JP3846587B2 - 吸気装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関(以下、内燃機関を「エンジン」という。)の吸気装置の製造方法に関し、特に例えば吸気管などの筒状部に機能部品を固定する吸気装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸気装置において筒状に形成される吸気管は、例えば中心軸に沿った面で分割された複数の半中空部材を接合することにより形成されている。吸気装置の場合、吸気管には例えばエアフロメータなどの機能部品が設置される。機能部品は、例えばタッピングスクリューやボルトなどの締結部材により筒状部に取り付けられる。しかし、締結部材は、吸気装置が取り付けられるエンジンの振動などにともなって筒状部が振動すると、徐々に緩みが生じる。そのため、例えば特許文献1に開示されている技術では、二つのタッピングスクリューを結ぶ直線をOリングの中心線からずらすことにより、振動にともなうタッピングスクリューの緩みを防止している。
【0003】
【特許文献1】
特開平2000−257612号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、吸気管などの筒状部には、エアフロメータに限らず、その他のセンサやアクチュエータなど複数の機能部品が設置される。そのため、機能部品の増加にともなって、これらを固定するための締結部材の数が増加する。その結果、部品点数、ならびに締結部材の組み付け工数の増大を招くという問題がある。また、締結部材によって取り付けられる機能部品の緩みを長期間にわたり防止することは困難である。
【0005】
そこで、本発明の目的は、部品点数および組み付け工数が低減され、機能部品の緩みが防止される吸気装置の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の吸気装置の製造方法によると、略半中空円筒形状の樹脂製の一次成形部材同士を接合することで内部に吸気通路が形成される筒状部であって、一次成形部材の接合部内に二次成形樹脂を充填可能な充填部が形成され、さらに該充填部と外部とを連通する第一穴部が形成されている筒状部と、第一穴部と接続可能な第二穴部が形成されている腕部を有し、該腕部を介して筒状部に取り付けられる機能部品と、を備える吸気装置の製造方法であって、
第一穴部と第二穴部とを重ね合わせた状態で、筒状部と機能部品とを仮固定する工程と、第二穴部に対応する凹部を有した治具により、仮固定された筒状部と機能部品とを、第二穴部と凹部とを重ねた状態で挟持する工程と、溶融状態の二次成形樹脂を充填部に充填しつつ、該二次成形樹脂の一部を充填部から第一穴部および第二穴部を介して腕部の表面にオーバーフローさせて凹部まで充填させる工程と、充填部、第一穴部、第二穴部および凹部に充填した溶融状態の二次成形樹脂を硬化させる工程と、を備え、一次成形部材同士を溶着して筒状部を形成すると同時に、該筒状部に機能部品を取り付ける。これにより、例えばタッピングスクリューなどの締結部材を用いることなく機能部品は筒状部に取り付けられる。したがって、部品点数および組み付け工数を低減することができ、機能部品の緩みを防止することができる。
【0009】
本発明の請求項記載の吸気装置の製造方法によると、機能部品は一次成形部品の接合部に充填する二次成形樹脂により機能部品が筒状部に取り付けられる。これにより、機能部品は、例えばタッピングスクリューなどの締結部材を用いることなく筒状部に取り付けられる。さらに、機能部品は、一次成形部品の溶着と同時に筒状部に取り付けられる。したがって、部品点数および組み付け工数を低減することができる。
【0010】
本発明の請求項記載の吸気装置の製造方法によると、機能部品は、充填部から第一穴部および第二穴部を介して腕部の表面にオーバーフローされる二次成形樹脂により筒状部に接合される。本来、一次成形部材の接合部に二次成形樹脂を充填して溶着する場合、二次成形樹脂は一次成形部材によって形成される閉じた充填部に充填される。しかし、一次成形部材が形成する充填部に二次成形樹脂を充填する場合であっても、一次成形部材には充填部に存在する空気を抜くために外部へ連通する穴が形成されている。そして、充填部に存在する空気とともに、二次成形樹脂の一部を外部にオーバーフローさせている。そこで、請求項記載の吸気装置の製造方法では、この筒状部の外側に位置する腕部の表面にオーバーフローされる二次成形樹脂により筒状部と機能部品とを取り付けている。したがって、一次成形部材の溶着と筒状部への機能部品の取り付けとは同時に実施され、組み付け工数を低減することができる。
本発明の請求項記載の吸気装置の製造方法によると、第一穴部は筒状部に複数設けられ、各第一穴部に対応する第二穴部は、機能部品の腕部に該第一穴部と同数設けられている。また、本発明の請求項3記載の吸気装置の製造方法によると、二次成形樹脂のうち凹部内で硬化した部分は、腕部の表面上で、吸気通路の中心軸に沿った方向に伸びた形状となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例による吸気装置を図1に示す。吸気装置10は、筒状部としての吸気管11および機能部品20から構成されている。機能部品としては、例えばエアフロメータなどのセンサ類、あるいはスロットル装置などのアクチュエータなどが適用可能である。
【0012】
吸気管11は、一次成形部材としての半中空部材30および半中空部材40から構成されている。半中空部材30および半中空部材40は、それぞれ一次成形樹脂から形成されている。一次成形樹脂としては例えばポリアミド系の樹脂が用いられる。半中空部材30および半中空部材40は、接合することにより円筒状に形成される。半中空部材30および半中空部材40は、円筒状の吸気管11を中心軸に沿って切断した略半円筒形状に成形されている。半中空部材30および半中空部材40は、図1および図2に示すようにそれぞれ径方向外側に突出して吸気管11の中心軸に沿って伸びる縁部31および縁部41を有している。半中空部材30および半中空部材40は、縁部31と縁部41とを接合することにより一体の吸気管11として形成される。一体となった半中空部材30および半中空部材40が形成する吸気管11の内側は、吸気が流れる吸気通路12となる。
【0013】
半中空部材30および半中空部材40は、図3に示すように充填部51を形成している。充填部51は、図2に示すように吸気管11の中心軸に沿って縁部31、41に形成されている。充填部51には、図3に示すように半中空部材30の縁部31を貫いている第一穴部32が連通している。第一穴部32は、充填部51の径方向外側へ向かって形成されている。第一穴部32は、充填部51と縁部31の外側とを連通している。
【0014】
機能部品20は、本体21および腕部22を有している。腕部22は、図1から図3に示すように本体21から吸気管11の中心軸側に伸びている。機能部品20は、腕部22を板厚方向に貫いている第二穴部23を有している。第二穴部23の内径は半中空部材30の縁部31に形成されている第一穴部32の内径と概ね同一である。機能部品20の腕部22は、第二穴部23と第一穴部32とが接続するように半中空部材30の縁部31に重ねられる。
【0015】
図1に示すように、半中空部材30、半中空部材40および機能部品20は係止形状部60により係止されている。係止形状部60は、半中空部材30と半中空部材40とを溶着する二次成形樹脂により一体に形成されている。係止形状部60は、胴部61、第一首部62および第一頭部63を有している。胴部61は、半中空部材30および半中空部材40が吸気管11の中心軸方向へ形成する充填部51に形成されている。第一首部62は、半中空部材30の縁部31に形成されている第一穴部32ならびに機能部品20の腕部22に形成されている第二穴部23に形成されている。第一首部62は、充填部51に充填される二次成形樹脂が第一穴部32および第二穴部23を経由してオーバーフローすることにより充填部51の径方向外側へ伸びて形成される。第一頭部63は、第一首部62の反胴部側の端部に接続されている。第一頭部63は、外径が第一首部62の外径すなわち第一穴部32および第二穴部23の内径よりも大きく形成されている。これにより、係止形状部60は、胴部61と第一頭部63とにより半中空部材30の縁部31ならびに機能部品20の腕部22を挟持するリベット形状を有する。
【0016】
次に、吸気装置10の製造方法について説明する。
半中空部材30および半中空部材40は一次成形樹脂により一次成形される。半中空部材30および半中空部材40は、図4に示すように吸気管11を中心軸に沿って分割した略半円筒形状に成形されている。一次成形された半中空部材30および半中空部材40は、縁部31に形成されている凹凸部33と、縁部41に形成され凹凸部33に対応する形状の凸凹部42とがはめ合わせられる。これにより、半中空部材30と半中空部材40とは位置決めされつつ仮固定される。仮固定された半中空部材30の縁部31に機能部品20が設置される。機能部品20は、腕部22に形成されている第二穴部23が半中空部材30の縁部31に形成されている第一穴部32と重なるように設置される。
【0017】
機能部品20が設置されると、機能部品20の腕部22、半中空部材30および半中空部材40は治具71と治具72とにより挟み込まれる。これにより、半中空部材30、半中空部材40および機能部品20は治具71および治具72に挟持される。治具71には、半中空部材30側の端部に凹部73が形成されている。凹部73は、係止形状部60の第一頭部63の形状に対応している。
【0018】
半中空部材30、半中空部材40および機能部品20が治具71および治具72により挟持されると、二次成形樹脂が充填される。二次成形樹脂は、例えば一次成形樹脂と同様にポリアミド樹脂からなる。二次成形樹脂は、溶融された状態すなわち流動性を有する状態で充填部51に吸気管11の中心軸方向に沿って充填される。充填部51に二次成形樹脂を充填することにより、充填部51を形成する縁部31および縁部41の内壁は溶融する。例えば、二次成形樹脂として一次成形樹脂よりも融点の高い樹脂を適用することにより、充填部51を形成する縁部31および縁部41の内壁は容易に溶融する。溶融した縁部31および縁部41の内壁と二次成形樹脂とはそれらの接触部において混ざり合い、二次成形樹脂の冷却にともなって溶着する。
【0019】
充填部51には空気が存在しているため、二次成形樹脂を充填部51に充填する際に充填部51の空気を排出する必要がある。すなわち、二次成形樹脂の一部を空気とともに充填部51の外部へオーバーフローさせる必要がある。本実施例の場合、充填部51に存在している空気は、充填部51に連通する第一穴部32および第二穴部23を経由して治具71側に排出される。そのため、充填部51に充填される二次成形樹脂の一部は、図5に示すように充填部51からオーバーフローし、第一穴部32および第二穴部23を経由して治具71の凹部73まで流入する。充填部51から排出された空気は、例えば腕部22と治具71との境界または治具71に形成されている穴などの空気抜き手段を介して外部に排出される。
【0020】
二次成形樹脂の充填が完了すると、二次成形樹脂は硬化される。二次成形樹脂が硬化することにより、溶融した縁部31および縁部41の内壁と二次成形樹脂からなる係止形状部60の胴部61とは溶着し、半中空部材30と半中空部材40とは接合される。また、二次成形樹脂が硬化すると、充填部51、第一穴部32、第二穴部23および凹部73に対応する形状の係止形状部60が成形される。係止形状部60の胴部61は、半中空部材30および半中空部材40と溶着し、半中空部材30と半中空部材40とを接合する。第一首部62は第一穴部32を形成する縁部31の内壁と溶着している。なお、機能部品20の腕部22を二次成形樹脂よりも融点の低い樹脂で形成すると、第一首部62と第二穴部23を形成する腕部22の内壁とは溶着する。第一穴部32および第二穴部23を経由して治具71の凹部73にオーバーフローした二次成形樹脂は、係止形状部60の第一頭部63を形成する。これにより、機能部品20の腕部22は半中空部材30の縁部31とともに係止形状部60の胴部61と第一頭部63との間に挟み込まれる。
【0021】
以上、説明した第1実施例では、吸気管11を構成する半中空部材30と半中空部材40とを接合する際に、充填部51に充填される二次成形樹脂を半中空部材30の第一穴部32だけでなく機能部品20の第二穴部23を経由してオーバーフローさせている。これにより、半中空部材30と半中空部材40とが二次成形樹脂により溶着されるだけでなく、機能部品20は二次成形樹脂から形成される係止形状部60によって吸気管11に固定される。本来、吸気管11のように一次成形部材を二次成形樹脂で溶着する場合、二次成形樹脂をオーバーフローさせるための穴部が必要である。また、吸気管11には複数の機能部品20を設置する必要がある。そこで、第1実施例では、二次成形樹脂を充填部51からオーバーフローさせるための第一穴部32に機能部品20の第二穴部23を接続するとともに、第二穴部23の反第一穴部側に第二穴部23の内径よりも外径が大きな第一頭部63を成形している。これにより、半中空部材30および半中空部材40の接合と同時に機能部品20は吸気管11に取り付けられる。そのため、吸気管11の形成と機能部品20の取り付けとを別工程とする必要がない。したがって、作業工数を低減することができる。
【0022】
第1実施例では、機能部品20は二次成形樹脂によって形成される係止形状部60によって吸気管11に取り付けられるため、タッピングスクリューやボルトなどの締結部材は不要である。係止形状部60は胴部61において半中空部材30および半中空部材40と溶着し、第一首部62において半中空部材30と溶着している。すなわち、半中空部材30および半中空部材40と係止形状部60との溶着力によって機能部品20は吸気管11に取り付けられている。そのため、タッピングスクリューやボルトなどの締結部材と異なり、吸気管11の振動などによる緩みの発生が防止される。また、機能部品20を係止形状部60により吸気管11に取り付けるため、取り付けられる機能部品20の数が増大しても、第一穴部32および第二穴部23に相当する穴部を形成するだけでよい。そのため、締結部材を用いる場合と異なり、機能部品20の数が増加しても部品の点数が増加することはない。
【0023】
第1実施例では、係止形状部60は胴部61および第一頭部63の外径に比較して第一首部62の外径が小さく形成されている。第一首部62の外径を小さくすることにより、胴部61においては充填部51を形成する半中空部材30および半中空部材40の内壁との接触面積が拡大する。そのため、胴部61と半中空部材30および半中空部材40との溶着面積が拡大する。したがって、半中空部材30と半中空部材40とを強固に接合することができる。また、第一首部62の外径を第一頭部63よりも小さくすることにより、第一頭部63においては機能部品20の脱落が防止される。したがって、機能部品20を吸気管11に強固に取り付けることができる。
【0024】
(第2実施例)
本発明の第2実施例による吸気装置を図6に示す。なお、第1実施例と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施例の場合、図6に示すように係止形状部80は胴部81から伸びる第一首部82および第一頭部83に加え、第二首部84および第二頭部85を有している。すなわち、係止形状部60は、胴部81から第一首部82および第一頭部83とは異なる方向へ形成されている第二首部84および第二頭部85を有している。第2実施例では、第一首部82と第二首部84とは概ね180°をなしている。また、半中空部材40には第二首部84に対応する第三穴部43が形成されている。
【0025】
充填部51に充填される二次成形樹脂は、充填部51から第一首部82側だけでなく第二首部84側にもオーバーフローする。これにより、半中空部材30および半中空部材40は充填部51の二次成形樹脂により接合されるだけでなく、半中空部材30、半中空部材40および機能部品20は係止形状部80の第一頭部83および第二頭部85により挟持される。
第2実施例では、第一首部82とは異なる方向へ第二首部84を形成することにより、半中空部材30、半中空部材40および機能部品20をより強固に固定することができる。
【0026】
第2実施例では、係止形状部80を第一首部82と第二首部84とが概ね180°をなすように形成する例について説明した。しかし、第2実施例の変形例として、図7に示すように係止形状部80を第一首部82と第二首部84とが概ね90°をなすように形成してもよい。なお、第一首部82と第二首部84とは90°、180°以外にも任意の角度に形成してもよい。これにより、吸気管11および機能部品20の形状あるいは配置を考慮して適切な位置に第二首部84を形成することができる。
【0027】
また、第2実施例では、第一首部82の延長線上に第二首部84を形成している。しかし、吸気管11の中心軸方向において第一首部82と第二首部84とをずらして形成してもよい。
【0028】
(第3実施例)
本発明の第3実施例による吸気装置を図8に示す。なお、第1実施例と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施例の場合、図8に示すように係止形状部90の第一頭部93は吸気管11の中心軸に沿った方向へ伸びて形成されている。第一首部92は、第一頭部93の形状に対応して吸気管11の中心軸に沿った方向へ伸びている。また、図9に示すように、吸気管11の中心軸方向に複数の第一首部94を形成し、胴部91と第一頭部93とを第一首部94により複数の位置で接続してもよい。
第3実施例では、係止形状部90の第一頭部93が拡大されるため、機能部品20をより強固に吸気管11に固定することができる。
【0029】
(第4実施例)
本発明の第4実施例による吸気装置を図10に示す。なお、第1実施例と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施例の場合、図10に示すように機能部品20の腕部22は第二穴部23に加えて拡大穴部24を有している。第二穴部23は腕部22の板厚方向の途中まで形成され、第二穴部23の反第一穴部側の端部に拡大穴部24が接続されている。すなわち、腕部22に形成される穴部は段差を有している。これにより、半中空部材30の第一穴部32ならびに機能部品20の第二穴部23に対応する位置に係止形状部60の第一首部62が形成され、拡大穴部24に対応する位置に係止形状部60の第一頭部63が形成される。
【0030】
第4実施例では、係止形状部60の第一頭部63は機能部品20の腕部22に埋没し、腕部22の外側には突出していない。また、腕部22の内壁と第二穴部23および拡大穴部24に充填される二次成形樹脂とが接触する面積が拡大する。そのため、腕部22を二次成形樹脂と溶着可能な樹脂で成形する場合、溶着面積が拡大する。したがって、腕部22と係止形状部60とを確実かつ強固に溶着することができる。
【0031】
以上説明した複数の実施例では、吸気管の一方の側に機能部品を設置する吸気装置に本発明を適用する例について説明した。しかし、機能部品を吸気管の両方あるいは縁部の反吸気通路側に機能部品を設置する吸気装置にも本発明を適用することができる。また、個別に説明した複数の実施例を組み合わせて適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I線で切断した断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による吸気装置を図1の矢印II方向から見た模式図である。
【図3】本発明の第1実施例による吸気装置の吸気管および機能部品を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例による吸気装置を構成する吸気管および機能部品と、治具とを示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施例による吸気装置において、吸気管および機能部品に治具を取り付け二次成形樹脂を充填した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施例による吸気装置を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施例による吸気装置の変形例を示す断面図である。
【図8】本発明の第3実施例による吸気装置であって、図1に対応する模式図である。
【図9】本発明の第3実施例による吸気装置の変形例であって、図1に対応する模式図である。
【図10】本発明の第4実施例による吸気装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 吸気装置
11 吸気管(筒状部)
20 機能部品
22 腕部
23 第二穴部
30 半中空部材(一次成形部材)
32 第一穴部
40 半中空部材(一次成形部材)
51 充填部
60、90 係止形状部
61、91 胴部
62、82、92、94 第一首部
63、83、93 第一頭部
80 係止形状部
81 胴部
84 第二首部
85 第二頭部

Claims (3)

  1. 略半中空円筒形状の樹脂製の一次成形部材同士を接合することで内部に吸気通路が形成される筒状部であって、前記一次成形部材の接合部内に二次成形樹脂を充填可能な充填部が形成され、さらに該充填部と外部とを連通する第一穴部が形成されている筒状部と、
    前記第一穴部と接続可能な第二穴部が形成されている腕部を有し、該腕部を介して前記筒状部に取り付けられる機能部品と、
    を備える吸気装置の製造方法であって、
    前記第一穴部と前記第二穴部とを重ね合わせた状態で、前記筒状部と前記機能部品とを仮固定する工程と、
    前記第二穴部に対応する凹部を有した治具により、仮固定された前記筒状部と前記機能部品とを、前記第二穴部と前記凹部とを重ねた状態で挟持する工程と、
    溶融状態の二次成形樹脂を前記充填部に充填しつつ、該二次成形樹脂の一部を前記充填部から前記第一穴部および前記第二穴部を介して前記腕部の表面にオーバーフローさせて前記凹部まで充填させる工程と、
    前記充填部、前記第一穴部、前記第二穴部および前記凹部に充填した溶融状態の前記二次成形樹脂を硬化させる工程と、
    を備え、
    前記一次成形部材同士を溶着して前記筒状部を形成すると同時に、該筒状部に前記機能部品を取り付けることを特徴とする吸気装置の製造方法
  2. 前記第一穴部は前記筒状部に複数設けられ、
    各第一穴部に対応する前記第二穴部は、前記機能部品の前記腕部に該第一穴部と同数設けられていることを特徴とする請求項1記載の吸気装置の製造方法
  3. 前記二次成形樹脂のうち前記凹部内で硬化した部分は、前記腕部の表面上で、前記吸気通路の中心軸に沿った方向に伸びた形状となることを特徴とする請求項1または2記載の吸気装置の製造方法
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