JP3844369B2 - 一次防錆塗料組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、船舶、海洋構造物、プラント、橋梁、陸上タンク等の鋼材加工工程で行なわれる鋼材前処理で用いられる一次防錆塗料組成物(ショッププライマー)に関し、さらに詳しくは、100cm/分以上という高速で溶接を行なっても、ピット(貫通孔)やブローホール(内泡)などの欠陥の発生を抑制することができるとともに、亜鉛が本来有する優れた防食効果を保持することができ、しかも溶接性と防食性に優れた無機ジンク一次防錆塗料組成物に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
従来、船舶、橋梁、プラント等の大型鉄鋼構造物の建造中の発錆を一次的に防止する目的で、鉄鋼の表面に塗布する一次防錆塗料がある。
【0003】
このような一次防錆塗料組成物としては、ウォッシュプライマー、ノンジンクエポキシプライマー、エポキシジンクリッチプライマーなどの有機一次防錆塗料、シロキサン系結合剤を用いた無機ジンク一次防錆塗料が知られている。これらの一次防錆塗料のうち、溶接性に優れた無機ジンク一次防錆塗料組成物が最も広く用いられている。
【0004】
無機ジンク一次防錆塗料組成物は、溶接時のガスの発生量が少なく溶接性に優れているが、近年、溶接のより一層の高速化が要請されており、この要請に応えるには、溶接時のピット、ブローホールの原因となる亜鉛(融点419℃、沸点930℃)の気化ガス圧を抑える必要がある。亜鉛末は、溶接の際、鉄の融点1530℃以上の熱に曝されると、亜鉛は急激に気化して溶接ビード(weld bead)にピットやブローホールなどの欠陥が生じることがある。このような問題点を解決するため、一次防錆塗料組成物中の亜鉛末を減少させる方法が考えられるが、亜鉛末の量を減らす方法では、溶接の高速化が可能になるものの、防食性が低下してしまうという問題がある。
【0005】
また亜鉛は、加熱によって融点を超えると急速に酸化されるため、加熱後の防食性の低下が著しい。
また、本発明者らは、特願平4−272441号の出願明細書において、溶接時の加熱による亜鉛の酸化を防止することができる一次防錆塗料組成物として、硅素系無機結合剤、亜鉛末およびモリブデン化合物を含有してなる一次防錆塗料組成物を提案している。しかしながら、この出願明細書に記載されている一次防錆塗料組成物は、溶接スピードが100cm/分以上という高速溶接用には使用できない。
【0006】
したがって、上記のような高速で溶接を行なっても、ピットやブローホールなどの欠陥の発生を抑制することができるとともに、亜鉛が本来有する優れた防食効果を加熱後も保持することができる、優れた溶接性と防食性を兼ね備えた一次防錆塗料組成物の出現が望まれている。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題を解決しようとするものであって、100cm/分以上という高速で溶接を行なっても、ピットやブローホールなどの欠陥の発生を抑制することができるとともに、亜鉛が本来有する優れた防食効果を加熱後も保持することができる、優れた溶接性と防食性を兼ね備えた一次防錆塗料組成物を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】
本発明に係る一次防錆塗料組成物は、
シロキサン系結合剤(a)と、
顔料としての亜鉛末(b)と、
亜鉛末以外の顔料(c)としての酸化第二鉄(Fe23 )源およびモリブデン化合物(モリブデン金属を含む)と
を含有する一次防錆塗料組成物であって、
前記モリブデン化合物の量が、全顔料成分100重量%とするとき、三酸化物(MoO3 )換算で、0.5〜20重量%の量であり、
前記酸化第二鉄源の量が、Fe23 換算で、全顔料成分100重量%とするとき、5〜65重量%の量であり、
亜鉛末(b)とFe23 換算の酸化第二鉄源との重量比[亜鉛末/酸化第二鉄源]が1/0.1〜1/2.5であり、
前記酸化第二鉄源が、FeO、Fe 2 3 、Fe 3 4 、FeO・OH・nH 2 Oのうちの何れかの鉄含有成分の粉末;鉄粉;およびヘマタイト、マグネタイト、マグヘマイトまたは砂鉄を含む造岩鉱物の粉末からなる群から選ばれる少なくとも1種の粉末である
ことを特徴としている。
【0009】
【発明の具体的説明】
以下、本発明に係る一次防錆塗料組成物について具体的に説明する。
本発明に係る一次防錆塗料組成物は、シロキサン系結合剤(a)の溶液であるビヒクルと、顔料、沈降防止剤、有機溶媒などを含むペーストとからなる。
【0010】
本発明で用いられるシロキサン系結合剤(a)としては、具体的には、テトラメチルオルトシリケート、テトラエチルオルトシリケート、テトラ-n- プロピルオルトシリケート、テトラ-i- プロピルオルトシリケート、テトラ-n- ブチルオルトシリケート、テトラ-sec- ブチルオルトシリケート、メチルポリシリケート、エチルポリシリケート等のアルキルシリケート、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン等のメチルトリアルコキシシラン、またはこれらの初期縮合物などが挙げられる。中でも、テトラエチルオルトシリケートの初期縮合物であるエチルシリケート40(日本コルコート社製)が最も好ましく、部分加水分解して用いられる。また、シリカゾルを併用してもよい。
【0011】
本発明で用いられる亜鉛末(b)は、防食顔料として作用しているが、この亜鉛末としては通常使用されているものであり、平均粒子径が2〜15μmの亜鉛末が好ましい。
【0012】
亜鉛末(b)は、亜鉛末と後述する亜鉛末以外の顔料(c)との合計を100重量%とするとき好ましくは30〜80重量%、さらに好ましくは40〜70重量%の量で用いられる。
【0013】
本発明では、亜鉛末以外の顔料(c)として酸化第二鉄(Fe23)源が用いられるが、この酸化第二鉄源としては、具体的には酸化第二鉄、および溶接時に酸化第二鉄を生成する鉄粉、鉄含有成分、含鉄鉱物などが挙げられる。
【0014】
上記鉄含有成分としては、具体的にはFeO、Fe23、Fe34、FeO・OH・nH2O などが挙げられる。
また、上記含鉄鉱物としては、ヘマタイト、マグネタイト、マグヘマイトまたは砂鉄を含む造岩鉱物、たとえば赤鉄鉱、カッ鉄鉱、磁鉄鉱などが挙げられる。
【0015】
亜鉛末以外の顔料(c)としては、上述した酸化第二鉄源のほか、体質顔料、防食顔料、着色顔料が挙げられる。
体質顔料としては、具体的には、タルク、マイカ、クレー、シリカ末、亜鉛華、アルミナ、長石などが用いられる。
【0016】
防食顔料としては、リン酸塩系、ホウ酸塩系、および後述するモリブデン化合物系以外のモリブデン酸塩系防食顔料が用いられる。
着色顔料としては、通常の塗料用の着色顔料が用いられる。
【0017】
上記のような酸化第二鉄源は、粉末状で単独または組合わせて用いられる。
上記酸化第二鉄源は、亜鉛末(b)および亜鉛末以外の顔料(c)との合計を100重量%とするとき、Fe23換算で好ましくは5〜65重量%、さらに好ましくは10〜40重量%の量で用いられる。また、亜鉛末(b)とFe23換算の酸化第二鉄源との重量比[亜鉛末/酸化第二鉄源]が1/0.1〜1/2.5、好ましくは1/0.2〜1/2、さらに好ましくは1/0.3〜1/1である。酸化第二鉄源の使用量、および亜鉛末(b)とFe23換算の酸化第二鉄源との重量比[亜鉛末/酸化第二鉄源]を上記のような範囲にすると、溶接を高速で行なっても、ピットやブローホールなどの欠陥の発生を抑制することができ、しかも防食性に優れた一次防錆塗料組成物が得られる。
【0018】
本発明に係る一次防錆塗料組成物においては、溶接後の酸化第二鉄は磁性を帯びていることから、酸化第二鉄は溶接時の高温によって生成した亜鉛の気化ガスを吸収して下式に示すようなジンクフェライト(ZnO・Fe23)を生成するものと推定される。
【0019】
Zn+1/2O2 +Fe23 → ZnO・Fe23
このように、Fe23は、高温においてZnの気化ガスを吸収し、ジンクフェライトを形成するため、溶接時の鉄の融点を超える高温域での亜鉛ガス圧は抑制され、ピット、ブローホールなどの発生が抑制される。したがって、本発明に係る一次防錆塗料組成物においては、亜鉛末の使用量を減らすことなく、すなわち防食性を低下させることなく、溶接スピードが100cm/分以上という溶接の高速化が可能である。
【0020】
また本発明では、亜鉛の酸化防止剤としてモリブデン化合物が用いられるが、このモリブデン化合物としては、具体的には、モリブデン金属、モリブデン酸化物、硫化モリブデン、モリブデンハロゲン化物、モリブデン酸、リンモリブデン酸、硅モリブデン酸、モリブデン酸のアルカリ金属塩、リンモリブデン酸のアルカリ金属塩、硅モリブデン酸のアルカリ金属塩、モリブデン酸のアルカリ土類金属塩、リンモリブデン酸のアルカリ土類金属塩、硅モリブデン酸のアルカリ土類金属塩、モリブデン酸のマンガン塩、リンモリブデン酸のマンガン塩、硅モリブデン酸のマンガン塩、モリブデン酸の塩基性窒素含有化合物塩、リンモリブデン酸の塩基性窒素含有化合物塩、硅モリブデン酸の塩基性窒素含有化合物塩などが挙げられる。
【0021】
これらのモリブデン化合物は、粉末状で単独または組合わせて用いられる。
上記モリブデン化合物は、亜鉛末(b)と亜鉛末以外の顔料(c)との合計を100重量%とするとき、MoO3 換算で好ましくは0.5〜20重量%、さらに好ましくは1.5〜10重量%の量で用いられる。モリブデン化合物の使用量を上記のような範囲にすると、溶接温度が亜鉛の融点以上の温度であっても亜鉛の酸化を防止することができ、亜鉛が本来有する優れた防食性を保持することができる。
【0022】
本発明に係る一次防錆塗料組成物では、有機ベントナイト系、酸化ポリエチレン系、シリカヒューム系、アマイド系等の沈降防止剤を含んでいる。
また、シロキサン系結合剤(a)を溶解する有機溶剤としては、アルコール系、エステル系、ケトン系、芳香族系グリコール系などの溶剤が単独でまたは組合わせて用いられる。
【0023】
本発明に係る一次防錆塗料組成物においては、溶接性の観点から、結晶水を含む成分および有機物を極力排除することが望ましい。
本発明に係る一次防錆塗料組成物は、常法に従って調製することができる。
たとえばシロキサン系結合剤(a)を含む液状成分とそれ以外の粉末成分を含むペーストとを別容器に保存し、使用直前に液状成分とペーストとを混合すればよい。また、シロキサン系結合剤(a)と反応する亜鉛末などの成分以外の粉末成分の一部または全部を、シロキサン系結合剤(a)を含む液状成分中に分散させ、使用直前にこの混合物と残りの粉末成分とを混合すればよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明に係る一次防錆塗料組成物は、シロキサン系結合剤(a)と、顔料としての亜鉛末(b)と、亜鉛末以外の顔料(c)としての酸化第二鉄(Fe23)源およびモリブデン化合物(モリブデン金属を含む)とを含有するので、溶接性と防食性に優れ、100cm/分という高速で溶接を行なっても、ピットやブローホールなどの欠陥の発生を抑制することができるとともに、亜鉛が本来有する優れた防食効果を加熱後も保持することができる。
【0025】
したがって、本発明に係る一次防錆塗料組成物は、高速溶接用の一次防錆塗料として好適に用いることができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0026】
【比較例1〜2、実施例1〜4
[一次防錆塗料用の主剤の調製]
エチルシリケート40(日本コルコート社製)350g、工業用エタノール150g、脱イオン水50g、および35%塩酸0.5gを容器に仕込み、攪拌しながら3時間50℃に保った後、IPA(イソプロピルアルコール)449.5gを加えて主剤を調製した。本主剤を比較例1、2、実施例1〜4に共通して用いた。
【0027】
[一次防錆塗料用のペーストの調製]
亜鉛末を除く顔料、沈降防止剤および溶剤をポリエチレン製容器に仕込み、ガラスビーズを加えてペイントシェーカーにて1時間振とうした後、亜鉛末を加えてさらに5分振とうして顔料を分散した。80メッシュの網を用いてガラスビーズを除去してペーストを調製した。比較例、実施例のペースト組成を第2表に示す。
【0028】
[防食性および溶接性の試験・評価方法]
(1)防食性
主剤とペーストとを所定の混合比率で十分に混合し、70mm×150mm×2.3mmのサンドブラスト板に乾燥膜厚が15μmとなるようにエアースプレーにて塗装し、室内で7日間乾燥してバクロ試験用試験片を得た。塗装時と室内乾燥時の気温と相対湿度はそれぞれ(24℃,75%)、(17〜25℃,55〜75%)であった。
【0029】
上記のようにして得られた試験片から非加熱の試験片と電気炉内で800℃で2分加熱した試験片とを調製し、これらの試験片を当社大竹研究所(瀬戸内海の海外地域)に南面45O に設置されたバクロ台にてバクロし、発錆までの期間と発錆の程度を下記の5ないし1の5段階で評価した。
【0030】
評価
5:全く発錆なし
4:僅かに点錆の徴候
3:点錆発生
2:著しい点錆
1:全面発錆
(2)溶接性
サイズ800mm×100mm×12mmのサンドブラスト処理したSS400鋼板の全面に、バクロ試験用試験片と同様の要領で比較例、実施例の塗料を乾燥膜厚が15μmとなるように塗装した。図1に示すように、同じ試験片2枚のうち1枚を下板1とし、他の1枚を上板2として下板1の中央部に立て、上板2と下板1とで形成される隅部において水平隅肉溶接を実施した。図中の符号3は溶接ビードである。
【0031】
溶接方法としてタンデム法(溶接速度1200mm/分)を実施し、ピット発生率(個/m)とブローホール発生率(溶接部破断面における全気泡断面の最大幅の合計長さ/溶接長さ×100%)を評価した。なお、溶接は第1ビードを溶接後放冷して第2ビードを溶接する方法で行ない、第2ビードのみを評価した。また、タンデム法の溶接条件を第1表に示す。
【0032】
評価結果を第3表に示す。
【0033】
【表1】
Figure 0003844369
【0034】
【表2】
Figure 0003844369
【0035】
【表3】
Figure 0003844369
【0036】
第2表および第3表より、次のようなことが理解される。
比較例は一次防錆塗料における亜鉛の使用量が標準的な量である場合の例である。比較例における非加熱の試験片では、6カ月のバクロ防食性を示したが、800℃で加熱した試験片では2カ月でかなりの点錆が発生した。また比較例では溶接の欠陥が多発した。
【0037】
比較例2は、比較例に比べ、加熱した試験片の防食性、溶接性がともに向上する傾向が認められた。
実施例1、2、3では、加熱した試験片の防食性、溶接性がともに顕著に向上していた。
【0039】
実施例4では亜鉛の使用量が標準的な使用量よりも少ない量である一次防錆塗料を用いている。このような塗料を用いた非加熱の試験片の防食性は、比較例1、実施例1〜3と比べて劣っているが、黒色弁柄(マグネタイト)を用いたことによって実用的な3カ月バクロ防錆性を確保でき、加熱した試験片では、防食性の低下はなく、比較例1、2よりも良好であった。また実施例4では溶接の欠陥はほとんど発生しなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例および比較例における水平隅肉溶接の説明斜視図である。
【符号の説明】
1 ・・・・・ 下板
2 ・・・・・ 上板
3 ・・・・・ 溶接ビード

Claims (2)

  1. シロキサン系結合剤(a)と、
    顔料としての亜鉛末(b)と、
    亜鉛末以外の顔料(c)としての酸化第二鉄(Fe23 )源およびモリブデン化合物
    (モリブデン金属を含む)と
    を含有する一次防錆塗料組成物であって、
    前記モリブデン化合物の量が、全顔料成分100重量%とするとき、三酸化物(MoO3 )換算で、0.5〜20重量%の量であり、
    前記酸化第二鉄源の量が、Fe23 換算で、全顔料成分100重量%とするとき、5〜65重量%の量であり、
    亜鉛末(b)とFe23 換算の酸化第二鉄源との重量比[亜鉛末/酸化第二鉄源]が1/0.1〜1/2.5であり、
    前記酸化第二鉄源が、FeO、Fe 2 3 、Fe 3 4 、FeO・OH・nH 2 Oのうちの何れかの鉄含有成分の粉末;鉄粉;およびヘマタイト、マグネタイト、マグヘマイトまたは砂鉄を含む造岩鉱物の粉末からなる群から選ばれる少なくとも1種の粉末であることを特徴とする一次防錆塗料組成物。
  2. 前記モリブデン化合物が、モリブデン金属、モリブデン酸化物、硫化モリブデン、モリブデンハロゲン化物、モリブデン酸、リンモリブデン酸、硅モリブデン酸、モリブデン酸のアルカリ金属塩、リンモリブデン酸のアルカリ金属塩、硅モリブデン酸のアルカリ金属塩、モリブデン酸のアルカリ土類金属塩、リンモリブデン酸のアルカリ土類金属塩、硅モリブデン酸のアルカリ土類金属塩、モリブデン酸のマンガン塩、リンモリブデン酸のマンガン塩、硅モリブデン酸のマンガン塩、モリブデン酸の塩基性窒素含有化合物塩、リンモリブデン酸の塩基性窒素含有化合物塩、および硅モリブデン酸の塩基性窒素含有化合物塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の粉末状の成分であることを特徴とする請求項1に記載の一次防錆塗料組成物。
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