JP3842671B2 - マイコンメータ制御ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えはガスメータに使用されるマイコンメータ制御ユニットに関し、特に耐湿性を強化し、モールド材料の剥離を防止し、更には組立て作業を合理化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガス流量を常時監視してガス漏れや異常使用状態を検出してガスの供給を遮断すると共に、ガス遮断信号や警報信号を出力する遮断機能付きのガスメータが知られている。図13は、このような遮断機能付きのガスメータの一例を示す斜視図である。
【0003】
このガスメータは、下ケース19Aと上ケース19Bとを備えている。計量部21は、ガス使用量を積算表示する数字車の計量器を内蔵し、この前面には透明ガラス25Bが気密に取り付けられている。左側のガス管28Aは、このガスメータが設置された需要家の敷地に埋設された図示しない引込管に接続され、右側のガス管28Bは需要家のガス器具に接続される。
【0004】
上ケース19Bの内側には、後述するマイコンメータ制御ユニット1が圧力センサ2、遮断弁4等と一緒に収納されている。この上ケース19Bの裏側には、図示しない蓋が取り付けられる構造になっている。下ケース19A側には、ガスの使用量に応じて交互に吸排気を行う膜式のガス室(図示しない)が組込まれており、交互に吸排気を行う際に切換弁の往復運動をクランク機構によって回転運動に変えている。この回転運動は回転軸から歯車列を介して積算計量機構へと伝達されている。積算計量機構は数字車列で構成されておりこの数字車の表示によって使用したガス流量積算値が分かるようになっている。
【0005】
図14は、遮断機能付きガスメータの上ケース19Bを裏面(下面)側から見た斜視図である。上ケース19Bはプリント配線基板40や圧力センサ2、遮断弁4等を取り付けられるよう裏面が開口しており、全ての構成部品を取り付け終えた後はこの開口部には図示しないが蓋が取り付けられる。この上ケース19Bの内部のほぼ中央部にプリント配線基板40を主体に構成されたマイコンメータ制御ユニット1が収納され、プリント配線基板40を保持しているブラケット35は小ねじ23で上ケース19Bに固定されている。また圧力センサ2及び遮断弁4も小ねじでガスメータの上ケース19Bに固定されている。マイコンメータ制御ユニット1のプリント配線基板40の上には制御部(CPU)10、電池14、感震器8が搭載されている。また、プリント配線基板40の上には、圧力センサ2と接続するための端子41、遮断弁4と接続するためのリード線43が引き出されたコネクタ42が搭載されている。
【0006】
図15は、従来のマイコンメータ制御ユニット1の概略の機能ブロック図である。このマイコンメータ制御ユニット1は、上ケース19Bの内部に設けられ、感震器8、リードスイッチ9、CPU10、テストスイッチ11、発光ダイオード(LED)12、発振回路13、電池14、圧力信号入力回路15、遮断弁駆動回路16、感震信号入力回路17、流量信号入力回路18を有して構成され、このマイコンメータ制御ユニット1には圧力センサ2及び遮断弁4が接続されている。
【0007】
永久磁石5は、下ケース19Aの内部に設けられ、且つ上述したクランク機構によって回転するアーム部の一部に取り付けられており、永久磁石5に対向して配置されたリードスイッチ9は、永久磁石5の回転を検出して、ON−OFFする。永久磁石5は、使用ガス量に比例して回転するので、対向配置されたリードスイッチ9がON−OFFを検出し、流量信号入力回路18を介して流量信号としてCPU10へ出力する。これにより、CPU10は、ガス使用状態を把握することができる。なお、下ケース19A側はガス流量を計測する膜式のガス室が内蔵されているので密閉構造になっている。
【0008】
テストスイッチ11はマイコンメータ制御ユニット1の機能チェックを行うためのものでリードスイッチ9が使用され、外部から電磁石又は永久磁石5で駆動される。LED12は警報や遮断事由を特定点滅パターンで表示し、発振回路13はCPU10の基準クロックを発生する。感震器8は地震の時に感震信号を感震信号入力回路17を介してCPU10に出力する。圧力センサ2はガス圧を常時チェックしてCPU10へ圧力検知信号を送出する。CPU10は異常時に遮断弁駆動回路16を介して遮断弁4を閉じる。これら電子回路の電源としては、プリント配線基板40の上に搭載された、例えばリチウム電池から成る電池14が使用されている。
【0009】
図16は、従来のマイコンメータ制御ユニットの構造を分解して示す斜視図である。なお、図15に示した概略の構成と若干配置が異なっているが、構成要素は基本的に同じである。図16において、プリント配線基板40の裏面には図示しないCPU10やその他の電子部品が搭載されており、ガスメータの下ケース19A内の永久磁石5の回転を検出するリードスイッチ9がプラスチック製のハウジングケース51にはめ込まれ、このハウジングケース51の爪部51aがプリント配線基板40の角穴40aに挿入されている。リードスイッチ9のリード線部50aはプリント配線基板40のホールに差し込まれ、半田付けされている。
【0010】
LED12及びテストスイッチ11が組み込まれたプラスチック製のハウジングケース60の爪部60aはプリント配線基板40の角穴40bに挿入され、LED12及びテストスイッチ11のリード線部はプリント配線基板40のホールに挿入され半田付けされている。プリント配線基板40の上面の後方に立てられた金属製ピンから成る端子41は、圧力センサ2や別置の感震器と接続するための接続端子である。また、遮断弁4等と接続するためのリード線43を引き出すコネクタ42はプリント配線基板上面に搭載され裏面から半田付けされている。電池14と感震器8はプリント配線基板40の上面に搭載され、感震器8の爪部8aは角穴40cに挿入され、各接続端子はプリント配線基板40のホールに挿入されて半田付けされている。
【0011】
また、このプリント配線基板40に搭載された電子部品を保護するとともにガスメータへ取付のためプラスチック製のブラケット35がプリント配線基板40の角穴40dに爪部35aを介して組み合わされている。
【0012】
上記のように構成されるマイコンメータ制御ユニットの表面は、図示していないが、結露や高湿又は腐食性雰囲気から電子部品やプリント配線基板に形成されている配線パターンを保護するために、コーティング樹脂やポッティング材料から成る保護層で覆われている。特に、マイコンメータ制御ユニットが組み込まれるガスメータの上ケースはアルミ製であるので、ガスメータの内部が結露しやすく、結露が生じると内部の上壁から水滴がマイコンメータ制御ユニットに落下することがある。そのため、保護層をきっちり形成しておくことが要求されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マイコンメータ制御ユニットの表面に保護層を形成するためにプリント配線基板上にコーティング樹脂やポッティング材料を塗布する作業には、次のような問題がある。
【0014】
第1の問題は、保護層の厚さを一定にすることが難しいため均一な耐湿度性能が得られないという問題である。プリント配線基板上には各種の大きさの電子部品が搭載されており、部品の半田付けピッチもまちまちである。従って、これら総ての部品及び半田付け部に対して同じ厚さの保護層を形成することは、塗布材料の粘度や乾燥時間等の関係から、困難である。また、保護層が乾燥するまでに樹脂が下方に流動するため、上方が薄く、下方が厚い保護層が形成される。従って、保護層の厚さを一定にできないので均一な湿度性能が得られない。
【0015】
第2の問題は、保護層の乾燥には比較的長い時間を必要とするという問題である。保護層は高温にすれば短時間で乾燥させることができるが、搭載部品の耐温度性能の制限から高温にするにも限界があり、実際の乾燥時間は数時間から半日程度が必要である。そのため、作業効率を上げることができず、また、乾燥するまで製品を重ね置きできないため広い場所が必要になる。
【0016】
第3の問題は、プリント配線基板の穴部を塞ぐのが難しいという問題である。プリント配線基板上には流量センサやテストスイッチといったハウジング部品を保持するための穴や、ブラケット取り付け用の穴が貫通しており、この貫通穴から水滴がプリント配線基板の裏側へ回り込むことがある。そこで、ポッティング材料でこれらの貫通穴を塞ごうとしても、ポッティング材料が穴部から流れ出たり、ハウジング部品やブラケットの材料であるポリプロピレン樹脂とポッティング材料との接着がうまくいかない。
【0017】
本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、その課題は、短時間で作製することができ、均一な耐湿度性能を有し、しかも安価なマイコンメータ制御ユニットを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を達成するために、ホットメルトモールディングによって耐湿性を確保すると共に部品数の削減をも可能にするものである。ホットメルトモールディングとは、一液の熱可塑性ポリアミド樹脂で電子部品やプリント配線基板をモールドする技術であって、この技術を用いれば、比較的低い温度(約200℃)と短い時間(30秒程度)でモールドできる。また、モールド材の注入圧力が低いため安価な型を使用でき、冷却時間が数秒から数十秒と短いことから工期を短縮できるという利点がある。なお、ホットメルト樹脂は耐水性、耐熱性に優れているほか基板等への接着力も強力で自動車用電子部品や家電機器、通信機器等にも利用されている。
【0019】
本発明は、従来のマイコンメータ制御ユニットで使用されている流量スイッチ及びテストスイッチのハウジングケース、ブラケット及びリード線のコネクタにホットメルトモールディングを適用し、搭載部品の大きさや形状に応じてホットメルト樹脂から成る保護層の厚さを確保することで耐湿性を確保して従来の問題を解消すると共にコストダウンを可能にするものである。
【0020】
具体的には、本発明の第1の態様に係るガスメータを制御するためのマイコンメータ制御ユニットは、上記課題を達成するために、プリント配線基板と、このプリント配線基板に搭載されて前記ガスメータの全体を制御するCPU、ガスの流量を検出する流量センサ、機能チェックのためのテストスイッチ及び状態報知のための発光ダイオードを含む部品と、前記プリント配線基板及び前記部品をホットメルトモールディングによって一体成形することにより形成された保護層と、前記ガスメータに取り付けられ、前記ホットメルトモールディングによって形成された取付部とを備えたことを特徴とする。
【0021】
この第1の態様に係るマイコンメータ制御ユニットによれば、プリント配線基板と部品とをホットメルトモールディングによって一体成形することにより保護層を形成している。ホットメルトモールディングでは、モールド材の加熱及び冷却時間が短いので、保護層の厚さを一定にすることができ均一な耐湿度性能を得ることができる。また、ホットメルトモールディングでは、保護層を素早く乾燥させることができるので、作業効率を上げることができ、乾燥のための広い場所も不要である。更に、従来のブラケットに相当する部分がホットメルトモールディングで一体成形されるため、従来のリードスイッチのハウジングケースとテストスイッチのハウジングケース、ブラケット及びリード線コネクタが不要になり、マイコンメータ制御ユニットのコストダウンが可能となる。
【0022】
また、本発明の第2の態様に係るガスメータを制御するためのマイコンメータ制御ユニットは、上記課題を達成するために、プリント配線基板と、このプリント配線基板に搭載されて前記ガスメータの全体を制御するCPU及び状態報知のための発光ダイオードを含む部品と、ホットメルトモールディングによってモールドされた、ガスの流量を検出する流量センサ、機能チェックのためのテストスイッチ及び信号授受のためのリード線を含むモールド部品と、前記プリント配線基板、前記部品及び前記モールド部品をホットメルトモールディングによって一体成形することにより形成された保護層と、前記ガスメータに取り付けられ、前記ホットメルトモールディングによって形成された取付部とを備えたことを特徴とする。
【0023】
この第2の態様に係るマイコンメータ制御ユニットによれば、上述した第1の態様に係るマイコンメータ制御ユニットの作用及び効果に加え、機械的強度の弱いリードスイッチやテストスイッチを予めモールドすることにより外力から保護することができる。また、組立て作業における取り扱い性を向上させることができる。
【0024】
上記第2の態様に係るマイコンメータ制御ユニットにおいて、前記ガスメータに取り付けられる取付部は金属製取付板から成り、前記金属製取付板は、前記プリント配線基板に形成された配線パターンに接触する位置に凸部が形成され、前記プリント配線基板に形成された穴を貫通する部分の先端部分に溝部が設けられ、該溝部を開くことにより前記プリント配線基板と前記金属製取付板とが固定され、且つ前記金属製取付板と前記プリント配線基板に形成された前記配線パターンとの間が電気的に接続するように構成できる。
【0025】
この構成によれば、取付部を金属製取付板で構成したので、第1の態様に係るマイコンメータ制御ユニットのようにホットメルトモールディングで構成する場合に比べ、強固な取付部を構成できる。また、この金属製取付板はプリント配線基板に形成された配線パターンに凸部を介して密に接触されるので、例えば、接地電位を供給するために好適である。
【0026】
また、前記金属製取付板は、かしめによって前記プリント配線基板に固定され、前記保護層は、前記かしめのための穴部分を覆うように形成することができる。
【0027】
この構成によれば、金属製取付板はプリント配線基板に形成された配線パターンに強固に接触されるので、安定した接触状態が得られる。また、保護層により穴部分が覆われるので、基板上部からの水滴が基板下部に回り込まなくなる。
【0028】
上記第1及び2の態様に係るマイコンメータ制御ユニットにおいて、前記プリント配線基板は、片面に配線パターンが形成された片面配線基板から成り、前記配線パターンが存在しない面が上面となるように前記ガスメータに取り付けられ、且つ前記保護層は、前記プリント配線基板に設けられた貫通穴を介して前記プリント配線基板の両面を挟み込むように形成できる。
【0029】
この構成によれば、貫通穴を介して保護層を基板上下に流し込むことができ、保護層を剥がれにくくできる。また、プリント配線基板を片面配線基板とすることで従来の両面配線基板よりも安価にできる。更に、プリント配線基板を片面配線基板とすることによりスルーホールがなくなるので、スルーホールの穴部を介して水滴がプリント配線基板の裏面に流れ込まないといった効果がある。
【0030】
上記第1及び2の態様に係るマイコンメータ制御ユニットにおいて、前記プリント配線基板の上面に搭載される電池の両極端子に接続される配線パターン間に前記ホットメルトモールディングによって仕切り壁が設けられるように構成できる。
【0031】
この構成によれば、電池の端子間の絶縁距離を大きくすることができるので、プリント配線基板上の水滴による電池の端子間の絶縁低下を防止することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、従来のマイコンメータ制御ユニットの構成部分と同一又は相当部分には従来と同じ符号を付して説明する。
【0033】
図1は、本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの、ホットメルトモールディングで保護層が形成される前の構造を示す図であり、図1(A)は側面図、図1(B)は正面図、図1(C)は底面図である。プリント配線基板40の上には、CPU10やリードスイッチ9、テストスイッチ11、LED12及びリード線43といった部品が搭載される。リードスイッチ9は、本発明の流量センサに対応する。
【0034】
図2は、本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの、ホットメルトモールディングで保護層を形成した後の構造を示す図であり、図2(A)は側面図、図2(B)は正面図、図2(C)は底面図である。図2に示すように、リードスイッチ9、テストスイッチ11、LED12、リード線43及びプリント配線基板40の底面の各部分にホットメルトモールディングにより保護層7が形成される。また、このホットメルトモールディングによって、このマイコンメータ制御ユニットを上ケース19Bに取り付けるための取付部30が形成される。
【0035】
電池14と感震器8はホットメルトモールディングを行う時の熱の影響を受けないように、後にプリント配線基板40に搭載される。プリント配線基板40としては、配線パターンを片面だけに設けることによりスルーホールをなくした片面配線基板が使用される。配線パターンは、プリント配線基板40の底面側に形成される。
【0036】
図2(C)に示すように、プリント配線基板40の裏面には電池タブ接続用の配線パターン14a、感震器8を取り付けるための角穴40c、及び感震器8の端子の貫通穴の周囲に形成された配線パターン8bがモールドされないで残っている。電池14及び感震器8は、図示しないが、プリント配線基板40の上面に搭載され、プリント配線基板40の裏面で配線パターンに接続されて組立てが完了する。
【0037】
この図2に示したマイコンメータ制御ユニットと図13に示した従来のマイコンメータ制御ユニットとを比較すれば理解できるように、従来のブラケットに相当する部分の総てがホットメルトモールディング樹脂で一体成形されている。そのため、従来のリードスイッチ9のハウジングケース51、テストスイッチ11及びLED12のハウジングケース60、ブラケット35及びリード線43を引き出すコネクタ42が不要になっている。
【0038】
図3は、図2に示したマイコンメータ制御ユニットをホットメルトモールディングにより一体成形する工程の一例を示す。図3(A)は、モールド型を示しており、このモールド型は4つ型B1〜B4に分割できる構造になっている。モールド材料の注入孔46はモールド型の下部に設けている。図3(B)は、このモールド型に部品が搭載されたプリント配線基板40を入れた状態を示している。図3(C)は、注入孔46からモールド材料7(保護層に対応)を注入した状態を示している。この際、モールド材料7はプリント配線基板40に予め設けられた貫通穴を介してプリント配線基板40の上面及び下面に回り込む。図3(D)は、モールド型から取り出されたマイコンメータ制御ユニットを示す。
【0039】
ホットメルトモールディングは加熱及び冷却時間が短いのが特徴であり、マイコンメータ制御ユニットがモールド型から取り出された時には既にモールド材料が固まっており、そのまま試験工程に流すことができる。従って、従来のようにモールド材料を厚さが一定になるように注意しながら塗布し、更に時間をかけて乾燥させ、ブラケットを取り付ける等といった工程をこの一体成形で代替できるので、実用上極めて大きな効果を期待できる。
【0040】
次に、上述したマイコンメータ制御ユニットの変形例を説明する。この変形例に係るマイコンメータ制御ユニットは、リードスイッチ9のハウジングケースとテストスイッチ11及びLED12のハウジングケース、並びにリード線43のコネクタに相当する部分を予めホットメルト樹脂でモールドすることによりモールド部品7を作製しておき、プリント配線基板40に、これらのモールド部品7及びその他の電子部品を搭載した後に必要箇所をホットメルトモールディングでモールドするものである。
【0041】
この変形例は、機械的強度の弱いリードスイッチ9やテストスイッチ11及びLED12、並びにリード線43のコネクタに相当する部分を予めモールドすることにより外力から保護するためと、組立て作業における取り扱い性を向上させようとするものである。モールド型は、搭載されるモールド部品の形状に適合するように逃げを形成することを除けば、図3を参照して説明したモールド型と同様に構成することができる。
【0042】
図4は、変形例に係るマイコンメータ制御ユニットの、ホットメルトモールディングで保護層が形成される前の構造を示す図であり、図4(A)は側面図、図4(B)は正面図、図4(C)は底面図である。プリント配線基板40の上には、リードスイッチ9のハウジングケース、テストスイッチ11及びLED12のハウジングケース、並びにリード線43のコネクタにそれぞれ相当するモールド部品7、並びにCPU10等の電子部品が搭載される。リードスイッチ9は、プリント配線基板40の裏面に搭載され、裏面側から半田付けされる。
【0043】
図5は、変形例に係るマイコンメータ制御ユニットの、ホットメルトモールディングで保護層が形成された後の構造を示す図であり、図5(A)は側面図、図5(B)は正面図、図5(C)は底面図である。図5に示すように、図1に示す状態において、全体をホットメルトモールディングすると、リードスイッチ9の部分は、図5(B)に示すように、プリント配線基板40の上面に突出したリード線の部分までモールドされる。また、予め搭載するモールド部品に使用されるモールド材料は、後から全体をモールドするために使用されるモールド材料と同じものであるから、全体をホットメルトモールディングするの際の熱でモールド材料同士が溶融しあう。その結果、マイコンメータ制御ユニットを一体に形成することができる。なお、電池14及び感震器8は、上述した実施の形態と同様に、後にプリント配線基板40に搭載される。
【0044】
プリント配線基板40としては、スルーホールが存在しない片面配線基板が用いられる。また、このマイコンメータ制御ユニットは、プリント配線基板40の配線パターンが存在しない面が上側になるように構成される。これにより、水滴が落下しても部品や配線パターンを濡らすことがないためホットメルトモールディングする部分を減らすことができ、ホットメルト樹脂の使用量を減らすことができる。また、プリント配線基板を40を片面配線基板とすることで従来の両面配線基板よりも安価にできる。更に、プリント配線基板40を片面配線基板とすることによりスルーホールが不要になるので、スルーホールを介して水滴がプリント配線基板40の裏面に流れ込まないといった効果がある。
【0045】
図6に示した第1変形例に係るマイコンメータ制御ユニットは、ガスメータへの取付部30がホットメルト樹脂よりも硬い材料から構成されている。取付部30の材料としては、例えば鉄板、アルミ板、硬度の高い樹脂板等を使用することができる。このマイコンメータ制御ユニットは、取付部30をプリント配線基板40の所定位置に搭載した後に、ホットメルトモールディングによって取付部30を含めて一体成形される。この構成により、ホットメルト樹脂で形成された取付部30ではガスメータに取り付ける際の強度が得られない場合に対応可能になる。なお、図6(A)〜図6(D)は、既に説明した図3(A)〜図3(D)に対応している。
【0046】
図7に示した第2変形例に係るマイコンメータ制御ユニットは、ガスメータに固定するための取付部30として金属製取付板38を用い、プリント配線基板40に形成された配線パターンと接触を保ちながらかしめができる構造を有する。
【0047】
金属製取付板38には、図7(A)に示すように、プリント配線基板40を貫通する突起部38aが形成されており、この突起部38aの先端部分には、図7(B)に拡大して示すように、溝部が形成されている。また、金属製取付板38の、プリント配線基板40に形成された配線パターン48と接触する部分には、図7(B)に示すように、凸部38bが形成されている。
【0048】
上記のように構成される金属製取付板38は、図7(A)及び図7(B)に示すように、その突起部38aがプリント配線基板40に設けられた角穴40fに挿入される。そして、図7(C)に示すように、溝部が開かれてかしめられる。これにより、図7(D)に示すように、金属製取付板38がプリント配線基板40に堅固に固定され、凸部38bは配線パターン48に強い圧力で接触する。
【0049】
マイコンメータ制御ユニットに搭載される電子回路は、耐ノイズ性能向上のために、回路アースをバリスタやコンデンサを介してガスメータ本体に接続する必要がある。そのため、従来のマイコンメータ制御ユニットでは、ブラケットにばね性を有する銅版を取り付け、その銅版とプリント配線基板40の回路アースの配線パターンとをばね部分で接触させて接続している。しかし、銅板の加工精度によって接触圧力が決まることもあって、必ずしも一定圧力で接触できないという問題が生じている。この問題は、上述した構成により解消され、安定した接触状態が得られる。
【0050】
また、金属製取付板38をかしめによってプリント配線基板40に固定しようとするとプリント配線基板40に貫通穴40fを設ける必要があるが、この貫通穴40fをかしめ後もそのままにしておくとプリント配線基板40の上面からの水滴がプリント配線基板40の裏面に回り込む。
【0051】
このため、第3変形例に係るマイコンメータ制御ユニットは、図8(A)の斜視図及び図8(B)の断面図に示すように、注入孔46からモールド材料を穴72を介してプリント配線基板40の上面側に流し込み、貫通穴40fを覆うようにモールド部71bを形成するとともに、モールド部71cを形成する。即ち、ホットメルト樹脂で貫通穴40fまで覆うようにモールド型を構成しておけば、一体成形の際に一緒に塞ぐことができ、プリント配線基板40の上面からの水滴がプリント配線基板40の裏面に回り込まなくなる。
【0052】
また、第4変形例に係るマイコンメータ制御ユニットは、図9(A)の斜視図及び図8(B)の断面図に示すように、プリント配線基板40に設けられた貫通穴72を介して注入孔46からモールド材料7としてのホットメルト樹脂をプリント配線基板40の表面及び裏面の双方に流し込むことができるということを利用し、プリント配線基板40の端部に貫通穴72を設けることによりプリント配線基板40を挟み込む形でホットメルト樹脂による保護層71cを形成することができ、モールド材料7を剥がれ難くすることができる。
【0053】
更には、第5変形例に係るマイコンメータ制御ユニットは、図10(A)の上面図及び図10(B)の正面図に示すように、プリント配線基板40の上部に設けた基板の上下を挟み込む部分を繋ぐことで、電池14の+極及び−極の間に仕切り壁73aを形成するように構成できる。この仕切り壁73aを設けることで、電池14の端子間の絶縁距離を大幅に(2倍以上に)広げることができるので、プリント配線基板40の上部の水滴による電池14の端子間の絶縁低下を防止することができる。
【0054】
更には、第6変形例に係るマイコンメータ制御ユニットは、図10に示した第5変形例を変形したものであり、図11にその構成を示す。図11(B)は上面図であり、図11(A)は図11(B)のA−A間の断面図である。この第6変形例では、電池14の+電極14a及び−電極14bのそれぞれの近傍にモールド部75aが形成される。このモールド部75aは図示しない注入孔から貫通穴76を介してモールド材料が流入して形成されたもので、溝部75bが形成され、この溝部75aを+電極14a及び−電極14bのそれぞれが貫通している。このように+電極14a及び−電極14bのそれぞれが溝部75aに挿入され、且つモールド部75aにより取り囲まれているので、プリント配線基板40の上部の水滴による電池14の端子間の絶縁低下を防止することができる。
【0055】
図12は、本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの構造を分解して示す斜視図である。図12では、ホットメルトモールディングする前の状態とホットメルトモールディングした後に搭載される電池14及び感震器8を示しているが、ホットメルトモールディングの際に形成される電池14の端子間の仕切り部分や金属製取付板38を取り付けるための角穴40fをモールド材料で塞いだ部分は示していない。また、ホットメルト樹脂を流し込むための貫通穴も図示を省略している。
【0056】
図12において、プリント配線基板40の裏面には、図示しないがCPU10やその他の電子部品が搭載されており、ガスメータの下ケース19Aに収容された永久磁石5の回転を検出するリードスイッチ9がホットメルト樹脂でモールドされて流量センサユニット55を構成し、流量センサユニット55の爪部55aがプリント配線基板40の角穴40aに挿入されている。リードスイッチ9のリード線部50aはプリント配線基板40のホールに差し込まれ半田付けされている。
【0057】
LED12及びテストスイッチ11はホットメルト樹脂でモールドされてテストスイッチユニット65を構成している。このテストスイッチユニット65の爪部60aはプリント配線基板40の角穴40bに挿入され、LED12及びテストスイッチ11のリード線部はプリント配線基板40のホールに挿入されて半田付けされている。
【0058】
また、このマイコンメータ制御ユニットをガスメータに取り付けるための金属製取付板38の突起部38aは、プリント配線基板40の角穴40fに挿入され、突起部38aの溝部が広げられることによりプリント配線基板40と結合されている。この金属製取付板38はモールドする前にプリント配線基板40にかしめられる。
【0059】
プリント配線基板40の上面の後方に立てられた金属製ピンから成る端子41は、圧力センサ2や別置の感震器と接続するための端子である。この金属製ピンから成る端子41の立っているプリント配線基板40の部分には切り込みが設けられ、櫛状になっている。端子41は後に半田接続用に使用されるのでホットメルトモールディングができない。そのため、端子41間の絶縁距離を大きくするためにプリント配線基板40に切り込みが設けられている。プリント配線基板40は片面配線基板であり、表側(上面側)には配線パターンがないので、端子41は、裏面(下面側)の配線パターンに半田付けされている。
【0060】
また、遮断弁4等と接続するためのリード線部はホットメルト樹脂でモールドされてリード線ユニット45を構成しており、リード線ユニット45の下部に形成された突起部45aがプリント配線基板40の角穴40eにはめ込まれている。リード線43の先端はプリント配線基板40の裏面で半田付けされている。電池14と感震器8はプリント配線基板40の上面にホットメルトモールディングした後に搭載され、感震器8の爪部8aはプリント配線基板40の角穴40cに挿入され、各接続端子はプリント配線基板40のスルーホールに挿入し半田付けされる。
【0061】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、短時間で作製することができ、均一な耐湿度性能を有し、しかも安価なマイコンメータ制御ユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの、ホットメルトモールディングで保護層が形成される前の構造を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの、ホットメルトモールディングで保護層が形成された後の構造を示す図である。
【図3】図2に示したマイコンメータ制御ユニットをホットメルトモールディングにより一体成形する工程の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの第1変形例の、ホットメルトモールディングで保護層が形成される前の構造を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの第1変形例の、ホットメルトモールディングで保護層が形成された後の構造を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの第1変形例をホットメルトモールディングにより一体成形する工程の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの第2変形例を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの第3変形例を説明するための図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの第4変形例を説明するための図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの第5変形例を説明するための図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの第6変形例を説明するための図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るマイコンメータ制御ユニットの構造を分解して示す斜視図である。
【図13】従来の遮断機能付きのガスメータの一例を示す斜視図である。
【図14】従来の遮断機能付きガスメータの上ケースを裏面側から見た斜視図である。
【図15】従来のマイコンメータ制御ユニットの概略の機能ブロック図である。
【図16】従来のマイコンメータ制御ユニットの構造を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
2…圧力センサ、4…遮断弁、5…永久磁石、8…感震器、8b…配線パターン、9…リードスイッチ、11…テストスイッチ、14…電池、14a…配線パターン、30…取付部、38…金属製取付板、38a、45a…突起部、38b…凸部、40…プリント配線基板、8a、35a、51a、60a…爪部、40a、40b、40c、40d、40e、40f…角穴、41…端子、43…リード線、45…リード線ユニット、55…流量センサユニット、65…テストスイッチユニット。
Claims (6)
- ガスメータを制御するためのマイコンメータ制御ユニットであって、
プリント配線基板と、
このプリント配線基板に搭載されて前記ガスメータの全体を制御するCPU、ガスの流量を検出する流量センサ、機能チェックのためのテストスイッチ及び状態報知のための発光ダイオードを含む部品と、
前記プリント配線基板及び前記部品をホットメルトモールディングによって一体成形することにより形成された保護層と、
前記ガスメータに取り付けられ、前記ホットメルトモールディングによって形成された取付部と、
を備えたことを特徴とするマイコンメータ制御ユニット。 - ガスメータを制御するためのマイコンメータ制御ユニットであって、
プリント配線基板と、
このプリント配線基板に搭載されて前記ガスメータの全体を制御するCPU及び状態報知のための発光ダイオードを含む部品と、
ホットメルトモールディングによってモールドされた、ガスの流量を検出する流量センサ、機能チェックのためのテストスイッチ及び信号授受のためのリード線を含むモールド部品と、
前記プリント配線基板、前記部品及び前記モールド部品をホットメルトモールディングによって一体成形することにより形成された保護層と、
前記ガスメータに取り付けられ、前記ホットメルトモールディングによって形成された取付部と、
を備えたことを特徴とするマイコンメータ制御ユニット。 - 前記ガスメータに取り付けられる取付部は金属製取付板から成り、
前記金属製取付板は、前記プリント配線基板に形成された配線パターンに接触する位置に凸部が形成され、前記プリント配線基板に形成された穴を貫通する部分の先端部分に溝部が設けられ、該溝部を開くことにより前記プリント配線基板と前記金属製取付板とが固定され、且つ前記金属製取付板と前記プリント配線基板に形成された前記配線パターンとの間が電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマイコンメータ制御ユニット。 - 前記金属製取付板は、かしめによって前記プリント配線基板に固定され、前記保護層は、前記かしめのための穴部分を覆うように形成されていることを特徴とする請求項3に記載のマイコンメータ制御ユニット。
- 前記プリント配線基板は、片面に配線パターンが形成された片面配線基板から成り、前記配線パターンが存在しない面が上面となるように前記ガスメータに取り付けられ、且つ前記保護層は、前記プリント配線基板に設けられた貫通穴を介して前記プリント配線基板の両面を挟み込むように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のマイコンメータ制御ユニット。
- 前記プリント配線基板の上面に搭載される電池の両極端子に接続される配線パターン間に前記ホットメルトモールディングによって仕切り壁が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のマイコンメータ制御ユニット。
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