JP3848391B2 - 簡易トイレ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、災害時などに使用する簡易トイレに関する。
【0002】
【従来の技術】
災害時などに使用する簡易トイレは、本出願人がさきに出願した特公昭58−157948号公報に記載されている。
【0003】
前記公報に記載された簡易トイレは、図7に示すように、脚2で支持された床1を設け、この床1に便器10を設けると共に、床1の下方に便容器15を設け、便容器15に、支承筒用蓋51を設けた汲取りホース支承筒50を設けると共に、便容器15の底部18上に、固液分離器24を置き、この固液分離器24に接続した液状し尿排出管23を、前記便容器15の側部を貫通させて便容器15の外部に現出させたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記図7に示す簡易トイレは、便容器15内の液状のし尿を、固液分離器24から液状し尿排出管23を通して便容器15の外部に流出させ、図示してない液状し尿を排出できる箇所に排出し、汲取らなければならないし尿を小量にすることができ、便利である。
【0005】
しかしながら、図7に示す簡易トイレは、固形物が固液分離器24の流入孔25を閉塞した場合に、流入孔25から固形物を排除するのが困難である。
本発明は、前記事項に鑑みなされたものであり、簡易トイレの固液分離器の流入孔を閉塞した固形物を、簡単な構成で、簡単に排除できるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、脚2で支持された床1を設け、床1に便器10を設けると共に、床1の下方に便容器15を取付け、便容器15の側部に貫通孔17を設け、貫通孔17に液状し尿排出管23を挿通して、液状し尿排出管23が揺れ動かないように固定する部材は設けないで、液状し尿排出管23を貫通孔17に取付け、液状し尿排出管23の内端部に固液分離器24を設け、便容器15は、少なくとも、貫通孔17の周縁部を可撓性を有する膜状体16で形成し、液状し尿排出管23が、便容器15の貫通孔17の周縁部の膜状体16と共に揺れ動けるように形成して簡易トイレとした。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、液状し尿排出管23の便容器15の外部に現出した部分に、液状し尿排出管23揺れ動かし用の取っ手30を設けて簡易トイレとした。
【0008】
第3の発明又は第4の発明は、第1の発明又は第2の発明のいずれかの発明において、液状し尿排出管23を、簡易トイレに取付けた吊下げ体36で吊下げて支持して簡易トイレとした。
【0009】
第5の発明又は第6の発明は、第1の発明又は第2の発明のいずれかの発明において、液状し尿排出管23を、便容器15の底部18の上に設けた、揺動できる支持棒41で支持して簡易トイレとした。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図に基づいて本発明の実施の形態の説明をする。図1及び図2は本発明の一実施の形態の説明用の図である。
【0011】
この実施の形態は、枠材3を長方形の4角形に組立て、さらに、長尺に形成された側の、1対の枠材3間には、1本の枠材3と2本の桟5を架設してある。
そして、前記4角形に組立てられた枠材3は、4本の脚2で支持されている。
【0012】
そして、枠材3の上面には床1が設けてあり、この床1はベニヤ板の上面に塩化ビニール樹脂製の合成樹脂シートを敷設した板で形成されている。
そして、前記床1の奥寄りの位置には、便器10装着用の孔が設けてあり、この孔に合成樹脂製の便器10の下部が挿入され、便器10に設けたフランジ11が、前記床1の孔の縁に載置されて便器10が床1に装着されている。
【0013】
そして、床1の下方には、可撓性を有する合成樹脂製の膜状体16で4角形の袋状に形成された便容器15が、取付けられている。
そして、この便容器15は、便容器15の開口縁部に、図示してない補強用帯状片を水平方向に重ねて接着して設け、この便容器15の補強用帯状片を重ねて設けた部分に、多数の吊下げ用孔を設け、この吊下げ用孔を、前記枠材3の内側に設けた図示してない鈎に引っ掛けて、便容器15を床1の下方に取付けている。
【0014】
そして、前記便容器15の側部に貫通孔17を設け、この貫通孔17に逆U字状に形成した合成樹脂製の液状し尿排出管23を挿通して、液状し尿排出管23が揺れ動かないように固定する部材は設けないで、液状し尿排出管23を便容器15の貫通孔17に液密状に取付けてある。
【0015】
そして、液状し尿排出管23の内端部には、流入孔25を設けた固液分離器24を設け、液状し尿排出管23の上部で、便容器15の内側となる部分には、滅菌剤収容部26が設けてあり、この滅菌剤収容部26には、滅菌剤収容部用蓋27が嵌着されている。
【0016】
そして、前記滅菌剤収容部26の上方の床1には、滅菌剤交換用の孔が設けてあり、この孔に滅菌剤交換孔用蓋28が嵌着されている。
そして、液状し尿排出管23の便容器15の外部に現出した部分には、上方に延びる鋼製又は合成樹脂製の取っ手30が、締め付けられると環状となる締付部31で締付けて取付けてある。
【0017】
そして、この実施の形態の便容器15は、さきに述べたように、全体を可撓性を有する合成樹脂製の膜状体16で形成しているが、便容器15は、少なくとも、便容器15の側部の貫通孔17の周縁部を、可撓性を有する膜状体16で形成し、液状し尿排出管23が、便容器15の貫通孔17の周縁部の膜状体16と共に、揺れ動けるように形成してもよいものである。
【0018】
そして、前記床1と枠材3には、4箇所に支柱装着用孔4が設けてあり、この支柱装着用孔4に、図示してない鋼製の棒で形成した支柱を立設し、この支柱を、図示してない布製シートなどで覆い、この覆った布製シートなどに出入口を設けるものである。
【0019】
また、前記液状し尿排出管23が設けられた側の布1の端部には、図示してないタラップが取付けられるものである。
そして、液状し尿排出管23の排出口29は、直接に、或は排出口29に接続される図示してないホースによって、液状し尿を排出用水路に放出できるように形成されている。
【0020】
図1及び図2に示す実施の形態の簡易トイレは、便容器15内にし尿が溜ると、固形の大便の1部はし尿中の水分によって溶解する。そして、この溶解はし尿中の微生物による分解作用によって促進される。
【0021】
そして、溶解した液状し尿は、固液分離器24の流入孔25から固液分離器24内に流入し、滅菌剤収容部26内で滅菌剤により滅菌され排出口29から排出される。
【0022】
そして、固液分離器24の流入孔25に、トイレットペーパその他の固形物が詰まると、液状し尿排出管23からの液状し尿の排出に支障が生じる。
そこで、この実施の形態の液状し尿排出管23に外力を加えると、液状し尿排出管23は、液状し尿排出管23が揺れ動かないように固定する部材は設けないで、貫通孔17に取付け、そして、便容器15は、少なくとも、貫通孔17の周縁部を可撓性を有する膜状体16で形成し、液状し尿排出管23が便容器15の貫通孔17の周縁部の膜状体16と共に揺れ動けるように形成してある。
【0023】
したがって、液状し尿排出管23を容易に急激に大きく揺れ動かして、固液分離器24の流入孔25を閉塞している固形物を流入孔25から振り落とし、固液分離器24の流入孔25は開放され液状し尿が流通できるようになる。
【0024】
そして、液状し尿排出管23に取っ手30を設けた発明は、液状し尿排出管23を揺れ動かし易い。
図3及び図4は、別の実施の形態の液状し尿排出管23を設けた部分を示すものであり、以下さきの実施の形態と同様の部分は図示を省略し、そして、図示した同様の部分は同一の符号を用い説明を省略した。
【0025】
この実施の形態は、液状し尿排出管23を、さらに、U字状に形成した鋼製又は合成樹脂製の吊り下げ体36で揺れ動けるように吊下げたものである。
この吊下げ体36は、床1に設けた吊下げ体36の外径より若干大径に形成した挿入孔に先端を挿入してナット37で止めたものである。そして、前記吊下げ体36は鎖で形成することも可能である。
【0026】
この実施の形態の液状し尿排出管23は、吊下げ体36でも、液状し尿排出管23を支持するので、液状し尿排出管23は、揺れ動かせるものでありながら安定して支持される。
【0027】
そして、前記吊下げ体36は、液状し尿排出管23の大部分又は、全部の重さを、吊下げ体36で支持するようにし形成できるものである。
そして、前記吊下げ体36は、枠材3の部分の下方に吊下げることも可能である。
【0028】
図5及び図6は、他の実施の形態の液状し尿排出管23を設けた部分を示すものである。
この実施の形態は、液状し尿排出管23を、便容器15の底部18の上に設けた、揺動できる支持棒41で支持できるように形成したものである。
【0029】
そして、前記支持棒41は、便容器1の底部18の上に載置した支持板44の上に、発条42を介して1本の支持棒41を立設し、支持棒41の上端にU字状支持部43を形成し、このU字状支持部43で、液状し尿排出管23を支持するように形成したものである。
【0030】
そして、前記発条42は、長方形の弾板で形成することも可能である。
そして、この実施の形態の液状し尿排出管23は、支持棒41が揺動させ易く、液状し尿排出管23の揺動を容易に行なえるものである。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、便容器15に貫通孔17を設け、貫通孔17に液状し尿排出管23を挿通して、液状し尿排出管23が揺れ動かないように固定する部材は設けないで、液状し尿排出管23を貫通孔17に取付け、便容器15は、貫通孔17の周縁部を可撓性を有する膜状体16で形成し、液状し尿排出管23が膜状体16と共に揺れ動けるように形成したものである。
【0032】
したがって、本発明は、固液分離器24の流入孔25に固形物が詰まった場合に、液状し尿排出管23に外力を加えて揺すると、液状し尿排出管23は、容易に急激に大きく揺れ動き、固液分離器24の流入孔25を閉塞している固形物を振り落とし、流入孔25を開放するので、液状し尿排出管23は、良好に液状し尿を外部に排出できる。
【0033】
さらに、液状し尿排出管23に取っ手30を設けた発明は、液状し尿排出管23を揺れ動かし易い。
さらに、液状し尿排出管23を、吊下げ体36で吊下げて支持した発明は、液状し尿排出管23が揺れ動かせるものでありながら、安定して支持させることができる。
【0034】
さらに、液状し尿排出管23を、揺動できる支持棒41で支持した発明は、支持棒41が揺動させ易く、液状し尿排出管23の揺動を容易に行なえるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の一部破断した要部の正面図
【図2】本発明の一実施の形態の要部の平面図
【図3】本発明の別の実施の形態の要部の正面図
【図4】本発明の別の実施の形態の要部の平面図
【図5】本発明の他の実施の形態の要部の正面図
【図6】本発明の他の実施の形態の要部の平面図
【図7】従来例の破断した側面図
【符号の説明】
1 床
2 脚
3 枠材
4 支柱装着用孔
5 桟
10 便器
11 フランジ
15 便容器
16 膜状体
17 貫通孔
18 底部
23 液状し尿排出管
24 固液分離器
25 流入孔
26 滅菌剤収容部
27 滅菌剤収容部用蓋
28 滅菌剤交換孔用蓋
29 排出口
30 取っ手
31 締付部
36 吊下げ体
37 ナット
41 支持棒
42 発条
43 U字状支持部
44 支持板
50 汲取ホース支承筒
51 支承筒用蓋

Claims (2)

  1. 脚2で支持された床1を設け、床1に便器10を設けると共に、床1の下方に便容器15を取付け、便容器15の側部に貫通孔17を設け、貫通孔17に液状し尿排出管23を挿通して、液状し尿排出管23が揺れ動かないように固定する部材は設けないで、液状し尿排出管23を貫通孔17に取付け、液状し尿排出管23の内端部に固液分離器24を設け、便容器15は、少なくとも、貫通孔17の周縁部を可撓性を有する膜状体16で形成し、液状し尿排出管23が、便容器15の貫通孔17の周縁部の膜状体16と共に揺れ動けるように形成し、液状し尿排出管23の便容器15の外部に現出した部分に、液状し尿排出管23揺れ動かし用の取っ手30を設けた簡易トイレ。
  2. 脚2で支持された床1を設け、床1に便器10を設けると共に、床1の下方に便容器15を取付け、便容器15の側部に貫通孔17を設け、貫通孔17に液状し尿排出管23を挿通して、液状し尿排出管23が揺れ動かないように固定する部材は設けないで、液状し尿排出管23を貫通孔17に取付け、液状し尿排出管23の内端部に固液分離器24を設け、便容器15は、少なくとも、貫通孔17の周縁部を可撓性を有する膜状体16で形成し、液状し尿排出管23が、便容器15の貫通孔17の周縁部の膜状体16と共に揺れ動けるように形成し、液状し尿排出管23を、便容器15の底部18の上に設けた、揺動できる支持棒41で支持した簡易トイレ。
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