JP3848504B2 - 太陽電池モジュール固定装置及び太陽電池発電装置 - Google Patents

太陽電池モジュール固定装置及び太陽電池発電装置 Download PDF

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    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/47Mountings or tracking

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池モジュールを屋根上等に設置するために使用される太陽電池モジュール固定装置、及びこの固定装置によって屋根上等に設置された太陽電池発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
太陽電池発電装置が備える複数の太陽電池モジュールは、その左右又は前後のフレームを、互いに所定の配設間隔を置いて平行に配置されるモジュール固定装置に支持して屋根上等に設置される。
【0003】
この種のモジュール固定装置として、特許番号第2821659号の特許公報には、ソーラーモジュール(太陽電池モジュール)の端部部分を上方から押えて固定するための固定部材へ上方から挿入した押えボルトの下端が、上面側にリップを有し、且つ、前記ソーラーモジュール端部が載置された中空状の架台のリップ間の溝内に挿入され、この押えボルトの下端に前記架台のリップ間の溝幅よりも細幅で、且つ、同じくリップ間の溝幅より長さの長い止め具が螺着されて、この止め具が、上記リップの下面に当接した状態で前記ボルトを締付けて、ソーラーモジュールの固定をする装置が記載されている。この装置は、押えボルトの下端に螺着された止め具を、架台の長手方向任意の位置から溝内に落とし込んで、押えボルトを回転して締付けることができるので、太陽電池モジュールの固定作業を容易に行える点で優れている。
【0004】
しかし、この固定装置においては、止め具と押えボルトとが螺着した部分を架台の中空部内に配置するとともに、押えボルトの回転操作に伴い止め具を押えボルトの軸方向に移動させて締付けを行う構成であるため、既述のように溝内に落とし込んだ状態で、押えボルトが誤って逆に回されてこのボルトから止め具が外れた場合、或いはメンテナンスために太陽電池モジュールを取外すのに押えボルトを逆回転させて止め具から押えボルトを外した場合には、厚みが薄い止め具は架台の中空部の底部に落下する。したがって、架台の溝を開放しても、架台内の底部に落ちている止め具を容易に取出すことが困難であるという問題がある。そこで、押えボルトの下端に止め具の落下防止のためのナット等のストッパを取付けるとともに、このストッパを接着剤で押えボルトから外れないように固定することが考えられるが、この場合には、ナットを接着止めするのに手間が掛かり、コスト高になる。
【0005】
更に、前記固定装置の止め具はその上側を固定部材で覆われているとともに、押えボルトに対する止め具の姿勢は、押えボルトの下端に止め具が回転可能に螺着されているので、架台の溝に止め具を落とし込む際に溝の縁に当ることがあると、止め具が勝手に回って、溝の縁に引っ掛かり、溝への止め具の挿入が難しくなるという不具合がある。
【0006】
又、前記固定装置は、押えボルトの締付け状態でも非締付け状態でも、押えボルトの頭部は固定部材の上面に接するように配置されていて、その高さ位置が変わらないから、押えボルトが締付け状態にあるのか非締付け状態にあるのかということを目視によって確認することが困難であり、したがって、押えボルトの締め忘れや弛みを発見しずらい。
【0007】
しかも、押えボルトに対して止め具は回転可能に螺着されているので、止め具を架台の溝内に落とし込んだ後に、この止め具を架台のフランジに当接させ回り止めする際に、止め具がフランジに適正に当る位置まで回動される前に、架台及び止め具の寸法のばらつき等により止め具の角部がフランジに競ると、それ以上は止め具が回らなくなることがある。この場合に、前記競った状態を容易に解消することが困難であるので、押えボルトの回転に伴う締付けが始まり、その結果として取付け不良を生じる可能性がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする第1の課題は、止め具が架台内に落下しても、この止め具を容易に回収できる太陽電池モジュール固定装置を得ることにある。
【0009】
本発明が解決しようとする第2の課題は、架台への太陽池モジュールの取付け作業性を向上できる太陽電池モジュール固定装置を得ることにある。
【0010】
本発明が解決しようとする第3の課題は、施工作業性がよく、又は太陽電池モジュールの取付け不良を抑制できる等品質の高い太陽電池発電装置を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る太陽電池モジュール固定装置は、長手方向に延びる開口、この開口の少なくとも片側に設けられ太陽電池モジュールのフレームが載置されるモジュール支持部、及び前記開口の両側に設けられたガイド部を夫々有して中空状に形成され、かつ、互いに平行に配置される複数本のレール状の架台と、前記フレームを前記モジュール支持部との間に挟んで前記開口を跨ぐように前記架台上に配置されるモジュール押えと、
このモジュール押え及び前記開口を貫通するねじ軸、及びこのねじ軸の下端部に一体的に設けられ前記両ガイド部で回り止めされて前記モジュール支持部を前記モジュール押えとの間に挟むように配置される止め具を有して形成され、かつ、前記架台に対する組込み状態で前記モジュール押えから落下可能な締付け体であって、落下された状態で前記ねじ軸の上端が前記開口の間近に配置される長さを前記ねじ軸が有している締付け体と、前記モジュール押えの上側から前記ねじ軸に着脱可能に螺合されるナットと、前記架台及びモジュール押えとナットを覆って前記架台に取外し可能に設けられた架台カバーと、を具備したことを特徴とするものである。
【0012】
本発明及び以下の各発明において、架台、モジュール押え、締付け体のねじ軸及び止め具、ナットは、耐候性がある材料、例えば金属、合成樹脂、或いはこれらの複合材料等により作ることができ、特に、軽金属、例えばアルミニューム合金の押出し型材を用いて架台を作ることは、その製造が容易、かつ軽量で取り扱い易く装置全体の重量を軽くできる点で望ましい。本発明及び以下の各発明において、締付け体のねじ軸と止め具とは、溶接又は接着により一体化することができ、又、止め具を貫通してねじ軸の軸方向に螺合される小ねじを用いて一体化してもよく、或いはダイキャストや鋳造等により成形した一体成形品の軸部にねじ溝を後加工することにより一体の締付け体を形成することもできる。又、本発明においてナットには、軸方向に貫通するねじ孔を有したナットの他、ねじ孔の一端が閉じられた袋ナットを用いることもできる。そして、本発明及び以下の各発明において、固定される太陽電池モジュールには、そのセルが、IV族半導体、例えば結晶系、又はアモルファス系で作られるもの、若しくは例えばGaAsに代表される化合物半導体で作られるもの、又は例えばフタロシアニン色素に代表される有機物半導体で作られるもの等を使用できる。
【0013】
この請求項1の発明においては、締付け体のねじ軸をモジュール押えの上側に突き出るようにモジュール押えに挿通してから、このねじ軸の上端部にナットを螺合することにより、これら締付け体とモジュール押えとナットとが分離しないように仮組みされた連結ユニットを構成する。太陽電池モジュールは、そのフレームを隣接した架台のモジュール支持部に載置して、架台間にセットされ、このセットされた太陽電池モジュールは前記連結ユニットを用いて架台に固定される。
【0014】
この固定作業では、まず、太陽電池モジュールのセット位置に対応して連結ユニットを既に固定された架台の夫々に配置する。この配置の手順は、締付け体の止め具が架台の開口を通り抜けることができるものである場合には、前記セット位置において開口に止め具を落とし込むことで実施し、また、止め具が開口を通り抜けることができないものである場合には、架台の端部開口より軸方向に挿入して前記セット位置まで移動させることで実施する。それにより、連結ユニットのモジュール押えは、架台の開口を跨いでモジュール支持部に載置されたフレームをモジュール支持部との間に挟むように配置され、又、連結ユニットの止め具は架台内において一対のガイド部間に配置される。次に、既にねじ軸の上端部に螺合されたナットを回転させて締付ける。それにより、止め具が一対のガイド部に接して回り止めされるとともに、この止め具とモジュール押えとが互いに接近するので、モジュール支持部とモジュール押えとの間に前記フレームが強く挟まれて、太陽電池モジュールが架台に固定される。
【0015】
ところで、この固定作業において連結ユニットが分解するように誤ってナットを逆に回転させた場合、又、太陽電池モジュールのメンテナンスのために一時的に連結ユニットを分解する場合には、連結ユニットの分解に伴って止め具は落下する。しかし、止め具は、上向きに突出するねじ軸の下端部に一体的に設けられていて、このねじ軸と共に締付け体をなしているから、ねじ軸の上端部は架台の開口の間近に位置されている。そのため、モジュール押えを取除いた状態で、ねじ軸の上端部を摘んで、開口を通して架台内から回収でき、或いはねじ軸の上端部を摘んで架台の長手方向に移動させて、架台の端部開口を通して架台内から回収でき、そして、再び連結ユニットを仮組みして太陽電池モジュールの固定に供することができる。したがって、止め具の落下防止のための構成を格別に採用する必要がなく、低コストで実施できる。
なお、請求項1の発明の好ましい形態として、請求項2の発明のように、前記架台が前記開口の縁をなして下方に突出する開口フランジを有しているとともに、前記止め具が前記開口フランジの下端に嵌まる一対の溝を有し、前記モジュール押えと止め具とで前記開口フランジを上下から挟んだ太陽電池モジュール固定装置とするとよく、又、請求項3の発明のように、前記モジュール押えの下面にインロー凸部が突設され、この凸部が前記開口に摺動可能に嵌合されている太陽電池モジュール固定装置とするとよく、更に、請求項4の発明のように、前記モジュール押えの上面に爪受け部が突設されているとともに、前記架台カバーが下向きの引っ掛け爪を有し、この引っ掛け爪を前記爪受け部に引っ掛けて前記架台カバーが前記架台に装着されている太陽電池モジュール固定装置とするとよい。
【0016】
請求項5の発明に係る太陽電池モジュール固定装置は、前記止め具を、前記開口の幅より細く、かつ、前記開口の幅よりも長く形成したことを特徴とする。この発明を実施するにあたり、請求項6の発明のように前記止め具を、互いに傾斜した短辺を有する平行四辺形とするとよい。
【0017】
これら請求項5及び6の発明においては、止め具を架台の長手方向に移動させて架台の端部開口から出し入れすることなく、架台の開口に落とし込んで連結ユニットを太陽電池モジュールを固定する締付け位置に配置できる。この場合、ねじ軸と止め具とが一体的であるので、前記落とし込みにあたっては、ねじ軸に対して止め具のみが勝手に回って開口への挿通が妨げられることがないと共に、ねじ軸を摘んで止め具の向き等を容易に調整でき、したがって、開口への止め具の落とし込み作業性がよい。以上の手順で所望位置に配置された止め具は、ねじ軸と共に回転されて、その長手方向の端部を架台の一対のガイド部に当接して、これらガイド部間に位置決される。この場合、寸法のばらつきにより止め具の長手方向の端部がガイド部に競ることがあっても、既述のようにねじ軸と止め具とが一体的であるので、止め具が一対のガイド部に対して正しい姿勢で回り止めされる位置までねじ軸を介して確実に回動させることができ、よって、取付け不良を未然に防止できる。又、太陽電池モジュールのメンテナンスのために一時的に連結ユニットを分解した後にも、架台からその長手方向に延びる開口を通して取出すことができ、止め具を架台の長手方向に移動させて架台の端部開口から取出し手間を要しない。
【0018】
請求項7の発明に係る太陽電池モジュール固定装置発明は、前記ナットが軸方向に貫通するねじ孔を有し、このねじ孔を貫通する前記ねじ軸の上部に、前記止め具の向きを示すマークを設けたことを特徴とする。
【0019】
この発明において、マークは、ねじ軸の上端面に径方向に延びる溝を刻んで、又は上端部側面に軸方向に延びる溝を刻んで、或いはねじ軸の上端部側面の一部を平面となるように削り落として設けることができ、又は、ナットの螺合を妨げないようにねじ軸の上端部側面の一部に塗料を付着すること等によって設けてもよい。しかも、このマークは止め具の長辺方向又は短辺方向に対応して設けることが望ましい。
【0020】
この発明においては、モジュール押えの上側に突出しているねじ軸の上部のマークを目安にして、ねじ軸の下端部と一体的な止め具の向きを知ることができる。したがって、止め具がモジュール押えにより覆われているにも拘わらず、止め具の姿勢を架台の開口に対して通し易く調整できるとともに、ナットの締付け作業において止め具が架台の一対のガイド部間に適正に位置決めされた状態にあるかどうかも確認できる。
【0021】
請求項8の発明に係る太陽電池発電装置は、周部にフレームを有して並設される複数の太陽電池モジュールと、架台間に配置される前記各太陽電池モジュールを前記架台に夫々固定する請求項1〜7の内のいずれか一項に記載の複数の太陽電池モジュール固定装置と、を具備したことを特徴とするものである。
【0022】
この発明においては、止め具が架台内に落下しても、この止め具を容易に回収できる、又は架台への太陽池モジュールの取付け作業性を向上できる、或いは太陽電池モジュールの固定状態を容易に確認できる太陽電池モジュール固定装置を備えるから、施工作業性がよく、又は太陽電池モジュールの取付け不良を抑制できる等品質の高い太陽電池発電装置を提供できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照しながら本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0024】
図1には第1実施形態に係る太陽電池発電装置15が被設置部としての屋根11に設置された状況が概略的に示され、この図中11は金属板ぶき屋根、例えば瓦棒葺の屋根であり、12は屋根ぶき用野地板及び金属板、13は瓦棒ぶきを示し、また、図1及び図2(A)中矢印Aは軒側、矢印Bは棟側を示している。
【0025】
屋根11上に設置される太陽電池発電装置15は、2種類のモジュール固定装置16、17、これらの固定装置16、17によって支持されてアレイに配設される複数枚の太陽電池モジュール18、これらモジュール18に接続して設けられる図示しないケーブル等を備えている。
【0026】
レール状のモジュール固定装置16、17は、瓦棒ぶき13と直角に交差し、かつ、互いに一定の配設間隔を置いて平行な姿勢で屋根11上に設置される。軒側と棟側に最も近い位置に夫々配置されるモジュール固定装置16は、同一構造であり、対称に配置される。他の少なくとも一つの中間のモジュール固定装置17は一対の端側モジュール固定装置16間に設置される。
【0027】
図2(A)に示すようにモジュール固定装置16、17は、いずれもレール状の架台21と、架台カバー22と、連結ユニット23とからなる。架台21及び架台カバー22はアルミニューム合金等を押し出し成形して得た型材からなる。
【0028】
図2(A)〜(C)及び図3に示すように架台21は、中空状のモジュール支え24と、溝状のケーブル収納部25とを有するとともに、ゴム板等の防水用下地シート26を瓦棒ぶき13との間に挟んで屋根11にねじ込まれる木ねじ19よって、屋根11上に固定される。
【0029】
モジュール支え24は、その天井壁の幅方向中央部に長手方向に連続して延びる開口24bを有しているとともに、この開口24bの縁をなして前記天井壁の内外面から夫々上下に突出する開口フランジ24cを有し、かつ、これらフランジ24cを間に置いて前記天井壁の下側に一対のガイド部24dを有している。ガイド部24dは、前記天井壁の内面から下向きに突出する突条で形成されているが、前記天井壁の内面から突出されて中空構造をなす壁部で形成してもよい。開口24bは、木ねじ19等をねじ込む際の通路として用いられるとともに、その幅は作業者の親指と人指し指とを同時に挿入できるような大きさに定められている。
【0030】
図2(B)(C)、及び図3中24eはタッピングホールであって、これにねじ込まれる図示しないセルフタッピングねじによりモジュール固定装置16、17の両端の開口を塞いで夫々配置される図示しない端板が取付けられる。前記天井壁のうち開口24bの両側に位置される天井壁部分の内の少なくとも一方は、モジュール支持部24aとして使用され、この支持部24a上に太陽電池モジュール18の端部をなすフレームが載置され連結ユニット23により固定されるようになっている。ケーブル収納部25内には図示しない前記ケーブルが収納し配線される。
【0031】
図2(B)(C)、図3、及び図4に示すように連結ユニット23は、アルミニューム合金等金属製のモジュール押え27と、金属製のねじ軸28及び止め具29を有した締付け体30と、金属製のナット31とを有している。
【0032】
モジュール押え27の下面には前記開口24bに嵌入するインロー凸部27aが一体に突設され、かつ、上面には一対の爪受け部27bが一体に突設されている。モジュール押え27は、そのインロー凸部27aを開口24bに嵌合して、この開口24bを跨ぐように前記天井壁上に配置される。
【0033】
締付け体30のねじ軸28は、モジュール押え27の中央部に開けられた通孔27c(図4参照)を貫通して設けられ、その下端は止め具29の中央部に一体的に連結されている。これらねじ軸28と止め具29とは溶接止めにより一体化されて締付け体30を形成している。止め具29は、開口24bの幅よりも広い例えば略正方形の平板からなり、前記開口フランジ24cの下端に浅く嵌まるように係合する互いに平行な一対の溝29aを有している。この止め具29は、溝29aと平行な両辺を前記一対のガイド部24dに当ててこれらガイド部24d間に回り止めされるとともに、連結ユニット23の締め付け完了の時点ではその上面を開口フランジ24cの下端で位置決めされてモジュール支え24内に配置される。又、図2(B)(C)中2点鎖線で示すようにねじ軸28は、締付け体30がモジュール支え24内に落下した状態で、前記開口24bに差し入れられる親指と人差し指で摘むことができる長さに設定されている。
【0034】
なお、本実施形態においては、前記構成の締付け体30に代えて、図5に示す締付け体30又は図6に示す締付け体30を用いてもよい。図5の締付け体30は、ねじ軸28としてボルトを用いるとともに、一対の溝29a及び中心孔29bを有した止め具29を用いて、この止め具29の中心孔29bをねじ軸28に嵌合した状態で、ねじ軸28の下端部をなす頭部28aと止め具29とを溶接して、ねじ軸28と止め具29とを一体化して形成したものである。図5中37は溶接跡を示している。図6の締付け体30も、ねじ軸28としてボルトを用いるとともに、一対の溝29a及び中心孔29bを有した止め具29を用いて、この止め具29の中心孔29bをねじ軸28に嵌合した状態で、ねじ軸28の下端部をなす頭部28aと止め具29との合い面を接着剤38により接着して、ねじ軸28と止め具29とを一体化して形成したものである。
【0035】
前記ナット31にはその中央部に軸方向に貫通するねじ孔31a(図4参照)を有したいわゆる六角ナットが使用されている。ナット31は、モジュール押え27を上向きに貫通した前記ねじ軸28の上部に、モジュール押え27の上側から螺合されている。このナット31の締付けにより、モジュール押え27と締付け体30の止め具29とは、モジュール支え24の開口フランジ24cを上下から挟むように締め付けて、モジュール押え27とモジュール支持部24aとの間に太陽電池モジュール18のフレームを挟着し、この太陽電池モジュール18を架台21に固定するようになっている。
【0036】
なお、図2(B)(C)、図3、及び図4中32は、必要に応じてモジュール押え27とナット31との間に挟設される金属製ワッシャである。又、このワッシャ32の他に金属製のばね座金を必要に応じてモジュール押え27とナット31との間に挟設して連結ユニット23の緩み止めをなしてもよい。
【0037】
図2(B)(C)に示すように架台カバー22は、モジュール固定装置16又は17の架台21の底壁と平行に張出すカバー突縁22aと、モジュール支え24の天井壁方向に突出する一対の下向き引っ掛け爪22bとを有している。これら引っ掛け爪22bはその先端に爪部を有している。モジュール固定装置16の架台カバー22は、この固定装置16の架台21がエンドレールとして用いられる関係で一つのカバー突縁22aを有し、モジュール固定装置17の架台カバー22は、この固定装置17の架台21が中間レールとして用いられる関係で互いに逆方向に張出す一対のカバー突縁22aを有している。
【0038】
これらの架台カバー22は、モジュール支え24の天井壁に被せることにより、その引っ掛け爪22bを前記爪受け部27bに夫々引掛けてモジュール支え24に装着され、架台21及び連結ユニット23を覆って設けられる。各架台カバー22は、それに上向きの外力を加えることにより、引っ掛け爪22bの弾性変形を利用して爪受け部27bとの引っ掛かりを外すことができる。つまり、各架台カバー22は架台21に対して取外し可能である。
【0039】
後述のように所定枚数の太陽電池モジュール18を設置して、太陽電池発電装置15に必要な発電量を確保するために、前記構成のモジュール固定装置16及び17は夫々複数使用されて、各モジュール固定装置16同士はその長手方向に連続的に並べて配置され、同様に各モジュール固定装置17同士もその長手方向に連続的に並べて配置される。
【0040】
図2に示すように太陽電池モジュール18は、集積化されたセル及び電極等を有する長四角形のモジュール本体131と、この本体131の四周に夫々取付けられたフレーム33(棟側及び軒側の一対のフレーム33のみを図示。)とを備えている。モジュール本体131を構成するセルの数や配列或いはセルの種類(結晶系又は非晶質系等)は任意であり、特に制約されるものではないが、本実施形態ではアモルファスシリコン製のセルを採用している。
【0041】
図2で代表して示すようにフレーム33はアルミニューム合金等を押し出し成形して得た型材からなる。棟側又は軒側に配設されるモジュール本体131の短い方の側縁に取付けられる一対のフレーム33は、タッピングホール33aを有し、このホール33aに、モジュール本体131の長い方の側縁に取付けられた他の一対のフレームの端部を通って図示しないセルフタッピングねじをねじ込むことにより、隣接するフレーム33同士を連結し枠組みしている。
【0042】
各フレーム33の高さはモジュール本体131の厚みよりも大きく、これらの上端部には溝状の嵌合部34が設けられ、この内側にガスケット35を介してモジュール本体131の縁部が嵌合して取付けられている。更に、各フレーム33はモジュール支え24のモジュール支持部24aに載置される底部36を有している。
【0043】
前記構成の太陽電池モジュール18は、そのフレーム33の底部36を、屋根11に既に固定された架台21のモジュール支え24上に載せた状態で、連結ユニット23を締め付けることによって、モジュール支え24上に固定される。
【0044】
次に、太陽電池発電装置15を屋根11上に施工する手順を説明する。
【0045】
まず、モジュール固定装置16、17の架台21を必要本数用意し、それらを棟軒方向と直角に交差するように屋根11上に互いに平行に配置し、かつ、開口24bを通って屋根11にねじ込まれる木ねじ19を用いて夫々固定する。(第1工程)
次に、屋根11の棟軒方向に隣接した架台21間にわたって太陽電池モジュール18を仮置きする。この仮置き作業は、太陽電池モジュール18の棟軒側の一対のフレーム33を、隣接した架台21のモジュール支持部24aに載置することで実施できる。(第2工程)
この後、既にモジュール押え27に通された締付け体30のねじ軸28の先端部にナット31を螺合して図3に示すように仮組みされた例えば2個の連結ユニット23を、仮置きされた太陽電池モジュール18に対応して軒側の架台21にセットする。これらのユニット23の締付け位置へのセットは、そのモジュール押え27のインロー凸部27aを架台21の開口24bに嵌めた状態で、架台21の長手方向の端面開口を通して挿入され、開口24bをガイドとして締付け位置まで摺動される。そして、締付け位置において、締付け体30の止め具29が架台21のガイド部24d間にあってこれらガイド部24dで回り止めされる状態にあること、及びモジュール押え27がフレーム33の底部36に被っていること等を確認した後、モジュール押え27上のナット31を軽く締めて、各連結ユニット23を前記締付け位置に仮止めする。(第3工程)
次に、既に仮置きされた太陽電池モジュール18の位置を確認した後、前記2個の連結ユニット23のナット31を本締めする。この時、ねじ軸28の上部がナット31の上側へ更に突き出るとともに、ナット31と共に締付け体30が回ることは、その止め具29がガイド部24dに当接されることにより防止され、かつ、止め具29の溝29aが開口フランジ24cの下端に嵌まり合うので、フレーム33の架台21への固定状態を安定させることができる。このナット31の本締めによってモジュール押え27と止め具29とが互いに近づけられるに伴い、モジュール押え27とモジュール支持部24aとの間に軒側フレーム33の底部36が挟着されて、太陽電池モジュール18の軒側フレーム33の架台21への固定が実現される。(第4工程)
そして、前記第2〜第4工程を経て既に軒側が固定された既設の太陽電池モジュール18に対して棟側に隣接して配置される新たな太陽電池モジュール18を、前記第2工程と同じ手順により、互いに隣接している中間レール用架台21と棟側(端側)レール用架台21とにわたって仮置きした後、中間レール用架台21に2個の連結ユニット23を、前記第3工程と同じ手順により締付け位置にセットしてから、これらの連結ユニット23のナット31を前記第4工程と同じ手順で本締めして、中間レール用架台21に前記既設の太陽電池モジュール18の軒側フレーム33を固定すると同時に、前記新たな太陽電池モジュール18の軒側フレーム33を固定する。こうした軒棟方向に列をなす太陽電池モジュール18の設置は複数の列(例えば2列)に至るまで繰返される。
【0046】
この後、カバー突縁22aが一つしかない架台カバー22を、エンドレール用の軒側及び棟側の架台21に夫々被着するとともに、一対のカバー突縁22a付きの架台カバー22を中間レール用架台21に被着する。これらカバー22の被着作業は、位置合わせした状態で、上方から軽く叩いて、その一対の引っ掛け爪22bを各連結ユニット23の爪受け部27bに引っ掛けることにより行われる。(第5工程)
【0047】
そして、以上の太陽電池発電装置15の屋根11への設置において、架台カバー22を取付ける前に、ナット31のねじ孔31aに螺合して、これを貫通した締付け体30のねじ軸28のナット31からの突出長さを視認することで、架台21への太陽電池モジュール18の取付け状態をおおよそ確認できる。
【0048】
すなわち、締付け体30の止め具29の設置状況はモジュール押え27で覆われて見えないにも拘わらず、ナット31の本締めが行われていない場合は、このナット31からのねじ軸28の突出長さが短く、この逆にナット31が適正に本締めされている場合には、ねじ軸28のナット31からの突出長さが長いので、夫々の連結ユニット23でのねじ軸28の突出長さを上方から目視して比較することによって、ナット31の締付け状態、言い換えれば、太陽電池モジュール18の固定状態を容易に確認できる。そのため、締め忘れやゆるみ等の取付け不良を目視により発見し易く、その結果として施工不良を防止するのに役立つ。
【0049】
以上の太陽電池発電装置15の架台21への太陽電池モジュール18の固定作業において、締付け位置に仮止め状態でセットされた連結ユニット23が分解するように誤ってナット31を逆に回転させた場合、又は、施工後において太陽電池モジュール18のメンテナンスのために一時的に連結ユニット23を分解する場合には、連結ユニット23の分解に伴って、止め具29及びねじ軸28、すなわち、締付け体30が架台21内に落下する。
【0050】
ところで、締付け体30は、上向きに突出するねじ軸28の下端部に止め具29を溶接止めや接着止めにより一体化して形成されたものであるから、落下した締付け体30のねじ軸28の上端部は図2(B)(C)中2点鎖線で示すように架台21の開口24bの間近に臨んで位置される。
【0051】
そのため、モジュール押え27を取除いた状態で、ねじ軸28の上端部を摘んで架台21の長手方向に移動させて、架台21の端部開口を通して架台21内から容易に回収でき、そして、再び連結ユニット23を仮組みして太陽電池モジュール18を固定するのに使用される。このように止め具29が仮にモジュール支え24内に落下しても、容易に回収できることにより、止め具29の落下防止のための構成を格別に採用して、連結ユニット23ひいてはモジュール固定装置16、17のコスト増を招くことがなく、よって、低コストで実施できる。
【0052】
図7〜図9は本発明の第2の実施の形態を示している。この第2実施形態は、基本的には前記第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成については第1実施形態と同一符号を付してその説明を省略し、以下、第1実施形態とは異なる構成についてのみ説明する。第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、連結ユニットにおける締付け体の止め具の構成、及びねじ軸の先端の構成である。
【0053】
すなわち、ねじ軸28の下端部に溶接止めや接着止め等により一体的に設けられた止め具29は、架台21の開口24bの幅よりも細く、かつ、開口24bの幅よりも長い形状、例えば図9に示されるように互いに傾斜した短辺41を有する平行四辺形に形成されている。短辺41は、連結ユニット23を締付け位置にセットして仮止め及び本締めした際に、架台21の回り止め部としての一対のガイド部24dに線接触状態に当接するような傾斜をもって形成されている。なお、図9(A)中43は止め具29の短辺41と長辺42とで挟まれて鈍角をなした角、44は短辺41と長辺42とで挟まれて鋭角をなした角を夫々示しており、ナット31を締め付ける際に止め具29の角44よりも角43が先行して連れ回るように前記短辺41の傾斜方向が定められている。
【0054】
ねじ軸28の上端面には、その径方向に延びて止め具29の例えば長手方向を示すマークとしてのすり割り溝45が設けられている。しかも、本実施形態では、連結ユニット23を締付け位置にセットして仮止め及び本締めした際に、すり割り溝45が図9(B)に示すように開口24bの幅方向に延びて位置されるようになっている。なお、以上の点以外の構成は、図7〜図9には図示されない部分を含めて前記第1実施形態と同じである。
【0055】
この第2実施形態においても、ねじ軸28と止め具29とが一体化されているので、第1実施形態と同様にナット31の締付けの誤操作や太陽電池モジュールのメンテナンス等に伴い止め具29が架台21内に落下した場合に、この止め具29と一体的に設けられたねじ軸28を摘んで、止め具29を容易に回収できるとともに、太陽電池モジュールの固定状態を、モジュール押え27上のねじ孔31a付きのナット31から突出しているねじ軸28の突出長さを視認することで、容易に確認でき、したがって、連結ユニット23の締め忘れやゆるみ等の取付け不良を目視により発見し易い。
【0056】
そして、この第2実施例において連結ユニット23を太陽電池モジュール18の締付け位置にセットする場合には、その止め具29を架台21の長手方向に移動させて架台21の端部開口から出し入れする手間を要することなく、締付け位置において止め具29を架台21の開口24bに落とし込んで配置できる。すなわち、止め具29の幅は開口24bの幅よりも細いので、予め仮組みされた連結ユニット23のねじ軸28の上端部を摘んで、その止め具29の長手方向が架台21の開口24bの長手方向に一致するようにして、そのまま開口24bに落とし込むことができる。
【0057】
この場合に、止め具29の大半はモジュール押え27で覆われているが、ねじ軸28の上端面のすり割り溝45の向きを目安にして容易に位置合わせすることができる。しかも、既述のように止め具29と一体的に連結されたねじ軸28を摘んで前記開口24bへの止め具29の落とし込みをするから、止め具29が開口フランジ24cに当るようなことがあっても、止め具29のみが単独で勝手に回って開口24bへの挿通が妨げられることがないとともに、摘んだねじ軸28を介して止め具29の向き等を容易に調整できる。したがって、開口24bへの落とし込み作業性がよいものである。
【0058】
そして、以上の手順で所望の締付け位置に配置された止め具29は、ねじ軸28と共に約90°時計回りに回転されて、その長手方向の端部、すなわち、短辺41を架台21の一対のガイド部24dに当接して、これらガイド部24d間に位置決めされる。この状態は図9(B)に示される。この場合、架台21や止め具29等の寸法のばらつきにより止め具29の角43がガイド部24dに競ることがあっても、既述のようにねじ軸28と止め具29とが一体的に連結されているので、作業者により摘まれているねじ軸28を介して止め具29を、一対のガイド部24dによって適正に回り止めされる所定の位置まで確実に手回しすることができ、それに伴い取付け不良を未然に防止できる。又、図9(B)の状態になったことも、摘んでいるねじ軸28の上端面のすり割り溝45の向きを視認することで知ることができ、この実施形態においては、すり割り溝45が開口24bの幅方向に延びるよう位置された時に、止め具29が一対のガイド部24d間に適正に位置されたことを、すり割り溝45で示すことができる。
【0059】
締付け位置にセットされた連結ユニット23は、その状態でモジュール押え27上のナット31を時計回りに回転させることにより、その締付け力を太陽電池モジュールのフランジを波及させて、このフランジの底部をモジュール支持部24aとモジュール押え27との間に挟着できる。この場合に、モジュール押え27で覆われている止め具29が一対のガイド部24d間に適正に位置決めされていることの確認は、モジュール押え27の上側に突出しているねじ軸28の上端面のすり割り溝45の視認により知ることができる。又、止め具29のガイド部24d間への位置決めに要した回転方向と、ナット31を締付ける際の回転方向とが同じであるので、ナット31の締付け方向の回転に伴って、ガイド部24d間への止め具29の位置決め状態が不用意に損なわれることがない。
【0060】
又、既述のようにねじ軸28と一体化された止め具29の向きを変えることで、この止め具29を架台21の開口24bにねじ軸28とともに通すことができるから、太陽電池モジュールのメンテナンスのために一時的に連結ユニット23を分解、若しくは太陽電池モジュールが外れるように連結ユニット23の締付けを緩めた後にも、止め具29を架台21の長手方向に移動させて架台21の端部開口から出し入れすることなく、架台21の開口24bを通して容易に取出すことができる。したがって、架台21に対する太陽電池モジュールの着脱作業を容易に実施できる。
【0061】
なお、本発明は前記各実施形態には制約されない。例えば、本発明は屋根11の軒棟方向に延びるようにモジュール固定装置16、17の各架台21を配設して設置される太陽電池発電装置15にも適用できる。又、本発明は屋根以外への被設置部に太陽電池モジュールを設置する場合に適用できる。
【0062】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0063】
請求項1から4の発明によれば、締付けの誤操作や太陽電池モジュールのメンテナンス等に伴い止め具が架台内に落下した場合に、この止め具と一体的に設けられて止め具と共に締付け体をなすねじ軸を摘んで、止め具を容易に回収できる太陽電池モジュール固定装置を提供できる。
【0064】
請求項5及び6の発明によれば、架台の長手方向に延びる開口を通して止め具を出し入れできるとともに、その際に止め具と一体的なねじ軸を摘んで操作でき、しかも、止め具の向き等の調整も容易であるので、架台への止め具の出し入れの作業性がよく、したがって、架台への太陽池モジュールの取付け作業性を向上できる太陽電池モジュール固定装置を提供できる。
【0065】
請求項7の発明によれば、止め具がモジュール押えで覆われるにも拘わらず、モジュール押えの上側に突出しているねじ軸の上部のマークを目安にして、止め具の向きを知ることができるので、架台への太陽池モジュールの取付け作業性を向上できる太陽電池モジュール固定装置を提供できる。
【0066】
請求項8の発明によれば、止め具が架台内に落下しても、この止め具を容易に回収できる、又は架台への太陽池モジュールの取付け作業性を向上できる、或いは太陽電池モジュールの固定状態を目視により確認できる太陽電池モジュール固定装置を備えるから、施工作業性がよく、又は太陽電池モジュールの取付け不良を抑制できる等品質の高い太陽電池発電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る太陽電池発電装置が屋根に設置された状況を概略的に示す斜視図。
【図2】(A)は図1中のZ−Z線に沿って示す太陽電池発電装置の断面図。
(B)は図2(A)の軒側のモジュール固定装置の構造を拡大して示す断面図。
(C)は図2(A)の中間位置のモジュール固定装置の構造を拡大して示す断面図。
【図3】図1の太陽電池発電装置が備える軒側モジュール固定装置の架台と連結ユニットとを分離して示す斜視図。
【図4】図3のモジュール固定装置が備える連結ユニットを分解して示す斜視図。
【図5】第1の実施の形態の連結ユニットが備える締付け体として使用可能な他の締付け体を示す断面図。
【図6】第1の実施の形態の連結ユニットが備える締付け体として使用可能な更に他の締付け体を示す断面図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るモジュール固定装置が備える軒側モジュール固定装置の架台と連結ユニットとを分離して示す斜視図。
【図8】図7のモジュール固定装置が備える連結ユニットを分解して示す斜視図。
【図9】(A)は図7の架台とその開口に挿入された連結ユニットの止め具との位置関係を示す図。
(B)は図7の架台とこれに対して回り止めされた連結ユニットの止め具との位置関係を示す図。
【符号の説明】
15…太陽電池発電装置
16、17…太陽電池モジュール固定装置
18…太陽電池モジュール
19…木ねじ
21…架台
22…架台カバー
22b…引っ掛け爪
23…連結ユニット
24…架台のモジュール支え
24a…モジュール支持部
24b…開口
24c…開口フランジ
24d…ガイド部
27…モジュール押え
27a…インロー凸部
27b…爪受け部
27c…通孔
28…ねじ軸
29…止め具
29a…溝
30…締付け体
31…ナット
31a…ねじ孔
33…フレーム
37…溶接
38…接着剤
41…止め具の短辺
45…すり割り溝(マーク)

Claims (8)

  1. 長手方向に延びる開口、この開口の少なくとも片側に設けられ太陽電池モジュールのフレームが載置されるモジュール支持部、及び前記開口の両側に設けられたガイド部を夫々有して中空状に形成され、かつ、互いに平行に配置される複数本のレール状の架台と、
    前記フレームを前記モジュール支持部との間に挟んで前記開口を跨ぐように前記架台上に配置されるモジュール押えと、
    このモジュール押え及び前記開口を貫通するねじ軸、及びこのねじ軸の下端部に一体的に設けられ前記両ガイド部で回り止めされて前記モジュール支持部を前記モジュール押えとの間に挟むように配置される止め具を有して形成され、かつ、前記架台に対する組込み状態で前記モジュール押えから落下可能な締付け体であって、落下された状態で前記ねじ軸の上端が前記開口の間近に配置される長さを前記ねじ軸が有している締付け体と、
    前記モジュール押えの上側から前記ねじ軸に着脱可能に螺合されるナットと、
    前記架台及びモジュール押えとナットを覆って前記架台に取外し可能に設けられた架台カバーと、
    を具備したことを特徴とする太陽電池モジュール固定装置。
  2. 前記架台が前記開口の縁をなして下方に突出する開口フランジを有しているとともに、前記止め具が前記開口フランジの下端に嵌まる一対の溝を有し、前記モジュール押えと止め具とで前記開口フランジを上下から挟んだことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール固定装置。
  3. 前記モジュール押えの下面にインロー凸部が突設され、この凸部が前記開口に摺動可能に嵌合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール固定装置。
  4. 前記モジュール押えの上面に爪受け部が突設されているとともに、前記架台カバーが下向きの引っ掛け爪を有し、この引っ掛け爪を前記爪受け部に引っ掛けて前記架台カバーが前記架台に装着されていることを特徴とする請求項1〜3の内のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール固定装置。
  5. 前記止め具を、前記開口の幅より細く、かつ、前記開口の幅よりも長く形成したことを特徴とする請求項1〜4の内のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール固定装置。
  6. 前記止め具を、互いに傾斜した短辺を有する平行四辺形としたことを特徴とする請求項5に記載の太陽電池モジュール固定装置。
  7. 前記ナットが軸方向に貫通するねじ孔を有し、このねじ孔を貫通する前記ねじ軸の上部に、前記止め具の向きを示すマークを設けたことを特徴とする請求項5又は6に記載の太陽電池モジュール固定装置。
  8. 周部にフレームを有して並設される複数の太陽電池モジュールと、
    架台間に配置される前記各太陽電池モジュールを前記架台に夫々固定する請求項1〜7の内のいずれか一項に記載の複数の太陽電池モジュール固定装置と、
    を具備したことを特徴とする太陽電池発電装置。
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