JP3848891B2 - 光ディスク情報記録装置及びパワーモニタ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク情報記録装置に関し、さらに詳しくは、半導体レーザの記録パワーをモニタする回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体レーザは、小型で、かつ少ない駆動電流により高速に変調を行なうことが可能なため、さまざまな分野の光源として広く用いられている。しかし、半導体レーザの駆動電流と光出力との関係は、温度により著しく変化するため、光強度を所望の値に設定しようとする場合に、その安定性が問題になる。この問題を解決するために、特に、光ディスク装置ではAPC(Automatic Power Control)回路を用いて、半導体レーザの光出力を受光素子によりモニタし、この受光素子から発生する半導体レーザの光出力に比例した信号と、発光レベル指令信号とが等しくなるように常時半導体レーザの順方向電流を制御している。この技術は、記録再生可能な光ディスク装置であるCD−R/RWドライブでも利用され、前記レーザのパワー制御を行なっている。
【0003】
図7に従来のCD−R/RW、DVD+R/RW両規格対応ドライブのピックアップ内部にあるパワーモニタ回路の一例を示す。このピックアップ77の構成は、パワーモニタ回路76は、光ディスクがCD−R/RWの時の半導体レーザのパワーモニタに使う受光素子70と、受光素子70の出力信号を増幅する増幅器71と、光ディスクがDVD+R/RWの時の半導体レーザのパワーモニタに使う受光素子73と、受光素子73の出力信号を増幅する増幅器74から構成されている。
この図からパワーモニタ回路76から出力されるパワーモニタ信号72、75は、半導体レーザの光出力に比例しており、パワーモニタ回路76はレーザパワーの光出力の値を電圧値でCD−R/RW、DVD+R/RW両規格対応ドライブ内のシステムコントローラに出力している。このパワーモニタ信号72、75の分解能は、半導体レーザの最大光出力値とパワーモニタ回路76の動作電圧によって決まる。この分解能とは、半導体レーザの光出力1mWに対するパワーモニタ信号の電圧レベルのことであり、分解能は大きい程よい。また、CD−R/RWはDVD+R/RWと比べて記録スピードが速いため、最高速での記録パワーはDVD+R/RWのそれより大きい。このことより、CD−R/RWとDVD+R/RWのパワーモニタ信号の分解能が異なることが分かる。そのために、図7で増幅器71と増幅器74は受光素子70、73からの出力信号を、それぞれの光ディスクの分解能に合うようにモニタ信号をレベル変換している。これらモニタ信号72、75はシステムコントローラへ出力され、半導体レーザの光出力のパワー制御が実現される。このように従来のCD−R/RW、DVD+R/RW両規格対応ドライブは、受光素子70、73のように半導体レーザの光出力をモニターするために2個の受光素子を用いていた。
【0004】
また、CD−R/RWドライブは、現在パソコンの標準装備化が進み、最も一般的なOSであるマイクロソフト社のwindows(登録商標)上でもCD−R/RWメディアへの記録が可能になり、CD−R/RWドライブはユーザにとって一般的なものになっている。さらに、性能面では技術の進歩によりCD−R/RWメディアへの記録再生スピードの高速化が進んでいる。そして、CD−R/RWメディアの記録速度の高速化により、半導体レーザの光出力の高出力化が必要となり、これにより現在のCD−R/RWドライブの半導体レーザの出力は増大している。最近、これらCD−R/RWドライブの中に新しい記録メディアの規格であるDVD−ROM系の大容量記録メディアへの記録も可能なドライブが出てきている。DVD−ROM系の記録メディアの規格は、DVDRAM、DVD+R/RW、DVD−R/RWといった規格が各社から出ており、CD−R/RWといったCD−ROM系の記録メディアの規格より大容量の記録が行なえる。(CD−R/RW:650MB、DVDRAM、DVD+R/RW、DVD−R/RW:4.7GB)DVDRAM、DVD+R/RW、DVD−R/RW(以後DVD記録規格と呼ぶ)は最近開発されたばかりと言う事もあり、記録スピードの高速化が進んでいるCD−R/RWと比べて、非常に低速で半導体レーザの記録パワーも低出力である。
現在商品化されているこのようなCD−R/RW+DVD記録規格ドライブは、CD−R/RW用とDVD記録規格用の半導体レーザをそれぞれ持っている。これは、CD−R/RW用とDVD記録規格用では、半導体レーザの波長が異なるためである。また、これら各半導体レーザの光出力のモニタ用の受光素子も、それぞれCD−R/RW用とDVD記録規格用の2種類持っており、これら受光素子の出力信号を処理する回路も異なる。これは、CD−R/RWとDVD記録規格の記録パワーの違いから来るもので、ドライブ内にある受光素子の動作電圧と半導体レーザの光出力から決まる半導体レーザパワーのモニタ回路の分解能が異なるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記図7のように、CD−R/RW+DVD記録規格ドライブは、その光出力をモニタするために2種類の受光素子を必要とするために、部品点数が多くなり、コスト的にも高くなるといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、従来CD−R/RW用とDVD記録規格用に専用の受光素子を備えて半導体レーザのパワーモニタを行っていたのを、一つの受光素子で行なうことにより、部品点数の低減およびコスト削減を実現した光ディスク記録再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、使用するレーザの波長が異なる少なくとも2つ以上の光ディスクに対して情報の書き込みが可能である光ディスク情報記録装置において、異なるレーザ波長を有する少なくとも2つ以上のレーザ光源の発光パワーをモニタする1つの受光素子と、該受光素子の出力信号を増幅する第1の増幅器と、該第1の増幅器の出力経路を切り替える信号切替え手段と、該信号切替え手段からの前記第1の増幅器の出力信号を、更に増幅する第2の増幅器と、を備え、前記受光素子がモニタするレーザ波長に基づいて、前記信号切替え手段は前記第1の増幅器の出力信号をそのまま出力するか、前記第2の増幅器を介して出力するかを選択可能としたことを特徴とする。増幅器をカスケードに接続すると、2段目の増幅器の増幅率は少なくて済む。一般に増幅器は、増幅率を大きくすると動作が不安定となり、またリニアリティが悪くなる。そこで、第1の増幅器の出力を第2の増幅器で増幅することにより、第2の増幅器の増幅率を少なくすることが可能となる。かかる発明によれば、共通の受光素子がモニタするレーザ波長に基づいて、スイッチは第1の増幅器の出力信号をそのまま出力するか、第2の増幅器を介して出力するかを選択可能としたので、適正なモニタ信号を簡易な構成により得ることができる。
請求項は、前記第1の増幅器は、前記少なくとも2つ以上のレーザ光源の一方の発光パワーを最適な信号レベルに増幅するように構成され、前記第2の増幅器は、前記第1の増幅器の出力レベルを更に増幅して、前記少なくとも2つ以上のレーザ光源の他方の発光パワーを最適な信号レベルに増幅するように構成されていることも本発明の有効な手段である。増幅器をカスケード接続すると、第1段目の増幅率に対して不足する増幅率を第2段目の増幅器は持てばよい。従って、第2段目の増幅率は少なくて済み、増幅器の設計そのものも容易となる。例えば、第1の増幅器が増幅率2を必要とし、第2の増幅器が増幅率4を必要とした場合、本来であれば、増幅率が2と4の2種類の増幅器が必要であるが、本発明の場合は、第2の増幅器の増幅率は2でよいことになる。かかる技術手段によれば、第1の増幅器は、少なくとも2つ以上のレーザ光源の一方の発光パワーを最適な信号レベルに増幅するように構成され、また、第2の増幅器は、第1の増幅器の出力レベルを更に増幅して、発光パワーを最適な信号レベルに増幅するように構成されているので、第2の増幅器の構成が簡単となり、リニアリティが向上する。
【0008】
請求項は、使用するレーザの波長が異なる少なくとも2つ以上の光ディスクに対して情報の書き込みが可能である光ディスク情報記録装置において、異なるレーザ波長を有する少なくとも2つ以上のレーザ光源の発光パワーをモニタする1つの受光素子と、該受光素子の出力信号の出力経路を切り替える信号切替え手段と、該信号切替え手段からの出力信号を増幅する増幅器と、を備え、前記受光素子がモニタするレーザ波長に基づいて、前記信号切替え手段は前記受光素子の出力信号をそのまま出力するか、前記増幅器を介して出力するかを選択可能としたことを特徴とする。少なくとも2つ以上の波長のレーザ光をモニタする場合、信号レベルの高いほうを増幅器を介さずに直接制御回路に入力することが可能である。そして、その信号は、制御回路側で分解能に合った信号レベルに補正するようにすれば、増幅器を減らすことができる。かかる発明によれば、受光素子がモニタするレーザ波長に基づいて、スイッチにより受光素子の出力信号をそのまま出力するか、増幅器を介して出力するかを選択可能としたので、増幅器を減らすことができ、コストを削減することができる。
請求項4は、光ディスクに対して情報の書き込みが可能である光ディスク情報記録装置に搭載するパワーモニタ回路であって、レーザ光源の発光パワーをモニタする1つの受光素子と、前記受光素子の出力信号を増幅する第1の増幅器と、前記第1の増幅器の出力経路を切り替える信号切替え手段と、前記信号切替え手段からの前記第1の増幅器の出力信号を、更に増幅する第2の増幅器と、前記信号切替え手段を駆動させる入力端子と、前記第1の増幅器の出力信号を出力する端子と、前記第2増幅器の出力信号を出力する端子を有することを特徴とする。
請求項5は、光ディスクに対して情報の書き込みが可能である光ディスク情報記録装置に搭載するパワーモニタ回路であって、レーザ光源の発光パワーをモニタする1つの受光素子と、前記受光素子の出力信号の出力経路を切り替える信号切替え手段と、前記信号切替え手段からの出力信号を増幅する増幅器と、前記信号切替え手段を駆動させる入力端子と、前記受光素子の出力信号をそのまま出力する出力端子と、前記増幅器の出力信号を出力する端子を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。この構成は、CD−R/RWドライブとDVD−ROMドライブの複合機(コンボドライブ)で実現している。スピンドルモータ2により回転駆動されるCDもしくはDVDの光ディスク1と、CLV(Constant Linear Velocity:線速一定)もしくはCAV(Constant Angular Velocity:回転数一定)制御されるスピンドルモータ2と図示しない光ピックアップ3内のアクチュエータを駆動するモータドライバ5と、このモータドライバ5にサーボ制御のための信号を生成するサーボ回路9と、前記光ピックアップ3内の図示しない受光素子からの各信号を演算処理するRFアンプ6と、図示しないCD用の半導体レーザ光源とのDVD用半導体レーザ光源、対物レンズ等の光学系、及びアクチュエータを内蔵した光ピックアップ3と、レーザ光源の光量等を制御するLDドライバ4と、光ディスク1に刻まれているATIP(Absolute Time In Pregroove)情報を取り出すATIPデコーダ7と、データの正確な書き出し位置を生成するCDエンコーダ回路8と、2値化されたRF信号をEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調するCD/DVDデコーダ10と、データを一時記憶するバッファRAM11と、このバッファRAM11を制御するバッファ・マネージャ14と、バッファRAM11に接続され、ATAPIやSCSIインターフェイスを有するホストインターフェイス12と、CD/DVDデコーダ10に接続され、オーディオ信号を出力するD/Aコンバータ13と、エラー訂正コードの不可や、インターリーブ(並べ替え)が行われた後EFM変調するCD−ROMエンコーダ15と、EFM復調されたデータをデインタリーブ(並べ替え直し)とエラー訂正の処理をするCD−ROMデコーダ16と、記憶装置18を有し、全体の制御を司るシステムコントローラ17から構成されている。
【0010】
次に、図1を使いCD系(CD−ROM/R/RW)の動作説明を行なう。なお、DVD系(DVD−ROM、DVD+R/RW)の動作については同じなので省略する。光ディスク1(CDやCD−ROMディスク)は、スピンドルモータ2により回転駆動される。スピンドルモータ2はモータドライバ5とサーボ回路9により一定速度になるように制御される。また、光ピックアップ3は、図示していないCD系用とDVD系用の半導体レーザ(Laser Diode)をそれぞれ持ち、光学系(レンズ等)、フォーカスアクチュエータ(レーザー光の焦点がディスクに合うようにレンズの位置をディスクと垂直方向に動かす機構)、トラックアクチュエータ(レーザー光の焦点がトラックをトレースするようにディスクの半径方向(スレッジ方向)にレンズを動かす機構)、及び受光素子、ポジションセンサ等と本発明の対象となるパワーモニタ回路を内蔵したもので、レーザ光を光ディスク1に照射する。また、光ピックアップ3全体は、図示していないシークモータによりスレッジ方向に移動可能である。これらフォーカスアクチュエータ、トラックアクチュエータ、シークモータは受光素子、ポジションセンサから得られたフォーカスエラー信号(FE)やトラックエラー(TE)信号などのサーボ信号をもとに、モータドライバ5とサーボ回路9によりレーザースポットが目的の場所に位置するよう制御される。
また、データ読み出しの場合、光ピックアップ3で得られた再生信号はRFアンプ6で増幅され2値化(デジタル化)された後、CD/DVDデコーダに入力されEFM復調される。EFM復調されたデータは、デインタリーブ(並べ替え直し)とエラー訂正の処理を受ける。その後このデータはバッファマネージャ14により一旦バッファRAM11に蓄えられ、セクタデータとしてそろった段階でホストI/F12を介して、ホストコンピュータに一気に送られる。音楽データの場合は、CDデコーダ10から出てきたデータは、D/Aコンバータ13に入力され、アナログのオーディオ信号が取り出される。
【0011】
次に、データ書き込み時は、ホストI/F12を通しホストから送られてきたデータをバッファマネージャ14により一旦バッファRAM11に蓄え、バッファにある程度データが貯まったところで書き込みを開始するが、その前にディスク内周に用意されている記録パワーの構成領域で最適記録パワーの決定が行われる。また、レーザースポットを書き込み開始地点に位置させなければならない。この地点はトラックの蛇行により、あらかじめ光ディスクに刻まれているウォブル(Wobble)信号により求められる。ウォブル信号にはATIPと呼ばれる絶対時間情報が含まれており、ATIPデコーダ7によりこの情報を取り出す。またATIPデコーダ7が生成する同期信号は、CDエンコーダ8に入力され、正確な位置でのデータの書き出しを可能にしている。また、バッファRAM11のデータは、CD−ROMエンコーダ15やCDエンコーダ8でエラー訂正コードの付加やインターリーブ(並べ替え)が行われた後、EFM変調され、LDドライバ4、光ピックアップ3を介して光ディスク1に記録される。記録は、光ピックアップ3がレーザビームを記録ピームと再生ビーム交互に切り替えて行っている。
図2は、CD−R/RWとDVD+R/RWのパワーモニタ信号のレベルと半導体レーザのパワーの関係を示す図である。図ではCD−R/RWとDVD+R/RWの最高記録速度がそれぞれ32倍速、2.4倍速のドライブで、最高記録速度時の記録パワーが60mW、20mWであり、パワーモニタ回路の動作電圧が5vの場合の例である。この図から、CD−R/RWの特性は直線21のようになり、パワーモニタ回路の動作電圧が5vになる点bが60mWを示し、DVD+R/RWの特性は直線20のようになり、パワーモニタ回路の動作電圧が5vになる点aが20mWを示し、例えば、1mWでのパワーモニタ信号は、CD−R/RWの場合、Bとなり、DVD+R/RWの場合、Aとなり分解能が異なることが分かる。
【0012】
図3は、本発明の第1の実施形態に係るパワーモニタ回路の回路図である。図に示すように本パワーモニタ回路30の構成は、CD−R/RWとDVD+R/RW共通で使用する半導体光出力をモニターするための受光素子25と、この受光素子25の出力信号の出力先を、図示しないシステムコントローラからのスイッチコントロール信号29により任意に選択できるスイッチ26と、またスイッチ26の出力を増幅し、CD−R/RW用の分解能にモニター信号をレベルシフトするための増幅器27と、DVD+R/RW用の分解能にモニター信号をレベルシフトするための増幅器28により構成されている。
これら増幅器27、28からの出力信号(モニター信号)32、33は、ドライブ内のシステムコントローラに出力される。システムコントローラはユーザがCD−R/RWを使用している場合には、スイッチ26をA側に切り替える。A側はCD−R/RW用のモニター信号を生成する経路であり、ここで受光素子25の出力信号は増幅器27に入力され増幅された後、パワーモニタ回路30から出力される。システムコントローラはこの出力信号であるモニター信号32を使ってCD−R/RW使用時の半導体レーザのパワー制御を行なう。一方ユーザがDVD+R/RWを使用している場合には、システムコントローラはスイッチをB側に切り替える。B側はDVD+R/RW用のモニター信号を生成する経路であり、ここで受光素子25の出力信号は増幅器28に入力され増幅された後、パワーモニタ回路30から出力される。CD−R/RW使用時と同様に、システムコントローラはこの出力信号であるモニター信号33を使ってDVD+R/RW使用時の半導体レーザのパワー制御を行なう。以上の構成及び動作により、1個の受光素子25のパワーモニタ回路30で半導体レーザのパワー制御を実現する。
【0013】
図4は、本発明の第2の実施形態に係るパワーモニタ回路の回路図である。図に示すように本パワーモニタ回路の構成は、CD−R/RWとDVD+R/RW共通で使用する半導体光出力をモニターするための受光素子35と、また受光素子35の出力を増幅し、CD−R/RW用の分解能にモニター信号をレベルシフトするための増幅器36と、この増幅器36の出力信号の出力先を図示しないシステムコントローラからのスイッチコントロール信号41により任意に選択できるスイッチ37と、増幅器36の出力信号をDVD+R/RW用の分解能にレベルシフトするための増幅器38により構成されている。
システムコントローラはユーザがCD−R/RWを使用している場合には、スイッチ37をA側に切り替える。A側はCD−R/RW用のモニター信号用の経路であり、増幅器36でCD−R/RW用の分解能に合った信号レベルに増幅された、受光素子35からの出力信号は、この経路では特に信号処理は行われずにパワーモニタ回路39から出力される。システムコントローラはこの出力信号であるモニター信号42を使って、CD−R/RW使用時の半導体レーザのパワー制御を行なう。一方ユーザがDVD+R/RWを使用している場合には、システムコントローラはスイッチをB側に切り替える。B側はDVD+R/RW用のモニター信号を生成する経路であり、ここで増幅器36の出力信号はDVD+R/RW用の分解能に合った信号レベルに増幅器38で増幅された後、パワーモニタ回路39から出力される。CD−R/RW使用時と同様にシステムコントローラは、この出力信号であるモニター信号43を使ってDVD+R/RW使用時の半導体レーザのパワー制御を行なう。以上の構成及び動作により、1個の受光素子35のパワーモニタ回路39で半導体レーザのパワー制御を実現する。
【0014】
図5は、本発明の第3の実施形態に係るパワーモニタ回路の回路図である。図に示すように本パワーモニタ回路55の構成は、CD−R/RWとDVD−R/RW共通で使用する半導体光出力をモニターするための受光素子50と、また受光素子50の出力信号の出力先を、システムコントローラからのスイッチコントロール信号57により任意に選択できるスイッチ51と、スイッチ51の出力信号をDVD+R/RW用の分解能にレベルシフトするための増幅器52から構成される。
システムコントローラはユーザがCD−R/RWを使用している場合には、スイッチ51をA側に切り替える。A側はCD−R/RW用のモニター信号用の経路であり、受光素子50からの出力信号は、この経路では特に信号処理は行われずにパワーモニタ回路55から出力される。システムコントローラはこの出力信号であるモニター信号53を使って、CD−R/RW使用時の半導体レーザのパワー制御を行なう。一方ユーザがDVD+R/RWを使用している場合には、システムコントローラはスイッチをB側に切り替える。B側はDVD+R/RW用のモニター信号を生成する経路であり、ここでスイッチの出力信号はDVD+R/RW用の分解能に合った信号レベルに増幅器52で増幅された後、パワーモニタ回路55から出力される。CD−R/RW使用時と同様にシステムコントローラはこの出力信号であるモニター信号54を使ってDVD+R/RW使用時の半導体レーザのパワー制御を行なう。以上の構成及び動作により、1個の受光素子のパワーモニタ回路で半導体レーザのパワー制御を実現する。
図6は、本発明の第4の実施形態に係るパワーモニタ回路の回路図である。このパワーモニタ回路62の構成は、CD−R/RWとDVD−R/RW共通で使用する半導体光出力をモニターするための受光素子60のみにより構成される。モニタしている波長はシステムコントローラにより認識されている。従って、システムコントローラの処理能力に余裕があれば、受光素子60の出力信号61を直接検出して、使用している波長ごとにその分解能に合った信号レベルに補正することは可能である。これにより、増幅器を必要とせず、最小のコストで実現することができる。
【0015】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項1、4では、共通の受光素子がモニタするレーザ波長に基づいて、スイッチは第1の増幅器の出力信号をそのまま出力するか、第2の増幅器を介して出力するかを選択可能としたので、適正なモニタ信号を簡易な構成により得ることができる。また請求項では、第1の増幅器は、少なくとも2つ以上のレーザ光源の一方の発光パワーを最適な信号レベルに増幅するように構成され、また、第2の増幅器は、第1の増幅器の出力レベルを更に増幅して、発光パワーを最適な信号レベルに増幅するように構成されているので、第2の増幅器の構成が簡単となり、リニアリティが向上する。また請求項3、5では、受光素子がモニタするレーザ波長に基づいて、スイッチにより受光素子の出力信号をそのまま出力するか、増幅器を介して出力するかを選択可能としたので、増幅器を減らすことができ、コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のCD−R/RWとDVD+R/RWのパワーモニタ信号のレベルと半導体レーザのパワーの関係を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るパワーモニタ回路の回路図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るパワーモニタ回路の回路図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るパワーモニタ回路の回路図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係るパワーモニタ回路の回路図である。
【図7】従来のCD−R/RW、DVD+R/RW両規格対応ドライブのピックアップ内部にあるパワーモニタ回路の回路図である。
【符号の説明】
25 受光素子、26 スイッチ、27、28 増幅器、30 パワーモニタ回路、31 ピックアップ

Claims (5)

  1. 使用するレーザの波長が異なる少なくとも2つ以上の光ディスクに対して情報の書き込みが可能である光ディスク情報記録装置において、
    異なるレーザ波長を有する少なくとも2つ以上のレーザ光源の発光パワーをモニタする1つの受光素子と、該受光素子の出力信号を増幅する第1の増幅器と、該第1の増幅器の出力経路を切り替える信号切替え手段と、該信号切替え手段からの前記第1の増幅器の出力信号を、更に増幅する第2の増幅器と、を備え、
    前記受光素子がモニタするレーザ波長に基づいて、前記信号切替え手段は前記第1の増幅器の出力信号をそのまま出力するか、前記第2の増幅器を介して出力するかを選択可能としたことを特徴とする光ディスク情報記録装置。
  2. 前記第1の増幅器は、前記少なくとも2つ以上のレーザ光源の一方の発光パワーを最適な信号レベルに増幅するように構成され、前記第2の増幅器は、前記第1の増幅器の出力レベルを更に増幅して、前記少なくとも2つ以上のレーザ光源の他方の発光パワーを最適な信号レベルに増幅するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク情報記録装置。
  3. 使用するレーザの波長が異なる少なくとも2つ以上の光ディスクに対して情報の書き込みが可能である光ディスク情報記録装置において、
    異なるレーザ波長を有する少なくとも2つ以上のレーザ光源の発光パワーをモニタする1つの受光素子と、該受光素子の出力信号の出力経路を切り替える信号切替え手段と、該信号切替え手段からの出力信号を増幅する増幅器と、を備え、
    前記受光素子がモニタするレーザ波長に基づいて、前記信号切替え手段は前記受光素子の出力信号をそのまま出力するか、前記増幅器を介して出力するかを選択可能であることを特徴とする光ディスク情報記録装置。
  4. 光ディスクに対して情報の書き込みが可能である光ディスク情報記録装置に搭載するパワーモニタ回路であって、
    レーザ光源の発光パワーをモニタする1つの受光素子と、
    前記受光素子の出力信号を増幅する第1の増幅器と、
    前記第1の増幅器の出力経路を切り替える信号切替え手段と、
    前記信号切替え手段からの前記第1の増幅器の出力信号を、更に増幅する第2の増幅器と、
    前記信号切替え手段を駆動させる入力端子と、
    前記第1の増幅器の出力信号を出力する端子と、
    前記第2増幅器の出力信号を出力する端子を有することを特徴とするパワーモニタ回路。
  5. 光ディスクに対して情報の書き込みが可能である光ディスク情報記録装置に搭載するパワーモニタ回路であって、
    レーザ光源の発光パワーをモニタする1つの受光素子と、
    前記受光素子の出力信号の出力経路を切り替える信号切替え手段と、
    前記信号切替え手段からの出力信号を増幅する増幅器と、
    前記信号切替え手段を駆動させる入力端子と、
    前記受光素子の出力信号をそのまま出力する出力端子と、
    前記増幅器の出力信号を出力する端子を有することを特徴とするパワーモニタ回路。
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