JP3849537B2 - ボタンスタック故障通知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体内において乗員が操作するボタンの故障通知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子装置の操作ボタンとして、ユーザーがボタンを押下して離すことにより電子装置にボタン押下信号がパルス的に出力され、それに基づいて電子装置が所定の処理を行うタイプのものがある。移動体内の電子装置操作ボタンとしてこのようなタイプのボタンが故障すると、LEDやLCD等の移動体内の表示装置にその旨を表示させ、ユーザーである乗員に通知する自己診断機能を備えた電子装置が従来よりある。
【0003】
例えば特許第3070850号公報に記載の緊急通報システム端末装置は、車両に搭載される緊急通報発信ボタンの断線による解放状態、ショート断線による短絡状態を検知してインジケータなどにより通知するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような操作ボタン故障の1つとして、ボタンを押下したときに物理的にひっかかりがあって元に戻らない状態となることがある。また操作ボタン部からの出力や信号の伝送路の異常により、操作ボタンは物理的には元に戻っているにもかかわらず電子装置側ではボタン押下状態を検出してしまう状態となることもある。このような、操作ボタンの常時押下状態検出のために乗員によるボタン操作が正常に機能しない状態、すなわちボタンスタック状態を判定してボタンスタック故障を通知するというものが自己診断機能の1つとして考えられる。
【0005】
このような自己診断機能を備えたボタンスタック故障通知装置においてはボタンスタック状態の判定時における誤判定を抑制するため、通常は所定期間、例えば数分間、更に具体的に言えば例えば2分間、操作ボタンの押下状態を検出することでボタンスタック状態を判定する。
【0006】
このボタンスタック状態は一旦判定されるとそれが解除されるまでは継続して故障通知がなされるが、ボタンスタック状態の継続中に移動体の主電源のオフ→オン例えばエンジン停止→始動を行った場合、ボタンスタック状態を判定したことが初期化されるので、再度ボタンスタック状態の判定に所定期間をかけなければならない。
【0007】
上記のような作動をする車載のボタンスタック故障通知装置が常時ボタン押下状態を検出するための処理において、ボタンスタック状態を判定してボタンスタック故障を通知し、その後エンジン停止→始動のプロセスを経て再びボタンスタック状態を判定し、ボタンスタック故障を通知する処理の手順について、発明者が検討したものを図3に示す。まずステップ600でエンジンが始動するとボタンスタック故障通知装置に電力が供給され、それにより起動したボタンスタック故障通知装置は自己を初期化して作動を開始する。
【0008】
その後ボタンスタック故障通知装置はボタン押下状態の検出処理を行い、所定期間、例えば数分程度持続することを検出すると、ボタンスタック状態すなわち常時押下異常であると判定する(ステップ610)。
【0009】
そしてボタンスタック状態を検出した後、LED等の表示装置にボタンスタック故障あるいは異常を検出したことを表示させることにより車両の乗員に通知する(ステップ620)。
【0010】
この後エンジンが停止して車両の主電源がオフとなると、ボタンスタック故障通知装置への電力供給が停止し、ボタンスタック故障通知装置は作動を止める(ステップ630)。
【0011】
その後エンジンが再び始動すると、ボタンスタック故障通知装置に電力が供給され、それにより起動したボタンスタック故障通知装置は自己を初期化して作動を開始する(ステップ640)。このときボタンスタック故障通知装置はボタン押下状態の検出処理を行い、この押下状態の検出が上記した所定期間持続するとボタンスタック故障通知装置はボタンスタック状態すなわち常時押下異常を再び判定する(ステップ650)。
【0012】
そしてボタンスタック状態を判定した後、LED等の表示装置にボタンスタック故障あるいは異常を検出したことを表示させて車両の乗員に通知する(ステップ660)。
【0013】
このように一度はボタンスタック故障を通知したにもかかわらず、エンジンの再始動後はまた所定期間ボタンスタック状態を判定するまでボタンスタック故障を通知することができない。この所定期間内に乗員が当該のボタン操作をした場合、なぜその操作が無効になるのかを故障の通知を受けていない乗員は気づくことがないという問題がある。
【0014】
本発明は上記問題に鑑みて、ボタンスタック状態継続中に主電源オフ→オンを行った場合に速やかに乗員へボタンスタック故障を通知することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載のボタンスタック故障通知装置は、移動体に搭載されるボタンスタック故障通知装置であって、ボタンが押下状態であることを検出するボタン押下検出手段と、ボタンの押下状態の検出が所定期間持続するとボタンスタック故障であることを移動体の乗員に通知するボタンスタック通知手段と、ボタンスタック故障であることを記憶するボタンスタック記憶手段と、移動体の主電源がオフからオンとなったとき、ボタンスタック記憶手段がボタンスタック故障であることを記憶しており、かつボタン押下検出手段がボタンの押下状態を検出していると、ボタンスタック故障であることを乗員に通知するボタンスタック再通知手段と、を備え、ボタンスタック再通知手段は、移動体の主電源がオフからオンとなったとき、ボタンスタック記憶手段がボタンスタック故障であることを記憶しており、かつボタン押下検出手段がボタンの押下状態を検出していないとき、ボタンスタック故障であることを乗員に通知しないことを特徴としている。
【0016】
これによって、ボタンスタック状態継続中に主電源オフとなるとボタンスタック記憶手段がボタンスタック故障であることを記憶し、次に主電源オンとなったときにボタンスタック記憶手段がボタンスタック故障であることを記憶しており、そのときボタンの押下状態を検出しているとボタンスタック再通知手段がボタンスタック故障であることを通知するので、速やかに乗員へボタンスタック故障を通知することができる。
【0017】
なお、主電源がオフからオンとなったときボタン押下検出手段が行うボタン押下状態の検出は、瞬間的なボタン押下のみならず上記した所定期間より短い期間ボタン押下が持続することによって検出する場合も含む。
【0018】
また請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のボタンスタック故障通知装置において、ボタンスタック再通知手段は、移動体の主電源がオフからオンとなったとき、ボタンスタック記憶手段がボタンスタック故障であることを記憶しているか否かを判定する第1の判定手段と、移動体の主電源がオフからオンとなったとき、ボタン押下検出手段がボタンの押下状態を検出しているか否かを判定する第2の判定手段とを有しており、第1の判定手段と第2の判定手段が共に肯定の判定をしたときにボタンスタック故障であることを乗員に通知することを特徴としている。
【0019】
また請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載のボタンスタック故障通知装置において、ボタンスタック通知手段とボタンスタック再通知手段とは表示装置にボタンスタック故障であることを表示させることで通知を行うことを特徴としている。
【0020】
また請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のボタンスタック故障通知装置において、ボタンは緊急時に移動体外との通報を開始するための緊急通報ボタンであることを特徴とする。
【0021】
また請求項5に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のボタンスタック故障通知装置において、前ボタンは移動体外から情報を取得するための情報サービスボタンであることを特徴としている。
【0022】
また請求項6に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のボタンスタック故障通知装置において、ボタンは移動体外と通話をするための通話ボタンであることを特徴としている。
【0023】
また請求項7に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のボタンスタック故障通知装置において、ボタンは通信を終了させる終了ボタンであることを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態において説明するボタンスタック故障通知システムの構成をブロック図で示す。このボタンスタック故障通知システムは車両に搭載されたボタンスタック故障通知装置である制御ECU100と、操作ボタンを備えたボタン部200と、表示装置300と、マイク/スピーカ部400と、車内LAN500と、を備えている。
【0025】
このボタンスタック故障通知システムにおいては制御ECU100は操作ボタン部200からのボタン入力信号を受信するようになっている。またマイク/スピーカ部400と制御ECU100とは音声信号の送受信を行うようになっている。また、LED、LCD等の車内の表示装置300には制御ECU100から車内のローカルネットワークである車両LAN500を介して表示信号が送信されるようになっている。
【0026】
制御ECU100は制御部10、メモリ20、通信制御部30、通信アンテナ31、GPS受信機40、GPSアンテナ41、車両LANインターフェース50から成る。
【0027】
制御部10は操作ボタン部200からのボタン入力信号を検出するようになっている。
【0028】
また制御部10は、ボタンスタック記憶手段としての不揮発性のメモリ20と接続し、ここにデータの書き込み、読み出しを行うようになっている。
【0029】
また制御部10は必要に応じて無線通信のためのモジュールである通信制御部30を制御して外部との無線通信を行わせることができる。この通信制御部30は無線送受信のためのアンテナとして通信アンテナ31を使用する。
【0030】
また制御部10はGPS受信機40から必要に応じて当該車両の現在位置情報を取得することができる。このGPS受信機40はGPS衛星からの信号を受信するためのGPSアンテナ41を使用する。
【0031】
また制御部10は車両LANインターフェース50を介して車両LAN500と接続しており、それによって表示装置300に必要に応じて表示信号を送信することができる。
【0032】
さらに制御部10はマイク/スピーカ部400と必要に応じて音声信号の送受信を行っている。
【0033】
マイク/スピーカ部400は車内の音声を音声信号に変えて制御部10に出力するマイク(図示せず)と、制御部10からの音声信号を音声に変えて車内に出力するスピーカ(図示せず)とから成る。
【0034】
操作ボタン部200は緊急通知ボタン201、情報ボタン202、通話ボタン203、ENDボタン204の4つのボタンを有している。
【0035】
緊急通知ボタン201は事故や災害等の緊急事態発生の際に押すことで緊急対応センターとの通話を開始するためのボタンである。この緊急通知ボタン201を押下すると、この押下を検知した制御部10は通信制御部30に緊急対応センターとの通信を開始させる。そしてこの通信において制御部10はマイク/スピーカ部400を使用して乗員の音声を送信し、また受信した緊急対応センターからの音声信号を出力させる。これによって乗員と緊急対応センターとの通話を可能にする。
【0036】
また情報ボタン202は例えば現在位置における天候、交通状況等の車両の乗員が必要とする情報を通信によって取得するためのボタンである。例えばこの情報ボタン202の押下によって天候情報を取得する場合は、この押下を検知した制御部10が通信制御部30に天候情報センターとの通信を開始させる。この通信において制御部10はGPS受信機40から現在位置情報を取得し、この情報を天候情報センターに送信する。これによって制御部10は天候情報センターから該当する位置における天気情報を受信し、それを表示装置300に表示させることにより乗員に通知する。
【0037】
また通話ボタン203はあらかじめ登録された相手との通話を開始するためのボタンである。この通話ボタン203を押下すると、それを検知した制御部10が通信制御部30を制御し、あらかじめ登録された通信相手との通信を開始させる。この通信において制御部10はマイク/スピーカ部400を使用して乗員の音声を送信し、また受信した通信相手からの音声信号を出力させる。これによって乗員と通信相手との通話を可能にする。
【0038】
また、ENDボタン204は上記した緊急通報ボタン201、情報ボタン202、通話ボタン203の押下によって開始された通信を終了するための終了ボタンである。すなわち、このENDボタン204を押下するとそれを検知した制御部10は通信制御部30を制御してその時点で行われている緊急対応センターとの通話、情報を取得するための通信、あるいはあらかじめ登録した相手との通話を終了する。
【0039】
こういった、通信のための緊急通知ボタン201、情報ボタン202、通話ボタン203、ENDボタン204の各種操作ボタンが、押下したときに物理的にひっかかりがあって操作ボタンが元に戻らない状態となることがある。あるいは操作ボタン部からの出力や信号の伝送路の異常により、操作ボタンは物理的には元に戻っているにもかかわらず制御部10ではボタン押下状態を検出してしまう状態となることもある。このような異常な状態においては、ユーザすなわち乗員が当該のボタンを押下してもその押下は検出されないので、そのことを速やかにユーザに通知する必要がある。
【0040】
これらのような制御部10が常時操作ボタンの押下状態を検出してしまうような状態、すなわちボタンスタック状態を判定し、それによってボタンスタック故障を車内の乗員に通知するために本実施形態の制御ECU100が有する機能を以下説明する。この説明のために、上記した緊急通報ボタン201の押下状態を常時検出することでボタンスタック状態を検出してボタンスタック故障を乗員に通知するために制御ECU100の制御部10が行う処理を、図2にフローチャートで示す。
【0041】
まずステップ700でエンジンが始動すると制御部10に電力が供給され、それにより起動した制御部10は自己を初期化して作動を開始する。
【0042】
その後、乗員が緊急通報ボタン201を押すと、制御部10がボタン押下状態の検出処理を行い、押下されていることを検出することによって緊急通報センターとの通話が開始される。
【0043】
因みに、このケースにおいてはボタンの押下状態の検出が持続して、緊急通報センターとの通話が終了したときにボタン押下状態を検出していても再度緊急通報センターに通報は行われないようになっている。
【0044】
この押下状態の検出が所定期間、例えば数分程度持続すると制御部10はボタンスタック状態すなわち常時押下異常を判定、検出し、メモリ20にボタンスタック故障であることを記憶させる(ステップ710)。
【0045】
そしてボタンスタック状態を検出した後、表示装置300にボタンスタック故障を検出したことを表示させることにより車両の乗員に通知する(ステップ720)。
【0046】
この後エンジンが停止して車両の主電源がオフとなると、制御部10への電力供給が停止し、制御部10は作動を止める(ステップ730)。
【0047】
その後エンジンが再び始動すると、制御部10に電力が供給され、それにより起動した制御部10は自己を初期化して作動を開始する(ステップ740)。
【0048】
作動を開始した制御部10はメモリ20を参照し、ボタンスタック故障であることが記憶されているか否か判定する(ステップ750)。
【0049】
記憶されていると判定すると、続いて制御部10はボタン押下状態を調べ(ステップ760)、現在ボタン押下中であるか否か判定し、押下中であればボタンスタック状態であることを即座に判定する(ステップ770)。
【0050】
そしてボタンスタック故障を表示装置300に表示させることで車両の乗員に通知する(ステップ780)。
【0051】
この場合ステップ740でエンジンが始動してからステップ750〜770の処理でボタンスタック状態の判定を行い、ボタンスタック状態であると判定されてステップ780でボタンスタック故障が通知されるまでは、ステップ710の場合の様にボタンスタック状態の判定に所定期間例えば数分の経過を待つ必要はなく、エンジン始動から短時間、例えば1秒程度でボタンスタック故障の通知を行うことが可能となる。
【0052】
このように、エンジン停止→始動の場合にはステップ710のようなボタンスタック状態判定とは別の方法として、エンジン停止前にボタンスタック故障であったことをメモリ20の記録を参照して検出し、かつエンジン始動時にボタン押下状態を検出するという2つの条件によりボタンスタック状態を判定する。このような手法を採用することで、ボタンスタック状態継続中にエンジン停止→始動を行った場合に速やかに乗員へボタンスタック故障を通知することができる。
【0053】
また図2においてはステップ750でボタンスタック故障が記憶されていない場合、およびステップ770においてボタン押下中でない場合については図示していないが、この場合はボタンスタック状態であるとの判定は行われず、ボタンスタック故障の通知も行われず、ステップ710と同様の処理に進むことになる。すなわち、所定期間ボタン押下状態の検出によってボタンスタック状態を判定する処理を行う。
【0054】
また本実施形態における図2のフローチャートにおいては、故障通知ボタン201のボタンスタック故障の通知のみについて示しているが、情報ボタン202、通話ボタン203、ENDボタン204のいずれについても故障通知は行われ、その作動は故障通知ボタン201の場合と同等である。
【0055】
なお、本実施形態において車両は移動体に対応し、エンジンの始動、停止は主電源のオン、オフに対応する。また図2のステップ710とステップ720の処理がボタンスタック通知手段を構成する。またステップ750〜770の処理がボタンスタック再通知手段を構成する。またステップ750の処理が第1の判定手段に対応し、ステップ760、770が第2の判定手段に対応する。
【0056】
(他の実施形態)
上記した実施形態においては、エンジン停止→始動後メモリ20にボタンスタック故障であることが記憶されているとき、ボタンスタック故障が記憶されている当該の操作ボタンの押下が検出されれば即座に乗員に通知しているが、このときのボタンの押下の検出は、必ずしも瞬間的な検出である必要はなく、例えばボタン押下が短時間、例えば1秒間持続することによりボタン押下を検出しているとすることもできる。
【0057】
また不揮発性のメモリ20がボタンスタック記憶手段となっているが、ボタンスタック記憶手段は主電源のオフ→オンを経てもボタンスタック故障であることを記憶するようなものであればどのようなものでもよく、例えばバックアップ電源によって主電源オフ時に電力供給を受ける揮発性メモリであってもよい。
【0058】
また乗員へのボタンスタック故障の通知は表示装置300にボタンスタック故障であることを表示させるとしたが、これは必ずしも表示装置である必要はなく、例えばボタンスタック通知手段とボタンスタック再通知手段とがスピーカ等の音声出力装置にボタンスタック故障であることを音声によって通知させるようにしてもよい。
【0059】
また主電源のオン、オフはエンジンの始動、停止に対応するが、これは移動体のアクセサリ部品に電力供給を許可するスイッチであるACCのオン、オフに対応するものあってもよい。またガソリンエンジン車におけるイグニッションキーのオン、オフに対応するものであってもよい。さらにディーゼルエンジン車におけるエンジン稼動を許可するスイッチのオン、オフに対応するものであってもよい。さらに電気自動車における車体駆動用モーターの稼動を許可するスイッチ等の、移動体の原動機の運転を可能にするための電力供給用スイッチのオン、オフでに対応してもよい。
【0060】
また、このボタンスタック故障通知装置を搭載するものについては、上記した実施形態のように車である必要はなく、船舶、自動2輪車等であってもよい。
【0061】
また、上記した実施形態においてはボタン操作部200と制御部10とが直接接続されているものを示したが、かならずしもこのような接続形態である必要はなく、例えば車両LAN500を介して操作ボタン部200と制御部10とが接続されていてもよい。
【0062】
また、本発明においてボタンスタック状態を判定する対象となるボタンは、上記した実施例のような故障通知ボタン201、情報ボタン202、通話ボタン203、ENDボタン204といった特定のボタンに限るものではなく、移動体に搭載される装置のどのような操作ボタンであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるボタンスタック故障通知システムの図である。
【図2】制御部10のスタック故障通知の処理を示すフローチャートである。
【図3】従来のボタンスタック故障通知装置のスタック故障通知の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…制御部、20…メモリ、30…通信制御部、31…通信アンテナ、
40…GPS受信機、50…車両LANインターフェース、
100…制御ECU、200…操作ボタン部、300…表示装置、
400…マイク/スピーカ部、500…車両LAN。
Claims (7)
- 移動体に搭載されるボタンスタック故障通知装置であって、
ボタンが押下状態であることを検出するボタン押下検出手段と、
前記ボタンの押下状態の検出が所定期間持続するとボタンスタック故障であることを前記移動体の乗員に通知するボタンスタック通知手段と、
前記ボタンスタック故障であることを記憶するボタンスタック記憶手段と、
前記移動体の主電源がオフからオンとなったとき、前記ボタンスタック記憶手段が前記ボタンスタック故障であることを記憶しており、かつ前記ボタン押下検出手段が前記ボタンの押下状態を検出していると、ボタンスタック故障であることを乗員に通知するボタンスタック再通知手段と、を備え、
前記ボタンスタック再通知手段は、前記移動体の主電源がオフからオンとなったとき、前記ボタンスタック記憶手段が前記ボタンスタック故障であることを記憶しており、かつ前記ボタン押下検出手段が前記ボタンの押下状態を検出していないとき、ボタンスタック故障であることを乗員に通知しないことを特徴とするボタンスタック故障通知装置。 - 前記ボタンスタック再通知手段は、前記移動体の主電源がオフからオンとなったとき、前記ボタンスタック記憶手段が前記ボタンスタック故障であることを記憶しているか否かを判定する第1の判定手段と、
前記移動体の主電源がオフからオンとなったとき、前記ボタン押下検出手段が前記ボタンの押下状態を検出しているか否かを判定する第2の判定手段とを有しており、
前記第1の判定手段と前記第2の判定手段が共に肯定の判定をしたときにボタンスタック故障であることを乗員に通知することを特徴とする請求項1に記載のボタンスタック故障通知装置。 - 前記ボタンスタック通知手段と前記ボタンスタック再通知手段とは表示装置にボタンスタック故障であることを表示させることで前記通知を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のボタンスタック故障通知装置。
- 前記ボタンは緊急時に移動体外との通報を開始するための緊急通報ボタンであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のボタンスタック故障通知装置。
- 前記ボタンは移動体外から情報を取得するための情報サービスボタンであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のボタンスタック故障通知装置。
- 前記ボタンは移動体外と通話をするための通話ボタンであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のボタンスタック故障通知装置。
- 前記ボタンは通信を終了させる終了ボタンであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のボタンスタック故障通知装置。
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