JP3847156B2 - 育苗箱積み重ね装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受け入れ部に送り込まれた育苗箱を、受け入れ部から積み重ね保持部に押し揚げて積み重ねていくように構成した育苗箱積み重ね装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記した育苗箱積み重ね装置として、従来、たとえば特公昭50−32205号公報に示されるように、受け入れ部に送り込まれた育苗箱を回動駆動される押し揚げアームによって積み重ね保持部に押し揚げるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
たとえば田植機用の苗を生産する場合、短い期間に多くの圃場で行なわれる田植えに供給できるように多量の苗を短期間に迅速に生産する必要があることから、多数の育苗箱に迅速に播種を行うなど、空や播種済みの多数の育苗箱を迅速に積み重ね処理する必要がある。ところが、上記した従来の積み上げ技術の場合、積み重ね処理が充分に速くできなかった。
【0004】
すなわち、従来の積み上げ技術にあっては、育苗箱を受け入れ部から積み重ね保持部に押し揚げる揚送体として、受け入れ部に送り込まれる育苗箱の移動方向に対して交差する向きの軸芯まわりで回動するものを採用するものであった。
このため、単位時間当たりに積み上げ処理される箱の数が多くなるように、育苗箱を積み重ね部に押し揚げた揚送体が待機位置に戻るまでの間に次の育苗箱が受け入れ部に送り込まれるようにするには、揚送体の押し揚げ作用部を、揚送体が回動する際に受け入れ部における育苗箱通路を横断しないものに構成する必要があった。
すると、受け入れ部に送り込まれて来た育苗箱が位置決めストッパーに当たる前に、揚送体が育苗箱に当たり始める状態に駆動されるように構成し、育苗箱が揚送体の押し揚げ作用部との接触による摩擦で制動を掛けられながら位置決めストッパーに当たるようにしようとしても、揚送体の押し揚げ作用部は、育苗箱通路を横断できないものであって、育苗箱に対して点接触の状態で当接するものになることから、制動効果がほとんど得られなかった。この結果、育苗箱が位置決めストッパーに当たって停止する際、あまり大きな停止衝撃が出ないようにするには、育苗箱が受け入れ部に送り込まれる速度をあまり速くできず、この送り込み速度の面から、処理速度を充分に速くできなかった。
【0005】
本発明の目的は、停止衝撃を抑制した状態で位置決めすることができながら、単位時間当たり数多くの育苗箱を積み重ね処理できる育苗箱積み重ね装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0007】
〔構成〕
受け入れ部に送り込まれた育苗箱を、受け入れ部から積み重ね保持部に押し揚げて積み重ねていくように構成した育苗箱積み重ね装置において、育苗箱を受け入れ部から積み重ね保持部に押し揚げる揚送体を、受け入れ部に送り込まれる育苗箱の移動方向に沿う方向の軸芯まわりで回動自在に備えるとともに一回転方向のみに回動駆動されて育苗箱の底面に押し揚げ作用するように構成してある。受け入れ部に、育苗箱の移動方向での前端部に接当して育苗箱の移動方向の動きを停止させる位置決めストッパーを備え、この受け入れ部に送り込まれて来た育苗箱が位置決めストッパーに当たる以前に揚送体が育苗箱の押し揚げを開始して、育苗箱を減速して位置決めストッパーに当てるように構成するとともに、積み重ね保持部に、揚送体で押し揚げられた育苗箱の底面に係合して育苗箱を係止保持する保持爪を備え、この保持爪に育苗箱の前記移動方向に交叉する左右方向での外側から作用する案内面と、その案内面を前記揚送体で押し揚げられる育苗箱に接触させて前記左右方向での中央側へ寄せるように押圧付勢するスプリングとを備える。
【0008】
〔作用〕
揚送体が前記軸芯まわりで一回転方向のみに回動するように駆動されて育苗箱を積み重ね保持部に押し上げたり、受け入れ部に復帰するものであるから、揚送体が育苗箱を積み重ね部に押し揚げた状態から次の育苗箱を受け入れる待機状態に復帰する際、受け入れ部における育苗箱通路を外側に迂回しながら復帰するようにできる。これにより、揚送体が押し揚げ状態から待機状態に復帰するまでの間に次の育苗箱が受け入れ部に送り込まれるようにすることができる。
また、育苗箱が受け入れ部の所定位置に送り込まれると、揚送体による押し揚げ操作が開始され、この後はそれまで送り込み移送されていたことによる動慣性によって揚送体の押し揚げ作用部の上を滑り動き、この滑動によって位置決めストッパーに当たって位置決めされるものである。これにより、育苗箱の揚送体との摩擦制動による減速がより効果的に行なわれ、育苗箱を受け入れ部により速く送り込ませながら、位置決めストッパーに緩やかに当てて停止衝撃を出にくくしながら位置決めできる。
【0009】
〔効果〕
上記作用により、揚送体が待機状態に戻るまでの間に次の育苗箱が受け入れ部に送り込まれるとともにその送り込みが高速で行われるようにし、多数の育苗箱を短時間で積み重ね処理させられる。
また、育苗箱の位置決めに起因する土の片寄りとか騒音や損傷などのトラブルを回避しやすいものでありながら、育苗箱をより高速で受け入れ部に送り込ませてより能率よく積み重ね処理させられる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、ベルト式の播種コンベア1aを有する播種機1と、前記播種コンベア1aの搬送始端側に位置する育苗箱供給装置2と、前記播種コンベア1aの搬送終部に搬送始端部が臨んでいるベルト式の搬入コンベア11を備えている育苗箱積み重ね装置10とによって播種プラントを構成してある。
【0023】
この播種プラントは、主として田植機用のマット状苗を生産する際の播種行程で使用するものであり、育苗箱供給装置2に空の育苗箱3の複数個を積み重ね状態で装着しておけば、各育苗箱3に種籾を播く播種処理と、播種済みの育苗箱を積み重ねる育苗箱積み重ね処理とを自動的に行うものであり、詳しくは、次の如く構成してある。
【0024】
育苗箱供給装置2は、装着された積み重ね状態の空の育苗箱3を最下段に位置するものから一つずつ、育苗箱3の長手方向が播種コンベア1aの搬送方向に沿う向きにして播種コンベア1aの搬送始端部に落下させていく。
【0025】
播種機1は、育苗箱供給装置2から供給された空の育苗箱3を播種コンベア1aによって床土供給装置1b、灌水装置1c、播種装置1d、覆土供給装置1eそれぞれの供給部の下方を移送していくことにより、育苗箱供給装置2からの各育苗箱3に対し、床土を供給するとともにその床土の上に種籾を散布し、その後に散水するとともに覆土を供給していく播種処理を行う。そして、この播種処理が終えた育苗箱3を順次、育苗箱積み重ね装置10の搬入コンベア11に送り込んでいく。
【0026】
図2、図3などに示すように、育苗箱積み重ね装置10は、前記搬入コンベア11と、この搬入コンベア11の搬送終端部に配置した板体で成る位置決めストッパー12を有する受け入れ部13と、この受け入れ部13の両横側に配置してある揚送体20と、前記受け入れ部13の上方の両横側の前後に配置してある箱保持体31を有する積み重ね保持部30とを備えて構成してある。
【0027】
搬入コンベア11は、播種機1による播種処理が完了した播種済みの育苗箱3を播種コンベア1aから受け継ぎ、育苗箱3の長手方向が搬送方向に沿う姿勢で搬送して前記受け入れ部13に送り込む。
【0028】
受け入れ部13は、送り込まれ来た育苗箱3を前記位置決めストッパー12によって受け止めて停止させることによって積み重ね保持部30に送り込むための押し揚げ位置に位置決めする。
【0029】
図2、図3などに示すように、前記一対の揚送体20のそれぞれは、受け入れ部13の横側で台枠14に立設されている前後一対の支柱15にわたって回動自在に取付けてある回動支軸21と、この回動支軸21の両端側に一体回動自在に取付けてあるとともに回動方向に等間隔で分散している複数本の押し揚げアーム22aを備えている押し揚げ回動体22と、前後の押し揚げ回動体22の同位相に位置する押し揚げアーム22aどうしにわたって遊転自在に取付けたローラで成る押し揚げ作用部23とによって構成してある。
【0030】
図3などに示すように、前記一方の揚送体20の回動支軸21の一端側を、チェーン利用の伝動機構24によって電動揚送モータ25の出力軸25aに連動させ、前記他方の揚送体20の回動支軸21の一端側を、伝動チェーンを利用してあるとともに両揚送体20の回動方向が互いに逆方向になるように動力伝達するギヤ機構26を備えている伝動機構27によって前記揚送モータ25の出力軸25aに連動させてある。これにより、揚送モータ25が駆動操作されると、各揚送体20が、受け入れ部13に送り込まれる育苗箱3の移動方向に沿う方向の回動支軸21の軸芯20aのまわりで図3などに示す回動方向Aのみに回動するように揚送モータ25の駆動力によって駆動され、育苗箱3を受け入れ部13から積み重ね保持部30に押し上げる。すなわち、図4などに示すように、押し揚げ作用部23が受け入れ部13に対してその横外側から下側に入り込む回動方向のみに駆動され、回動方向に分散している複数の押し揚げ作用部23を各別に育苗箱3の底面に当接させて押し揚げ作用させることによって育苗箱3を受け入れ部13から積み重ね保持部30に押し揚げる。
【0031】
受け入れ部13に来た育苗箱3の下部に検出部が接触作用するように受け入れ部13に設けたセンサー41により、受け入れ部13に送り込まれて来た育苗箱3が位置決めストッパー12に当たるやや手前の揚送体始動位置に到達したことを検出するように構成するとともに、前記センサー41に連係しているマイクロコンピュータ利用の箱積み制御手段42がセンサー41からの情報に基づいて揚送モータ25の駆動回路部に操作信号を出力して揚送モータ25を操作させるように構成してあることにより、各揚送体20は、図4〜図6に示す如く育苗箱3の積み重ねを行う。
【0032】
すなわち、図4(A),(イ)に示すように、育苗箱3が前記揚送体始動位置に到達するまでは、揚送体20は、複数の押し揚げ作用部23が受け入れ部13における育苗箱通路や積み重ね保持部30からその下方や横外側に退避した待機状態にある。
【0033】
育苗箱3が揚送体始動位置に到達すると、揚送体20は駆動操作され、図4(B),(ロ)に示す如くいずれか一つの押し揚げ作用部23を育苗箱3の底面に作用させて育苗箱3の押し揚げ操作を開始するとともに、図5(C),(ハ)に示す如く育苗箱3が位置決めストッパー12に当たる以前に搬入コンベア11から浮上するように押し揚げ操作し、育苗箱3をそれまで搬入コンベア11によって移送されていたことによる育苗箱3の動慣性によって左右の揚送体20の押し揚げ作用部23の上を滑らせて移動させる。すなわち、押し揚げ作用部23との摩擦による制動で減速させながら移動させ、位置決めストッパー12に緩やか当接させて積み重ね保持部30に送り込むための押し揚げ位置に位置決めする。図5(D),(ニ)に示すように、この後も揚送体20はさらに駆動操作され、育苗箱3を押し揚げ位置で平行上昇するように押し揚げていく。図6(E),(F)に示すように、押し揚げている育苗箱3が積み重ね保持部30に既に保持されている先行の育苗箱3の下側に当接してこの先行育苗箱3を箱保持体31の保持爪32から浮上させる。今回の押し揚げ育苗箱3が先行育苗箱3と入れ替わって箱保持体31の保持爪32に係止して受け止め支持されると、図6(G)に示すように、育苗箱3を押し揚げていった押し揚げ作用部23が育苗箱3から積み重ね保持部30の横外側に外れる。これにより、育苗箱3が積み重ね保持部30で積み重ね状態になって各箱保持体31によって保持される。そして、育苗箱3を押し揚げていった押し揚げ作用部23が積み重ね保持部30から横外側に出ると、前記した待機状態になる。このとき、揚送体20のいずれの押し揚げアーム23も受け入れ部13の育苗箱通路から外れており、次の育苗箱3が受け入れ部13に送り込まれている。
【0034】
図3などに示すように、積み重ね保持部30の前記各箱保持体31は、前記前後一対の支柱15の上端側どうしにわたって取付けてある支持フレーム33によって連結ピン34の軸芯まわりで積み重ね保持部30の内外方向に揺動するように吊り下げ支持させてある。前記連結ピン34にコイル部が外嵌しているスプリング35が箱保持体31を揺動付勢していることにより、各箱保持体31は、下端部に備えてある前記保持爪32が育苗箱3から積み重ね保持部30の外方側に外れた状態に揺動操作されても、この操作力が解除されると、保持爪32が育苗箱3の底部に受け止め作用する箱保持状態に自ずと復帰するように構成してある。これにより、積み重ね保持部30は、図6に示す如く揚送体20による育苗箱3の積み重ねを可能にするとともに、育苗箱3を積み重ね状態で保持する。
【0035】
すなわち、図6(E),(F)などに示すように、各箱保持体31の保持爪32は、育苗箱3の横外側からその下側に入り込んで育苗箱3の底部に受け止め作用することによって育苗箱3を保持する。
図6(E),(F)に示すように、揚送体20が育苗箱3を押し揚げ操作していくと、育苗箱3がこれの上端側の角部で保持爪32の案内面であるところの傾斜部32aに当たり、この傾斜部32aのカム作用によって保持爪32を育苗箱3からその横外側に押し外しながら上昇していき、積み重ね保持部30に先に送り込まれている先行の育苗箱3の底側に重なる。この後、図6(F)に示すように、揚送体20が、今回押し揚げていく育苗箱3が先行の育苗箱3を押し揚げていって保持爪32をその上側に超えると、保持爪32が前記スプリング35のために自ずと積み重ね保持部30の内側に戻って今回の育苗箱3の底部に入り込んで係止する。
【0036】
従って、育苗箱積み重ね装置10は、播種機1からの播種済みの育苗箱3を次の如く積み重ね処理する。
すなわち、播種機1の播種コンベア1aからの育苗箱3を搬入コンベア11によって受け入れ部13に送り込む。この育苗箱3が揚送体始動位置に到達すると、センサー41からの情報に基づいて箱積み込み制御手段42が揚送モータ25を駆動操作し、左右の揚送体20が揚送モータ25によって駆動されていずれか一つの押し揚げ作用部23によって育苗箱3の押し揚げ操作を開始し、育苗箱3を位置決めストッパー12に当接する以前に搬入コンベア11から浮上させて各揚送体20の押し揚げ作用部23の上を動慣性によって滑り移動させ、その移動速度を押し揚げ作用部23との摩擦による制動で減速させながら位置決めストッパー12に緩やかに当接させて停止衝撃を発生しにくくしながら押し揚げ位置に位置決めする。この後、揚送モータ25によってさらに駆動されている左右の揚送体20によって育苗箱3を受け入れ部13から積み重ね保持部30に押し揚げてこの積み重ね保持部30の各保持爪32に係止させることにより、積み重ね保持部30で積み重ね状態にするとともにこの積み重ね状態で保持させる。そして、左右の揚送体20が育苗箱3の押し揚げ操作をした一つの押し揚げ作用部23が積み重ね保持部30からその横外側に退避し、その押し揚げ作用部23に後続する次の押し揚げ作用部23が受け入れ部13の育苗箱通路の下方に入り込んだ待機状態になる毎に、次の育苗箱3が搬入コンベア11によって受け入れ部13に送り込まれており、各揚送体20が一回転する毎に、この揚送体20が備えている押し揚げ作用部23の数に等しい数の育苗箱3を積み重ねていく。
【0037】
図2に示すように、各揚送体20の各押し揚げ作用部23の揚送体20の回動軸芯20aに沿う方向での長さLUを、育苗箱3の長辺側における長さLBの1/2以上の長さにしてある。これにより、左右の揚送体20それぞれの各押し揚げ作用部23は、受け入れ部13に送り込まれる育苗箱3の移動方向に沿う方向の長い線状の接触で育苗箱3の底部に押し揚げ作用するのであり、育苗箱3が搬入コンベア11から浮上して押し揚げ作用部23の上を動慣性によって滑って押し揚げ作用部23との摩擦制動によって行なわれる減速が効果的となる。
【0038】
〔別実施形態〕
図7(イ)〜(ハ)は、別の実施形態を備える揚送体20を示し、図7(イ)に示す揚送体20にあっては、前後の押し揚げ回動体22の同位相に位置する押し揚げアーム22aどうしにわたって遊転自在に取付けた直筒面形のローラ23aとテーパローラ28とによって押し揚げ作用部23を構成してある。すなわち、受け入れ部13に送り込まれて来る育苗箱3を、テーパローラ28の傾斜面28aによるガイド作用と、テーパローラ28の回転とによって押し揚げ作用部23の端に引っ掛かりにくくしている。
【0039】
図7(ロ)に示す揚送体20にあっては、回動支軸21の4箇所に一体回動自在に取付けた押し揚げ回動体22を備え、回動支軸21の前側に位置する2個の押し揚げ回動体22の同位相に位置する押し揚げアーム22aどうしにわたって遊転自在に取付けた前側のローラ23aと、回動支軸21の後側に位置する2個の押し揚げ回動体22の同位相に位置する押し揚げアーム22aどうしにわたって遊転自在に取付けた後側のローラ23bとの2個のローラによって一つの押し揚げ作用部23を構成してある。そして、一つの押し揚げ作用部23の前側ローラ23aの前端から後側ローラ23bの後端までの長さLUを、育苗箱3の長辺側長さLBの1/2以上の長さにしてある。
【0040】
図7(ハ)に示す揚送体20にあっては、前後の押し揚げ回動体22の同位相に位置する押し揚げアーム22aどうしにわたって取付けた1本の丸棒材によって、押し揚げ作用部23を構成してある。そして、押し揚げ作用部23の前端部に、先端側ほど揚送体20の回動軸芯20aからの距離が小となる状態に傾斜している傾斜ガイド部23cを備え、受け入れ部13に送り込まれてくる育苗箱3を、この傾斜ガイド部23cの案内作用によって押し揚げ作用部23の端に引っ掛かりにくくしている。
【0041】
回動方向に分散する複数個の押し揚げ作用部23を有する揚送体20としては、上記各実施形態に示した如く3個の押し揚げ作用部23を有するものの他、2個など、3個以外の複数の押し揚げ作用部を有するものを採用して実施してもよい。
【0042】
上記実施形態の如く播種済みの育苗箱3を積み重ね対象とする他、空の育苗箱を積み重ね対象とする育苗箱積み重ね装置の場合にも、本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 播種プラント全体の側面図
【図2】 育苗箱積み重ね装置全体の側面図
【図3】 育苗箱積み重ね装置の正面図
【図4】 揚送体の作動を示す説明図
【図5】 揚送体の作動を示す説明図
【図6】 揚送体と箱保持体の作動を示す説明図
【図7】 別の実施形態を備える揚送体の側面図
【符号の説明】
3 育苗箱
12 位置決めストッパー
13 受け入れ部
20 揚送体
20a 軸芯
30 積み重ね保持部
32a 傾斜部(案内面)
35 スプリング

Claims (1)

  1. 受け入れ部に送り込まれた育苗箱を、受け入れ部から積み重ね保持部に押し揚げて積み重ねていくように構成した育苗箱積み重ね装置であって、
    育苗箱を受け入れ部から積み重ね保持部に押し揚げる揚送体を、受け入れ部に送り込まれる育苗箱の移動方向に沿う方向の軸芯まわりで回動自在に備えるとともに一回転方向のみに回動駆動されて育苗箱の底面に押し揚げ作用するように構成し、
    前記受け入れ部に、育苗箱の移動方向での前端部に接当して育苗箱の移動方向の動きを停止させる位置決めストッパーを備え、
    前記受け入れ部に送り込まれて来た育苗箱が位置決めストッパーに当たる以前に前記揚送体が育苗箱の押し揚げを開始して、育苗箱を減速して位置決めストッパーに当てるように構成するとともに、
    前記積み重ね保持部に、揚送体で押し揚げられた育苗箱の底面に係合して育苗箱を係止保持する保持爪を備え、この保持爪には育苗箱の前記移動方向に交叉する左右方向での外側から作用する案内面と、その案内面を前記揚送体で押し揚げられる育苗箱に接触させて前記左右方向での中央側へ寄せるように押圧付勢するスプリングとを備えてある育苗箱積み重ね装置。
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