JP3849628B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯可能な外部記憶媒体に対してデータを入出力するデータ入出力手段と、誘導制御に必要なデータが書き込まれた記憶手段とを備えたナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ナビゲーション装置は目的地への誘導を主目的とする装置であるが、その付加価値や利便性を高めるために、自宅やオフィスなどに設置されているパソコンを用いた応用的な利用形態が提案されている。例えば、特許文献1には、メモリカードをパソコンの専用スロットに装着し、パソコンから地図提供サーバにアクセスして所望の地図データをダウンロードし、そのダウンロードした最新の地図データをメモリカードに書き込み、この最新の地図データが書き込まれたメモリカードを、専用スロットを有するナビゲーション装置に装着して使用する利用形態が開示されている。また、地図データに限らず画像データ、音楽データ、スケジュールデータなどをパソコンを用いて作成し、それらのデータファイルをメモリカードを介してナビゲーション装置に送ることも考えられる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−49624号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
こうしたパソコンを利用した機能を有するナビゲーション装置を使用者に提供するためには、その機能に対応してパソコン上で動作する種々のユーティリティプログラムが必要となる。上述の例で言えば、地図データ、画像データ、音楽データ、スケジュールデータなどの取得、作成、加工を行うためのプログラム(データ形式変換プログラム等)である。従来、こうしたユーティリティプログラム(サンプルデータ等を含む)は、CD−ROMに格納されて提供される場合が殆どであり、ナビゲーション装置を購入した使用者は、同梱されたCD−ROMを必要に応じてパソコンに装着し、ユーティリティプログラムのインストールを行っていた。
【0005】
しかし、このようなプログラム提供形態では、以下のような不都合が生じる。すなわち、装置提供側(メーカ側)にあっては、パソコンを対象とするユーティリティプログラムの製造は、ナビゲーション装置の製造工程と別工程例えば外部協力メーカへの依頼となる場合が多く、両者間で工程のずれが生じて出荷予定に遅れが生じる場合がある。また、たとえ1枚のCD−ROMであってもコストが余分にかかるので、その分コスト面での競争力が低下することになる。
【0006】
一方、購入者側(使用者側)にあっては、パソコンを持たない者も多く、またパソコンを有していても必ずしもユーティリティプログラムを利用するとは限らない。このような使用者からすれば、不必要なCD−ROMを添付することが無駄であるという意識が生じることになる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、パソコンなどの外部情報処理装置で使用するアプリケーションプログラムを低コストで且つ使用者の同意を得易い形態で配布することのできるナビゲーション装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した手段によれば、パソコンなどの外部情報処理装置を用いることにより付加価値や利便性を高めることのできるナビゲーション装置を提供するに当たり、外部情報処理装置に実行させるアプリケーションプログラムのファイルは、出荷時点において、誘導制御に必要なデータとともに記憶手段に書き込まれている。使用者は、ファイル入出力管理手段により必要なアプリケーションプログラムファイルを選択して外部記憶媒体に書き込み、この外部記憶媒体を外部情報処理装置に装着して選択したアプリケーションプログラムを外部情報処理装置に取り込む(インストールする)ことができる。
【0009】
こうしたファイル配布形態によれば、アプリケーションプログラムファイルを格納したCD−ROMなどの媒体を別途製造する必要がないため、その分製品コストを下げることができ、媒体が減ることによって環境にもやさしいという利点がある。また、製造時において、ナビゲーション装置本体の製造工程と媒体との製造工程とのずれに起因する出荷予定の遅れが生じない。
【0010】
近年、ハードディスクに代表される記憶手段は、大容量化、低価格化が急速に進んでおり、例えばCD−ROM数枚分の容量のデータであれば、誘導制御に必要なデータを圧迫することもなく、記憶手段の容量増加に起因するコスト上昇も殆ど生じない。さらに、パソコンを利用しない使用者にとっては、不必要なCD−ROMが添付されていないため、不公平感や無駄という意識を感じることがなく、受け入れ易いという利点がある。
【0011】
請求項2に記載した手段によれば、ファイル入出力管理手段は、ファイルを外部記憶媒体に書き込む(出力する)ことのみならず、外部記憶媒体に書き込まれているファイルをナビゲーション装置に読み込む(入力する)こともできる。これにより、上述のアプリケーションプログラムを用いて外部情報処理装置で処理したデータを外部記憶媒体を介してナビゲーション装置に取り込むことが可能となり、ナビゲーション装置と外部情報処理装置との間の連携性、利便性を一層高められる。
【0012】
請求項3に記載した手段によれば、外部情報処理装置にユーティリティプログラムをインストールして実行することにより、地図データ、画像データ、音楽データ、映像データ、スケジュールデータおよびアドレス帳データのうち少なくとも1つのデータ形式をナビゲーション装置の再生手段が再生可能なデータ形式に変換することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をカーナビゲーション装置に適用した一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、カーナビゲーション装置1の全体構成を示すブロック図である。このカーナビゲーション装置1は、制御回路2、およびこの制御回路2にそれぞれ接続された位置検出器3、地図データ入力器4、ハードディスク5、操作スイッチ群6、外部メモリ7、メモリカード入出力器8、表示装置9、音声出力装置10、リモコンセンサ11およびリモコン12から構成されている。
【0014】
制御回路2は、カーナビゲーション装置1の動作全般を制御する機能を有しており、マイクロコンピュータを主体として構成されている。この制御回路2は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース、これらを接続するバスなど(いずれも図示せず)を備えている。
【0015】
ROMには、カーナビゲーション装置1が誘導制御を実行するためのナビゲーション実行プログラム、プログラムファイルやデータファイルの移動およびコピーを実行するファイル管理プログラム、所定のデータ形式を持つ画像データ、音楽データ、映像データ、スケジュールデータ、アドレス帳データなどを再生するデータ再生処理プログラムが格納されている。また、RAMにはプログラム実行時の一時データ、地図データ入力器4またはメモリカード入出力器8を介して入出力する地図データ、画像データ、音楽データ、映像データなどが一時的に格納されるようになっている。
【0016】
位置検出手段である位置検出器3は、地磁気センサ13、ジャイロスコープ14、距離センサ15およびGPS受信機16から構成され、車両の現在位置情報を検出するものである。この位置検出器3の各構成要素はそれぞれ性質の異なる検出誤差を有するので、制御回路2は、位置検出器3からの各信号入力を互いに補間しながら使用することにより、車両の現在位置、進行方向、速度、走行距離などを高精度で検出できるようになっている。なお、位置検出器3において、要求される検出精度で現在位置を検出可能であれば、全ての構成要素を備える必要はない。また、ステアリングホイールの回転センサや各タイヤの回転を検出する車輪センサなどを組み合わせて位置検出器3を構成しても良い。
【0017】
地図データ入力器4は、DVDやCDなどの情報記録媒体からなるディスク17から、地図データ、画像データ、音楽データ、映像データなどを読み取るように構成されている。この場合、地図情報が格納されたディスク17(以下、地図ディスク17と称す)には、地図データの他、交差点のレーンデータ、位置検出精度向上のためのマップマッチング用データ、建物等の高さデータや形状データを含む各種建造物の目印データ、店・施設名称データベース、電話番号と店・施設との対応を示す電話番号データベース、店・施設等により提供されるWEBページの情報等の各種データが記録されている。
【0018】
また、カーナビゲーション装置1と一体的に用いられる地図ディスク17は、本発明でいう記憶手段としても機能し、予め(つまり出荷時点において)、パソコン19(図2参照)で用いられるユーティリティプログラム(後述)を、誘導制御に必要な地図データとともに格納しておくこともできる。
【0019】
ここで、ディスク17がCD、CD−R、CD−RWなどの場合には、例えばCD−DAフォーマットやMP3(MPEG1 Layer-3Audio)規格による音楽データが記録されており、ディスク17がDVDなどの場合には、DVD−VIDEO規格による映像データ、DVD−Audio規格による音楽データなどが記録されている。
【0020】
ハードディスク5は記憶手段として機能し、予め、パソコン19で用いられるユーティリティプログラムが、誘導制御に必要な地図データとともに格納されている。さらに、ハードディスク5は、地図データ入力器4やメモリカード入出力器8を介して入力した地図データ、画像データ、音楽データ、映像データ、スケジュールデータ、アドレス帳データなどを記録することができるようになっている。
【0021】
外部メモリ7は、フラッシュメモリなどにより構成されるもので、例えば、制御回路2による経路計算処理により得られた目的地までの誘導経路データなどを記憶するものである。また、本発明でいう記憶手段としても機能可能であり、予め、パソコン19で用いられるユーティリティプログラムを、誘導制御に必要な地図データとともに格納しておくこともできる。
【0022】
メモリカード入出力器8(データ入出力手段に相当)は、フラッシュメモリなどからなるメモリカード18(携帯可能な外部記憶媒体に相当)との間でデータ(プログラムを含む)を入出力するインターフェース装置である。メモリカード18は、パソコン19(図2参照)との間で、地図データ、画像データ、音楽データ、映像データ、スケジュールデータ、アドレス帳データ、ユーティリティプログラムなどの各種ファイルを受け渡すために用いられる。
【0023】
表示装置9は、地図画面や映像画面などを表示するための例えばカラー液晶ディスプレイを含んで構成されており、車両の運転席近傍に設置される。この表示装置9の画面には、道路地図が表示されるとともに、その表示に重ね合わせて車両の現在位置および進行方向を示すポインタが表示されるようになっている。また、目的地までの経路計算結果に基づいた経路案内実行時には、道路地図に重ね合わせた状態で進むべき誘導経路が表示されるようになっている。さらに、ディスク17に記録された画像、映画などの映像、スケジュール内容、アドレス内容も表示されるようになっている。
【0024】
音声出力装置10は、経路案内や操作方法などを音声により出力するとともに、ディスク17に記録された音楽やハードディスク5、外部メモリ7、メモリカード18に格納された音楽の再生音を出力するようになっている。
【0025】
操作スイッチ群6は、表示装置9の周辺に配置されたメカニカルスイッチや表示装置9のカラー液晶ディスプレイ上に形成されたタッチスイッチなどからなり、設定事項を入力するために用いられる。リモコンセンサ11は、リモコン12からの操作入力を受信して制御回路2に与えるようになっている。
【0026】
制御回路2は、プログラムを実行することにより種々の機能を果たすようになっている。すなわち、制御回路2は、基本機能として、運転者(他の使用者でも良い)が操作スイッチ群6、表示装置9のタッチスイッチまたはリモコン12を操作して目的地を設定すると現在位置から目的地までの誘導経路データを計算する経路計算機能、その誘導経路データにより示される経路を地図画面上に表示したり音声により案内する経路案内機能、現在位置を地図上に位置付けるマップマッチング機能などを備えている。
【0027】
また、制御回路2は、本発明でいうファイル入出力管理手段として機能する。すなわち、制御回路2は、上記ファイル管理プログラムを実行することにより、ハードディスク5、外部メモリ7または地図ディスク17に格納されているデータおよびユーティリティプログラムのうち選択されたファイルをメモリカード18に書き込むコピー機能(出力機能)、メモリカード18に記憶されているデータやプログラムのファイルを読み出してハードディスク5または外部メモリ7に格納するコピー機能(入力機能)、ハードディスク5、外部メモリ7、地図ディスク17の相互間でファイルの移動またはコピーを行う移動・コピー機能を備えている。
【0028】
また、制御回路2は、上記データ再生処理プログラムを実行することにより、音楽データまたは映像データに基づいて音楽または映像を再生しそれを表示装置9や音声出力装置10を通して出力する再生手段として機能する。また、再生手段として、画像データ、スケジュールデータ、アドレス帳データなどに基づいて、表示装置9に画像、スケジュール内容、アドレス内容を表示したり、音声出力装置10を通してスケジュール内容を報知するようになっている。制御回路2は、所定のデータ形式を持つ地図データ、画像データ、音楽データ、映像データ、スケジュールデータまたはアドレス帳データのみを再生可能となっている。これは、CPUの処理能力が限られているため、高負荷となるデコード処理等を行うことができないことによる。
【0029】
図2は、カーナビゲーション装置1とパソコン19との間のファイルの受け渡し形態を示している。パソコン19(外部情報処理装置に相当)は、メモリカード入出力器20(インターフェース手段に相当)を備えており、メモリカード18に対するファイルの入出力が可能となっている。
【0030】
次に、制御回路2が実行する制御内容について図3も参照しながら説明する。なお、経路計算機能、経路案内機能、マップマッチング機能などにより実現される誘導制御は周知の制御内容と同じであるため、ここではパソコン19に対し上記ユーティリティプログラムを配布する場合について説明する。
【0031】
このユーティリティプログラムは、パソコン19のハードディスクにインストールされて実行されるアプリケーションプログラムで、例えば、種々のデータ形式を持つ音楽データをカーナビゲーション装置1で再生可能なデータ形式に変換するファイルコンバータである。この機能は、カーナビゲーション装置1における本来的な誘導制御とは関係しないが、カーナビゲーション装置1で音楽を再生する使用者にとっては必要且つ便利なプログラムである。既に述べたように、このユーティリティプログラムは、従来はCD−ROMに格納されて同梱の形態で提供されていたものである。
【0032】
カーナビゲーション装置1を購入した使用者は、自ら所有する音楽データをカーナビゲーション装置1で再生可能なデータ形式に変換するに際し、上記ユーティリティプログラムをパソコン19にインストールする必要がある。そのためには、購入したカーナビゲーション装置1のハードディスク5、外部メモリ7または地図ディスク17に格納されている変換用のユーティリティプログラムのファイルを選択してメモリカード18に書き込む必要がある。
【0033】
図3は、制御回路2が実行するファイル管理プログラムのフローチャートを示している。制御回路2は、操作スイッチ群6、リモコン12またはタッチパネルが操作されてファイルコピー機能が選択されたか否かを判断し(ステップS1)、選択された(YES)と判断するとステップS2に移行して表示装置9にファイルコピー機能の選択画面を表示する。この画面は、使用者に対し、上述したコピー機能(出力機能)、コピー機能(入力機能)、移動・コピー機能の何れを実行するかの選択を促す表示内容となっている。
【0034】
制御回路2は、ステップS3において、メモリカード18がメモリカード入出力器8に挿入されているか否かを判断し、挿入されていない(NO)と判断した場合には処理を中止する。この処理は、ステップS2の前に行っても良い。
【0035】
ステップS3においてメモリカード18が挿入されている(YES)と判断すると、ステップS4に移行し、そこでユーティリティプログラムのコピー機能(出力機能)が選択されたか否かを判断する。他のコピー機能等が選択された場合には、「NO」と判断してステップS6に移行し、当該他のファイルコピー処理またはファイル移動処理を行う。
【0036】
これに対し、ステップS4で「YES」と判断すると、制御回路2は、指定されたユーティリティプログラムをハードディスク5、外部メモリ7または地図ディスク17から読み出して、それをメモリカード入出力器8を介してメモリカード18に書き込む(ステップS5)。なお、複数種類のユーティリティプログラムが格納されている場合には、その選択画面を当該ユーティリティプログラムの簡単な説明とともに表示し、使用者がパソコン19にインストールしたいユーティリティプログラムを容易に選択することができるようになっている。ステップS5、S6でコピー処理または移動処理が終了すると、本ファイル管理プログラムの実行が完了する。
【0037】
使用者は、ユーティリティプログラムが書き込まれたメモリカード18をパソコン19のメモリカード入出力器20に挿入し、画面に表示される指示に従って操作することによりインストールすることができる。この場合、カーナビゲーション装置1のハードディスク5、外部メモリ7または地図ディスク17に格納されている音楽データも、上記ユーティリティプログラムのコピー処理と同様にしてメモリカード18を介してパソコン19に読み込むことができる。
【0038】
使用者は、パソコン19でユーティリティプログラムを実行させてデータ形式を変換した音楽データをメモリカード18に書き込んだ後、それをカーナビゲーション装置1のメモリカード入出力器8に挿入し、上記コピー機能(入力機能)によりハードディスク5または外部メモリ7に格納する。これにより、カーナビゲーション装置1において、音楽データに基づいて音楽を再生することが可能となる。
【0039】
なお、音楽データに限らず地図データ、画像データ、映像データ、スケジュールデータおよびアドレス帳データなどについても、同様の方法によりデータ形式の変換を行うことができる。一般に、映像データの変換処理量は音楽データの変換処理量に比べて多く、パソコン19でユーティリティプログラムを利用することにより短時間で効率よく変換作業を終えることができる。
【0040】
以上説明したように、本実施形態のカーナビゲーション装置1は、音楽データを再生でき、しかもカーナビゲーション装置1よりも処理能力の高いパソコン19を利用することにより、種々のデータ形式を持つ音楽データをカーナビゲーション装置1で再生可能なデータ形式に短時間で変換することができる。すなわち、パソコン19の利用によりカーナビゲーション装置1の拡張性、利便性を高めることができる。
【0041】
この場合、パソコン19に実行させるユーティリティプログラムのファイルは、出荷時点において、誘導制御に必要なデータとともにハードディスク5、外部メモリ7または地図ディスク17に書き込まれている。使用者は、ファイルコピー機能を用いることにより必要なユーティリティプログラムを選択してメモリカード18に書き込み、このメモリカード18からパソコン19にその選択したユーティリティプログラムをインストールすることができる。
【0042】
こうしたファイルの配布形態によれば、ユーティリティプログラムファイルのみを格納したCD−ROMなどの媒体を別途製造する必要がないため、その分製品コストを下げることができ、媒体が減ることによって環境にもやさしいという利点がある。また、製造時において、カーナビゲーション装置1本体の製造工程と媒体との製造工程とのずれに起因する出荷予定の遅れが生じない。
【0043】
また、近年、特にハードディスク5の大容量化、低価格化が急速に進んでおり、本発明のようにハードディスク5に格納して配布しても地図データを圧迫することがないとともに、ハードディスク5の容量増加に起因するコスト上昇も殆ど生じない。さらに、パソコン19を利用しない使用者にとっては、不必要なCD−ROMが添付されていないため、不公平感や無駄という意識を感じることがなく、受け入れ易いという利点がある。
【0044】
カーナビゲーション装置1は、メモリカード18に書き込まれているファイルを読み込むこともできる。これにより、ユーティリティプログラムを用いてパソコン19で処理した音楽データをメモリカード18を介してカーナビゲーション装置1に取り込むことが可能となり、カーナビゲーション装置1とパソコン19との間の連携性、利便性を一層高められる。
【0045】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
外部情報処理装置は、パソコンに限らずPDA(Personal Digital Assistance ;携帯情報端末)であっても良い。
また、本発明は、カーナビゲーション装置に限らず携帯型ナビゲーション装置に対しても適用できる。
また、ユーティリティプログラムには、サンプルデータ、デモンストレーション用データを含んでいても良い。
【0046】
ユーティリティプログラムの実行内容と同等の機能をカーナビゲーション装置1自体に持たせても良い。ただし、カーナビゲーション装置1の処理能力はパソコン19に比べて低いため、データ形式の変換等に時間を要し、当該機能と誘導制御とを同時に用いることは難しい場合がある。そのため、上記実施形態のように、パソコン19で実行可能なユーティリティプログラムを提供することが必要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すカーナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図
【図2】カーナビゲーション装置とパソコンとの間のファイルの受け渡し形態を示す図
【図3】ファイル管理プログラムのフローチャート
【符号の説明】
1はカーナビゲーション装置(ナビゲーション装置)、2は制御回路(ファイル入出力管理手段、再生手段)、5はハードディスク(記憶手段)、7は外部メモリ(記憶手段)、8はメモリカード入出力器(データ入出力手段)、17は地図ディスク(記憶手段)、18はメモリカード(外部記憶媒体)、19はパソコン(外部情報処理装置)、20はメモリカード入出力器(インターフェース手段)である。
Claims (3)
- 携帯可能な外部記憶媒体に対してデータを入出力するデータ入出力手段と、誘導制御に必要なデータが書き込まれた記憶手段とを備えたナビゲーション装置において、
前記記憶手段には、予め、前記外部記憶媒体とのインターフェース手段を備えた外部情報処理装置により実行可能なアプリケーションプログラムのファイルが前記誘導制御に必要なデータとともに書き込まれており、
そのアプリケーションプログラムのファイルが選択されたことに応じてそのファイルを前記データ入出力手段を介して前記外部記憶媒体に出力するファイル入出力管理手段を備えていることを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記ファイル入出力管理手段は、前記外部記憶媒体に記憶されているファイルが選択されたことに応じてそのファイルを前記データ入出力手段を介して入力する機能を備えていることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
- 地図データ、画像データ、音楽データ、映像データ、スケジュールデータまたはアドレス帳データに基づいて地図、画像、音楽、映像、スケジュール内容またはアドレスを再生する再生手段を備え、
前記アプリケーションプログラムは、地図データ、画像データ、音楽データ、映像データ、スケジュールデータおよびアドレス帳データのうち少なくとも1つのデータ形式を前記再生手段が再生可能なデータ形式に変換するユーティリティプログラムであることを特徴とする請求項1または2記載のナビゲーション装置。
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