JP3850575B2

JP3850575B2 - Seismic isolation device

Info

Publication number: JP3850575B2
Application number: JP02474099A
Authority: JP
Inventors: 博之上田; 國夫福山; 英美池田; 亮平黒沢
Original assignee: Takenaka Corp; Kurosawa Construction Co Ltd
Current assignee: Takenaka Corp; Kurosawa Construction Co Ltd
Priority date: 1999-02-02
Filing date: 1999-02-02
Publication date: 2006-11-29
Anticipated expiration: 2019-02-02
Also published as: JP2000220319A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上部建物躯体（以後、上部躯体という）と下部建物躯体（以後、下部躯体という）との間に介在させて前記両躯体どうしの相対横揺れを軽減自在な免震装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の免震装置３０としては、図３に示すように、円形の金属製薄板１ａと円形のゴム製薄板１ｂとを交互に積層させて一体化させると共に、それらの上下端面部に、大径の金属プレート１ｄを一体的に設けて免震装置本体１Ａを構成し、前記一対の金属プレート１ｄを、前記上部躯体Ｂ２・下部躯体Ｂ１との取付部に形成してあるものがあった（例えば、登録実用新案第３０２１４４７号公報、特許第２６３６９５０号公報参照）。
そして、前記夫々の薄板１ａ・１ｂどうしが横方向に層間変位自在に形成してあることによって、前記上部躯体Ｂ２と下部躯体Ｂ１との横方向相対移動に抵抗しながら追従し、免震効果を発揮できるように構成してあるものである。
また、この種の免震装置を建物に取り付ける場合、前記免震装置の直上には、場所打ちコンクリートによって柱や基礎梁を形成することによって上部躯体を構築する方法がとられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
当該免震装置３０を建物に設置するには、下部躯体（例えば、基礎）Ｂ１を形成した後、下部躯体Ｂ１上に免震装置３０を載置した状態で前記下端面部の金属プレート１ｄと下部躯体Ｂ１とを一体化し、続いて、前記上端面部の金属プレート１ｄの上方に上部躯体（例えば、柱取付躯体部と、基礎梁）Ｂ２形成用の型枠３１を形成した後、型枠内の空間に鉄筋３２を配筋し、コンクリートを打設して養生することによって上部躯体Ｂ２を形成する等の取付工程を経て、前記免震装置３０を上下各部躯体Ｂ２・Ｂ１と一体化する必要があった。尚、前記上部躯体Ｂ２には、順次、柱を立ち上げて上層階層を形成するものである。
以上のような免震装置取付工程の内、免震装置３０と上部躯体Ｂ２との一体化工程においては、型枠組立・配筋・コンクリート打設・型枠撤去等の各作業を順次実施することになり、手間がかかると共に、工期が長くかかるという問題点があった。
特に、前記型枠は、柱取付躯体部と基礎梁とが一連の上部躯体Ｂ２を形成するためのものであるから、その形状が単純ではなく、形成に手間がかかり易い。
【０００４】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、免震建物の形成において、より簡単に組み込むことができ、工期の短縮をはかることが可能な免震装置を提供するところにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項１の発明の特徴構成は、図２に例示するごとく、上部建物躯体（以後、上部躯体という）Ｂ２と下部建物躯体（以後、下部躯体という）Ｂ１との間に介在させて前記両躯体Ｂ１・Ｂ２どうしの相対横揺れを軽減自在な免震装置において、前記上部躯体Ｂ２の柱部４を取付自在な柱取付部７と、前記上部躯体Ｂ２の梁部５を取付自在な梁取付部８と、免震装置本体を取付自在な本体取付部とを備えた連結部１Ｂを、免震装置本体１Ａの上部に前記本体取付部が取り付く状態に一体的に設けてあり、前記免震装置本体には、前記下部躯体への下部取付部を設けてあり、前記連結部の前記梁取付部は、前記梁部の端部を載置自在な梁端部載置用段部を設けると共に、前記梁部と連結するための連結用ＰＣ鋼線を挿通自在な鋼線挿通用シールを埋設して構成してあるところにある。
【０００７】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【０００８】
〔作用及び効果〕
請求項１の発明の特徴構成によれば、前記上部躯体の柱部を取付自在な柱取付部と前記上部躯体の梁部を取付自在な梁取付部とを備えた連結部を、免震装置本体の上部に一体的に設けてあるから、下部躯体上に当該免震装置を取り付けた状態で、後は、梁取付部に梁を取り付けると共に、柱取付部に柱を取り付けるだけの作業で、免震装置を上下各部躯体と一体に設置することが可能となり、従来のように、複雑な型枠の形成作業やコンクリート打設作業を実施しなくても簡単に組み込むことが可能となる。その結果、免震建物の建築工期の短縮化を図ることが可能となる。
また、これらの効果は、上部躯体が、プレキャスト部材を使用して形成する場合には、特に、能率的に建築作業を実施することが可能となり、建築全行程を短縮化することができる他、上部躯体が、コンクリートの現場打設によって形成する場合においても、梁部や柱部の単独の型枠を用意するだけでよいから、従来に比べて工期短縮化を図ることが可能である。
勿論、新築工事に限らず、既設建築物に対する免震化工事においても、同様の効果を発揮することができる。
【０００９】
そして、免震装置本体と連結部とを切り離すことも可能となり、例えば、当該免震装置を組み込んだ建築物に対して、免震装置本体のメンテナンスや取り替え作業を行う場合には、前記免震装置本体だけを取り外して実施することが可能となり、より効率的に作業を進めることが可能となる。また、その際には、上部躯体の局部を取り壊したりする必要もなく、より経済的に作業を進めることが可能となる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
【００１１】
図１は、本発明の免震装置の一実施形態品を組み込んで形成した建物Ｂを示すものである。
前記建物Ｂは、地盤改良を施した基礎地盤Ｇ上に複数の独立基礎（下部躯体に相当）Ｂ１を設け、それらの独立基礎Ｂ１上に、免震装置１を介して複数階層の建物構造部（上部躯体に相当）Ｂ２を形成してある。
【００１２】
前記独立基礎Ｂ１は、鉄筋コンクリート製で、その上面には、前記免震装置１を取り付けるための金属製下部プレート２を一体的に設けてある（図２参照）。
この下部プレート２には、複数のボルト挿通穴２ａと、各ボルト挿通穴２ａに合わせて下面側に袋ナット２ｂを各別に固着してある。従って、下部プレート２上に免震装置１を載置した状態で、免震装置１・ボルト挿通穴２ａを通して固定ボルト３を前記袋ナット２ｂに螺合させることによって、独立基礎Ｂ１に免震装置１を取付固定することができるものである。
【００１３】
前記免震装置１は、図２に示すように、免震装置本体１Ａと、その上部に一体的に設けてあり建築構造部Ｂ２の柱部４・梁部５を取付自在な連結ブロック（連結部に相当）１Ｂとから構成してある。
【００１４】
前記免震装置本体１Ａは、金属製薄板１ａとゴム製薄板１ｂとを交互に積層させて一体化し、夫々の薄板１ａ・１ｂどうしが横方向に層間変位自在に形成してあることによって、前記独立基礎Ｂ１と建物構造部Ｂ２との横方向相対移動に抵抗しながら追従し、免震効果を発揮できるように構成してあるものである。尚、前記各薄板１ａ・１ｂの中央部には、夫々を貫通する状態に鉛製の棒状体１ｃを設けてあり、前記各薄板１ａ・１ｂの層間変位に対するダンパー効果をより発揮できるように構成してある。
また、免震装置本体１Ａの上下端面部には、本体部分より大径の金属プレート１ｄを一体的に設けてあり、この金属プレート１ｄにも前記下部プレート２の各ボルト挿通穴２ａと同様に、それぞれ対応する位置にボルト挿通穴を形成してある。下方の金属プレート１ｄが、下部取付部に相当する。
【００１５】
前記連結プロック１Ｂは、鉄筋コンクリート製で、その下面には、前記免震装置本体１Ａと連結するための金属製上部プレート（本体取付部に相当）６を一体的に設けてある。この上部プレート６も、前記下部プレート２と同じ構成に形成してあり、前記下部プレート２の天地逆転状態に配置されている。そして、免震装置本体１Ａとこの上部プレート６とをボルト接合して一体化を図ってある。
また、連結ブロック１Ｂには、前述のように、建築構造部Ｂ２の柱部４を取り付けるための柱取付部７と、梁部５を取り付けるための梁取付部８とを設けてある。
【００１６】
前記柱取付部７は、当該連結ブロック１Ｂ内に埋め込まれた複数のＰＣ鋼棒７ａを備えて構成してある。前記各ＰＣ鋼棒７ａは、先端部が連結ブロック１Ｂ上方に突出する状態にそれぞれ埋設してあり、上方に配置した柱部４内に配置されるＰＣ鋼棒４ａとカプラー９によって連結できるように形成してある。また、ＰＣ鋼棒７ａの基端部は、ＰＣ鋼棒緊張による反力を確保するための鍔形状に形成してある。尚、連結ブロック１Ｂ内の前記ＰＣ鋼棒７ａ基端部の周りには、コンクリートを補強する螺旋状鉄筋７ｂを複数埋設してある。
従って、連結ブロック１ＢのＰＣ鋼棒７ａに柱部４のＰＣ鋼棒４ａを連結すると共に、連結ブロック１Ｂ上に前記柱部４の下端部が位置する状態に設置し、前記ＰＣ鋼棒７ａを緊張させることによって、前記免震装置１と柱部４とを強固に連結することが可能となる。
【００１７】
一方、前記梁取付部８は、当該連結ブロック１Ｂの側部に形成された梁端部載置用段部８ａと、連結ブロック１Ｂ内に埋め込まれた複数のＰＣ鋼線挿通用シース８ｂを備えて構成してある。
【００１８】
因みに、前記梁部５は、プレストレストコンクリート製のプレキャスト部材で構成してあり、更に、当該連結ブロック１Ｂや、柱部４との連結に使用するＰＣ鋼線を挿通自在なシース５ａを、前記梁取付部８のシース８ｂの開口に対応する位置に合わせて埋設してある。
また、柱部４もプレキャスト部材で構成してあり、上下方向には前述のとおりＰＣ鋼棒４ａを挿通して緊張させる構造にしてあると共に、梁取付所定位置の側面部には、前記連結ブロック１Ｂと同様に梁端部載置用段部４ｂを各別に設けてある（図１参照）。また、各段部４ｂ上に載置した梁部５のシース５ａの開口に対応する位置に合わせて、梁部５との連結に使用するＰＣ鋼線を挿通自在なシース４ｃを埋設してある。
【００１９】
従って、梁部５の端部を前記段部８ａ上に載置した状態で、相互のシース５ａ・８ｂにＰＣ鋼線を挿通させて緊張させた状態に固定することによって免震装置１と梁部５とを強固に連結することが可能となる。
また、柱部４と梁部５との連結に関しても、同様に、柱部４の段部４ｂ上に梁部５の端部を載置した状態で、相互のシース４ｃ・５ａにＰＣ鋼線を挿通させて緊張させた状態に固定することによって柱部４と梁部５とを強固に連結することが可能となる。
尚、柱部４の下端部には、柱本体とは別体に形成した柱脚ブロック４ｄを設けてあり、この柱脚ブロック４ｄの高さを修正することによって、柱部建方の精度を確保できるように構成してある。また、この柱脚ブロック４ｄにも梁部５をＰＣ鋼線によって緊張連結するためのシース４ｃを形成してあり、柱部４と梁部５との連結要領に準じて固定される。
【００２０】
従って、当該実施形態の免震装置によれば、独立基礎Ｂ１上に取り付けた免震装置１に、梁部５・柱部４を順次組み付けるだけで、効率よく建物構造部Ｂ２を形成することができ、短い工期で免震建物を形成することが可能となると共に、建物構造部Ｂ２の剛性を高く確保し、前記免震装置１の免震性能をより効率よく発揮させることができるようになる。
また、免震建物の完成後、前記免震装置１のメンテナンスや取り替え等を実施する際には、建築構造部Ｂ２をジャッキ等の仮受手段で受けた状態で、前記固定ボルト３を取り外し、ジャッキアップするだけで、前記免震装置本体１Ａを取り外すことが可能となり、独立基礎Ｂ１や建築構造部Ｂ２の一部を取り壊すことなく効率的に作業を進めることが可能となる。
【００２１】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
【００２２】
〈１〉前記免震装置は、先の実施形態で説明したプレストレストコンクリート構造の梁部５を取付自在な梁取付部８と、プレキャストの柱部４を取付自在な柱取付部７とを備えた連結部１Ｂを設けて構成してあるものに限るものではなく、各取付部７・８の構成は変更自在である。即ち、取付対象の上部躯体は、現場打ちの柱部や、鋼管コンクリートの柱部や、単なるプレキャストの梁部等を組み合わせた構造であってもよく、要するに、上部躯体が如何なる構成であっても、当該免震装置は、その上部躯体の柱部を取付自在に形成された柱取付部と、上部躯体の梁部を取付自在に形成された梁取付部とを備えた連結部を、免震装置本体の上部に一体的に設けてあればよい。一例としては、前記上部躯体がＲＣ造（現場打ち）の場合は、前記柱取付部・梁取付部は、連結部に埋設した埋込鉄筋で構成することができる。
〈２〉また、免震装置は、先の実施形態で説明したように、免震装置本体１Ａと、前記連結部１Ｂとが、着脱自在に形成してあるものに限るものではなく、例えば、前記連結部１Ｂが、前記免震装置本体１Ａと一体形成してあるものであってもよい。従って、連結部は、鉄筋コンクリート製に替えて、例えば、金属製であってもよい。
〈３〉下部躯体は、先の実施形態で説明した独立基礎に限るものではなく、例えば、中層階に免震装置を設置する建物においては、免震装置より下方の各階層部が下部躯体にあたる。要するに、免震装置より下方に連続する躯体を下部躯体という。因みに、上部躯体についても同様に、免震装置設置階層における免震装置より上方の躯体を上部躯体という。
〈４〉前記免震装置は、先の実施形態で説明した金属製薄板１ａとゴム製薄板１ｂとを積層させ、中心軸部分に鉛製棒状体１ｃのダンパーを内蔵させた形式のものに限るものではなく、前記棒状体１ｃの無い形式の免震装置であってもよい。また、オイルダンパーや金属製ダンパーと支承を組み合わせる形式の免震装置等であってもよくそれらを総称して免震手段という。
【図面の簡単な説明】
【図１】建物を示す側面視断面図
【図２】免震装置の取付状況を示す側面視断面図
【図３】従来の免震装置の取付状況を示す側面視断面図
【符号の説明】
１Ａ免震装置本体
１Ｂ連結部
４柱部
５梁部
７柱取付部
８梁取付部
Ｂ１下部躯体
Ｂ２上部躯体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seismic isolation device that can be interposed between an upper building housing (hereinafter referred to as an upper housing ) and a lower building housing (hereinafter referred to as a lower housing ) to reduce relative rolls between the two housings.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this type of seismic isolation device 30, as shown in FIG. 3, circular metal thin plates 1 a and circular rubber thin plates 1 b are alternately stacked and integrated, and the upper and lower end surface portions thereof are integrated. In some cases, a large-diameter metal plate 1d is integrally provided to constitute the seismic isolation device main body 1A, and the pair of metal plates 1d are formed at the attachment portion between the upper housing B2 and the lower housing B1. (For example, see Registered Utility Model No. 3021447 and Patent No. 2636950).
The thin plates 1a and 1b are formed so as to be capable of inter-layer displacement in the lateral direction, and follow up while resisting the relative movement of the upper housing B2 and the lower housing B1 in the lateral direction. It is configured so that it can be demonstrated.
Further, when this type of seismic isolation device is attached to a building, a method has been adopted in which an upper frame is constructed by forming columns and foundation beams with cast-in-place concrete immediately above the seismic isolation device.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In order to install the seismic isolation device 30 in the building, after forming the lower housing (for example, the foundation) B1, the metal plate 1d on the lower end surface portion and the lower portion with the seismic isolation device 30 placed on the lower housing B1. After the housing B1 is integrated, and subsequently, an upper housing (for example, a column mounting housing portion and a foundation beam) B2 forming mold 31 is formed above the metal plate 1d on the upper end surface portion, It is necessary to integrate the seismic isolation device 30 with each of the upper and lower body frames B2 and B1 through an attaching process such as forming the upper housing B2 by placing reinforcing bars 32 in the space and placing and curing the concrete. there were. In the upper casing B2, the upper layer is formed by sequentially raising the pillars.
Among the above-described seismic isolation device mounting processes, in the integration process of the seismic isolation device 30 and the upper frame B2, each work such as form assembly, reinforcement, concrete placement, and form removal is sequentially performed. As a result, there are problems that it takes time and a long construction period.
In particular, since the above-mentioned formwork is used for forming a series of upper housing B2 with the column mounting housing portion and the foundation beam, the shape thereof is not simple, and it takes time and effort to form it.
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a seismic isolation device that can solve the above-mentioned problems, can be easily incorporated in the formation of a seismic isolation building, and can shorten the construction period.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
〔Constitution〕
As illustrated in FIG. 2, the characteristic configuration of the invention of claim 1 is that the upper building frame (hereinafter referred to as the upper frame) B < b > 2 and the lower building frame (hereinafter referred to as the lower frame) B <b> 1 are interposed between the two buildings. In the seismic isolation device capable of reducing relative rolls between B1 and B2, a column mounting portion 7 to which the column portion 4 of the upper casing B2 can be mounted and a beam mounting portion to which the beam portion 5 of the upper casing B2 can be mounted. 8 and a connecting portion 1B having a main body mounting portion to which the seismic isolation device main body can be attached are integrally provided on the upper portion of the seismic isolation device main body 1A so that the main body mounting portion is attached. with the main body, Ri Oh provided lower attachment portion to the lower skeleton, the beam attachment portion of the connecting portion is provided with a置用stepped portion mounting mounted freely beam-section the ends of the beam portion Steel wire insertion seal that can be inserted through a connecting PC steel wire for connection with the beam portion Buried to in the configuration Tare Rutokoro.
[0007]
In addition, as mentioned above, although the code | symbol was written in order to make contrast with drawing convenient, this invention is not limited to the structure of an accompanying drawing by this entry.
[0008]
[Action and effect]
According to the characteristic configuration of the invention of claim 1, the seismic isolation device includes a connecting portion including a column mounting portion to which the column portion of the upper housing can be attached and a beam mounting portion to which the beam portion of the upper housing can be attached. Since it is provided integrally on the upper part of the main body, with the seismic isolation device attached on the lower housing, the work is only to attach the beam to the beam attachment part and the pillar to the pillar attachment part. The seismic isolation device can be installed integrally with the upper and lower housings, and can be easily incorporated without the need for complex formwork or concrete placement work as in the prior art. As a result, it is possible to shorten the construction period of the base-isolated building.
In addition, these effects, especially when the upper housing is formed using a precast member, it is possible to efficiently carry out the building work, shorten the entire construction process, Even when the upper frame is formed by on-site placement of concrete, it is only necessary to prepare a single formwork for the beam part and the column part, so that it is possible to shorten the work period compared to the conventional case.
Of course, the same effect can be exhibited not only in new construction work but also in seismic isolation work for existing buildings.
[0009]
The seismic isolation it becomes possible to disconnect the device body and the connecting portion, for example, when performed on incorporating the isolator building, maintenance and replacement work of the seismic isolation device main body, the seismic isolation Only the apparatus main body can be removed and implemented, and the work can be performed more efficiently. Moreover, in that case, it is not necessary to demolish the local part of an upper housing, and it becomes possible to work more economically.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the drawings, the parts denoted by the same reference numerals as those in the conventional example indicate the same or corresponding parts.
[0011]
FIG. 1 shows a building B formed by incorporating an embodiment of the seismic isolation device of the present invention.
The building B is provided with a plurality of independent foundations (corresponding to the lower frame) B1 on the foundation ground G subjected to ground improvement, and a plurality of building structures on the independent foundation B1 via the seismic isolation device 1 (Corresponding to the upper housing) B2 is formed.
[0012]
The independent foundation B1 is made of reinforced concrete, and a metal lower plate 2 for attaching the seismic isolation device 1 is integrally provided on the upper surface (see FIG. 2).
A plurality of bolt insertion holes 2a and cap nuts 2b are fixed to the lower plate 2 on the lower surface side in accordance with the bolt insertion holes 2a. Accordingly, the seismic isolation device 1 is mounted on the independent base B1 by screwing the fixing bolt 3 into the cap nut 2b through the seismic isolation device 1 and the bolt insertion hole 2a with the seismic isolation device 1 placed on the lower plate 2. 1 can be attached and fixed.
[0013]
As shown in FIG. 2, the seismic isolation device 1 is provided integrally with the seismic isolation device main body 1 </ b> A and a connecting block (connecting) to which the column part 4 and the beam part 5 of the building structure part B <b> 2 can be attached. 1B).
[0014]
The seismic isolation device main body 1A is formed by alternately laminating metal thin plates 1a and rubber thin plates 1b, and the thin plates 1a and 1b are formed so as to be capable of inter-layer displacement in the lateral direction. It is configured so as to follow a resistance against the lateral relative movement between the independent foundation B1 and the building structure part B2 and to exhibit a seismic isolation effect. In addition, in the center part of each said thin plate 1a * 1b, the rod-shaped body 1c made from lead is provided in the state which each penetrates, and it is comprised so that the damper effect with respect to the interlayer displacement of each said thin plate 1a * 1b can be exhibited more. It is.
In addition, a metal plate 1d having a diameter larger than that of the main body portion is integrally provided on the upper and lower end surface portions of the seismic isolation device main body 1A. , Bolt insertion holes are formed at corresponding positions. The lower metal plate 1d corresponds to the lower mounting portion.
[0015]
The connection block 1B is made of reinforced concrete, and a metal upper plate (corresponding to a main body attachment portion) 6 for connecting to the seismic isolation device main body 1A is integrally provided on the lower surface thereof. The upper plate 6 is also formed in the same configuration as the lower plate 2, and is disposed in a state where the lower plate 2 is reversed upside down. The seismic isolation device main body 1A and the upper plate 6 are bolted to be integrated.
Further, as described above, the connection block 1B is provided with the column attachment portion 7 for attaching the column portion 4 of the building structure portion B2 and the beam attachment portion 8 for attaching the beam portion 5.
[0016]
The column attachment portion 7 includes a plurality of PC steel bars 7a embedded in the connection block 1B. Each of the PC steel bars 7a is embedded in a state where the tip part protrudes above the connecting block 1B, and can be connected to the PC steel bar 4a arranged in the column part 4 arranged above by the coupler 9. It is formed. Moreover, the base end part of the PC steel bar 7a is formed in a bowl shape for securing a reaction force due to the tension of the PC steel bar. A plurality of helical reinforcing bars 7b for reinforcing concrete are embedded around the base end portion of the PC steel rod 7a in the connecting block 1B.
Accordingly, the PC steel rod 4a of the column portion 4 is connected to the PC steel rod 7a of the connection block 1B, and the lower end portion of the column portion 4 is installed on the connection block 1B. By tensioning, the seismic isolation device 1 and the column part 4 can be firmly connected.
[0017]
On the other hand, the beam mounting portion 8 includes a beam end placement step portion 8a formed on a side portion of the connection block 1B and a plurality of PC steel wire insertion sheaths 8b embedded in the connection block 1B. Configured.
[0018]
Incidentally, the beam portion 5 is composed of a precast member made of prestressed concrete, and further, a sheath 5a through which a PC steel wire used for connection with the connection block 1B and the column portion 4 can be inserted is used as the beam. The mounting portion 8 is embedded in a position corresponding to the opening of the sheath 8b.
Further, the column part 4 is also made of a precast member, and has a structure in which the PC steel rod 4a is inserted and tensioned in the vertical direction as described above, and the connecting block is provided on the side surface part at a predetermined position for beam attachment. Similarly to 1B, beam end placement stepped portions 4b are provided separately (see FIG. 1). A sheath 4c through which a PC steel wire used for connection to the beam portion 5 can be inserted is embedded in accordance with the position corresponding to the opening of the sheath 5a of the beam portion 5 placed on each step portion 4b. .
[0019]
Therefore, with the end portion of the beam portion 5 placed on the stepped portion 8a, the PC steel wire is inserted into the mutual sheaths 5a and 8b and fixed in a tensioned state, thereby fixing the seismic isolation device 1 and the beam. It becomes possible to connect the part 5 firmly.
Similarly, with respect to the connection between the column portion 4 and the beam portion 5, PC steel wires are similarly attached to the sheaths 4 c and 5 a with the end portion of the beam portion 5 placed on the step portion 4 b of the column portion 4. It is possible to firmly connect the column portion 4 and the beam portion 5 by inserting the wire and fixing it in a tensioned state.
Note that a column base block 4d formed separately from the column main body is provided at the lower end of the column section 4. By correcting the height of the column base block 4d, the accuracy of the column section construction is improved. It is configured so that it can be secured. The column base block 4d is also formed with a sheath 4c for tension connection of the beam portion 5 with a PC steel wire, and is fixed according to the connection procedure between the column portion 4 and the beam portion 5.
[0020]
Therefore, according to the seismic isolation device of this embodiment, the building structure B2 can be efficiently formed simply by assembling the beam 5 and the column 4 sequentially to the seismic isolation device 1 mounted on the independent foundation B1. The seismic isolation building can be formed in a short construction period, and the rigidity of the building structure part B2 can be ensured so that the seismic isolation performance of the seismic isolation device 1 can be exhibited more efficiently. .
In addition, after carrying out the seismic isolation building, when the maintenance or replacement of the seismic isolation device 1 is performed, the fixing bolt 3 is removed while the building structure B2 is received by a temporary receiving means such as a jack, By simply jacking up, it is possible to remove the seismic isolation device main body 1A, and it is possible to work efficiently without demolishing part of the independent foundation B1 or the building structure B2.
[0021]
[Another embodiment]
Other embodiments will be described below.
[0022]
<1> The seismic isolation device includes a beam mounting portion 8 to which the beam portion 5 having the prestressed concrete structure described in the previous embodiment can be mounted, and a column mounting portion 7 to which the precast column portion 4 can be mounted. It is not restricted to what is provided and provided with the connection part 1B, The structure of each attachment part 7 * 8 is changeable. That is, the upper housing to be attached may have a structure that combines a spot-made pillar portion, a steel pipe concrete pillar portion, a mere precast beam portion, or the like. In short, the upper housing may have any configuration. The seismic isolation device is provided with a connecting portion including a column mounting portion formed so that the column portion of the upper housing can be freely mounted and a beam mounting portion formed so that the beam portion of the upper housing can be mounted freely. What is necessary is just to provide integrally in the upper part of an apparatus main body. As an example, when the upper frame is RC structure (on-site casting), the column attaching portion and the beam attaching portion can be constituted by embedded reinforcing bars embedded in the connecting portion.
<2> In addition, as described in the previous embodiment, the seismic isolation device is not limited to the seismic isolation device main body 1A and the connecting portion 1B that are detachably formed. The connecting portion 1B may be integrally formed with the seismic isolation device main body 1A. Accordingly, the connecting portion may be made of metal, for example, instead of reinforced concrete.
<3> The lower housing is not limited to the independent foundation described in the previous embodiment. For example, in a building in which a seismic isolation device is installed on a middle floor, each layer below the seismic isolation device corresponds to the lower housing. . In short, the housing that continues downward from the seismic isolation device is called the lower housing. By the way, for the upper case, the case above the seismic isolation device in the seismic isolation device installation hierarchy is also called the upper case.
<4> The seismic isolation device is limited to a type in which the metal thin plate 1a and the rubber thin plate 1b described in the previous embodiment are stacked and the damper of the lead rod-like body 1c is built in the central shaft portion. The seismic isolation device of the type without the rod-shaped body 1c may be used. In addition, seismic isolation devices in the form of a combination of oil dampers or metal dampers and bearings may be used, and these are collectively referred to as seismic isolation means.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a building. FIG. 2 is a side sectional view showing an installation state of a seismic isolation device. FIG. 3 is a side sectional view showing an installation state of a conventional seismic isolation device.
1A Seismic isolation device main body 1B Connecting part 4 Column part 5 Beam part 7 Column attachment part 8 Beam attachment part B1 Lower frame B2 Upper frame

Claims

A seismic isolation device that can be interposed between an upper building frame and a lower building frame to reduce relative rolls between the two frames.
Said upper building structures mounted freely pillar mounting portion pillars of, and the upper building structures mounted freely beam attachment portion beam portions of the connecting portion of the seismic isolation device main body and a mounting freely body mounting portions , is provided with integrally on the main body mounting portion attaches state on top of the seismic isolation device main body, the seismic isolation device main body, Ri Oh provided lower attachment portion to the lower building structures, the connecting portion The beam mounting portion is provided with a beam end mounting step portion on which an end portion of the beam portion can be freely mounted, and a steel wire for insertion of a connecting PC steel wire for connection with the beam portion. configuration tare Ru isolator is embedded sheath.