JP3852388B2 - 自溶製錬炉用精鉱バーナー - Google Patents

自溶製錬炉用精鉱バーナー Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、銅、ニッケル等の非鉄金属の硫化物の製錬に用いられる自溶製錬炉用精鉱バーナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
銅、ニッケル等の硫化精鉱を製錬原料とする非鉄金属製錬に用いられる製錬炉の一つである自溶製錬炉では、反応塔の上部に精鉱バーナーが設けられ、該精鉱バーナー内で、製錬原料を反応用気体中に均一に分散させる。そして、分散状態の製錬原料が、重油バーナーや反応塔耐火物の輻射熱等により着火され、反応塔内を落下しながら、製錬反応が行われる。
【0003】
この製錬反応は、製錬原料が反応塔内を落下する間に完結することが重要であり、製錬反応が充分に完結しないと、煙灰の発生量の増大、生産効率の低下、操業の不安定、停止、ひいては炉命の減少等の影響が出る。
【0004】
この製錬反応が充分に完結するためには、精鉱バーナーより継続して製錬原料が炉内に均一に分散され、反応用気体、すなわち空気あるいは酸素富化空気と充分に均一混合されることが重要である。最適な条件は、精鉱バーナーのサイズ、製錬原料の種類、処理量等により選択される。
【0005】
図2に断面図を示した従来の精鉱バーナーの一例について、前記製錬反応を以下に説明する。
【0006】
精鉱バーナーは、反応塔頂部16の装入孔17の上に設けられ、主としてバーナー本体1、重油バーナー2、精鉱シュート4および工業用酸素吹込管11により構成される。バーナー本体1は、上部に反応用気体導入口5を、かつ下部に反応用気体出口を有し、該反応用気体出口に向かって逆円錐状になっている。なお、バーナー本体1は、機能的にウインドボックス6とバーナーコーン7に区別される。ウインドボックス6の反応用気体導入口5から入る反応用気体が、バーナーコーン7に向かって流れ、バーナーコーン7の反応用気体出口から反応塔の装入口17に吹き込まれる。
【0007】
重油バーナー2、工業用酸素吹込管11および精鉱シュート4は、同心円状に、かつバーナーコーン7の反応用気体出口および装入孔17に対し同軸的に、配置される。工業用酸素吹込管11を通る酸素ガスは、着火用および分散用(後述)を兼ね、製錬原料分散用気体噴出口12を下端に有する。すなわち、製錬原料が反応塔内に入って燃焼を開始するまでの時間を短縮するために、反応塔の装入口17のところで、酸素ガスにより製錬原料の着火を早められ、分散により着火しやすくなる。
【0008】
工業用酸素吹込管11の先端開口部の周面に、分散コーン10が取り付けられている。さらに、精鉱シュート4の外周側に、風速調整器9が設けられている。さらに、分散コーン10の直上で、複数の製錬原料分散用工業用酸素ノズル12が工業用酸素吹込管11に設けられている。
【0009】
製錬原料は、製錬原料導入管3から精鉱シュート4を経て落下し、バーナーコーン7内にある分散コーン10によって分散され、さらに、分散用気体噴出口12から噴出される酸素ガスにより円周方向に分散され、着火しつつ、反応用気体と混合される。
【0010】
一方、反応用気体は、ウインドボックス6を経て風速調整器9により加速されてバーナーコーン7内に供給され、前述のように分散された製錬原料とバーナーコーン7内で混合され、反応塔内に吹き込まれる。なお、製錬原料や重油はバーナーコーン直下で炉内の温度により燃焼開始(着火)し、反応用気体や酸素ガスが燃焼(反応)の酸素源となる。
【0011】
また、図3に断面図を示したタイプの異なる精鉱バーナーの一例についても、前記製錬反応を以下に説明する。
【0012】
精鉱バーナーは、反応塔頂部16の装入孔17の上に設けられ、主としてバーナー本体1、精鉱シュート4、製錬原料分散用圧縮空気吹込管13および工業用酸素吹込管11により構成される。バーナー本体1は、上部に反応用気体導入口5を、かつ下部に反応用気体出口を有し、該反応用気体出口に向かって逆円錐状になっている。なお、バーナー本体1は、機能的にウインドボックス6とバーナーコーン7に区別される。ウインドボックス6の反応用気体導入口5から入る反応用気体が、バーナーコーン7に向かって流れ、バーナーコーン7の反応用気体出口から反応塔の装入口17に吹き込まれる。
【0013】
工業用酸素吹込管11、製錬原料分散用圧縮空気吹込管13および精鉱シュート4は、同心円状に、かつバーナーコーン7の反応用気体出口および装入孔17に対し同軸的に、配置される。
【0014】
分散用空気吹込管13の先端の周面に、分散コーン10が取り付けられる。さらに、製錬原料分散用圧縮空気噴出口12が、分散用空気吹込管13のコーン部下端周面に水平方向に配置されている。工業用酸素吹込管11は、コーン部を貫通して、酸素ガスは直接炉内に吹き込まれる。当該酸素ガスは、製錬原料の燃焼開始(着火)を迅速化する。
【0015】
製錬原料は、製錬原料導入管3から精鉱シュート4を経て落下し、バーナーコーン7の出口にある分散コーン10によって分散され、さらに、前記圧縮空気噴出口12から吹き出される圧縮空気により、反応塔円周方向に分散され、着火しつつ、反応用気体と混合される。
【0016】
一方、反応用気体は、バーナーコーン7内に供給され、前述のように分散された製錬原料と反応塔内上部で混合される。なお、製錬原料は、反応塔上部で、炉内の温度により着火(燃焼開始)し、反応用気体、酸素ガス、分散用圧縮空気が燃焼(反応)の酸素源となる。
【0017】
本例のように、重油バーナーを内包していない精鉱バーナーでは、反応塔炉頂の中心から円周上に対称的に等間隔で複数本の補助燃料バーナー(図示せず)が配列され、製錬原料の酸化反応熱の不足分の熱補償や、製錬原料の迅速な着火(燃焼開始)用に、燃料を燃焼させる。
【0018】
非鉄金属硫化物の自溶製錬炉における製錬反応においては、反応塔内における反応の完結、煙灰発生率の低減が求められるため、精鉱バーナーによる製錬原料の均一な分散と、反応用気体との均一混合と、迅速な着火が重要である。このために、反応塔の装入孔において落下する製錬原料の流れを乱し、よりよい分散・混合を得るための分散コーンが設けられる。
【0019】
しかし、分散コーンの機能は、分散コーンに円周方向で均一に供給される製錬原料を、分散コーンを中心として、円周方向で均一に放射線状に分散させることにある。従って、分散コーンに供給される製錬原料の量や密度に偏りがあれば、換言すれば、精鉱シュート内で該精鉱シュートの軸に垂直な断面で、製錬原料が均一に分布していなければ、分散コーンにて円周方向で均一な製錬原料の分散は得られず、反応用気体との混合も不均一になる。
【0020】
この結果、反応用気体が過剰になり溶融過酸化物の発生量が偏在する方向、および反応用気体が不足し、酸化の不十分な製錬原料が偏在する方向が生じ、反応塔内の落下粒子相互の衝突・酸化還元反応によっても、良好な均一反応が得られない。つまり、沈殿池に溶融酸化された製錬原料が落下する時点で、非平衡Fe34や、逆に充分溶融していない製錬原料が存在する事態が発生する原因となる。
【0021】
この点に関し、精鉱バーナーを複数本有する自溶製錬炉においては、製錬原料の不十分な分散、または製錬原料の不均一な分布の結果として、反応用気体(空気または酸素富化空気)との充分な均一混合が得られなくても、複数本有する精鉱バーナーの個々の製錬原料および反応用気体で構成される流束が相互干渉作用を及ぼし、反応塔を落下する間に比較的良好な反応状態が得られる。
【0022】
しかしながら、精鉱バーナーを1本のみ有する自溶製錬炉においては、前述の流束間の相互干渉作用が得られず、また、精鉱バーナー1本当たりの反応用気体流量および製錬原料導入量が多いため、精鉱バーナー直下での製錬原料と反応用気体の均一混合が完成しなければ、反応塔内での滞留時間が減少して、良好な反応が得られなくなる。
【0023】
近年、非鉄金属製錬の用に供する自溶製錬炉用精鉱バーナーは、操業管理、設備保全の容易さ、および性能の向上により、複数本から1本に移行している。
【0024】
従って、1本の精鉱バーナーを具備する非鉄金属製錬用自溶製錬炉では、分散コーンに供給される製錬原料が均一であること、換言すれば精鉱シュート内で製錬原料が均一に分布していることが、非常に重要である。
【0025】
設備を極力単純化し、メンテナンスも容易にするために、従来、製錬原料導入管は、通常1本、場合によっては、2本であった。製錬原料導入管を2本有する理由は、該製錬原料導入管に供給する製錬原料貯蔵庫切り出し設備、例えばスクリューコンベアーあるいはドラッグコンベアーが、2系列になっていることがあるためである。
【0026】
製錬原料導入管が1本では、精鉱シュート内で製錬原料が偏在するのは明らかである。製錬原料導入管が2本の場合、対向させるのが一般的であるが、観察すると、導入された製錬原料は、精鉱シュート内で、内包する製錬原料着火用酸素吹込管または製錬原料分散用酸素または圧縮空気吹込管に衝突した後、これらの吹込管を中心に90度方向を転じて、精鉱原料導入管に製錬原料の偏在する周方向部分が2箇所生じていた。
【0027】
この製錬原料の偏在は、精鉱シュートを落下・通過中に整流され、あるいは製錬原料導入部に衝突板を具備したり、前記の吹込管の外周状にスパイラル案内羽を具備することで、若干は改善されるが、精鉱シュート出口、つまり分散コーン直上での製錬原料の不均一な偏りは残存する。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、反応用気体との均一混合が可能で、反応塔内での充分な製錬反応を可能とする自溶製錬炉用精鉱バーナーを提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明が適用される自溶製錬炉用精鉱バーナーの一態様としては、ウインドボックスを有するバーナー本体に、製錬原料導入管、製錬原料分散用空気吹込管および精鉱シュートを組み込み、精鉱シュートが製錬原料導入管に接続され、ウインドボックス内で、製錬原料分散用空気吹込管が精鉱シュートの内側に延在している。
【0030】
本発明が適用される自溶製錬炉用精鉱バーナーの異なる態様としては、ウインドボックスを有するバーナー本体に、製錬原料導入管、着火用酸素吹込管、製錬原料分散用空気吹込管および精鉱シュートを組み込み、精鉱シュートが製錬原料導入管に接続され、ウインドボックス内で、着火用酸素吹込管、製錬原料分散用空気吹込管が精鉱シュートの内側に延在している。
【0031】
本発明が適用される自溶製錬炉用精鉱バーナーの異なる態様としては、ウインドボックスを有するバーナー本体に、重油バーナー、製錬原料導入管、着火用酸素吹込管、製錬原料分散用空気吹込管および精鉱シュートを組み込み、精鉱シュートが製錬原料導入管に接続され、ウインドボックス内で、重油バーナー、酸素吹込管、空気吹込管が精鉱シュートの内側に延在している。
【0032】
ウインドボックスを有するバーナー本体に、重油バーナー、製錬原料導入管、着火用酸素吹込管および精鉱シュートが組み込まれ、精鉱シュートが製錬原料導入管に接続され、ウインドボックス内で、重油バーナー、着火用酸素吹込管が精鉱シュートの内側に延在している。
【0033】
特に、本発明の自溶製錬炉用精鉱バーナーは、前記精鉱シュートに製錬原料を供給する製錬原料導入管を少なくとも3本備え、前記製錬原料導入管が、精鉱シュートを中心とする円周上に等間隔で配置される。
【0034】
前記製錬原料導入管が4本であることが、好ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1の平面図には、図2に対応して、重油バーナー2を中心にして、その周囲に同心に、着火用および製錬原料分散用酸素吹込管11および精鉱シュート4を配置するか、あるいは図3に対応して、着火用酸素吹込管11を中心にして、その周囲に同心円上に製錬原料分散用空気吹込管13および精鉱シュート4を配置する精鉱バーナーの概略構成を示す。さらに、別の構成において、図3の着火用酸素吹込管11を省略したり、他の空気吹込管に置き換えることもできる。
【0036】
なお、空気吹込管内に送られる空気は、酸素濃度を富化するのがよい。
【0037】
本発明は、製錬原料導入管を3本、好ましくは4本具備することで、精鉱シュート内に製錬原料を3方向または4方向から均一に導入し、かつ製錬原料相互の衝突で、精鉱シュート内の断面方向の均一分布性をさらに助長することができる。
【0038】
前述の製錬原料供給設備の構成により、製錬原料導入管は3本以上とするが、3本より4本が均一な分配を得るためには好ましく、5本以上では精鉱バーナーの構成が複雑になる。
【0039】
反応塔耐火物の反応の不均一、排ガスの流れや炉内鋳つきによる耐火物温度、換言すれば耐火物コーティング厚さの周方向の偏りも、製錬原料導入量を調整することで制御が容易になる。
【0040】
(実施例1)
図1に平面図を示すように、重油バーナー2を中心に置いて、その周囲に同心円状に着火用酸素吹込管11および精鉱シュート4を配置し(図2参照)、製錬原料精鉱導入管3を4本備えた自溶製錬炉用精鉱バーナーを用いて、製錬原料である銅精鉱を製錬する操業を長期間実施した。なお、反応用気体である酸素富化空気は、2方向より、すなわち、直径方向反対側にある2つの導入口5から導入した。ウインドボックス6等、残部の構成は図2に示す精鉱バーナーと同様にした。
【0041】
操業結果を表1に示す。
【0042】
(比較例)
図2に断面図を示すように、製錬原料精鉱導入管3を2本備えた自溶製錬炉用精鉱バーナーを用いて、製錬原料である銅精鉱を製錬する操業を長期間実施した。なお、反応用酸素富化空気は、図2に示すように、1方向より導入した。
【0043】
操業結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
Figure 0003852388
【0045】
表1に示すように、
1)反応用気体と製錬原料の均一混合により、製錬反応が均一に進行・終結できるようになったため、煙灰発生率が低減し、酸素利用率が向上している。
【0046】
2)同上の理由で、▼カラミ▲中のFe34品位、Cu品位が低減している。
【0047】
3)▼カワ▲温度については、反応塔ガス温度を低下させながら目標▼カワ▲温度値1,225℃を維持できており、かつ標準偏差も低下している。
【0048】
4)上記▼カワ▲品位および▼カワ▲温度は、分析値と測定値でフィードバック制御を行っているために、ほぼ目標値を維持できているが、標準偏差が低減した。
【0049】
5)▼カラミ▲層と▼カワ▲層の界面に発生するFe34に富んだ中間層の発生が抑制され、また、反応の悪化に伴う未溶解製錬原料の発生も皆無となった。
【0050】
6)反応塔の円周方向の温度差が減少し、円周方向に均一に反応が進行していることが伺われる。
【0051】
7)以上の効果により、必要酸素量が減少して製錬原料の増処理が可能になり、反応塔の補助重油量が減少し、さらには反応塔耐火物の寿命も延長された。
【0052】
8)該自熔製錬炉の排ガスを冷却する廃熱ボイラーにおいても、飛散煙灰量が減少するだけでなく、未燃製錬原料の飛散が減少し、極めてハンドリング性の良好な煙灰が得られた。
【0053】
【発明の効果】
本発明の自溶製錬炉用精鉱バーナーにより、製錬原料の均一な分散が得られ、反応用気体との均一混合が可能になり、反応塔内での充分な製錬反応が確保できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自溶製錬炉用精鉱バーナーの構成を示す概略平面図で、重油バーナーを中心に配置する場合と、酸素吹込管を中心に配置する場合とを重ねて示す。
【図2】 本発明が適用される従来の自溶製錬炉用精鉱バーナーの構成を示す概略断面図である。
【図3】 本発明が適用される従来の自溶製錬炉用精鉱バーナーの異なる構成を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 バーナー本体
2 重油バーナー
3 製錬原料導入管
4 精鉱シュート
5 反応用気体(酸素富化空気)導入口
6 ウインドボックス
7 バーナーコーン
8 ベンチュリー絞り部
9 風速調整器
10 分散コーン
11 工業用酸素吹込管
12 分散用気体(酸素または空気)噴出口
13 製錬原料分散用酸素吹込管
15 製錬原料分散用酸素吹込管の開口
16 反応塔頂部
17 装入孔

Claims (5)

  1. ウインドボックスを有するバーナー本体に、製錬原料導入管、空気吹込管および精鉱シュートが組み込まれ、精鉱シュートが製錬原料導入管に接続され、ウインドボックス内で、空気吹込管が精鉱シュートの内側に延在し、前記精鉱シュートに製錬原料を供給する製錬原料導入管を少なくとも3本備え、前記製錬原料導入管が、精鉱シュートを中心とする円周上に等間隔で配置されることを特徴とする自溶製錬炉用精鉱バーナー。
  2. ウインドボックスを有するバーナー本体に、製錬原料導入管、酸素吹込管、空気吹込管および精鉱シュートが組み込まれ、精鉱シュートが製錬原料導入管に接続され、ウインドボックス内で、酸素吹込管、空気吹込管が精鉱シュートの内側に延在し、前記精鉱シュートに製錬原料を供給する製錬原料導入管を少なくとも3本備え、前記製錬原料導入管が、精鉱シュートを中心とする円周上に等間隔で配置されることを特徴とする自溶製錬炉用精鉱バーナー。
  3. ウインドボックスを有するバーナー本体に、重油バーナー、製錬原料導入管、酸素吹込管、空気吹込管および精鉱シュートが組み込まれ、精鉱シュートが製錬原料導入管に接続され、ウインドボックス内で、重油バーナー、酸素吹込管、空気吹込管が精鉱シュートの内側に延在し、前記精鉱シュートに製錬原料を供給する製錬原料導入管を少なくとも3本備え、前記製錬原料導入管が、精鉱シュートを中心とする円周上に等間隔で配置されることを特徴とする自溶製錬炉用精鉱バーナー。
  4. ウインドボックスを有するバーナー本体に、重油バーナー、製錬原料導入管、酸素吹込管および精鉱シュートが組み込まれ、精鉱シュートが製錬原料導入管に接続され、ウインドボックス内で、重油バーナー、酸素吹込管が精鉱シュートの内側に延在し、前記精鉱シュートに製錬原料を供給する製錬原料導入管を少なくとも3本備え、前記製錬原料導入管が、精鉱シュートを中心とする円周上に等間隔で配置されることを特徴とする自溶製錬炉用精鉱バーナー。
  5. 前記製錬原料導入管が4本である請求項1から4のいずれかに記載の自溶製錬炉用精鉱バーナー。
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