型コンタクト層108および第2導電型クラッド層107を第2導電型エッチングストップ層106の表面までほぼ垂直にエッチングしてリッジ導波路を形成したものとなっている。
【0041】
図1のIII族窒化物材料系半導体レーザ素子においては、Inを含むIII族窒化物材料で活性層105よりも禁制帯幅の大きい材料からなる第2導電型エッチングストップ層106を活性層105の上部に設けており、素子表面からInを含まないIII族窒化物材料系で構成された第2導電型コンタクト層108および第2導電型クラッド層107を第2導電型エッチングストップ層106の表面までほぼ垂直にエッチングしてリッジ導波路を形成しており、Inを含むエッチングストップ層106の表面でドライエッチングを停止できるため、リッジ導波路のエッチング深さを厳密に制御することができる。そして、このリッジ導波路の領域に電流が狭窄されるため、閾値電流が低減される。また、活性層105で発光した光はリッジ導波路を導波するため、水平横モードが安定した屈折率導波型導体レーザとして動作する。
【0042】
図3は本発明に係る半導体発光素子(半導体レーザ素子)の他の構成例を示す図である。図3の半導体レーザ素子は、素子の積層構成については、図1に示した構成例と同様であるが、リッジ導波路が逆メサ形状になっている点で、図1に示した半導体レーザ素子と相違している。逆メサ形状のリッジ導波路は、ECR−RIBE法でリッジ導波路をドライエッチングして形成する工程において、基板101に対して斜めからイオンビームを照射して約45度の角度でドライエッチングすることによって形成される。なお、この場合、リッジ導波路の側面をそれぞれ角度を変えて斜めにドライエッチングするため、ドライエッチングを2回行なう必要がある。そして、図1に示した半導体レーザ素子と同様に、In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106の表面でドライエッチングを停止させることができるため、エッチング深さの制御が容易となっている。
【0043】
図3のようにリッジ導波路を逆メサ形状とする構造では、リッジ導波路の下幅w2を例えば3μm程度に狭くした場合でも、リッジ導波路の上幅w1は約6μm程度と広くすることができる。従って、電流を活性層105の狭いストライプ領域に狭窄しつつ、同時にp側電極109とp型GaNコンタクト層108との接触面積を広くして接触抵抗の増加を抑制することができ、これにより、素子の閾電流および動作電圧を低減することができる。
【0044】
換言すれば、図3のIII族窒化物材料系半導体レーザ素子は、基板101上に、少なくとも、第1導電型クラッド層104,活性層105,第2導電型エッチングストップ層106,第2導電型クラッド層107,第2導電型コンタクト層108を含む構造が積層されており、第2導電型エッチングストップ層106は、Inを含むIII族窒化物材料で活性層105よりも禁制帯幅の大きい材料からなり、また、エッチングストップ層106よりも上の層はInを含まないIII族窒化物材料系で構成されており、素子表面から第2導電型コンタクト層108および第2導電型クラッド層107を第2導電型エッチングストップ層106の表面まで逆メサ形状にエッチングしてリッジ導波路が形成されている。
【0045】
すなわち、図3のIII族窒化物材料系半導体レーザ素子においては、Inを含むIII族窒化物材料で活性層105よりも禁制帯幅の大きい材料からなる第2導電型エッチングストップ層106を活性層105の上部に設けており、素子表面からInを含まないIII族窒化物材料系で構成された第2導電型コンタクト層108および第2導電型クラッド層107を第2導電型エッチングストップ層106の表面まで逆メサ形状にエッチングしてリッジ導波路を形成している。
【0046】
従って、図1の半導体レーザ素子と同様に、リッジ導波路を有する屈折率導波型導体レーザの構造となっているが、図3の半導体レーザ素子では、リッジ導波路が逆メサ形状になっており、リッジ導波路を逆メサ形状にすることで、電流を狭窄する幅を狭くして、かつ上部電極109と第2導電型コンタクト層108との接触面積を広くすることができる。すなわち、電極との接触抵抗を低減でき、素子の動作電圧を低下させることができる。特に、III族窒化物材料系ではp型半導体層のキャリア濃度を高くすることが困難であり、p側電極とp型半導体層との接触抵抗が高くなってしまう。従って、上部電極がp側電極の場合には、電極との接触抵抗を低減できる逆メサ形状が有効である。
【0047】
図4は本発明に係る半導体発光素子(半導体レーザ素子)の他の構成例を示す図である。図4の半導体レーザ素子は、素子の積層構造については、図1,図3に示した半導体レーザ素子と同様であるが、図4の半導体レーザ素子においては、リッジ導波路(ストライプ構造)の両側にリッジ導波路(ストライプ構造)と平行に素子表面からIn0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106の表面まで周期的なエッチングによって回折格子401が形成されている。
【0048】
ここで、回折格子401は、より具体的には、塩素系ガスを用いたECR−RIBE法でドライエッチングして形成され、Inを含むIn0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106の表面でドライエッチングが停止する。従って、回折格子401のエッチング深さについても、制御性良く形成することができる。
【0049】
図4の構成では、電流が注入されるストライプ領域(リッジ導波路)107,108の外側に漏れた光は、回折格子401で反射されるため、光はストライプ領域(リッジ導波路)を確実に導波する。これにより、図4の半導体レーザ素子は、安定した屈折率導波型半導体レーザとして動作する。
【0050】
換言すれば、図4のIII族窒化物材料系半導体レーザ素子は、基板101上に、少なくとも第1導電型クラッド層104,活性層105,第2導電型エッチングストップ層106,第2導電型クラッド層107,第2導電型コンタクト層108を含む構造が積層されており、第2導電型エッチングストップ層106はInを含むIII族窒化物材料で活性層105よりも禁制帯幅の大きい材料からなり、また、エッチングストップ層106よりも上の層はInを含まないIII族窒化物材料系で構成されており、ストライプ構造(リッジ構造)107,108の両側にストライプ構造107,108と平行に素子表面から第2導電型コンタクト層107および第2導電型クラッド層108を第2導電型エッチングストップ層106の表面まで周期的にエッチングして回折格子401が形成されたものとなっていることにより、屈折率導波型導体レーザとして動作させることができる。
【0051】
また、この場合、エッチングストップ層106は、Inを含む材料で構成されており、また、エッチングストップ層106の表面でドライエッチングを停止できるため、回折格子401のエッチング深さを厳密に制御することができる。
【0052】
図5は本発明に係る半導体発光素子(半導体レーザ素子)の他の構成例を示す図である。図5の半導体レーザ素子は、サファイア基板101上に、GaNバッファ層102,n型GaNコンタクト層103,n型Al0.15Ga0.85Nクラッド層104,In0.05Ga0.95N活性層105,p型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106が形成され、p型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106の上に、電流が注入されるストライプ領域を除いてn型GaN0.90.1電流狭窄層501が形成されている。さらに、n型GaN0.90.1電流狭窄層501およびp型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106の上に、p型Al0.15Ga0.85Nクラッド層107,p型GaNコンタクト層108が順次に積層されている。また、p型GaNコンタクト層108上には、p側電極109が形成され、n型GaNコンタクト層103上には、n側電極110が形成されている。
【0053】
図6は図5の半導体レーザ素子の製造工程例を示す図である。この製造工程例では、最初にサファイア基板101上に、層厚0.02μm程度のGaNバッファ層102,層厚3μm程度のn型GaNコンタクト層103,層厚0.8μm程度のn型Al0.15Ga0.85Nクラッド層104,層厚0.05μm程度のIn0.05Ga0.95N活性層105,層厚0.1μm程度のp型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106,層厚0.2μm程度のn型GaN0.90.1電流狭窄層501を、MOCVD法で順次にエピタキシャル成長させる(図6(a))。
【0054】
次に、n型GaN0.90.1電流狭窄層501をECR−RIBE法を用いてドライエッチングして、幅5μmのストライプ領域601を形成する(図6(b))。このとき、エッチングガスに塩素系ガスを使用し、また基板温度が室温近傍になるように制御することにより、Inを含まないn型GaN0.90.1電流狭窄層501はエッチングされるが、Inを含むp型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106表面に達するとエッチングがほぼ停止する。
【0055】
次に、n型GaN0.90.1電流狭窄層501およびストライプ領域601表面に露出しているp型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106上に、層厚0.8μm程度のp型Al0.15Ga0.85Nクラッド層107,層厚0.2μm程度のp型GaNコンタクト層108を、MOCVD法でエピタキシャル成長させる(図6(c))。
【0056】
そして、n側の電極を形成するために、p型GaNコンタクト層108表面からn型GaNコンタクト層103の途中までECR−RIBE法でドライエッチングを行なう(図6(d))。このときは、エッチングガスに塩素系ガスを使用し、基板温度が200℃以上になるように制御する。これにより、Inを含むIn0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106およびIn0.05Ga0.95N活性層105もエッチングされる。
【0057】
しかる後、p型GaNコンタクト層108表面にp側電極109を真空蒸着で形成し、また、図6(d)の工程でエッチングして露出させたn型GaNコンタクト層103の表面にn側電極110を真空蒸着で形成する。最後に、基板をチップ状に分離して共振器を形成する(図6(e))。
【0058】
図5の半導体レーザ素子においては、n型GaN0.90.1電流狭窄層501がp型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106の表面までストライプ状にエッチングされており、ストライプ領域はpn構造となって電流が流れるが、ストライプ領域の外側はpnpn構造となっており、逆バイアス接合によって電流がブロックされる。これにより、キャリアをストライプ領域の下の活性層105に閉じ込めて素子の閾電流を低減させることができる。
【0059】
また、図5の半導体レーザ素子では、p型In0.07Ga0.6Al0.33Nエッチングストップ層106はInを含むIII族窒化物系材料からなり、n型GaN0.90.1電流狭窄層501はInを含まない材料からなっているため、塩素ガス系のドライエッチングによってGaN0.90.1電流狭窄層501を選択的にエッチングすることが可能となっている。そのため、n型GaN0.90.1電流狭窄層501のエッチング残りが生じたり、エッチングしすぎてエッチング底面がIn0.05Ga0.95N活性層105まで達してしまうことがなく、素子製造が容易となっている。
【0060】
また、電流狭窄層501として、In0.05Ga0.95N活性層105よりも禁制帯幅が小さく、かつInを含まない材料であるGaN0.90.1を使用しているため、GaN0.90.1電流狭窄層501はIn0.05Ga0.95N活性層105で発光した光を吸収する。従って、ストライプ領域の外側では光の損失が大きくなり、ストライプの内外で実効屈折率差が生じ、光はストライプ領域を導波する。これにより安定した屈折率導波型半導体レーザとして動作する。
【0061】
また、図5の半導体レーザ素子では、素子の内部に電流狭窄層を有しているため、図1〜図4に示した構造の半導体レーザ素子に比べて、p側電極109とp型GaNコンタクト層108との接触面積を大きくとることができる。従って、p側電極との接触抵抗を低減して、素子の動作電圧をさらに低減することができる。
【0062】
換言すれば、図5のIII族窒化物材料系半導体レーザ素子は、基板101上に、少なくとも、第1導電型クラッド層104,活性層105,第2導電型エッチングストップ層106,第1導電型または半絶縁性の電流狭窄層501,第2導電型クラッド層107,第2導電型コンタクト層108を含む構造が積層されており、第2導電型エッチングストップ層106は、Inを含むIII族窒化物材料で活性層よりも禁制帯幅の大きい材料からなり、電流狭窄層501はInを含まずに活性層よりも禁制帯幅が小さいかまたは同じ材料からなり、電流狭窄層501が第2導電型エッチングストップ層の表面までエッチングされてストライプ溝(ストライプ領域)が形成されていることを特徴としている。
【0063】
図5のIII族窒化物材料系半導体レーザ素子においては、活性層105の上に第2導電型エッチングストップ層106が形成され、その上に第1導電型または半絶縁性の電流狭窄層501が積層されており、この電流狭窄層501間のストライプ溝(ストライプ領域)を電流が流れて活性層105に注入される。
【0064】
また、第2導電型エッチングストップ層106はInを含むIII族窒化物材料からなり、電流狭窄層501はInを含まないIII族窒化物材料からなっているため、塩素ガス系のドライエッチングによって電流狭窄層501を選択的にエッチングすることが可能となっている。そのため、エッチング深さを厳密に制御することができる。
【0065】
また、電流狭窄層501は活性層105よりも禁制帯幅が小さいかまたは同じ材料からなっており、活性層105で発光した光を吸収する。従って、ストライプ領域の内外で実効屈折率が生じ、光はストライプ領域を導波する。これにより屈折率導波型導体レーザとして動作させることができる。
【0066】
また上記の構造では、電流狭窄層501が素子の内部に埋め込まれているため、第2導電型コンタクト層108の幅をストライプ溝の幅に依存せずに大きくすることが可能である。これにより、上部電極109と第2導電型コンタクト層108との接触面積を広くでき、素子の動作電圧を低減することができる。
【0067】
さらに、図5のIII族窒化物材料系半導体レーザ素子において、活性層105を、Inを含むIII族窒化物材料からなるものとし、第1導電型または半絶縁性の電流狭窄層105を、Inを含まずにAsまたはPを含むIII族窒化物材料からなるものとすることができる。
【0068】
すなわち、図5の半導体レーザ素子では、活性層105の材料としてGaNを用いた場合には、電流狭窄層501の材料として活性層105と同じ材料であるGaNを用いることができる。しかし、活性層105の材料が例えばInGaNのようにInを含む材料の場合には、Inを含むため、電流狭窄層501にInGaNを用いることができない。そこで、図5のIII族窒化物材料系半導体レーザ素子においては、電流狭窄層501に、Inを含まずに活性層よりも禁制帯幅が小さいかまたは同じ材料として、AsまたはPを含むIII族窒化物材料系を使用する。例えば、GaNP,GaNAs,GaNAsPなどが電流狭窄層501として使用される。これにより、塩素系ドライエッチングで電流狭窄層501を選択エッチングでき、かつ屈折率導波型半導体レーザとして動作させることができる。
【0069】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1記載の発明によれば、ストライプ構造の両側にストライプ構造と平行に素子表面から第2導電型コンタクト層および第2導電型クラッド層を第2導電型エッチングストップ層の表面まで周期的にエッチングして回折格子を形成しているので、光をストライプ領域に閉じ込めることができ、屈折率導波型半導体レーザとして動作させることができる。また、回折格子の作製において、第2導電型エッチングストップ層の表面でエッチングを停止させることができ、回折格子のエッチング深さの制御性が良好である。
【0071】
また、請求項3記載の発明によれば、素子表面からInを含まないIII族窒化物材料系で構成された第2導電型コンタクト層および第2導電型クラッド層をInを含む第2導電型エッチングストップ層の上面まで逆メサ形状にエッチングしてリッジ導波路を形成しているので、エッチング深さの制御性が良好であり、リッジ導波路型半導体レーザ素子を容易に製造することができる。さらに、逆メサ形状のエッチングがなされることによって、上部電極と第2導電型コンタクト層との接触面積を広くすることができ、素子の動作電圧を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体発光素子(半導体レーザ素子)の一構成例を示す図である。
【図2】図1の半導体発光素子(半導体レーザ素子)の製造工程例を示す図である。
【図3】本発明に係る半導体発光素子(半導体レーザ素子)の他の構成例を示す図である。
【図4】本発明に係る半導体発光素子(半導体レーザ素子)の他の構成例を示す図である。
【図5】本発明に係る半導体発光素子(半導体レーザ素子)の他の構成例を示す図である。
【図6】図5の半導体発光素子(半導体レーザ素子)の製造工程例を示す図である。
【図7】 III族窒化物材料系を用いた従来の利得導波型半導体レーザを示す図である。
【図8】 III族窒化物材料系を用いた従来の屈折率導波型半導体レーザを示す図である。
【図9】AlGaAs材料系を用いた従来の屈折率導波型半導体レーザを示す図である。
【符号の説明】
101 サファイア基板
102 GaNバッファ層
103 n型GaNコンタクト層
104 n型AlGaNクラッド層
105 InGaN活性層
106 p型InGaAlNエッチングストップ層
107 p型AlGaNクラッド層
108 p型GaNコンタクト層
109 p側電極
110 n側電極
401 回折格子
501 n型GaNP電流狭窄層
601 ストライプ領域

Claims (1)

  1. 基板上に、少なくとも、第1導電型クラッド層,活性層,第2導電型エッチングストップ層,第2導電型クラッド層,第2導電型コンタクト層を含む構造が積層されており、第2導電型エッチングストップ層は、Inを含むIII族窒化物材料で活性層よりも禁制帯幅の大きい材料からなり、また、エッチングストップ層よりも上の層はInを含まないIII族窒化物材料系で構成されており、素子表面から第2導電型コンタクト層および第2導電型クラッド層を第2導電型エッチングストップ層の表面までエッチングしてストライプ構造が形成され、該ストライプ構造の両側にストライプ構造と平行に、素子表面から第2導電型コンタクト層および第2導電型クラッド層を第2導電型エッチングストップ層の表面まで周期的にエッチングして回折格子が形成されていることを特徴とする半導体発光素子。
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