JP3845835B2 - インシュレイティングガラス窓のシーリング方法 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、ポリウレタンおよびポリスルフィドの最も優れた特性を合わせ持つインシュレイティングガラス窓(insulating glass window)のための改良されたシーラントに関する。さらに、ヒドロキシル基を末端基とするポリスルフィドポリホルマール(polyformal)から形成されるポリウレタンシーラントに関する。
「インシュレイティングガラス窓」とは、構造にインシュレイティング特性を付与する2枚の窓ガラスの間の間隔を作るために、両表面の間が間隔をあけられた位置関係になっている2枚の窓ガラスを含む構造を示す。その最も広く用いられる型では、2枚の平行な窓ガラスは、窓ガラスのガラス板上の周辺に沿って置かれた金属のまたは有機物の樹脂スペーサーによって間隔をあけられ、それによって窓ガラスの内部表面が脚であり、スペーサーの面が底であるU型の溝を形成する。概して、スペーサーは、閉鎖された空隙を乾燥状態に保つためモレキュラーシーブといった水吸着剤物質で充填された空間を有する形をしている。窓の外辺に沿ったU型の溝は、満足して使用するために必要な特性を合わせ持つシーラントで満たされている。これらの特性のいくつかを以下に示す。
【0002】
2枚の窓ガラスの間の乾燥した間隔に湿気が入るのを妨ぐため、シーラントは非常に低い透湿度(MVT)を有さなければならない。そのような間隔に存在する湿気は、視界および外観上の問題を起こしながら、窓ガラスの内部表面で凝縮する傾向にある。もし、シーラントが満足な透湿度を有さないなら、インシュレイティングユニットの寿命は著しく減じられるだろう。
ガラスの応力を軽減するため、温度変化によって引き起こされるインシュレイティングガラス構造の収縮および膨張の際にシーラントがたわむよう、優れた伸び率およびフレキシビリティー(flexibility)をシーラントは有さなければならない。
日光、湿気、および大きな温度変化に曝される長い期間の使用の間に劣化しない、ガラスとの優れた結合もシーラントは形成しなければならない。引張接着強度(tensile adhesion strength)は、結合強度の重要な指標である。
【0003】
米国特許第3,386,963号で、サンタニエロ(Santaniello)はシーラントおよび接着剤を形成する、ポリオールと硬化可能なイソシアネート基を末端基とする特定のポリスルフィドプレポリマーを開示している。該プレポリマーは以下の式を有するヒドロキシル基を末端基とするポリスルフィド:
HO−R’SS(R’’SS)R’−OH
[式中、R’およびR’’は同じ2価の脂肪族の基であり、炭素鎖は酸素原子でさえぎられてもよく、分子量は500から9000である]から形成される。R’がポリメチレンである場合のポリスルフィド主鎖を有するポリウレタンの特性に関する教示はない。
【0004】
本発明の目的は、溶媒および木材防腐剤への優れた耐性、低いアルゴンマイグレーション、フリーラジカル酸化に対する優れた耐性、および優れた加工性を有する優れた液体ポリスルフィドと、低い透湿度(MVT)、低い水膨潤度、優れた電気抵抗、およびインシュレイティングガラス窓の有機成分への優れた接着性を特徴とするポリウレタンを組み合わせた、丈夫なシーラントを用いてインシュレイティングガラス窓をシーリングする方法を提供することである。
本発明の別の目的は、分子量および架橋結合密度が同じである公知のポリスルフィドベースのポリウレタンシーラントより硬くないシーラントを提供することである。
インシュレイティングガラスシーラントの生成において中間体または先駆物質として用いられることができるイソシアネート基を末端基とするポリスルフィドを提供することは、本発明の目的に関係する。
ジチオジアルキレングリコールおよび脂肪族ジオール、ならびに、任意に、ジオールの部分的な置換としての脂肪族トリオールまたはより高官能なポリオールがランダム共重合されたポリアセタール(copolymeric polyacetal)とのポリイソシアネートの縮合物を含むインシュレイティングガラスシーラントによって、本発明の以下の記述から明白になるこれらおよび他の目的は達成される。
【0005】
共重合性のポリアセタールは、ジオール(トリオールの存在下又は非存在下で)と、ホルムアルデヒド、好ましくはより低い揮発性、きわめて容易な入手可能性、および低いコストのゆえにパラホルムアルデヒドとの反応によって生成される。
本発明の目的のための中間体としての共重合性のポリアセタールの合成は、全ての反応成分、およびトルエンスルホン酸といった酸性触媒またはAMBERLITE IR 120といった酸性イオン交換樹脂を反応容器に投入し、約60から約100℃またはそれ以上に加熱する、基本的に1段工程である。最大反応温度は、どちらも管理することができる、反応物および生成物の揮発性および/または熱安定性によってのみ制限される。トルエンといった溶媒を、反応混合物からの縮合の水を抜き取るのを助けるのに用いることができる。反応混合物から水がほとんどまたはそれ以上放出されない際に、反応は止められるか、または分子量を上げるためにさらなるアルデヒドを加えることができる。反応混合物を、その後冷却し、水酸化アンモニウム、水酸化カルシウム、または炭酸カリウムといった塩基で中和し、ろ過する。溶媒は蒸留によって取り除かれ、未反応のグリコール、他のジオール、およびトリオールを取り除くために反応生成物を真空下さらにストリップすることができる。ポリアセタールは、約500から約10000、好ましくは約1500から約4500の数平均分子量を有する。
【0006】
ジチオジアルキレングリコールは、米国特許第2,527,378号に示されている方法を用いて調製され、かかる開示も本明細書に組み込まれ参照される。ジチオジアルキレングリコールのアルキレン基は、2から20個の炭素原子を含む。最も単純でしばしばジチオジグリコールと呼ばれるジチオジエチレングリコールは好ましいものであるが、他の例としては例えばプロピレン、ブチレン、へキシレン、および他の直鎖の同族体、ならびに、アルキレン基が枝分かれしたものが挙げられる。別法では、ジチオジアルキレングリコールは、メルカプトアルコールの酸化によって生成されることができる。
【0007】
以下のジヒドロキシ化合物は、本発明に従ってポリアセタールに変換するためのコモノマーとして適している:
(1)2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール;エチレングリコール;テトラメチレングリコール;ヘキサメチレングリコール;オクタメチレングリコール;およびデカメチレングリコールといった、2から20の炭素原子の鎖長を有するアルカンジオール;
(2)1−プロピレン−1,2−ジオール;2−プロピレン−1,2−ジオール;1−ブチレン−1,2−ジオール;3−ブチレン−1,2−ジオール;1−へキシレン−1,3−ジオール;1−ブチレン−2,5−ジオール;および2−ブテン−1,4−ジオールといった、アルケンジオール;
(3)シクロペンチレン−1,3−ジオール;シクロへキシレン−1,2−ジオール;シクロへキシレン−1,3−ジオール;およびシクロへキシレン−1,4−ジオールといったシクロアルキレンジオール;
(4)ジ(β−ヒドロキシエチル)エーテルおよびHOCHC(=O)NH(CHNH(O=)CCHOHといったアルカンエーテルジオールおよびジアミドアルカンジオール;
(5)シクロヘキサンジメタノール;ならびに
(6)ヒマシ油ならびにそれから誘導されるジオールおよびトリオール。
本発明方法に従って、ポリアセタールに変換されその後ポリウレタンに変換されるのに適したジヒドロキシ化合物の例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、またはヘキサメチレングリコール、ならびにコハク酸、アジピン酸、およびセバシン酸といったジカルボン酸との該化合物の反応から得られるヒドロキシ基を末端基とするポリエステルが挙げられる。本発明方法の目的に最も適したポリエステルは、分子量が約200から約2000であるポリエステルである。
【0008】
ポリエステルに加えて、ポリエチレンエーテルグリコール、ポリプロピレンエーテルグリコール、他のポリアルキレンエーテルグリコールといったポリエーテル、および混合物、または分子量が約100から約6000であるそれらのコポリマーを、本発明の目的のためにポリウレタンへ変換するためのポリアセタールの調製における中間体として用いることができる。
ポリイソシアネートとの続く反応で本発明に従ってインシュレイティングガラスシーラントを形成するポリアセタールに変換するのにも適している共重合性のジオールは、そのようなジヒドロキシ化合物とのジチオジアルキレングリコールの共縮合によって生成されることができる。酸触媒される反応は、米国特許第2,582,605号に教示されており、かかる開示は本明細書に組み込まれ参照される。その目的に適したジオールは、例えば、エチレングリコールまたはプロピレングリコールといった2から20の炭素原子を有するアルキレングリコールのジチオジグリコールとの共縮合によって生成されることができる。β−ヒドロキシアルキルスルフィド(β−hydroxyalkyl sulfide)基またはヒドロキシアルキル基でキャップされた重合体鎖を有することを望むかどうかによって、モル比を広い範囲で変えることができる。
【0009】
もし望むなら、本発明の目的のために、好適なポリヒドロキシおよび/またはポリイソシアネート化合物の混合物を用いることができることが、当業者に理解される。
脂肪族のジオールは、全ジオール重量の約50%まで構成することができるが、好ましくは、約1から約20%である。架橋されたポリアセタールが望まれる際には、全ポリオール混合物の重量で、約10%までの脂肪族トリオールを用いることができる。トリオールとしては、1,2,3−プロパントリオール;1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)シアヌル酸;トリメチロールプロパン、およびヒマシ油が挙げられる。
【0010】
本発明の改良されたシーラントは、式Iのヒドロキシル基を末端基とするポリスルフィドポリアセタール(polysulfide polyacetal)がポリイソシアネートと当量基準で約1:1から約1.2:1、好ましくは約1.05:1の比で反応させられる1段工程で調製されることができる。部分的に硬化したシーラントを窓の決まった場所に置いた後、反応の最終段を起こらせることができる。あるいは、シーラントの生成は、イソシアネート基を末端基とするポリスルフィドポリアセタールが最初に形成され、その後化学量論的に必要な追加のヒドロキシル基を末端基とするポリスルフィドポリアセタールが先駆物質と混合される2段工程で行われることができる。
【0011】
本発明で見いだされた優れたインシュレイティングガラスシーラントになるポリスルフィドベースのポリウレタンを調製するために非常に様々なポリイソシアネートを、上記のヒドロキシル基を末端基とするポリスルフィドと好適に反応させることができる。概して、ポリウレタン樹脂の調製において従来提案されているいかなる有機ポリイソシアネートも本発明中で用いることができる。適したポリイソシアネートとしては、例えば(IPDIと略す)イソホロンジイソシアネート;トリレン−、メタフェニレン−、(MDIと略し、商標 RUBINATE 9310で売られている)メチレン−ビス−(フェニレン−4−)、ビフェニレン−4,4’−;3,3’−ジメトキシビフェニレン−4,4’−;3,3’−ビフェニレン−4,4’−;および(MTMXDIと略す)メチレン−(テトラメチルキシレン−)といったアリーレンポリイソシアネート;エチレン−、エチリデン−、プロピレン−1,2−、ブチレン−1,4−;ブチレン−1,3−;シクロヘキシレン−1,4−;メチレン−ビス(シクロヘキシル−4,4’)−;および(HDIと略す)ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネートといったアルキレンポリイソシアネートが挙げられる。商標 RUBINATE 1790で売られているMDIプレポリマーのような、商業的に入手できるイソシアネート基を末端基とするプレポリマーも本発明の硬化剤として適している。
【0012】
本発明のインシュレイティングガラスシーラントを作るのに適した方法には、ヒドロキシル基を末端基とする共重合性のポリスルフィドポリアセタール、硬化触媒、鎖伸長剤、可塑剤、充填剤、脱水剤、およびチキソトロピック剤を混合することでシーラントベースを始めに作ることが含まれる。2枚の窓ガラスのU型の溝の周囲付近に置かれる少し前に混ぜ合わせる2つのパッケージとして、シーラントベース(A剤)は硬化剤(B剤)と一緒に売られている。シーラントベースを作るための一般的な手順には、ポリアセタール、鎖伸長剤、および可塑剤をスウィープブレード(sweep blade)を用いているロス(ROSS)、ホックメイヤー(HOCKMEYER)、またはシャー(SHAR)ミキサーといった容器の中で配合することが含まれる。チキソトロピック剤、充填剤、および脱水剤をカウレス(Cowles)タイプのブレードを用いて配合物中に分散させ、ヘグマングラインド(Hegman grind)が2ミルより小さくなるまで完全真空下、高速で粉砕する。湿気は、トルエンとの共沸蒸留により600ppmより低くされる。接着促進剤、および追加のチキソトロピック剤が、必要であるならシーラントベースを仕上げるために触媒と配合される。B剤を作るために、1つまたはそれ以上のポリイソシアネート硬化剤が窒素雰囲気下、接着促進剤、顔料、ならびにチキソトロピック剤の存在下又は非存在下で、混合される。
【0013】
本発明のヒドロキシル基を末端基とするポリスルフィドポリアセタールは、ポリイソシアネートを該ポリスルフィドとNCO:OH比が1.2:1を越える、好ましくは約2:1またはそれを越える比で反応させることで、本発明のプレポリマーとして用いるための、容易に硬化するイソシアネート基を末端基とするポリスルフィドポリアセタールに変換されることができる。
プレポリマーは、貯蔵および所望の場所に安全に運送されることができる。ポリウレタンの分野で公知であるように、プレポリマーを化学量論的に必要な量の任意のポリオールと混合し、混合物を2枚の窓ガラスの間のU型の溝の周囲に置くことで、完全に硬化したシーラントを得られる。しかしながら、式IIのヒドロキシル基を末端基とするポリスルフィドを硬化反応におけるポリオールとして用いるのが好ましい。
本発明のシーラントは、本発明のポリウレタンを約15重量%から約30重量%、好ましくは約20重量%から約25重量%含む。
【0014】
第三アミンを含む様々な触媒は、ポリスルフィドベースのプレポリマーの対応するポリウレタンへの硬化を促進するために用いられることができるが、好適な触媒としては、例えばジブチルスズジラウレートといった、有機錫部分の炭素原子が約1個から4個および炭酸塩部分の炭素原子が約8個から約12個であるジオルガノ錫カルボン酸塩(diorganotin carboxylate)があげられる。触媒は、単独または混合して、配合された反応混合物の重量に基づいて約0.0001重量%から約0.1重量%の量で用いることができる。所望な際には、オレイン酸等の調節剤を約0.005から約0.1重量%加えることで、反応速度を遅くすることができる。ポリスルフィドベースのポリウレタンの分子量は、シーラントパッケージのA剤にn−デシルメルカプタンといった連鎖停止剤を加えることで調節されることができる。または、強度は、鎖伸長剤として、1,4−ブタンジオールといった短鎖のジオールを0.1から1重量%添加することによって向上させられることができる。
本発明に従って調製したシーラントの加工時間(work time)は、大きくは用いたヒドロキシル基を末端基とするポリスルフィドの分子量、温度、および触媒のタイプ、またはもし用いたのであれば調節剤によって、10から90分の範囲で変化する。
【0015】
本発明のシーラントは、約40から約60重量%の炭酸カルシウム、タルク、マイカ、板状クレー(platey clay)といった充填剤も含む。該シーラントは、約0.12から約1重量%の、例えばアミノプロピルトリメトキシシラン、メルカプトプロピルトリメトキシシランおよびグリシドキシプロピルトリメトキシシランといったシランのようなガラス接着促進剤も任意に含むことができる。本発明のシーラント中に約15から約30%の可塑剤も存在させることができる。可塑剤の例としては、アルキルベンジルフタレート(例えば、アルキルはオクチル)および塩素化パラフィンが挙げられる。本発明のシーラント中に含まれる他の任意成分としては、着色剤、紫外線安定剤、およびレオロジー調整剤(rheology control agent)が挙げられる。
【0016】
本発明のシーラントは、ASTM F−1249で測定される透湿度が約20グラム/m/日以下、好ましくは約15グラム/m/日以下である。
本発明のシーラントは、ガラス、アルミニウム、マイラーフィルムと優れた結合を形成する。ASTM C−1135で測定される引張接着強度は、少なくとも約60、好ましくは少なくとも約90ポンド/平方インチである。ASTM−D412で測定される伸び率は少なくとも約100%、好ましくは200%である。
以下の実施例は、ヒドロキシ基を末端基とするポリスルフィドポリアセタールの調製および本発明のインシュレイティングガラスシーラントを例示する。
【0017】
ポリオールベース(A剤)の調製
表1の品目1−7で特定される共重合性のポリスルフィドポリアセタール、可塑剤、アジュバントジオール(adjuvant diol)、および充填剤、ならびにトルエンを、ウェルナー(Werner)ミキサー中、1250rpmで、ドライアイスの充填された凝縮器を含む真空系下、混合し、余分な湿気(incidental moisture)を600ppmより少ない量になるまで取り除いた。表1の品目8−11で特定されるシラン接着促進剤、スズ触媒、モレキュラーシーブ、およびシリカが、混ぜ込まれ、硬化前にシールされる前にポリオールベースの一部にされた。重量は、表1にグラムで示す。用いられた略語は:ジチオジグリコールはDTDG;1,6−ヘキサンジオールはHXDO;トリプロピレングリコールはTPG;1,4−シクロヘキサンジメタノールはCHDM;1,3,5−(トリスヒドロキシエチル)シアヌル酸はTHECである。
【0018】
【表1】
Figure 0003845835
【0019】
イソシアネート硬化剤(B剤)の調製
表2の品目1−3で特定されるイソシアネート、シラン、および顔料を混合し、表2に示されるNCO当量数を有する硬化剤を得た。シーラントを生成するのに用いられるNCO当量とOH当量の比も、表2に示す。使用されるイソシアネートは、MDIプレポリマー(RUBINATE 1790)およびMDI(RUBINATE 9310)である。
【0020】
【表2】
Figure 0003845835
【0021】
硬化したシーラントの特性および硬化中の加工特性を表3に示す。インシュレイティングガラスシーラントの透湿度は、ASTEM F−1249−90法で測定した。
【0022】
【表3】
Figure 0003845835

Claims (8)

  1. ジチオジアルキレングリコールおよび脂肪族ジオール、ならびに、任意に、ジオールの部分的な置換としての脂肪族トリオールがランダム共重合されたヒドロキシル基を末端基とするポリスルフィドポリアセタールであって、該ポリアセタールの数平均分子量が約500から約10000であるもの、触媒、およびNCO/OH比が約1:1から約1.2:1の範囲となる量のポリイソシアネートを含む混合物で、窓の外辺に沿ったU型の溝および2枚の窓ガラスの間を充填し、該混合物を硬化してポリスルフィドベースのポリウレタンシーラントを形成することを含む、インシュレイティングガラス窓のシーリング方法。
  2. ポリアセタールの数平均分子量が、約1500から約4500である、請求項1記載の方法。
  3. NCO/OH比が約1.05:1である、請求項1記載の方法。
  4. ジチオジアルキレングリコールおよび脂肪族ジオール、ならびに、任意に、ジオールの部分的な置換としての脂肪族トリオールがランダム共重合されたヒドロキシル基を末端基とするポリスルフィドポリアセタールを、NCO/OH比が約1:1から約1.2:1でポリイソシアネートおよび触媒と反応させることにより調製されるポリスルフィドベースのポリウレタンを含む、インシュレイティングガラスシーラント。
  5. NCO/OH比が約1.05:1である、請求項4記載のシーラント。
  6. 可塑剤およびガラス接着を促進するシランがさらに存在する、請求項4に記載のシーラント。
  7. ポリアセタールの数平均分子量が約500から約10000である、請求項4記載のシーラント。
  8. ポリアセタールの数平均分子量が約1500から約4500である、請求項4記載のシーラント。
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