JP3852468B2 - エンジンマウント用ダストカバー - Google Patents

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本発明は、エンジンマウントの下方に位置する車体パネルの開口部からの異物の浸入を防止するためのエンジンマウント用ダストカバーに関するものである。
一般に、自動車等のエンジンの車体への取付部には、エンジンから車体側へ伝達する振動等を制御するためのエンジンマウントが介装されている。図7にエンジンマウントの一例を示す。このエンジンマウントは、車体側に取り付けられる外筒金具101と、エンジン側に取り付けられる取付金具102と、ゴム状弾性体からなり、外筒金具101と取付金具102との間に介在される防振基体103と、液体が封入された液室104とから本体部分が構成されている。
このエンジンマウントの下方の車体パネル105には、開口部106が形成されることがあり、外筒101の下端部には、この開口部106を塞いでエンジンルーム107への泥水等の異物の浸入を防止するため、筒状の金具からなるダストカバー108が外嵌固定されている。
しかし、ダストカバーを筒状の金具としてマウント本体に固定すると、製品コストや重量が増大するだけでなく、エンジンマウントの設置誤差を吸収させるため、開口周縁部とダストカバーとの間に隙間を設ける必要があり、この隙間から異物が浸入してエンジンルームを汚染する恐れがある。
上記課題に鑑み、本発明は、エンジンマウントの下方に位置する車体パネルの開口部を覆って、この開口部から異物が浸入するのを防止するエンジンマウント用ダストカバーをゴム状弾性体から形成することで、製品重量を軽くすると共に、エンジンマウントの設置誤差をダストカバーの変形によって吸収させて、開口部を隙間なく覆うことができるエンジンマウント用ダストカバーを提供するものである。
ところで、ダストカバーをゴム状弾性体から形成して、車体パネルの開口部に直接取り付ければ、この開口部を隙間なく覆うことができる。しかし、車体パネルにダストカバーを取り付けるため、車両組み付け時の工程数が増加して作業効率が悪くなり、コストが高くなる。
また、ダストカバーをエンジンマウントの液室下端のダイヤフラムと一体的にゴム状弾性体から形成すれば、マウント本体を車体側に取り付けるだけで、開口部を覆うことができる。しかし、ダイヤフラムは高品質のゴム状弾性体で形成する必要があり、このダイヤフラムと一体的に形成することにより、ダストカバーにも高品質のゴム状弾性体を使用する必要があるため、製品コストが高くなる。また、大きい開口部を覆うダストカバーをダイヤフラムと一体的に形成する場合、ダストカバーが邪魔になり、ダイヤフラムをマウント本体内に圧入することができないため、マウント本体の製造が困難である。
そこで、ダイヤフラムと別体のダストカバーをゴム状弾性体から取付部と遮断部とを備えた筒状に形成し、その取付部をマウント本体の下端部に外嵌して、このマウント本体と一体化する。そうすれば、車両組み付け時に、エンジンマウントとダストカバーを別工程で組み付ける必要がなく、作業効率が良好になると共に、マウント本体を車体側に取り付けることにより、下端部が車体パネルに接圧される遮断部で、車体パネルの開口部を取り囲んで、開口部からの異物の浸入を阻止することができる。
このとき、ゴム状弾性体からなる遮断部の軸方向の変形によって、マウント本体の設置誤差を吸収して、開口部を隙間なく覆うことができる。また、ダストカバーを形成するゴム状弾性体の品質を必要最小限にできるため、ダストカバーの製作コストを縮減できる。さらに、ダストカバーをダイヤフラムと別体としているので、ダイヤフラムのマウント本体内への圧入も容易に行えることになる。
遮断部は、その下端部が前記車体パネルに接圧される長さの筒体であって、軸方向中間部分が半径方向外側に膨らんだ湾曲形状に形成されたり、あるいはまた、下端が先細のテーパ状の筒体とされており、これにより、マウント本体を車体側に取り付けるとき、容易に遮断部を所定の形状に変形させ、車体パネルの開口部を確実に覆うことができる。また、遮断部の下端面を車体パネルに合わせて傾斜させ、すなわち、遮断部の軸方向の高さを車体パネルの傾斜に合わせて、周方向で変化させれば、遮断部の軸方向の変形量を周方向で一定にし、一部分だけに大きな変形が生じないようにすることができる。
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、エンジンマウント用ダストカバーをゴム状弾性体から形成するため、エンジンマウントの設置誤差をダストカバーの変形によって吸収させ、開口部の周りを隙間なく遮断することができると共に、製品重量の軽減を図ることができる。また、マウント本体に装着することで、必要最小限の品質の材料を使用できると共に、車両への取付時の工程数の増加を防いで作業効率を向上させ、コストを削減することができる。
以下、本発明に係るエンジンマウント用ダストカバーの実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明のエンジンマウント用ダストカバーの軸方向断面図、図2はそれを装着したエンジンマウントの軸方向断面図、図3はエンジンマウントを車体側に取り付けたときの要部断面図である。
このエンジンマウント用ダストカバー1は、筒状の取付部2と筒状の遮断部3とが軸方向に連続するように、ゴム状弾性体から形成されており、取付部2がエンジンマウントの下端部に外嵌されることで、エンジンマウントと一体化されている。この取付部2の内周面は、エンジンマウントの下端部と合う形状に形成されており、加硫接着等によってエンジンマウントの下端部に固着されている。なお、取付部2とエンジンマウントの下端部との固着は、加硫接着以外にも接着剤による固定等どのような方法であってもよい。
遮断部3の内径は、取付部2の内径よりも小さく設定され、その境界部に段部22が形成されている。これにより、エンジンマウントに装着されて、押し上げられたときに、その段部22により、上方にずれないようになっている。また、遮断部3は、軸方向に押し付けられたときに、容易に所定の形状に変形するように、その厚みが取付部2の厚みよりも薄く設定され、かつ下端が先細のテーパ状の筒体とされている。
さらに、遮断部3は、容易に所定の形状に変形できるように、その軸方向中間部分が半径方向外側に膨らんだ湾曲形状とされている。また、遮断部3の下端部の外径は、後述する開口部21の直径よりも大きく設定され、エンジンマウントとその中心位置を合わせて形成された開口部21の周囲を取り囲むようにされている。
このダストカバー1の取付部2が装着されるエンジンマウントは、振動を減衰するマウント本体4と、エンジンの側方及び上方への大変位を規制するストッパとしてのブラケットカップ5と、外周部にオリフィス6を有するリング状金具7及びその中央のゴム状弾性膜8からなる仕切部材9と、仕切部材9のリング状金具7を支持する支持リング10と、支持リング10に周縁部を支持されて軸方向に容易に変形するダイヤフラム11と、バウンド側ストッパゴム12とを備えている。
この内、マウント本体4は、車体側に取り付けられる外筒金具13と、エンジン側に取り付けられる取付金具14と、外筒金具13と取付金具14との間に介在されるゴム状弾性体製の防振基体15と、液体が封入された液室16とからなり、外筒金具13の下端部にダストカバー1の取付部2が外嵌される。
なお、液室16は、防振基体15の下方に配されており、この液室16は、防振基体15と、防振基体15と連続するゴム状弾性体から形成されて外筒金具13の内周面を覆うシール材17と、このシール材17の下端付近に嵌合される支持リング10に支持されたダイヤフラム11とで囲まれた空間とされ、仕切部材9によって、主液室18と副液室19とに仕切られている。また、外筒金具13の下端部は、縮径されることによってダイヤフラム11の支持リング10を固着しており、この状態で、ダストカバー1の取付部2の内周面と合う形状とされている。
次に、ダストカバー1が装着されたエンジンマウントを車体側に取り付けたときの様子について説明する。このエンジンマウントの下方の車体パネル20には、その中心がマウント本体4の中心軸と一致する位置に開口部21が形成されている。
ダストカバー1を装着したエンジンマウントを車体側に取り付けたとき、遮断部3の下端部が車体パネル20に接圧され、エンジンマウントの下方に位置する車体パネル20の開口部21を取り囲む。この遮断部3によって、開口部21からの車体パネル20内への異物の浸入が阻止される。
また、マウント本体4から遮断部3の下端までの長さは、マウント本体4と車体パネル20との隙間よりも長くされており、遮断部3の下端部が車体パネル20の開口部21周縁に確実に当接する。このとき、遮断部3は、その軸方向中間部が外向きに膨らんだ湾曲形状とされ、その肉厚も薄いため、遮断部3の下端が車体パネル20に接圧すれば、さらに湾曲変形するため、エンジンマウントの取付には支障はない。
なお、車体パネル20が傾斜して、マウント本体4の下端部との隙間が周方向で変化する場合でも、遮断部3は、その肉厚が薄く、かつ湾曲した形状であるため、隙間の変化に容易に追随して開口部からの異物の浸入を阻止することができる。
このように、筒状のダストカバー1をマウント本体4に外嵌して一体化するため、エンジンマウントを車体側に取り付けるだけで、車体パネル20の開口部21を取り囲み、開口部21を介する異物の浸入を防ぐことができる。このダストカバー1のマウント本体4への取付は、開口部21を塞ぐ蓋の車体パネル20への取付よりもその作業効率が高く、全体としての作業効率が高くなる。また、このダストカバー1をゴム状弾性体から形成するため、その遮断部3を長くしておき、エンジンマウントの取付時に軸方向に変形させることで、隙間が生じないように、開口部21を確実に取り囲むことができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、図4及び図5に示すように、遮断部23の下端面は、車体パネル20に合わせて傾斜させてもよい。この場合、エンジンマウントの取付による遮断部23の軸方向の変形が、その周方向で一定になる。
また、図6に示すように、遮断部24の外周面にリング状溝25を形成してもよい。この場合、リング状溝25部分の肉厚が薄くなり、この位置で容易に変形するため、上記実施形態と同様に車体パネル20に接圧して、確実に開口部21を覆うことができる。このリング状溝25は、単独で、又は上記先細テーパ状の構成や湾曲形状と適宜組み合わせて採用することができる。また、リング状溝は、遮断部24の外周面に限らず内周面に形成してもよい。
また、エンジンマウントは、図2、図3及び図5に、液封入式エンジンマウントを例示したが、これに限らず、液封入式以外のエンジンマウントにも適用できる。
本発明のエンジンマウント用ダストカバーの軸方向断面図 それを装着したエンジンマウントの軸方向断面図 エンジンマウントを車体側に取り付けたときの要部断面図 遮断部の下端面を傾斜させたエンジンマウント用ダストカバーの軸方向断面図 それを装着したエンジンマウントの軸方向断面図 外周面にリング状溝を形成したエンジンマウント用ダストカバーの軸方向断面図 従来のエンジンマウント用ダストカバーを装着したエンジンマウントの軸方向断面図
符号の説明
1 ダストカバー
2 取付部
3 遮断部
4 マウント本体
20 車体パネル
21 開口部

Claims (4)

  1. エンジンマウントの下方に位置する車体パネルの開口部を覆うエンジンマウント用ダストカバーであって、
    ゴム状弾性体から筒状に形成されてなり、マウント本体の下端部に外嵌される取付部と、車体パネルの開口部を取り囲む遮断部とを備え
    前記遮断部は、その下端部が前記車体パネルに接圧される長さの筒体であって、軸方向中間部分が半径方向外側に膨らんだ湾曲形状に形成された
    ことを特徴とするエンジンマウント用ダストカバー。
  2. 前記遮断部は下端が先細のテーパ状の筒体とされている請求項1記載のエンジンマウント用ダストカバー。
  3. エンジンマウントの下方に位置する車体パネルの開口部を覆うエンジンマウント用ダストカバーであって、
    ゴム状弾性体から筒状に形成されてなり、マウント本体の下端部に外嵌される取付部と、車体パネルの開口部を取り囲む遮断部とを備え
    前記遮断部は、その下端部が前記車体パネルに接圧される長さの筒体であって、下端が先細のテーパ状の筒体とされた
    ことを特徴とするエンジンマウント用ダストカバー。
  4. 前記遮断部の内径が前記取付部の内径よりも小さく設定されて、前記遮断部と取付部との境界部に段部が形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンマウント用ダストカバー。
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