JP3842662B2 - ピボット軸操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピボットヒンジに用いられるピボット軸操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の出入口のドアは壁等と一体の出入口枠にピボットヒンジを介して取り付けられる場合がある。特開2001−90425はピボットヒンジの一例について開示する。このピボットヒンジは、次のような構成のピボット軸操作装置を備えている。すなわち、出入口のドアに形成されたピボット穴と、出入口枠に固定された固定体と、固定体側からピボット穴に対し出入可能なピボット軸と、ピボット軸をスライド自在に支持する固定体に形成されたスライド穴と、ピボット軸に連結される固定体に支持されたレバーと、固定体の内側に螺進するときにレバーを介しピボット軸をピボット穴内に突出させ固定体の外側に螺進するときにレバーを介しピボット軸をピボット穴外に離脱させる固定体に螺合したレバー操作ネジとを具備している。レバー操作ネジを一方に回して固定体の内側へと螺進させると、レバーが一方の向きに回動してピボット軸をピボット穴内に侵入させる。これにより、ピボットヒンジが結合し、ドアはピボット軸を支点にして開閉可能になる。また、レバー操作ネジを逆向きに回して固定体の外側に螺進させると、レバーが他方の向きに回動してピボット軸をピボット穴から離脱させる。これにより、ピボットヒンジが分離され、ドアは出入口枠から取り外し可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のレバー操作ネジのネジ穴は、ドアが出入口枠に取り付けられた後は、化粧板により完全に遮蔽される。そのため、一旦ドアの取り付け工事が完了した後は、レバー操作ネジの締め付け具合、レバー操作ネジの存否等について確認することができない。その確認のためには、逐一化粧板を取り外さなければならず面倒である。また、修理等のためにドアを出入口枠から外す場合も逐一化粧板を取り外さなければならず面倒である。
【0004】
本発明の目的は、レバー操作ネジの締め付け具合、レバー操作ネジの存否等を簡易に確認することができ、また修理等に際しドアを出入口枠から簡易かつ迅速に外すことができるピボット軸操作装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明は、出入口のドア(1)に形成されたピボット穴(2)と、出入口枠(3)に固定された固定体(4)と、固定体(4)側からピボット穴(2)に対し出入可能なピボット軸(5)と、ピボット軸(5)をスライド自在に支持する固定体(4)に形成されたスライド穴(6)と、ピボット軸(5)に連結される固定体(4)に支持されたレバー(7)と、固定体(4)の内側に螺進するときにレバーを介しピボット軸(5)をピボット穴(2)内に突出させ固定体(4)の外側に螺進するときにレバー(7)を介しピボット軸(5)をピボット穴(2)外に離脱させる固定体(4)のネジ穴(8b)に螺合したレバー操作ネジ(8)とを具備してなるピボット軸操作装置において、レバー操作ネジ(8)が固定体(4)の内側に没入した状態で固定体(4)のネジ穴(8b)の開口部に装着されるインジケータ部材(23,25)を備え、インジケータ部材(27)はレバー操作ネジ(8)を抜け止めする筒片(30)を有し、レバー操作ネジ(8)は筒片(30)内に入り込み可能であるピボット軸操作装置を採用する。
【0006】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のピボット軸操作装置において、インジケータ部材(23,25)の中央にレバー操作ネジ(8)よりも小径の工具挿入穴(24,26)が形成されたピボット軸操作装置を採用する。
【0007】
また、請求項3に係る発明は、請求項1に記載のピボット軸操作装置において、インジケータ部材(23,25)にレバー操作ネジ(8)の状態を見るための覗き穴(24,26)が形成されたピボット軸操作装置を採用する。
【0008】
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のピボット軸操作装置において、固定体(4)はレバー操作ネジ(8)が貫通する貫通穴(22)を有した化粧板(18)を備え、インジケータ部材(27)は化粧板(18)の貫通穴(22)の縁を挟み込む第1及び第2のフランジ片(28,29)を備えたピボット軸操作装置を採用する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るピボット軸操作装置の実施の形態について添付図面を参照して詳述する。
【0010】
<実施の形態1>
図1乃至図3に示すように、このピボット軸操作装置は、出入口のドア1に形成されたピボット穴2と、出入口枠3に固定された固定体4と、固定体4側からピボット穴2に対し出入可能なピボット軸5と、ピボット軸5をスライド自在に支持する固定体4に形成されたスライド穴6と、ピボット軸5に連結される固定体4に支持されたレバー7と、固定体4の内側に螺進するときにレバー7を介しピボット軸5をピボット穴2内に突出させ固定体4の外側に螺進するときにレバー7を介しピボット軸5をピボット穴2外に離脱させる固定体4に螺合したレバー操作ネジ8とを具備する。
【0011】
ピボット穴2は、図2に示すように、ピボット軸5に対して回動可能に支持する軸受の穴としてドア1の上端に形成される。図示しないが、ドア1の下端にも同様なピボット穴が形成される。
【0012】
固定体4は略長方形の板材で形成される。この固定体4は、出入口枠3におけるドア1の上縁に対向する面に固定ネジ等の所望の固定手段により固定される。出入口枠3の固定体4よりも上側には、このピボット軸5の操作装置を収納するための空洞が設けられている。
【0013】
ピボット軸5は丸棒等の棒材で形成される。固定体4にはピボット軸5がドア1側に向かってスライドするスライド穴6が筒体10によって付与される。固定体4には嵌合穴が形成され、この嵌合穴に筒体10が出入口枠3側から嵌め込まれ、固定体4と一体化される。ピボット軸5はスライド穴6内を固定体4に対し垂直方向にスライドし、固定体4の下面から出没することでピボット穴2に対し出入する。
【0014】
レバー7は固定体4の上方をその長さ方向に沿って伸び、固定体4に設けられたブラケット11に水平軸12を介して上下方向に回動可能に支持される。レバー7の水平軸12を中心にした片側は筒体10の方に伸び、その細い棒状の先端が筒体10の側面に形成された縦溝13を筒体10内へと貫通し、ピボット軸5の側面に形成された横穴14内に入り込む。このため、レバー7が水平軸12を支点にして上下に回動すると、ピボット軸5がスライド穴6内を上下にスライドする。
【0015】
また、レバー7の水平軸12を中心にしたピボット軸5側の中間部には、固定体4に向かって突出するインジケータ片15が形成される。固定体4にはインジケータ片15に対応してインジケータ片15の出入穴16が形成される。ピボット軸5がピボット穴2内に適正に入ると、図2のごとくインジケータ片15が出入穴16内に侵入し、インジケータ片15の先端が固定体4の出入穴16から覗いているのを固定体4の下方から視認することができる。ピボット軸5がピボット穴2から離脱するか又はピボット軸5のピボット穴2への侵入が不完全であると、図1のごとくインジケータ片15が出入穴16内に少しだけ侵入するか又は出入穴16の中程までしか侵入せず、インジケータ片15の先端を固定体4の出入穴16外から明確に視認することができない。
【0016】
レバー操作ネジ8は固定体4を上下に貫通するように設けられ、その上端がレバー7における水平軸12を中心にした他の片側に玉継手17を介し連結されている。レバー操作ネジ8のネジ軸8aの雄ネジは固定体4に垂直に形成されたネジ穴8bの雌ネジに螺合している。ネジ軸8aの下端にはねじ回し用ドライバ等の工具(図示せず)を挿入するための溝8cが形成される。溝8cに工具を挿入してレバー操作ネジ8を固定体4の内側に螺進するように回すと、レバー7が図2に示すように水平軸12の回りを反時計方向に回動し、ピボット軸5をピボット穴2に侵入させる。レバー操作ネジ8が固定体4の外側に螺進するようにレバー操作ネジ8を逆方向に回すと、レバー7が図1に示すように水平軸12の回りを時計方向に回動し、ピボット軸5をピボット穴2から離脱させる。
【0017】
また、図1乃至図3に示すように、固定体4のドア1に対向する面には化粧板18が必要に応じて取り付けられる。化粧板18は止めネジ19により固定体4に固定され、固定体4から覗く筒体10の端面、ブラケット11の切り出し部等を遮蔽する。化粧板18には、筒体10のスライド穴6に連通するガイド穴20、インジケータ片15の出入穴16に連通する窓穴21、レバー操作ネジ8が貫通する貫通穴22が夫々設けられ、各穴からピボット軸5、インジケータ片15、レバー操作ネジ8が露出する。
【0018】
このピボット軸5の操作装置には、図2及び図3に示すように、ピボット軸5がピボット穴2に完全に挿入されたことを表示するためのインジケータ部材であるインジケータキャップ23が設けられる。すなわち、レバー操作ネジ8が固定体4内に没入した状態において、円盤状のインジケータキャップ23がネジ穴8bの開口部に装着される。インジケータキャップ23がネジ穴8bの開口部に装着されていることでドア1のピボット穴2にピボット軸5が適正に挿入されていることが外部から視認される。インジケータキャップ23は化粧板18の下から化粧板18の貫通穴22の縁に嵌め込まれ固定される。この貫通穴22にはインジケータキャップ23をより強固に保持するため、図2に示すように逆テーパ面を形成してもよい。また、化粧板18が省略される場合等においてはインジケータキャップ23を固定体4のネジ穴8bに嵌め込むようにして固定体4に直に取り付けても良い。インジケータキャップ23の存在を視認しやすくするため、インジケータキャップ23に彩色しておいてもよい。
【0019】
また、インジケータキャップ23の中央には、望ましくはレバー操作ネジ8のネジ軸8aよりも小径の工具挿入穴24が形成される。これにより、工具を工具挿入穴24からネジ穴8b内に挿入してレバー操作ネジ8の溝8cに係止し、レバー操作ネジ8を緩めると、図1に示すように、ピボット軸5をピボット穴2から筒体10内へと抜き取ると同時にインジケータキャップ23を固定体4から除去することができる。この工具挿入穴24はレバー操作ネジ8の状態を見るための覗き穴としても機能する。覗き穴からレバー操作ネジ8の存否又はレバー操作ネジ8の下端の位置を観察することで、ピボット軸5とピボット穴2との係合状態の良否を判別することができる。
【0020】
次に、上記構成のピボット軸操作装置の作用を説明する。
【0021】
ドア1を出入口枠3に取り付ける場合、ピボット軸5とその操作装置を図1に示す状態にセットし、ドア1のピボット穴2を出入口枠3におけるピボット軸5のスライド穴6に臨ませる。
【0022】
次いで、図1に示すレバー操作ネジ8の溝8cにドライバ等の工具を挿入し、レバー操作ネジ8を固定体4の内側へと螺進させる。これにより、図2に示すようにレバー7が水平軸12の回りを反時計方向に回動し、ピボット軸5を下方へ押し下げる。ピボット軸5はスライド穴6に案内されて固定体4の下方へ突出し、ドア1のピボット穴2内へと侵入する。
【0023】
図2に示すように、ピボット軸5がピボット穴2内に適正に入り込むと、レバー操作ネジ8のネジ軸8aは完全に固定体4の内側へと没する。そこで、ピボット軸5とピボット穴2との係合が完了したことを印すため、インジケータキャップ23が固定体4のネジ穴8bの開口部に装着される。インジケータキャップ23はネジ穴8bに嵌め込んで固定しても良いし、化粧板18の貫通穴22に嵌め込んで固定してもよい。
【0024】
その他、ドア1の下側のピボット穴にも床側のピボット軸が挿入されており、これによりドア1はピボットヒンジを支点にして回動可能になり、出入口を開閉可能となる。
【0025】
インジケータキャップ23はドア1の上縁と出入口枠3との隙間に収まり、従ってドア1はインジケータキャップ23に干渉されることなく開閉可能である。また、ドア1を開けた際にインジケータキャップ23の存否を点検することでピボット軸5がピボット穴2に適正に挿入されているか否かを確認することができる。また、インジケータキャップ23に工具挿入穴24が形成されている場合は、この穴を覗き穴としてレバー操作ネジ8の状態を見ることができ、レバー操作ネジ8の締め具合等を随時点検することができる。
【0026】
また、図2に示すように、ピボット軸5がピボット穴2内に適正に入り込むと、レバー7のインジケータ片15が固定体4の出入穴16内に侵入し、その先端が化粧板18の窓穴21から視認可能となる。これによってもピボット軸5とピボット穴2との係合状態を確認することができる。
【0027】
ドア1の修理、保守、点検等に際しドア1を出入口枠3から外すには、インジケータキャップ23の工具挿入穴24から工具を挿入し、レバー操作ネジ8を直ちに回すことができる。これにより、図1に示すように、ピボット軸5をピボット穴2から速やかに抜き取り、ドア1を出入口枠3から取り外すことができる。ピボット軸5をピボット穴2から引き抜く向きにレバー操作ネジ8を回す場合、工具挿入穴24はレバー操作ネジ8のネジ軸8aよりも小径に形成されていることから、インジケータキャップ23がレバー操作ネジ8に押されて固定体4から取り除かれる。このため、インジケータキャップ23の固定体4への残留が防止され誤表示が防止される。インジケータキャップ23はドア1が出入口枠3に装着された後、レバー操作ネジ8のネジ穴8bの開口部に再度装着される。
【0028】
<実施の形態2>
図4及び図5に示すように、この実施の形態2におけるピボット軸操作装置は実施の形態1のものと略同様な構成を備えるが、インジケータ部材が粘着シートで形成されたインジケータシール25である点で相違する。
【0029】
図4に示すレバー操作ネジ8の溝8cにドライバ等の工具を挿入し、レバー操作ネジ8を固定体4の内側へと螺進させると、図5に示すようにピボット軸5がピボット穴2内に入り込みレバー操作ネジ8のネジ軸8aが固定体4の内側へと完全に没する。そこで、ピボット軸5とピボット穴2との係合が完了したことを印すため、インジケータシール25が固定体4のネジ穴8bの開口部に貼着される。インジケータシール25は化粧板18の貫通穴22を塞ぐように化粧板18に貼着されるが、化粧板18が省略される場合は固定体4に貼着される。
【0030】
インジケータシール25はドア1の上縁と出入口枠3との隙間に収まり、従ってインジケータシール25はドア1に干渉されて剥がれ落ちることはない。ドア1を開けた際にインジケータシール25の存否を点検することでピボット軸5がピボット穴2に適正に挿入されているか否かを確認することができる。また、インジケータシール25に工具挿入穴26が形成されている場合は、この穴を覗き穴としてレバー操作ネジ8の状態を見ることができ、レバー操作ネジ8の締め具合等を随時点検することができる。
【0031】
また、ドア1の修理、保守、点検等に際しドア1を出入口枠3から外すには、工具挿入穴26から工具を挿入し、レバー操作ネジ8を直ちに回すことができる。これにより、図4に示すように、ピボット軸5をピボット穴2から速やかに抜き取り、ドア1を出入口枠3から取り外すことができる。ピボット軸5をピボット穴2から引き抜く向きにレバー操作ネジ8を回す場合、工具挿入穴26はレバー操作ネジ8のネジ軸8aよりも小径に形成されていることから、インジケータシール25がレバー操作ネジ8に押されて固定体4から剥がし取られる。このため、インジケータシール25の固定体4への残留が防止され誤表示が防止される。インジケータシール25はドア1が出入口枠3に装着された後、レバー操作ネジ8のネジ穴8bの開口部に再度装着される。
【0032】
<実施の形態3>
図6及び図7に示すように、この実施の形態3におけるピボット軸操作装置は実施の形態1のものと略同様な構成を備えるが、インジケータ部材がレバー操作ネジ8の抜け止め手段を備えた点で相違する。
【0033】
インジケータ部材であるインジケータキャップ27は、レバー操作ネジ8が固定体4内に没入した状態においてネジ穴8bの開口部に装着されるリングであり、工具挿入穴24を中央部に有し、化粧板18に穿設された貫通穴22の下開口縁に係止される下フランジ片28と貫通穴22の上開口縁に係止される上フランジ片29とを外周部に有し、レバー操作ネジ8の下端に臨む筒片30を上部に有し、半径方向に伸びる切欠31を所定箇所に有する。
【0034】
筒片30はレバー操作ネジ8の抜け止め手段として機能するように、インジケータキャップ27が貫通穴22に嵌め込まれた状態において、レバー操作ネジ8が緩んだ場合にレバー操作ネジ8の下端が筒内に侵入しうるように形成される。具体的には、筒片30はその内径Bがレバー操作ネジ8の外径と略同じか又はやや大きくなるように形成され、レバー操作ネジ8が緩んで降下すると、その下端が筒片30の空洞内に入り込むようになっている。筒片30内にレバー操作ネジ8の下端が入り込むと筒片30が小径となることを阻止され、上フランジ部31の外径が貫通穴22の径Cよりも小径とならず、インジケータキャップ27の脱落が阻止され、これによりレバー操作ネジ8の抜けが防止される。
【0035】
インジケータキャップ27の工具挿入穴24からレバー操作ネジ8の締付け状態を確認することができる。更に、工具を工具挿入穴24からネジ穴8b内に挿入してレバー操作ネジ8を増し締めする等の調整をすることができる。
【0036】
下フランジ片28と上フランジ片29はいずれも環状、凹凸状等の所望の形状に形成され、下フランジ片28の外径と上フランジ片29の外径Cはいずれも化粧板18の貫通穴22の内径Aよりも大きく、インジケータキャップ27が貫通穴22に挿入されると、上下のフランジ片29,28が貫通穴22の内外縁を挟み込み、インジケータキャップ27を貫通穴22に固定する。
【0037】
インジケータキャップ27を化粧板18の下から貫通穴22の縁に嵌め込みやすくするため、上フランジ片29はその外径Dが貫通穴22の径Cよりも少しだけ大きくなるように形成され、また上フランジ片29とストッパ片30との間における貫通穴22の縁に対向する箇所には斜面31が形成される。
【0038】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、出入口のドアに形成されたピボット穴と、出入口枠に固定された固定体と、固定体側からピボット穴に対し出入可能なピボット軸と、ピボット軸をスライド自在に支持する固定体に形成されたスライド穴と、ピボット軸に連結される固定体に支持されたレバーと、固定体の内側に螺進するときにレバーを介しピボット軸をピボット穴内に突出させ固定体の外側に螺進するときにレバーを介しピボット軸をピボット穴外に離脱させる固定体に螺合したレバー操作ネジとを具備してなるピボット軸操作装置において、レバー操作ネジが固定体の内側に没入した状態で固定体のネジ穴の開口部に装着されるインジケータ部材を備えたことから、インジケータ部材を随時視認することでピボット軸とピボット穴との係合状態を簡易に確認することができる。また、インジケータ部材の筒片がレバー操作ネジを抜け止めするので、レバー操作ネジひいてはピボット軸を常時適正位置に保持することができる。
【0039】
請求項2の発明によれば、請求項1に記載のピボット軸操作装置において、インジケータ部材の中央にレバー操作ネジよりも小径の工具挿入穴が形成されたことから、レバー操作ネジを緩めピボット軸をピボット穴からの抜き取ると同時にインジケータ部材をネジ穴から除去することができる。従って、インジケータ部材の固定体への残留が防止され誤表示が防止される。
【0040】
請求項3の発明によれば、請求項1に記載のピボット軸操作装置において、インジケータ部材にレバー操作ネジの状態を見るための覗き穴が形成されたことから、覗き穴からレバー操作ネジの存否又はレバー操作ネジの下端の位置を観察することで、ピボット軸とピボット穴との係合状態の良否を簡易に判別することができる。
【0041】
請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のピボット軸操作装置において、インジケータ部材が化粧板の貫通穴に挿入されると、第1及び第2のフランジ片が貫通穴の縁を挟み込み、インジケータ部材を貫通穴に固定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るピボット軸操作装置を示す垂直断面図であり、ピボット軸をピボット穴から離脱させた状態を示す。
【図2】ピボット軸をピボット穴に挿入した状態で示すピボット軸操作装置の垂直断面図である。
【図3】ピボット軸操作装置の底面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るピボット軸操作装置を示す垂直断面図であり、ピボット軸をピボット穴から離脱させた状態を示す。
【図5】ピボット軸をピボット穴に挿入した状態で示すピボット軸操作装置の垂直断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係るピボット軸操作装置の垂直断面図であり、ピボット軸をピボット穴に挿入した状態を示す。
【図7】ピボット軸操作装置の底面図である。
【符号の説明】
1…ドア
2…ピボット穴
3…出入口枠
4…固定体
5…ピボット軸
6…スライド穴
7…レバー
8…レバー操作ネジ
8b…ネジ穴
23…インジケータキャップ
25…インジケータシール
30…筒片

Claims (4)

  1. 出入口のドアに形成されたピボット穴と、出入口枠に固定された固定体と、固定体側からピボット穴に対し出入可能なピボット軸と、ピボット軸をスライド自在に支持する固定体に形成されたスライド穴と、ピボット軸に連結される固定体に支持されたレバーと、固定体の内側に螺進するときにレバーを介しピボット軸をピボット穴内に突出させ固定体の外側に螺進するときにレバーを介しピボット軸をピボット穴外に離脱させる固定体のネジ穴に螺合したレバー操作ネジとを具備してなるピボット軸操作装置において、レバー操作ネジが固定体の内側に没入した状態で固定体のネジ穴の開口部に装着されるインジケータ部材を備え、インジケータ部材はレバー操作ネジを抜け止めする筒片を有し、レバー操作ネジは筒片内に入り込み可能であることを特徴とするピボット軸操作装置。
  2. 請求項1に記載のピボット軸操作装置において、インジケータ部材の中央にレバー操作ネジよりも小径の工具挿入穴が形成されたことを特徴とするピボット軸操作装置。
  3. 請求項1に記載のピボット軸操作装置において、インジケータ部材にレバー操作ネジの状態を見るための覗き穴が形成されたことを特徴とするピボット軸操作装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のピボット軸操作装置において、固定体はレバー操作ネジが貫通する貫通穴を有した化粧板を備え、インジケータ部材は化粧板の貫通穴の縁を挟み込む第1及び第2のフランジ片を備えたことを特徴とするピボット軸操作装置。
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