JP3846186B2 - 分極装置および分極方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電体を高温の気中において分極する分極装置および分極方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような分極装置としては、圧電体を恒温槽の中でその分極処理に必要な温度(分極温度)状態にして分極するものや、圧電体を熱板でもって必要な分極温度にまで加熱するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前者の場合、恒温槽を用いているから、圧電体温度を正確に分極温度にできるものの、圧電体の温度上昇速度が遅くしかも圧電体を常温の状態から恒温槽に投入しているため、圧電体を分極温度に到達させるまでに時間がかかり分極処理に長時間を要するものとなっている。
【0004】
また、1つの圧電体に対する分極処理時間が長くなるために多数の圧電体の分極処理時間を短縮させるにはこれら多数の圧電体を同時に投入できるようなサイズの恒温槽が必要となり装置全体が大型化する。
【0005】
後者の場合、圧電体を高温の熱板で加熱するから圧電体の温度上昇速度は速く圧電体が分極温度付近に到達するまでの時間を短縮させられるが、恒温槽とは異なって、熱板を温度制御して圧電体温度を分極温度に高精度に設定制御することに時間がかかり、結局は、前者と同様にして分極処理に長時間を要するものとなっている。
【0006】
本発明は、圧電体の温度を高精度短時間で分極温度に設定可能とし、複数の圧電体を制御できるようにすることを解決すべき課題としている。
【0007】
本発明は、装置全体を大型化させることなく、多数の圧電体に対してその温度を高精度短時間で分極温度に設定可能とすることを他の解決すべき課題としている。
【0008】
本発明の他の課題は、後述より明らかとなろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の分極装置は、圧電体を高温の気中において分極する分極装置であって、内部に少なくとも圧電体を直接加熱する熱板を備え、圧電体の温度をその分極処理に必要とされる所要温度に向けて上昇させる昇温部と、前記所要温度に保持された気体雰囲気を有し、かつ、その温度に保持されている圧電体に対して分極処理を行う分極部を内蔵し、前記昇温部に隣接して配置された恒温槽と、前記昇温部から恒温槽に向けて圧電体を搬送治具に収納した状態で搬送する搬送機構と、この搬送機構の搬送動作を制御する制御部とを有し、前記搬送治具が、各圧電体が収納可能な凹部を有するとともに、前記凹部の底壁に貫通孔を備えたパレット形態とされており、前記熱板が、前記パレットの貫通孔に挿入可能でかつこの貫通孔を介して前記凹部に収納された圧電体の下面に接触可能とされている熱伝達突出部分と、前記パレットの下面に接触可能とされている熱伝達接触面とを備えている
【0010】
本発明によると、圧電体は昇温部でその分極に必要とされる所要温度に上昇させられているから、恒温槽に投入される時点では既に恒温槽の内部設定温度付近に到達しており、したがって、圧電体を常温の状態で恒温槽に投入するのとくらべて圧電体温度を所望の温度に到達させるまでの時間が大幅に短縮される。
【0011】
そして、その後、圧電体の温度は恒温槽により所望の高温に高精度に設定され、この高精度に設定された温度状態で圧電体に対して同じ恒温槽内部の分極部で分極処理を行うことができ、結局、圧電体に対する分極処理を短時間でかつ高精度で行うことができるようになった。
また、圧電体を収納する搬送治具は、接触面で熱板に接触させられていることにより加熱されているから、昇温部において圧電体の温度が搬送治具で冷却されるようなことがなくなり、昇温部において圧電体の温度を正確に昇温させられ、高精度な分極処理を行ううえにおいて好ましい結果となる。
【0012】
この場合、1つの圧電体に対するその分極温度への設定が短時間でできるから、多数の圧電体の分極処理を行うのに大型の恒温槽を用いる必要がなくなり、装置の大型化を回避することができる。また、本発明では、搬送機構とその制御部とを有しているから、制御部の制御で搬送機構を動作させることによって、圧電体を昇温部から恒温槽に向けて搬送することができ、その結果、圧電体に対して昇温や、恒温槽における恒温化や、分極、さらにはエージングなどを外部から正確に設定あるいは管理できて好ましい。また、本発明では、圧電体が、搬送治具に収納した状態で前記搬送機構により搬送されるから、圧電体に対する製造上の歩留まりをより向上させられて好ましい。
【0013】
なお、本発明の場合、前記恒温槽が、前記分極部で分極された圧電体に対してエージング処理をするエージング部をさらに有するものとすると、圧電体に対してそのままそのエージング部でエージング処理することができ、圧電体を常温の状態からエージング処理する場合とくらべて、エージング処理時間を大幅に短縮させることができて好ましい。
【0014】
また、本発明の場合、前記昇温部が、前記圧電体を輻射加熱する輻射加熱手段をさらに備え、この輻射加熱手段と前記熱板とにより、前記圧電体の両面に対して加熱処理を行うものであるとすると、圧電体をその一方の面だけでなくその内部に対して急速にかつ一様に加熱して高温にすることができるから、圧電体の温度を所望の温度に到達させるまでの時間をさらに短縮させられて好ましい。
ここで、輻射加熱手段には近赤外線や遠赤外線や熱風昇温を用いたもの、その他のすべての輻射加熱手段が含まれる。
【0020】
また、本発明の場合、前記制御部が、前記圧電体に対して昇温部で昇温処理する時間、恒温槽内において恒温化処理する時間、分極部で分極処理する時間、およびエージング部でエージング処理する時間を管理し、この管理に基づいて前記搬送機構を搬送制御するようにした場合、圧電体に対して昇温部における昇温時間、恒温槽における恒温化時間、分極時間、エージング時間などを正確に設定できて好ましい。
【0021】
また、本発明の場合、前記制御部が、前記各時間を同一ないしほぼ同一に管理するようにした場合、圧電体を昇温部、恒温化部、分極部、エージング部で搬送機構で搬送させつつそれぞれ同一タイミングで所要の処理を行わせられるから、圧電体に対する一連の分極処理をより管理しやすく、また、一様に高精度に分極された圧電体を製造することが可能となり、その製造歩留まりを向上させられて好ましい。
【0025】
(2)本発明の分極方法は、圧電体を高温の気中において分極する分極方法であって、圧電体を搬送治具に収納し、分極処理を行う空間とは分離された別の空間内で、圧電体および搬送治具を直接加熱手段で加熱することにより圧電体の温度をその分極処理に必要とされる所要温度に向けて上昇させる工程と、上記工程で温度上昇された圧電体を、前記搬送治具に収納した状態で前記所要温度に保持された気体雰囲気の空間内に搬送し分極処理を行う工程とを有するから、圧電体に対する分極処理を短時間でかつ高精度で行うことができる。
【0026】
この場合、前記分極処理を行う空間内の同一の気体雰囲気中において、前記分極した圧電体に対してエージング処理をする工程をさらに有すると、圧電体を常温の状態からエージング処理する場合とくらべて、エージング処理時間を大幅に短縮させることができて好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0028】
図1ないし図5は本発明の実施形態に係り、図1は、本発明の実施形態の分極装置の側面の断面構成とそれに内蔵される制御部のブロック回路とを示す図である。図2は、図1のパレットを示しており、(a)は、その斜視図、(b)はその側面断面図である。図3は、図1の分極装置の昇温部内におけるパレットと熱板とを拡大して示しており、(a)は昇温処理前における側面断面図、(b)は昇温処理状態における側面断面図である。図4は、図1の分極装置の恒温槽内における分極部を拡大して示しており、(a)は分極処理前における側面断面図、(b)は分極処理状態における側面断面図である。図5は、圧電体温度に対する各処理時間の関係を示す図である。
【0029】
図1において、1は分極装置全体を示している。
【0030】
2は装置本体、3は昇温部、4は恒温槽、5は搬送機構、6は制御部、7はパレット、8は圧電体である。
【0031】
装置本体2上に、昇温部3および恒温槽4が配備されているとともに、装置本体2内部に搬送機構5および制御部6が設けられている。
【0032】
昇温部3は、温度分布がラフであるが高速昇温することが可能であり、また、恒温槽4は、高精度な気中温度分布を有している。
【0033】
装置本体2の上面は、図示されていないが搬送機構5を構成するチェーンベルト32が臨む開口が搬送方向に形成されている。
【0034】
圧電体8は、パレット7に収納されて搬送機構5の搬送経路に沿って昇温部3から恒温槽4に向けて搬送されるようになっている。
【0035】
なお、本実施形態において分極処理の対象とされる圧電体8は、両面に電極が形成された厚みが5〜10mmのブロック体であって、分極に必要な電界は1.1kV/mm、分極に必要な温度203℃、分極に必要な時間は400秒である。ただし、この圧電体8は、一例として説明されるにすぎず、分極処理が必要とされる圧電体なら何でもよい。
【0036】
動作の概要を説明する。
【0037】
すなわち、圧電体8は、パレット7にまとめて複数個収納された状態で、搬送機構5で昇温部3から恒温槽4に向けて搬送され、その搬送の過程で、昇温部3で急速に目的とする制御温度に向けて短時間で昇温され、次いで、恒温槽4に入れられて、その制御温度に対して恒温化処理され、その恒温化されて安定化した温度状態を保持したまま分極処理され、さらにその次に、その恒温化されて安定化した温度状態を保持したままエージング処理されて、最後に、恒温槽4から排出されることで、高速、高精度で圧電体8の温度を制御し、その圧電体8に対する分極処理時間の短縮かつ高精度な分極制御が可能となっている。
【0038】
以下、本実施形態の分極装置1の全体構造を詳しく説明する。
【0039】
昇温部3は、圧電体搬送入口が開放された、圧電体8を常温状態からその分極に必要とされる所要温度である前記203℃(制御温度)に向けて加熱上昇させる室構造を有するものであって、パレット7に収納されている圧電体8の両面に対して加熱処理を行うために、圧電体8における一方の面に対して輻射加熱する輻射加熱手段として近赤外線ヒータ10と、圧電体8における他方の面に対して直接加熱する手段として熱板11とを備えている。昇温部3で、圧電体8の両面に対して同時に加熱することで高速昇温が可能とされている。また、近赤外線ヒータ10は、圧電体8に対して非接触であるから、圧電体8に対する機械的な損傷を軽減することができて好ましい。また、熱源としての機械的駆動も不要となり、装置の小型化に貢献することができて好ましい。
【0040】
これら近赤外線ヒータ10と熱板11それぞれ自体の発熱温度は、前記制御温度以上の高温であるが、後述するように、圧電体8を制御温度より若干少し高めの温度に向けて急速上昇させる。ここで近赤外線ヒータ10は、パレット7に収納された各圧電体8それぞれの表面側に対して輻射熱を供給してその表面のみならず内部まで加熱できるようになっている。
【0041】
パレット7は、搬送治具として、所要厚みでかつ平面視矩形形状をなしたプレート状のものであって、圧電体8の収納が可能な複数の凹部12がマトリクス状に整列形成されているとともに、各凹部12の底壁それぞれに貫通孔13が形成されている。
【0042】
パレット7で圧電体8を搬送するから、搬送時における圧電体8に対する直接的な機械的損傷を避けることが可能となって好ましい。また、圧電体8を個々に搬送させる場合よりも、搬送や停止などの搬送動作をより単純化できかつ安定しかつ信頼性に優れた搬送に貢献することができて好ましい。
【0043】
熱板11は、パレット7における各凹部12の貫通孔13それぞれに挿入可能な複数の熱伝達突出部分14を有している。各熱伝達突出部分14は、パレット7の各貫通孔13を介してパレット7の凹部12に収納された圧電体8の下面に接触可能とされている。熱板11はまた、その表面側がパレット7の裏面側に接触可能とされた熱伝達接触面15となっているとともに、下方に昇降突出部分16を備えている。
【0044】
熱板11の熱伝達突出部分14は、パレット7の凹部12に収納された圧電体8の裏面に接触して圧電体8に対して熱を直接伝達して加熱する一方、その熱伝達接触面15がパレット7裏面に接触することでパレット7を加熱できるようになっている。
【0045】
熱板11は、その昇降突出部分16がシリンダ17と共に昇降機構18を構成しているとともに不図示のモータでシリンダ17内を出没制御されることで昇降されるようになっている。
【0046】
そして、熱板11は、パレット7に収納されている圧電体8の裏面を加熱するときは昇降機構18により上昇させられて熱伝達突出部分14が圧電体8の裏面に接触し、また、パレット7が搬送するときは、熱伝達突出部分14がパレット7の貫通孔13から脱出するように下降させられる。
【0047】
恒温槽4は、昇温部3に搬送方向隣りに配置され、熱風が送風されて圧電体8の分極に必要とされる所要温度つまり前記制御温度に保持された気体雰囲気を有した室構造となっており、パレット7の搬送入口および搬送出口それぞれに開閉シャッタ19,20を備えている。この熱風送風構造はその図示が省略されている。
【0048】
そして、恒温槽4は、その内部に、パレット7に搭載されて搬送機構5で昇温部3から恒温槽4に向けて搬送されてくる圧電体8に対して、その搬送経路順に、恒温処理する恒温化部21、分極処理する分極部22およびエージング処理するエージング部23を備えている。
【0049】
恒温化部21は、搬送機構5で昇温部3から搬送されてきた圧電体8の温度を制御温度(203℃)に恒温化処理する領域であり、この領域で搬送機構5は所要時間として400秒停止する。パレット7上の圧電体8は既に昇温部3で制御温度より若干高い温度に昇温されており、この停止時間中において制御温度に恒温化されるようになっている。
【0050】
分極部22は、搬送機構5で恒温化部21から搬送されてきたパレット7上の圧電体8の両面に設けられている圧電電極に当接して、この圧電体8に対して電圧を印加する一対の上下電極24,25を有し、上側電極24は高圧電圧を印加し、下側電極25は接地電位に保持されている。
【0051】
上下電極24,25は、それぞれ突出部分24a,25aを備えシリンダ26,27と共に昇降機構28,29を構成しており、不図示のモータによりシリンダ26,27内をその突出部分24a,25aが出没することで上下に昇降可能とされている。この分極部22の領域においても、搬送機構5の搬送動作は所要時間として400秒停止する。
【0052】
上側電極24には、導電性を有した複数の電圧印加ピン24bが上下動可能に貫挿されている。各電圧印加ピン24bそれぞれは、一端側が高圧電源部に接続されているとともに、他端側がパレット7上の各圧電体8それぞれの上面をバネ24cでもって下方へ付勢可能に設けられている。
【0053】
下側電極25には、導電性を有した複数の接地ピン25bが貫挿されている。各接地ピン25bそれぞれは、一端側が接地部に接続されて接地されているとともに、他端側がパレット7の各凹部12それぞれの貫通孔13を貫通して各圧電体8それぞれの下面を上方へ押圧可能に設けられている。
【0054】
エージング部23は、パレット7上の圧電体8に対してエージング処理する領域であり、この領域においても、搬送機構5の搬送動作は所要時間として400秒停止する。恒温槽4にエージング部23を配置したことで、均一な温度状態での圧電体8に対するエージングが可能となり、エージングのための昇温が不要となり、短時間でのエージングが可能となる。
【0055】
搬送機構5は、駆動輪30と従動輪31との間にチェーンベルト32を巻き掛けて構成されている。駆動輪30は、チェーンベルト32を駆動するモータ装置を含み、チェーンベルト32を所要速度で駆動させてパレット7を搬送する。このとき駆動輪30は、昇温部3、恒温槽4内の恒温化部21、分極部22、エージング部23でそれぞれチェーンベルト32の駆動を400秒停止する。
【0056】
制御部6は、マイクロコンピュータ、RAM、ROM、入力インタフェース、出力インタフェースなどからなり、昇温部3、恒温槽4、搬送機構5を制御するようになっている。そして、制御部6は、昇温部3に対しては、近赤外線ヒータ10および熱板11に対する発熱用電圧の印加制御、熱板11の昇降制御を行い、恒温槽4に対しては、熱風送風制御、パレット7の搬送入口および搬送出口それぞれに開閉シャッタ19,20の同期開閉制御、分極部22の上下分極電極24,25に対しての電圧印加制御および昇降制御を行い、搬送機構5に対しては駆動輪30に対する駆動制御を行うようになっている。
【0057】
以下、動作を図5を参照して詳しく説明する。
【0058】
制御部6は、昇温部3の近赤外線ヒータ10および熱板11に対して発熱用電圧を印加してこれらを作動させ、また、恒温槽4内部に熱風を送り込んでその内部温度を制御温度である203℃に制御している。
【0059】
次に、制御部6は、搬送機構5における駆動輪30に対して制御信号を送り、この駆動輪30を回転させてチェーンベルト32を動かす。これによって、チェーンベルト32上のパレット7が昇温部3に送り込まれる。
【0060】
パレット7が昇温部3に送り込まれると、制御部6は、駆動輪30を停止させてパレット7の搬送を400秒間停止させるとともに、昇降機構18を制御して熱板11を上昇させる。これによって、その熱板11の熱伝達突出部分14がパレット7の凹部12底壁の貫通孔13に挿入され、パレット7に収納されている圧電体8の裏面に当接する。こうして圧電体8は、昇温部3内において、その表面が近赤外線ヒータ10により、また、その裏面が熱板11により加熱されて急速に制御温度の203℃より若干高い温度に昇温させられる。
【0061】
こうして圧電体8が昇温されると、制御部6は、恒温槽4の開閉シャッタ19,20を開かせるとともに、駆動輪30の駆動を再開し、これによって、パレット7はチェーンベルト32により、恒温槽4に送り込まれる。
【0062】
そして、パレット7が恒温槽4内の恒温化部21に到達すると、制御部6は、駆動輪30を停止させてパレット7の搬送を400秒間停止させて、パレット7内の圧電体8に対して恒温化処理を受けさせる。これによって、圧電体8の温度は制御温度の203℃に恒温化される。
【0063】
この恒温化処理が終了すると、制御部6は、駆動輪30の駆動を再開し、これによって、パレット7は、分極部22に到達する。なお、パレット7が分極部22に到達する前は、制御部6は、分極部22における上下分極電極24,25に対する昇降機構28,29に制御信号を送って、上下両分極電極24,25を搬送経路外に退避させている。そして、パレット7が分極部22に到達すると、制御部6は、駆動輪30を停止させてパレット7の搬送を400秒間停止させるとともに、昇降機構28,29に制御信号を送って上下両分極電極24,25を搬送経路に向けて下降させる。これによって、両分極電極24,25それぞれのピン24b,25bは、パレット7に収納されている各圧電体8の両面圧電電極に当接する。制御部6は、この当接状態で上下両分極電極24,25に対して高圧電源部からの高電圧を前記400秒間印加させることで圧電体8を分極させる。
【0064】
なお、この場合、下側分極電極25により、パレット7内の圧電体8は、少し上方に持ち上げられて、パレット7と非接触状態となるから、分極に際して、上側の分極電極24からの高電圧印加で発生する沿面放電は、下側分極電極25に向けて発生するが、パレット7に沿っては発生しなくなって好ましい。パレット7は、チェーンベルト32に接触して装置のグランド側に接続されている一方、このグランドは、下側分極電極25のグランドとは相違しており、装置のグランドに向けて沿面放電が発生すると、装置の故障等につながるおそれがあるからである。
【0065】
こうして圧電体8に対する分極処理が終了すると、制御部6は、駆動輪30の駆動を再開し、これによって、パレット7は、エージング部23に到達する。そして、パレット7がエージング部23に到達すると、制御部6は、駆動輪30を停止させてパレット7の搬送を400秒間停止させて、パレット7内の圧電体8に対してエージング処理を受けさせる。これによって、圧電体8は制御温度の203℃のもとで400秒間、エージング処理を受ける。
【0066】
以上の処理の後、制御部6は、恒温槽4の開閉シャッタ19,20を開けて、その処理が終了したパレット7を恒温槽4外に排出させる。
【0067】
このようにして圧電体8は、昇温部3でその分極に必要とされる所要温度に上昇させられているから、恒温槽4に投入される時点では既に恒温槽4の内部設定温度付近に到達しており、したがって、圧電体8を常温の状態で恒温槽4に投入するのとくらべて圧電体温度を所望の温度に到達させるまでの時間が大幅に短縮される。
【0068】
そして、その後、圧電体8の温度は恒温槽4により所望の高温に高精度に設定され、この高精度に設定された温度状態で圧電体8に対して同じ恒温槽4内部の分極部で分極処理を行うことができ、結局、圧電体8に対する分極処理を短時間でかつ高精度で行うことができるようになった。
【0069】
また、制御部6は、圧電体8に対して昇温部3で昇温される時間、恒温槽4内の恒温化部21において恒温化される時間、分極部22で分極される時間、およびエージング部23でエージングされる時間を図5で示すようにそれぞれ同一の400秒に管理して搬送機構5を制御しており、圧電体8は、昇温部3によりその表面(実線)、内部(一点鎖線)、裏面(点線)の温度の上昇に多少のバラツキがあっても、恒温槽4においてはそのいずれもが分極処理に際しては同一の203℃になっており、高精度な分極を行うことができる。
【0070】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々な応用や変形が可能である。
【0071】
(1)上述の実施形態の場合、チェーンベルト32の停止により、各パレット7は昇温部3、恒温槽4内の恒温化部21、分極部22、エージング部23それぞれの所定位置(ステーション)で、それぞれ、400秒間、処理を受けるために、互いのステーションはそれぞれ等間隔とされている。そのため、いずれかのパレット7がステーションに未到達であり、他のパレット7がステーションに到達しているような場合、その未到達のパレット7を不図示のパレット昇降機構で持ち上げて、所定のステーションに位置決めして設定できるようにしてもよい。
【0072】
(2)上述の実施形態の場合、搬送機構5としてチェーンベルト32を用いたが、このチェーンベルト32は金属製であっても、樹脂製であってもよい。また、チェーンベルトに限定されるものではなく、その他の搬送機構であってもよい。
【0073】
【発明の効果】
本発明によると、圧電体は昇温部でその分極に必要とされる所要温度に上昇させられているから、恒温槽に投入される時点では既に恒温槽の内部設定温度付近に到達しており、したがって、圧電体を常温の状態で恒温槽に投入するのとくらべて圧電体温度を所望の温度に到達させるまでの時間が大幅に短縮される。
【0074】
そして、その後、圧電体の温度は恒温槽により所望の高温に高精度に設定され、この高精度に設定された温度状態で圧電体に対して同じ恒温槽内部の分極部で分極処理を行うことができ、結局、圧電体に対する分極処理を短時間でかつ高精度で行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の分極装置の側面の断面構成とそれに内蔵される制御部のブロック回路とを示す図
【図2】図1のパレットを示しており、(a)は、その斜視図、(b)はその側面断面図である。
【図3】図1の分極装置の昇温部内におけるパレットと熱板とを拡大して示しており、(a)は昇温処理前における側面断面図、(b)は昇温処理状態における側面断面図である。
【図4】図1の分極装置の恒温槽内における分極部を拡大して示しており、(a)は分極処理前における側面断面図、(b)は分極処理状態における側面断面図である。
【図5】圧電体温度に対する各処理時間の関係を示す図
【符号の説明】
1 分極装置
2 装置本体
3 昇温部
4 恒温槽
5 搬送機構
6 制御部
7 パレット
8 圧電体
9 チェーンベルト
10 近赤外線ヒータ
11 熱板
21 恒温化部
22 分極部
23 エージング部

Claims (7)

  1. 圧電体を高温の気中において分極する分極装置であって、
    内部に少なくとも圧電体を直接加熱する熱板を備え、圧電体の温度をその分極処理に必要とされる所要温度に向けて上昇させる昇温部と、
    前記所要温度に保持された気体雰囲気を有し、かつ、その温度に保持されている圧電体に対して分極処理を行う分極部を内蔵し、前記昇温部に隣接して配置された恒温槽と、
    前記昇温部から恒温槽に向けて圧電体を搬送治具に収納した状態で搬送する搬送機構と、
    この搬送機構の搬送動作を制御する制御部とを有し、
    前記搬送治具が、各圧電体が収納可能な凹部を有するとともに、前記凹部の底壁に貫通孔を備えたパレット形態とされており、
    前記熱板が、前記パレットの貫通孔に挿入可能でかつこの貫通孔を介して前記凹部に収納された圧電体の下面に接触可能とされている熱伝達突出部分と、前記パレットの下面に接触可能とされている熱伝達接触面とを備えている、
    ことを特徴とする分極装置。
  2. 請求項1の分極装置において、
    前記恒温槽が、前記分極部で分極された圧電体に対してエージング処理をするエージング部をさらに有する、ことを特徴とする分極装置。
  3. 請求項1または2の分極装置において、
    前記昇温部が、前記圧電体を輻射加熱する輻射加熱手段をさらに備え、この輻射加熱手段と前記熱板とにより、前記圧電体の両面に対して加熱処理を行うものである、ことを特徴とする分極装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の分極装置において、
    前記制御部が、前記圧電体に対して昇温部で昇温処理する時間、恒温槽内において恒温化処理する時間、分極部で分極処理する時間、およびエージング部でエージング処理する時間を管理し、この管理に基づいて前記搬送機構を搬送制御する、ことを特徴とする分極装置。
  5. 請求項4記載の分極装置において、
    前記制御部が、前記各処理時間を同一に管理する、ことを特徴とする分極装置。
  6. 圧電体を高温の気中において分極する分極方法であって、
    圧電体を搬送治具に収納し、分極処理を行う空間とは分離された別の空間内で、圧電体および搬送治具を直接加熱手段で加熱することにより圧電体の温度をその分極処理に必要とされる所要温度に向けて上昇させる工程と、
    上記工程で温度上昇された圧電体を、前記搬送治具に収納した状態で前記所要温度に保持された気体雰囲気の空間内に搬送し分極処理を行う工程と、
    を有することを特徴とする分極方法。
  7. 請求項の分極方法において、
    前記分極処理を行う空間内の同一の気体雰囲気中において、前記分極した圧電体に対してエージング処理をする工程をさらに有する、ことを特徴とする分極方法。
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