JP3852616B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

この発明は洗浄後の濡れた手を衛生的かつ迅速に乾燥させるための手乾燥装置に関するものである。
手を衛生的な状態に保全するには手の洗浄処置とともに、洗浄後の乾燥処置も衛生的に行なわれる必要があり、そのために洗浄によって濡れた手を直接乾燥させる、例えば特開平2―23918号公報に開示されているような手乾燥装置が用いられている。上記公報に示されている従来の手乾燥装置は、誘導電動機とこれにより回転する羽根とからなる送風手段と、電気ヒータによる加熱手段とにより構成されている。送風手段はシロッコタイプの羽根の回転により、手乾燥部に吹き出す空気流を形成し、電気ヒータは送風手段で形成される空気流を加熱し、手乾燥部に吹き出す空気流を熱風とする。
上記構成の手乾燥装置では、熱風の吹き出している手乾燥部に濡れた手をかざすことにより手を衛生的に乾燥させることができる。即ち、熱風に当たった手の水分は熱により蒸発し、風で吹き飛ばされて手から除去されることになる。しかしながら、この種のものは、手に直接熱風を当てるため熱風の温度が比較的低く設定されることもあって、乾燥処理にけっこう時間がかかり、使用にあたり煩わしさが伴う。
こうした問題は、蒸発によらず気流の運動エネルギーを利用して手に付着した水分を吹き飛ばす方式の例えば、特開昭63―154138号公報や特開平5―293055号公報に示されているような手乾燥装置の開発によって解消されている。この種のものは手を抜き差しできる処理室の挿入口の近傍に、挿入口から処理室にかざされる手の掌側と甲側の双方に同時に高い運動エネルギーを持つ高速空気流をノズルにより噴出するように構成されている。挿入口から処理室に濡れた手を入れるとノズルから高速空気流が噴出し、挿入口から手を引き抜くと手の掌側と甲側の双方に付着した水分が同時的に気流以外とは非接触のまま手から極短時間に吹き飛ばされ衛生的に乾燥処理がなされる。この種の手乾燥装置には挿入口を横長にして、掌が上下方向に向くようにして手を高速空気流にかざす横向き処理タイプと、挿入口を縦長にして、掌が横方向に向くようにして手を高速空気流にかざす縦向き処理タイプとがある。
高速空気流により手に付着した水分を吹き飛ばす方式の上記従来の手乾燥装置において、横向き処理タイプは、使用に当り手先を前に延ばして挿入口に手を出し入れすると、肘は横方向へ屈伸することになり、屈曲時には肘が外側へ張り出すことになるため、挿入口の直ぐ近くの横に壁面があったり、人が近くに居ると手の出し入れに伴い肘がそれらに当り易く使い難い。また、挿入口の上下方向の間口を大きくしないと、手の挿入角度にかなりきつい制限ができ、挿入口の高さと身長が合わないと、手の出し入れがし辛く使い難い。
これに対して、縦向き処理タイプは、使用に当り手先を前に延ばして挿入口に手を出し入れしても、肘は体側において上下方向に屈伸することになるため、横の壁や人に肘が当ることもなくこの点に関しては使い易い。しかしながら縦向き処理タイプでは、特開昭63―154138号公報における第3図に見られるように、掌側と甲側の双方に同時かつ均等に高速空気流を当てる目的から使用者にとって正面に挿入口が向くように構成されるため、目の高さ近くに挿入口を配置しないと立ち姿勢からは挿入口が見辛くなり、使用者自身で処理状態も目視しにくくなり、使い勝手が悪くなるといった問題点がある。
本発明は上記した問題点を解決するためになされたもので、その課題とするところは、縦向き処理タイプの手乾燥装置の使い易さ使い勝手の向上を図ることであり、縦向き処理タイプの手乾燥装置の身長差等による使い辛さを克服することであり、その手乾燥装置の性能の向上とコンパクト化を図ることであり、手乾燥装置の性能を高め得る気流噴出ノズルを提供することである。
空気を供給するブロアーと、ブレード状の突起が内面周方向に間隔を置いて中心線に向かって突出するよう設けられ、ブロアーからの空気を排出する排気用ダクトと、排気用ダクトから排出された空気が噴出される気流噴出ノズルとを有する。
手乾燥装置の小型化とともに性能の向上が達成できる。
手乾燥装置の性能の向上を達成することができる。
手乾燥装置の小型化とともに一層の性能の向上を推進できる。
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜図13はこの実施の形態1の手乾燥装置を示したものである。図1,3により全体を示すように、この手乾燥装置は上部に高圧空気発生部1が構成され、下寄りの中央部に乾燥処理部2が構成され、下部にドレン処理部3が構成されていて、全体は6面体の箱体の奥側の左右の稜角部を面取りした形状に構成され、平面形状は図2,4に示すように不等辺6角形ないしは略台形をしている。この形状により、手の挿入に必要な奥行きの確保とともに全体の小型化が推進でき、しかも壁面により入隅部となるコーナ部を利用した設置形態も採り易くなっている。そして背面側の3面にはそれぞれ取付構造4が設けられ、いずれの取付構造4を使っても取付けることができるように構成されている。
上部に構成された高圧空気発生部1は、モーター5とこれにより回転されるターボファン6とからなるブロアー7を主体に構成され、ブロアー7は吸込側を上にして排気側を下にして組付けられている。ブロアー7の吸込側には天部を構成しているトップパネル8の内面に一方の開口部が対向する吸込用ダクト9が接続され、この吸込用ダクト9を介して装置外に開口した吸込口10から取入れられる空気がブロアー7に吸込まれる。吸込用ダクト9の内面には、ブロアー7で発生する騒音の外部への漏れを抑制する吸音材11が貼られており、吸込用ダクト9の開口部にはフィルター12が装着されている。フィルター12は、トップパネル8と装置の全面を構成するフロントパネル13との間に前部が介在していて、側面に設けられた脱着機構(図示しない)の操作により、正面から引き抜いて取り外したり、押し込んで装着することができるようになっている。
ブロアー7の排気側には排気用ダクト14がその一方の開口部を下向きにして接続されている。この排気用ダクト14の下部はブロアー7のモーター5の外殻を取り囲む風路15を形成している部分より風路面積が広くなるように構成され、開口端には接続フランジが形成されている。この排気用ダクト14のブロアー7のモーター5の外殻を取り囲む風路15を形成している部分の内面には周方向に間隔をおいて回転抑止構造としての数個のブレード状の突起16が図7,8に示すように形成されている。これらの突起16はブロアー7の排気口17に対応しない周上に設けられ、中心線の方向に平面部が沿うように中心線の方向に突出している。各突起16の内側端とモーター5の外殻との間には、モーター5の振動が排気用ダクト14に伝播しないように隙間が設定されている。排気用ダクト14の開口部側の内面にはブロアー7で発生する騒音の外部への漏れを抑制する吸音材11が貼られている。
下寄りの中央部に構成された乾燥処理部2は、図5,6に示すように前部と上部が開放し他は内壁面で囲まれた容器構造のシンク18と、このシンク18の前部に配設され、シンク18とで前部のみ開放した処理室19を画成するノズル保持ケース20とにより構成されている。シンク18の底部は、前部を除き奥側への下り勾配が全体に付けられ、傾斜下端となる奥部分にはドレン排出口21が下向きに形成されている。ノズル保持ケース20は上部の接続部22の前側から左右に1本ずつと中央に1本の3本の脚24を下方に並んで延ばし出した形状の中空体に構成されている。その上部の接続部22は、排気用ダクト14の開口端に空気漏れのないように接続され、接続部22の3本の脚24の中間には処理室19側からの水の飛沫の進路を阻む空気流を形成する副ノズル25が下向きに設けられている。また、接続部22の下部には処理室19の上壁面を構成する壁面構造26が一体に形成され、シンク18の後部壁に嵌合装着により連結されている。この乾燥処理部2の直上に構成された高圧空気発生部1は構成部品が多く、広い容積が必要なため乾燥処理部2に対してオーバハング状態に前方へ突き出しているが、乾燥処理部2に近接する部分は図5,6に示すように斜めに構成され出っ張りは少なくなっている。
ノズル保持ケース20の3本の脚24は基部側の接続部22において相互に連通し、下端においてはそれぞれ閉塞した中空構造であり、それぞれ鉛直線に対して図6に示すように10度〜20度の傾きを持って斜め前方へ延び出している。これら3本の脚24の下端には、嵌合い構造27が形成され、シンク18の底部の前部に形成された係合部にそれぞれ嵌合されている。左右の脚24の対向する面と中央の脚24の左右の面には縦方向に長い長孔状のノズル取付孔が形成され、この各ノズル取付孔に高圧空気を作動気流としての高速空気流に変換する気流噴出ノズル28が装着されている。3本の脚24のうちの中央のものの内部は、図9に示すように中央に形成された仕切り29により左右に2等分されている。このようにノズル保持ケース20の3本の脚24はそれぞれ気流噴出ノズル28へ高圧空気を導くパイプ状のノズル本体を構成しており、また、処理室19の開口部を二つの縦長の挿入口30に画成している。
ノズル保持ケース20の接続部22内には、排気用ダクト14から排気される高圧空気が吹き当る位置に、3本の脚24への高圧空気の配分を均等化する圧力調整手段としての圧力調整板31が図5,6に示すように取付脚により浮き状態に装着されている。この圧力調整板31により排気用ダクト14から排出された高圧空気は、そのまま各脚24に配分されず、一旦圧力調整板31に当りその後、圧力調整板31を回り込むようにして各脚24に配分される。さらに、接続部22側に形成され、処理室19の上壁面を構成する壁面構造26には、図10に示すように収納凹部32が設けられていて、この収納凹部32内に処理室19内を照明する照明用LED33が取付けられている。収納凹部32の処理室19側は透光材による窓材34が装着され密閉されている。
処理室19の開口部は、掌を横向けて体側から自然に前に差し出した両手の両手先が自由に出入りできる間口面積を備え、この開口部をノズル保持ケース20の3本の脚24が図3に示すように左右に画成し、隣接する縦長の二個の挿入口30が形成されている。各挿入口30は開先状に形成され、さらに人の手の動作を考慮して、それぞれ上部が狭く、下部が広い略長方形状に形成されている。即ち、通常手は下から上げられて挿入口30に入れられるので下部は広い方が手の挿入はし易いものの、広ければそれに応じて各挿入口30の両側から噴出する作動気流の運動エネルギーを高く設定する必要があり、消費電力が増加する。また、狭過ぎると手の挿入はし難くなる。挿入口30に上記形状を採用することにより、この相反する事項を共に満足させることができる。
乾燥処理部2の前面は、各挿入口30の輪郭になだらかに連続する曲面形状に形成されたフロントパネル13で被覆されている。フロントパネル13の各挿入口30への導入部分は図1に示すように開先状35に形成され、特に挿入口30の上側への導入部分は高圧空気発生部1の斜めの構造に倣い角度の大きい開先形状36に形成されている。そして、この角度の大きい開先形状36部分に凹設されたセンサーカバー付きの取付部37に挿入口30への手の出入りを検出する手検出センサー38が図11に示すように取付けられている。また、フロントパネル13の前面には操作方法の表示や異常表示を行なう表示用LED39が内蔵された表示部40が構成されている。
下部に構成されたドレン処理部3は、乾燥処理部2のシンク18の下方に設けられたドレンパン41により構成されている。このドレンパン41はベース42上に設置され、シンク18のドレン排出口21から流下するドレンを受容することができ、また側面に設けられた脱着機構(図示しない)の操作により、正面から引き抜いて取り外したり、押し込んで装着することができるようになっている。
この装置を機能させる駆動回路43は、処理室19の奥行きを十分に採るための空間確保と、吸込み側の風路面積を十分に確保することを優先させ、高圧空気発生部1の奥側に図4,5,6に示すように設けられている。風路の配置だけならば高圧空気発生部1の奥側に風路を設けることが最も容易であるが、この部分での面積では吸気騒音を低下させるに十分な風速にまで低下させることは困難である。そのため、吸込み側の風路を高圧空気発生部1の両側にして十分な面積を確保し、駆動回路43の放熱板44は回路部分より前方に張り出して吸込み側の風路に臨むように構成している。吸込み側の風路にも吸音材11が設けられ、その入口端である吸込口10は両側部にそれぞれ外向きに開口している。
この手乾燥装置は、通常は図13に示すように人の腰の高さ程度のキャビネット45上に載置され、背面側の取付構造4を使って設置場所の壁面等に固定されて、手の乾燥の用に供せられる。従って、乾燥処理部2は、利用者の目の高さより低い位置にあり、挿入口30は立ち姿勢の人の腰辺りにおいて前向きに開口している。使用者とのこの位置関係を考慮して、各気流噴出ノズル28が装着されている。各気流噴出ノズル28は、若干処理室19側に向いた小径のノズル孔46を列状に配列させた構成で、このノズル孔46の列により図12に示すように処理室19側に傾いた近似的に平面の作動気流層47が形成される。身長差に拘らず使用者の目線(図13の矢印参照)より挿入口30は殆どの場合下位にあるので、使用者は装置に向き合い手を下げ気味にして若干前に出した姿勢を採ることが自然であり、この姿勢が利用もし易い。この場合、一般的に利用者の手先の向きは水平に対して10度〜45度程度の角度で下方に向けられている。
作動気流による手の乾燥には、作動気流の形成する面と手の挿入方向のなす角度が略直角になることが効果的であり、そのために各気流噴出ノズル28はノズル孔46の列が垂直面に対して、少なくとも0度以上の角度を持って配設されている。このノズル孔46の列の角度は通常においては、10度〜45度が望ましく、設置性や製品の大きさ等を考慮すると10度〜20度の範囲が最も効果的である。
ノズル保持ケース20の接続部22の各脚24の中間に構成された副ノズル25と気流噴出ノズル28とにも重要な関係がある。副ノズル25は、手から吹き飛ばされた水分が作動気流と手との当り具合によっては、挿入口30から外部へ跳ね返ることがあるので、その進路を空気流48で阻み跳ね返りを防止するものである。この空気流48を作動気流層47に近接した外側に作動気流と直角な向きに形成するように副ノズル25が構成されている。気流噴出ノズル28と副ノズル25を同一平面上に配設し、作動気流層47と副ノズル25の空気流48とをほぼ同一平面上に形成させるようにすることにより、装置の厚さが手前方向に大きくなることも回避でき、装置の薄型化(コンパクト化)を図ることができる。
副ノズル25による空気流48と作動気流層47を近接させる効果は上述の通りであるが、副ノズル25の空気流28は使用者に近い方が跳ね返りを防ぐ効果は大きい。そこで、この手乾燥装置では、副ノズル25はその空気流48が使用者に近づくように角度をもって吹出されるように構成されている。この角度は、大き過ぎると跳ね返り防止の効果が薄れ、少な過ぎると両気流が干渉し合うことになるので、作動気流層47に対して最大30度までとし、より良くは10度〜20度に設定する。さらに、気流噴出ノズル28のノズル孔46の最上部のものと、副ノズル25とが近過ぎると作動気流による吹き飛ばし性能が低下するので、ノズル孔46の最上部のものと副ノズル25とを20mm以上離して設けている。この距離をあまり大きくとると跳ね返りを防止する機能は低下する。実験的に80mmを越えると跳ね返りを防止する機能が低下することが確認できたことから、30mm〜60mmが離反させる距離としては最適であるといえる。
上記構成の手乾燥装置では、各挿入口30から濡れた手をその掌を横に向けて処理室19に入れていくことにより、手に付着した水分を各挿入口30近傍に形成される作動気流層47により処理室19の奥側へ吹き飛ばし、迅速に乾燥処理を行なうことができる。この時、各挿入口30の上部のオーバハング状の部分が斜めの構造で、大きい角度の開先形状36となっているので、図13に示すように多少の身長差があっても立ち姿勢の使用者からは下位の挿入口30はとても見易く、使い易い。また、処理室19は照明用LED33により明るくなっているので、閉塞した暗い空間に手を入れるような不安感を抱くことなく快適に乾燥処理を行なうことができる。
各挿入口30は縦長であるので人の手の構造から動かし易く使い易いうえ、身長差も縦長により或程度吸収することができる。機能面では、ブロアー7から排出された高圧空気の旋回成分が排気用ダクト14の各突起16によりブロアー7の軸方向に整流されるので、圧力が回復され性能が向上する。さらに圧力の回復された高圧空気は、圧力調整板31に当り、これを周り込んで各脚24に供給されるので、各脚24へ高圧空気が均等に分配され、気流噴出ノズル28による作動気流の形成性能が向上する。また、圧力調整板31は、図示のようにブロアー7と気流噴出ノズル28を近接させ略直線状の風路で連絡し小型化した場合でも、流路が長くなりブロアー7の騒音の外部への伝播を緩和する機能も果たす。
ノズル保持ケース20と、対向するノズル孔46の列で構成された中央の気流噴出ノズル28は、最上部のノズル孔46より長い仕切り29で脚24の内部が左右に区画されているので、対向側のノズル孔46から吹出す時に、両空気流の干渉により発生するピシ、ピシといった不連続な高周波音の発生を防ぐことができ、これにより使用感が向上し作動気流の形成性能も向上する。また、ノズル保持ケース20の各脚24の下端はシンク18に嵌合装着されて支持されているので、高圧空気の圧力がかかってもノズル保持ケース20の各脚24の変形は回避され、安定した性能が発揮できる。
この手乾燥装置によれば、約5秒程度で濡れた手を衛生的かつ快適に乾燥することができ、手から吹き飛ばされた水分は、副ノズル25の空気流48により外方へ飛散することが殆どなく、処理室19のシンク18の底部から風に押し込まれるようにドレン排出口21からドレンパン41に受容される。ドレンパン41に受容されたドレンはドレンパン41を引き抜いて適宜処理すればよい。なお、乾燥処理が迅速なことから、片手ずつの乾燥処理に対応する手乾燥装置を構成することもできる。この場合には挿入口30は単一となり、構成も簡素になり装置全体は随分小型になる。また、ブロアー7の排出空気の旋回成分を整流し静圧を回復する突起16は、ブロアー7のモーター5の外殻側に構成することもでき、必ずしも排気用ダクト14に一体化して構成する必要はない。
実施の形態2.
この実施の形態2の手乾燥装置は、実施の形態1で示した手乾燥装置における処理室19を照明手段を使わずに明るくしたものであり、これにかかる構成以外は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1の全体を示す図1や図2,はこれをそのまま援用するとともに、同じ部分については同一の符号を用いそれらについての説明は省略する。
掌を横向きにして処理し挿入口が縦長の縦向きタイプでは、挿入口30は縦長の形状となり挿入口30からの採光だけでは処理室19を明るく維持することは難しい。閉塞した空間である処理室19が暗いと、人によってはそこに手を入れることは憚られることがあり、一般に幼児にはそうした傾向が強い。こうした観点から実施の形態1では照明用LED33を設けて処理室19を照明しているが、その分構成が複雑化しコストが上昇する不都合がある。そこで、この実施の形態2の手乾燥装置は、図14に示すように処理室19の側部に採光用の窓49を設け、処理室19を明るくしている。採光用の窓49は開放状態でも透明な板材で閉止してもよい。これにより、照明用LED33は不要になり、その取付けのための構造も不要になる。これ以外の構成や機能及び利点は実施の形態1のものと同じであるのでそれらの説明は省略する。
実施の形態3.
この実施の形態3の手乾燥装置は、実施の形態1で示した手乾燥装置における気流噴出ノズル28を実施の形態1のものとは反対に、使用者に対して上側が近づき、下側が遠退くようにやや前傾して設けたものであり、これにかかる構成以外は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1の全体を示す図1はこれをそのまま援用するとともに、同じ部分については同一の符号を用いそれらについての説明は省略する。
手の挿入角度に略直交する方向から作動気流を噴出させることは、乾燥性能の上からは重要であることは実施の形態1において触れたが、図15に示すように手の挿入角度に対して作動気流を前傾した方向から噴出させるようにすることにより、掌と甲に対して斜めに作動気流層47が当り、図16に示すように手の挿入につれて手の上側より下側が先に作動気流に当ることになるため、上側の作動気流で処理中の部分が上から押えられることになる。これにより、処理中の部分から吹き飛んだ水分をシンク18の底部側へ上側の作動気流で押え付けることができ、吹き飛ばされる水の跳ね返りを抑えることができる。これ以外の構成及び機能は実施の形態1のものと同じであるのでそれらの説明は省略する。
実施の形態1,2,3の手乾燥装置の全体を示す正面図である。 実施の形態1の手乾燥装置の平面図である。 実施の形態1の手乾燥装置の全体を示す正断面図である。 実施の形態1の手乾燥装置を示す横断平面図である。 実施の形態1の手乾燥装置の全体を示す縦断側面図である。 実施の形態1の手乾燥装置の全体を示す縦断側面図である。 図5におけるA―A線の断面図である。 図5におけるA―A線での排気用ダクトのみを示す断面図である。 実施の形態1の手乾燥装置におけるノズル保持ケースの中央の脚の横断面図である。 図5におけるB矢印部分の拡大図である。 図5におけるC矢印部分の拡大図である。 実施の形態1の手乾燥装置の作動気流層を示す説明図である。 実施の形態1の手乾燥装置の使用状態を示す説明図である。 実施の形態2の手乾燥装置を示す正断面図である。 実施の形態3の手乾燥装置を示す縦断側面図である。 実施の形態3の手乾燥装置の動作説明図である。
符号の説明
1 高圧空気発生部
2 乾燥処理部
7 ブロアー
14 排気用ダクト
15 風路
16 突起
17 排気口
19 処理室
20 ノズル保持ケース
24 脚
25 副ノズル
28 気流噴出ノズル
29 仕切り
30 挿入口
31 圧力調整板
33 照明用LED
35 開先状
36 開先形状
46 ノズル孔
47 作動気流層
48 空気流
49 窓

Claims (2)

  1. 空気を供給するブロアーと、
    ブレード状の突起が内面周方向に間隔を置いて中心線に向かって突出するよう設けられ、前記ブロアーからの前記空気を排出する排気用ダクトと、
    前記排気用ダクトから排出された前記空気が噴出される気流噴出ノズルとを有する手乾燥装置。
  2. 排気用ダクトは、内面に吸音材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
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